JP2016120523A - 圧延素材のデスケーラ - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突圧不均一現象と冷却ばらつき現象を解消できる圧延素材のデスケーラを提供する。
【解決手段】本発明は、移送される圧延素材の表面に付着したスケールを除去するデスケーラであって、前記圧延素材の上部および下部にそれぞれ設置される高圧水噴射ヘッダーおよび前記各高圧水噴射ヘッダーに設置されて前記圧延素材の表面に高圧水を噴射する複数の噴射ノズルを含み、前記噴射ノズルは所定間隔で配置されて第1高圧水を線状に噴射する複数の第1噴射ノズルを含み、各々の前記第1噴射ノズルから噴射される前記第1高圧水は前記圧延素材の表面で第1間隔で離隔され、前記第1噴射ノズルから噴射される線状の前記第1高圧水は前記圧延素材の表面上ですべて同一線上に位置することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は圧延素材のデスケーラに係り、より詳しくは加熱された圧延素材表面のスケールを除去するための圧延素材のデスケーラに関するものである。
一般に、製鉄所の溶鉱炉や電気炉などで溶解した溶融金属(Molten metal)は鋳型(Mold)に鋳込まれた後、所定形状の圧延素材にされる。そしてこのような圧延素材は、加熱炉で加熱された後、製品の特性に応じて圧延される。
加熱炉で再結晶温度以上に加熱された圧延素材が大気中の酸素と反応すると、その表面に酸化膜、すなわちスケール(Scale)が形成される。このスケールは圧延時に表面疵などの不良箇所を引き起こす要因となるので、圧延作業の前にスケールを除去する作業を行うことになるが、このようなスケール除去作業をデスケール(Descale)作業という。
一般に、デスケール作業はデスケーラにより実行される。
デスケーラは、圧延素材を再結晶温度以上に加熱する加熱炉で加熱された圧延素材を引き出して移送させるテーブルロールなどの移送装置に設置され、移送装置に沿って移送される圧延素材の表面に高圧の冷却水を噴射させることによって、圧延素材からスケールを除去する。
図1aおよび図1bは、従来のデスケーラを示す図面である。
図1(a)および図1(b)に示す通り、従来のデスケーラは移送される圧延素材10の上部および下部にそれぞれ配置される高圧水噴射ヘッダー20および高圧水噴射ヘッダー20の長さ方向に沿って所定間隔で配置される複数のノズル30からなる。
ノズル30は高圧水噴射ヘッダー20から高圧水の供給をうけて圧延素材10の表面に高圧水31を噴射する。この時、各ノズル30は高圧水噴射ヘッダー20の長さ方向に沿って一定間隔pで配置されるとともに、圧延素材10と一定の距離d離隔されて圧延素材10の表面に高圧水31を噴射する。
ノズル30は普通ファン(Fan)タイプの線形ノズルが適用される。これによって、高圧水31は圧延素材10の表面に近接するほど圧延素材10の幅方向(高圧水噴射ヘッダーの長さ方向)に拡散され、普通2〜20mmの厚さを有する薄い線形に噴射される。この時、噴射される高圧水31はノズル30出口の広さと形状によって一定の噴射角Aを有する。
ノズル30により噴射された高圧水31は圧延素材10と衝突して圧延素材10の表面に付着しているスケールを除去する。この時、高圧水31は圧延素材10の表面と一定のリード角(Lead angle)Bを有するように噴射され、除去されたスケールが再び圧延素材10側に流入することを防止する。すなわち、設定されたリード角Bにより高圧水31が斜めに噴射されるため、高圧水31により除去されたスケールが、既にデスケールされた領域に再流入せずに、圧延素材10の外部に移動するのである。また、高圧水31は、圧延素材10の幅方向に対して傾斜したオフセット角(Offset angle)Cを有するように噴射されて、各高圧水31間の干渉を避け、除去されたスケールを圧延素材10の外部に送りだす。合わせて、高圧水31はスケールを除去するための十分な衝突圧を確保するためにオーバーラップ領域Oが設定される。
しかし、このようなリード角B、オフセット角C、オーバーラップ領域Oによって高圧水31の衝突圧不均一現象と圧延素材10の冷却ばらつき現象が発生する。
図2(a)および図2(b)は、従来のデスケーラによる高圧水31の衝突圧不均一と冷却ばらつきを説明するための図面である。
まず、図2(a)に示す通り、各ノズル30から噴射される高圧水31が圧延素材10の幅方向に対してオフセット角Cを有する場合、ノズル30の配置により圧延素材10が近づいてくる方向を基準として前端の高圧水31−1と後端の高圧水31−2が存在する。また、高圧水31は前記の通り、所定のリード角Bを有するよう斜め状態で噴射されるので、圧延素材10と衝突後、跳ね返った水31−3がオーバーラップ領域Oで前端や後端の高圧水31に干渉を起こす。特に、図2(a)のような方向にリード角Bが形成される場合、後端の高圧水31−2によって跳ね返った水31−3が前端の高圧水31−1に干渉を起こす。
