JPH09237829A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH09237829A
JPH09237829A JP8044388A JP4438896A JPH09237829A JP H09237829 A JPH09237829 A JP H09237829A JP 8044388 A JP8044388 A JP 8044388A JP 4438896 A JP4438896 A JP 4438896A JP H09237829 A JPH09237829 A JP H09237829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
integrated circuit
semiconductor integrated
circuit device
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8044388A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Nonaka
裕介 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8044388A priority Critical patent/JPH09237829A/ja
Publication of JPH09237829A publication Critical patent/JPH09237829A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Element Separation (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浅溝素子分離法を用いた半導体集積回路装置
において、MOSFETのしきい値電圧の低下およびそ
のVg−Id特性における線形領域に見られるキンクの
発生を防止する。 【解決手段】 半導体基板1の主面に形成されたp形ウ
ェル5およびn形ウェル6と、半導体基板1の主面に形
成された素子分離領域である埋込形の酸化シリコン2と
の境界部分であって、pチャネル形MOSFETQpお
よびnチャネル形MOSFETQnのゲート電極10の
下部に、高濃度p形不純物領域7および高濃度n形不純
物領域8を形成する。また、酸化シリコン2の下部に
は、高濃度n形不純物領域3および高濃度p形不純物領
域4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、微細かつ高集積な
相補形MOSFET(CMOSFET)により構成され
た論理回路、および記憶回路を有する半導体集積回路装
置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の動作速度が速くな
り、集積密度が高まるにつれてチップあたりの消費電力
が著しく増加するため、従来のNMOSデバイスやバイ
ポーラデバイスを用いて1チップに大規模な回路を構成
することが難しくなっている。このためVLSIの分野
では、消費電力が小さいだけでなく、雑音余裕を大きく
とれ、また、回路設計が容易なCMOSデバイスに対す
る要求が急激に高まっている。
【0003】CMOSデバイスは、nチャネル形MOS
FETとpチャネル形MOSFETとが直列に配置され
た構成となっているものである。その製造方法は、昭和
59年11月30日、株式会社オーム社発行、「LSI
ハンドブック」、p402〜p405に詳しく記載され
ているが、簡単に説明すると以下のとおりである。
【0004】半導体基板の主面上に形成したp形ウェル
とn形ウェルにチャネルイオンを注入してチャネル領域
を形成した後、ゲート酸化膜を形成し、多結晶シリコン
膜からなるゲート電極を形成する。
【0005】次に、低濃度のソース領域およびドレイン
領域を形成するために、ゲート電極をマスクにして不純
物イオンを注入し、p形ウェルにn形不純物から成るn
形半導体領域を、n形ウェルにp形不純物から成るp形
半導体領域をそれぞれ形成して、nチャネル形MOSF
ETとpチャネル形MOSFETとから構成されるCM
OSデバイスが完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体集積回路
装置の微細化が進むにつれ、更なる高集積化の要求が増
大している。したがって、高集積化を実現するために
は、素子を微細化し、さらに素子分離領域の面積を微細
化しなければならない。
【0007】しかし、従来より用いられているLOCO
S(Local Oxidation of Silicon)法では、素子分離領
域と活性領域との境界部分にバーズビークが存在するた
め、更なる微細化に伴う素子分離面積の低減には対応し
難く、微細な面積での素子分離が困難となる。
【0008】そこで、LOCOS法に代わる素子分離方
法として、浅溝素子分離法が開発されているが、浅溝素
子分離法を用いてMOSFETを形成すると、MOSF
ETの動作特性に好ましくない影響が出ることを本発明
者は見い出した。以下、本発明者の見い出した問題点
と、その原因に関する検討結果を説明する。
【0009】図15に、浅溝素子分離法を用いて形成し
た場合のMOSFETの動作特性を示す。特性曲線15
1は、ゲート電圧(Vg)に対して、ドレイン電流(I
d)の対数値をとって、Vg−LOG(Id)特性とし
て示したものであり、実験により経験的に得られる特性
である。
【0010】特性曲線151のしきい値電圧はVg1
あり、設計値であるVg2 よりも低い値となっている。
また、特性曲線151は、ゲート電圧の低い線形領域に
おいていわゆるキンクKを有するものである。この特性
