JPH0923832A - 粳米による粳米餅の製造方法 - Google Patents

粳米による粳米餅の製造方法

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JPH0923832A
JPH0923832A JP7176337A JP17633795A JPH0923832A JP H0923832 A JPH0923832 A JP H0923832A JP 7176337 A JP7176337 A JP 7176337A JP 17633795 A JP17633795 A JP 17633795A JP H0923832 A JPH0923832 A JP H0923832A
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JP
Japan
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rice
steamed
glutinous rice
rice cake
soaked
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JP7176337A
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English (en)
Inventor
Yuichi Sugawara
勇一 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 こしのある餅状の状態が得られると共に、煮
ても溶けないようにする。 【解決手段】 所定時間、水に浸した粳米を、蒸籠に入
れて蒸気で蒸し、蒸しあがった粳米を所定濃度の食塩水
に浸し冷却する。食塩水に浸した粳米を、再び蒸気で蒸
した後、練り機械19に投入し、粳米の粒の形がなくな
るまで練り上げ、練り機械19の取出口29から粳米餅
27を取り出すことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粳米による粳米
餅の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に米の種類には、餅等を作る餅米の
外に、粳米がある。粳米は、おもに、飯米を主とするも
のであるが、その外に、加工用としても利用されてお
り、その1つに例えば、粳米を粉にした上しん粉が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上しん粉は水を加えて
練ることでダンゴとして用いたり、料理の素材として使
用できるが、その利用範囲は極端に制約されている。制
約を受ける理由は、煮ると俗にドロドロの状態となって
溶けてしまう点があげられる。その外に、一旦水で練っ
てしまったものは、使いきるのが原則で、長期間保存し
た後、再利用するようにはならない点。また、練りあが
った状態はペースト状のため、料理素材として使いずら
い面があることと併せて上しん粉の粒子によっては舌ざ
わりが悪い等の不具合いがあった。
【0004】そこで、この発明は、熱を加えることで、
若干伸びる餅状の性質を有し、煮ても溶けてしまうこと
のない粳米による粳米餅の製造方法を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、所定時間、水に浸した粳米を、蒸籠に
入れて蒸気で蒸し、蒸しあがった粳米を所定濃度の食塩
水に浸し冷却する。食塩水に浸した粳米を、再び蒸気で
蒸した後、練り機械に投入し、粳米の粒の形がなくなる
まで練り上げ、練り機械の取出口から取出すようにす
る。
【0006】したがって、練り機械の取出口から取出さ
れた粳米餅は、冷却することで、持ち運び及び加工が容
易なこしのある餅状の状態が得られるようになる。ま
た、煮てもドロドロの状態に溶けることもない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、この発明の
実施形態を具体的に説明する。
【0008】図1は粳米餅を製造する工程を示したもの
で、1は粳米が一定の含水率となるよう所定時間、水に
浸す工程を示している。この場合、含水等の多い米にあ
っては、水に浸す時間は短くなると共に、使用する米の
含水率によって浸す時間は変化するようになる。また、
使用する粳米は水に浸す前に、軽く2〜3回研いでゴミ
等を取除くことが望ましい。
【0009】3は水に浸した粳米を蒸気で一時間ほど蒸
す第1回目の蒸し工程を示している。この蒸し工程3に
あっては、条件として比較的強い蒸気で蒸すことが要求
されると共に、作業性の面から麻の布7に入れて一度に
蒸籠9にセットすることが望ましい。
【0010】11は、蒸しあがった粳米を、麻の布7ご
と蒸籠9から取り出し、所定濃度の食塩水に浸し冷却す
る工程を示している。食塩水の濃度は、例えば、約20
kgの水に対して約350g前後の塩を入れることで得
られる濃度が最適となっている。この食塩水は、蒸しあ
がった粳米の中に滲透することで、後述する練り工程1
7において粘りと、こしがでるようにすると共に煮ても
溶けることのない作用を引き出すものである。この作用
は、実験の結果、判明したものであって、理論的には解
