JP6163318B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロに関し、更に詳しくは、炊飯調理に好適なガスコンロに関する。
従来の加熱調理器には、温度センサによって鍋底の温度を検知し、その検知温度に応じて炊飯に適した加熱手段の火力調整を行う炊飯機能を備える加熱調理器がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−287450号公報
従来の炊飯機能を備える加熱調理器では、その炊き上がり状態は、一般に、標準的な炊き上がり状態となるように制御されており、「かため」や「やわらかめ」といったユーザの個人的な好みに合った炊き上がり状態になるとは限らないという課題がある。
特に、ガスコンロでは、ユーザの好みなどに応じて、調理容器として、文化鍋やホーロー鍋といった種々の鍋が炊飯に用いられる。
このため、標準的な炊き上がり状態で炊飯する従来のガスコンロでは、ユーザが用いる鍋によっては、標準的な炊き上がり状態とならず、ユーザの好みにあった炊飯を行うのが困難である。
更に、何回も炊飯を繰り返して好みの炊き上がり状態にするのではなく、可及的に少ない炊飯回数で、ユーザの好みにあった炊き上がり状態とすることが望まれる。
本発明は、上述のような点に鑑みてなされたものであって、ユーザの使用する調理容器によらず、可及的に少ない調理回数でユーザの好みにあった炊飯調理を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明は、調理容器を加熱するコンロバーナと、前記調理容器の温度を検出する温度検出手段と、炊飯調理の炊き上がり状態を設定するために操作される設定操作手段と、前記温度検出手段によって検出される検出温度及び前記設定操作手段の設定操作に応じた制御パラメータに基づいて、前記コンロバーナを制御して炊飯調理を実行する制御手段とを備えるガスコンロであって、
前記制御パラメータは、前記炊飯調理の炊き上がり状態を、最もかための炊き上がり状態と最もやわらかめの炊き上がり状態とに亘って複数段階に区分した各段階に対応するものであり、
前記設定操作手段は、設定されている制御パラメータを、該制御パラメータの前記段階を前記最もかための炊き上がり状態側へ1段階移動させた制御パラメータへ変更する第1の変更操作、又は、前記最もやわらかめの炊き上がり状態側へ1段階移動させた制御パラメータへ変更する第2の変更操作のいずれかの変更操作を選択可能であり、
前記制御手段は、前記設定操作手段の一の変更操作によって変更された制御パラメータに基づく炊飯調理を実行した後、次回の炊飯調理について、前記一の変更操作と同じ炊き上がり状態側へ前記1段階移動させる変更操作がされたときには、前記一の変更操作に比べて、該一の変更操作によって変更された制御パラメータを基準に、移動させる前記段階の数を前記1段階から2段階に増やした制御パラメータに変更すると共に、変更した制御パラメータに基づいて、前記次回の炊飯調理を実行するものである。
最もかため」や「最もやわらかめ」の度合いは、特に限定はなく、任意である。
制御パラメータは、前記複数段階の各段階に対応するものであり、したがって、例えば、炊飯調理では、「最もかため」から「最もやわらかめ」までの複数段階の炊き上がり状態の各炊き上がり状態に対応する。
設定操作手段は、設定されている制御パラメータを変更操作によって変更できるものであって、設定されている制御パラメータの段階を、「最もかため」の炊き上がり状態側へ階移動させた制御パラメータへ変更する第1の変更操作、又は、設定されている制御パラメータの段階を、「最もやわらかめ」の炊き上がり状態側へ階移動させた制御パラメータへ変更する第2の変更操作を選択して操作することが可能である。
一の変更操作と同じ炊き上がり状態側へ前記段階を移動させる変更操作とは、一の変更操作が、第1の変更操作であるときには、第1の変更操作をいい、一の変更操作が、第2の変更操作であるときには、第2の変更操作をいい、炊飯調理では、一の変更操作が、「最もかため」の側へ階移動させた制御パラメータへ変更する変更操作であるときには、同じ「最もかため」の側へ階移動させた制御パラメータへ変更する変更操作をいい、また、一の変更操作が、「最もやわらかめ」の側へ階移動させた制御パラメータへ変更する変更操作であるときには、同じ「最もやわらかめ」の側へ階移動させた制御パラメータへ変更する変更操作をいう。