このような干渉は、主にオーバーラップ領域Oで発生するので、オーバーラップ領域Oでの高圧水31の衝突圧を減少させる。
また、図2(b)に示す通り、高圧水噴射ヘッダー20の長さ方向軸は圧延素材10の幅方向と一致して配置されるものの、リード角Bが設定されて高圧水31が圧延素材10の表面に対して斜めに噴射される状態で、各ノズル30別にオフセット角Cが設定されると、ノズル30の噴射パターンから、両端の高圧水31が圧延素材10につく距離31−4、31−5が異なってくる。このような距離の差によって、同じノズル30から噴射される高圧水31でも、領域によって衝突圧が異なることになる。
このような衝突圧不均一現象は圧延素材10の冷却にもばらつきを発生させ、冷却ばらつき現象はオーバーラップ領域Oでの高圧水31多重噴射によっても引き起こされ利。
このような衝突圧不均一と冷却ばらつきは、圧延素材10表面のスケールが部分的に取り残されて示される縞模様(Stripe)と領域別材質ばらつきを発生させることによって、圧延素材10自体の品質低下を引き起こす。また、それだけでなく、スケール除去が完全になされていない圧延素材10を圧延する場合、表面品質が低下する問題がある。
特開平09−239432号公報
本発明は、前記のような問題点に鑑みてなされたものであって、衝突圧不均一現象と冷却ばらつき現象を解消できる圧延素材のデスケーラを提供することをその目的とする。
本発明は、移送される圧延素材の表面に付着したスケールを除去するデスケーラであって、前記圧延素材の上部および下部にそれぞれ設置される高圧水噴射ヘッダーおよび前記各高圧水噴射ヘッダーに設置されて前記圧延素材の表面に高圧水を噴射する複数の噴射ノズルを含み、
前記噴射ノズルは所定間隔で配置されて第1高圧水を線状に噴射する複数の第1噴射ノズルを含み、
各々の前記第1噴射ノズルから噴射される前記第1高圧水は前記圧延素材の表面で第1間隔で離隔され、
前記第1噴射ノズルから噴射される線状の前記第1高圧水は前記圧延素材の表面上ですべて同一線上に位置することを特徴とする。
前記第1噴射ノズルは、噴射される前記第1高圧水が第1リード角を有するように配置され、前記第1リード角は前記第1噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第1高圧水の噴射角度であることを特徴とする。
前記噴射ノズルは各々の前記第1噴射ノズルの間に配置されて第2高圧水を噴射する少なくとも一つの第2噴射ノズルを含むことを特徴とする。
前記第2噴射ノズルは、前記第2高圧水が前記第1リード角より大きい第2リード角を有するように配置され、前記第2リード角は前記第2噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第2高圧水の噴射角度であることを特徴とする。
複数の前記第1噴射ノズルから噴射される前記第1高圧水の線状方向は前記圧延素材の幅方向と一致することを特徴とする。
前記高圧水噴射ヘッダーは長さ方向の軸が前記圧延素材の幅方向と一致するように配置されることを特徴とする。
前記第1リード角L1は下記数1のように設定されることを特徴とする。
[数1]
5°<L1≦30°
前記第2噴射ノズルは線形ノズルまたは、円形ノズルであることを特徴とする。
また、本発明は、移送される圧延素材の表面に付着したスケールを除去するデスケーラであって、
前記圧延素材の上部および下部にそれぞれ設置される高圧水噴射ヘッダー、および、前記各高圧水噴射ヘッダーに設置されて前記圧延素材の表面に高圧水を噴射する複数の噴射ノズルを含み、
前記高圧水噴射ヘッダーは、直線形態の第1および第2ヘッダー部が所定角度をなすように一体結合されたことを特徴とする。
前記噴射ノズルは前記第1ヘッダー部に所定間隔で配置されて第1高圧水を線状に噴射する複数の第1噴射ノズル、および前記第2ヘッダー部に所定間隔で配置されて第2高圧水を線状に噴射する複数の第2噴射ノズルを含み、
前記第1噴射ノズルから噴射される線状の前記第1高圧水は前記圧延素材の表面上にてすべて同一線上に位置し、
前記第2噴射ノズルから噴射される線形の前記第2高圧水は前記圧延素材の表面上にてすべて同一線上に位置し、
各々の前記第1高圧水と各々の前記第2高圧水は前記圧延素材の表面上にて所定角度をなすことを特徴とする。
前記噴射ノズルは各々の前記第1噴射ノズルの間に配置されて第3高圧水を噴射する少なくとも一つの第3噴射ノズルを含むことを特徴とする。
前記第3噴射ノズルは前記第3高圧水が前記第1リード角より大きい第3リード角を有するように配置され、前記第3リード角は前記第3噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第3高圧水の噴射角度であることを特徴とする。
