JP3246202B2 - 高周波加熱器 - Google Patents

高周波加熱器

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昌弘 新田
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理恵 村田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品の種類を判別し、食
品ごとに最適な仕上がり温度に加熱可能な高周波加熱器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来高周波加熱器においては、センサ技
術を用いて加熱時間の設定をしなくても最適な温度に仕
上げる自動調理が実用化され、大幅な使いやすさの向上
がはかられてきた。さらにセンサ技術を駆使し、特開昭
62ー123226号公報にあるように、アルコールセ
ンサと湿度センサを用いて食品の種類を判別し、仕上が
り温度が異なる酒の燗と一般食品を一つのキー操作で最
適な温度に仕上がるようにし、さらに、操作性の向上を
はかろうとしている。上記、従来例を図面にもとずいて
説明する。図3は酒の燗をしたときのアルコールセンサ
と湿度センサの出力の時間的変化を示し、図4は一般食
品を加熱したときのアルコールセンサと湿度センサの出
力の時間的変化を示したものである。酒の燗は図3に示
すように、湿度センサの値はほとんど変化せず、アルコ
ールセンサの値は変化し、この出力変化値の差が16秒
後所定値以上に達すれば、酒の燗であることが判別され
る。一般食品であれば、図4に示すように、湿度センサ
の値とアルコールセンサの値は同じように変化し、その
値の差はほとんどない。この場合には一般食品であるこ
とが判別されることになる。酒の燗と判別した場合には
重量センサにより検出された信号に基づいて加熱時間を
決定し、通電する。一般食品と判別されれば、通常のセ
ンサ制御により加熱されるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成においては、湿度センサとアルコールセンサの変化値
の差が所定の値を越えるかどうかで酒か一般食品かを判
別しているが、一般食品の中には、アルコールを加えて
調理する食品も多数あり、湿度センサとアルコールセン
サの変化値の差だけに着目することは、一般食品を酒に
誤判別する危険性があり、調理の仕上がりが悪くなると
いう欠点がある。
【0004】例えば、アルコールを含む一般食品を加熱
したときの湿度センサとアルコールセンサの変化を示す
図5において、湿度センサの変化は一般食品の変化とほ
ぼ同じで有るが、アルコールセンサの変化はアルコール
を含む分だけ変化値が大きくなる。従って、湿度センサ
とアルコールセンサの変化値の差で判別すると酒に誤判
定するのである。
【0005】また、一般に高周波加熱では、ご飯などの
固形物は湿度が発生した時点で十分あたたまるが、シチ
ューなどの液体では湿度が発生した時点ではまだぬるい
という性質があり、酒と一般食品に判別し、一般食品を
一律に通常のセンサ制御により加熱するだけでは、良い
調理の仕上がり状態は得られないという欠点を有する。
【0006】そこで本発明は、食品の判別の精度を向上
させ、食品に応じて最適な加熱制御が可能な高周波加熱
器を提供することを第一の目的としている。
【0007】また第の目的は、操作の手順を簡略化
し、操作性を向上させた高周波加熱器を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波加熱器
は、上記第1の目的を達成するために、食品を収納する
加熱室と、前記加熱室内の食品を加熱する高周波加熱手
段と、主に湿度を検知する湿度センサと、主に湿度以外
のガスを検知するガスセンサと、食品重量を検知する食
品重量検知手段と、前記湿度センサとガスセンサの情報
をもとに加熱時間を制御する加熱時間制御手段とを備
え、湿度センサの変化量が所定の値に達するまでに食品
重量に応じた加熱時間で加熱を終了する食品と、湿度セ
ンサの変化量が所定の値に達したらほぼ同時に加熱を終
了する食品と、湿度センサの変化量が所定の値に達した
のち所定の時間追加加熱を行う食品に、少なくとも三つ
に判別し食品に応じて最適な加熱制御を行う構成として
いる。
【0009】また第の目的を達成するために本発明
は、特に請求項1記載の発明において、加熱を指示する
操作部とを備え、前記操作部には少なくとも酒の燗、牛
乳のあたため、ご飯・惣菜のあたためが共通で可能な操
作スイッチを備え、前記操作スイッチは加熱開始の指示
