JP2516992B2 - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JP2516992B2
JP2516992B2 JP62180466A JP18046687A JP2516992B2 JP 2516992 B2 JP2516992 B2 JP 2516992B2 JP 62180466 A JP62180466 A JP 62180466A JP 18046687 A JP18046687 A JP 18046687A JP 2516992 B2 JP2516992 B2 JP 2516992B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、加熱装置の自動化を雰囲気センサと重量セ
ンサとを用いて、被加熱物からの水蒸気あるいはガスの
発生のしかたを監視するとともに被加熱物の重量を検出
することによって実現する加熱装置に関するものであ
る。
従来の技術 従来より実施されている被加熱物の自動加熱調理につ
いて、被加熱物の加熱具合に応じて被加熱物から出てく
る水蒸気とかガスの状態を検出し、加熱前の状態とか加
熱開始後一定時間後の状態等について比較することによ
り加熱を停止したり加熱手段を変更したりしていた(特
開昭55-84121号公報、特開昭58-18035号公報)。これら
の調理器では次のような問題点がある。
発明が解決しようとする問題点 加熱途中に雰囲気センサが検出する被加熱物の加熱状
態と比較する加熱状態の基準値として、加熱前の状態と
か加熱開始から一定時間後の状態等を記憶している。そ
して、この記憶している内容と加熱途中の加熱状態と比
較して加熱能力を切り換えたり加熱を停止したり加熱手
段を切り換えたりすることになる。しかし、このように
基準値の設定が固定条件であるため自動加熱メニューの
選択キーを食品の種類に応じて設けるとか、特定のメニ
ューについてのみ実施する加熱手段とすることで自動加
熱調理を実現していた。しかし、このように操作部の加
熱メニューキーが食品の種類に応じて分けられて特定の
食品メニューに応じた加熱メニューキーを設けるため操
作部のキーが増えるばかりで、使用する際に間違ってキ
ーを押すとか、操作部のメニュー選択キーの面積が大き
くなるという問題がある。
例えば、特開昭55-84121号公報ではアルコールを検出
するガスセンサーを使用することにより、酒の燗の温度
を自動調節出来る調理器を実現するものであり、酒の燗
という加熱メニューに限定して採用出来るものである。
また特開昭58-18035号公報ではグリル加熱を行うときに
限定して食品の種類を判別する加熱制御を行うものであ
り、グリル加熱という時だけ採用出来るものである。つ
まり加熱メニューを限定する選択メニューキーを設ける
というメニューキーを設けるという問題があった。さら
にこれらの発明は加熱前のセンサ信号であるとか加熱開
始一定時間後のセンサ出力とかを比較用の基準とするた
め、限定された環境初期条件とか安定な雰囲気条件のも
とで食品を加熱しなければならないという問題があっ
た。
本発明はこのような問題を解消するものであり、水蒸
気濃度を検出する雰囲気センサと食品の重量を検出する
重量センサとを使用することにより、加熱継続時に食品
の種類分量を判別し、加熱停止のタイミングとか加熱能
力の切り換えとか加熱手段の切り換えとかを行い、数多
くの食品・分量を少ない加熱メニュー選択キーで実現す
る加熱装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明の加熱装置は、雰囲気センサにより被加熱物か
ら発生する水蒸気もしくはガスの発生のしかたを監視
し、重量センサにより被加熱物の重量を検出し、被加熱
物の重量と水蒸気もしくはガスの発生のしかたとの関係
とから、加熱手段への給電方法を変更するという制御を
行うものである。