は、本来線形であるはずの領域においてキンクKを有す
るものであり、また、しきい値電圧Vg1 は、設計値か
ら偏ったものであって、しきい値電圧の偏りおよびばら
つきを生じ、好ましくない。
【0011】前記現象は、以下のように理解することが
できる。すなわち、特性曲線151で示されるMOSF
ETは、特性曲線152を有する第1のMOSFET
と、特性曲線153を有する第2のMOSFETとが並
列接続されたものであるとモデリングすることができ
る。
【0012】第1のMOSFETのしきい値電圧はVg
2 であり、本来の設計値に相当するものである。第2の
MOSFETは、そのしきい値電圧がVg1 であり、第
1のMOSFETよりも数桁低いドレイン電流で飽和す
るものである。
【0013】すなわち、特性曲線151で示されるMO
SFETのしきい値電圧を設計値であるVg2 よりも低
い値であるVg1 に低下させ、キンクKを発生させてい
る原因は、第2のMOSFETの存在であることが推察
できる。
【0014】ここで、前記の第2のMOSFETが、現
実のデバイスにおいていかなる構成により生じたもので
あるかを考察すれば、以下のように考えることができ
る。
【0015】浅溝素子分離法を用いてMOSFETを形
成した場合には、素子分離領域である誘電体と活性領域
である半導体基板主面とは平坦となっているため、活性
領域における誘電体との境界部分では、誘電体上に形成
されたゲート電極からの電界の寄与が無視できなくな
る。つまり、活性領域の境界部分に電界の集中を生じ、
その境界領域では、ゲート電極のゲート幅方向における
中央領域、すなわち活性領域の中央部分に比べて、同じ
ゲート電圧であっても高い電界が加えられていることと
なり、低いゲート電圧でチャネル領域に反転層を形成す
ることとなる。すなわち、ソース・ドレイン間の導通を
開始することとなる。しかし、素子分離領域である誘電
体上のゲート電極からの電界の作用は、境界部分に限ら
れるため、その実効的なゲート幅は狭く、低いドレイン
電流で飽和することとなる。
【0016】前記の境界部分に形成されるチャネルが前
記第2のMOSFETに対応し、本来のゲート電極幅全
域にわたって形成されるチャネルが前記第1のMOSF
ETに対応すると考えられる。
【0017】なお、前記推論は、LOCOS法による素
子分離においては、このような問題が生じ難いという経
験則とも一致する。すなわち、LOCOS法においては
バーズビークの存在が境界部分における電界の集中を緩
和し、前記の問題を原理的に生じないと考えられるから
である。
【0018】本発明は、前記の検討により得られた知見
に基づくものである。
【0019】本発明の目的は、素子分離領域の面積を低
減してさらに高集積化した微細なMOSFETを有する
半導体集積回路装置であっても、しきい値電圧の低下お
よびキンク発生のない半導体集積回路装置およびその製
造方法を提供することにある。
【0020】本発明の他の目的は、しきい値電圧の低下
およびキンク発生の防止を施した製造方法であっても、
従来プロセスの大幅な変更を伴うことなく、簡易に従来
プロセスとの整合性よく前記問題を解決することができ
る製造技術を提供することにある。
【0021】本発明のさらに他の目的は、浅溝素子分離
をさらに効果的に行うことができる技術を提供すること
にある。
【0022】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0023】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0024】(1)本発明の半導体集積回路装置は、半
導体基板主面に形成された浅溝に埋め込まれ、半導体基
板主面上に形成された半導体集積回路素子を電気的に分
離するための誘電体領域と、誘電体領域に囲まれ、ウェ
ルおよびしきい値電圧調整用不純物層を有する活性領域
と、を含む半導体集積回路装置であって、活性領域の誘
電体領域との境界部分には、ウェルの導電形と同一の導
電形を示す不純物が高濃度に導入されているものであ
る。
【0025】このような半導体集積回路装置によれば、
活性領域の誘電体領域との境界部分に、ウェルの導電形
と同一の導電形を示す不純物が高濃度に導入されている
ため、浅溝素子分離法を用いて形成したMOSFETで
あっても、そのしきい値電圧は低下せず、また、キンク
を発生することがない。
【0026】すなわち、MOSFETのしきい値電圧の
低下およびキンクの発生は、前記したとおり、活性領域
の誘電体領域との境界部分において電界の集中が生じ、
これにより発生する局所的なチャネルによりソース・ド
レイン間の導通が開始して発生するものと考えられる。
そこで、本発明の半導体集積回路装置では、局所的なチ
ャネルが形成される境界部分の不純物濃度を高め、この
部分でのしきい値電圧が高くなるよう、つまり、電界集
中が発生しても反転層が形成され難くしたものである。
【0027】このような対策を講じることにより、境界
部分でのチャネル形成はMOSFETのゲート電極幅方
向の中央部で形成されるチャネルよりも高いゲート電圧
で形成されることとなり、MOSFETのしきい値電圧
は本来の設計値となり、キンク発生の問題も解消され
る。
【0028】(2)本発明の半導体集積回路装置は、前
記(1)に記載の半導体集積回路装置であって、浅溝の
底部領域には、ウェルの導電形と同一の導電形を示す不
純物が高濃度に導入されているものである。
【0029】このような半導体集積回路装置によれば、
浅溝の底部領域にウェルの導電形と同一の導電形を示す
不純物が高濃度に導入されているため、この不純物領域
をチャネルストッパとして作用させ、素子分離を効果的
に行うことが可能となる。
