JP5764936B2 - 厚鋼板のデスケーリング設備およびデスケーリング方法 - Google Patents

厚鋼板のデスケーリング設備およびデスケーリング方法 Download PDF

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Description

本発明は、厚鋼板のデスケーリング設備およびデスケーリング方法に関するものである。
厚鋼板を製造するプロセスでは、例えば図1に示すような製造設備(製造ライン)において、スラブを加熱炉1で加熱し、圧延機2で熱間圧延(粗圧延、仕上圧延)を行った後、加速冷却設備5で水冷または空冷を行って組織を制御している。水冷によって比較的低い温度、例えば450〜650℃程度に冷却すると、微細なフェライトやベイナイト組織が得られ、厚鋼板(以下、単に「鋼板」とも言う)の強度を確保できるので、スプレー冷却水やラミナー冷却水などによって鋼板を冷却する技術が一般的である。また、近年では、高い冷却速度を得て組織をより微細化し、鋼板の強度を上げる技術の開発が盛んである。
鋼板の冷却速度は、表面のスケール厚が厚いほど冷却速度が高くなることが知られている。したがって、特許文献1のように、仕上圧延後に、鋼板の矯正とデスケーリングを行ってスケールを一様に薄くしてから水冷することによって、鋼板面内の冷却速度をそろえ、均一な材質の製品を得ようとする技術がある。
また、鋼板幅方向(以下、単に「幅方向」ともいう)で均一なデスケーリングを行うために、特許文献1のように、デスケーリングノズル(以下、単に「ノズル」ともいう)から噴射される高圧水の流量を、幅方向の端部と中央部ともう一方の端部で異なる分布とすることで、スケール剥離不良をなくそうとする技術がある。
ちなみに、図1においては、圧延機2での熱間圧延後に鋼板の矯正とデスケーリングを行うために、プリレベラ(第1熱間矯正機)3とデスケーリング設備4が設置されている。また、加速冷却設備5での冷却後に鋼板の矯正を行うために、ホットレベラ(第2熱間矯正機)6が設置されている。
特開2006−247714号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような従来技術には、鋼板表裏全面にわたるデスケーリングを必ずしも適切に行えないという問題がある。
図11は、特許文献1に記載のような従来技術における厚鋼板のデスケーリング設備の側面図を示すものである。
図11に示すように、従来技術では、加速冷却設備5の鋼板搬送方向上流側に設置されているデスケーリング設備4において、鋼板10の搬送方向に1本(1列)のデスケーリングヘッダ(上デスケーリングヘッダ11、下デスケーリングヘッダ13)が設けられている。そして、上デスケーリングヘッダ11には上デスケーリングノズル12が取り付けられており、下デスケーリングヘッダ13には下デスケーリングノズル14が取り付けられている。
なお、加速冷却設備5は、上面ラミナー冷却ヘッダ21、上ラミナーノズル22、下面ラミナー冷却ヘッダ23、下ラミナーノズル24、水切りロール26を備えている。図11中の25は滞留冷却水、31はテーブルローラーである。
このような従来技術において、デスケーリング能力を高めるために、デスケーリングヘッダを鋼板搬送方向に複数本(複数列)配置した場合には、搬送方向下流側に設置したデスケーリングヘッダから噴射されたデスケーリング水が鋼板に衝突後、上流側へ流れ、搬送方向上流側に設置したデスケーリングヘッダから噴射されたデスケーリング水に干渉し、デスケーリング性能が低下して、均一なデスケーリングを妨げるという問題がある。
