JP3189040B2 - 炊飯機能付きガスコンロ及びその制御方法 - Google Patents

炊飯機能付きガスコンロ及びその制御方法

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JP3189040B2
JP3189040B2 JP01867897A JP1867897A JP3189040B2 JP 3189040 B2 JP3189040 B2 JP 3189040B2 JP 01867897 A JP01867897 A JP 01867897A JP 1867897 A JP1867897 A JP 1867897A JP 3189040 B2 JP3189040 B2 JP 3189040B2
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C3/00Stoves or ranges for gaseous fuels
    • F24C3/12Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24C3/126Arrangement or mounting of control or safety devices on ranges
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/20Systems for controlling combustion with a time programme acting through electrical means, e.g. using time-delay relays

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は炊飯機能付きガス
コンロ及びその制御方法に関し、特に、鍋の種類を判別
することが可能な炊飯機能付きガスコンロ及びその制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ガスコ
ンロが用いられて、油料理や煮込み料理等が行われる。
アルミニウム鍋のような熱伝導率の高いもの、ホーロー
やステンレス鍋のような熱伝導率の低いものが、料理に
応じて用いられる。一方、炊飯は、通常炊飯器で行われ
る。そして、炊飯器の鍋は、炊飯制御に適した材質の専
用鍋が用いられる。しかしながら、従来のガスコンロに
炊飯機能を付けた炊飯機能付きガスコンロでは、水分が
蒸発したことを示す温度で直ちに消火され、米のアルフ
ァ化時間(98℃以上で20分以上必要)が不十分でお
いしいご飯を炊けないばかりか、種々の材質の鍋が用い
られても、固定された一つの温度で消火されていた為、
炊飯制御としては不十分であり、おいしいご飯が炊けな
かった。このような問題は、鍋の種類の判別を行い、そ
の判別結果に基づく炊飯制御を行っていないからであ
る。ゆえに、本発明は、材質が異なって熱伝導率が異な
る複数種類の鍋が用いられる場合であっても、炊飯に用
いられる鍋の種類を判別することが可能な炊飯機能付き
ガスコンロを提供することを課題とする。
【0003】
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、材質
が異なって熱伝導率が異なる複数種類の鍋のうち用いら
れる鍋を加熱して炊飯が可能な炊飯機能付きガスコンロ
であって、時間情報及び温度情報に基づいて前記加熱さ
れる鍋の種類を判別する鍋種判別手段と、前記用いられ
る鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段の火力を温度
平衡状態終了後に強火から弱火に切換える切換え手段と
を備え、前記鍋種判別手段は、前記加熱手段で加熱され
る鍋の温度を測定する測定手段と、前記測定手段が前記
加熱される鍋の温度平衡状態前の第1の温度を測定して
から温度平衡状態前の第2の温度を測定するまで上昇す
るのに要した上昇時間を計測する第1の計測手段と、前
記測定手段の測定結果に応答して、前記加熱される鍋の
温度平衡状態とみなせる状態を決定する温度平衡状態決
定手段と、前記温度平衡状態決定手段が決定した温度平
衡状態の平衡時間を計測する第2の計測手段と、前記第
1の計測手段が計測した上昇時間に基づいて、前記上昇
時間が所定時間以上の場合に鍋種は熱伝導率の低い材質
であると判別し前記切換え手段に前記加熱手段の火力を
強火から弱火に切換える指示をし、前記上昇時間が前記
所定時間未満の場合に鍋種は熱伝導率の高い材質である
と判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段で鍋
種は熱伝導率の高い材質であると判別された場合、前記
第2の計測手段が計測した平衡時間に基づいて、前記平
衡時間が所定時間以上の場合に前記第1の判別手段での
鍋種判別が正しいと判断されて鍋種は熱伝導率の高い材
質であると判別し、前記平衡時間が前記所定時間未満の
場合に前記第1の判別手段での鍋種判別が誤りであると
判断されて鍋種は熱伝導率の低い材質であると判別し前
記切換え手段に前記加熱手段の火力を強火から弱火に切
換える指示をする第2の判別手段と、前記切換え手段が
切換え動作してからの経過時間を計測する第3の計測手
段と、前記第1の判別手段または前記第2の判別手段で
鍋種は熱伝導率の低い材質であると判別された場合、前
記第3の計測手段が計測した経過時間が所定時間になっ
たことに応答して前記測定手段が測定した測定温度に基
づいて、前記測定温度が所定温度以上の場合に前記第1
の判別手段または前記第2の判別手段での鍋種判別が正
しいと判断されて鍋種は熱伝導率の低い材質であると判
別し、前記測定温度が前記所定温度未満の場合に前記第
1の判別手段または前記第2の判別手段での鍋種判別が
誤りであると判断されて鍋種は熱伝導率の高い材質であ
ると判別し前記加熱手段の火力を弱火から強火に切換え
る指示をする第3の判別手段とを含む、ことを特徴とす
る。
【0005】
【0006】
【0007】請求項2の発明は、材質が異なって熱伝導
率が異なる複数種類の鍋のうち用いられる鍋をバーナで
加熱して炊飯が可能な炊飯機能付きのガスコンロの制御
方法であって、前記加熱される鍋の種類を判別する鍋種
判別ステップと、前記判別された鍋の種類に応じた炊飯
制御を行うステップとを含み、前記鍋種判別ステップ
は、前記加熱される鍋の温度平衡状態前の第1の温度か
ら温度平衡状態前の第2の温度までの上昇時間を計測し
て記憶する第1のステップと、前記加熱される鍋の温度
平衡状態とみなせる平衡時間を計測して記憶する第2の
ステップと、前記第1のステップで記憶された上昇時間
に基づいて前記上昇時間が所定時間以上の場合に鍋種は
熱伝導率の低い材質であると判別し、前記上昇時間が前
記所定時間未満の場合に鍋種は熱伝導率の高い材質であ
ると判別する前記加熱される鍋の種類を判別する第3の
ステップと、前記第3のステップで判別された鍋の種類
が熱伝導率の高い材質の鍋である場合に、前記第2のス
テップで記憶された平衡時間に基づいて前記平衡時間が
所定時間以上の場合に鍋種は熱伝導率の高い材質である
と判別し、前記平衡時間が前記所定時間未満の場合に鍋
種は熱伝導率の低い材質であると判別する前記加熱され
る鍋の種類を再度判別する第4のステップと、前記第3