本発明によると、炊飯調理の炊き上がり状態を、最もかための炊き上がり状態と最もやわらかめの炊き上がり状態とに亘って複数段階に区分し、各段階に対応する制御パラメータを設定操作手段によって設定することにより、設定された制御パラメータに基づく炊飯調理が実行されるので、炊飯調理の炊き上がり状態を各段階に対応した炊き上がり状態とすることができる。
したがって、ユーザが好みの調理容器を使用して炊飯調理を行った後、炊き上がり状態が好みの炊き上がり状態でなかったときには、前記最もかための炊き上がり状態側へ前記階移動させた制御パラメータへ変更する第1の変更操作、又は、前記最もやわらかめの炊き上がり状態側へ前記階移動させた制御パラメータへ変更する第2の変更操作のいずれかの変更操作を行うことによって、炊き上がり状態を、複数段階の内の、好みの段階の炊き上がり状態にすることができる。
しかも、ユーザが、変更操作を行って炊飯調理を実行した後に、再び同じ炊き上がり状態側へ階移動させる変更操作がされたときには、移動させる段階の数を、1段階から2段階に増やすので、炊飯調理を実行する回数を少なくして、ユーザの好みの炊き上がり状態に早くすることができる。
本発明によると、ユーザが好みの鍋を使用して炊飯を行った後、炊き上がり状態が好みの炊き上がり状態でなかったときには、前記最もかための炊き上がり状態側へ前記階移動させた制御パラメータへ変更する第1の変更操作、又は、前記最もやわらかめの炊き上がり状態側へ前記階移動させた制御パラメータへ変更する第2の変更操作のいずれかの変更操作を行うことによって、炊き上がり状態を、複数段階の内の、好みの段階の炊き上がり状態にすることができる。
しかも、ユーザが、変更操作を行って炊飯を実行した後に、再び同じ炊き上がり状態側へ段階を移動させる変更操作がされたときには、移動させる段階の数を1段階から2段階に増やすので、炊飯を実行する回数を少なくして、ユーザの好みの炊き上がり状態に早くすることができる。
)本発明の他の実施態様では、前記設定操作手段は、前記第1の変更操作を行う第1の操作部及び前記第2の変更操作を行う第2の操作部を備える。
この実施態様によると、第1の操作部または第2の操作部を操作して、「かため」の炊き上がり状態、又は、「やわらかめ」の炊き上がり状態にすることができる。
)本発明の更に他の実施態様では、前記設定操作手段には、前記最もかための炊き上がり状態と前記最もやわらかめの炊き上がり状態との中間の炊き上がり状態の前記段階に対応する制御パラメータが初期設定されている。
この実施態様によると、最初の調理では、最もかための炊き上がり状態最もやわらかめの炊き上がり状態との中間の炊き上がり状態の段階に対応する制御パラメータに基づいて、炊飯調理が実行されるので、標準的な炊き上がり状態となるはずであるが、ユーザの使用する鍋等の調理容器によっては、その材質等の影響などによって必ずしも標準的な炊き上がり状態とならず、ユーザの好みに合わない場合があるが、制御パラメータを変更する操作を行うことによって、好みの炊き上がり状態とすることができる。
)上記()の実施態様では、前記第1の操作部及び前記第2の操作部が、同時に操作されたときには、前記設定操作手段には、前記中間の炊き上がり状態の前記段階に対応する前記制御パラメータが再設定されるようにしてもよい。
この実施態様によると、制御パラメータを変更して炊飯調理を行った後に、第1,第2の操作部を同時に操作することによって、再び、初期設定された標準的な炊き上がり状態の制御パラメータに戻すことができる。
本発明によれば、炊飯調理の炊き上がり状態を、最もかための炊き上がり状態と最もやわらかめの炊き上がり状態とに亘って複数段階に区分し、各段階に対応する制御パラメータを設定操作手段によって設定することができるので、設定された制御パラメータに基づいて、炊飯調理を実行することによって、設定された段階の炊き上がり状態とすることができる。