前記第2噴射ノズルは、噴射される前記第2高圧水が第2リード角を有するように配置され、前記第2リード角は前記第2噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第2高圧水の噴射角度であることを特徴とする。
前記噴射ノズルは、各々の前記第2噴射ノズルの間に配置されて第4高圧水を噴射する少なくとも一つの第4噴射ノズルを含むことを特徴とする。
前記第4噴射ノズルは、前記第4高圧水が前記第2リード角より大きい第4リード角を有するように配置され、前記第4リード角は前記第4噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第4高圧水の噴射角度であることを特徴とする。
前記第1および第2噴射ノズルから噴射される前記各第1および第2高圧水は前記圧延素材の表面で所定間隔だけ離隔されることを特徴とする。
前記第1および第2ヘッダー部は、前記圧延素材の中心軸を基準として互いに対称となる角度を有することを特徴とする請求項9に記載のデスケーラ。
前記第1および第2ヘッダー部は、前記圧延素材の幅方向を基準として、前記圧延素材の移送方向に0°〜40°の角度を有するように配置されることを特徴とする。
本発明によれば、所定間隔で配置される第1噴射ノズルから噴射される線形の高圧水が圧延素材の表面上にてすべて同一線上に位置するように設定することができる。合わせて、各々の第1噴射ノズルの間に、第1噴射ノズルよりさらに大きいリード角を有する高圧水を噴射する第2噴射ノズルを配置することができる。これによって、第1噴射ノズルによる高圧水の間の領域は第2噴射ノズルの高圧水を通じてスケールを事前に除去し、その他の領域は第1噴射ノズルの高圧水を通じてスケールを除去することができる。
このような構成により、第1噴射ノズルによる高圧水の間が離隔されて空白領域が発生したり、第1噴射ノズルによる高圧水の間にオーバーラップ領域が形成されて高圧水の跳ね返り現象などで該当オーバーラップ領域のスケール除去効率が低下することがあっても、第2噴射ノズルの高圧水によって空白領域または、オーバーラップ領域がカバーされる。すなわち、第1噴射ノズルの高圧水の間に第1噴射ノズルの高圧水によってスケールが除去されない領域が形成されても、第2噴射ノズルの高圧水を通じて該当領域をカバーすることができる。これによって、圧延素材の全域にかけて漏れることなく、均一な噴射がなされるので冷却ばらつきが発生しない。
また、第1噴射ノズルを通る各高圧水のオフセット角が0に設定されるため、同一ノズルから噴射される高圧水の両端の衝突圧が均一となる。
さらに、本発明の他の実施例によれば、高圧水噴射ヘッダーの形態を「V」形態とすることによって、圧延素材の表面に噴射された高圧水が表面上に残らず、圧延素材の外部に素早く排出されるようにして、残存する溜まり水による冷却ばらつきを最小化することができる。
(a)は、従来のデスケーラを示す図面である。 (b)は、従来のデスケーラを示す図面である。 (a)は、従来のデスケーラの問題点を説明するための図面である。 (b)は、従来のデスケーラの問題点を説明するための図面である。 (a)は、本発明の一実施例に係るデスケーラを示す斜視図である。 (b)は、本発明の一実施例に係るデスケーラを示す正面図である。 (c)は、本発明の一実施例に係るデスケーラを示す側面図である。 (a)は従来のデスケーラに係る高圧水噴射パターンである。 (b)は本発明のデスケーラに係る高圧水噴射パターンを示す図面である。 本発明の他の実施例に係るデスケーラを示す図面である。 図5に図示された第1および第2ヘッダー部の配置例を示す図面である。
図3(a)〜(c)は本発明の一実施例に係るデスケーラを示す図面であって、それぞれ図3(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
図3(a)〜(c)に示す通り、本発明の一実施例に係るデスケーラは、圧延素材100の上部および下部にそれぞれ設置される高圧水噴射ヘッダー200および高圧水噴射ヘッダー200に設置されて圧延素材100の表面に高圧水を噴射する複数の噴射ノズル300を含む。
まず、高圧水噴射ヘッダー200は内部に高圧水流動空間を有する筒状の部材であって、圧延素材100と離隔されるものの、その長さ方向が圧延素材100の移送方向と垂直の方向(圧延素材100の幅方向と一致する方向)となるように配置される。本明細書において圧延素材100の幅方向とは、圧延方向に直角な方向を言う。
噴射ノズル300は第1噴射ノズル310および第2噴射ノズル320を含む。