のステップで判別された鍋の種類が熱伝導率の低い材質
の鍋である場合、又は、前記第3のステップで判別され
た鍋の種類が熱伝導率の高い材質の鍋で、かつ、前記第
4のステップで判別された鍋の種類が熱伝導率の低い材
質の鍋である場合に、前記バーナの火力を強火から弱火
に切換える第5のステップと、前記第5のステップの切
換え動作から所定時間経過後の前記加熱される鍋の温度
を測定し、その測定温度に基づいて前記測定温度が所定
温度以上の場合に鍋種は熱伝導率の低い材質であると判
別し、前記測定温度が前記所定温度未満の場合に前記第
3のステップ、又は、前記第4のステップでの鍋種判別
が誤りであると判断されて鍋種は熱伝導率の高い材質で
あると判別し前記バーナの火力を弱火から強火に切換え
る指示をする前記加熱される鍋の種類を判別する第6の
ステップとを含む、ことを特徴としている。
【0008】第1のステップは、加熱される鍋の温度平
衡状態前の第1の温度から温度平衡状態前の第2の温度
までの上昇時間を計測して記憶するステップである。第
2のステップは、加熱される鍋の温度平衡状態とみなせ
る平衡時間を計測して記憶するステップである。第3の
ステップは、第1のステップで記憶された上昇時間に基
づいて加熱される鍋の種類を判別するステップである。
第4のステップは、第3のステップで判別された鍋の種
類が熱伝導率の高い材質の鍋である場合に、第2のステ
ップで記憶された平衡時間に基づいて加熱される鍋の種
類を再度判別するステップである。第5のステップは、
第3のステップで判別された鍋の種類が熱伝導率の低い
材質の鍋である場合、又は、第3のステップで判別され
た鍋の種類が熱伝導率の高い材質の鍋で、かつ、第4の
ステップで判別された鍋の種類が熱伝導率の低い材質の
鍋である場合に、バーナの火力を強火から弱火に切換え
るステップである。第6のステップは、第5のステップ
の切換え動作から所定時間経過後の加熱される鍋の温度
を測定して、その測定温度に基づいて加熱される鍋の種
類を判別するステップである。このように第3のステッ
プ、第4のステップ、第6のステップで、鍋の種類を判
別するので、第3のステップで判別が誤ったとしても、
第4のステップで修正することが可能であり、第3のス
テップ及び第4のステップで判別が誤ったとしても、第
5のステップで修正が可能であることから、判別誤差が
小さくなる。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明は、鍋の種類を判別する
ことができ、鍋の種類に応じた温度平衡後の炊飯制御が
可能となる。その結果、おいしいご飯を炊くことができ
る。
【0010】
【0011】請求項2の発明は、鍋の温度平衡状態前の
所定温度間の上昇温度に基づいて鍋の種類を判別し、温
度平衡状態とみなせる平衡時間に基づいて再度鍋の種類
を判別し、それまでの判別で鍋の種類が熱伝導率の低い
材質の鍋であると判断された場合に、バーナの火力が強
火から弱火に切換えてから所定時間経過後の温度に基づ
いて鍋の種類を判別するので、三段階の鍋の種類の判別
を行うことができて、誤った判別が行われた場合であっ
ても修復が可能となり、判断誤差が小さくなって炊飯に
適した制御が行われ、おいしいご飯を炊くことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にか
かる炊飯機能付きガスコンロの正面図であり、図2は、
図1の操作パネルの拡大図であり、図3は、図1の火力
調節レバー付近の拡大図である。炊飯機能付きガスコン
ロ101は、鍋を加熱して炊飯が可能な標準バーナ10
3と、強火力バーナ105と、図1では図示していない
がグリルバーナ131と(図4を参照)とを含むテーブ
ルコンロである。標準バーナ103によって加熱される
鍋は、五徳に載置されるが、載置された鍋底の温度を測
定するための温度センサ107が設けてある。温度セン
サ107は、例えばサーミスタである。炊飯機能付きガ
スコンロ101の前面には、グリルバーナ131が設け
られた焼成庫内に魚等を入れるための開閉扉109が取
付けられている。又、開閉扉109の左側には図2に示
すような操作パネル111が設けられている。
【0013】操作パネル111には、湯沸かしキー11
3、揚げ物キー115、炊飯キー117のような操作キ
ーが設けられており、特に、炊飯キー117は、押され
る毎に標準炊きモード、早炊きモードにモードを選択す
るためのキーである。いずれのモードに選択されている
かは、早炊きランプ117aと標準炊きランプ117b
とのいずれかが点灯しているかで分かる。同様に、湯沸
かしキー113に対応して湯沸かしランプ113aが設
けられており、揚げ物キー115に対応して160℃ラ
ンプ115a,180℃ランプ115b,200℃ラン
プ115cが設けられている。
【0014】操作パネル111の他に、炊飯機能付きガ
スコンロ101の前面には、標準バーナ103に対応す
る点火操作ボタン119a、強火力バーナ105に対応
する点火操作ボタン119b、グリルバーナ131に対
応する点火操作ボタン119cが設けられている。点火
操作ボタン119a、119b、119cのそれぞれ
は、押し込まれることによりそれぞれに対応したバーナ
103,105,131を点火するものである。又、そ
れぞれのバーナが点火した後は、火力の調整が点火操作
ボタン119a,119b,119cのそれぞれに対応
して設けられた火力調節レバー121a,121b,1
21cによって行われる。
【0015】図3に示すように、例えば、火力調節レバ
ー121aは、強から弱まで移動可能なレバーであり、
これにより、標準バーナ103の火力は調整される。
又、炊飯を行う際の加熱量は、約1300kcal/h
であるため、その火力に対応するような太線123が描
かれており、炊飯と表示されている。従って、使用者
は、炊飯を行う際には太線123の下の位置に火力調節
レバー121aを移動させて炊飯を行うと、おいしいご
飯を炊き易い。ゆえに、太線123に対応した標準バー
ナ103の火力は、おいしいご飯を炊くための基準とな
る火力であり、火力が大きいか又は小さいかは、太線1
23に対応した火力が基準とされる。尚、炊飯機能付き
ガスコンロ101の全面には、電池交換サイン125や
グリル点火確認ランプ127も設けられている。図4
は、図1の炊飯機能付きガスコンロの内部構成を示した
概略ブロック図である。
【0016】標準バーナ103、強火力バーナ105、
グリルバーナ131のそれぞれには、ガス管129内を
通るガスが供給される。ガス管129は、標準バーナ1
03、強火力バーナ105、グリルバーナ131のため
に分岐しており、それぞれの分岐に対して安全弁133
a、133b、133cが設けられている。火力調節レ
バー121a、121b、121cは、それぞれ、安全
弁133aと標準バーナ103との間、安全弁133b
と強火力バーナ105との間、安全弁133cとグリル
バーナ131との間に設けられている。この火力調節レ
バー121a、121b、121cは、前述したように
使用者によって調節されるものであり、後述の制御部1
43とは無関係である。又、安全弁133aと火力調節
レバー121aとの間は、ガス管129がさらに分岐し
ており、一方の分岐に対して電磁弁135が設けられて
いる。電磁弁135が閉まると、弱火である約350k