これによって、ユーザが好みの鍋等の調理容器を使用して炊飯調理を行った後、その炊き上がり状態が好みの炊き上がり状態でないときには、制御パラメータを変更することによって、炊飯調理の炊き上がり状態を、複数段階の内の、好みの段階の炊き上がり状態にすることができる。
しかも、ユーザが、制御パラメータの変更操作を行って炊飯調理を実行した後に、再び同じ炊き上がり状態側へ階移動させる変更操作がされたときには、移動させる段階の数を1段階から2段階に増やすので、炊飯調理の実行回数を少なくしつつ、ユーザの好みの炊き上がり状態に早く到達させることができる。
本発明の一実施形態に係るガスコンロの斜視図である。 図1のガスコンロの燃料供給路の説明図である。 ガスコンロ用調理設定入力部の正面図である。 炊き上がり状態の食感の複数段階と各段階の制御パラメータの定数とを示すテーブルである。 炊飯調理の火力及び鍋の温度変化の一例を示す図である。 制御パラメータの設定処理のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
この実施形態では、ガスコンロとして、グリル付きガスコンロに適用して説明する。
この実施形態のグリル付きガスコンロAは、図1に示すように、コンロ本体1の上部に、最大火力の異なるコンロバーナからなる3つのガスコンロ部2a〜2cを備え、コンロ本体1の左右中央には、グリルバーナ(図示せず)を内装すると共に、グリル扉3aを前方に備えるグリル皿(図示せず)を前面から出し入れ可能に装着したグリル3を備えている。
このグリル付きガスコンロAは、図示しないキッチンキャビネットに落とし込み装着されるビルトインタイプである。
コンロ本体1の上部は、天板4で覆われると共に、コンロ奥端の上面にグリル3の燃焼排ガスを排出するためのグリル排気口5が設けられている。
この実施形態では、天板4の手前側の左右に配設したガスコンロ部2a,2bの一方(左側)が、標準火力のガスコンロ部2aとなっており、他方(右側)が、高火力のガスコンロ部2bとなっている。また、奥側(後側)の中央部に配設したガスコンロ部2cが、小火力のガスコンロ部2cとなっている。各ガスコンロ部2a〜2cには、調理容器、例えば鍋の底部の温度を検出するサーミスタからなる温度センサ7a〜7cがそれぞれ装備されていると共に、対応する五徳6a〜6cがそれぞれ載置されている。
各ガスコンロ部2a〜2cには、図示していないが、コンロバーナに点火する点火装置としての点火プラグと、コンロバーナの着火を検出する着火検出装置としての熱電対とが設けられ、グリル3にも同様に、グリルバーナに点火する点火装置としての点火プラグと、グリルバーナの着火を検出する着火検出装置としての熱電対が設けられる。点火プラグは、後述する加熱状態調節部12a〜12cにおける点火操作によってマイクロコンピュータからなる制御部11(図2参照)により点火動作が行われ、熱電対において検出された着火(点火)情報は制御部11に認識されて、制御部11により点火プラグでの点火処理を終了する。
各コンロバーナ及びグリルバーナには、図2に示すように、都市ガス等のガス燃料を供給する燃料供給路8からそれぞれ分岐する分岐供給路8aが接続されている。なお、この図2では、ガスコンロ部2aのコンロバーナのみを代表的に示している。燃料供給路8には、電磁弁9が設けられると共に、各分岐供給路8aには、ガス燃料の供給量の調節を行うためステッピングモータにより駆動されて弁体の開度位置の微調整が可能な流量制御弁10と、前記弁体の開度位置を検出する位置センサ(図示せず)が設けられている。電磁弁9及び流量制御弁10は、制御部11によって制御され、位置センサにおける検出情報は、制御部11によって認識・処理される。また、流量制御弁10は、対応するコンロバーナ又はグリルバーナが使用されない時には、流量を零にして遮断状態となるように切り換えられる。