第1噴射ノズル310は、ファン(Fan)タイプの線状ノズルで、高圧水噴射ヘッダー200に所定間隔で配置されて高圧水噴射ヘッダー200から供給された高圧水311を線状で圧延素材100の表面に噴射する。すなわち、高圧水311は圧延素材100の表面に近接するほど幅方向(高圧水噴射ヘッダーの長さ方向)に拡大する線状に噴射される。
ここで、第1噴射ノズル310は線状の高圧水311が圧延素材100の表面上にてすべて同一線上に位置するとともに、線状の方向が圧延素材100の幅方向と一致するように高圧水噴射ヘッダー200に配置される。また、第1噴射ノズル310は第1噴射ノズル310から噴射される高圧水311が圧延素材100の表面で第1間隔G1で離隔されるように高圧水噴射ヘッダー200に配置される。ここで、第1間隔G1は隣り合う高圧水311間の間隔であって、5mm以内に設定される。しかし、第1間隔G1はこれに限定されず、デスケーラの製作規格に応じて多様な設定が可能である。
すなわち、第1噴射ノズル310から噴射される高圧水311は互いに一直線をなすことになる。
一方、第1噴射ノズル310は高圧水311が第1リード角L1を有して噴射されるように高圧水噴射ヘッダー200に設置される。
ここで、第1リード角L1とは、第1噴射ノズル310から圧延素材100の表面に下ろした垂線hに対する高圧水311の噴射角度であって、より詳細には圧延素材100が高圧水噴射ヘッダー200へ移送されてくる方向への噴射角度を意味する。すなわち、第1噴射ノズル310は高圧水噴射ヘッダー200側に移送されてくる圧延素材100の表面に向けて斜めに高圧水311を噴射する。
このような第1リード角L1は、5°<L1≦30°に設定される。
本発明によれば、第1噴射ノズル310から噴射される高圧水311がすべて同一線上に位置し、高圧水311の間にオーバーラップ領域が形成されないので、高圧水311の跳ね返り現象が防止されて衝突圧が均一となる。
第2噴射ノズル320は圧延素材100の表面領域のうち前記の通りに設定される第1噴射ノズル310の高圧水311間第1間隔G1に含まれる領域のスケールを除去するために用意される。
第2噴射ノズル320は、第1噴射ノズル310の高圧水311の間に高圧水321を噴射ができるように、各第1噴射ノズル310の間に配置される幅の狭いファンタイプの線状ノズルまたは、円形ノズルである。第2噴射ノズル320が線状ノズルで設けられる場合、第2噴射ノズル320の高圧水321によって圧延素材100の表面に示される線状は、第1噴射ノズル310の高圧水311による線状と平行をなすように設定される。この時、第2噴射ノズル320の噴射幅G2は前記の第1間隔G1を補償できる長さに設定される。
詳細には、第2噴射ノズル320の噴射幅G2は、第2噴射ノズル320が線状ノズルである場合には、圧延素材100の表面に示される線状の長さで定義される。
また、第2噴射ノズル320が円形ノズルである場合には、圧延素材100の表面に示される円形において、第1噴射ノズル310の高圧水311による線状と平行をなす直径が噴射幅G2と定義される。一実施例において、第2噴射ノズル320の噴射幅G2は第1間隔G1以上(G2≧G1)となるように設定される。すなわち、第2噴射ノズル320により噴射された高圧水321は第1噴射ノズル310の高圧水311の間の間隔をカバーすることによって、第1噴射ノズル310の高圧水311の間が離隔されて、所定の空白領域が発生しても、該当空白領域をカバーすることができる。これによって、本発明の実施例においては第1噴射ノズル310の高圧水311の間が必ずしも離隔されなくてもよい。
すなわち、第1噴射ノズル310の高圧水311の間がオーバーラップされるオーバーラップ領域が存在して、該当オーバーラップ領域で高圧水311の噴射効果が落ちても、第2噴射ノズル320の高圧水321によりオーバーラップ領域に対するカバーが可能である。
また、第2噴射ノズル320は第2噴射ノズル320からの高圧水321が第2リード角L2を有して噴射されるように高圧水噴射ヘッダー200に設置される。ここで、第2リード角L2とは、第2噴射ノズル320から圧延素材100の表面に下ろした垂線hに対する高圧水321の噴射角度であり、より詳細には、第1リード角L1と同じように圧延素材100が高圧水噴射ヘッダー200側に移送されてくる方向への噴射角度を意味する。
このような第2リード角L2は第1リード角L1より大きい角度(L2>L1)を有するように形成される。すなわち、第2噴射ノズル320は第1噴射ノズル310と同じように高圧水噴射ヘッダー200の方向に移送される圧延素材100の表面に向けて斜めに高圧水321を噴射するものの、圧延素材100の同一領域に対して第1噴射ノズル310より先に高圧水321を噴射することができる。