また、従来技術では、パスライン上の鋼板に対して、各デスケーリングノズルの噴射範囲(噴射領域、衝突領域)が隣り合うデスケーリングノズルの噴射範囲(噴射領域、衝突領域)と幅方向で10%程度ラップするようになっているが、鋼板が大きく反った場合は、パスラインから離れた鋼板に対して、各デスケーリングノズルの衝突領域が幅方向でラップしなくなり、均一なデスケーリングができなくなるという問題がある。
つまり、図12(a)に示すように、鋼板10が全く平坦で、パスライン上に位置している鋼板10aであれば、その鋼板10(10a)に対して各デスケーリングノズル(上デスケーリングノズル12、下デスケーリングノズル14)からの噴射水(デスケーリング水)の衝突領域が幅方向で全てラップし(ラップ部15)、均一なデスケーリングができる。しかし、例えば、図12(b)に示すように、鋼板10が大きく上反り(反り量δ)をした場合、パスラインから上方に離れた部分の鋼板10(10b)の上面側のデスケーリングノズル12と鋼板10bの上面との距離が短くなって、上デスケーリングノズル12からの噴射水(デスケーリング水)が衝突しない部分(非衝突部16)が幅方向の一部にできてしまい、均一なデスケーリングができなくなる。鋼板10の形状が悪い場合も同様で、デスケーリングノズル12、14の噴射距離が短くなると、均一なデスケーリングができなくなる。
このようにして均一なデスケーリングができなくなると、均一な冷却ができなくなるから、鋼板面内で温度むらが大きくなって、材質が大きくばらつくという問題が生じる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、熱間圧延後の厚鋼板のデスケーリングを行うに際して、厚鋼板の幅方向全面にわたりデスケーリングを行うことができ、均一な冷却を行って材質ばらつきの小さい厚鋼板を製造可能にする厚鋼板のデスケーリング設備およびデスケーリング方法を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]熱間圧延後の厚鋼板のデスケーリング設備であって、前記デスケーリング設備は、熱間矯正機よりも搬送方向下流側でかつ、加速冷却設備の上流側にあり、前記デスケーリング設備を構成するヘッダが搬送方向に2本以上並べて配置され、各ヘッダから噴射されたデスケーリング水の鋼板への衝突位置が、搬送方向に600mm以上離れていることを特徴とする厚鋼板のデスケーリング設備。
[2]搬送方向に2本以上並べたヘッダ間の厚鋼板の上方に、各上面ヘッダから噴射されたデスケーリング水が鋼板に衝突した後の飛散水を回収するための厚鋼板幅方向に延びる樋が設けられ、前記樋の側壁が鉛直方向に5〜25°内側に傾斜していることを特徴とする前記[1]に記載の厚鋼板のデスケーリング設備。
[3]各ヘッダの幅方向のノズルピッチLpが、
n・Lw/2<Lp≦n・Lw(H−δ)/H
を満たすことを特徴とする前記[1]または[2]に記載の厚鋼板のデスケーリング設備。
ここで、n:搬送方向のヘッダ本数、Lw:パスラインにある厚鋼板に対するノズル1個当たりの厚鋼板幅方向の衝突領域幅、H:パスラインにある厚鋼板からノズル先端までの高さ、δ:厚鋼板に発生する最大反り量
[4]各ノズルの衝突領域が、厚鋼板搬送方向に対して90°をなして形成されることを特徴とする前記[3]に記載の厚鋼板のデスケーリング設備。
[5]熱間圧延後の厚鋼板のデスケーリング方法であって、デスケーリング設備を熱間矯正機よりも搬送方向下流側でかつ、加速冷却設備の上流側に設置し、前記デスケーリング設備を構成するヘッダを搬送方向に2本以上並べて配置し、各ヘッダから噴射されたデスケーリング水の鋼板への衝突位置が搬送方向に600mm以上離れるようにデスケーリング水を噴射することを特徴とする厚鋼板のデスケーリング方法。
