JPH06307647A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH06307647A
JPH06307647A JP9794093A JP9794093A JPH06307647A JP H06307647 A JPH06307647 A JP H06307647A JP 9794093 A JP9794093 A JP 9794093A JP 9794093 A JP9794093 A JP 9794093A JP H06307647 A JPH06307647 A JP H06307647A
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Ryuichi Kadota
龍一 門田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電子レンジにおいて、適切な追加加熱機能を
実現する。 【構成】 調理物の重量を検出する重量センサと、調理
メニューに応じたマニュアルメニュー設定手段と、調理
メニューに応じて調理すべき調理条件を自動設定するオ
ートメニュー設定手段と、マイクロ波出力又はヒータ出
力によって加熱調理する加熱手段と、加熱手段の加熱状
態をマニュアルメニュー設定手段およびオートメニュー
設定手段により設定された調理メニュー、調理条件に対
応して制御する加熱制御手段とを備える高周波加熱装置
において、本調理終了後、マニュアル・オート判定手段
と、判定結果がマニュアルメニューの時に、そのメニュ
ーに応じた所定の追加加熱時間を設定する第1の追加設
定手段と、オートメニューの時に改めて重量センサの出
力に基いて任意の追加加熱時間を設定する第2の追加設
定手段と、第1又は第2の追加設定手段により設定され
た追加加熱時間に応じて加熱状態を制御する追加加熱制
御手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、マイクロ波出力およ
びヒータ出力による加熱機能を備えた高周波加熱装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子レンジ等の高周波加熱装置の中に
は、重量センサを備え、例えばオートメニューキーによ
り所定の加熱メニューが選択された場合、上記重量セン
サの出力に対応して自動設定された所定の加熱レベル、
加熱時間、加熱パターンでヒータ又はマグネトロンを駆
動して調理物の量に対応した適切な加熱を行う加熱制御
システムを採用したものがある。
【0003】また、一方該装置において、マニュアルメ
ニューキーによりマニュアルメニューが選択された場
合、マニュアル設定された加熱レベル、加熱時間でヒー
タ又はマグネトロンを駆動して加熱を行うようになって
いる(例えば特開平2−72584号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、該従来の高
周波加熱装置では、当該調理の加熱開始直後に重量セン
サの検出データを取り込み、それに対応した加熱レベ
ル、加熱時間が設定されると、同調理の終了まで当該設
定レベル、設定時間での加熱がなされる。
【0005】ところで、今例えば一般の家庭における実
際の調理状況を考えて見ると、家族の人数に応じた複数
の調理物の調理を同時に行うのが通常である。
【0006】しかし、例えば酒かんの場合の「熱かん」、
「ぬるかん」に代表されるように、家族と言っても各人の
仕上りレベルの好みは本来それぞれであり、従来のよう
な一律の仕上りレベルでは家族の個々の好みに対応する
ことはできない問題がある。だからと言って、各人毎に
別々に何回も調理するということは、実際問題として不
可能である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1および2
各項記載の発明は、それぞれ上記のような問題を解消す
ることを目的としてなされたもので、各々次のように構
成されている。
【0008】(1) 請求項1記載の発明の構成 請求項1記載の発明は、調理物の重量を検出する重量セ
ンサと、調理すべき調理メニューに応じて調理条件をマ
ニュアル設定するマニュアルメニュー設定手段と、調理
すべき調理メニューに応じて調理条件を自動設定するオ
ートメニュー設定手段と、マイクロ波出力又はヒータ出
