JP4013876B2 - ケーキ調理機能付き電気炊飯器 - Google Patents

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本発明は、ケーキ調理機能付き電気炊飯器に関するものである。
近年、家庭での調理方法が多様化し、炊飯器においても、ごはんを炊く以外の調理を行うことへのニーズが高まり、使用者がクッキングコースを選択することにより、制御手段がクッキングソフトを実行し、ケーキを焼くことができるようになっているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図7は特許文献1のクッキングコースの温度と時間と通電比率の関係を示す図である。被調理物の水分が少ない調理メニューは、ケーキである。調理をスタートすると、鍋温度検知手段が所定の温度θ1を検知するまで、加熱手段を所定の通電比率d1で通電する。所定の温度を検知した後、次の弱工程に移って調理を行う。
また、使用者がケーキ専用ソフトを選択することにより、制御手段がケーキ専用ソフトを実行し、ケーキを焼くことができるようになっているものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−433号公報 特開平10−257964号公報
しかしながら、上記の従来の炊飯器では、ケーキを短時間で焼き上げる目的で、昇温工程、焼き上げ工程での鍋の温度、焼き上げ工程の設定時間および鍋の加熱電力を高く設定すると、ケーキの底面に焦げが発生し、また、焦げを抑える目的で、鍋の温度あるいは鍋の加熱電力を低く設定すると、ケーキ焼成中に十分な膨化が行われなかったり、調理時間が長くなるため、特にケーキ周囲がパサついた仕上がりになったり、ケーキの火通りが低下したりするという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ケーキ調理において、短時間で火通り良く、しかも適度な焦げ色に焼き上げることのできるケーキ調理機能付き電気炊飯器の提供を目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、少なくとも3工程以上の異なる調理工程を持ち、第2の工程では前記鍋の制御温度、前記鍋の加熱手段の電力のいずれかを第1の工程よりも低く、かつ第3の工程では前記鍋の加熱手段の電力を第2の工程よりも低い電力で一定時間の加熱と加熱停止を2回以上行うようにしたものである。この調理工程によって、ケーキを効率良く焼き上げることができるため、短時間で火通り良く、しかも適度な焦げ色に焼き上げることができる。
本発明のケーキ調理機能付き電気炊飯器は、ケーキ調理において、短時間で火通り良く、しかも適度な焦げ色に焼き上げることができる。
第1の発明は、被調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、前記鍋の上面開口部を覆う蓋と、前記鍋加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、少なくとも3工程以上の異なる調理工程を持ち、第2の工程では前記鍋の制御温度、前記鍋の加熱手段の電力のいずれかを第1の工程よりも低く、かつ第3の工程では前記鍋の加熱手段の電力を第2の工程よりも低い電力で一定時間の加熱と加熱停止を2回以上行うようにしたことにより、ケーキを短時間で火通り良く、しかも適度な焦げ色に焼き上げることができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、蓋の温度を検知する蓋温度検知手段と、少なくとも炊飯とケーキ調理を同一のコースで調理するスタートスイッチと、前記調理スタートの状態を表示する表示手段を備えたことにより、炊飯とともに、ケーキを短時間で火通り良く、しかも適度な焦げ色に焼き上げることができる。
の発明は、特に、第1の発明の制御手段を、第3の工程後、さらに第3の工程の電力よりも低い電力で一定時間の加熱と調理工程の最終を含めて加熱停止を2回以上行うようにしたことにより、焼き上げ工程で生成した緻密な気泡を保ち、短時間でしっとりとした良好な仕上がりのケーキを焼くことができる。
の発明は、第1〜第の発明の加熱手段として、誘導加熱コイルを備えているので、よりきめ細かな温度制御が可能となるため、上記の効果を増大することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における電気炊飯器の断面図を示すものである。鍋1と鍋1の底面部に配置され前記鍋1を加熱する加熱手段2と、前記鍋1の温度を検知する鍋温度検知手段3と、前記鍋1の上部に位置する蓋4と、前記蓋4の温度を検知する蓋温度検知手段5と、前記加熱手段2を制御する制御部6によって構成されている。
以上のように構成された電気炊飯器について、図面を参照しながら説明する。
まず、鍋1に下準備されたケーキ生地を流し入れ、鍋1を図1に示すように載置する。調理をスタートするとまず昇温工程を開始する。ステップS1で鍋温度検知手段3が所定の温度θ3を検知するまで加熱手段2を所定の電力P1で加熱通電する。次にステップS3で前記温度θ3に達すると、次の炊き上げ工程を開始する。ステップS4で、鍋温度検知手段3により加熱手段2を所定の電力P1で通電と非通電を繰り返して所定の温度θ2で温度調節する。ここで、θ2およびθ3を焦げない程度にできるだけ高い温度に設定することにより、オーブンのような予熱を必要とせず、短時間でケーキ本来の緻密な気泡を生成することができる。