[6]搬送方向に2本以上並べたヘッダ間の厚鋼板の上方に、厚鋼板幅方向に延びる樋を該樋の側壁が鉛直方向に5〜25°内側に傾斜するようにして設け、各上面ヘッダから噴射されたデスケーリング水が鋼板に衝突した後の飛散水を厚鋼板上面より回収することを特徴とする前記[5]に記載の厚鋼板のデスケーリング方法。
[7]厚鋼板に発生する最大反り量δを予め定めておき、各ヘッダの幅方向のノズルピッチLpを、
n・Lw/2<Lp≦n・Lw(H−δ)/H
を満たすように配置することを特徴とする前記[5]または[6]に記載の厚鋼板のデスケーリング方法。
ここで、n:搬送方向のヘッダ本数、Lw:パスラインにある厚鋼板に対するノズル1個当たりの厚鋼板幅方向の衝突領域幅、H:パスラインにある厚鋼板からノズル先端までの高さ
[8]各ノズルの衝突領域を、厚鋼板搬送方向に対して90°をなして形成することを特徴とする前記[7]に記載の厚鋼板のデスケーリング方法。
本発明を用いることにより、熱間圧延後の厚鋼板のデスケーリングを行うに際して、厚鋼板の全面にわたって均一なデスケーリングを行うことができる。これによって、厚鋼板全面の均一な冷却を行うことができ、材質のばらつきの小さい厚鋼板を製造することができる。
本発明の一実施形態における厚鋼板のデスケーリング設備とそれを含む厚鋼板の製造設備を表す図である。 本発明の一実施形態において厚鋼板のデスケーリング設備を表す側面図である(デスケーリングヘッダを2列配置)。 本発明の一実施形態における2列のデスケーリングヘッダの噴射状態を表す上面図である。 2列のデスケーリングヘッダの搬送方向の距離が短い場合にデスケーリング不良が生じる状態を表す上面図である。 本発明の一実施形態において、回収樋に上面飛散水が流入する状態を表す側面図である。 回収樋に上面飛散水が効果的に流入しない状態を表す側面図である。 回収樋に上面飛散水が効果的に流入しない状態を表す側面図である。 本発明の一実施形態において、鋼板の高さ変化があった場合でも、デスケーリング部が完全にラップする状態を表す図である。 本発明の一実施形態における噴射領域を表す上面図である。 本発明の一実施形態における噴射領域を表す側面図である。 従来技術におけるデスケーリング設備を表す側面図である(デスケーリングヘッダを1列配置)。 従来技術において、鋼板の高さ変化があった場合に、デスケーリングの非衝突部が生じる状態を表す図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態では、前述の図1に示した厚鋼板を製造するプロセス(厚鋼板の製造ライン)において、熱間圧延後の厚鋼板のデスケーリングを行う。
すなわち、この実施形態では、図1に示すような製造設備(製造ライン)において、スラブを加熱炉1で加熱し、圧延機2で熱間圧延(粗圧延、仕上圧延)を行った後、加速冷却設備5で水冷または空冷を行って組織を制御しているが、その際に、圧延機2で熱間圧延された鋼板をプリレベラ(第1熱間矯正機)3で矯正し、デスケーリング設備4でデスケーリングを行うようにしている。また、加速冷却設備5で冷却後の鋼板をホットレベラ(第2熱間矯正機)6で矯正するようにしているが、本発明は、加速冷却設備5の形式や、ホットレベラ(第2熱間矯正機)6の有無に限定されるものではない。
そして、図2は、この実施形態における厚鋼板のデスケーリング設備の側面図を示すものである。
図2に示すように、この実施形態では、加速冷却設備5の鋼板搬送方向上流側に設置されているデスケーリング設備4において、鋼板10の搬送方向に2本(2列)のデスケーリングヘッダ(上デスケーリングヘッダ11a、11b、下デスケーリングヘッダ13a、13b)が設けられている。そして、上デスケーリングヘッダ11a、11bにはそれぞれ上デスケーリングノズル12a、12bが取り付けられており、下デスケーリングヘッダ13a、13bにはそれぞれ下デスケーリングノズル14a、14bが取り付けられている。