力によって上記調理物を加熱する加熱手段と、該加熱手
段の加熱状態を上記マニュアルメニュー設定手段および
オートメニュー設定手段により設定された調理メニュ
ー、調理条件に対応して制御する加熱制御手段とを備え
てなる高周波加熱装置において、本調理終了後、当該終
了した本調理がマニュアルメニューであったか又はオー
トメニューであったかを判定するマニュアル・オート判
定手段と、該マニュアル・オート判定手段による判定結
果がマニュアルメニューである時に、そのメニューに応
じた所定の追加加熱時間を設定する第1の追加加熱時間
設定手段と、上記マニュアル・オート判定手段による判
定結果がオートメニューである時に改めて上記重量セン
サの出力に基いて任意の追加加熱時間を設定する第2の
追加加熱時間設定手段と、該第1又は第2の追加加熱時
間設定手段により設定された追加加熱時間に応じて上記
加熱手段の加熱状態を制御する追加加熱制御手段とを設
けたことを特徴としている。
【0009】(2) 請求項2記載の発明の構成 請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成
の高周波加熱装置において、上記追加加熱制御手段が、
調理中断時は追加加熱時間のデクリメントを停止する調
理中断処理手段を備えて構成されていることを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】
(1) 請求項1記載の発明の作用 請求項1記載の発明の高周波加熱装置は、上述の如く、
先ずその基本構成として、調理物の重量を検出する重量
センサと、調理すべき調理メニューに応じて調理条件を
マニュアル設定するマニュアルメニュー設定手段と、調
理すべき調理メニューに応じて調理条件を自動設定する
オートメニュー設定手段と、マイクロ波出力又はヒータ
出力によって上記調理物を加熱する加熱手段と、該加熱
手段の加熱状態を上記マニュアルメニュー設定手段およ
びオートメニュー設定手段により設定された調理メニュ
ー、調理条件に対応して制御する加熱制御手段とを備え
ており、オート又はマニュアル何れかの方法による調理
メニュー、調理条件に応じた加熱量、加熱時間、加熱パ
ターンでの本調理を行う。
【0011】そして、さらに該構成において、上記本調
理終了後、当該終了した本調理がマニュアルメニューで
あったか又はオートメニューであったかを判定するマニ
ュアル・オート判定手段と、該マニュアル・オート判定
手段による判定結果がマニュアルメニューである時に、
そのメニューに応じた所定の追加加熱時間を設定する第
1の追加加熱時間設定手段と、上記マニュアル・オート
判定手段による判定結果がオートメニューである時に改
めて上記重量センサの出力に基いて任意の追加加熱時間
を設定する第2の追加加熱時間設定手段と、該第1又は
第2の追加加熱時間設定手段により設定された追加加熱
時間に応じて上記加熱手段の加熱状態を制御する追加加
熱制御手段とを設け、本調理の実際の仕上り具合に応じ
て、更に追加加熱ができるようになっている。
【0012】しかも、該追加加熱は、本調理がマニュア
ルメニューであったか、又はオートメニューであったか
に対応し、マニュアルメニューの場合には1回の追加加
熱により当該メニューに応じて決まる適切な所定時間の
追加加熱が実行される一方、オートメニューの場合には
改めて重量センサによって実際の調理物の重量(残存量)
が測定され、その測定値に応じた時間の追加加熱が実行
される。
【0013】従って、オートメニューにおいて本調理終
了後に複数の調理物の一部が取り出され、残された調理
物の量が減少しているような場合にも、常に適切な追加
加熱時間の設定が可能となり、正確な仕上りレベルを実
現することができる。そして、該機能を活用すれば、先
ず最初に本調理で「ぬるかん」用の酒をあたためた上で一
旦取り出し、その後追加加熱で残された「熱かん」用の酒
を十分な温度にあたためるという使い方が可能となり、
家族の好みに応じた仕上りレベルを容易に実現すること
ができるようになる。
【0014】(2) 請求項2記載の発明の作用 請求項2記載の発明の高周波加熱装置は、上述の如く、
先ずその基本構成により、上記請求項1記載の発明の作
用と同様の作用を得ることができることに加え、上記追
加加熱制御手段が、調理中断時は追加加熱時間設定タイ
マーのデクリメントを停止する調理中断処理手段を備え
て構成されていることから、例えば追加加熱の途中にお