cal/hの火力となり、電磁弁135が開いていると
きには、火力調節レバー121aによって調節された火
力となる。
【0017】標準バーナ103、強火力バーナ105、
グリルバーナ131は、それぞれイグナイター137に
接続された電極139a、139b、139c、139
dがスパークすることで点火する。点火したか否かは、
標準バーナ103に対応する点火確認器141a、強火
力バーナ105に対応する点火確認器141b、グリル
バーナ131に対応する点火確認器141cによって検
出される。点火確認器141a,b,cは、例えばサー
モカップルである。安全弁133a,b,c、電磁弁1
35、温度センサ107、点火確認器141a,b,
c、イグナイター137は、制御部143に接続されて
おり、操作パネル111、点火操作ボタン119a〜c
の操作を受ける操作基板145からの信号によって制御
される。又、制御部143には、炊飯のためのデータも
格納されており、このデータによっても安全弁133a
等は制御される。
【0018】図5は、図4の制御部内の鍋種判別部の構
成を明らかにしたブロック図である。鍋種判別部147
は、温度センサ107と、判別部149と、タイマー1
51と、温度平衡状態決定部153とを含む。判別部1
49内にはメモリ155が設けられている。動作につい
ては、後述するが、簡単には、判別部149は、温度セ
ンサ107から得られる温度情報とタイマー151から
得られる時間情報に基づいて、標準バーナ103によっ
て加熱される鍋の種類を判別する。図6は、図4の制御
部内の火力及び炊飯量判別部の構成を明らかにしたブロ
ック図である。
【0019】火力及び炊飯量判別部157は、温度セン
サ107と、判別部149と、タイマー151と、温度
平衡状態決定部153とを含む。判別部149には、メ
モリ155が設けられている。同様に、動作を簡単に説
明すると、判別部149が、温度センサ107によって
得られる温度情報とタイマー151によって得られる時
間情報とに基づいて、標準バーナ103の火力及び鍋に
よって炊飯されるべき炊飯量を判別する。図7は、図4
の制御部内の鍋厚判別部の構成を明らかにしたブロック
図である。
【0020】鍋厚判別部159は、温度センサ107
と、判別部149と、温度平衡状態決定部153とを含
み、温度平衡状態決定部153には、平衡温度検出部1
61が設けられている。平衡温度検出部161は、後述
するように一定時間に対しての温度のサンプリングデー
タをとることで、加熱される鍋が温度平衡状態とみなし
た時の温度を平衡温度と決定して検出しており、時間情
報に基づいて温度情報を決定している。従って、判別部
149は、温度センサ107によって得られる温度情報
と平衡温度を決定する際に使用する時間情報とに基づい
て、加熱される鍋の鍋厚を判別している。詳しい動作に
ついては後述する。図8は、図4の制御部内のチョイ炊
き有無判別部の構成を明らかにしたブロック図である。
【0021】チョイ炊き有無判別部163は、温度セン
サ107と、判別部149と、タイマー151と、温度
低下ポイント検出部165とを含む。判別部149は、
温度センサ107によって得られる温度情報とタイマー
151によって得られる時間情報とに基づいてチョイ炊
きの有無を判別する。ここで、チョイ炊きとは、炊飯完
了前に標準バーナ103の火力を弱火から強火に微少時
間切換えて水分を飛ばして炊きしめ動作を行うことであ
る。図9は、図4の制御部内の他の構成である選択モー
ド切換部を明らかにしたブロック図である。
【0022】制御部143には、前述したように温度セ
ンサ107で得られる温度情報によって標準バーナ10
3で加熱される鍋の温度平衡状態を決定する温度平衡状
態決定部153の他、選択モード切換部167が含まれ
る。選択モード切換部167は、炊飯キー117の操作
によって標準炊きから早炊きへ、早炊きから標準炊きへ
モード選択を切換えるためのものである。又、選択モー
ド切換部167は、炊飯キー117の操作がされた場合
であっても、温度平衡状態決定部153の出力を受け
て、モード選択の切換えを行わない場合がある。この点
については後述する。
【0023】図10は、制御部143内にデータが格納
されていることを説明するためのブロック図である。制
御部143内には、データ格納部169が設けられてお
り、標準炊きと早炊きとのモードのそれぞれに対応し
て、炊飯時間データ、炊飯時間MAXデータ、炊飯時間
MINデータが格納されている。又、データ格納部16
9には、標準炊き及び早炊きモードの共通のデータであ
る、炊飯時間が延長された場合の最大限の炊飯時間延長
MAXデータが格納されている。制御部143には報知
部171が接続されており、制御部143が炊飯制御に
対してエラー制御を行った場合に、報知部171が動作
する。尚、報知部171は、図4では図示を省略してい
る。
【0024】図11は、本発明の実施の形態にかかる炊
飯機能付きガスコンロの炊飯制御を示した第1のフロー
図であり、図12は第2のフロー図であり、図13は第
3のフロー図であり、図14は第4のフロー図であり、
図15は第5のフロー図であり、図16は第6のフロー
図であり、図17は第7のフロー図である。以下、図1
1から図17のフロー図に従って説明すると共に、適宜
図18のブロック図、図19から図25のグラフを用い
て詳しく説明する。図11を参照して、炊飯制御がスタ
ートすると、ステップ201に示すように、標準バーナ
103の火力は強火で制御される。ここでの強火は、前
述したように火力調節レバー121aによって調節され
た火力である。尚、前述したように、制御部143は、
火力調節レバー121aの調節具合は認識しておらず、
制御部143が認識可能なのは、電磁弁135が開か又
は閉かのみであり、このため以下の鍋種判別等が必要と
される。
【0025】次に、火力が強火のまま、ステップ202
において、初期の温度判定が行われる。ここでの判定
は、60℃未満か否かによって行われる。60℃以上の
場合にはステップ204に進むが、60℃未満の場合に
はステップ203でホットスタートエラーとなる。即
ち、制御部143が安全弁133aを開状態から閉状態
にして、標準バーナ103を消火する。
【0026】ステップ204に進んだ場合には、標準バ
ーナ103で加熱される鍋の種類を判別するためのデー
タΔt1 の測定と記憶が行われる。データΔt1 は、標
準バーナ103で加熱される鍋の温度が60℃から75
℃まで上昇するのに要する上昇時間である。このステッ
プ204は、温度センサ107が60℃から75℃を測
定する間にタイマー151がどれだけの時間を計測する
かを判別部149が認識してメモリ155に記憶するこ
とで行われる。
【0027】次に、ステップ205で90℃以上か否か
の判定が行われる。90℃以上になると加熱される鍋が
温度平衡状態になる可能性が出てくるからである。従っ
て、90℃以上に達すると、ステップ206で温度平衡
状態を測定するための処理が開始される。温度平衡状態
は、図18に示す制御部143内の温度平衡状態決定部
153が動作することで測定される。温度平衡状態決定
部153には、平衡温度検出部161が設けられてお
り、平衡温度検出部161がステップ207の処理を行
う。
【0028】図19は、平衡温度を決定する処理を説明