ちなみに、図2では、鋼板10の搬送方向に2本のデスケーリングヘッダを設けているが、鋼板10の搬送方向に3本以上のデスケーリングヘッダを設けてもよい。また、デスケーリングヘッダが幅方向に複数分割して配置されていてもよい。例えば、板幅方向中央に噴射幅が狭いデスケーリングヘッダを配置し、その両外側に広幅鋼板用のデスケーリングヘッダを配置するなどしてもよい。
なお、加速冷却設備5は、上面ラミナー冷却ヘッダ21、上ラミナーノズル22、下面ラミナー冷却ヘッダ23、下ラミナーノズル24、水切りロール26を備えている。図2中の25は滞留冷却水、31はテーブルローラーである。
このように、この実施形態においては、プリレベラ(第1熱間矯正機)3で鋼板10の反りや形状をある程度矯正してからデスケーリング設備4でデスケーリングを行うので、図12(b)に示したような、大きな反りや形状不良に起因してデスケーリングノズルと鋼板上面の距離が大幅に短くなって、デスケーリング水が衝突しない部分(非衝突部)が幅方向の一部にできてしまうことが抑制されて、噴射領域(衝突領域)を幅方向で完全にラップさせて均一なデスケーリングを行うことができる。
さらに、この実施形態では、デスケーリングノズル12aから噴射されたデスケーリング水の鋼板10への衝突位置(衝突領域)12Aとデスケーリングノズル12bから噴射されたデスケーリング水の鋼板10への衝突位置(衝突領域)12Bとの搬送方向の距離Lhが600mm以上となるようにしている。
このように、衝突位置の搬送方向距離(ヘッダ間隔)Lhを600mm以上離すことで、図3に上面図を示すように、搬送方向下流側に設置したデスケーリングヘッダ11bから噴射されたデスケーリング水が衝突位置12Bで鋼板10に衝突後、搬送方向上流側に設置したデスケーリングヘッダ11aの衝突位置12Aに到達するまでに減衰するため、上流側に設置したデスケーリングヘッダ11aから噴射されたデスケーリング水への干渉の影響が小さくなる。
これに対して、衝突位置の搬送方向距離(ヘッダ間隔)Lhが600mmより小さいと、図4に上面図を示すように、搬送方向下流側に設置したデスケーリングヘッダ11bから噴射されたデスケーリング水が衝突位置12Bで鋼板10に衝突後、ほとんど減衰することなく上流側へ流れ、搬送方向上流側に設置したデスケーリングヘッダ11aから噴射されたデスケーリング水に干渉し、デスケーリング性能が著しく低下する。
さらに、この実施形態では、図2、図5に示すように、上デスケーリングヘッダ11a、11bから噴射されたデスケーリング水が鋼板10に衝突した後の飛散水17を回収するために、鋼板幅方向に延びる樋19を上デスケーリングヘッダ11aと上デスケーリングヘッダ11bの間に設けている。この回収樋19を設けることで、飛散水17を回収することができ、鋼板上面の滞留水を低減し、デスケーリング能力の低下を抑制できる。逆に言えば、回収樋19を設けない場合、鋼板上面に滞留水が多くなり、デスケーリングヘッダ11a、11bから噴射されたデスケーリング水が鋼板表面に衝突することを阻害し、デスケーリング性能が低下する。
その際に、回収樋19の側壁が鉛直方向にη=5〜25°の角度で樋19の内側に傾斜していることが良い。図6に示すように、回収樋19の側壁の角度ηが鉛直方向に5°未満であると、樋側壁に衝突した飛散水18が、前後に飛散するため、飛散水17を効率よく回収できない。また、図7に示すように、回収樋19の側壁の角度ηが鉛直方向に25°より大きいと、回収樋19の上方の隙間が小さく、樋側壁に衝突した飛散水18が隙間を飛び越えるため、飛散水17を効率よく回収できない。より好ましくはη=5〜15°である。
