JPH09236262A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH09236262A
JPH09236262A JP8071506A JP7150696A JPH09236262A JP H09236262 A JPH09236262 A JP H09236262A JP 8071506 A JP8071506 A JP 8071506A JP 7150696 A JP7150696 A JP 7150696A JP H09236262 A JPH09236262 A JP H09236262A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋付の容器内に密封収容された食品を良好に
加熱調理する。 【解決手段】 蓋5aの温度を検知する赤外線センサ8
の検出温度に基づき、制御部は、加熱開始から所定量だ
け温度が上昇するに要する時間t0を求め、その後に単
位時間内の温度変化量αを求める。そして、時間t0及
び温度変化量αに応じて最大加熱時間及び設定温度の相
違する複数の加熱パターンから適当なものを選択し、そ
の加熱パターンに従ってマグネトロン3を制御して加熱
調理を実行する。時間t0により食品5dの内容量を、
温度変化量αにより食品の種類や容器5b内での食品5
dの詰充填状態をそれぞれ判断することができるため、
被加熱物5に合った適正な加熱が行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子レンジに関し、
特に蓋付の容器内に密封された食品を加熱する電子レン
ジの加熱制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加熱物である食品の種類を自動
的に検知し、適当な加熱時間を設定する電子レンジが知
られている。特公平2−46101号公報に開示された
電子レンジはその一例である。この電子レンジは、食品
から発生する水蒸気による湿度を測定する絶対湿度セン
サを調理庫内に設置し、単位時間当たりの絶対湿度の変
化量に基づき食品の種類を認識し、これに応じた加熱制
御を行なうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蓋で密
閉された容器内に収容された食品、或いは、その容器が
塩化ビニリデン等のラップ材で厳重に包装された食品
(以下、これらを総称して「ラッピング食品」という)
を加熱する際には水蒸気が容器内部に閉じ込められ、加
熱初期には絶対湿度センサの検出値は殆ど変化しない。
すなわち、水蒸気が容器や包装の外側に漏れ出たときに
は、容器が変形する等加熱し過ぎに至っていることにな
り、適正な加熱を行なうことはできなかった。
【0004】また、特公昭64−5435号公報には、
赤外線センサを用いて食品の表面温度を検知し、加熱時
の温度上昇率から食品の大きさを推定して、この大きさ
に合った加熱時間を設定する電子レンジが開示されてい
る。
【0005】しかしながら、コンビニエンスストアにて
販売されているような透明の蓋を備えた容器を用いたラ
ッピング食品では、蓋の赤外線透過率が低いため、赤外
線センサで検知される表面温度は容器又はラップ材自体
の温度になる。この温度上昇のパターンは、容器内部の
食品の種類や量のみならず、その食品が蓋に接触するよ
うに充填されているか否かによっても大きく相違する。
従って、上記従来技術では、多様なラッピング食品をそ
れぞれ好適に加熱することは困難であった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、コンビ
ニエンスストア等にて販売されているような惣菜類や弁
当類等のラッピング食品を良好に加熱調理することがで
きる電子レンジを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る電子レンジは、 a)被加熱物を加熱する加熱手段と、 b)前記被加熱物の上面温度を検出する温度検出手段と、 c)該温度検出手段の検出信号に基づき、加熱開始から所
定量の温度変化が生じる迄又は所定温度に到達する迄の
期間において温度上昇の度合を測る第1の算出手段と、 d)前記温度検出手段の検出信号に基づき、所定量の温度
変化が生じた後又は所定温度に到達した後に温度上昇の
度合を測る第2の算出手段と、 e)前記第1及び第2の算出手段の出力に応じて前記加熱
手段を制御する制御手段と、 を備えることを特徴としている。
【0008】上記発明による電子レンジにおいて、前記
第1及び/又は第2の算出手段は、例えば所定量の温度
変化を生じるに要する時間を求めることにより温度上昇
の度合を測るように構成することができる。また、前記
第1及び/又は第2の算出手段は、例えば単位時間内の
温度変化量を求めることにより温度上昇の度合を測るよ
うに構成しても良い。
【0009】従って、この発明の電子レンジは、加熱開
始から所定量の温度変化が生じる迄に要する所要時間を