するためのグラフである。図19を参照して、平衡温度
決定の処理は、15秒毎に温度センサ107のデータを
サンプリングすることで行われる。そして、以下の条件
1及び2を満たした場合に平衡温度が決定される。
【0029】条件1 −2℃≦TN −TN-2 ≦+2℃ 条件2 条件1を3回連続に満足したときのTE3,TS
が−2℃≦TE3−TS≦+2℃
【0030】ただし、TN は最新の測定温度データ、T
N-2 はTN の2回前のデータ、TE3は3回目に条件1を
満足したときのTN 、TS は最初に条件1を満足したと
きのTN-2 である。
【0031】そして、条件2が成立し、TE3が平衡温度
と決定される。尚、平衡温度が既に決定された場合に
は、TE3がすでに決定されている平衡温度よりも低い場
合のみ、平衡温度をTE3に変更する。次に、ステップ2
07で平衡温度が決定された場合には、通常の炊飯制御
の処理のステップであるステップ208に進み、平衡温
度が決定されない場合にはステップ209に進む。
【0032】ステップ209は、温度センサ107の測
定温度が140℃以上か否かの判定のステップであり、
140℃以上でない場合にはステップ207に戻り、1
40℃以上の場合にはステップ210に進んで未平衡エ
ラーとなる。通常、140℃までには平衡温度が決定さ
れるが、何らかの原因で、平衡状態が140℃以上の温
度で生じてしまう場合や、平衡状態が得られない場合が
ある。図20では、140℃までに平衡温度が見られる
場合と、平衡温度が見られない場合とが示されている。
アルミ、ホーロ等の鍋のように平衡温度がH1の時点で
平衡温度が決定されれれば良いが、何らかの原因によっ
て平衡温度が140℃までに決定できない場合には、H
2の時点で消火する。消火は、図18に示す制御部14
3からの制御信号を受けた安全弁133aが開状態から
閉状態になることで行われる。このように、制御部14
3によってエラー制御が行われる。そして、制御部14
3がエラー制御を行う場合には、制御部143からの信
号を受けた報知部171は、エラー制御を行ったことを
使用者に報知する。報知は、ランプで表示したり、ブザ
ーが鳴ることで行われる。その結果、使用者は何らかの
対処ができ、安全性が確保される。
【0033】尚、図20のH3は、仮に土鍋が消火され
ず加熱され続けた場合の平衡温度決定時点を示してい
る。又、エラー制御として、安全弁133aが閉状態に
するとしたが、この他に、エラー制御としては、140
℃の時点でまず電磁弁135を閉状態にし、所定時間経
過後安全弁133aを閉状態にするようにしてもよい。
これは、味は落ちるかも知れないが、140℃で弱火に
切換えた段階でほぼ炊き上がっている場合もあり得るか
らであり、弱火に切り替えた後に所定時間のアルファ化
の時間を取ることで、多少とも味をおいしくできるから
である。さらに、報知部171は、図10にも示されて
いるが、点灯の仕方、ブザーの音を相違させることで異
常の相違を報知できるからである。ただし、それぞれ個
々のエラー制御に対応した報知部を設けても良く、ラン
プのみ、ブザーのみ、ランプとブザーの組み合わせ、ラ
ンプの表示の仕方、ブザーの鳴らし方等については任意
である。
【0034】次に、ステップ208では、標準炊きの場
合の鍋種判別データΔt2 の測定と記憶又は早炊きの場
合の火力及び炊飯量判別データΔt2 の測定と記憶の処
理が行われる。Δt2 は、平衡温度が検出されてから平
衡温度+6℃までの経過時間であり、鍋の温度平衡状態
とみなせる期間である。標準炊きの場合には、図6の温
度平衡状態決定部153が、平衡温度を検出したことを
示す信号を判別部149が受けることで、タイマー15
1を作動させ、温度センサ107が平衡温度+6℃を測
定した場合にタイマー151の計測時間を認識してメモ
リ155に記憶することで行われる。早炊きの場合に
は、図6の判別部149が同様の動作を行う。
【0035】次に、ステップ211で炊飯モードの選択
が切換え不可能な状態となる。逆に、炊飯制御がスター
トしてからステップ208が終了するまでは、炊飯キー
117が押される毎に早炊きから標準炊きへ又は標準炊
きから早炊きへの選択の切換えが可能である。即ち、図
9に示すように、選択モード切換部167は、ステップ
211までは炊飯キー117の操作によって選択モード
を切換えるが、ステップ208の処理を行った温度平衡
状態決定部153が平衡状態の終了を示す信号を選択モ
ード切換部167に出力することで、選択モード切換部
167は、ステップ211以降炊飯キー117が操作さ
れてもモードを切換えないようにしている。
【0036】これは、これ以降の制御が標準炊きモード
と早炊きモードとによって異なり、異なる制御処理での
モードの切換えは誤動作を生じさせるからであり、信頼
性を確保するためである。又、ステップ211までのモ
ードの切換えを認めたのは、最初に選択したモードのま
まで常にご飯を炊く場合ばかりでなく、可能な限りモー
ドの切換えを認めて装置の柔軟性を認めることで、装置
の利便性を向上させることができるからである。特に、
標準バーナが炊飯に使用されているため、使用できるコ
ンロバーナの数が減って、他の調理に支障があるときに
は、使用者は標準炊きから早炊きへモードを切換えて早
く炊飯を完了させたいと気持ちを変化させる場合がある
からである。
【0037】尚、標準炊きモードと早炊きモードとの2
種類のモード選択しか行っていないが、例えば、炊き込
みご飯を炊飯するモード等種々のモードを考えることが
でき、その場合であっても、共通制御までは炊飯設定を
切換えるようにして、異なる制御からはモードの切換え
を行うことができないようにしても良い。又、モードの
切換えは、例えば3種類のモードがあった場合に全ての
共通の制御までで切換え可又は不可を決定する必要はな
く、1つのモードと残りの2つのモードの切換え可又は
不可を決めておき、その後残りの2つのモードについて
の切換えの可又は不可を決めるようにしておいても良
い。
【0038】次に、図12のステップ212で炊飯モー
ドの選択が標準炊きモードか又は早炊きモードかが判定
される。標準炊きモードの場合にはステップ213に進
み、早炊きモードの場合には219に進む。ステップ2
13は、鍋種判別1のステップであり、図5のメモリ1
55に記憶されたΔt1 の値が75秒以上又は75秒未
満かによって加熱されている鍋の材質を種別する。即
ち、判別部149は、メモリ155に記憶されたデータ
Δt1 の値によって、ホーロ、ステンレスのような熱伝
導率の低い材質の鍋であるか、アルミ、文化鍋のような
熱伝導率の高い材質の鍋であるかを判断する。75秒以
上の場合にはステップ214に進み、鍋種は熱伝導率の
低い材質であると判別される。75秒未満の場合にはス
テップ215に進み、鍋種は熱伝導率の高い材質の鍋で
あると判別される。
【0039】次に、ステップ215によって鍋種が熱伝
導率の高い材質のものであると判別された場合には、ス
テップ216に進み、鍋種判別が行われる。その結果、
データΔt2 が230秒未満の場合にはステップ217
に進み、鍋種判別1は誤りであると判断される。一方、
データΔt2 が230秒以上の場合には、ステップ21
8に進み、鍋種判別1は正しいと判断される。即ち、図
5の判別部149がメモリ155に記憶されたデータΔ