これによって、本発明では、圧延素材100領域のうちの第1噴射ノズル310により噴射される高圧水311の間に該当する領域は、第2噴射ノズル320により噴射される高圧水321を通じてスケールがあらかじめ除去された後、その他の領域は第1噴射ノズル310により噴射される高圧水311を通じてスケールが除去される。
このように、本発明では、第1噴射ノズル310から噴射される高圧水311の噴射範囲と第2噴射ノズル320から噴射される高圧水321の噴射範囲が互いに重ならないように設定されることによって、両高圧水311、321間の相互衝突圧の干渉を防止することができる。また、圧延素材100の全域にかけて1回の噴射が均一になされるので、デスケーリング作業による冷却ばらつきが発生しない。
さらに、従来は、高圧水が圧延素材100の表面とリード角を有するように噴射されるとともに、圧延素材100の幅方向に対して傾斜したそれぞれのオフセット角(Offset angle)を有するように噴射されて、同一ノズルから噴射される高圧水であっても両端の衝突圧が互いに異なってくる問題があった。
しかしながら、本発明によれば、第1噴射ノズル310を通した高圧水311がリード角は有するように噴射されるものの、圧延素材100の表面に示される線状において、高圧水311間のオフセット角は0であるので、同一ノズルから噴射される高圧水311両端の衝突圧が均一で、高圧水311間の跳ね返り現象による干渉が発生しない。
図4(a)は、従来のデスケーラを利用する場合、高圧水によって圧延素材100の表面に示される噴射パターン、すなわち高圧水によってデスケーリングされるパターンであり、図4(b)は、本発明の実施例に係るデスケーラを利用する場合の噴射パターンを示す図面である。両方とも、圧延素材100の表面で高圧水の線状が71mmの幅を有するようにセッティングされた2つのノズルを使用した例である。
詳細には、圧延素材100にアルミニウム板を使用し、圧延素材100とノズル間の隔離距離が70mm、リード角が15°、圧力が150barであるノズルを用いてアルミニウム板に高圧水を噴射する条件にて実験された例であり、高圧水によってアルミニウムが侵食された写真である。また、従来のデスケーラを利用した図4(a)の場合には15°のオフセット角が設定された。
図4(a)を参照すると、2つのノズルから噴射された高圧水がそれぞれオフセット角(15°)を有して圧延素材100の表面で互いにオーバーラップ領域を有するように設定されるので、2つのノズルによってデスケーリングがなされる幅W1は、総112mmである。
したがって、オーバーラップ領域では2つのノズルの高圧水中の少なくとも一つ以上の高圧水は正常の衝突圧を示さない。また、オーバーラップされていない領域であっても、高圧水の跳ね返り現象によりデスケーリングが正常に行われない領域(B=10mm)が発生するため、B領域とオーバーラップ領域を含めている領域(A=35mm)に対してデスケーリングが十分に行われないことが分かる。また、B領域は、圧延素材100と衝突した高圧水が流れる方向にウォーターレイヤーが形成されて、その上に近接高圧水が衝突する場合、緩衝作用をするようになる領域であって、これによってB領域の衝突圧がさらに弱く示される。
反面、本発明の実施例に係る図4(b)に示す通り、2つのノズル(図3(a)の第1噴射ノズル310)から噴射される線状の高圧水が同一線上になるように設定されるので、2つのノズルによってデスケーリングがなされる幅W2はノズル間の間隔(C=1mm)を含めて総143mmとなる。したがって、同じ種類のノズルを同じ個数使用しても従来と比べて広い領域をカバーすることができるようになる。
すなわち、本発明の実施例によれば、第2噴射ノズル320を追加配置するものの、第1噴射ノズル310のカバー領域が従来と比べて広くなるので、全体として噴射ノズルの個数を従来に比べて増加させぜに、デスケーリング効率を向上させることができる。
図5は、本発明の他の実施例に係るデスケーラを示す図面である。
図5に示す通り、本発明の他の実施例に係るデスケーラは、圧延素材100の上部および下部にそれぞれ設置される高圧水噴射ヘッダー400および噴射ノズル500からなる基本的な構成が図3(a)〜(c)の一実施例と同一である。
しかしながら、図3(a)〜(c)の一実施例においては高圧水噴射ヘッダー200が全体的に一直線である反面、図5および図6の他の実施例においては高圧水噴射ヘッダー400が所定角度に折り曲げられた「V」の形態を有する。
以下、図5および図6を参照して、本発明の他の実施例に係るデスケーラについてより詳細に説明する。
まず、高圧水噴射ヘッダー400はそれぞれ直線の形態の第1ヘッダー部410と第2ヘッダー部420とが所定角度をなすように構成される。
このような高圧水噴射ヘッダー400の構造も一実施例の高圧水噴射ヘッダー200と同じように、内部に高圧水流動空間を有することによって、噴射ノズル500を通じて高圧水が噴射されるようにする。
