JP2529278B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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友一 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マイクロコンピューターの制御により加熱
を実行する高周波加熱装置に関するものである。
従来の技術 一般に、食品を加熱すると第４図に示す様に温度は、
時間の経過と共に上昇する。そして所定の温度において
加熱源をON−OFFさせて保温することにより食品の仕上
り状態を良好なものとしている。これをマイクロコンピ
ュータにより自動調理を行う際は、第４図に示す様に、
加熱開始時から食品の温度が所定温度（検知温度T1）に
達するまでの時間t1を計時し、この時間t1に食品の種類
に応じた係数Ｋを乗算して食品が最適の仕上り状態にな
る残り時間Kt1を求め、t1＋Kt1を全加熱時間となるよう
にしていた。
発明が解決しようとする問題点 ところが、所定温度に達する以前に、ドアを開けて食
品に調味料を添加するとか、或いは食品のでき具合を見
たりする時、加熱を中断し、再度加熱する際再加熱する
までの時間t2が長くなるとT1に到達するまでの時間t1が
長くなり、その結果残り時間Kt1も長くなってしまい食
品が焦げたりして加熱し過ぎになってしまうという問題
があった。
本発明はこのような従来の問題点を解消するものであ
り、食品が適正な仕上り状態にできない場合、マイクロ
コンピュータによって加熱シーケンスを取消す優れた高
周波加熱装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明の高周波加熱装置は、加熱開始を始めて、検知
温度に到達する以前に、加熱が中断された場合、任意の
時間まで加熱再開がされない時、加熱シーケンスを取消
すものである。
作用 本発明の高周波加熱装置は、検知温度に到達する以前
に加熱が中断された時、加熱再開するまでの時間が長く
なると、食品に加熱する時間が長くなりすぎて食品が焦
げたりするのを防止できるし、食品が仕上り良くできな
い時は、加熱シーケンスを取消すものである。
実施例 以下、本発明の一実施例の高周波加熱装置を図面を参
照して説明する。
第２図は同装置の構成図であり、被加熱物１を収納す
る加熱室２には、加熱室２を加熱する加熱源３と加熱室
２または被加熱物１の温度を検出する温度検出手段４が
設けられており、マイクロコンピュータからなる制御部
５は温度検出手段４からの信号および記憶されている調
理シーケンスにより加熱源３の制御を行う。
第１図に示す様にマイクロコンピューターにより自動
調理が行われている際中に、ドアを開け加熱を中断して
いる時に検知温度T1に達して残り時間が算出されている
かどうか判断する。（ステップＡ）検知温度に達してい
ない時（ステップＢ）は加熱中断してＸ分経過してＸ分
経過している時（ステップＣ）は、加熱シーケンスを消
去してしまう（ステップＤ）。このＸ分という時間は、
第３図に示すように加熱中断後の加熱再開してtA＋tB＝
t1として加熱した時のt1＋Kt1の時間で食品の仕上り状
態が良好な範囲の限界値として求める。この為Ｘ分以上
経過して加熱を開始すると食品の仕上り状態が良好にで
きる保障がないので加熱シーケンスを消去する。なお、
Ｘ分が経過するまで使用者に加熱再開を早くするように
報知する手段を設ければより望ましい。
発明の効果 以上のように本発明の高周波加熱装置は、加熱中断し
て食品を放置して、加熱再開した時に食品が生焼け等に
ならない様にして仕上り状態がよくない食品ができるよ
うにするのではなく、使用者のミスとして使用者にわか
るようにしたものである。
また、使用者が加熱中断を行い、加熱再開するのを忘
れている場合、所定の時間で加熱シーケンスが消去され
るので、所定の時間以上経過した時、ノイズ等での加熱
再開による危険な状態が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例における高周波加熱装置に関
するマイクロコンピューターの動作を示すフローチャー
ト、第２図は同装置の構成図、第３図は同温度変化を示
す波形図、第４図は一般的な自動調理における温度変化
を示す波形図である。 ２……加熱室、３……加熱源、４……温度検出手段、５
……制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室
    内を加熱する加熱源と、前記加熱室の食品の温度を検出
    する温度検出手段と、前記加熱源を制御する制御部を備
    え、前記制御部は加熱初期時からの食品の温度が所定温
    度に達するまでの時間を計時し、前記時間に基づいて残
    り時間を算出するとともに、食品の温度が所定温度に達
    する以前に加熱中断された場合、加熱再開までの時間が
    所定の時間以上経過したことを計時することにより、加
    熱シーケンスを取消す高周波加熱装置。
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JPH0662192B2 (ja) * 1985-06-26 1994-08-17 望月株式会社 レ−ザ−記録体用収納ボツクス

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JPS6423027A (en) 1989-01-25

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