図1に示すように、コンロ本体1の前面の左右上部には、各ガスコンロ部2a〜2cのコンロバーナの点火、消火、火力調節の操作をそれぞれ行うための3つの加熱状態調節部12a〜12cが設けられている。この実施形態では、前面の左側に、標準火力のガスコンロ部2aの加熱状態調節部12aを配設し、前面の右側に、高火力のガスコンロ部2bの加熱状態調節部12b及び小火力のガスコンロ部2cの加熱状態調節部12cを配設している。
また、前面の右側上部には、制御部11をはじめ電磁弁9や流量制御弁10、入力部や加熱状態調節部12a〜12c等の各部への通電の入切を行う自動復帰型の押し釦式の電源スイッチ13が設けられている。
上記各加熱状態調節部12a〜12cは、前後方向に移動自在な押釦により構成され、ガスコンロ部2a〜2cの使用に当たっては、押釦よりなる加熱状態調節部12a〜12cを押圧して点火操作をすることで、後退していた加熱状態調節部12a〜12cが前方に突出して器具栓がONとなり、流出するガス燃料にスパーク放電がなされてガスコンロ部2a〜2cのコンロバーナに点火される。
この押釦よりなる加熱状態調節部12a〜12cが前方に突出した状態で加熱状態調節部12a〜12cを指で摘んで回動操作すると、前記回動角度がロータリーエンコーダにより検出されて制御部11に認識され、前記回動角度に応じた開度位置となるようにステッピングモータにより流量制御弁10の弁体が駆動されてガス流量が制御されて、ガスコンロ部2a〜2cの火力が制御できるようになっている。一方、消火にあたっては、前方に突出している加熱状態調節部12a〜12cを後方に押圧操作することで器具栓がOFFとなってガスコンロ部2a〜2cのコンロバーナが消火される。
コンロ本体1の前面の左右の下部には、操作パネル14,15が収納自在に設けられている。右側の操作パネル15には、グリル3に関する操作を行うためのグリル用調理設定入力部16が設けられ、この操作パネル15がグリル側操作パネルとなり、左側の操作パネル14には、各ガスコンロ部2a〜2cによる調理設定の入力を行うためのガスコンロ用調理設定入力部17が設けられ、この操作パネル14がコンロ側操作パネルとなっている。
図3に、操作パネル14のガスコンロ用調理設定入力部17を示している。このガスコンロ用調理設定入力部17は、左右のガスコンロ部2a,2bに対して調理設定の入力を行う左右用の設定入力部18a,18bと、奥側である後のガスコンロ部2cに対して調理設定の入力を行う、設定操作手段としての後用の設定入力部18cとを備えている。
左右用の設定入力部18a,18bは、「湯沸し」、「温度設定」、「あぶり・高温炒め」の調理メニューをそれぞれ設定するための各メニュースイッチ19a,19b;20a,20b;21a,21bと、調理時間を設定するための「プラス」及び「マイナス」のタイマースイッチ22a,22b;23a,23bと、設定した入力を取り消すための取消しスイッチ24a,24bとを備えている。
後のガスコンロ部2cに対して調理設定の入力を行う後用の設定入力部18cは、自動炊飯の調理モードを設定するためのメニュースイッチ25を備えると共に、この実施形態では、炊飯調理の仕上がり状態として、「かため」の炊き上がり状態を設定する第1操作部としての「かたく」スイッチ26と、やわらかめの炊き上がり状態を設定する第2操作部としての「やわらかく」スイッチ27とを備えている。また、調理時間を設定するための「プラス」及び「マイナス」のタイマースイッチ22c,23cと、設定した入力を取り消すための取消しスイッチ24cとを備えている。
ガスコンロ用調理設定入力部17の後用の設定入力部18cにおいて、自動で炊飯を行う自動炊飯の調理モードの設定入力が行われると、制御部11により予め設定された制御プログラムに従って、ガスコンロ部2cにおける火力調整、調理時間等が制御される。この場合、鍋の底部の温度を温度センサ7cにより検出して、該温度センサ7cで検出した鍋の底部の温度を、制御部11に入力してフィードバック制御により火力調整を行うと共に、炊き上がり状態を設定する「かたく」スイッチ26又は「やわらかく」スイッチ27の操作に応じた後述の制御パラメータに基づいた火力及び加熱時間の調整を行うようになっている。この制御部11には、制御パラメータの初期値や設定値等が記憶される記憶部を有している。