作用 本発明の加熱装置は、食品被加熱物の種類によって水
蒸気とかガスとかの食品被加熱物から出てくるタイミン
グについて同じ程度の食品重量であっても水蒸気とかガ
スの出てくるタイミングが異なることを実験を重ねて発
見し、この実験結果に基づき、被加熱物の加熱を始める
時に検出した被加熱物の重量に応じて設定する食品種類
判定時間TWになるまでに予め第一番目に設定した水蒸気
量とかガス量が食品被加熱物から出てきているか、それ
とも出てきていないかを判別して、食品被加熱物の種類
を選り分ける。その結果として食品被加熱物の種類に応
じた加熱手段を選択して、加熱手段への給電のしかたを
制御するもので、加熱の途中に食品に適した加熱方法を
採用し、それを行うようにしたものであるが、被加熱物
の重量に応じ設定する初期蒸気検出時間TL1までに予め
第二番目に設定した水蒸気量とかガス量が食品被加熱物
から出てきているが、それとも出てきていないかを判別
して、加熱を停止するようにし、加熱オーバーになるを
防ぐようにしたものである。さらに被加熱物の重量に応
じて設定するセンサ異常補償時間TL2までに予め第三番
目に設定した水蒸気量とかガス量が食品被加熱物から出
てきているか、それとも出てきていないかを判別して、
加熱を停止して雰囲気センサが故障したときに、食品被
加熱物が加熱オーバーになるのを防ぐようにしてある。
そのほか、被加熱物の重量に応じて設定するあたため加
熱限界時間TL3までに予め第四番目に設定した水蒸気量
とかガス量が食品被加熱物から出てきているか、それと
も出てきていないかを判別して、加熱を停止して食品か
らの水蒸気量とかガス量が予め設定している第四番目の
分量に到達するだけ出てこない食品被加熱物が加熱オー
バーになるのを防ぐようにしてある。
実施例 以下、本発明の一実施例の加熱装置を図面を参照して
説明する。
第2図は本発明に係わる加熱装置の本体斜視図であ
る。本体1の前面には開閉自在に扉体2が軸支され、操
作パネル3が具備されている。この操作パネル3上に
は、自動加熱調理選択キー4が配されている。
第1図はかかる加熱装置の構成を示すブロック図であ
る。自動加熱調理選択キー4から入力された加熱指令
は、制御部5によって解読される。そして制御部5は、
重量センサ10を用いて被加熱物7の重量を測り検知回路
15を経て制御部5に伝え、この重量値に基づく時間TW
かTL1とかTL2とかTL3を算出設定する。また制御部5は
雰囲気センサ12によって被加熱物7から出てくる水蒸気
とかガスの様子を監視し検知回路15を経て伝えられた信
号に基づき被加熱物7がどの程度まで加熱されてΔhレ
ベルとかΔgレベルとかΔfレベルとかの変化があった
か、Vmax×αレベルまでの変化があったかなどを判定す
る。さらに制御部5はドライバ8を経て加熱源としての
マグネトロン9とかヒータ17への給電を制御し、連続加
熱とか断続加熱とか加熱手段の切り換えとかを行ったり
加熱を停止したりする。
被加熱物7を加熱室6の載置台11に乗せることにより
重量センサ10から制御部5に伝えられた被加熱物7の重
量に基づいて算出されたTW時間とかTL1時間とかTL2時間
とかTL3時間までに、被加熱物が加熱されることにより
出てくる水蒸気とかガスがあらかじめ定めた第一番目と
第二番目と第三番目と第四番目の分量に達するか否かを
見極めて、TW時間以後の加熱手段とか加熱方法を選択し
たり、TL1時間とかTL2時間とかTL3時間以後に加熱を停
止したりする。
TW時間までに予め定めた分量の水蒸気量が、被加熱物
7から出てきた時は第一の加熱手段を行いTW時間までに
予め定めた分量の水蒸気量が、被加熱物7から出てこな
い時は第二の加熱手段を行う。一方TL1時間までに予め
定めた第二番目の分量の水蒸気とかガスが被加熱物から
出てきたときは加熱動作を停止してTL1時間までに予め
定めた第二番目の分量の水蒸気とかガスが被加熱物から
