JP2001061649A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
の焦げ目が等しく付くようにする。 【解決手段】 炊き上がり温度設定部31を設け、この
炊き上がり温度設定部31は、水分蒸発工程B2におい
て釜縁センサ12により検知した水分蒸発温度Tに、既
定値のΔT℃を加えた温度を炊き上がり温度Eとして設
定する。これにより、最終炊飯工程では、米飯に対し常
にΔT℃に相当する熱量が等しく加えられるから、毎
回、米飯の焦げ具合を等しくすることができる。
Description
に属し、主に最終炊飯工程における炊き上がり温度を制
御して米飯に焦げ目を付けるようにしたものに関する。
と、この炊飯加熱器を制御する制御部とを具備し、図5
に示すように、米粒に水分を含浸させる予備炊き工程
(A)と、炊飯釜内の水分を蒸発させる本炊き工程
(B)と、炊き上がった米飯を蒸らす蒸らし工程(C)
とを順次実行して炊飯を行う。そして、前記本炊き工程
(B)は、炊飯釜内が沸騰状態になるまで加熱する昇温
工程B1と、炊飯釜内を沸騰状態に維持して水分を蒸発
させる水分蒸発工程B2と、炊飯釜内が所定の炊き上が
り温度Eになるまで加熱する最終炊飯工程B3とからな
る。
に焦げ目を付けたいとの要望があり、焦げ目を付けるに
は、一般に、前記最終炊飯工程B3における炊き上がり
温度Eを焦げ目を付けない場合よりも高く設定する。具
体的に、前記炊き上がり温度Eとしては、焦げ目を付け
ないときは115℃程度に設定されるが、焦げ目を付け
るときは150℃程度に設定される。このようにする
と、最終炊飯工程B3において、焦げ目を付けないとき
に比べて米飯に多くの熱が加えらるから、釜底の米飯に
焦げ目が付く。
ように、前記水分蒸発工程B2での釜内温度である水分
蒸発温度Tは、水の沸騰温度である100℃前後に維持
されるが、割れた米の有無、米の種類や品質、また、白
米を炊く場合、炊き込みご飯を炊く場合、赤飯を炊く場
合など、米の状態によって高くなったり(T℃→T1
℃)、低くなったりして(T℃→T2℃)炊飯の度に変
動する。このような場合でも、従来は前記炊き上がり温
度Eとして例えば150℃の如く絶対値として設定され
るから、炊飯の度に、前記炊き上がり温度Eと前記水分
蒸発温度Tとの温度差Dにばらつきが生じる(図6中、
D1<D<D2)。そのため、米の状態が変わると炊飯
の度に最終炊飯工程B3での上昇温度(D,D1,D
2)が異なるから米飯への加熱量が異なり、その結果、
炊飯の度に米飯の焦げ具合が濃かったり薄かったりして
焦げ目にばらつきが生じるという問題がある。
と、前記炊飯釜内の温度を検知する釜内温度検知部と、
前記炊飯加熱器を作動制御する制御部とを具備し、炊飯
釜内を沸騰状態に維持して水分を蒸発させる水分蒸発工
程を行った後、前記釜内温度検知部で検知する釜内温度
が炊き上がり温度に達するまで昇温して釜底の米飯に焦
げ目を付ける最終炊飯工程を行う炊飯器』において、米
の状態が異なっていても米飯の焦げ具合が等しくなるよ
うにすることを課題とする。
に講じた技術的手段は、次のようである。『前記水分蒸
発工程において前記釜内温度検知部により検知した釜内
温度である水分蒸発温度に、既定値のΔT℃を加えた温
度を前記炊き上がり温度として設定する炊き上がり温度
設定部を設けたことを特徴とする。』前記技術的手段
は、次のように作用する。
て炊飯釜内を沸騰状態に維持して水分を蒸発させた後、
次の最終炊飯工程において釜内温度が炊き上がり温度に
達するまで昇温して釜底の米飯に焦げ目が付けられる。
る水分蒸発温度は、既述のように米の状態によって異な
るが、炊飯の度に前記釜内温度検知部によって検知され
るから、炊飯時の水分蒸発温度が正確に把握される。そ
して、前記炊き上がり温度として、炊き上がり温度設定
部によって釜内温度検知部により検知した前記水分蒸発
温度に既定値のΔT℃を加えた温度が設定されるから、
最終炊飯工程での釜内の上昇温度は常にΔT℃に設定さ
れる。
度が炊飯する度に変わっても炊飯米量や炊飯加熱器の加