2 に基づき鍋種を再度判別する。このように再度の判
別を行うのはステップ213での鍋種判別1が必ずしも
正しいとは限らないからである。そのため、再度判別を
行うことで、ステップ213の判別の正当性を確認で
き、仮に誤ったとしても修正を行って、制御をより正確
なものとすることができる。尚、ステップ217で鍋種
判別1が誤りであると判断された場合には、加熱されて
いる鍋は、熱伝導率の低い材質であると判断されるステ
ップ214に進む。
【0040】次に、ステップ214で熱伝導率の低い材
質であると判別された場合には、ステップ236に進
み、標準バーナ103の火力が強火から弱火に切換えら
れる。この切換えは、図5の判別部149が判別結果に
基づき電磁弁135に制御信号を与えることで、電磁弁
135が開状態から閉状態になることによって行われ
る。電磁弁135が閉状態になっても、図4に示してい
るとおり、標準バーナ103に接続されるガス管129
は分岐されており、ガスが供給されるからである。ここ
での火力は約350kcal/hである。
【0041】図21には、ステップ213からの処理に
対応したグラフが描かれている。上、中下の内、上に位
置するグラフは、ステップ213、ステップ215、ス
テップ216、ステップ217、ステップ214、ステ
ップ236と進んだ場合(熱伝導率の低い鍋)に対応し
たグラフであり、真中に位置するグラフは、ステップ2
13、ステップ215、ステップ216、ステップ21
8と進んだ場合(熱伝導率の高い鍋)に対応したグラフ
であり、下に位置するグラフは、ステップ213、ステ
ップ214、ステップ236と進んだ場合(熱伝導率の
低い鍋)に対応したグラフである。ここで、H4、H5
は、平衡温度が決定された時点であり、H6、H7、H
8は、温度平衡状態終了時点であり、かつ、H6及びH
8は、火力が強火から弱火に切換えられた時点である。
【0042】図12のステップ219に戻って、ステッ
プ219では、標準バーナ103の火力及び鍋で炊飯さ
れる炊飯量の判別処理が行われる。この判別は、図6の
判別部149が、メモリ155に記録されたデータΔt
2 が230秒以上又は未満かを判別することで行われ
る。230秒以上の場合には、ステップ220に進み、
火力及び炊飯量の評価値が小さいとされて、ステップ2
21で強火から弱火の切換え温度Tk が145℃と設定
され、弱火の炊飯時間tj が2分と設定され、チョイ炊
きはなしと設定される。230秒未満の場合にはステッ
プ222に進み、火力及び炊飯量の評価値が大きいと判
断されて、ステップ223で、強火から弱火の切換え温
度TK が135℃と設定され、弱火の炊飯時間tj が3
分間と設定され、チョイ炊きはなしと設定される。
【0043】次に、ステップ221又はステップ223
の後は、図15のステップ224で温度センサ107の
測定温度が切換え温度Tk 以上か否かが判断される。T
k 未満の場合にはステップ232の処理に進み、Tk
上の場合にはステップ225に進んで標準バーナ103
の火力が強火から弱火に切換えられる。ここでの切換え
も、電磁弁135が開から閉に制御されることにより行
われる。従って、火力は、約350kcal/hであ
る。そして、ステップ226で弱火の炊飯時間t j がス
タートする。
【0044】次に、図16のステップ227が処理さ
れ、チョイ炊きが有りで、かつ、鍋種が熱効率の高い材
質か否かが判断される。ステップ221及びステップ2
23の両者ともチョイ炊きはなしであるため、ステップ
228に進み、スタートよりMAX時間が経過している
かが判断される。ここでのMAX時間とは、図10のデ
ータ格納部169に格納された早炊きの炊飯時間MAX
データの20分であり、20分を経過している場合には
図17のステップ231に進み、経過していない場合に
はステップ229に進む。ステップ229では、設定さ
れたtj の時間を経過したかどうかが判断される。ここ
でのtj は、ステップ221又はステップ223で設定
された2分又は3分である。tj が終了していない場合
にはステップ228に戻り、tj が終了している場合に
は、ステップ230に進む。尚、t j は、図10のデー
タ格納部169に格納された早炊きの炊飯時間データで
ある。炊飯時間データは、スタートからの時間として設
定されておらず、火力が切換えられてからの弱火の時間
として設定されている。これは、アルファ化のための時
間である。ステップ230では、スタートよりMIN時
間が経過しているかが判断される。MIN時間は、図1
0のデータ格納部169における早炊きの炊飯時間MI
Nデータであり、12分として設定されている。MIN
時間経過していない場合には、ループ処理が行われ、経
過した場合にステップ231に進む。
【0045】ステップ228、ステップ229、ステッ
プ230による処理によって、炊飯完了は、tj の終了
時点がMAX時間とMIN時間との間であればtj 終了
時となり、tj 終了時点がMAX時間を越えている場合
にはMAX時間となり、tjがMIN時間に満たない場
合にはMIN時間まで行われることになる。このように
することで、早炊きの場合であっても、MIN時間の炊
飯が行われることになり、一定の味が保障される。
【0046】尚、図17のステップ231は、チョイ炊
き有か否かの判断のステップであり、ステップ221及
びステップ223の何れに於ても、チョイ炊きはなしと
されているので、炊飯完了の最終処理が行われる。図2
2では、ステップ219以降の処理に対応したグラフが
描かれている。上に位置するグラフは、ステップ21
9、ステップ222、ステップ223と進んだ場合(火
力、炊飯量が大きい)に対応したグラフであり、下に位
置するグラフは、ステップ219、ステップ220、ス
テップ221と進んだ場合(火力、炊飯量が小さい)に
対応したグラフである。ここで、H9は、平衡温度が決
定された時点であり、H10、H11は、火力が強火か
ら弱火に切換えられた時点であり、H12及びH13
は、消火された時点である。H10は、135℃に対応
し、H11は、145℃に対応している。このように切
換え温度を変えているのは、火力及び炊飯量の評価値に
よって、焦げ付き易さの度合いが異なるからである。
又、後述する標準炊きのような種々の判別は行われてい
ないが、これは、早炊きでは味よりも時間を優先させた
ためである。
【0047】次に、図15のステップ232に進んだ場
合について説明する。ステップ232では、スタートよ
りMAX時間が経過したか否かが判断される。経過して
いない場合にはステップ224に戻り、ループ処理が行
われる。経過した場合にはステップ233に進み、時間
を延長する。ここで、時間を延長するのは、温度T
kは、火力を強火から弱火に切換える温度であり、この
温度は、水分が蒸発してご飯が炊き上がったことを示す
温度であり、この温度に達しない場合には、MAX時間
を経過した場合であっても、時間を延長して炊き上がる
まで炊飯を行うべきだからである。ただし、ステップ2
34によって、スタートより30分経過したか否かが判
断され、30分経過していない場合にはステップ224
に戻りループ処理が行われるが、30分経過している場
合にはステップ235に進み、炊飯時間エラーとなる。
ステップ233で炊飯時間を延長しても、スタートより
も30分も経過しては、何らかの異常が生じたことを示
