JPH09237230A - メモリ制御装置及び状態検査方法 - Google Patents

メモリ制御装置及び状態検査方法

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JPH09237230A
JPH09237230A JP8045134A JP4513496A JPH09237230A JP H09237230 A JPH09237230 A JP H09237230A JP 8045134 A JP8045134 A JP 8045134A JP 4513496 A JP4513496 A JP 4513496A JP H09237230 A JPH09237230 A JP H09237230A
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Norihiko Takagi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アドレスラインあるいはデータバスを構成す
るデータラインの配線状態を含む動作状態の検査である
状態検査を容易、かつ、短時間で行なう。 【解決手段】 複数のアドレスラインの電圧レベルを全
て“L”レベル、あるいは、複数のアドレスラインのう
ちいずれか一のアドレスラインの電圧レベルを順次
“H”レベルとして検査用アドレス指定を行ない、デー
タラインの電圧レベルを全て“L”レベル、あるいは、
データラインのうちいずれか一のデータラインの電圧レ
ベルを順次“H”レベルとする。検査用データ書込手段
による書込終了毎に、データラインを介してメモリに記
憶されている検査用データを読出検査用データとして読
出を行ない、読出検査用データと、検査用データ書込手
段により書込んだ検査用データと、を比較して配線不良
を容易、かつ、迅速に検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ制御装置及
び状態検査方法に係り、特に組込型機器等に内蔵される
RAM(Random Access Memory)を制御するメモリ制御
装置として機能するCPUが自己とRAMとの間の配線
状態及び動作状態の検査を行なう技術に関する。
【0002】
【従来の技術】組込型機器に内蔵されるRAMとRAM
を制御するためのメモリ制御装置であるCPUとは、同
一基板上でアドレスバス及びデータバスを介して接続さ
れる。実際にCPU側からRAMをアクセスするために
は、アドレスバス及びデータバスが物理的に接続されて
いる必要がある。
【0003】ところで、CPU及びRAMを実装した基
板を動作させるに先立って、CPU−RAM間で接続さ
れているアドレスバス及びデータバスが確実に接続され
ているか否かを非動作状態で確実に調べることは困難で
あり、基板実装後にアドレスバス及びデータバスの接続
状態を含む動作状態を確実に調べるためには、実際に動
作させる必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これにより上記従来の
組込型機器において、CPU及びRAMの実装後の動作
試験において、アドレスバスを構成するアドレスライン
あるいはデータバスを構成するデータラインの接続不良
に起因すると思われる故障が生じた場合には、人手によ
りテスタ等の試験装置を用いて配線試験(配線チェッ
ク)を行なう必要があり、作業時間と手間がかかるとい
う問題点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、メモリ制御装置
であるCPUとRAMとの間のアドレスバスを構成する
アドレスラインあるいはデータバスを構成するデータラ
インの配線状態を含む動作状態の検査である状態検査を
容易、かつ、短時間で行なうことができるメモリ制御装
置及び状態検査方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ランダムアクセス可能で各種データの記憶を行なう複数
のメモリセルを有するメモリと複数のアドレスラインよ
り構成されるアドレスバス及び複数のデータラインより
構成されるデータバスを介して接続され、前記メモリの
制御を行なうメモリ制御装置において、前記メモリ制御
装置は、複数の前記アドレスラインの電圧レベルを全て
“L”レベル、あるいは、複数の前記アドレスラインの
うちいずれか一のアドレスラインの電圧レベルを順次
“H”レベルとして検査用アドレス指定を行なう検査用