いて電話に出たり、人の訪問があったりして、ドアを開
けるなど調理の中断があったとしても、タイマーの進行
はなく、上述のようにして設定された追加加熱時間自体
が実際に加熱を実行することなく短縮されるというよう
なことはなくなる。
【0015】
【発明の効果】以上の結果、本願の請求項1および2各
項記載の発明の高周波加熱装置によると、各々次のよう
な有益な効果を得ることができる。
【0016】(1) 請求項1記載の発明の効果 請求項1記載の発明の高周波加熱装置によると、オート
メニュー又はマニュアルメニュー何れの場合にも調理物
に対応した適切な追加加熱が可能となり、ユーザの好み
通りの仕上りレベルの調理が可能となる。
【0017】(2) 請求項2記載の発明の効果 請求項2記載の発明の高周波加熱装置によると、上記請
求項1記載の発明の効果に加え、追加加熱の途中におい
て、加熱の中断があっても設定された追加加熱時間の変
化は生じないから、より適切な追加加熱が可能となる。
【0018】
【実施例】
(1) 第1実施例 図1〜図4は、本願発明の第1実施例に係る追加加熱機
能を備えた高周波加熱装置の構成および追加加熱制御動
作を示している。
【0019】先ず図1および図2は、当該高周波加熱装
置1の全体的な構造(ドアおよび筺体本体部の構造)を示
すもので、その筺体1aの内側には加熱室(調理物収納
庫)2が設けられている。そして、該加熱室2の底部に
は調理物載置用のターンテーブル3が回転可能に設置さ
れている。また該加熱室2の正面側開口部19にはファ
ィンダー部17を形成したドア16が上下方向に開閉可
能な状態で取付けられている。また、ドア16に対応し
た筺体本体部側には、ドアスイッチ18が設けられてい
る。
【0020】一方、上記筺体1a正面側の上記加熱室2
の開口部19の右側部には当該高周波加熱装置の各種の
機能を操作・制御するための操作パネル部26が設置さ
れている。該操作パネル部26には、例えば図2に詳細
に示すように、先ず上方側から下方側にかけて、表示部
(液晶表示部)34、マニュアルメニュー用の加熱時間設
定キー(5分用27a、1分用27b、10秒用27cの3
つのキーよりなる)、手動加熱キー群(生もの解凍、トー
スター、ピザ加熱、おかゆの4つのキーよりなる)2
9、自動加熱キー群(酒のかん、トースト、冷凍トース
ト、炊飯の4つのキーよりなる)30、マニュアルメニ
ュー指定キー41、オートメニュー指定キー42が各々
適切に操作性良く配設されている。
【0021】また、図1から明らかなようにドア16の
ファインダー17直下部にはテーパ面TFが形成され、
その中央部側から右側方向に順番にトーストキー61
a、解凍キー61b、あたため・スタートキー61c、取
消キー61d、仕上り調節キー61e、追加加熱キー61
fなどの日常特に使用頻度が高いドアキー群61が設け
られている。
【0022】そして、上記操作パネル部26の表示部3
4には、例えば上述した操作パネル部26およびドアキ
ー群61の各種の操作キーがON操作されると、それに
対応して各種の選択設定状態が表示されるようになって
いる。
【0023】上記操作パネル部26およびドアキー群6
1は各々相互に関連して接続され、例えば図3に示すよ
うにマイクロコンピュータを中心として構成された電子
レンジコントロール用の制御ユニット20とデータバス
およびコントロールバスを介して接続されていて自由に
入出力信号の送受が行えるようになっている。
【0024】さらに、同図3から明らかなように、上記
高周波加熱装置1の筺体1a内部には、上記加熱室2内
のターンテーブル3上に載置された調理皿5上の調理物
(被加熱物)40にマイクロ波を放射吸収させることによ
って加熱するマグネトロン13と、当該加熱室2内の調
理物(被加熱物)に必要に応じ赤外線を照射することによ
って加熱する上下ヒータHu,Hdおよびヒータ回路35
と、換気用のファン12aおよびファンモータ12とが
各々図示のように設置されている。そして、上記制御ユ
ニット20とターンテーブルモータ4との間にはターン
テーブルモータ駆動回路24が、また同制御ユニット2
0と上記ファンモータ12との間にはファンモータ駆動
回路25が、さらに同制御ユニット20と上記マグネト
ロン13との間にはマグネトロン駆動部22が各々介設
されている。上記ターンテーブルモータ4部には、重量