前記第1の算出手段により求め、その後に単位時間内の
温度変化量を前記第2の算出手段により求め、前記加熱
制御手段は該所要時間及び温度変化量に応じて加熱を制
御するように構成することができる。
【0010】なお、前記加熱制御手段は、例えば、前記
第1及び第2の算出手段の出力に応じて最大加熱時間や
設定温度を変えて加熱を制御するように構成すれば良
い。
【0011】
【発明の実施の形態】ラッピング食品の上面、すなわち
蓋の表面温度が加熱開始後に所定量だけ上昇するに要す
る時間は、食品の内容量に依存している。一方、蓋の表
面温度がこの所定量だけ上昇した後の単位時間内の温度
変化量は、食品の内容量よりも食品の種類や食品と蓋と
の間隙の大きさに依存している。何故なら、食品の表面
が加熱されるとその食品から発生する水蒸気やガスが容
器内に充満し、この高温の水蒸気やガスからの熱伝導に
より蓋の温度が上昇するからである。塩化ビニル等の材
料から成る蓋の熱容量は通常、食品の熱容量よりも小さ
いため、食品と蓋との間の空間が大きいと高温の水蒸気
やガスの影響を受け易く、単位時間内の温度変化量が大
きくなる。逆に、食品が蓋に密着していると蓋と食品の
温度とはほぼ等しくなり、単位時間内の温度変化量は小
さくなる。
【0012】従って、第1の算出手段により求めた温度
上昇の度合から食品の内容量を、第2の算出手段により
求めた温度上昇の度合から食品の種類や容器内での食品
の充填状態をそれぞれ判断することができる。加熱制御
手段は、この2つの判断材料に応じて最大加熱時間や設
定温度が相違する複数の加熱パターンから適当な加熱パ
ターンを選択し、この加熱パターンに従って加熱手段で
あるマグネトロンの運転を制御する。
【0013】なお、第1の算出手段において温度上昇の
度合として加熱開始から所定量の温度変化が生じる迄に
要する所要時間を測る場合には、食品の表面から水蒸気
やガスの発散が少ない間に所要時間を求める必要がある
ため、該所定量として15乃至20℃程度が適当であ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明による電子レンジによれば、密閉
された容器内に充填された食品の種類、内容量及び充填
状態に対応した加熱調理が行なわれるため、多様なラッ
ピング食品を過不足なく好適に温めることができる。す
なわち、使用者が自ら判断して加熱温度や加熱時間を入
力するといった面倒な操作を行なわなくとも、加熱し過
ぎや加熱不足等の失敗の無い安定した加熱調理を行なう
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る電子レンジの実施例につ
いて図を参照しつつ説明する。図1はこの電子レンジの
概略断面図である。筐体1内の調理庫2背面には、加熱
源であるマグネトロン3が導波管4を介して設置され
る。調理庫2底部には、被加熱物5を載置するために、
ターンテーブルモータ7により回転駆動されるターンテ
ーブル6が設置される。調理庫2天面には、被加熱物5
の上面温度を検出するために、その上面から放射される
赤外線を検知する赤外線センサ8が設けられる。また、
排気部9には水蒸気を検知する湿度センサ10が設けら
れる。図1における被加熱物5は、蓋5aを備えた容器
5b内に食品5dが収容され、容器5bの周囲がラップ
材5cにて包装されたものとなっている。
【0016】図2はこの電子レンジの電気系の構成図で
ある。制御部20はマイクロコンピュータ等から構成さ
れ、その内部にはタイマ21、RAM22等を含んでい
る。制御部20には、複数の操作キーを備える操作部2
3からキー入力信号が、赤外線センサ8及び湿度センサ
10からそれぞれ温度検出信号及び湿度検出信号が入力
される。更に、制御部20は、ROM(図示せず)に予
め格納された制御プログラムに従って、マグネトロン3
の駆動、照明用のランプ24の点灯、ターンテーブルモ
ータ7の駆動、及び排気用ファンを回転させるブロアモ
ータ25の駆動を行なうための制御信号を出力する。
【0017】以下、上記構成の電子レンジの加熱制御を
図3のフローチャートに沿って説明する。調理者は、被
加熱物5としてラッピング食品をターンテーブル6に載
置した後、操作部23にて「ラッピング食品の自動加熱
コース」を選択して加熱スタートキーを操作する(ステ
ップS1)。制御部20は、このキー操作を受けてラン
プ24を点灯させ、ターンテーブルモータ7、ブロアモ
ータ25及びマグネトロン3の駆動を開始する(ステッ
プS2)。この結果、ターンテーブル6はゆっくりと回
転しマイクロ波加熱が始まる。このときのマグネトロン
3の加熱出力は後述のような加熱シーケンスによって予
め定められている。また、制御部20では加熱開始と同
時にタイマ21の計時が開始される(ステップS3)。
【0018】一般に、赤外線センサ8の検知動作が安定
するには若干の時間を要する。このため、タイマ21が
5秒経過する迄待って(ステップS4)、赤外線センサ
8の温度検出信号に基づき処理を開始する(ステップS