アドレス指定手段と、前記データラインの電圧レベルを
全て“L”レベル、あるいは、前記データラインのうち
いずれか一のデータラインの電圧レベルを順次“H”レ
ベルとする検査用データ書込手段と、前記検査用データ
書込手段による書込終了毎に、前記データラインを介し
て前記メモリに記憶されている検査用データを読出検査
用データとして読出を行なう検査用データ読出手段と、
読出検査用データと、前記検査用データ書込手段により
書込んだ検査用データと、を比較することにより前記ア
ドレスライン及び前記データラインが正常に配線されて
いるか否かを判別する判別手段と、を備えて構成する。
【0007】請求項1記載の発明によれば、メモリ制御
装置の検査用アドレス指定手段は、複数のアドレスライ
ンの電圧レベルを全て“L”レベル、あるいは、複数の
前記アドレスラインのうちいずれか一のアドレスライン
の電圧レベルを順次“H”レベルとして検査用アドレス
指定を行なう。
【0008】一方、検査用データ書込手段は、データラ
インの電圧レベルを全て“L”レベル、あるいは、デー
タラインのうちいずれか一のデータラインの電圧レベル
を順次“H”レベルとする。検査用データ書込手段の動
作と並行して、検査用データ書込手段による書込終了毎
に、データラインを介してメモリに記憶されている検査
用データを読出検査用データとして読出を行なう。
【0009】この結果、判別手段は、読出検査用データ
と、検査用データ書込手段により書込んだ検査用データ
と、を比較することによりアドレスライン及びデータラ
インが正常に配線されているか否かを判別する。請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記検
査用アドレス指定手段は、複数の前記アドレスラインの
電圧レベルを全て“H”レベルとするように構成する。
【0010】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、検査用アドレス指定手段は、
複数のアドレスラインの電圧レベルを全て“H”レベル
とし、アドレスラインにおける電気的負荷を最大とす
る。請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載
の発明において、前記検査用データ書込手段は、複数の
前記データラインの電圧レベルを全て“H”レベルとす
るように構成する。
【0011】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は請求項2記載の発明の作用に加えて、前記検査用デー
タ書込手段は、複数のデータラインの電圧レベルを全て
“H”レベルとし、データラインにおける電気的負荷を
最大とする。請求項4記載の発明は、ランダムアクセス
可能で各種データの記憶を行なう複数のメモリセルを有
するメモリと、前記メモリと複数のアドレスラインより
構成されるアドレスバス及び複数のデータラインより構
成されるデータバスを介して接続され、前記メモリの制
御を行なうメモリ制御装置との間の状態検査を行なう状
態検査方法において、複数の前記アドレスラインの電圧
レベルを全て“L”レベル、あるいは、複数の前記アド
レスラインのうちいずれか一のアドレスラインの電圧レ
ベルを順次“H”レベルとして検査用アドレス指定を行
なう検査用アドレス指定工程と、前記データラインの電
圧レベルを全て“L”レベル、あるいは、前記データラ
インのうちいずれか一のデータラインの電圧レベルを順
次“H”レベルとする検査用データ書込工程と、前記検
査用データ書込工程における書込終了毎に、前記データ
ラインを介して前記メモリに記憶されている検査用デー
タを読出検査用データとして読出を行なう検査用データ
読出工程と、読出検査用データと、前記検査用データ書
込手段により書込んだ検査用データと、を比較すること
に前記アドレスライン及び前記データラインが正常に配
線されているか否かを判別する判別工程と、を備えて構
成する。
【0012】請求項4記載の発明によれば、検査用アド
レス指定工程は、複数の前記アドレスラインの電圧レベ
ルを全て“L”レベル、あるいは、複数の前記アドレス
ラインのうちいずれか一のアドレスラインの電圧レベル
を順次“H”レベルとして検査用アドレス指定を行な
う。
【0013】一方、検査用データ書込工程は、前記デー
タラインの電圧レベルを全て“L”レベル、あるいは、
前記データラインのうちいずれか一のデータラインの電
圧レベルを順次“H”レベルとする。検査用データ読出