【0030】(3)本発明の半導体集積回路装置は、前
記(1)または(2)に記載の半導体集積回路装置であ
って、境界部分または浅溝の底部領域の不純物濃度は、
しきい値電圧調整用不純物層に導入される不純物の濃度
よりも高濃度であることを特徴とするものである。
【0031】このような半導体集積回路装置によれば、
境界部分または浅溝の底部領域の不純物濃度をしきい値
電圧調整用不純物層に導入される不純物の濃度よりも高
濃度とするため、前記(1)の効果を安定的に引き出す
ことができる。つまり、しきい値電圧調整用の不純物の
導入により、境界部分の導電形が反転したり、また、ゲ
ート電極幅方向の中央部で形成されるチャネル領域より
も不純物濃度が低くなることを防ぎ、確実に境界部分の
しきい値電圧を上昇させることができる。
【0032】(4)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(1)、(2)または(3)に記載の半導
体集積回路装置の製造方法であって、(a)半導体基板
の主面上に、シリコンに対してエッチング選択性を有す
る物質の薄膜を形成する工程と、(b)薄膜をパターニ
ングしてマスクとし、半導体基板をエッチングして浅溝
を形成する工程と、(c)マスクである薄膜を等方性エ
ッチングすることにより浅溝の開口部領域を露出する工
程と、(d)等方性エッチングされた薄膜をマスクと
し、浅溝の前記開口部領域に不純物を導入する工程と、
を含むことを特徴とするものである。
【0033】このような半導体集積回路装置の製造方法
によれば、シリコンに対してエッチング選択性を有する
物質の薄膜をマスクとして、浅溝の形成および浅溝開口
部領域への不純物の導入を行うことができる。しかも、
浅溝開口部領域への不純物導入に際しては新たにマスク
を形成する必要はなく、浅溝形成時のマスクをその端部
を僅かに等方性エッチングするのみで再度利用すること
が可能でありプロセスの簡略化、省力化に寄与でき、ま
た、従来プロセスとの整合性も担保することができる。
さらに、等方性エッチングされた薄膜のマスクは浅溝開
口部領域への不純物導入について自己整合であり、この
点においてもプロセスの簡略化をすることができる。
【0034】なお、シリコンに対してエッチング選択性
を有する物質としてシリコン窒化物を例示することがで
きるが、これに限られず、酸化アルミニウム等金属酸化
物を用いてもよい。
【0035】(5)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(4)に記載の製造方法であって、(d)
の工程において、同時に、浅溝の底部領域に不純物を導
入することを特徴とするものである。
【0036】このような半導体集積回路装置の製造方法
によれば、前記(d)の工程において、同時に、浅溝の
底部領域に不純物を導入するため、浅溝開口部領域への
不純物の導入と同時に誘電体分離領域の下部にチャネル
ストッパを形成することができ、プロセスの簡略化およ
び従来プロセスとの整合性を良くすることができる。
【0037】(6)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(4)または(5)に記載の製造方法であ
って、(d)の工程において、ウェルを形成するための
不純物の導入、またはしきい値調整用不純物層を形成す
るための不純物の導入、を同時に行うことを特徴とする
ものである。
【0038】このような半導体集積回路装置の製造方法
によれば、前記(d)の工程においてウェルを形成する
ための不純物の導入またはしきい値調整用不純物層を形
成するための不純物の導入を同時に行うため、浅溝底部
領域の不純物濃度をさらに増すことができ、素子分離を
さらに効果的に行うことができる。具体的には、素子分
離に設計余裕を生じ、浅溝の深さをさらに浅くすること
ができ、プロセスの簡略化およびタクトタイムの向上に
よるコスト削減を促すことができる。
【0039】(7)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記(1)、(2)または(3)に記載の半導
体集積回路装置の製造方法であって、境界部分への不純
物の導入は、自己整合的に行われることを特徴とするも
のである。
【0040】このような半導体集積回路装置の製造方法
によれば、境界領域への不純物の導入を自己整合的に行
なうため、不純物導入のためのマスクを別途形成する必
要がなく、その結果、コスト削減や歩留まりの向上に寄
与することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0042】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の一例を示したもので
あり、(a)は上面図、(b)は(a)におけるB−B
断面図、(c)は(a)におけるC−C断面図を示す。
【0043】本実施の形態の半導体集積回路装置は、半
導体基板1の主面上にpチャネル形MOSFETQpお
よびnチャネル形MOSFETQnを有し、CMOS構
造を有するものである。
【0044】半導体基板1の主面には、素子分離領域で
ある埋込形の酸化シリコン2が形成され、その酸化シリ
コン2の下部には、高濃度n形不純物領域3および高濃
度p形不純物領域4が形成されている。高濃度n形不純
物領域3および高濃度p形不純物領域4は各々pチャネ
ル形MOSFETQpおよびnチャネル形MOSFET
Qnの下部に形成される。
【0045】また、半導体基板1の主面には、p形ウェ
ル5およびn形ウェル6が形成され、半導体基板1およ
びp形ウェル5と酸化シリコン2との境界領域には、高
濃度p形不純物領域7が形成され、半導体基板1および
n形ウェル6と酸化シリコン2との境界領域には、高濃