明されていないが、食塩水の濃度が薄すぎても、濃すぎ
ても駄目で、前記した作用は得られない。
【0011】13は食塩水に浸した粳米を、再び麻の布
7ごと蒸籠9に入れて蒸気で蒸す第2回目の蒸し工程を
示している。この蒸し工程13にあっては、条件として
は、第1回目の蒸し工程3より短い時間で、しかも、強
い蒸気で蒸すことが望ましい。
【0012】15は第2回目の蒸し工程13で蒸しあが
った粳米を麻の布7ごと取り出し、自然冷却する冷却工
程を示している。冷却時間としては、粳米の温度が約4
0℃前後まで下がる時間を目安としている。
【0013】17は冷却工程15で約40℃前後まで下
がった粳米を練り機械19によって粒の形がなくなるま
で練りあげる工程を示している。
【0014】練り機械19は、投入口となるホッパー2
1と、ホッパー21からの粳米を、形がなくなるまで練
りつぶすシリンダ23及び螺旋部25と、練りあげた粳
米餅27の食品を取出する取出口29とから成ってい
る。螺旋部25には、減速機構31を備えた駆動モータ
33から伝導ベルト35を介して減速された回転動力が
与えられるようになっている。練り機械19のシリンダ
23及び螺旋部25は粒の形がなくなるまで一回で練り
つぶす長さが必要となる。
【0015】なお、この実施形態では、市販の練り機械
を用いたために長さが不足し、3回繰り返すことで舌ざ
わりの良い粳米餅27が得られるようになった。
【0016】練り機械19の取出口29には、取出口2
9から連続して送り出される粳米餅27をくっつくこと
なく所定の長さに容易にカットできるよう取出し容器3
7内に水が張られている。
【0017】したがって、粳米は、水に浸す工程1、第
1回目の蒸し工程3、食塩水に浸す工程11、第2回目
の蒸し工程13、冷却工程15、練り工程17を通過す
ることで、練り機械19の取出口29から粳米餅27が
得られるようになる。
【0018】取出口27から連続して送り出される粳米
餅27を適当な長さにカットし、トレイ等に入れて冷蔵
庫に入れて冷却することで、こしのある餅状の状態が得
られる。これにより調理加工及び持ち運びが容易になる
と共に、所定時間煮ても、実験では、ドロドロに溶ける
ことはなく、入れた状態の形が保持された。しかも、餅
とほぼ同等の舌ざわりが得られるようになる。
【0019】なお、商品名、アミロード等の酵素を加え
ることで、粳米餅27は、いわゆるつきたての柔らかさ
を保持した状態が長期間にわたって得られるようにな
る。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の粳米
による粳米餅の製造方法によれば、餅とほぼ同等の舌ざ
わりが得られると共に、煮ても溶けることがないため、
料理素材等の材料としての用途を広げることができる。
また、こしのある状態が得られるため、出荷が容易にな
ると共に、しかも、簡単に切れるため、加工性の面でも
大変便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粳米による餅の製造方法を示した工程説明図。
【符号の説明】
19 練り機械 27 粳米餅 29 取出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間、水に浸した粳米を、蒸籠に入
    れて蒸気で蒸し、蒸しあがった粳米を所定濃度の食塩水
    に浸し冷却する。食塩水に浸した粳米を、再び蒸気で蒸
    した後、練り機械に投入し、粳米の粒の形がなくなるま
    で練り上げ、練り機械の取出口から取り出すことを特徴
    とする粳米による粳米餅の製造方法。
JP7176337A 1995-07-12 1995-07-12 粳米による粳米餅の製造方法 Pending JPH0923832A (ja)

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JP7176337A JPH0923832A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 粳米による粳米餅の製造方法

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JP7176337A Pending JPH0923832A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 粳米による粳米餅の製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100527660B1 (ko) * 2004-02-04 2005-11-09 이행철 청보리 분말 제조 방법
JP2014516579A (ja) * 2011-06-30 2014-07-17 大韓民国農村振興庁 固くならない餅の製造方法及び該方法で製造された餅

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100527660B1 (ko) * 2004-02-04 2005-11-09 이행철 청보리 분말 제조 방법
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