また、鋼板10上面と回収樋19の隙間は50〜200mm程度とすることが好ましい。前述したように、この実施形態においては、プレレベラ(第1熱間矯正機)3で鋼板10の大きな反りや形状をある程度矯正してからデスケーリング設備4でデスケーリングを行うので、鋼板10と回収樋19の間隔を50mm程度まで短くすることができる。一方、鋼板10と回収樋19の間隔が200mmを超えると、飛散水17を効率よく回収できない。
加えて、この実施形態においては、プリレベラ(第1熱間矯正機)3で鋼板10の反りや形状をある程度矯正し、その矯正後の反り量を把握しておき、その反り量に応じたデスケーリングノズルピッチとすることで、噴射領域を幅方向で完全にラップさせることができるようにしている。
すなわち、それぞれのデスケーリングヘッダ11a、11bにおけるデスケーリングノズル12a、12bの幅方向ピッチLpが、以下の(1)式を満たすようになっている。
n・Lw/2<Lp≦n・Lw(H−δ)/H ・・・(1)
ここで、Lwはパスラインにある鋼板に対するデスケーリングノズル1本(1個)当たりの鋼板幅方向の噴射領域幅(衝突領域幅)、Hは鋼板の反りがない場合の噴射高さ(パスラインにある鋼板からデスケーリングノズル先端までの高さ)、δは鋼板の最大反り量、nは鋼板搬送方向のデスケーリングヘッダ本数(ここでは、n=2)である。
その際に、この実施形態においては、図8(a)に正面図、図8(b)に上面図を示すように、デスケーリングヘッダ11a、11bの2本を配置した場合に、上デスケーリングノズル12aからの噴射パターン(衝突領域)12Aと上デスケーリングノズル12bからの噴射パターン(衝突領域)12Bが千鳥になるように配置されている。
このようにして、この実施形態においては、図8に示すように、鋼板10が上に反って、その上に反った部分の鋼板10bに対する上デスケーリングノズル12a、12bの噴射高さがHからH−δに短くなった場合、上デスケーリングノズル12a、12bの幅方向の衝突領域幅がLwからLw(H−δ)/Hに縮小するのに対応できるように、それぞれの上デスケーリングヘッダ11a、11bにおけるノズルピッチLpを2・Lw(H−δ)/H以下にすることで、デスケーリング装置4全体でみたときのノズルピッチLp/2がLw(H−δ)/H以下となり、鋼板10が反ったときにも、その反った部分の鋼板10bの幅方向で非衝突部を生じることがなくなる。
また、それぞれの上デスケーリングヘッダ11a、11bにおけるノズルピッチLpが、パスラインにある鋼板に対するデスケーリングノズル1個当たりの幅方向の噴射領域幅Lwより大きいと、鋼板10の反りがない場合、噴射領域を搬送方向に対して90°の角度をなして、ノズル12a、12bを設置しても、隣り合うノズルの噴射水が空中でぶつかることなく鋼板10に到達することができ、隣り合うノズルの噴射水に干渉されることなくデスケーリングできる。
一方、ノズルピッチLpがn・Lw/2以下であると、鋼板10の反りがない場合、デスケーリングヘッダ1列で鋼板全幅にデスケーリング水が噴射されることになり、隣り合うデスケーリングノズルの噴射水に干渉されるだけでなく、使用水量も増大し、設備コストが高くなって問題である。したがって、ノズルピッチLpをn・Lw/2超えにしている。
また、各デスケーリングノズルからの噴射領域は、鋼板搬送方向に対して、θ=75〜90°の角度をなして形成されるのがよいが、この実施形態では図9に示すように隣り合うノズルの噴射水によるラップや干渉がないため、θ=90°が最もよい。