ここで、第1および第2ヘッダー部410、420はそれぞれ別のヘッダーではなく、内部空間が連結された構造で、所定角度をなすように結合されて一つの高圧水噴射ヘッダー400を構成する。
それぞれのヘッダー部410、420には噴射ノズル500が設置される。
まず、第1ヘッダー部410には第1噴射ノズル510が設置される。
第1噴射ノズル510はファン(Fan)タイプの線状ノズルで、第1ヘッダー部410に所定間隔で配置されて第1ヘッダー部410から供給された高圧水511を線状形態で圧延素材100の表面に噴射することができる。
すなわち、高圧水511は圧延素材100の表面に近接するほど幅方向(第1ヘッダー部の長さ方向)に拡大する線状に噴射される。
ここで、第1噴射ノズル510は線状の高圧水511が圧延素材100の表面上ですべて同一線上に噴射されるように第1ヘッダー部410に配置される。また、第1噴射ノズル510は第1噴射ノズル510から噴射される高圧水511が圧延素材100の表面で所定間隔で離隔されるように第1ヘッダー部410に配置される。この時、圧延素材100の表面上で各高圧水511の間の間隔は5mm以内に設定されるが、これに限定されず、デスケーラの製作規格により多様な設定が可能である。
すなわち、第1噴射ノズル510から噴射される高圧水511は圧延素材100の表面で互いに一直線をなすようになり、その直線方向は第1ヘッダー部410の長さ方向と同じ方向であって、各高圧水511がなす直線軸と第1ヘッダー部410の直線軸は平行をなす。
一方、第1噴射ノズル510は高圧水511が第1リード角L1を有して噴射されるように第1ヘッダー部410に設置される。
ここで、第1リード角L1とは、第1噴射ノズル510から圧延素材100の表面に下ろした垂線に対する高圧水511の噴射角度であり、より詳細には、圧延素材100が高圧水噴射ヘッダー400側に移送されてくる方向に噴射される角度を意味する。すなわち、リード角自体の定義は一実施例を通じて説明したのと同一であり、本願発明で「リード角」はそれぞれの噴射ノズルにおいて同じ意味をもつ。第1リード角L1により、第1噴射ノズル510は高圧水噴射ヘッダー400側に移送されてくる圧延素材100の表面に向けて斜めに高圧水511を噴射することができる。
このような第1リード角L1は5°<L1≦30°に設定される。
一方、第2ヘッダー部420には第2噴射ノズル520が設置される。
第2噴射ノズル520は第1噴射ノズル510と同じ構造を有する。しかしながら、第1噴射ノズル510は第1噴射ノズル510から噴射される高圧水511が圧延素材100の表面で第1ヘッダー部410の長さ方向と同じ方向に直線をなして噴射されるように配置される。これに反し、第2噴射ノズル520は第2噴射ノズル520から噴射される高圧水521が圧延素材200の表面で第2ヘッダー部420の長さ方向と同じ方向に直線をなして噴射されるように配置される。
すなわち、第1噴射ノズル510から噴射される高圧水511と、第2噴射ノズル520から噴射される高圧水521は圧延素材200の表面上にて所定角度をなすようになり、その角度は第1ヘッダー部410と第2ヘッダー部420間の角度と一致することもある。
第2噴射ノズル520も第1噴射ノズル510と同じように高圧水521が第2リード角L2を有して噴射されるように第2ヘッダー部420に設置され、その角度は上述した第1リード角L1と同じ範囲内に設定される。
このような本発明の他の実施例において、第1ヘッダー部410と第2ヘッダー部420の間の角度Eは100°〜180°である。
第1ヘッダー部410と第2ヘッダー部420が180°角度で配置されると、第1および第2ヘッダー部410、420が一直線をなすようになり、本発明の一実施例と同じ構造になる。第1ヘッダー部410と第2ヘッダー部420の角度が100°より小さく設定されると、圧延素材100の幅方向WDに一直線上にある圧延素材100の表面領域で、高圧水が衝突した後、表面上に残存する溜まり水が抜け出る時間に差が発生することによって、かえって幅方向冷却ばらつきが発生する可能性がある。
一方、前記100°〜180°の角度Eは第1ヘッダー部410と第2ヘッダー部420の間の狭い角度を意味するものであって、図5に図示した通り圧延素材100が移送される方向に狭い角度を有する「V」形態を形成することができる。詳しくは、圧延素材100がデスケール作業のために、デスケーラ側に移送されてくる方向には優角Fが形成され、デスケール作業がなされた後送出される方向には劣角Eが形成される。すなわち、前記100°〜180°の角度は劣角Eの範囲を意味する。