すものであり、この場合には、図10の制御部143が
エラー制御を行い、安全弁133aを開状態から閉状態
にして消火する。そして、報知部171は、制御部14
3から異常であることの信号を受けて、使用者に異常を
報知する。ここで、スタートより30分は、図10のデ
ータ格納部169に格納された炊飯時間延長MAXデー
タであり、早炊きの場合には、MAXデータが20分で
あるため、10分の延長が認められることになる。この
ようにして、時間を延長させることで炊き上がりまで炊
飯時間が確保され、延長の上限を越えた場合には異常が
報知されて安全性が確保される。従って、エラー制御さ
れた場合には、使用者はそのエラー制御に応じた対応を
とることができる。
【0048】尚、エラー制御については、図18で説明
したのと同様に、安全弁133aを閉状態にする場合の
ほか、まず電磁弁135を閉状態にし、一定時間経過後
安全弁133aを閉状態にしてもよい。又、報知部17
1についても、図18で説明した場合と同様である。
【0049】次に、図12のステップ236から図13
のステップ237に進んだ場合について説明する。ステ
ップ237では、火力を強火から弱火に切換えてから9
0秒経過したか否かが判断される。90秒経過するまで
はループ処理が行われ、90秒経過するとステップ23
8に進み、鍋種判別3の処理が行われる。鍋種判別3
は、90秒が経過した際の加熱される鍋の温度が127
℃以上又は未満かによって行う。即ち、図5の判別部1
49が、切換えのための制御信号を電磁弁135に出力
してから90秒経過したか否かをタイマー151によっ
て判断し、90秒経過した際の温度を温度センサ107
の測定によって認識している。そして、判別部149
は、127℃以上の場合には、ステップ239に示すよ
うに鍋種判別1(2)が正しいと判断でき、127℃未
満の場合には、ステップ241に示すように鍋種判別1
(2)は誤りであると判断できる。ステップ238まで
は、鍋種は、鍋の材質が熱伝導率の低い材質であると判
別されていたため、ステップ239では、そのままの判
別が維持され、ステップ241では熱伝導率の高い材質
であると修正されることになる。
【0050】ステップ241で鍋種の判別に誤りが発見
されると、ステップ242で、制御をもとに戻すべく、
火力が弱火から強火に切換えられる。そして、ステップ
243で、強火から弱火に切換える温度Tk が135℃
と設定され、弱火の炊飯時間tj が7分と設定され、チ
ョイ炊きはなしと設定される。一方、ステップ239で
鍋種判別が正しいと判断された場合には、ステップ24
0に進み、弱火の炊飯時間tj は5分と設定され、チョ
イ炊きは有りと設定される。ただし、チョイ炊きの時間
c は30秒である。
【0051】鍋種判別についてまとめると、ステップ2
13で、1度目の判別(鍋種判別1)が行われ、ステッ
プ216で再度の判別(鍋種判別2)が行われ、この2
つの判別により、ほぼ正しく鍋種判別が行われる。その
結果、ステップ236への処理と、後述するステップ2
44以降との処理を大きく相違させている。ただし、ス
テップ214で、鍋種が熱伝導率の低い材質であると判
断されてステップ236の処理に進んだ場合には、ステ
ップ238でさらに再度の鍋種判別3が行われている。
これは、ホーロ、ステンレス等の熱伝導率の低い材質は
こげ易いためである。このようにして、鍋種判別を数回
にわたり行うことで、判断の誤りを可能な限り減らして
いる。そして、判断結果によって炊飯制御を変化させ
て、焦げ付きがなくじゅうぶんな加熱を行っておいしい
ご飯の炊飯制御を行うことが可能となっている。
【0052】尚、鍋種判別を3回にわたり行っている
が、いずれか1回のみ行っても良い。又は、2種類を組
み合わせても良い。これらについては任意である。さら
に、鍋種判別データΔt1 は、一定の温度間を上昇する
時間として採用しているが、一定の時間間を上昇する温
度によって鍋種判別しても良い。即ち、ここでの鍋種判
別は、時間情報に限られず、時間情報と温度情報との両
者に基づくものであれば良い。さらに、鍋種判別データ
Δt2 は温度平衡状態の継続時間であり、本来は同じ平
衡温度の時間を計測すべきであるが、現実には一定温度
で継続しない為、検出された平衡温度から6℃上昇する
までを温度平衡状態とみなしており、6℃については限
定されるものでない。さらに、ステップ238の鍋種判
別3では、温度しか用いられていないわけでなく、90
秒経過することが前提となっているため、温度情報と時
間情報との両者が用いられている。さらに、図5の鍋種
判別部147には、メモリ155が設けられており、メ
モリ155にデータΔt1 、Δt2 を記憶させたが、こ
れは、ステップ211までは標準炊き又は早炊きに切換
え可能であることから、データの測定時期と判断時期が
異なり、Δt2 が鍋種判別として用いられるか、又は、
火力及び炊飯量判別として用いられるかの両者があるか
らである。この場合、モード切り替えが可能な共通制御
の終了時期までは同一のシーケンスでえ行える。但し、
後述のように、データを記憶せず、鍋種を判別し、その
判別結果に基づいて炊飯制御を行うような場合には、デ
ータの記憶は必要ない。
【0053】ステップ243の後は、図15のステップ
224に進み、ステップ240の後は図15のステップ
226に進む。以降の処理は前述の説明と重複するた
め、説明を省略する。ただし、標準炊きモードの炊飯時
間MAXデータは24分45秒であり、炊飯時間MIN
データは14分45秒であり、炊飯時間延長MAXデー
タは、早炊きと同じ30分である。そして、ステップ2
40の場合の弱火炊飯時間は、5分であり、ステップ2
43の弱火炊飯時間は7分である。
【0054】図23には、図12のステップ236から
ステップ237へ向かう処理に対応したグラフが示され
ている。上に位置するグラフは、ステップ236、ステ
ップ237、ステップ238、ステップ239と進んだ
場合(熱伝導率が低い鍋)に対応したグラフであり、下
に位置するグラフはステップ236、ステップ237、
ステップ238、ステップ241と進んだ場合(熱伝導
率が高い鍋)に対応したグラフである。ここで、H14
は、火力が弱火に切換えられた時点であり、H15は、
火力が切換えられてから90秒経過した時点である。下
のグラフはH15の時点で127℃未満のT1であるこ
とから、熱伝導率の高い鍋に判断を変えて強火に切換え
られている。これに対し、上のグラフはH15の時点で
127℃以上のT2であるため5分間の弱火炊飯時間が
とられて、H17の時点でチョイ炊きのための強火に切
換えられ、30秒経過後のH18の時点で消火されてい
る。下のグラフは、135℃に達したH16の時点で弱
火に切換えられ、7分間経過したH19の時点で消火さ
れている。
【0055】次に、ステップ244では、鍋厚判別が行
われる。鍋厚の判別は、図7の判別部149が、温度平
衡状態決定部153の平衡温度決定部161によって決
定された平衡温度が114℃以上又は未満によって行わ
れる。114℃以上の場合には、ステップ245におい
て、鍋の厚さは厚いと判断され、ステップ246に進
み、切換え温度Tk は135℃に設定され、弱火の炊飯
時間tj は8分と設定され、チョイ炊きは有りと設定さ
れる。ただし、チョイ炊き時間tc は15秒である。一