工程は、検査用データ書込工程における書込終了毎に、
前記データラインを介して前記メモリに記憶されている
検査用データを読出検査用データとして読出を行なう。
【0014】これらにより判別工程は、読出検査用デー
タと、検査用データ書込手段により書込んだ検査用デー
タと、を比較することによりアドレスライン及びデータ
ラインが正常に配線されているか否かを判別する。請求
項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記
検査用アドレス指定工程は、複数の前記アドレスライン
の電圧レベルを全て“H”レベルとするように構成す
る。
【0015】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、検査用アドレス指定工程は、
複数のアドレスラインの電圧レベルを全て“H”レベル
とし、アドレスラインにおける電気的負荷を最大とす
る。請求項6記載の発明は、請求項4又は請求項5記載
の状態検査方法において、前記検査用データ書込工程
は、複数の前記データラインの電圧レベルを全て“H”
レベルとするように構成する。
【0016】請求項6記載の発明によれば、請求項4又
は請求項5記載の発明の作用に加えて、検査用データ書
込工程は、複数の前記データラインの電圧レベルを全て
“H”レベルとし、データラインにおける電気的負荷を
最大とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。第1実施形態 図1に組込型機器の主要部の概要構成ブロック図を示
す。
【0018】組込型機器1は、組込型機器1全体を制御
するCPU2と、CPU2と同一基板上に配置されCP
U2の制御下で各種データを記憶するRAM3と、を備
えて構成されている。CPU2とRAM3との間には、
CPU2−RAM3との間でデータのやり取りを行なう
データバス4と、CPU2がRAM3内の図示しないメ
モリセルを指定するためのアドレスデータを送信するた
めのアドレスバス5と、CPU2がRAM3に対しデー
タの読出/書込を指示するための読出/書込(R/W)
ライン6と、CPU2がRAM3に対し、データの読み
出しあるいは書込みのためのタイミング制御を行なうた
めのクロック信号であるチップイネーブル信号を出力す
るチップイネーブル(CE)ライン7がチップイネーブ
ル端子間に設けられている。
【0019】データバス4は、8ビットのデータを伝送
するための8本のデータラインD0〜D7 を備えて構成
されている。アドレスバス5は、17ビットのアドレス
データ(128kB相当)を伝送するためのアドレスラ
インA0 〜A16を備えて構成されている。
【0020】次に図2の動作処理フローチャートを参照
して配線チェック処理について説明する。まず、CPU
2は、データバス4を構成するデータラインD0 〜D7
のうちいずれか一のデータラインを特定するためのデー
タラインIDデータDX=−1とし、アドレスバス5を
構成するアドレスラインA0 〜A16のうちいずれか一の
アドレスラインを特定するためのアドレスラインIDデ
ータAX=−1とする(ステップS1)。この場合にお
いて、データラインIDデータDX=X(X;−1、
0、1、……、7)はデータラインDX を表すものと
し、X=−1の場合は、ダミーデータであり対応するデ
ータラインは存在しない。同様にアドレスラインIDデ
ータAX=Y(Y;−1、0、1、……、16)はアド
レスラインAY を表すものとし、Y=−1の場合は、ダ
ミーデータであり対応するアドレスラインは存在しな
い。
【0021】次にCPU2は、チップイネーブル端子よ
り出力しているチップイネーブル信号(クロック信号)
に対応する所定の書込サイクルにおいて、検査用アドレ
ス指定手段として機能し、アドレスセット処理を行な
い、全てのアドレスラインA0〜A16の電圧レベルを
“L”レベルとする(ステップS2)。
【0022】さらにCPU2は、検査用データ書込手段
として機能し、データセット処理を行ない、全てのデー
タラインD0 〜D7 の電圧レベルを“L”レベルとする
(ステップS3)。そして、読出/書込制御端子(R/
W端子)を書込側の信号レベルとすることにより、RA
M3のアドレス=“00000H”(Hは16進数を表
す。)のメモリセルに検査用データとして“00H”の
データが書込まれることとなる(ステップS4)。
【0023】次にCPU2は、上記書込サイクルに連続
する所定の読出サイクルにおいて、読出/書込制御端子