また、制御部11は、タイマ時間を計測するタイマ計測部としての機能を有する。
各ガスコンロ部2a〜2cの使用に当たっては、手動により加熱を行う場合には、コンロ本体1の前面に露出している加熱状態調節部12a〜12cを直接指で操作して制御部11に指令を与えて点火、火力調整、消火を行うと共に、炊飯用のガスコンロ部2cで自動炊飯を行う場合には、後述のように、主として制御部11によりガス流量及び火力が調整される。
また、自動炊飯の終了、タイマ機能、あるいは、安全装置により異常が検知されることで、自動消火される場合があり、この場合には点火・消火操作部は器具栓をONとする状態であっても安全弁により燃料ガスが遮断されて消火される。
この実施形態では、ユーザが使用する鍋の種類や材質によらず、可及的に少ない炊飯回数でユーザの好みにあった炊き上がり状態の炊飯を可能とするために、次のようにしている。
すなわち、自動炊飯の調理モードを設定するためのメニュースイッチ25を押して炊飯調理モードを設定した後に、「かたく」スイッチ26又は「やわらかく」スイッチ27を操作することによって、炊飯の炊き上がり状態を、複数段階で設定できるようにしている。
この実施形態では、具体的には、図4の定数テーブルの食感設定に示すように、標準的な炊き上がり状態の食感である「標準」を基準として、「かため」の炊き上がり状態を、「かたく1」から「かたく5」までの5段階、やわらかめの炊き上がり状態を、「やわらかく1」から「やわらかく5」までの5段階の合計11段階で設定することができる。つまり、この実施形態では、第1の炊き上がり状態としての最もかための炊き上がり状態「かたく5」と、第2の炊き上がり状態としての最もやわらかめの炊き上がり状態「やわらかく5」とに亘って11段階の設定が可能となっている。標準的な炊き上がり状態の食感である「標準」は、「かたく5」と「やわらかく5」との中間の炊き上がり状態である。
この実施形態では、「かたく」スイッチ26を操作すると、後述のように2段階移動させる場合を除き、食感を1段階「かため」の側へ移動させることができ、「やわらかく」スイッチ27を操作すると、後述のように2段階移動させる場合を除き、食感を1段階「やわらかめ」の側へ移動させることができる。
グリル付きガスコンロAの製造メーカの工場出荷時には、初期値として、「標準」が設定されており、ユーザの好みによる「かたく」スイッチ26又は「やわらかく」スイッチ27の操作に応じて、対応する段階の炊き上がり状態が設定される。
この図4の定数テーブルは、食感に応じて設定される11段階の各段階の炊き上がり状態に対応する制御パラメータの定数を示すものである。
具体的には、炊飯調理における、吸水工程時間、後述の「中火」から「小火」への火力切替え温度及び加熱を終了する炊飯終了温度をそれぞれ規定するための定数α、β、γを示すものであって、これら定数α、β、γによって、制御パラメータである、吸水工程時間、火力切替え温度及び炊飯終了温度は、次のように規定される。
すなわち、吸水工程時間は、次式で算出される。
吸水工程時間=α×[標準吸水工程時間]
ここで、標準吸水工程時間は、図4に示すように、11段階の食感設定の内、「標準」に対応する600秒である。
また、「中火」から「小火」に切替える火力切替え温度は、定数βを用いて次式で算出される。
火力切替え温度=平衡温度+β
ここで、平衡温度とは、加熱調理中の調理容器の温度が略一定の平衡状態となったときの調理容器の温度をいう。
加熱を停止する炊飯終了温度は、定数γを用いて次式で算出される。
炊飯終了温度=平衡温度+γ
なお、図4では、定数αで規定される吸水工程時間を併せて示している。
このように、ユーザが、好みの食感の段階を設定することによって、その段階に対応した定数α、β、γによって規定される制御パラメータが設定され、この設定された制御パラメータに基づいて、炊飯調理が実行される。
図5は、炊飯調理モードが設定されて炊飯調理を実行した場合の鍋の底部の検出温度の変化及び火力の変化の一例を示すものであり、横軸が時間を、縦軸が温度を示している。