熱能力に変更がない限り、最終炊飯工程では、毎回、米
飯に対してΔT℃に相当する熱量が等しく加えられる。
げ目レベルを指定する焦げ目レベル指定部と、前記炊き
上がり温度設定部におけるΔT℃を変更する温度変更部
とを設け、前記温度変更部は、前記焦げ目レベル指定部
による焦げ目レベルを高くするに従って前記ΔT℃を高
くするようにした』ものによると、更に、前記炊き上が
り温度設定部におけるΔT℃が前記温度変更部によって
前記焦げ目レベル指定部からの焦げ目レベルに応じて変
更されるから、最終炊飯工程での加熱量が前記焦げ目レ
ベルに応じて変えられるため、米飯の焦げ具合も前記焦
げ目レベルに応じて変えられる。すなわち、前記焦げ目
レベルを高く指定すると前記ΔT℃が高くなって最終炊
飯工程での加熱量が増すから、濃い焦げ目の付いた米飯
を炊き上げることができる。一方、前記焦げ目レベルを
低く設定すると前記とは逆に前記ΔT℃が低くなって焦
げ目の薄い米飯を炊き上げることができる。従って、前
記焦げ目レベル指定部と前記温度変更部を設け、所定の
焦げ目レベルを指定することにより、米飯の焦げ具合が
調節されて多段階の焦げ目を付けることができる。
げ目レベルを指定する焦げ目レベル指定部と、前記最終
炊飯工程における前記炊飯加熱器の加熱能力を変更する
加熱能力変更部とを設け、前記加熱能力変更部は、前記
焦げ目レベル指定部による焦げ目レベルを高くするに従
って前記炊飯加熱器の加熱能力を小さくするようにし
た』ものによると、更に、最終炊飯工程における炊飯加
熱器の加熱能力が前記加熱能力変更部によって前記焦げ
目レベル指定部からの焦げ目レベルに応じて変更される
から、最終炊飯工程での炊き上がり温度に達するまでの
加熱時間が前記焦げ目レベルに応じて変えられるため、
米飯の焦げ具合も前記焦げ目レベルに応じて変えられ
る。すなわち、前記焦げ目レベルを高く指定すると前記
最終炊飯工程における前記炊飯加熱器の加熱能力が小さ
くなるから、図3に示すように、前記炊き上がり温度E
に達するまでの時間がt1からt2と長くなって最終炊
飯工程の加熱時間が長くなる((t1−t)<(t2−
t))。すると、米飯への加熱量が増すから、濃い焦げ
目の付いた米飯を炊き上げることができる。逆に前記焦
げ目レベルを低く設定すると加熱能力が大きくなって炊
き上がり温度に達するまでの時間が短縮されるから、最
終炊飯工程の加熱時間が短くなって焦げ目の薄い米飯を
炊き上げることができる。従って、前記焦げ目レベル指
定部と前記加熱能力変更部を設け、所定の焦げ目レベル
を指定することにより、米飯の焦げ具合が調節されて多
段階の焦げ目を付けることができる。
上がり温度設定部におけるΔT℃は、炊飯米量に比例し
て高く設定する』ものによると、更に、最終炊飯工程に
おいて米飯の単位量当たりに加えられる熱量が炊飯米量
の大小にかかわらず一定となるから、炊飯米量の大小に
かかわらず米飯の焦げ具合を等しくすることができる。
は、50℃〜140℃の範囲内で決定する。』これは、
T℃が50℃未満では釜底の米飯に焦げ目が付き難くな
る一方、140℃を超えると炊飯釜自体の温度が250
℃程度に達して炊飯釜のコーティング材が溶け出すおそ
れがあることに対応する。
る度に米の状態が異なっていても、最終炊飯工程では、
米飯に対しΔT℃に相当する熱量が等しく加えられるか
ら、毎回、米飯の焦げ具合を等しくすることができる。
面を参照しながら説明する。
す構成図であり、図1に示すように、この炊飯器は、上
蓋11が配置された炊飯釜1と、炊飯釜1の釜底に配置
されて炊飯釜1を加熱するガスバーナ2(炊飯加熱器)
とを具備する。ガスバーナ2へのガス回路は、その上流
側から第1ガス弁22、第2ガス弁23、比例弁24が
この順序で配設されており、また、第1ガス弁22と第
2ガス弁23との間からはパイロットバーナ26へのガ
ス回路が分岐している。
傍の外面に当接する釜縁センサ12と、炊飯釜1の釜底
の外面に当接する釜底センサ13とが取付けられてい
る。これら釜縁センサ12及び釜底センサ13は、炊飯
釜1の釜内温度を検知する釜内温度検知部として機能す