また、図10に示すように、デスケーリング水は、鋼板搬送方向に対向するように鉛直下向きよりφ=5°〜15°の角度をなして噴射することが良い。角度φが5°より小さいと、2本目の上デスケーリングヘッダ11bの噴射水(デスケーリング水)のバックフローが多く、搬送方向下流側の水切りロール26でスケールが噛み込み、鋼板10や水切りロール26に疵をつけるという問題が発生する恐れがある。一方、角度φが15°より大きいと、噴射距離が長くなって、衝突圧が低下するだけでなく、1本目の上デスケーリングヘッダ11aの噴射水(デスケーリング水)のバックフローが小さくなりすぎて、2本目の上デスケーリングヘッダ11bの噴射水の干渉を受けやすくなってしまい、デスケーリング性能が著しく低下する。
なお、デスケーリングノズルの幅方向ピッチは、必ずしも鋼板10の上面側と下面側で同じにする必要はない。例えば、製造ラインの特性として鋼板10が上に反る傾向が強ければ、上面側のデスケーリングノズルのピッチを下面側のデスケーリングノズルのピッチよりも小さくしておけばよい。
本発明の実施例を述べる。
この実施例では、図1に示した厚鋼板の製造設備において、加熱炉1から抽出されたスラブを、圧延機2によって熱間圧延(粗圧延、次いで仕上圧延)を行った。製品鋼板の板厚は20mm、板幅は3.2mであり、目標とする強度は590MPa以上であった。圧延機2での仕上圧延の後、プリレベラ(第1熱間矯正機)3によって形状を矯正した後、デスケーリング設備4によってデスケーリングを行った。
その際に、パスラインにある鋼板とデスケーリングノズルとの距離は90mmとし、噴射領域が搬送方向に対してなす角θを90°とした時に、パスラインにある鋼板に対する幅方向の噴射領域幅Lwは80mmであり、鋼板10表面での衝突圧は1.5MPaであった。
そして、先端の反り量がそれぞれ0mm、10mm、20mm、30mmであった鋼板A、B、C、Dに対してデスケーリング設備4によってデスケーリングを行った後、加速冷却設備5によって、Ar3変態点以上の温度から、板厚平均の温度が500℃になるまで加速冷却を行った。
表1に、実施した条件と結果を示す。
まず、本発明例1として、上記の本発明の一実施形態に基づいてデスケーリングを行った。すなわち、図2に示したような、搬送方向にデスケーリングヘッダが2本設置されているデスケーリング設備を用いてデスケーリングを行う際に、ヘッダ間隔Lhを800mmとした。また、噴射領域が搬送方向に対してなす角θを80°とし、パスラインにある鋼板に対する幅方向の噴射領域幅Lwは78.8mmとなり、前記(1)式を満足するように、ノズルピッチLpを75mmとした。なお、回収桶は設置しなかった。
その結果、本発明例1では、ヘッダ間隔Lhを800mmとしたことによって、搬送方向下流側に設置したヘッダから噴射されたデスケーリング水が搬送方向上流側に設置したヘッダから噴射されたデスケーリング水の干渉を抑制し、鋼板A〜Dの全てについて、鋼板全面で均一な冷却を行うことができた。このため、500℃まで加速冷却しても得られた厚鋼板の幅方向の強度のばらつきが30MPaと小さかった。
また、本発明例2として、上記の本発明例1と同一の条件のもとで、さらに回収桶は設置した。その際に、回収桶の側壁の角度η=5°のものを用いた。
その結果、本発明例2では、鋼板上面の飛散水を回収できたので、搬送方向下流側に設置したヘッダから噴射されたデスケーリング水が搬送方向上流側に設置したヘッダから噴射されたデスケーリング水を干渉することがなくなり、鋼板A〜Dの全てについて、鋼板全面で均一な冷却を行うことができた。このため、500℃まで加速冷却しても得られた厚鋼板の幅方向の強度のばらつきが20MPaとさらに小さくなった。
また、本発明例3として、噴射領域が搬送方向となす角度θと幅方向の噴射領域幅LwおよびノズルピッチLp以外は上記の本発明例2と同一の条件のもとで、噴射領域が搬送方向となす角度θを90°として噴射領域幅Lwを80mmするとともに、前記(1)式は満足させて、ノズルピッチLpを100mmとした。