方、114℃未満の場合には、ステップ255で鍋の厚
さは薄いと判断され、ステップ256に進む。
【0056】ステップ256では、火力及び炊飯量判別
データΔt3 の測定が行われる。この測定は、鍋の温度
を測定する温度センサ107が120℃から130℃ま
で測定する間に、タイマー151が時間を計測すること
で行われる。そして、測定終了後ステップ257で、火
力及び炊飯量の判別が行われる。Δt3 が20秒以上の
場合にはステップ258で火力及び炊飯量の評価値が小
さいと判断されて、ステップ259で強火から弱火への
切換え温度Tk が145℃と設定され、弱火の炊飯時間
j が8分と設定され、チョイ炊きが有りと設定され
る。ただし、チョイ炊き時間tc は15秒である。一
方、ステップ257で、Δt3 が20秒未満と判断され
た場合には、ステップ260で火力及び炊飯量の評価値
が大きいと判断され、ステップ261で強火から弱火へ
の切換え温度Tk が135℃に設定され、弱火の炊飯時
間tk が8分に設定され、チョイ炊きが有りと設定され
る。この場合のチョイ炊き時間tc も15秒である。
【0057】尚、火力及び炊飯量判別は、ステップ21
9においても行われるが、ステップ219は早炊きのモ
ードであり、ステップ257は標準炊きのモードであ
る。図6の判別部149は、炊飯キー117によって選
択されたモードに応じて、火力及び炊飯量判別に使用す
るデータΔt2 又はΔt3 を選択している。このよう
に、ステップ244において、鍋厚が判別され、ステッ
プ257で火力及び炊飯量が判別され、その結果に応じ
て、弱火炊飯時間tj 及びチョイ炊き時間tc は同じで
あるが、強火から弱火への切換え温度が135℃又は1
45℃の異なった温度に設定される。即ち、鍋厚判別
と、火力及び炊飯量判別とは、両者とも切換え温度の設
定のためのものである。
【0058】ステップ246、ステップ259、ステッ
プ261の後は、共にステップ224に進み、その後は
前述の処理を経て、ステップ227まで進む。ステップ
246、ステップ259、ステップ261のいずれも、
チョイ炊き有りで、かつ、鍋種が熱効率の高い材質であ
ると判断された場合であるため、ステップ247へ進
む。
【0059】ステップ247は、チョイ炊き有無の判別
のステップであり、火力が強火から弱火に切換えられた
後、MIN値から+7℃以上を検知するか否かによって
判別を行う。即ち、図8の温度低下ポイント検出部16
5が温度のMIN値である温度低下ポイントを検出し、
そのMIN値+7℃以上を温度センサ107が検知した
場合には、ステップ249において判別部149がチョ
イ炊きなしと判別し、検知できない場合にはステップ2
48において判別部149がチョイ炊き有りと判別す
る。尚、MIN値+7℃以上の検知は、以下のステップ
250からステップ230までのステップにより、弱火
の炊飯時間であるtj 終了までであり、この計測は図8
のタイマー151が行っている。従って、チョイ炊きの
有無は、火力が切換えられてから弱火の炊飯時間が終了
と判断されるまでの一定時間における温度変化によって
行われている。
【0060】ここで、図8の温度低下ポイント検出部1
65の処理方法について説明する。強火から弱火に切換
えられた後の温度センサ107のデータが5秒毎にサン
プリングされる。そして、サンプリングデータが4つ揃
うと、DTn-2 =Tn-3 −T n-2 と、DTn-1 =Tn-2
−Tn-1 と、DTn =Tn-1 −Tn との演算を行う。た
だし、Tn は最新の温度センサ107の測定温度であ
り、Tn-1,2,3 はTn の1,2,3回前の温度であり、
DTn は5秒間の温度の変化量である。さらに、MIN
値決定条件である、次の条件3から6を満たしたTn
min として採用する。
【0061】条件3 0℃≦DTn-2 ≦+15℃ 条件4 0℃≦DTn-1 ≦+15℃ 条件5 0℃≦DTn ≦+15℃ 条件6 Tn <Tmin
【0062】次々と新しいデータがサンプリングされる
ことに応じて、一番古いデータが捨てられ、同様の処理
が行われる。このようにして、MIN値が図8の温度低
下ポイント検出部165によって検出されることで、判
別部149は、Tmin +7℃を3回連続して満たすよう
な温度センサ107の測定温度が測定されることに応じ
て、チョイ炊きなしを決定できる。このようにして、チ
ョイ炊き有無の判別を行ったのは、ステップ247まで
で判断された鍋種、鍋厚、火力及び炊飯量の判別の結果
が必ずしも正しいとは限らないからであり、チョイ炊き
をなしにすることによって、焦げ付き防止を行えるから
である。
【0063】図25には、ステップ247でのチョイ炊
きの有無の判別結果が異なるグラフが示されている。H
20、H21は、Tk で火力が強火から弱火に切換えら
れた時点であり、H22とH23はH20とH21から
弱火の炊飯時間tj が経過した時点であり、H20から
H22までの間にMIN値から+7℃以上を検知してい
るので、H22では消火が行われ、H21〜H23の間
でMIN+7℃を検知していないので、H23ではチョ
イ炊きのための弱火から強火への切換えが行われる。そ
して、H24は、H23から15秒経過した時点であ
り、消火が行われる。
【0064】尚、ステップ246、ステップ259、ス
テップ261からの処理の場合のスタートからの炊飯M
AX時間、MIN時間は、ステップ240及びステップ
243の場合と同様に、それぞれ24分45秒、14分
45秒である。即ち、標準炊きモードと早炊きモードの
処理のそれぞれについてモード共通のMAX時間とMI
N時間が設定されている。ただし、炊飯時間延長MAX
時間は、いずれのモードの場合もスタートより30分で
ある。図10のデータ格納部169は、そのことを示し
ている。このようにして、炊飯時間がモード毎に設定さ
れ、モードによって要求される、例えば、時間、味のよ
うなモードの特徴を生かした炊飯時間の設定が可能とな
る。
【0065】なお、炊飯時間の延長の上限(30分)
は、必ずしも全てのモードで共通の時間とする必要はな
く、モード毎の延長時間の最大限を決定してもよい。
又、炊飯MAX時間、炊飯MIN時間は、ステップ25
0、ステップ230、ステップ228の場合にのみ判断
される必要はなく、炊飯制御がスタートしてから終了ま
で、常時判断するようにしてもよい。炊飯時間の延長に
ついても、同様に制御スタートから常時判断しておいて
もよい。
【0066】次に、ステップ247の結果でもチョイ炊
き有りと判断された場合には、ステップ231からステ
ップ252に進み、チョイ炊き時間であるTC がステッ
プ253でスタートし、ステップ254でチョイ炊き時
間tc が終了するまでループ処理が行われて、炊飯が完
了する。ステップ247でチョイ炊きなしと判断された
場合には、弱火炊飯時間tj 終了して炊飯が完了する。
【0067】図24には、ステップ244以降の処理に
対応したグラフが示されている。平衡温度が最も高いグ
ラフは、ステップ244、ステップ245、ステップ2
46と進んだ場合(鍋厚が厚い)に対応したグラフであ
り、平衡温度が真中のグラフは、ステップ244、ステ
ップ255、ステップ256、ステップ257、ステッ
プ260、ステップ261と進んだ場合(鍋厚が薄く、
火力及び炊飯量が大)に対応したグラフであり、平衡温