換言すれば、第1ヘッダー部410および第2ヘッダー部420は、それぞれ圧延素材100の幅方向WDを基準として0°〜40°の角度G1、G2を有するように配置される。この時、幅方向WDに対する第1および第2ヘッダー部410、420の角度G1、G2は、前述の通り、幅方向WDを基準として幅方向WDで圧延素材100が移送される方向への角度を意味する。
第1ヘッダー部410及び第2ヘッダー部420は、それぞれ圧延素材100の幅方向WDを基準とした角度G1、G2が互いに異なるように設定されてもよい。しかし、圧延素材100の幅方向の冷却均一性を実現するために、第1および第2ヘッダー部410、420は同じ角度を有した方が好ましい。すなわち、図6に図示した通り、第1および第2ヘッダー部410、420が圧延素材100の中心軸CAを基準として互に対称となることが好ましい。
第3噴射ノズル530は圧延素材100の表面領域のうち、前記の通りに設定される第1噴射ノズル510の高圧水511間の間隔に含まれる領域のスケールを除去するために設けられる。同様に第4噴射ノズル540は第2噴射ノズル520の高圧水521の間の離隔領域のスケールを制御するために設けられる。
第3噴射ノズル530は、第1噴射ノズル510の高圧水511の間に高圧水531を噴射できるように、第1噴射ノズル510の間ごとに配置されるが、幅の狭いファンタイプの線状ノズルまたは、円形ノズルとすることも出来る。第3噴射ノズル530が線状ノズルで設けられる場合、第3噴射ノズル530の高圧水531によって圧延素材100の表面に噴射される線状は第1噴射ノズル510の高圧水511による線状と平行をなすように設定される。この時、第3噴射ノズル530の噴射幅は第1噴射ノズル510の高圧水511間の間隔を補償できる長さに設定される。第1噴射ノズル510と第3噴射ノズル530間の関係は、本発明の一実施例を通じて説明した第1噴射ノズル310および第2噴射ノズル320と同一であるので、これに対する詳細な説明は省略する。
第4噴射ノズル540も第3噴射ノズル530と同じように、一実施例の第1および第2噴射ノズル310、320と同じ配置で設けられるものの、第3噴射ノズル530は第1噴射ノズル510を基準とする反面、第4噴射ノズル540は第2噴射ノズル520を基準とする点だけが異なるので、第4噴射ノズル540に関する詳細な説明は本発明の一実施例の説明で代替する。
このように本発明の他の実施例によれば、基本的に第1および第2噴射ノズル510、520から噴射される高圧水511、521が互いにオーバーラップされないようにそれぞれ一直線をなすため、高圧水511、521の間の跳ね返り現象が防止されて衝突圧が均一となる。
また、第1噴射ノズル510からの高圧水511と第2噴射ノズル520からの高圧水521が互いに所定角度を有することによって、各高圧水511、521が圧延素材100の縁方向に斜めに噴射されるので、高圧水511、521が圧延素材100の表面に噴射された後、圧延素材100の外部に素早く排出される。
圧延素材100の中でも圧延素材100の外側に位置する縁部は、内側に位置する中心部に比べて冷却が早くなるので、中心部と縁部との間に幅方向冷却ばらつきが発生する可能性がある。しかしながら、本発明の他の実施例によれば、「V」の形態で噴射される高圧水511、521により、圧延素材100の縁部の高圧水の排出が素早くなされるので幅方向冷却ばらつきが改善される効果を得ることができる。
以上、本発明に関する好ましい実施例を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の属する技術分野を逸脱しない範囲での全ての変更が含まれる。
10、100:圧延素材
20、200、400:高圧水噴射ヘッダー
30、300、310、320、500 :噴射ノズル
31、311,321、511、521、531、541:高圧水
410、420:ヘッダー部

Claims (19)

  1. 移送される圧延素材の表面に付着したスケールを除去するデスケーラであって、
    前記圧延素材の上部および下部にそれぞれ設置される高圧水噴射ヘッダーおよび
    前記各高圧水噴射ヘッダーに設置されて前記圧延素材の表面に高圧水を噴射する複数の噴射ノズルを含み、
    前記噴射ノズルは所定間隔で配置されて第1高圧水を線状に噴射する複数の第1噴射ノズルを含み、
    各々の前記第1噴射ノズルから噴射される前記第1高圧水は前記圧延素材の表面で第1間隔で離隔され、
    前記第1噴射ノズルから噴射される線状の前記第1高圧水は前記圧延素材の表面上ですべて同一線上に位置することを特徴とするデスケーラ。
  2. 前記第1噴射ノズルは、噴射される前記第1高圧水が第1リード角を有するように配置され、前記第1リード角は前記第1噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第1高圧水の噴射角度であることを特徴とする請求項1に記載のデスケーラ。