るものである。
る米飯の焦げ具合を指定する焦げ目レベル指定部5を具
備する。この焦げ目レベル指定部5は、UP/DOWN
カウンタ50と、そのUP入力端子に接続された焦げ目
レベル上昇ボタン51と、DOWN入力端子に接続され
た焦げ目レベル降下ボタン52とから構成されている。
また、前記UP/DOWNカウンタ50の出力部は、焦
げ目レベル表示ランプ54を備えた焦げ目レベル表示器
55が接続されている。そして、この焦げ目レベル指定
部5の出力によって米飯の焦げ具合を、例えば、標準を
「0」として「−5」から「+5」まで11段階に調節
できるようになっている。
機能するガスバーナ2の作動制御を行う制御装置30を
具備する。この制御装置30は、第1ガス弁22、第2
ガス弁23、比例弁24、釜縁センサ12、釜底センサ
13、更に焦げ目レベル指定部5と接続されている。ま
た、この制御装置30は、米飯の炊き上がり温度Eを設
定する炊き上がり温度設定部31と、前記炊き上がり温
度Eを変更する温度変更部32と、前記ガスバーナ2の
火力(加熱能力)を変更する加熱能力変更部33とを具
備する。
工程(B)の水分蒸発工程B2において前記釜縁センサ
12により検知された釜内温度である水分蒸発温度T
に、焦げ目レベルに応じた既定値のΔT℃を加えた温度
を前記炊き上がり温度Eとして設定する。これにより、
最終炊飯工程B3での釜内の上昇温度は常にΔT℃に設
定される。このΔT℃は、50℃〜140℃の範囲内で
決定する。これは、ΔT℃が50℃未満では釜底の米飯
に焦げ目が付き難くなる一方、140℃を超えると炊飯
釜1自体の温度が250℃程度に達して炊飯釜1のフッ
素コーティング材が溶け出すおそれがあることに対応す
る。なお、初期状態では、前記焦げ目レベル指定部5に
おけるUP/DOWNカウンタ50が標準「0」に設定
されており、このときのΔT℃としては、90℃に設定
される。
指定部5での焦げ目レベルが高くなるに従って前記ΔT
℃を高く設定する。このようにΔT℃を高くすると、最
終炊飯工程B3での加熱量が増すから、濃い焦げ目の付
いた米飯を炊き上げることができる。本例では、図2に
示すように、ΔT℃として、前記焦げ目レベル指定部5
でのレベル指定に応じて、炊飯米量が「小」の場合は5
0℃〜130℃の範囲内で8℃刻みに11段階に設定さ
れ、また、炊飯米量が「大」の場合は60℃〜140℃
の範囲内で8℃刻みに11段階に設定されるようになっ
ている。ただし、これより多い段階あるいは少ない段階
でΔT℃を設定できるようにしても良く、さらには炊飯
米量を加味せずに焦げ目レベル指定部5からのレベル指
定によってのみΔT℃を設定できるようにしても良い。
ベル指定部5での焦げ目レベルが高くなるに従って前記
ガスバーナ2の火力(加熱能力)を低く設定する。する
と、図3に示すように、最終炊飯工程B3での温度曲線
Lは、その温度勾配が小さくなって温度曲線L3を描く
ようになる。これにより、前記炊き上がり温度Eに達す
るまでの時間がt1からt2に延びて最終炊飯工程B3
の加熱時間が長くなって((t1−t)<(t2−
t))、米飯への加熱量が増すから、濃い焦げ目の付い
た米飯を炊き上げることができる。本例では、前記焦げ
目レベル指定部5でのレベル指定に応じてガスバーナ2
のガス回路における比例弁24の開度を3段階に設定で
きるようになっている。すなわち、図2に示すように、
比例弁24の開度として、焦げ目レベル指定部5におけ
るUP/DOWNカウンタ50が「−2」から[+2]
の間にあるときは開度「中」(全開時の2/3)に設定
されているが、焦げ目レベル上昇ボタン51により上昇
させて「+3」から「+5」の間にあるときは開度
「小」(全開時の1/3)に変更され、一方、焦げ目レ
ベル降下ボタン52により降下させて「−3」から「−
5」の間にあるときは開度「大」(全開)に変更され
る。なお、この場合も、3段階に限らず、これより多い
段階あるいは少ない段階で比例弁24の開度調節ができ
るようにしても良い。
が前記焦げ目レベル指定部5のUP/DOWNカウンタ