センサ36が設けられ、該重量センサ36で検出された
検出値は本調理開始時および追加加熱時においては調理
物の量(重量)の判定に使用される。さらに、符号37は
電源回路であり、AC電源100(V)からの電源電圧を
上記マグネトロン駆動部22、ターンテーブルモータ駆
動回路24、ファンモータ駆動回路25に分配供給す
る。
【0025】上記ファン12aは、後述するように次に
行われる調理の種類に応じて庫内温度のコントロールや
電装部の冷却、煮込み状態の換気などに使用される一
方、例えばオート「あたため加熱」連続加熱時の加熱実行
前の庫内湿度の排気などにも使用される。
【0026】一方、図示の如く、上記筺体1aの一側壁
31側には外気導入口8が、また他側壁32側には排気
口11が各々形成されているとともに、それらの間の加
熱室2の両側壁6,7部には換気口9,10がそれぞれ形
成されている。そして、上記外気導入口8と換気口9と
の間には上記ファンモータ12によって駆動される上述
のファン12aが介設されていて、上記外気導入口8か
ら導入された外気が図示矢線で示すように先ずマグネト
ロン13を冷却した後、加熱室2上部を経て調理中の臭
気や水蒸気を吸収して排気口11側から排出させて行く
ようになっている。なお、上記換気口10と排気口11
との間は、ダクト部14に形成されている一方、該ダク
ト部14の通路途中には同通路内に臨んで加熱時、沸騰
時および保温時などの湿度を検出する湿度センサ15が
設置されている。そして、該湿度センサ15の出力信号
は所定の検知部23を介して上記制御ユニット20に入
力されてメモリされるようになっている。
【0027】また、上記マグネトロン13周辺の電装部
には第1の温度センサ(サーミスタ)THAが、さらに上
記加熱室2の天井部には第2の温度センサ(サーミスタ)
THBと光センサ(形状センサ)70とが設けられてお
り、それらの各出力も上記検知部23を介して上記制御
ユニット20に入力されてメモリされるようになってい
る。上記第1の温度センサTHAは、電装部の過熱温度
を検出して冷却のためにファンを駆動制御するためのも
の、第2の温度センサTHBは庫内温度を検出するため
のもの、光センサ70は庫内の調理物の大きさ、形状、
空間量を判定するためのものである。
【0028】上記制御ユニット20は、次に図4のフロ
ーチャートを参照して詳細に説明するように、例えばマ
ニュアルメニュー/オートメニューの各場合に対応した
適切な追加加熱制御を行うようになっている。
【0029】そこで、次に該追加加熱制御の内容につい
て詳細に説明してゆく。
【0030】先ず、図4のフローチャートは本実施例の
本調理終了に続いて実行される追加加熱制御の内容を示
している。
【0031】すなわち、先ずステップS1で、それまで
行なわれていたオート又はマニュアルメニューの調理終
了処理を行う。
【0032】次に、ステップS2に進んで、当該調理完
了後、上述の取消キー61dがON操作されたか否かを
判定する。その結果、YESの時は後述する追加加熱制
御は不要であると判断して通常の時計モード表示制御に
進む。
【0033】一方、上記取消キー61dがON操作され
なかったNOの時は、ステップS3に進んで、上記それ
までの加熱調理が終了してから例えば待機時間1分が経
過しているか否かを判定し、追加加熱キー61fがON
されることなく待機時間1分が経過しているYESの時
は、追加加熱制御に入る必要はないと認めて上記取消キ
ー61dONの時と同様、上記時計モードに進む。
【0034】これに対し、上記それまでの加熱調理終了
後、1分が経過するまでに上述の取消キー61dがON
されることなく、追加加熱キー61fがON操作された
ことがステップS4で判定されると、先ずステップS
5で、上記それまでの加熱調理がオートメニューであっ
たか、又はマニュアルメニューであったかを判定し、そ
の判定結果に応じてステップS6〜S9、又はステップS
15〜S18何れかの制御に進む。
【0035】先ず上記それまでの加熱調理がオートメニ
ューであった場合には、ステップS6で、上述した重量
センサ36、湿度センサ15、第2の温度センサTH
B、光センサ70からの各入力データに基いて庫内調理
物の状況(量・温度・大きさ)をチェックし、それに対応
して追加加熱用の加熱出力Poを決定するための加熱係
数Kを算出する。
【0036】次に、その上でステップS7に進み、上記