加熱開始時t0には、火力は「中火」に設定され、温度センサ7cの検出温度が、90度(水温は約60℃)に達すると、その時点t1で火力を「小火」に切替え、加熱開始時点t0から設定された食感に応じた吸水工程時間Pになるまで、小火での加熱が継続される。
上記11段階の食感の設定が、例えば、初期設定値である「標準」であるときには、図4に示すように、α=1であり、吸水工程時間Pは、600秒(=1×600)となる。
吸水工程時間Pが経過すると、その時点t2で、火力を、「小火」から「中火」に切替え、加熱を継続する。この加熱中に、温度センサ7cの検出温度が略一定となる平衡状態となり、平衡温度Teが検出される。
この平衡温度Teは、例えば、一定の判定期間毎に、その判定期間内の温度差が所定温度範囲内となったときに、平衡状態になったと判定し、前記判定期間の、例えば終了時点の温度を平衡温度Teとする。
吸水工程時間Pを経過した後の「中火」による加熱は、温度センサ7cの検出温度が、設定された食感に応じた火力切替え温度になるまで継続される。火力切替え温度は、上記のように
火力切替え温度=平衡温度+β
であり、上記11段階の食感の設定が、例えば、初期設定値である「標準」であるときには、図4に示すように、β=25であるので、平衡温度Teが、例えば102℃であったとすると、「中火」から「小火」に切替える火力切替え温度Tcは、127℃(=102+25)となる。
「中火」での加熱中に、温度センサ7cの検出温度が、火力切替え温度Tcに達すると、その時点t3で、火力を、再び「小火」に切替える。
この「小火」による加熱は、温度センサ7cの検出温度が、設定された食感に応じた炊飯終了温度Tsになるまで継続される。炊飯終了温度は、上記のように
炊飯終了温度=平衡温度+γ
であり、上記11段階の食感の設定が、例えば、初期設定値である「標準」であるときには、図4に示すように、γ=30であるので、平衡温度Teが、例えば102℃であったとすると、炊飯終了温度Tsは、132℃(=102+30)となる。
「小火」での加熱中に、温度センサ7cの検出温度が、炊飯終了温度Tsに達すると、その時点t4で、自動消火して炊飯調理モードが終了する。
なお、お米は70〜80%がデンプンでできており、普通、水分30%以上で100℃状態を20分以上保つことにより、α化される。
以上のように、図4の定数テーブルに示される11段階の食感のいずれかの段階を設定して炊飯調理を実行すると、設定した段階に対応する制御パラメータに基づいて炊飯調理が実行され、設定した段階に対応する炊き上がり状態となる。
したがって、最初の炊飯を、初期設定値である「標準」で実行し、炊き上がったご飯を食して、「もっとかたくしたい」と思ったら、「かたく」スイッチ26を押して、図4の11段階の食感を、「標準」の段階から「かたく1」に1段階移動させ、逆に、「もっとやわらかくしたい」と思ったら「やわらかく」スイッチ27を押すことによって、11段階の食感を、「標準」の段階から「やわらかく1」の段階に1段階移動させる。これによって、次回の炊飯では、「かたく1」又は「やわらかく1」の各段階に対応する制御パラメータに基づいて、炊飯が実行され、最初の炊飯に比べて、「かため」又は「やわらかめ」の炊き上がり状態となる。
上記図4に示すように、「標準」から「かたく1」に変更すると、「標準」に比べて、吸水工程時間が短くなり、米に水分が含まれる量が少なくなり、かたく仕上がり、火力切替温度が高いほど、水分を飛ばした状態で炊き上がるので、かたく仕上がる。
逆に、「標準」から「やわらかく1」に変更すると、「標準」に比べて、吸水工程時間が長くなり、米に含まれる水分量が多くなり、やわらく仕上がり、火力切替温度が低いほど、水分が残った状態で炊き上がるので、やわらかく仕上がる。
このようにして、次回の炊飯では、最初の炊飯に比べてユーザの好みに近い炊き上がり状態となる。
更に、この実施形態では、上記の11段階の食感の内、ユーザの好みの食感が、少ない炊飯回数で早く得られるように、次のようにしている。