(R/W端子)を読出側の信号レベルとすることによ
り、RAM3のアドレス=“00000H”のメモリセ
ルからデータを読み出す(ステップS5)。
【0024】つづいてCPU2は、RAM3のアドレス
=“00000H”のメモリセルに書込んだはずの検査
用データ=“00H”と、ステップS5の処理により読
み込んだ実際のデータとを比較し、等しいか否かを判別
する(ステップS6)。ステップS6の判別において、
検査用データと読み出したデータが等しくない場合には
(ステップS6;No)、CPU2は、配線不良(結線
不良)とみなして当該基板をリジェクトさせるためのリ
ジェクト信号を外部に出力する等の診断NG処理を行な
って処理を終了する(ステップS16)。この場合にお
いて、データが等しくないことにより配線不良とみなせ
るのは、もし配線不良が生じている場合には、対応する
配線はフローティング状態となり、正常なデータを読み
出すことができないはずだからである。
【0025】ステップS6の判別において、検査用デー
タと読み出したデータが等しい場合には(ステップS
6;Yes)、データラインIDデータDX=−1のデ
ータラインであるダミーデータライン(実在せず)を
“L”レベルとし(ステップS7)、データラインID
データDXに1を加算して(ステップS8)、データラ
インIDデータDX=0とし、データラインIDデータ
DX=8か否か、すなわち、同一アドレスにおけるデー
タラインの配線検査を終了したか否かを判別する(ステ
ップS9)。
【0026】ステップS9の判別においてデータライン
IDデータDX<8の場合には(ステップS9;N
o)、データラインIDデータDXに対応するデータラ
イン、この場合においては、データラインD0 のみを
“H”レベルとし(ステップS10)、処理を再びステ
ップS4に移行する。
【0027】これによりCPU2は、再び検査用データ
書込手段として機能し、読出/書込制御端子(R/W端
子)を書込側の信号レベルとすることにより、RAM3
のアドレス=“00000H”のメモリセルに検査用デ
ータとして“01H”のデータが書込まれることとなる
(ステップS4)。
【0028】次にCPU2は、上記書込サイクルに連続
する所定の読出サイクルにおいて、読出/書込制御端子
(R/W端子)を読出側の信号レベルとすることによ
り、RAM3のアドレス=“00000H”のメモリセ
ルからデータを読み出す(ステップS5)。
【0029】つづいてCPU2は、RAM3のアドレス
=“00000H”のメモリセルに書込んだはずの検査
用データ=“01H”と、ステップS5の処理により読
み込んだ実際のデータとを比較し、等しいか否かを判別
する(ステップS6)。ステップS6の判別において、
検査用データと読み出したデータが等しくない場合には
(ステップS6;No)、CPU2は、配線不良(結線
不良)とみなして当該基板をリジェクトさせるためのリ
ジェクト信号を外部に出力する等の診断NG処理を行な
って処理を終了する(ステップS16)。
【0030】ステップS6の判別において、検査用デー
タと読み出したデータが等しい場合には(ステップS
6;Yes)、データラインIDデータDX=0のデー
タラインD0 を“L”レベルとする(ステップS7)。
そして、データラインIDデータDXに1を加算して
(ステップS8)、データラインIDデータDX=1と
し、データラインIDデータDX=8か否か、すなわ
ち、同一アドレスにおけるデータラインの配線検査を終
了したか否かを判別する(ステップS9)こととなる。
【0031】しかしながら、この場合においても配線検
査は終了していないので、データラインIDデータDX
に対応するデータライン、すなわち、データラインD1
のみを“H”レベルとし(ステップS10)、処理を再
びステップS4に移行することとなる。
【0032】以下、同様にして、図3に示すように、デ
ータが“02H”→“04H”→“08H”→“10
H”→“20H”→“40H”→“80H”の順番でア
ドレス=“00000H”のメモリセルに書込まれて
は、読み出され、RAM3のアドレス=“00000
H”のメモリセルに書込んだはずの検査用データと、ス
テップS5の処理により読み込んだ実際のデータとを比
較し、等しいか否かを判別し(ステップS6)、検査用
データと読み出したデータが等しくない場合には(ステ
ップS6;No)、CPU2は、配線不良(結線不良)
とみなして当該基板をリジェクトさせるためのリジェク
ト信号を外部に出力する等の診断NG処理を行なって処