出てこない時は継続して加熱を行う。またTL2時間まで
に予め定めた第三番目の分量の水蒸気とかガスが被加熱
物から出てこないときは加熱動作を停止してTL2時間ま
でに予め定めた第三番目の分量の水蒸気とかガスが被加
熱物から出てきた時は継続して加熱を行う。さらにTL3
時間までに予め定めた第四番目の分量の水蒸気とかガス
が被加熱物から出てこないときは加熱動作を停止して、
TL3時間までに予め定めた第四番目の分量の水蒸気とか
ガスが被加熱物から出てきた時は継続して加熱を行う。
第3図と第4図にてこれらの加熱を行う動作順序フロー
チャートを示し説明を行う。
まず、スタート後Aで食品をマイクロ波加熱すると同
時に食品重量Wの信号値が測定されると同時に初期の湿
度とかガスの状態を観てVmaxの情報を入力される。続い
てBで食品終了Wに基づいて食品種類判定時間TWとか初
期蒸気ガス検出時間TL1とが算出される。そして、加熱
が継続されているときにDにて食品から出てくる湿度と
ガスがどのようにような状態になっているかが雰囲気セ
ンサにより検出されてVの値が得られると同時に加熱時
間が経過している時間がTに入力される。そしてIで水
蒸気とガスの状態が加熱初期に比べて第二番目分量とし
てΔgレベルの変化が現れているのか、いないのかが判
定される。ここでΔgレベルの変化が現れているとき
は、手順Jの制御が行われる。手順Jでは加熱経過時間
がTL1に到達しているのか、いないのかが判定されてい
る。ここでTL1に達していれば、Kで加熱を停止して自
動加熱動作を終了する、JでTL1時間になっていなけれ
ばMに戻りEで加熱経過時間がTWになっているか否かに
よって、次の動作に移るか否かを選択するがここではTW
時間になるまでCの動作分岐点まで戻り、Dの動作を繰
り返す。そしてTWの時間が経過したら、LでΔgレベル
の変化があったか否かを観る、そしてΔgの変化があり
しかもTL1時間を過ぎておれば分岐点NからKの加熱停
止の状態になる、Δgレベルの蒸気変化がなければFで
第一番目の分量としての食品からの水蒸気とかガスの状
態が加熱初期に比べてΔhレベルの信号変化があったか
どうかを観る(Vmax−V≧Δh)。そしてGでΔhのセ
ンサ信号の変化があったら第一の加熱手順を行い、Δh
レベルのセンサ信号の変化がなかったらHで第二の加熱
手順を行う。
第4図に示すように、第二の加熱手順を行うときに
は、Oでマイクロ波加熱を継続して行い、Qで雰囲気セ
ンサ12により湿度状態がどのようになっているかを観て
Vどの程度の加熱時間を経過しているかを観るT等の状
態検知を行う。そしてRでセンサ異常補償時間TL2にな
っているか否かを観てTL2になっているようであればV
で第三番目の分量として加熱初期に比べてΔfレベルの
信号変化があったか否かを観てΔfレベルの変化が無い
とZにて加熱を停止することになる、しかし、Δfレベ
ルの信号変化があるなら分岐点Xに戻りTL2時間に達し
ていないと判定した状態となる。そしてSであたため加
熱限界時間TL3になっているか否かを観てTL3になってい
るようであれば、Wにて第四番目の分量としての信号レ
ベル変化が初期信号レベルVmaxのα倍に到達しているか
否かを観てVmaxのα倍の信号レベル状態に到達していな
いときはZにて加熱の停止を行うことになる。しかしV
maxのα倍の信号レベルに到達しているなら分岐点Yに
戻り、時間経過がTL3になっていない時の動作状態にな
る。Tにて第四番目の分量としての水蒸気とかガスの状
態が加熱初期レベルとしてのVmaxのα倍のレベルになっ
ているか否かを観て、Vmaxのα倍になるまで分岐点Pま
でもどりTL2とかTL3とかを観ることになる。そしてTで
第四番目の分量として初期状態Vmaxのα倍に到達してい
れば、Uにて湿度検知時間T1を記憶したり追加加熱時間
K×T1を計算したり、さらには追加加熱を行うことにな
る。
本発明の実施例では第一の加熱手順を行う食品として