それまでの本調理の加熱調理時間t、上記ステップS6
演算された加熱係数K、メニュー毎の固定係数K2を各
々乗じて設定すべき加熱出力Poを演算し、該演算値Po
を上記操作パネル部26の表示部34に表示する。
【0037】さらに、その上で再度取消キー61dがO
N操作されたか否か(ステップS8)、スタートキー61c
がONされたか否か(ステップS9)、庫内から調理物が
取り出されてしまって無負荷となっていないか(ステッ
プS10)などを順次判定していって、取消キー61dがO
N操作されることなく、スタートキー61cがON操作
されて、しかも庫内が無負荷でない時に、ステップS11
に進んで追加加熱調理を開始する。
【0038】他方、上記ステップS8で取消キー61dが
ON操作された時は、上述の時計モードに、またステッ
プS8で庫内が無負荷であることが判定された時には、
上記表示部に無負荷エラー表示を出してエラー処理を行
う。
【0039】一方、以上のようにして追加加熱調理が開
始された後、ステップS12でユーザが電話に出るなどし
て一時停止操作がなされたり、又ドアが開かれたりした
ことが判定されると、ステップS13で中断処理、すなわ
ち、上記追加加熱時間設定タイマーのデクリメント動作
を停止させて加熱時間が不足することを防止した上で、
再び上述のスタートキー61cのON判定時点から追加
加熱調理を継続させる。この結果、調理中断中のタイマ
ー作動による加熱不足の問題がなくなる。
【0040】他方、一時停止操作やドア開放などの中断
事実がない場合は、ステップS14で調理終了を判定し
て、上述のステップS2前の動作にリターンし、今回の
追加加熱制御により所望の仕上りレベルになっている時
は、取消キー61dをONすることにより追加加熱制御
を終了する。一方、未だ加熱不足と思われる時は、当該
追加加熱調理終了後1分経過前の時点において再度追加
加熱キー61fをONすることによって再度上述の追加
加熱制御を行うことができる。
【0041】この結果、オートメニューにおける適切な
追加加熱制御が実現される。
【0042】次に、上記ステップS5でマニュアルメニ
ューであることが判定された時は、ステップS15に進ん
で、上記表示部34に表示されている現在の表示時間t1
に対して当該選択されているマニュアルメニュー毎に予
じめ設定されている基準加算時間t2を1ステップ毎に加
算して追加加熱時間toを設定する。
【0043】そして、続くステップS16で、上記追加加
熱キー61fがON操作されたか否かを判定する。そし
て、その結果、YESの時は、さらに、再度取消キー6
1dがONされたか否か(ステップS17)、スタートキー
61cがONされたか否か(ステップS18)、庫内から調
理物が取り出されてしまって無負荷となっていないか
(ステップS10)などを順次判定していって、取消キー6
1dがON操作されることなく、スタートキー61cがO
N操作されて、しかも庫内が無負荷でない時に、初めて
ステップS11に進んで追加加熱調理を開始する。
【0044】他方、上記ステップS8で取消キー61dが
ON操作された時は、上述の時計モードに、またステッ
プS8で庫内が無負荷であることが判定された時には、
上記表示部34に無負荷エラー表示を出してエラー処理
を行う。
【0045】一方、以上のようにして追加加熱調理が開
始された後、ステップS12で電話に出るなどして一時停
止操作がなされたり、又ドアが開かれたりしたことが判
定されると、ステップS13で中断処理、すなわち、上記
追加加熱時間設定タイマーのデクリメント動作を停止さ
せて加熱時間が不足することを防止した上で、再び上述
のスタートキー61cのON判定時点から追加加熱調理
を継続させる。この結果、調理中断中のタイマー作動に
よる加熱不足の問題がなくなる。
【0046】他方、一時停止操作やドア開放などの中断
事実がない場合は、ステップS14で調理終了を判定し
て、上述のステップS2前の動作にリターンし、今回の
追加加熱制御により所望の仕上りレベルになっている時
は、取消キー61dをONすることにより追加加熱制御
を終了する。一方、未だ加熱不足と思われる時は、当該
追加加熱調理終了後1分経過前の時点において上記追加
加熱キー61fをONすることによって再度上述の追加
加熱制御を行うことができる。
【0047】この結果、上記オートメニューにおける場
合と全く同様にマニュアルメニューの場合においても適