も兼ねる構成としている
【0010】
【作用】本発明の高周波加熱器は、上記第1の構成によ
り、食品を少なくとも三つに判別し、それぞれの食品に
最適な加熱制御ができ、調理の仕上がりが良好となる。
【0011】また上記第の構成の高周波加熱器は、キ
ー選択スイッチが調理開始スイッチも兼ねる構成であ
り、使用者は食品を加熱室内に入れてキー選択スイッチ
を操作するだけで加熱が可能であり、操作が簡略化され
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の高周波加熱器を図面に基づい
て説明する。
【0013】図1は本発明の高周波加熱器の構成を示
し、食品1を収納する加熱室2にはマグネトロン3が結
合され、高圧給電装置4により駆動される。加熱室2内
で発生した蒸気、ガスなどは排気口5から排出される。
排気口5には排気ダクト6が結合されており、その内部
には主に湿度を検知す湿度センサ7と、湿度以外のガス
を主に検知するガスセンサ8が設けられている。食品1
が載置されている載置皿9は重量センサ10に結合され
ている。本発明の高周波加熱器に加熱の指示を行なう操
作部11には、酒の澗、牛乳、御飯、惣菜のあたためが
できるあたためキー12と冷凍の肉、魚などの解凍を指
示する解凍キー13、加熱の開始を指示するスタートキ
ー14及び、加熱の残り時間を表示する表示部15を備
えている。操作部11、湿度センサ7、ガスセンサ8、
重量センサ10はマイクロコンピュータなどを含む電子
回路で構成された、加熱時間制御部16に接続され、各
センサの情報が入力され、あらかじめ、設定されたアル
ゴリズムに従って、高圧給電装置4の制御を行なう。
【0014】本発明の高周波加熱器のあたためキーの自
動調理の動作を、アルゴリズムを示すフローチャート図
2に基づいて説明する。
【0015】あたためキーが選択されスタートキーが入
力されると、S1ステップで食品重量が計測される。S
2ステップで高周波加熱が開始され、S3ステップにお
いてTgiの時間経過を待つ。Tgi経過後、S4ステップで
Tgi経過後のガスセンサ8の変化量△gがgiに代入され
る。これにより加熱開始直後の食品があたたまっていな
い状態でアルコールの発生がないか調べる。酒の燗など
ではgiは大きな値となる。S5ステップでガスセンサの
変化量△gがしきい値G2を越えないかチェックしガス検
知の有無を調べる。S6ステップで湿度センサ7の変化
量△hがしきい値H1を越えないかチェックし湿度検知
の有無を調べる。S5、S6ステップを循環しながら、
ガス検知、湿度検知のいずれかが起こるのを待つ。S5
ステップのガス検知が先に起きると、S7ステップでS
4ステップにおいて取り込んだgiがしきい値G3を越え
ているかどうか調べる。gi>G3であれば、加熱開始直後
からアルコールの発生が多いことから酒の燗と判断す
る。S8ステップにおいてS2ステップで測定した食品
重量wをもとに加熱時間Tosを算出する。S9ステップ
においてTosの時間経過を待ち、時間経過すれば加熱を
終了する。酒の燗においては、湿度発生の前に大量のア
ルコールが発生することから前述のようなステップによ
り判別することができる。
【0016】S7ステップにおいてgi≦G3のときは、
酒の燗ではなくおかずまたは冷凍食品と判断し、S10
ステップで湿度センサ7の変化量△hがしきい値H2を
越えないかチェックし湿度検知するまでS10ステップ
を繰り返す。食品の温度が上昇し食品から蒸気が発生し
湿度センサ7の変化量△hが△h>H2となったら湿度
検知したとして検知時間をT1とし、S11ステップに
進む。S11ステップでは検知時間T1と基準値Tdh1
と比較しT1>Tdh1であれば冷凍食品と判断し、T1≦T
dh1であれば冷凍されていないおかずと判断する。Tdh
1は食品重量の関数となっており、あらかじめ実験から
求められた値が設定される。冷凍食品は凍結しており、
常温のおかずに比べればあたたまりにくいため検知時間
T1が大幅に長くなり、冷凍食品を判別できる。冷凍食
品であればS12ステップで高周波出力を弱出力に変え
て、S13ステップでKd・T1で求められる追加加熱
が行われ加熱を終了する。冷凍食品では高出力で連続し
て加熱すると、食品の中心部と周囲の温度差が大きくな
りやすいため、弱出力に変えて温度上昇の平均化をはか
りながら加熱する。
【0017】S11ステップでおかずと判断されたら、
S14ステップに進み、K・T1の追加加熱を行って加
熱を終了する。おかずは全体が温まる前に、局部加熱に
より蒸気が発生しやすく、湿度を検出した時点では十分