50を操作して好みの焦げ具合にセットする。すると、
UP/DOWNカウンタ50が出力する焦げ目レベル信
号は制御装置30に印加されると共に焦げ目レベル表示
器55にも印加され、使用者がセットした焦げ目レベル
に対応する特定の焦げ目レベル表示ランプ54が点灯す
る。
炊飯器と同様に、図5に示すように、予備炊き工程
(A)、本炊き工程(B)、蒸らし工程(C)の各工程
を順次実行する。
ガス弁22、第2ガス弁23を開弁してガスバーナ2を
点火し、予備炊き工程(A)を実行する。この予備炊き
工程(A)では、比例弁24の開度を調整してガスバー
ナ2の燃焼量をコントロールし、炊飯釜1内の温度を約
50℃に維持して所定の予備炊き時間(10分間〜20
分間)炊飯釜1を加熱する。これにより、炊飯釜1内の
米粒の含水率が増す。なお、このとき前記予備炊き時間
を調節し、米飯の硬度レベルを調節するようにしても良
い。すなわち、米飯の硬度レベルを高くするには、予備
炊き時間を短くし、米粒の含水率を低くする。逆に米飯
の硬度レベルを低くするには、予備炊き時間を長くし、
米粒の含水率を高くする。この場合、本例では図示しな
いが、前記焦げ目レベル指定部5と同様な硬度レベル指
定部を設け、この硬度レベル指定部に入力された硬度レ
ベルに応じて制御装置30の機能部によって前記予備炊
き時間を制御するようにすれば良い。
備炊き工程(A)を終了し、次の本炊き工程(B)に移
行する。
蒸発工程B2、最終炊飯工程B3が順次に実行される
(図5参照)。
になるまで炊飯釜1を加熱する。このとき約7分間で炊
飯釜1内が沸騰状態になるようにガスバーナ2の燃焼量
をコントロールする。例えば、最初の4分間で10秒毎
に合計24回、釜縁センサ12によって釜内温度を検知
し、その後3分間で釜縁センサ12で検知した釜内温度
が水の沸騰温度に近い95℃程度に達する温度曲線を演
算する。そして、ここで演算した温度曲線に沿って釜内
温度が上昇するように比例弁24の開度を調整してガス
バーナ2の燃焼量をコントロールする。また、このとき
の比例弁24の開度状態から炊飯米量を判定する。すな
わち、この昇温工程B1での比例弁24の開度状態が所
定値より大きければ炊飯米量「大」と判定し、小さけれ
ば炊飯米量「小」と判定する。ここで判定された炊飯米
量に基づいて、次の水分蒸発工程B2の終了を判別する
ための水分蒸発判定温度Fと前述した前記温度変更部3
2によるΔT℃の基準が決定される。水分蒸発判定温度
Fとしては、炊飯米量が「大」の場合は120℃にセッ
トし、炊飯米量が「小」の場合は110℃にセットされ
る。そして、約7分間の昇温時間が経過すると、実際に
炊飯釜1内が沸騰状態になったか否かを判定するため
に、次の動作が行われる。すなわち、約7分間の前記昇
温時間が経過すると、比例弁24を一旦全開状態にして
ガスバーナ2を最大燃焼状態にし、釜縁センサ12によ
り釜内温度を所定時間監視して一定値に安定したか否か
判別する。これは、液体が沸騰状態になると、いくら加
熱してもそのときの温度(沸点)に維持されるから、炊
飯釜1内が沸騰状態になると、そのときの釜内温度は一
定値に安定することに基づくものである。そして、炊飯
釜1内が沸騰状態になると、次の水分蒸発工程B2に移
行する。
がほぼ蒸発するまで炊飯釜1を加熱する。このとき比例
弁24の開度を所定開度に調整してガスバーナ2の燃焼
量をコントロールして加熱時間を調節し、米飯の粘度レ
ベルを調整するようにしても良い。すなわち、米飯の粘
度レベルを高くするには、比例弁24の開度を小さくし
てガスバーナ2による単位時間あたりの加熱量を小さく
し水分蒸発工程B2の時間を長くする。逆に米飯の粘度
レベルを低くするには、比例弁24の開度を大きくして
ガスバーナ2による単位時間あたりの加熱量を大きくし
水分蒸発工程B2の時間を短くする。この場合、本例で
は図示しないが、前記焦げ目レベル指定部5と同様な粘
度レベル指定部を設け、この粘度レベル指定部に入力さ
れた粘度レベルに応じて制御装置30の機能部によって
前記水分蒸発工程におけるガスバーナ2の燃焼量を制御
するようにすれば良い。