理を終了する(ステップS16)こととなる。
【0033】そして、データラインIDデータDX=8
となるので(ステップS9;Yes)、処理をステップ
S11に移行し、再びデータラインIDデータDX=−
1とする。そしてCPU2は、アドレスラインIDデー
タAX=−1のアドレスラインであるダミーアドレスラ
イン(実在せず)を“L”レベルとし(ステップS1
2)、アドレスラインIDデータAXに1を加算して
(ステップS13)、アドレスラインIDデータAX=
0とし、アドレスラインIDデータAX=17か否か、
すなわち、当該RAMのアドレスライン及びデータライ
ンの配線検査を終了したか否かを判別する(ステップS
14)。
【0034】ステップS14の判別において、アドレス
ラインIDデータAX=17の場合には、全ての配線検
査処理が正常に終了しているので、CPU2は、配線良
好(結線良好)とみなして当該基板を良品として取扱わ
せるための良品信号を外部に出力する等の診断OK処理
を行なって処理を終了する(ステップS17)。
【0035】ステップS14の判別において、アドレス
ラインIDデータAX<17の場合には(ステップS1
4;No)、アドレスラインIDデータAXに対応する
アドレスライン、この場合においては、アドレスライン
A0 のみを“H”レベルとし(ステップS10)、処理
を再びステップS3に移行する。
【0036】これにより同様にしてアドレス=“000
01H”のメモリセルに対するステップS3の処理及び
最大9回のステップS4〜S10の処理が行なわれるこ
ととなる。以下、同様にして、アドレス=“00002
H”→“00004H”→“00008H”→……→
“04000H”→“08000H”→“10000
H”の順番でメモリセルを変更し、その全てに対してデ
ータ“00H”→“01H”→“02H”→……“20
H”→“40H”→“80H”を順次書込し、読み出す
ので確実に配線検査を行なうことができる。
【0037】この場合において、1アドレスライン−1
データのチェック時間(1検査工程当たりのチェック時
間)を50μsecであるとすると、アドレス指定の種
類は18通り、データの種類は9通りであるので、検査
の全工程数は、 全工程数=18×9 となり、全検査時間は、 全検査時間=50[μsec]×18×9 =8.1[msec] となる。
【0038】従って、実装状態において短時間で確実に
CPU2−RAM3間の配線検査を行なうことができ
る。第2実施形態 上記第1実施形態においては、アドレスバスを構成する
いずれか一のアドレスラインが“H”レベル若しくは全
てのアドレスラインが“L”レベルの場合、かつ、デー
タバスを構成するいずれか一のデータラインが“H”レ
ベル若しくは全てのデータラインが“L”レベルの場合
について試験を行なっていたが、この場合においては、
最大で一のアドレスライン及び一のデータラインの双方
が“H”レベルとなるだけであり、同時に複数のアドレ
スラインあるいはデータラインが“H”レベルとなるこ
とにより発生する原因(例えば、電源電圧降下)による
不良を検査することはできない。
【0039】そこで、本実施形態においては、第1実施
形態の検査項目に加えて、以下の検査項目を追加して検
査を行なうようにしている。検査項目としては、 1) アドレス=“1FFFFH”、かつ、データ=
“00H” 2) アドレス=“00000H”、かつ、データ=
“FFH” 3) アドレス=“1FFFFH”、かつ、データ=
“FFH” の3通り場合についての検査を行なう。
【0040】この結果、1)の場合には、アドレスバス
に対応する電源系統の電源供給状態を検査することがで
き、2)の場合には、データバスに対応する電源系統の
電源供給状態を検査することができ、3)の場合には、
アドレスバス及びデータバスの双方を同時に駆動した、
すなわち、電源系統全体の電源供給状態を検査すること
ができる。
【0041】以上の説明のように、本第2実施形態によ
れば、配線検査のみならず、アドレスバス及びデータバ
スへの電源供給状態についても検査することができ、よ
り信頼性の高い装置供給を行なうことができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、メモリ制
御装置の検査用アドレス指定手段は、複数のアドレスラ
インの電圧レベルを全て“L”レベル、あるいは、複数
の前記アドレスラインのうちいずれか一のアドレスライ
ンの電圧レベルを順次“H”レベルとして検査用アドレ