度n形不純物領域8が形成されている。
【0046】nチャネル形MOSFETQnは、半導体
基板1の主面に形成されたp形ウェル5の上部にゲート
絶縁膜9を介して形成されたゲート電極10と、そのゲ
ート電極10の両側の半導体基板1の主面に形成された
低濃度不純物領域であるn-半導体領域11および高濃
度不純物領域であるn+ 半導体領域12とから構成され
る。n- 半導体領域11およびn+ 半導体領域12はL
DD構造のソースおよびドレインとなる。
【0047】pチャネル形MOSFETQpは、半導体
基板1の主面に形成されたn形ウェル6の上部にゲート
絶縁膜9を介して形成されたゲート電極10と、そのゲ
ート電極10の両側の半導体基板1の主面に形成された
低濃度不純物領域であるp-半導体領域13および高濃
度不純物領域であるp+ 半導体領域14とから構成され
る。p- 半導体領域13およびp+ 半導体領域14から
なるソースおよびドレインがLDD構造となるのはMO
SFETQnと同様である。
【0048】ゲート電極10の側面にはサイドウォール
スペーサ15が形成され、ゲート電極10の下部のp形
ウェル5およびn形ウェル6にはしきい値電圧制御層1
6が形成されている。
【0049】高濃度p形不純物領域7および高濃度n形
不純物領域8は、酸化シリコン2の上部に形成されたゲ
ート電極10からの電界集中による反転層の形成を防止
する作用を持つものであり、その不純物濃度は、しきい
値電圧制御層16に導入された不純物の濃度よりも高く
なるよう製造されるものである。
【0050】次に、前記の半導体集積回路装置の製造方
法を図2〜図14を用いて説明する。
【0051】図2〜図14は、本発明の一実施の形態で
ある半導体集積回路装置の製造方法の一例を示したもの
であり、(a)は上面図、(b)は(a)におけるB−
B断面図、(c)は(a)におけるC−C断面図を示
す。
【0052】まず、図2に示すように、p形シリコン単
結晶で構成された半導体基板1の主面上を10nm程度
酸化して酸化シリコン膜17を形成し、その上に窒化シ
リコン膜18を100nm程度堆積する(図2)。
【0053】次に、素子分離用の浅溝を形成したい部分
の窒化シリコン膜18を、ホトリソグラフィ技術により
パターニングしたレジスト19をマスクとして、エッチ
ング技術を用いて除去する(図3)。
【0054】次に、レジスト19を除去した後、残った
窒化シリコン膜18をマスクとして半導体基板1に浅溝
を公知の異方性エッチング技術により形成する(図
4)。
【0055】次に、前工程においてマスクとして使用し
た窒化シリコン膜18をアッシングなどの等方性エッチ
ングにより30nm程度除去し、浅溝開口部の角20を
露出させる(図5)。
【0056】次に、ホトリソグラフィ技術により形成し
たレジスト21と等方性エッチングによりその角を除去
した窒化シリコン膜18とをマスクとして、nチャネル
形MOSFETQnの形成される領域にp形不純物、例
えばB (ボロン)をイオン打ち込みにより導入する(図
6)。これにより、任意の浅溝の開口部に高濃度p形不
純物領域7、および任意の浅溝の底部に高濃度p形不純
物領域4を形成する。
【0057】次に、ホトリソグラフィ技術により形成し
たレジスト22と等方性エッチングによりその角を除去
した窒化シリコン膜18とをマスクとして、pチャネル
形MOSFETQpの形成される領域にn形不純物、例
えばP(リン)をイオン打ち込みにより導入する(図
7)。これにより、任意の浅溝の開口部に高濃度n形不
純物領域8、および任意の浅溝の底部に高濃度n形不純
物領域3を形成する。
【0058】ここで、高濃度p形不純物領域7、高濃度
p形不純物領域4、高濃度n形不純物領域8および高濃
度n形不純物領域3に導入する不純物の濃度は、5×1
12atoms/cm2 以上とすることができる。
【0059】なお、前記のように、浅溝の形成と浅溝開
口部への不純物の導入とは、窒化シリコン膜18による
一枚のマスクで行うことができる。これは、窒化シリコ
ン膜18がシリコンに対してエッチング選択性を有する
物質であることを利用したものである。すなわち、シリ
コンと窒化シリコンとの何れか一方のみエッチングされ
たりされなかったりすることが、エッチャントあるいは
エッチングガスの選択により可能であることを利用し、
浅溝の形成においてはシリコンがエッチングされる条件
においてエッチングを実行し、浅溝開口部への不純物の
導入のためのマスクの形成においては窒化シリコンがエ
ッチングされる条件においてエッチングを実行するもの
である。これにより、マスクを追加することなく浅溝開
口部への不純物の導入ができ、さらにその不純物の導入
は自己整合的に行われるというメリットも加わる。
【0060】次に、基板全面にCVD(Chemical Vapor
Deposition)法等により、たとえば酸化シリコン膜23
を形成し、浅溝内に酸化シリコンを埋め込む(図8)。
ここでは、絶縁体として酸化シリコンを例示したが、酸
化アルミニウム等であってもよい。
【0061】次に、酸化シリコン膜23をエッチバック
して半導体基板1の表面を平坦化し、埋込形の酸化シリ
コン2を形成する(図9)。ここで、窒化シリコン膜1
8をエッチバックのエッチングストッパとして用いるこ
とができる。すなわち、酸化シリコン膜23をエッチン
グするに際して、窒化シリコン膜18の検出を目標にエ
ッチングを進行することができる。このようにエッチバ
ックを行うことにより、先に形成した高濃度p形不純物
領域7および高濃度n形不純物領域8を過度なエッチン
グにより消失することなく、ジャストエッチを実現する
ことが容易となる。
【0062】次に、nチャネル形MOSFETQnとな
る領域にp形不純物(たとえばB)をイオン注入法によ