に推移している釜内温度を釜縁センサ12で検知し、こ
のときの釜内温度を水分蒸発温度Tとして前記炊き上が
り温度設定部31に入力する。この際、所定時間経過後
に1回だけ釜内温度を検知してこれを水分蒸発温度Tと
しても良いし、一定の時間間隔で何回か釜内温度を検知
してその平均値を求め、これを水分蒸発温度Tとしても
良い。そして、この炊き上がり温度設定部31では、炊
飯米量を加味して前記焦げ目レベル指定部5から指定さ
れた焦げ目レベルに応じたΔT℃を、この水分蒸発温度
Tに加えた温度を求め、ここで求めた温度(T+ΔT
℃)を次の最終炊飯工程B3における炊き上がり温度E
として設定する。
が沸騰状態に維持されているから、水分蒸発工程B2が
進行するに従い炊飯釜1内の水分が蒸発されて行き、水
分がほぼ蒸発すると釜内温度が上昇してくる。このとき
釜縁センサ12で検知される釜内温度が前記昇温工程B
1で設定した水分蒸発判定温度Fに達したか否か判別さ
れ、水分蒸発判定温度Fに達すると水分蒸発工程B2か
ら次の最終炊飯工程B3に移行する。
指定部5で指定した焦げ目レベルに応じて比例弁24の
開度(図2参照)を設定しガスバーナ2の燃焼量を決定
すると共に、釜縁センサ12によって検知した釜内温度
が炊き上がり温度設定部31によって設定された炊き上
がり温度Eに達したか否か判別される。この最終炊飯工
程B3では、米飯に対し前記ΔT℃に相当する熱量が毎
回等しく加えられることとなる。すなわち、図4に示す
ように、前記水分蒸発温度Tは、割れた米、米の種類や
品質、また、白米、炊き込みご飯、赤飯を炊飯する場合
など、米の状態によってT℃からT1℃と高くなった
り、逆にT℃からT2℃と低くなったりして炊飯の度に
異なる。この場合、従来は、炊き上がり温度Eを例えば
150℃の如く絶対値として設定していたため、前記炊
き上がり温度Eと前記水分蒸発温度Tとの温度差Dにば
らつきが生じていた(図6中、D1<D<D2)。しか
しながら、本例では、炊飯の度に釜縁センサ12で水分
蒸発温度Tを検知して正確に把握するようにし、炊き上
がり温度Eとしてはここで検知した水分蒸発温度Tに既
定値のΔT℃を加えた温度とするから、図4に示すよう
に、水分蒸発温度TがT1℃となって最終炊飯工程B3
での温度曲線がL1を描いても、水分蒸発温度TがT2
℃となって最終炊飯工程B3での温度曲線がL2を描い
ても、最終炊飯工程B3での炊飯釜1内の上昇温度は常
にΔT℃に設定されることとなる。その結果、炊飯の度
に米の状態が変わっても、最終炊飯工程B3での米飯へ
の加熱量は常にΔT℃に相当する熱量となるから、毎
回、米飯の焦げ具合を等しくすることができる。そし
て、釜縁センサ12によって検知した釜内温度が炊き上
がり温度Eに達すると、第1、第2ガス弁22,23を
閉弁してガスバーナ2を消火する。
る。
す蒸らし工程(C)が実行され、この蒸らし工程(C)
の終了により全炊飯工程が終了する。
蒸発温度Tは、割れた米、米の種類や品質、また、白
米、炊き込みご飯、赤飯を炊飯する場合など、米の状態
によって異なるが、本実施の形態による炊飯器では、炊
飯の度に釜縁センサ12によって水分蒸発温度Tが検知
されるから、米の状態にかかわらずその炊飯時における
水分蒸発温度Tが正確に検知される。そして、炊き上が
り(本炊き工程(B)の終了)を検知するための炊き上
がり温度Eとして、この水分蒸発温度TにΔT℃を加え
た温度を設定するから、米の状態によって炊飯の度に前
記水分蒸発温度Tが変わっても最終炊飯工程B3での炊
飯釜1内の上昇温度は常にΔT℃に設定される。従っ
て、最終炊飯工程B3では毎回米飯に対してΔT℃に相
当する熱量が等しく加えられるから、炊飯する度に米の
状態が異なっていても常に米飯の焦げ具合を等しくする
ことができる。
入力する焦げ目レベル指定部5と、ここで入力された焦
げ目レベルに応じて炊き上がり温度EにおけるΔT℃を
変更する温度変更部32やガスバーナ2の火力を変更す
る加熱能力変更部33を設けているから、前記焦げ目レ
ベルに応じて米飯の焦げ具合を多段階に調節することが
できる。