ス指定を行ない、検査用データ書込手段は、データライ
ンの電圧レベルを全て“L”レベル、あるいは、データ
ラインのうちいずれか一のデータラインの電圧レベルを
順次“H”レベルとする。
【0043】検査用データ書込手段の動作と並行して、
検査用データ書込手段による書込終了毎に、データライ
ンを介してメモリに記憶されている検査用データを読出
検査用データとして読出を行ない、判別手段は、読出検
査用データと、検査用データ書込手段により書込んだ検
査用データと、を比較することによりアドレスライン及
びデータラインが正常に配線されているか否かを判別す
るので、配線不良を容易、かつ、迅速に検出することが
できる。
【0044】すなわち、配線不良が存在すれば、当該ラ
インがフローティング状態となることにより、読出検査
用データと検査用データ書込手段により書込んだ検査用
データとが異なるので、容易に配線不良を検出すること
ができる。さらに、その検査工程数は、 検査工程数=(アドレスライン数+1)×(データライ
ン数+1) で済むので、迅速に検査が行なえる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、検査用アドレス指定手段は、
複数のアドレスラインの電圧レベルを全て“H”レベル
とし、アドレスラインにおける電気的負荷を最大とする
ので、アドレスバスの電源系統の不良(電圧異常低下
等)に伴う動作不良を容易に検出できる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は請求項2記載の発明の作用に加えて、前記検査用デー
タ書込手段は、複数のデータラインの電圧レベルを全て
“H”レベルとし、データラインにおける電気的負荷を
最大とするので、データラインの電源系統の不良に伴う
動作不良を容易に検出できる。さらにアドレスライン及
びデータラインの双方の電源系統の総合的な不良に伴う
動作不良を容易に検出できる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、検査用アド
レス指定工程は、複数の前記アドレスラインの電圧レベ
ルを全て“L”レベル、あるいは、複数の前記アドレス
ラインのうちいずれか一のアドレスラインの電圧レベル
を順次“H”レベルとして検査用アドレス指定を行な
い、検査用データ書込工程は、前記データラインの電圧
レベルを全て“L”レベル、あるいは、前記データライ
ンのうちいずれか一のデータラインの電圧レベルを順次
“H”レベルとする。
【0048】さらに検査用データ読出工程は、検査用デ
ータ書込工程における書込終了毎に、前記データライン
を介して前記メモリに記憶されている検査用データを読
出検査用データとして読出を行ない、判別工程は、読出
検査用データと、検査用データ書込手段により書込んだ
検査用データと、を比較することによりアドレスライン
及びデータラインが正常に配線されているか否かを判別
するので、配線不良を容易、かつ、迅速に検出すること
ができる。
【0049】すなわち、配線不良が存在すれば、当該ラ
インがフローティング状態となることにより、読出検査
用データと検査用データ書込工程により書込んだ検査用
データとが異なるので、容易に配線不良を検出すること
ができる。さらに、その検査工程数は、 検査工程数=(アドレスライン数+1)×(データライ
ン数+1) で済むので、迅速に検査を行なうことができる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、検査用アドレス指定工程は、
複数のアドレスラインの電圧レベルを全て“H”レベル
とし、アドレスラインにおける電気的負荷を最大とする
ので、アドレスバスの電源系統の不良(電圧異常低下
等)に伴う動作不良を容易に検出できる。
【0051】請求項6記載の発明によれば、請求項4又
は請求項5記載の発明の作用に加えて、検査用データ書
込工程は、複数の前記データラインの電圧レベルを全て
“H”レベルとし、データラインにおける電気的負荷を
最大とするので、データラインの電源系統の不良に伴う
動作不良を容易に検出できる。さらにアドレスライン及
びデータラインの双方の電源系統の総合的な不良に伴う
動作不良を容易に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組込型機器の主要部の概要構成ブロック図であ
る。
【図2】実施形態の動作処理フローチャートである。
【図3】アドレス及びデータ指定の説明図である。