り導入してp形ウェル5を形成し、pチャネル形MOS
FETQpとなる領域にn形不純物(たとえばP)をイ
オン注入法により導入してn形ウェル6を形成する(図
10)。
【0063】次に、p形ウェル5およびn形ウェル6の
それぞれのチャネル領域にp形不純物(たとえばB)を
イオン注入して、しきい値電圧制御層16を形成する
(図11)。
【0064】次に、ゲート絶縁膜9を約6.5nmの膜厚
で形成した後、半導体基板1上にCVD法でリンを添加
した多結晶シリコン膜を堆積し、この多結晶シリコン膜
をエッチングしてゲート電極10を形成する(図1
2)。
【0065】次に、ゲート電極10をマスクにしてp形
ウェル5にn形不純物(たとえばAs)をイオン注入し
て、nチャネル形MOSFETQnの低濃度のn- 半導
体領域11を形成する。同様に、ゲート電極10をマス
クにしてn形ウェル6にp形不純物(たとえばBF2)を
イオン注入して、pチャネル形MOSFETQpの低濃
度のp- 半導体領域13を形成する(図13)。n-
導体領域11およびp- 半導体領域13は、たとえば1
20atoms/cm2 の不純物濃度で形成することができる。
【0066】次に、半導体基板1上にCVD法で堆積し
た酸化シリコン膜をRIE(Reactive Ion Etching)法
でエッチングして、ゲート電極10の側壁にサイドウォ
ールスペーサ15を形成する(図14)。
【0067】次に、ゲート電極10とサイドウォールス
ペーサ15をマスクにして、p形ウェル5にn形不純物
(たとえばAs)をイオン注入し、nチャネル形MOS
FETQnの高濃度のn+ 半導体領域12を形成する。
同様に、n形ウェル6にp形不純物(たとえばBF2)を
イオン注入し、pチャネル形MOSFETQpの高濃度
のp+ 半導体領域14を形成して図1に示す半導体集積
回路装置がほぼ完成する。n+ 半導体領域12およびp
+ 半導体領域14は、たとえば1021atoms/cm2 の不純
物濃度で形成することができる。
【0068】本実施の形態の半導体集積回路装置および
その製造方法によれば、以下のような効果を得ることが
できる。
【0069】(1)p形ウェル5およびn形ウェル6と
酸化シリコン2との境界部分に、高濃度p形不純物領域
7および高濃度n形不純物領域8を設けたため、素子分
離法として浅溝素子分離法を用いてもMOSFETQn
およびQpのしきい値電圧は低下せず、また、キンクを
発生することがない。
【0070】(2)浅溝の底部に高濃度n形不純物領域
3および高濃度p形不純物領域4を形成したため、素子
分離を効果的に行うことが可能となる。
【0071】(3)高濃度p形不純物領域7および高濃
度n形不純物領域8の不純物濃度をしきい値電圧制御層
16に導入される不純物の濃度よりも高濃度とするた
め、高濃度n形不純物領域8の導電形が反転したり、高
濃度p形不純物領域7におけるしきい値電圧がnチャネ
ル形MOSFETQnのゲート電極中央部におけるしき
い値電圧よりも低下することなく、前記(1)の効果を
安定的に引き出すことができる。
【0072】(4)窒化シリコン膜18を、浅溝の形成
および浅溝開口部領域への不純物の導入のためのマスク
に用いるため、複数のマスクを用いることなく自己整合
的に浅溝開口部領域への不純物の導入が可能となる。こ
れにより、従来プロセスとの整合性を損なうことなく前
記(1)の効果を引き出すことができる。
【0073】(5)高濃度p形不純物領域4と高濃度p
形不純物領域7、もしくは高濃度n形不純物領域3と高
濃度n形不純物領域8を同時に形成するため、プロセス
を簡略化することができる。
【0074】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0075】たとえば、本実施の形態では高濃度p形不
純物領域4,7または高濃度n形不純物領域3,8とp
形ウェル5またはn形ウェル6とを別工程で製造する例
について説明したが、これを同時に行うものであっても
よい。この場合、高濃度p形不純物領域4,7およびp
形ウェル5を製造する工程と、高濃度n形不純物領域
3,8およびn形ウェル6を製造する工程とは、酸化シ
リコン2を製造する工程の前とすることが必要である。
【0076】このような製造方法とすることにより、浅
溝底部領域である高濃度p形不純物領域4および高濃度
n形不純物領域3の不純物濃度をさらに増すことがで
き、素子分離を効果的に行なうことができるため、素子
分離の設計に余裕を生じ、浅溝の深さを浅くすることが
できる。これにより、プロセスの簡略化およびタクトタ
イムの向上によるコスト削減を促すことができる。
【0077】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0078】(1)活性領域の誘電体領域との境界部分
に、ウェルの導電形と同一の導電形を示す不純物が高濃
度に導入されているため、浅溝素子分離法を用いて形成
したMOSFETであっても、そのしきい値電圧は低下
せず、また、キンクを発生することがない。したがっ
て、従来より用いられているプロセスとの整合性を損な
うことなく、かつ、MOSFETの動作特性には影響を
与えることなく、素子分離面積を縮小し、半導体集積回
路装置の高集積化を可能とすることができる。
【0079】(2)浅溝の底部領域にウェルの導電形と
同一の導電形を示す不純物が高濃度に導入されているた
め、この不純物領域をチャネルストッパとして作用さ
せ、素子分離を効果的に行うことが可能となる。
【0080】(3)境界部分または浅溝の底部領域の不
純物濃度をしきい値電圧調整用不純物層に導入される不
純物の濃度よりも高濃度とするため、しきい値電圧調整
用の不純物の導入によって影響を受けることなく、前記