は、再度加熱をする食品として冷ごはんとか味噌汁とか
ヤキソバに相当している。一方第二の加熱手順を行う食
品としては、あたためるとそのまま食べられる冷凍食品
として冷凍ごはんとか冷凍肉ダンゴとか冷凍カレー等を
対象としているつまり、第一の加熱手順では再加熱食品
を第二の加熱手順では解凍再加熱食品を良好な加熱状態
にするための加熱シーケンスにより構成されている。こ
こでこれら食品の判別を行うために予め定めた第一番目
の分量として水蒸気とかガスにより得られるサンプル食
品での信号レベル変化の現れるまでの時間と食品重量に
より算出される食品種類判定時間TWとセンサ異常補償時
間TL2およびあたため加熱限界時間TL3と食品重量との関
係について第5図(a)に説明する。また第5図(b)
では第二番目の分量として水蒸気とかガスにより得られ
るサンプル食品での信号レベル変化の現れるまでの時間
と食品重量により算出される初期蒸気ガス検出時間TL1
と食品重量との関係を示して説明する。第5図では横軸
に食品重量Wを設定し縦軸には食品個々から所定量の水
蒸気とかガスの出てくるまでの時間Tを設定する。そし
て、(a)図では食品の種類を判別する時を示すTW=A
×W+Bの重量関係(A,Bは定数)を境にして、TW時間
までに所定量(Δhレベル)の水蒸気の出てくる食品と
て冷ごはんとか味噌汁とかヤキソバ等の冷えた食品があ
る。またTW時間を過ぎてからでないと所定量(Δhレベ
ル)の水蒸気が出てこない食品として冷凍ごはんとか冷
凍肉ダンゴとか冷凍カレー等の冷凍食品がある。そして
TW時間よりも遅い時間として設定する重量関係TL2=A2
×W+B2の時間までに第三番目の分量としての信号変化
がΔfレベルに達していなければ、雰囲気センサに食品
被加熱物からの水蒸気とかガスの変化情報が伝わってい
ないとして、雰囲気センサが故障したものと見なすこと
となりTL2時間を確認してから加熱動作を停止すること
になる。またTL2時間よりも遅い時間として設定する重
量関係TL3=A3×W+B3の時間までに第四番目の分量と
しての初期状態Vmaxのα倍のセンサ信号レベルに到達し
ていなければ、食品から出てくる水蒸気の量は僅かであ
り、本加熱シーケンスにて加熱するのにふさわしくない
食品であると判定し、TL3時間を確認して加熱動作を停
止することとなる。
また、(b)図では食品の加熱を停止する時を示すT
L1=A1×W+B1の重量関数(A1,B1は定数)よりも早い
時期に第二番目の分量であるΔgを越えるレベル変化が
あったときはTL1時間を確認して加熱を停止する、またT
L1時間になってもまだΔgレベルの第二番目の分量の変
化がないときには、TW時間までにΔgレベルの変化があ
れば、その変化のあったときに加熱を停止する。
以上のように、本発明ではTW時間までに所定量の水蒸
気とかガスが食品から出てくるか否かによって第一の加
熱手順を行うか第二の加熱手順を行うように構成したも
のであるが、第一の加熱手順としては冷えた食品のあた
ため直しの加熱シーケンスを行い、第二の加熱手順とし
ては冷凍食品の解凍とあたため直しを行う加熱シーケン
スを行う。これらの加熱シーケンスを示すのが第6図で
ある。この第6図の上半分に示しているのが第一の加熱
手段としてあたため加熱を行うシーケンス(a)であ
り、下半分に示しているのが第二の加熱手順としての解
凍あたため直しを行う加熱シーケンス(b)である。第
一の加熱手順としてのあたため加熱シーケンス(a)で
は食品重量Wに基づく食品種類判定時間TWになるまでに
センサ信号が初期レベルVmaxから所定水蒸気量に相当す
るΔhレベルの変化があるため、あたため加熱を行う食
品であると判定し、TW時間以後の加熱はそれまでの加熱
と同じ内容で加熱を継続して食品がほぼ8割から9割程
度加熱出来ていることを示す検知点としてのセンサ信号
が初期レベルVmaxのα倍になる時間T1を利用して、食品