温まっていないためこのように追加加熱を行う必要があ
る。
【0018】S5、S6ステップを循環しているうち、
S6ステップの湿度検知が先に起きた場合は、S15ス
テップに進み、S6ステップ時のガス変化△gが△g>
G1であれば、S10ステップに進み、おかずあるいは
冷凍食品と判断し、前述の通り加熱される。△g≦G1
であれば、ご飯、牛乳のあたためと判断しただちに加熱
を終了する。ご飯、牛乳は蒸気が発生したときには適度
な温度になっている。また、ご飯、牛乳ではガスセンサ
が反応するような物質が含まれておらず、おかずなどと
区別することができる。
【0019】図1の操作部においてはスタートキーとメ
ニュー選択キーのあたためが別々に設けられているが、
あたためのメニュー選択キーがスタートキーを兼ねると
より使いやすくなる。高周波加熱器の使用のほとんどは
調理された食品のあたためなおしであり、本発明のよう
にあたためキーで酒の燗、おかず、ご飯、牛乳のあたた
めができれば、ほとんどの食品に対応可能であり、メニ
ュー選択をする必要がなく、食品を加熱室内に入れあた
ためキーを押せば加熱が開始でき、操作がより簡略化で
きる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の加熱調理器によれ
ば、湿度センサの変化量が所定の値に達するまでに食品
重量に応じた加熱時間で加熱を終了する食品と、湿度セ
ンサの変化量が所定の値に達したらほぼ同時に加熱を終
了する食品と、湿度センサの変化量が所定の値に達した
のち所定の時間追加加熱を行う食品の少なくとも三つに
判別して加熱することにより、それぞれの食品に最適な
加熱が可能であり調理の仕上がりが良好になる。
【0021】また、操作部には少なくとも酒の燗、牛乳
のあたため、ご飯・惣菜のあたためが共通で可能な操作
スイッチを備え、前記操作スイッチは加熱開始の指示も
兼ねる構成でありより操作の簡略化がはかれ使いやすく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波加熱器の構成を示す図
【図2】本発明の高周波加熱器のマイクロコンピュータ
のプログラムのフローチャート
【図3】従来の高周波加熱器において酒を加熱したとき
の、センサの出力を示す図
【図4】従来の高周波加熱器において一般食品を加熱し
たときの、センサの出力を示す図
【図5】従来の高周波加熱器においてアルコールを含む
一般食品を加熱したときの、センサの出力を示す図
【符号の説明】
1 食品 2 加熱室 3 マグネトロン 4 高圧給電装置 6 排気ダクト 7 湿度センサ 8 ガスセンサ 10 重量センサ 11 操作部 16 加熱時間制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 理恵 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 内山 智美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−204028(JP,A) 特開 昭59−18593(JP,A) 特開 平1−239322(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 325 H05B 6/68 320

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を収納する加熱室と、前記加熱室内
    の食品を加熱する高周波加熱手段と、主に湿度を検知す
    る湿度センサと、主に湿度以外のガスを検知するガスセ
    ンサと、食品重量を検知する食品重量検知手段と、前記
    湿度センサとガスセンサの情報をもとに加熱時間を制御
    する加熱時間制御手段とを備え、湿度センサの変化量が
    所定の値に達するまでに食品重量に応じた加熱時間で加
    熱を終了する食品と、湿度センサの変化量が所定の値に
    達したらほぼ同時に加熱を終了する食品と、湿度センサ
    の変化量が所定の値に達したのち所定の時間追加加熱を
    行う食品の少なくとも三つに判別し食品を加熱する構成
    とした高周波加熱器。
  2. 【請求項2】 加熱を指示する操作部とを備え、前記操
    作部には少なくとも酒の燗、牛乳のあたため、ご飯・惣
    菜のあたためが共通で可能な操作スイッチを備え、前記
    操作スイッチは加熱開始の指示も兼ねる構成とした請求
    項1記載の高周波加熱器。
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