(1)の効果を安定的に引き出すことができる。
【0081】(4)シリコンに対してエッチング選択性
を有する物質の薄膜をマスクとして用いるため、単一の
マスクで、浅溝の形成および浅溝開口部領域への不純物
の導入を行うことができる。これによりプロセスの簡略
化、省力化に寄与でき、また、従来プロセスの大幅な変
更なしに浅溝開口部領域への不純物の導入を行うことが
できる。
【0082】(5)浅溝の底部領域への不純物の導入と
浅溝開口部領域への不純物の導入とを同時に行うため、
プロセスの簡略化および従来プロセスとの整合性を良く
することができる。
【0083】(6)ウェルを形成するための不純物の導
入と浅溝の底部領域への不純物の導入とを同時に行うた
め、浅溝底部領域の不純物濃度を増すことができ、素子
分離をさらに効果的に行うことができる。この結果、素
子分離に設計余裕を生じ、浅溝の深さを浅くすることが
でき、プロセスの簡略化およびタクトタイムの向上によ
るコスト削減を促すことができる。
【0084】(7)境界領域への不純物の導入を自己整
合的に行なうため、不純物導入のためのマスクを別途形
成する必要がなく、その結果、コスト削減や歩留まりの
向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の一例を示したものであり、(a)は上面図、(b)
は(a)におけるB−B断面図、(c)は(a)におけ
るC−C断面図を示す。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上面
図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上面
図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上面
図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上面
図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上面
図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上面
図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上面
図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上面
図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上
面図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上
面図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上
面図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上
面図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図14】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を示したものであり、(a)は上
面図、(b)は(a)におけるB−B断面図、(c)は
(a)におけるC−C断面図を示す。
【図15】浅溝素子分離法を用いて形成した場合のMO
SFETの動作特性を示した特性曲線である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 酸化シリコン 3 高濃度n形不純物領域 4 高濃度p形不純物領域 5 p形ウェル 6 n形ウェル 7 高濃度p形不純物領域 8 高濃度n形不純物領域 9 ゲート絶縁膜 10 ゲート電極 11 n- 半導体領域 12 n+ 半導体領域 13 p- 半導体領域 14 p+ 半導体領域 15 サイドウォールスペーサ 16 しきい値電圧制御層 17 酸化シリコン膜 18 窒化シリコン膜 19 レジスト 20 浅溝開口部の角 21,22 レジスト 23 酸化シリコン膜 151〜153 特性曲線 K キンク Qn nチャネル形MOSFET Qp pチャネル形MOSFET Vg1 ,Vg2 しきい値電圧

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板主面に形成された浅溝に埋め
    込まれ、前記半導体基板主面上に形成された半導体集積
    回路素子を電気的に分離するための誘電体領域と、前記
    誘電体領域に囲まれ、ウェルおよびしきい値電圧調整用
    不純物層を有する活性領域と、を含む半導体集積回路装
    置であって、 前記活性領域の前記誘電体領域との境界部分には、前記
    ウェルの導電形と同一の導電形を示す不純物が高濃度に
    導入されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記浅溝の底部領域には、前記ウェルの導電形と同一の
    導電形を示す不純物が高濃度に導入されていることを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置であって、 前記境界部分または前記浅溝の底部領域の不純物濃度
    は、前記しきい値電圧調整用不純物層に導入される不純
    物の濃度よりも高濃度であることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置の製造方法であって、 (a)半導体基板の主面上に、シリコンに対してエッチ
    ング選択性を有する物質の薄膜を形成する工程と、 (b)前記薄膜をパターニングしてマスクとし、前記半