その結果、本発明例3では、鋼板A〜Dの全てについて、鋼板全面で均一な冷却を行うことができ、さらに鋼板上面の飛散水を回収できた。このため、500℃まで加速冷却しても得られた厚鋼板の幅方向の強度のばらつきが20MPaとさらに小さくなった。その上、本発明例2より、少ないノズル数と流量でデスケーリングを行うことができた。
これに対して、比較例1として、図11に示したような、搬送方向にデスケーリングヘッダが1本設置されているデスケーリング設備を用いてデスケーリングを行った。その際に、噴射領域を幅方向にラップさせるために、噴射領域が搬送方向に対してなす角θを75°とし、パスラインにある鋼板に対する幅方向の噴射領域幅Lwは77.3mmとなり、ノズルピッチLpを75mmとした。
その結果、比較例1では、前記(1)式を満足せず、反りがある鋼板B、鋼板C、鋼板Dについては、噴射領域が幅方向でラップせず、一部でスケール残りがあった。このため、加速冷却で温度むらが発生し、得られた厚鋼板の幅方向の強度のばらつきは60MPaと大きかった。
また、比較例2として、図2に示したような、搬送方向にデスケーリングヘッダが2本設置されているデスケーリング設備を用いてデスケーリングを行う際に、ヘッダ間隔Lhは250mmとした。また、噴射領域が搬送方向に対してなす角θを90°とし、パスラインにある鋼板に対する幅方向の噴射領域幅Lwは80mmとなり、ノズルピッチLpを100mmとした。なお、回収桶は設置しなかった。
その結果、比較例2では、ヘッダ間隔Lhを250mmとしたため、搬送方向下流側に設置したヘッダから噴射されたデスケーリング水が上流側に設置したヘッダから噴射されたデスケーリング水に干渉し、反りがある鋼板B〜Dで、一部スケール残りがあった。このため、加速冷却で温度むらが発生し、得られた厚鋼板の幅方向の強度ばらつきが60MPaと大きかった。
Figure 0005764936
以上の結果より、デスケーリングヘッダを搬送方向に600mm以上離して設置し、好ましくはヘッダ間の厚鋼板上方に幅方向に延びる樋を設けて厚鋼板上面の飛散水を回収することにより、厚鋼板の全面にわたって均一なデスケーリングを行うことができることがわかった。さらに、厚鋼板に発生する最大反り量を予め把握しておき、前記(1)式を満足するようにデスケーリングヘッダの幅方向のノズルピッチを定めることにより、鋼板に反りが発生した場合であっても厚鋼板の全面にわたって均一なデスケーリングを行うことができることがわかり、これによって、本発明の有効性が確認された。
1 加熱炉
2 圧延機
3 プリレベラ(第1熱間矯正機)
4 デスケーリング設備
5 加速冷却設備
6 ホットレベラ(第2熱間矯正機)
10 鋼板(厚鋼板)
10a パスラインにある鋼板
10b パスラインから上方に離れた部分の鋼板
11 上デスケーリングヘッダ
11a 1列目(1本目)の上デスケーリングヘッダ
11b 2列目(2本目)の上デスケーリングヘッダ
12 上デスケーリングノズル
12a 1列目(1本目)の上デスケーリングノズル
12b 2列目(2本目)の上デスケーリングノズル
12A 1列目(1本目)の上デスケーリングノズルの衝突領域
12B 2列目(2本目)の上デスケーリングノズルの衝突領域
13 下デスケーリングヘッダ
13a 1列目の下デスケーリングヘッダ
13b 2列目の下デスケーリングヘッダ
14 下デスケーリングノズル
14a 1列目の下デスケーリングノズル
14b 2列目の下デスケーリングノズル
15 ラップ部
16 非衝突部
17 飛散水
18 樋側壁に衝突した飛散水
19 回収樋
21 上面ラミナー冷却ヘッダ
22 上ラミナーノズル
23 下面ラミナー冷却ヘッダ
24 下ラミナーノズル
25 滞留冷却水
26 水切りロール
31 テーブルローラー