の加熱を十分に行うために追加加熱をT1のK倍時間行う
ようにしている。なお、制御部5内での計算に用いるα
とKは定数を用いる。
又、第二の加熱手順としての解凍とあたため直しの加
熱シーケンス(b)では食品重量Wに基づくTW時間にな
るまでに、センサ信号初期レベルVmaxからΔhのレベル
変化が現れないため、TW時間に食品の種類を解凍温め直
しの食品として判別する。そしてTW時間から第二の加熱
手順としての解凍あたため加熱シーケンスを行う、その
ためTW時間以後には継続加熱を行うことになる。そして
継続加熱を続けて食品が8割から9割程度加熱出来てい
ることを示す検知点としてのセンサ信号が初期レベルV
maxのα倍になる時間T1を利用して、食品の加熱を十分
に行うために追加加熱をT1のK倍時間行うようにしてい
る。なお、制御部5内での計算に用いるαとKは定数を
用いる。
食品が加熱し過ぎにならないように加熱を停止するた
めの加熱停止時間TL1は食品重量Wにより算出される。
そして、食品の種類が判定されるための時間TWも食品重
量Wにより算出されている。これらの時間までに、食品
からの水蒸気とかガスの信号変化がΔgレベルに達して
加熱が停止される訳だがTL1までにΔgレベルの信号変
化があれば、TL1時間に加熱停止する。そしてTW時間に
なるまでTL1時間経過している時にΔgレベル変化があ
ればΔgレベル変化のあったときに加熱が停止する。さ
らにTW時間とTL1とが共に時間経過したあとにΔgレベ
ル変化があるときは、Δgレベル変化の有無に関係なく
TWでの食品初別の結果に従って、TWでの食品判別の結果
に従って、TW以後の加熱が継続される。
ここで雰囲気センサが故障したときの動作について説
明をする。食品種類判定時間TWとか初期蒸気ガス検出時
間TL1との時間までに第二の分量としての水蒸気とかガ
スの変化量により現れるセンサ信号の変化レベルΔgレ
ベルがなければ、TW時間までに加熱を停止することはな
く、また第一の分量としてのΔhレベルのセンサ信号レ
ベルの変化がなければ、第二の加熱手順を行うこととな
る。このことは雰囲気センサが故障して、加熱室6で食
品7があたためられて水蒸気とかガスが食品から出てき
ても雰囲気センサ12から検知回路15に雰囲気センサ12で
のセンサ信号の変化が伝わらない状態であっても、同じ
ような動作を行うことになる。つまり、雰囲気センサ12
が故障してセンサ信号レベルの変化があっても検知回路
15を経て制御部5にセンサ信号レベルの変化を伝えられ
ない時も、雰囲気センサ12が正常であって冷凍食品を加
熱して食品判別をした後も第二の加熱手順としての解凍
あたため加熱のシーケンスを行うことになる。このよう
な状態では、本来第一の加熱手順で加熱を行うべき食品
被加熱物を加熱するときに雰囲気センサ12が故障したこ
とにより、第二の加熱手順を行うこととなり食品被加熱
物としては異常な加熱オーバー(加熱し過ぎ)となる。
このような加熱オーバーとなった食品は到底食べられな
い状態である。雰囲気センサ12が故障しても食品がこの
ような理由で加熱オーバーになるのを防ぐ方法として、
(b)図に示すようにTW時間に食品判別をした後で食品
重量に応じて設定するセンサ異常補償時間TL2までに予
め第三番目の分量として水蒸気とかガスの変化によるセ
ンサ信号レベル変化がΔfレベルに達しているか否かに
よって、加熱を停止したり加熱を停止したりする方法が
ある。
つまり、ここではTL2時間までにΔfレベルのセンサ
信号レベルの変化がなければ雰囲気センサ12が故障して
センサ信号レベルの変化がないものとして判定し、TL2
時間を確認して加熱を停止することにしている。そし
て、つぎに雰囲気センサ12のセンサ信号レベルの変化と
してΔfレベル以上の変化レベルが現れる食品被加熱物
7であっても、被加熱物7の重量に応じて設定するあた
ため加熱限界時間TL3までに予め第四番目に設定した水