    導体基板をエッチングして浅溝を形成する工程と、 (c)前記マスクである前記薄膜を等方性エッチングす
    ることにより前記浅溝の開口部領域を露出する工程と、 (d)前記等方性エッチングされた薄膜をマスクとし、
    前記浅溝の前記開口部領域に不純物を導入する工程と、 を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の製造方法であって、 前記(d)の工程において、同時に、前記浅溝の底部領
    域に前記不純物を導入することを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の製造方法であっ
    て、 前記(d)の工程において、ウェルを形成するための不
    純物の導入、またはしきい値調整用不純物層を形成する
    ための不純物の導入、を同時に行うことを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置の製造方法であって、 前記境界部分への不純物の導入は、自己整合的に行われ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
JP8044388A 1996-03-01 1996-03-01 半導体集積回路装置およびその製造方法 Pending JPH09237829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8044388A JPH09237829A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 半導体集積回路装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8044388A JPH09237829A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 半導体集積回路装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09237829A true JPH09237829A (ja) 1997-09-09

Family

ID=12690138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8044388A Pending JPH09237829A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 半導体集積回路装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09237829A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6268629B1 (en) 1998-12-07 2001-07-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Field effect transistor with reduced narrow channel effect
JP2005150331A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Renesas Technology Corp 半導体装置およびその製造方法
US6998319B2 (en) 2003-05-21 2006-02-14 Renesas Technology Corp. Method of manufacturing semiconductor device capable of suppressing impurity concentration reduction in doped channel region arising from formation of gate insulating film
JP2011035412A (ja) * 2010-10-08 2011-02-17 Renesas Electronics Corp 半導体装置
JP2011071325A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Seiko Instruments Inc 半導体装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6268629B1 (en) 1998-12-07 2001-07-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Field effect transistor with reduced narrow channel effect
US6548866B2 (en) 1998-12-07 2003-04-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Field effect transistor with reduced narrow channel effect
US7691713B2 (en) 2003-05-21 2010-04-06 Renesas Technology Corp. Method of manufacturing semiconductor device capable of suppressing impurity concentration reduction in doped channel region arising from formation of gate insulating film