Claims (6)

  1. 熱間圧延後の厚鋼板のデスケーリング設備であって、前記デスケーリング設備は、熱間矯正機よりも搬送方向下流側でかつ、加速冷却設備の上流側にあり、前記デスケーリング設備を構成する上面ヘッダが搬送方向に2本以上並べて配置され、各ヘッダから噴射されたデスケーリング水の鋼板への衝突位置が、搬送方向に600mm以上離れているとともに、
    隣接する一方の上面ヘッダのデスケーリング水の幅方向に並んだ噴射パターンと、他方の上面ヘッダのデスケーリング水の幅方向に並んだ噴射パターンとが、搬送方向に並ぶことにより噴射パターンが千鳥になるように配置され、

    デスケーリング直前の厚鋼板に発生する反りが上反りである場合に、上面ヘッダの各ヘッダの幅方向のノズルピッチLpが、
    n・Lw/2<Lp≦n・Lw(H−δ)/H
    を満たすことを特徴とする厚鋼板のデスケーリング設備。
    ここで、n:搬送方向のヘッダ本数、Lw:パスラインにある厚鋼板に対するノズル1個当たりの厚鋼板幅方向の衝突領域幅、H:パスラインにある厚鋼板からノズル先端までの高さ、δ:デスケーリング直前の厚鋼板に発生する最大反り量δ(ただし、δは0ではない)
  2. 搬送方向に2本以上並べた上面ヘッダ間の厚鋼板の上方に、各上面ヘッダから噴射されたデスケーリング水が鋼板に衝突した後の飛散水を回収するための厚鋼板幅方向に延びる樋が設けられ、前記樋の側壁が鉛直方向に5〜25°内側に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の厚鋼板のデスケーリング設備。
  3. 各ノズルの衝突領域が、厚鋼板搬送方向に対して90°をなして形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の厚鋼板のデスケーリング設備。
  4. 熱間圧延後の厚鋼板のデスケーリング方法であって、デスケーリング設備を熱間矯正機よりも搬送方向下流側でかつ、加速冷却設備の上流側に設置し、前記デスケーリング設備を構成する上面ヘッダを搬送方向に2本以上並べて配置し、各ヘッダから噴射されたデスケーリング水の鋼板への衝突位置が搬送方向に600mm以上離れるようにデスケーリング水を噴射するとともに、 隣接する一方の上面ヘッダのデスケーリング水の幅方向に並んだ噴射パターンと、他方の上面ヘッダのデスケーリング水の幅方向に並んだ噴射パターンとが、搬送方向に並ぶことにより噴射パターンが千鳥になるように配置され、

    厚鋼板に発生する最大反り量δを予め定めておき、デスケーリング直前の厚鋼板に発生する反りが上反りである場合に、上面ヘッダの各ヘッダの幅方向のノズルピッチLpを、
    n・Lw/2<Lp≦n・Lw(H−δ)/H
    を満たすように配置することを特徴とする厚鋼板のデスケーリング方法。
    ここで、n:搬送方向のヘッダ本数、Lw:パスラインにある厚鋼板に対するノズル1個当たりの厚鋼板幅方向の衝突領域幅、H:パスラインにある厚鋼板からノズル先端までの高さ、δ:デスケーリング直前の厚鋼板に発生する最大反り量δ(ただし、δは0ではない)
  5. 搬送方向に2本以上並べた上面ヘッダ間の厚鋼板の上方に、厚鋼板幅方向に延びる樋を該樋の側壁が鉛直方向に5〜25°内側に傾斜するようにして設け、各上面ヘッダから噴射されたデスケーリング水が鋼板に衝突した後の飛散水を厚鋼板上面より回収することを特徴とする請求項4に記載の厚鋼板のデスケーリング方法。
  6. 各ノズルの衝突領域を、厚鋼板搬送方向に対して90°をなして形成することを特徴とする請求項4または5に記載の厚鋼板のデスケーリング方法。
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