蒸気量とかガス量として加熱初期の状態Vmaxのα倍の雰
囲気センサ12のセンサ信号レベルに到達するまでの、水
蒸気とかガスの状態変化が得られないときは、第二の加
熱手順を行うにはふさわしくない、食品被加熱物7の加
熱オーバー状態を起こすことが懸念されるため、あたた
め加熱限界時間TL3までに、予め第四番目の分量として
設定した初期状態Vmaxのα倍となる雰囲気センサ12のセ
ンサ信号レベルに到達しないときは、食品被加熱物7が
本加熱手順に適さない物であると判定し、TL3時間を確
認して加熱を停止することにしている。
上記構成により一連の加熱動作の中で食品種類判定時
間TWまでにΔhレベルの変化があるか否かにより食品の
種類を判別し、食品に適した加熱を行うことができしか
も加熱食品を選択する加熱メニュー選択キーの統一を図
られるため、使用者が加熱メニュー選択キーの操作を間
違えて食品の加熱に失敗してしまうことを防ぎ、さらに
操作部を簡素化してスッキリした外観が得られるという
効果がある。
また、上記構成にすることにより食品種類判定時間TW
までに第二の分量の食品からの水蒸気とかガスによるΔ
gレベル変化が現れることから、TW時間までの加熱によ
り加熱オーバーになるような食品の加熱に関して食品の
状態に適した時間で停止することができるという効果が
ある。
さらに、上記構成にすることにより雰囲気センサ12が
故障したときに、本来第一の加熱手順を行うべき食品被
加熱物7を第二の加熱手順で加熱を行う物として食品判
別を行い、間違った加熱を行うというようなことが発生
するのを防ぎ、食品状態に適した加熱を実現出来る効果
がある。
最後に、食品被加熱物7から出てくる水蒸気とかガス
によって雰囲気センサ12の信号レベル変化としてΔfレ
ベル以上のレベル変化はあるが、初期状態Vmaxレベルの
α倍のセンサ信号レベルに到達しない程度の水分とかガ
スの含み具合である食品被加熱物7を加熱するときに
は、Δfレベルの変化は有るがVmaxのα倍のレベルに到
達することがないため、本第二の加熱手順に適さないと
して判定し、加熱を停止することにより、食品被加熱物
7を異常な加熱オーバーの状態にまで加熱しないという
効果がある。
次に本発明の他実施例として食品の加熱状況を設定す
る係数としてのαの値が食品の重量Wの関数として制御
部の中で演算して得られるようにすることにより、食品
の大小に関わる食品情報を加味して食品の加熱出来上が
りを検出出来ることとなり、食品のよりきめの細かい加
熱しあがりを実現出来る効果がある。また、食品の加熱
不足を補正するための追加加熱時間(K×T1)を設定す
る追加加熱時間係数Kの値が検知点の時間T1の関数とし
て制御部にて演算して求められることにより、食品から
水蒸気とかガスがどのようにして出てきているかに応じ
た追加加熱時間を設定することができるため、食品の加
熱状態を食品の状態としての情報として追加加熱時間の
設定に加味出来るため、食品の状態に応じたきめのこま
かい追加加熱を実現でき、食品として良好な加熱状態が
得られるという効果がある。
又、本実施例では第一の加熱手順と第二の加熱手順と
して、電波加熱の連続加熱と断続加熱を行ったが、電波
加熱に止まらずヒータの電熱加熱をも含めて加熱能力と
か加熱手段とか、雰囲気センサや重量センサでの検出手
段とか検出方式とかを切り換えたり選択したりすること
により、より食品に適した加熱シーケンスを実現出来る
という効果がある。
また本実施例の重量センサ10とか雰囲気センサ12から
の信号を制御部5に伝える検知回路15ではA/D変換器に
相当する信号処理回路が備えられているため各センサ信
号は微小信号電圧の変化を漏らすことなく検出できるた
め、所定信号変化の遅れなく制御動作が実現できる効果
がある。
発明の効果 以上のように本発明の加熱装置によれば次の効果が得
られる。
(1) 操作パネルでの一つの加熱メニュー選択キーを
選ぶことにより、一連の加熱動作の中で食品の種類を判