すなわち、設定されている食感を、「かたく5」側へ移動させる第1の変更操作として「かたく」スイッチ26が押され、制御パラメータが変更され、この変更された制御パラメータで炊飯を実行した後、次回の炊飯について、再び、食感を、同じ「かたく5」側へ移動させる第1の変更操作がされたときには、「かたく5」側へ2段階移動させた制御パラメータに変更し、この変更した制御パラメータに基づいて、次回の炊飯を実行する。
同様に、設定されている食感を、「やわらかく5」側へ移動させる第2の変更操作として「やわらく」スイッチ27が押され、制御パラメータが変更され、この変更された制御パラメータで炊飯を実行した後、次回の炊飯について、再び、食感を、同じ「やわらかく5」側へ移動させる第2の変更操作がされたときには、「やわらかく5」側へ2段階移動させた制御パラメータに変更し、この変更した制御パラメータに基づいて、次回の炊飯を実行する。
すなわち、一回の炊飯の実行を挟んで、その前後で「かため」に変更する操作、すなわち、「かたく」スイッチ26が操作されたときには、後の変更操作については、2段階「かため」の側へ移動させた制御パラメータに変更し、また、前記一回の炊飯の実行を挟んで、その前後で「やわらかめ」に変更する操作、すなわち、「やわらかく」スイッチ27が操作されたときには、後の変更操作については、2段階「やわらかめ」の側へ移動させた制御パラメータに変更する。
例えば、初期値「標準」で炊飯を実行した後に、「かたく」スイッチ26が操作されて、「標準」から「かたく1」へ1段階変更され、この「かたく1」の制御パラメータで炊飯を実行した後に、再び「かたく」スイッチ26が操作されたときには、「かたく1」から1段階ではなく、2段階変更され、「かたく3」が設定され、この「かたく3」の制御パラメータで炊飯が実行される。
同様に、初期値「標準」で炊飯を実行した後に、「やわらく」スイッチ27が操作されて、「標準」から「やわらかく1」へ1段階変更され、この「やわらかく1」の制御パラメータで炊飯を実行した後に、再び「やわらかく」スイッチ27が操作されたときには、「やわらかく1」から1段階ではなく、2段階変更され、「やわらかく3」が設定され、この「やわらかく3」の制御パラメータで炊飯が実行される。
なお、1回目の操作と2回目の操作とが、逆側への操作である場合、例えば、1回目の操作では、「かたく」スイッチ26が操作され、2回目の操作では、「やわらかく」スイッチ27が操作されたときには、その2回目の操作では、1段階変更する。
また、例えば、初期値「標準」で炊飯を行った後に、「かたく」スイッチ26が操作されて、「標準」から「かたく1」へ1段階変更され、この「かたく1」で次回の炊飯を行った後に、再び「かため」にするための「かたく」スイッチ26が操作されたときには、1段階ではなく、2段階変更し、「かたく3」が設定され、この「かたく3」で炊飯を行った後に、「やわらかめ」にするための「やわらかく」スイッチ27が操作されたときには、逆側へ1段階変更し、「かたく2」が設定される。
このように、食感を1段階、「かため」又は「やわらかめ」に変更した炊飯を実行した後に、再び、同じ「かため」側、又は、同じ「やわらかめ」側への変更操作がされたときには、食感を1段階ではなく、2段階変更するようにし、逆側へ変更操作がされたときには、食感を1段階変更するので、挟み込みによって、ユーザが好みの食感を得るまでの炊飯回数を少なくしている。
なお、炊飯を挟んで同じ側へ食感を変更する操作が、3回以上行われたときにも、その3回目以上の操作について、食感を2段階変更する。
図6は、以上の11段階の食感に対応する制御パラメータの設定処理を示す概略フローチャートである。
先ず、ステップS1では、今回の炊飯について、食感の変更操作、すなわち、制御パラメータの変更操作がされた否かを判断し、変更操作がされていないときには、ステップS5に移り、既に設定されている制御パラメータに基づいて炊飯を実行する。
ステップS1において、今回の炊飯について、制御パラメータの変更操作がされているときには、前回の炊飯について、食感の変更操作、すなわち、制御パラメータの変更操作がされたか否かを判断し(ステップS2)、前回の炊飯について、制御パラメータの変更操作がされていないときには、今回の炊飯についての変更操作に応じて、食感を1段階変更した制御パラメータを設定し(S6)、この設定した制御パラメータに基づいて、炊飯を実行する(ステップS5)。