ステップS5で調理スタートからの時間が所定の時間T2に達したと判断すると、次の追炊き工程を開始する。追炊き工程では、ステップS6で所定の時間、加熱手段2への通電を停止した後、ステップS7で加熱手段2を所定の電力P3で、所定の時間通電する。次にステップS8で、再び所定の時間、加熱手段2への通電を停止した後、ステップS9で加熱手段2を前記電力P3より低い所定の電力P4で、所定の時間通電する。次にステップS10で3回所定の時間加熱手段2への通電を停止し、調理工程を終了してケーキ調理を完了する。ここで、前記電力P3を前記電力P1の半分以下に設定し、さらに前記電力P4を前記電力P3より下げて設定し、かつ加熱停止時間(ステップS6、ステップS8、ステップS10)を設けることにより、焼き上げ工程で十分な火力で焼き上げることにより生成した緻密な気泡を、その後の追い炊き工程で段階を経て火を引くことにより、その気泡を保つとともに焼き上げ工程の余熱と追い炊き工程の火力により、焦げを抑えて火通りを確保することができる。またその結果、短時間でしっとりとした良好な仕上がりのケーキを得ることができる。
次に前記の結果に至るまでの実験の経過について、(表1)のケーキ調理出来栄え結果表により説明する。
Figure 0004013876
(表1)は、縦軸には鍋の温度、鍋加熱手段の電力、調理時間などの設定条件欄を示し、個々の実験条件下での出来栄え結果表である。
実験1の特許文献1に記載された条件設定では、前述のごとく「膨らみがやや不足してパサつく仕上がりとなった。
一方、実験4では、調理時間の短縮と膨らみを狙って、θ3を150℃、θ2を140℃に設定するも、「底部のコゲがきつく、上部は火通り不足」となった。その結果から、実験3ではθ3を140℃、θ2を130℃に設定するも、底のコゲの改善が見られたものの依然として「膨らみは良いが、上部の火通り不足」となった。
そこで本実施例では、θ3、θ2温度をさらに下げてθ3を130℃、θ2を123℃に設定するとともに、電力P3を4/16、電力P4を3/16に設定することにより「コゲ、火通りを解消するとともに、十分な膨らみ」を得る事ができた。
なお、電力P3に対し電力P4のを更に下げて設定したが、電力P3のみでも従来に対し十分に良好な結果が得られた。
また、本実施の形態では、同一の条件設定の制御により、ケーキだけではなく、炊飯も行うことができる。
次に、図面を参照しながら動作、作用を説明する。
まず、鍋1に所定量の米と水を入れた状態で、鍋1を図1に示すように載置する。図6で操作部7の炊飯およびケーキ兼用のスイッチ8を押すと、「炊飯/ケーキ」の表示部9が点灯し、炊飯がスタートし、加熱手段2を所定の電力P1で通電する(ステップS1)。ケーキ調理の場合とは異なり被調理物にケーキの場合より多い水分を加えているため、ステップS3で鍋温度検知手段がθ3を検知する以前にステップS2で蓋温度検知手段5がφ1を検知し、鍋1内が沸騰したことを検知して次の沸騰工程に入る。沸騰工程が開始すると、ステップS11で炊飯量に応じた所定の電力P5で通電する。鍋1内の水分がなくなり、急激に鍋1温度が上昇し、ステップS12で鍋温度検知手段3がθ2を検知すると加熱を停止し、次の追炊き工程に入る。追炊き工程が開始すると、ステップS6で所定の時間、加熱手段2への通電を停止した後、ステップS7で加熱手段2を所定の電力P3で、所定の時間通電する。次にステップS8で、再び所定の時間、加熱手段2への通電を停止した後、ステップS9で加熱手段2を所定の電力P4で、所定の時間通電する。ステップS10で三度所定の時間加熱手段2への通電を停止し、調理工程を終了して炊飯を完了する。
ここで、電力P3を前記電力P1の半分以下に設定し、かつ加熱停止時間を設けることにより、ごはんを焦がすことなく必要な熱を加えてでんぷんの糊化を促進し、また加熱停止中に米粒内部への吸水をさらに促進することで、ふっくらと良好な状態のごはんを得ることができる。
また、同一の調理工程の制御プログラムでケーキと炊飯の両方の調理が可能となるため、選択ボタンが不要となり、炊飯器の操作性を向上させることができる。
本実施の形態においては、θ2=123℃、θ3=130℃、φ1=78℃、P1=16/16(電力通電率)、P3=4/16(電力通電率)、P4=3/16(電力通電率)、P5=16/16(電力通電率)、T2=25分36秒である。なお、θ2、θ3、φ1、P1、P3、P4、P5の値は、一例であり、本体構成、調理量、仕上がりの状態などの状況に応じて数値を設定することができる。
以上のように、本発明に係るケーキ調理機能付き電気炊飯器は、ケーキ調理において、短時間で火通り良く、しかも適度な焦げ色に焼き上げることができるので、ケーキ調理機能付き電気炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態における電気炊飯器の断面図 同電気炊飯器のケーキ調理時の温度と時間と電力の特性図 同電気炊飯器のケーキ調理時および炊飯時の動作フローチャート 同電気炊飯器の炊飯時の温度と時間と電力の特性図 同電気炊飯器の操作部の平面図 従来の電気炊飯器の温度と時間と電力の特性図
符号の説明
1 鍋
2 加熱手段
3 鍋温度検知手段
4 蓋
5 蓋温度検知手段
6 制御部
8 スイッチ
9 表示部

Claims (4)

  1. 被調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、前記鍋の上面開口部を覆う蓋と、前記鍋加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、少なくとも3工程以上の異なる調理工程を持ち、第2の工程では前記鍋の制御温度、前記鍋の加熱手段の電力のいずれかを第1の工程よりも低く、かつ第3の工程では前記鍋の加熱手段の電力を第2の工程よりも低い電力で一定時間の加熱と加熱停止を2回以上行うようにしたケーキ調理機能付き電気炊飯器。
  2. 蓋の温度を検知する蓋温度検知手段と、少なくとも炊飯とケーキ調理を同一のコースで調理するスタートスイッチと、前記調理スタートの状態を表示する表示手段を備えた請求項1記載のケーキ調理機能付き電気炊飯器。
  3. 第3の工程後、さらに第3の工程の電力よりも低い電力で一定時間の加熱と調理工程の最終を含めて加熱停止を2回以上行うようにした、請求項1に記載のケーキ調理機能付き電気炊飯器。
  4. 鍋を加熱する加熱手段として誘導加熱コイルを備えた請求項1〜のいずれか1項に記載のケーキ調理機能付き電気炊飯器。
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