【符号の説明】
1 組込型機器 2 CPU 3 RAM 4 データバス 5 アドレスバス 6 読出/書込(R/W)ライン 7 チップイネーブル(CE)ライン D0 〜D7 データライン A0 〜A16 アドレスライン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムアクセス可能で各種データの記
    憶を行なう複数のメモリセルを有するメモリと複数のア
    ドレスラインより構成されるアドレスバス及び複数のデ
    ータラインより構成されるデータバスを介して接続さ
    れ、前記メモリの制御を行なうメモリ制御装置におい
    て、 前記メモリ制御装置は、複数の前記アドレスラインの電
    圧レベルを全て“L”レベル、あるいは、複数の前記ア
    ドレスラインのうちいずれか一のアドレスラインの電圧
    レベルを順次“H”レベルとして検査用アドレス指定を
    行なう検査用アドレス指定手段と、 前記データラインの電圧レベルを全て“L”レベル、あ
    るいは、前記データラインのうちいずれか一のデータラ
    インの電圧レベルを順次“H”レベルとする検査用デー
    タ書込手段と、 前記検査用データ書込手段による書込終了毎に、前記デ
    ータラインを介して前記メモリに記憶されている検査用
    データを読出検査用データとして読出を行なう検査用デ
    ータ読出手段と、 読出検査用データと、前記検査用データ書込手段により
    書込んだ検査用データと、を比較することにより前記ア
    ドレスライン及び前記データラインが正常に配線されて
    いるか否かを判別する判別手段と、 を備えたことを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメモリ制御装置におい
    て、 前記検査用アドレス指定手段は、複数の前記アドレスラ
    インの電圧レベルを全て“H”レベルとすることを特徴
    とするメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のメモリ制御
    装置において、 前記検査用データ書込手段は、複数の前記データライン
    の電圧レベルを全て“H”レベルとすることを特徴とす
    るメモリ制御装置。
  4. 【請求項4】 ランダムアクセス可能で各種データの記
    憶を行なう複数のメモリセルを有するメモリと、前記メ
    モリと複数のアドレスラインより構成されるアドレスバ
    ス及び複数のデータラインより構成されるデータバスを
    介して接続され、前記メモリの制御を行なうメモリ制御
    装置との間の状態検査を行なう状態検査方法において、 複数の前記アドレスラインの電圧レベルを全て“L”レ
    ベル、あるいは、複数の前記アドレスラインのうちいず
    れか一のアドレスラインの電圧レベルを順次“H”レベ
    ルとして検査用アドレス指定を行なう検査用アドレス指
    定工程と、 前記データラインの電圧レベルを全て“L”レベル、あ
    るいは、前記データラインのうちいずれか一のデータラ
    インの電圧レベルを順次“H”レベルとする検査用デー
    タ書込工程と、 前記検査用データ書込工程における書込終了毎に、前記
    データラインを介して前記メモリに記憶されている検査
    用データを読出検査用データとして読出を行なう検査用
    データ読出工程と、 読出検査用データと、前記検査用データ書込手段により
    書込んだ検査用データと、を比較することに前記アドレ
    スライン及び前記データラインが正常に配線されている
    か否かを判別する判別工程と、 を備えたことを特徴とする状態検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の状態検査方法において、 前記検査用アドレス指定工程は、複数の前記アドレスラ
    インの電圧レベルを全て“H”レベルとすることを特徴
    とするメモリ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載の状態検査方
    法において、 前記検査用データ書込工程は、複数の前記データライン
    の電圧レベルを全て“H”レベルとすることを特徴とす
    る状態検査方法。
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