  3. 前記噴射ノズルは各々の前記第1噴射ノズルの間に配置されて第2高圧水を噴射する少なくとも一つの第2噴射ノズルを含むことを特徴とする請求項2に記載のデスケーラ。
  4. 前記第2噴射ノズルは、前記第2高圧水が前記第1リード角より大きい第2リード角を有するように配置され、前記第2リード角は前記第2噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第2高圧水の噴射角度であることを特徴とする請求項3に記載のデスケーラ。
  5. 複数の前記第1噴射ノズルから噴射される前記第1高圧水の線状方向は前記圧延素材の幅方向と一致することを特徴とする請求項1に記載のデスケーラ。
  6. 前記高圧水噴射ヘッダーは長さ方向の軸が前記圧延素材の幅方向と一致するように配置されることを特徴とする請求項1に記載のデスケーラ。
  7. 前記第1リード角L1は下記数1のように設定されることを特徴とする請求項2に記載のデスケーラ。
    [数1]
    5°<L1≦30°
  8. 前記第2噴射ノズルは線状ノズルまたは、円形ノズルであることを特徴とする請求項3に記載のデスケーラ。
  9. 移送される圧延素材の表面に付着したスケールを除去するデスケーラであって、
    前記圧延素材の上部および下部にそれぞれ設置される高圧水噴射ヘッダー、および、
    前記各高圧水噴射ヘッダーに設置されて前記圧延素材の表面に高圧水を噴射する複数の噴射ノズルを含み、
    前記高圧水噴射ヘッダーは、直線状態の第1および第2ヘッダー部が所定角度をなすように一体結合されたことを特徴とするデスケーラ。
  10. 前記噴射ノズルは前記第1ヘッダー部に所定間隔で配置されて第1高圧水を線状に噴射する複数の第1噴射ノズル、および前記第2ヘッダー部に所定間隔で配置されて第2高圧水を線状に噴射する複数の第2噴射ノズルを含み、
    前記第1噴射ノズルから噴射される線状の前記第1高圧水は前記圧延素材の表面上にてすべて同一線上に位置し、
    前記第2噴射ノズルから噴射される線状の前記第2高圧水は前記圧延素材の表面上にてすべて同一線上に位置し、
    各々の前記第1高圧水と各々の前記第2高圧水は前記圧延素材の表面上にて所定角度をなすことを特徴とする請求項9に記載のデスケーラ。
  11. 前記第1噴射ノズルは噴射される前記第1高圧水が第1リード角を有するように配置され、前記第1リード角は前記第1噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第1高圧水の噴射角度であることを特徴とする請求項10に記載のデスケーラ。
  12. 前記噴射ノズルは各々の前記第1噴射ノズルの間に配置されて第3高圧水を噴射する少なくとも一つの第3噴射ノズルを含むことを特徴とする請求項11に記載のデスケーラ。
  13. 前記第3噴射ノズルは前記第3高圧水が前記第1リード角より大きい第3リード角を有するように配置され、前記第3リード角は前記第3噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第3高圧水の噴射角度であることを特徴とする請求項12に記載のデスケーラ。
  14. 前記第2噴射ノズルは、噴射される前記第2高圧水が第2リード角を有するように配置され、前記第2リード角は前記第2噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第2高圧水の噴射角度であることを特徴とする請求項10に記載のデスケーラ。
  15. 前記噴射ノズルは、各々の前記第2噴射ノズルの間に配置されて第4高圧水を噴射する少なくとも一つの第4噴射ノズルを含むことを特徴とする請求項14に記載のデスケーラ。
  16. 前記第4噴射ノズルは、前記第4高圧水が前記第2リード角より大きい第4リード角を有するように配置され、前記第4リード角は前記第4噴射ノズルから前記圧延素材の表面に下ろした垂線に対する前記第4高圧水の噴射角度であることを特徴とする請求項15に記載のデスケーラ。
  17. 前記第1および第2噴射ノズルから噴射される前記各第1および第2高圧水は前記圧延素材の表面で所定間隔だけ離隔されることを特徴とする請求項10に記載のデスケーラ。
  18. 前記第1および第2ヘッダー部は、前記圧延素材の中心軸を基準として互いに対称となる角度を有することを特徴とする請求項9に記載のデスケーラ。
  19. 前記第1および第2ヘッダー部は、前記圧延素材の幅方向を基準として、前記圧延素材の移送方向に0°〜40°の角度を有するように配置されることを特徴とする請求項9に記載のデスケーラ。

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