5)。まず、温度検出開始直後の検出温度T0[℃]を
RAM22に記憶する(ステップS6)。次に、赤外線
センサ8の検出温度TがT0+18[℃]に到達したと
きに(ステップS7)、温度が18[℃]上昇するに要
した時間t0、すなわち、その時点でのタイマ21の経
過時間から5秒(ステップS4での待機時間に相当)を
差し引いた時間をRAM22に記憶する(ステップS
8)。同時に、その時点での検出温度T1[℃]もRA
M22に記憶する(ステップS9)。
【0019】続いて、検出温度がT0+18[℃]に到
達してから5秒経過する迄待ち(ステップS10)、そ
の時点での検出温度T2[℃]を求め、RAM22に記
憶している温度T1[℃]を読み出して5秒間の温度変
化量α=T2−T1[℃]を計算する(ステップS1
1)。そして、この温度変化量αをRAM22に記憶す
る(ステップS12)。次いで、先に求めた時間t0と
温度変化量αとに基づき、予め用意した複数の加熱パタ
ーンの中から1つの加熱パターンを選択する(ステップ
S13、S14)。
【0020】図4は、時間t0及び温度変化量αをパラ
メータとした加熱シーケンスの一例である。加熱は、第
1、第2、第3ステージの順に後述の如く実行される。
図4において、温度は赤外線センサ8による検出温度で
あり、第3ステージの時間tは第1ステージの開始から
第2ステージの終了迄に要した時間である。また、第2
及び第3ステージにおける時間は最大加熱時間であっ
て、加熱中に設定温度に到達したか或いは設定温度に達
しなくても最大加熱時間を経過したならば、次のステー
ジに進む(第2ステージの場合)又は加熱を終了する
(第3ステージの場合)。加熱パターンは、所要時間t
0に応じてA、B及びCの3モードに分けられ、更に温
度変化量αに応じてそれぞれ3つに細分化される。すな
わち、時間t0及び温度変化量αに応じて、A1〜A
3、B1〜B3、C1〜C3の9モードの加熱パターン
のいずれかが選択される。
【0021】なお、通常、図4の如き加熱シーケンスは
実際の食品を加熱調理する実験データに基づき予め定め
られ、制御部20が備えるROMに制御プログラムの一
部として格納される。
【0022】図5は、図4に示した加熱パターン中の3
種類のモードに対応する温度変化の状態を示した例であ
る。図5において、横軸は加熱開始からの経過時間、縦
軸は赤外線センサ8による検出温度を示す。ラッピング
食品の具体例として、A3モードは小容器に収容された
惣菜類、B2モードは中程度の大きさで深めの容器に収
容された丼物類、そしてC1モードは平らで大きな容器
に収容された弁当類が相当する。
【0023】時間t0は加熱初期の温度上昇の度合を示
すから、時間t0が短いほど加熱初期の温度上昇が速い
ことになる。加熱初期においては、容器5b内の空気の
温度上昇は食品5dからの熱伝導が支配的であるため、
検出温度の上昇の度合は食品5dの熱容量に大きく依存
する。すなわち、食品5dの内容量が多い場合には食品
5dは温まりにくく温度上昇の度合は小さい。例えば、
小容器に少量の惣菜が収容されたラッピング食品(例え
ばA3モードの場合)では、温度が急激に上昇し時間t
0は短くなる。
【0024】一方、蓋5aの表面温度が或る程度上昇し
た後の温度上昇の度合は、前述したように食品5dの内
容量よりもその種類や食品5dと蓋5aとの空間の大き
さに依存する。すなわち、弁当類のように平たい容器に
食品が収容されたラッピング食品では、蓋5aに食品5
dが殆ど密着しているため高温の水蒸気やガスの影響を
殆ど受けない。このため検出温度の上昇は緩やかで温度
変化量αは小さい。
【0025】図4の例に従った加熱制御を具体的に説明
する。第1ステージはステップS2〜S9に相当する。
すなわち、加熱開始からマグネトロン3の出力を150
0Wとし、検出温度が18[℃]上昇する迄加熱を行な
い第2ステージに移行する。なお、当初から被加熱物5
の温度が高く、検出温度が18[℃]上昇する迄に設定
温度の50[℃]に達した場合には、その時点での経過
時間(厳密には経過時間から5秒を差し引いた値)を時
間t0として第2ステージに移行する。
【0026】第2ステージはステップS10以降に相当
する。出力1500Wで引き続き加熱を行ない、5秒経
過後に時間t0及び温度変化量αに基づき加熱パターン
を選択する。そして、検出温度が設定温度に到達する迄
加熱を行なった後に第3ステージに移行する。また、そ
の設定温度に到達する以前に最大加熱時間を経過した場
合も同様に第3ステージに移行する。なお、温度変化量
αの計測中、すなわちステップS10にて5秒待機する
間に検出温度が60[℃]に到達した場合には、到達時
点の検出温度から温度変化量αを算出し、所要時間t0
及び温度変化量αに基づき加熱パターンを選択した上で
第3ステージに移行する。
【0027】第3ステージでは、出力1500Wで引き
続き加熱を行ない、検出温度が、先に選択した加熱パタ
ーンの設定温度に到達した時点で加熱を終了する。ま
た、その設定温度に到達する以前に最大加熱時間(0.