切な追加加熱制御が実現される。
【0048】(2) 第2実施例 次に図5および図6は、上記第1実施例の構成の6つの
ドアパネル操作キー61a〜61fに加えて更に子供用加
熱キー61gを追加し、オートメニューの場合に、該子
供用加熱キー61gをON操作すると当該オートメニュ
ー調理時の加熱量が通常の大人を対象とした加熱量より
も若干(例えば30%程度)低めの子供用の加熱量に自動
修正されるようにしたことを特徴とするものである。
【0049】すなわち、これまでの一般的な電子レンジ
のオートメニューでは、その加熱量が大人の平均的な好
みの仕上りレベルに対応したものとなるように自動設定
されている。
【0050】しかし、実際に調理物を飲食する家族は、
子供や老人など種々の仕上りレベルを好む人がおり、通
常の大人の中にも猫舌の人とそうでない人とがいる。ま
た、酒のかんなどの場合、「熱かん」の人と「ぬるかん」の
人とがいる。従って、オートメニューの場合にも何らか
の形でそれらの人々に対応した仕上りレベルの調整を簡
単な操作で行うことができるようにすることが望まれ
る。本実施例は、このような要望に基いて発明されたも
のである。
【0051】本実施例の高周波加熱装置では、先ず図6
に示すように、上述した第1実施例の構成の高周波加熱
装置のドアパネル部に更に上述した子供用加熱キー61
gを追加し、該子供用加熱キー61gがON操作される
と、図5のフロチャートに示すように、オートメニュー
選択操作により一旦通常の設定出力(出力定数K=1.0)
に設定された加熱出力を、それよりも30%低い子供用
の設定加熱出力(出力定数K=0.7)に自動的に変更した
上で調理を実行するように構成されている。
【0052】すなわち、先ず何等かの調理開始操作がな
されたとすると、最初にステップS1で、それに対応し
たデータを読み込む。
【0053】そして、次にステップS2でオートメニュ
ーキーがON操作されたか否かを判定する。
【0054】その結果、YESの時はステップS3に進
んで、一旦その出力定数Kの値をK=1.0(100%)に
設定した後、さらに今度はステップS4に進んで上述の
子供用加熱キー61gがON操作されているか否かを判
定する。
【0055】該判定の結果、子供用加熱キー61gがO
N操作されているYESの時は、ステップS5に進んで
上記出力定数Kの値を上記ステップS3で設定された通
常の値K=1.0よりも小さい値K=0.7に変更した後、ス
テップS6のスタートキーON操作の判定動作に進む。
一方、同判定の結果、NOと判定された子供用加熱キー
61gがON操作されていない時は、上記ステップS5
処理をジャンプしてステップS6のスタートキーON操
作判定に進む。
【0056】ステップS6では、その後スタートキーが
実際にON操作されているか否かを判定し、YESの時
はステップS7に進んで、上記子供用加熱キーのON又
はOFFに応じた出力定数K(K=0.7又はK=1.0)に応
じた加熱出力Po=K・Pにより調理を実行する。この
結果、上記子供用加熱キー61gがON操作されている
時は、それに対応した通常より30%程度低温度の仕上
りレベルに、他方、同キー61gがON操作されていな
い時は通常の温度の仕上りレベルになるように調理が実
行される。
【0057】そして、さらにステップS8で、当該調理
の終了を判定し、調理終了のYESの時は、ステップS
9で調理完了処理を行った上で制御を終える。
【0058】以上のように、本実施例の構成によれば、
オートメニューの場合においても通常の大人向きと子供
向き、老人向き、猫舌の人向きなどとの2種類の仕上り
レベルの調整が極めて簡単な操作で可能となる。
【0059】(3) 第3実施例 次に図7は、上記第1実施例の構成の高周波加熱装置の
ドアパネル部に更に子供のいたずらなどのボタン操作で
加熱操作がなされるようなことがないように、チャイル
ドロックキー61hを追加した本願発明の第3実施例に
係る高周波加熱装置を示している。
【0060】上記チャイルドロックキー61hは例えば
予じめ連続して3回ON操作して置くと図示ドア16前
面の全ての操作キー61a〜61fにプログラム上ロック
が掛けられて、仮に子供などがいたずらによりON操作
しても全く作動されないようになっている。これは、装
置本体が停止中でも作動中でも同様である。一方、該状
態から、さらに連続して3回上記チャイルドロックキー