ステップS2において、前回の炊飯について、制御パラメータの変更操作がされたときには、今回の炊飯についての制御パラメータの変更操作が、前回の炊飯についてされた制御パラメータの変更操作と同じ側であるか否か、すなわち、同じ「かため」の側、あるいは、同じ「やわらかめ」の側に変更する操作であるか否かを判断し(ステップS3)、同じ側への変更操作でないときには、ステップS6へ移り、今回の変更操作に応じて、食感を1段階変更した制御パラメータを設定し、この設定した制御パラメータに基づいて、炊飯を実行する(ステップS5)。
ステップS3において、今回の炊飯についての制御パラメータの変更操作が、前回の炊飯についてされた制御パラメータの変更操作と同じ側であるときには、同じ側へ食感を2段階変更した制御パラメータを設定し、この設定した制御パラメータに基づいて、炊飯を実行する(ステップS5)。
なお、食感を、「標準」以外の段階に設定をした後に、「標準」の設定に戻したい場合は、「かたく」スイッチ26と「やわらかく」スイッチ27を同時に長押しすることにより、設定はリセットされ、初期設定値である「標準」の設定に戻る。
上述の実施形態では、火力を「中火」と「小火」とに切替えたが、火力は、「中火」、「小火」に限るものではない。
また、ガスコンロは必ずしもビルトインタイプに限られるものではなく、卓上型のガスコンロであってもよい。
2a〜2c ガスコンロ部
3 グリル
7a〜7c 温度センサ
11 制御部
12a〜12c 加熱状態調節部
17 ガスコンロ用調理設定入力部
26 「かたく」スイッチ
27 「やわらかく」スイッチ

Claims (4)

  1. 調理容器を加熱するコンロバーナと、前記調理容器の温度を検出する温度検出手段と、炊飯調理の炊き上がり状態を設定するために操作される設定操作手段と、前記温度検出手段によって検出される検出温度及び前記設定操作手段の設定操作に応じた制御パラメータに基づいて、前記コンロバーナを制御して炊飯調理を実行する制御手段とを備えるガスコンロであって、
    前記制御パラメータは、前記炊飯調理の炊き上がり状態を、最もかための炊き上がり状態と最もやわらかめの炊き上がり状態とに亘って複数段階に区分した各段階に対応するものであり、
    前記設定操作手段は、設定されている制御パラメータを、該制御パラメータの前記段階を前記最もかための炊き上がり状態側へ1段階移動させた制御パラメータへ変更する第1の変更操作、又は、前記最もやわらかめの炊き上がり状態側へ1段階移動させた制御パラメータへ変更する第2の変更操作のいずれかの変更操作を選択可能であり、
    前記制御手段は、前記設定操作手段の一の変更操作によって変更された制御パラメータに基づく炊飯調理を実行した後、次回の炊飯調理について、前記一の変更操作と同じ炊き上がり状態側へ前記1段階移動させる変更操作がされたときには、前記一の変更操作に比べて、該一の変更操作によって変更された制御パラメータを基準に、移動させる前記段階の数を前記1段階から2段階に増やした制御パラメータに変更すると共に、変更した制御パラメータに基づいて、前記次回の炊飯調理を実行する、
    ことを特徴とするガスコンロ。
  2. 前記設定操作手段は、前記第1の変更操作を行う第1の操作部及び前記第2の変更操作を行う第2の操作部を備える、
    請求項1に記載のガスコンロ。
  3. 前記設定操作手段には、前記最もかための炊き上がり状態と前記最もやわらかめの炊き上がり状態との中間の炊き上がり状態の前記段階に対応する制御パラメータが初期設定されている、
    請求項1または2に記載のガスコンロ。
  4. 前記第1の操作部及び前記第2の操作部が、同時に操作されたときには、前記設定操作手段には、前記中間の炊き上がり状態の前記段階に対応する前記制御パラメータが再設定される、
    請求項3に記載のガスコンロ。
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