別し食品の種類に応じた加熱を行うことが出来ることに
より、操作パネルでの加熱メニュー選択キーの数量を削
減出来る効果がある。
(2) 操作パネルでの加熱メニュー選択キーの数量を
削減出来るため、操作パネル部は簡素になり加熱メニュ
ー選択キーを間違えて選び究めて悪い食品の加熱状態を
招くことがないという効果がある。
(3) 加熱メニュー選択キーの数量を減らすことによ
り操作部が簡素化して外観上スッキリして使い易くなっ
たという強い印象を使用者に与える効果がある。
(4) 食品種類判定時間TWまでに第二番目の分量の水
蒸気とかガスが被加熱物から出て、初期状態からΔgレ
ベルの変化を起こすことにより、食品の重量によって決
まる加熱停止時間TL1になれば加熱を停止して、TL1時間
を過ぎてもTW時間までにΔgレベルの変化が有れば、そ
の時点で加熱を停止することにより、温まり易い食品で
食品判別まで加熱すると加熱オーバーで熱過ぎる状態が
発生するのを防ぎ、使用者が熱過ぎる食品を口に入れる
のを防止する効果がある。
(5) 食品種類判定時間TWより後の時間であるセンサ
異常補償時間TL2の時間までに第三番目の分量として食
品被加熱物からの水蒸気とかガスによってセンサ信号レ
ベルの変化がΔfレベルに満たないときに加熱を停止す
るということにより、雰囲気センサが故障を起こし食品
被加熱物の判別を間違えて、本来第一の加熱手順で加熱
を行うべき食品で、第二の加熱手順で加熱を行うという
ようなことがなく、雰囲気センサが故障していても加熱
オーバーな食品状態の発生するのを防ぐという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における関連要部を示すブロ
ック図、第2図は本発明の実施例における加熱装置の正
面斜視図、第3図は本発明の実施例における加熱装置の
加熱開始から加熱手順を選択するまでのシーケンスフロ
ーチャート、第4図は本発明の実施例における第二の加
熱手順の加熱を行うシーケンスフローチャート、第5図
(a),(b)は本発明の実施例における加熱装置の食
品判別を行うための食品に応じた所定量の水蒸気の出て
くるまでの時間とその食品重量の関係を示すグラフと食
品判別を行うまでに加熱動作を停止させるか否かを判定
するための第二番目の食品からの分量の出てくるまでの
時間とその食品重量の関係を示すグラフ、第6図
(a),(b)は本発明の実施例における加熱装置の第
1の加熱手順と第2の加熱手順のセンサ信号と電波加熱
の時間経過に伴う変化の様子を示す説明図である。 4……メニュー選択キー、5……制御部、9……マグネ
トロン、10……重量センサ、12……雰囲気センサ、17…
…ヒータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室
    に設けられた加熱手段と、前記加熱手段への給電を制御
    する制御部と、被加熱物から発生する水蒸気もしくはガ
    スを検出する雰囲気センサと、食品重量を秤量する重量
    センサとを備え、前記雰囲気センサにより被加熱物から
    発生する水蒸気もしくはガスの発生のしかたを監視し、
    前記重量センサにより被加熱物の重量を検出し、被加熱
    物の重量と水蒸気もしくはガスの発生のしかたの関係と
    から、前記加熱手段への給電方法を変更する構成とし、
    すくなくとも前記被加熱物の重量により前記制御部で実
    験値に基づき設定された計算式により算出されたセンサ
    異常補償時間TL2とあたため加熱限界時間TL3の2種類の
    時間までに前記雰囲気センサが各々一定以上の水蒸気も
    しくはガスの発生を検出しないことにより、前記制御部
    が前記加熱手段への給電を停止する加熱装置。
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