変更部32か前記加熱能力変更部33のいずれかのみを
具備するものであっても良く、この場合でも米飯の焦げ
具合を多段階に調節することができる。
ガスバーナ2を用いたガス炊飯器を挙げたが、炊飯加熱
器として電気ヒータを用いた電気炊飯器に適用しても良
い。
によって検知するようにしたが、釜底センサ13を用い
て検知するようにしても良い。
℃及び比例弁の開度との関係を示すテーブルである。
きの最終炊飯工程B3における温度変化を示すグラフで
ある。
たときの最終炊飯工程B3における炊き上がり温度Eを
示すグラフである。
る。
変化したときの最終炊飯工程B3における炊き上がり温
度Eを示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 炊飯釜を加熱する炊飯加熱器と、前記炊
飯釜内の温度を検知する釜内温度検知部と、前記炊飯加
熱器を作動制御する制御部とを具備し、炊飯釜内を沸騰
状態に維持して水分を蒸発させる水分蒸発工程を行った
後、前記釜内温度検知部で検知する釜内温度が炊き上が
り温度に達するまで昇温して釜底の米飯に焦げ目を付け
る最終炊飯工程を行う炊飯器において、 前記水分蒸発工程において前記釜内温度検知部により検
知した釜内温度である水分蒸発温度に、既定値のΔT℃
を加えた温度を前記炊き上がり温度として設定する炊き
上がり温度設定部を設けたことを特徴とする炊飯器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の炊飯器において、 米飯の焦げ目レベルを指定する焦げ目レベル指定部と、
前記炊き上がり温度設定部におけるΔT℃を変更する温
度変更部とを設け、前記温度変更部は、前記焦げ目レベ
ル指定部による焦げ目レベルを高くするに従って前記Δ
T℃を高くするようにしたことを特徴とする炊飯器。 - 【請求項3】 請求項1に記載の炊飯器において、 米飯の焦げ目レベルを指定する焦げ目レベル指定部と、
前記最終炊飯工程における前記炊飯加熱器の加熱能力を
変更する加熱能力変更部とを設け、前記加熱能力変更部
は、前記焦げ目レベル指定部による焦げ目レベルを高く
するに従って前記炊飯加熱器の加熱能力を小さくするよ
うにしたことを特徴とする炊飯器。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の炊
飯器において、 前記炊き上がり温度設定部におけるΔT℃は、炊飯米量
に比例して高く設定することを特徴とする炊飯器。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の炊
飯器において、 前記ΔT℃は、50℃〜140℃の範囲内で決定するこ
とを特徴とする炊飯器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24149799A JP3912940B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 炊飯器 |
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JP24149799A JP3912940B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 炊飯器 |
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JP24149799A Expired - Lifetime JP3912940B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 炊飯器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3912940B2 (ja) |
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1999
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