US6998319B2 (en) 2003-05-21 2006-02-14 Renesas Technology Corp. Method of manufacturing semiconductor device capable of suppressing impurity concentration reduction in doped channel region arising from formation of gate insulating film
CN1324687C (zh) * 2003-05-21 2007-07-04 株式会社瑞萨科技 半导体装置的制造方法
US7244655B2 (en) 2003-05-21 2007-07-17 Renesas Technology Corp. Method of manufacturing semiconductor device capable of suppressing impurity concentration reduction in doped channel region arising from formation of gate insulating film
US7259054B2 (en) 2003-11-14 2007-08-21 Renesas Technology Corp. Method of manufacturing a semiconductor device that includes a process for forming a high breakdown voltage field effect transistor
CN100440482C (zh) * 2003-11-14 2008-12-03 株式会社瑞萨科技 半导体器件的制造方法
CN100463220C (zh) * 2003-11-14 2009-02-18 株式会社瑞萨科技 半导体器件
US7592669B2 (en) 2003-11-14 2009-09-22 Renesas Technology Corp. Semiconductor device with MISFET that includes embedded insulating film arranged between source/drain regions and channel
JP2005150331A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Renesas Technology Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2011071325A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Seiko Instruments Inc 半導体装置
JP2011035412A (ja) * 2010-10-08 2011-02-17 Renesas Electronics Corp 半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6716046B2 (en) Field effect transistor structure with self-aligned raised source/drain extensions
US6509615B2 (en) Semiconductor device having dynamic threshold transistors and element isolation region and fabrication method thereof
JP3462301B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3049492B2 (ja) Mosfet及びその製造方法
JP2004241755A (ja) 半導体装置
JP2005026586A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH10223771A (ja) 半導体装置とその製造方法
KR100322394B1 (ko) 반도체장치제조방법
JPH098321A (ja) 半導体素子のトランジスター構造及びその製造方法
JP3147161B2 (ja) 電界効果型トランジスタ及びその製造方法
US20010018241A1 (en) Transistor and method for fabricating the same
JPH09237829A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
KR100232197B1 (ko) 반도체 소자의 제조 방법
JP2891325B2 (ja) Soi型半導体装置およびその製造方法
KR100331844B1 (ko) 씨모스소자
JPH04264776A (ja) 半導体装置
JPH0389555A (ja) 半導体装置及びその製法
JP3744438B2 (ja) 半導体装置
JP3038740B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100212150B1 (ko) 씨모스 트랜지스터 및 그 제조방법
JP3017838B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH08321607A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH07254645A (ja) 半導体装置の製造方法
KR0165381B1 (ko) 고전압용 모스 트랜지스터를 갖는 반도체장치의 제조방법
JP3148227B2 (ja) 半導体装置の製造方法