7×t)を経過した場合も同様に加熱を終了する。
【0028】例えば、図5のB2モードの場合、第1ス
テージにおける時間t0が25秒、第2ステージ開始後
の温度変化量αが9℃であるので、この時点(図中の
x)でB2モードの加熱パターンが選択される。B2モ
ードでは、第2ステージの最大加熱時間が45秒、設定
温度は60℃である。第2ステージ開始後45秒経過す
る前に検出温度は60[℃]に到達するので、その時点
(図中のy)で第2ステージから第3ステージに移行す
る。第1ステージ開始から第2ステージ終了迄の時間は
37秒であるので第3ステージの最大加熱時間は0.7
×37=26秒、設定温度は65[℃]である。第3ス
テージ開始後26秒経過する前に検出温度は65[℃]
に到達するので、この時点(図中のz)でマグネトロン
3の発振を停止させ加熱調理を終了する。
【0029】以上のように、通常、最大加熱時間が経過
する前にそのステージの設定温度に到達する。すなわ
ち、最大加熱時間は、例えば被加熱物5が適正な位置に
載置されておらず赤外線センサ8がターンテーブル6自
体の温度上昇を検出している場合等、異常な状態に対す
る安全性の確保のために設けられている。
【0030】また、湿度センサ10も、例えば被加熱物
5が赤外線センサ8の検知範囲外に置かれた場合等の安
全対策のために用いられ、各ステージ毎に異常検出レベ
ルが設定されて、湿度センサ10からの検出信号がこの
異常検出レベルに到達すると検出温度が設定温度に到達
したときと同様の処理が実行される。
【0031】上記実施例の電子レンジにおいて、操作部
23に設けた複数の入力キーのそれぞれに異なる加熱シ
ーケンスを対応させるようにすれば、多様なラッピング
食品に対して一層好ましい加熱調理を実行することがで
きる。例えば、「惣菜類」、「おにぎり類」、「パン
類」等の食品の種類に応じた入力キーを設けるようにし
ても良いし、また、「冷凍物」、「冷蔵物」、「常温
物」等の食品の保存状態、すなわち加熱開始前の食品の
温度に応じた入力キーを設けるようにしても良い。
【0032】更に、上記実施例の説明では、加熱初期に
おいて温度上昇の度合を測るために所定量だけ温度が上
昇するに要する時間を用い、その後の加熱において温度
上昇の度合を測るために単位時間内の温度変化量を用い
ていた。しかしながら、加熱初期においても単位時間内
の温度変化量を測るようにしても良いし、逆に、その後
の加熱において所定量だけ温度が上昇するに要する時間
を測るようにしても良い。但し、通常、加熱初期におい
ては、図5に示すように温度上昇勾配の変化が大きいた
め、上記実施例に示した方法による方が正確な判定を行
なうことが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子レンジの実施例の断面図。
【図2】 本発明に係る電子レンジの電気系構成図。
【図3】 図2の実施例における加熱調理の制御フロー
チャート。
【図4】 加熱シーケンスの一例を示す図。
【図5】 食品による温度変化の相違を説明するための
図。
【符号の説明】
2…調理庫 3…マグネトロン 8…赤外線センサ 20…制御部 21…タイマ 22…RAM 23…操作部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)被加熱物を加熱する加熱手段と、 b)前記被加熱物の上面温度を検出する温度検出手段と、 c)該温度検出手段の検出信号に基づき、加熱開始から所
    定量の温度変化が生じる迄又は所定温度に到達する迄の
    期間において温度上昇の度合を測る第1の算出手段と、 d)前記温度検出手段の検出信号に基づき、所定量の温度
    変化が生じた後又は所定温度に到達した後に温度上昇の
    度合を測る第2の算出手段と、 e)前記第1及び第2の算出手段の出力に応じて前記加熱
    手段を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記第1及び/又は第2の算出手段は、
    所定量の温度変化を生じるに要する時間を求めることを
    特徴とする請求項1に記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 前記第1及び/又は第2の算出手段は、
    単位時間内の温度変化量を求めることを特徴とする請求
    項1に記載の電子レンジ。
  4. 【請求項4】 前記第1の算出手段は加熱開始から所定
    量の温度変化が生じる迄に要する所要時間を求め、前記
    第2の算出手段は該所定量の温度変化が生じた後に単位
    時間内の温度変化量を求め、前記加熱制御手段は該所要
    時間及び温度変化量に応じて加熱を制御することを特徴
    とする請求項1に記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 前記加熱制御手段は、前記第1及び第2
    の算出手段の出力に応じて最大加熱時間及び/又は設定
    温度を変えて加熱を制御することを特徴とする請求項1
    乃至4に記載の電子レンジ。
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