61hがON操作されると、上記ロックが解除されて各
操作キー61a〜61fが作動可能な状態となる。
【0061】従って、該実施例の構成によると、子供の
いたずらにより、該操作される恐れがなくなり、極めて
安全である。
【0062】(4) 第4実施例 次に図8は、本願発明の第4実施例に係る高周波加熱装
置の構成を示している。
【0063】本実施例では、上記第1実施例の高周波加
熱装置のドアパネル部に更にキッチンタイマーキー61
iを追加し、該キッチンタイマーキー61iを押すと、上
述した表示部34に1回毎に1分のタイマー表示がなさ
れ、あたため・スタートキー61cがON操作されると
キッチンタイマーとして動作する。
【0064】そして、設定された時間がくると、ブザー
で報知する。該状態で取消キー61dが押されなけれ
ば、以後1分経過毎にブザー報知を繰り返す。
【0065】従って、該システムが設けられていると、
一般の調理時におけるキッチンタイマーとして便利さが
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る高周波加
熱装置の筺体部構造を示すドア側正面図である。
【図2】図2は、同装置のドアパネル内側のメイン操作
パネル部の構造を示す斜視図である
【図3】図3は、同装置の制御回路部の構成を中心とし
て示すブロック図である。
【図4】図4は、同装置の制御ユニットによる追加加熱
調理時の制御動作を示すフローチャートである。
【図5】図5は、本願発明の第2実施例に係る高周波加
熱装置の制御ユニットによるオートメニュー加熱制御の
内容を示すフローチャートである。
【図6】図6は、同装置のドアパネル部正面図である。
【図7】図7は、本願発明の第3実施例に係る高周波加
熱装置のドアパネル部正面図である。
【図8】図8は、本願発明の第4実施例に係る高周波加
熱装置のドアパネル部正面図である。
【符号の説明】 1aは筺体部、2は加熱室、3はターンテーブル、5は
調理皿、12aはファン、13はマグネトロン、15は
湿度センサ、16はドア、20は制御ユニット、22は
マグネトロン駆動部、36は重量センサ、61はドアキ
ー群、61fは追加加熱キー、Huは上ヒータ、Hdは下
ヒータ、THAは第1の温度センサ(サーミスタ)、TH
Bは第2の温度センサ(サーミスタ)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物の重量を検出する重量センサと、
    調理すべき調理メニューに応じて調理条件をマニュアル
    設定するマニュアルメニュー設定手段と、調理すべき調
    理メニューに応じて調理条件を自動設定するオートメニ
    ュー設定手段と、マイクロ波出力又はヒータ出力によっ
    て上記調理物を加熱する加熱手段と、該加熱手段の加熱
    状態を上記マニュアルメニュー設定手段およびオートメ
    ニュー設定手段により設定された調理メニュー、調理条
    件に対応して制御する加熱制御手段とを備えてなる高周
    波加熱装置において、本調理終了後、当該終了した本調
    理がマニュアルメニューであったか又はオートメニュー
    であったかを判定するマニュアル・オート判定手段と、
    該マニュアル・オート判定手段による判定結果がマニュ
    アルメニューである時に、そのメニューに応じた所定の
    追加加熱時間を設定する第1の追加加熱時間設定手段
    と、上記マニュアル・オート判定手段による判定結果が
    オートメニューである時に改めて上記重量センサの出力
    に基いて任意の追加加熱時間を設定する第2の追加加熱
    時間設定手段と、該第1又は第2の追加加熱時間設定手
    段により設定された追加加熱時間に応じて上記加熱手段
    の加熱状態を制御する追加加熱制御手段とを設けたこと
    を特徴とする高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 上記追加加熱制御手段は、調理中断時は
    追加加熱時間のデクリメントを停止する調理中断処理手
    段を備えて構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の高周波加熱装置。
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