度が最も低いグラフは、ステップ244、ステップ25
5、ステップ256、ステップ257、ステップ25
8、ステップ259と進んだ場合(鍋厚が薄く、火力及
び炊飯量が小)に対応したグラフである。ここで、ステ
ップ244の鍋厚判別は、平衡温度が114℃以上か否
かによって行っているが、T3,T4,T5のように、
平衡状態とみなせる温度終了時点としての平衡温度+6
℃が120℃以上か否かで判別を行ってもよい。又、H
25、H26、H27は、火力を強火から弱火に切換え
た時点であり、H25及びH26は135℃に対応し、
H27は、145℃に対応している。さらにH28、H
30、H32はそれぞれH25、H26、H27から弱
火炊飯時間の8分が経過して、チョイ炊きのために弱火
から強火に切換えた時点であり、H29、H31、H3
3は、チョイ炊き時間tc (15秒)が経過して消火し
た時点である。
【0068】尚、炊飯完了の際に、ブザー等で報知する
ことで、炊飯完了を知らせることができる。又、炊飯制
御を開始してから炊飯制御完了までの間に、温度センサ
107の測定温度が180℃以上になった場合には、何
らかの以上が生じたものとみなし、ハイカットエラーと
して、エラー制御を行う。このエラー制御は、安全弁1
33aが開状態から閉状態になることで行われる。 (変形例1)図26は、標準炊きの場合も、平衡時間デ
ータΔt2 を火力及び炊飯量判別のために用いた場合を
示したフロー図である。
【0069】図12の標準炊きではデータΔt2 は鍋種
の判別のみに用いられている(ステップ216)が、図
26では、ステップ302に示すように、火力及び炊飯
量の判別に用いられる。即ち、標準炊き及び早炊きのい
ずれにおいても、データΔt 2 は火力及び炊飯量の判別
に用いられる。
【0070】又、ステップ303は、図12のステップ
222に対応し、図14のステップ246に進んでい
る。ステップ304は、ステップ220に対応し、ステ
ップ244に対応するステップ305に進んでいる。そ
して、ステップ306はステップ245に対応し、ステ
ップ261に進んでいる。ステップ307は、ステップ
255に対応し、ステップ259に進んでいる。図26
から分かるように、Δt2 を火力及び炊飯量判別に用い
た結果、火力及び炊飯量判別の処理と、鍋厚の判別の処
理とが、図26と図14とでは逆の処理となっている。
【0071】尚、図26のステップ307とステップ2
59を取り除き、ステップ305で判別された温度が1
14℃未満の場合に、図14のステップ255、256
に進ませ、Δt2 とΔt3 によって火力及び炊飯量判別
を2回行うようにしてもよい。この場合には、火力炊飯
量の判別が再度行われ、ステップ302の判別結果がた
とえ誤りであっても修正が可能となる。
【0072】(変形例2)図27は、図16の一部の処
理に対応したフロー図であり、ステップ401は、ステ
ップ247に対応し、ステップ401からステップ40
2とステップ403とに分岐している。図16では、火
力を強火から弱火に切換えてからMIN値+7℃以上を
検知した場合をチョイ炊き有無の判別として捉えている
が、図27では、鍋厚の判別として捉えている。即ち、
MIN値+7℃以上を検知した場合は、鍋の厚さが薄い
と判断されてステップ403に進み、検知できない場合
には鍋の厚さが厚いと判断されてステップ402に進む
ようにしている。そして、鍋の厚さが厚い場合に、ステ
ップ248に進んでチョイ炊きありとされ、鍋の厚さが
薄いと判断された場合にステップ249に進み、チョイ
炊きなしと判断されている。
【0073】即ち、ここでの処理は、チョイ炊きの有無
という炊飯制御が、鍋厚の判別結果によって決定されて
いる。即ち、鍋厚の判別結果の利用態様として、図27
のようにチョイ炊きの有無の判断に利用する場合と、
又、図14に示すように強火から弱火への切換え温度の
判断という2つの態様がある。これに対し、チョイ炊き
有無の判断の必要な原因としては、鍋厚と、それまでの
判別の誤りとの2つの原因がある。
【0074】尚、図27に示す処理の場合には、図8の
チョイ炊き有無判別部163が鍋厚判別のための構成と
して図7の鍋厚判別部159に含まれる。 (変形例3)図28は、図14に対応した図であり、鍋
厚判別を鍋厚兼チョイ炊き有無判別として捉えたフロー
チャートであり、ステップ501はステップ244に対
応し、ステップ502はステップ245に対応し、ステ
ップ503はステップ255に対応し、ステップ504
はステップ259に対応し、ステップ505はステップ
261に対応している。
【0075】鍋厚の判別結果をチョイ炊き有無の判別に
用いる場合には、ステップ502又はステップ503の
ような結果が得られ、ステップ246ではチョイ炊きア
リとされ、ステップ504及び505ではチョイ炊きな
しとされている。尚、図26のステップ305を鍋厚兼
チョイ炊き有無判別として捉えて、ステップ259の設
定をチョイ炊きなしとしてもよい。又、図28のステッ
プ501をチョイ炊き有無の判別として捉えれば、図7
の鍋厚判別部159がチョイ炊き有無の判別構成として
図8のチョイ炊き有無判別部163に含まれる。さら
に、鍋厚の判別、チョイ炊き有無の判別のそれぞれにつ
いては、単独で判別されてもよく、鍋厚判別どうしの組
み合わせ、チョイ炊き有無判別どうしの組み合わせで判
別が行われてもよい。
【0076】(変形例4)図29は、本発明の実施の形
態にかかる他の炊飯機能付きガスコンロの制御方法を示
した第1のフロー図であり、図30は第2のフロー図で
あり、図31は第3のフロー図である。図29のステッ
プ601、602、603は、それぞれ図11のステッ
プ201、202、203に対応するため説明を省略す
る。ステップ604は、図11のステップ204に対応
するが、データΔt1 の記憶は行われない。これは、図
29から図31に示した制御方法では標準炊きモードで
の処理であり、しかもΔt1 のデータによってのみ鍋種
の判別が行われているため、ただちにステップ605で
鍋種判別が行われるからである。ステップ605は、図
12のステップ213に対応し、この装置の鍋種判別部
は、図5の鍋種判別部147から温度平衡状態決定部1
53と判別部149のメモリ155が取り除かれたもの
となる。
【0077】ステップ608は図12のステップ214
に対応し、ステップ609は図13のステップ240に
対応し、ステップ610は、図11のステップ205か
らステップ207を経て平衡温度+6℃が測定されるま
での処理に対応している。ステップ611は図12のス
テップ236に対応している。尚、ステップ609の弱
火炊飯時間tj は6分30秒とされている。これは、図
13のステップ237の処理がないため、その分だけス
テップ240よりも1分30秒分だけ長く炊飯時間を確
保しているからである。
【0078】ステップ606は、図12のステップ21
5に対応し、ステップ607は新たな処理である。ステ
ップ607は、火力判別データΔt4 の測定を行う処理
であり、Δt4 は、温度センサ107が75℃を測定し
てから85℃を測定するまでにタイマー151が計測し
た上昇時間である。そして、図30のステップ612で
火力判別がなされる。データΔt4 が40秒以上の場合
にはステップ615に進み、火力が小さいと判断され、
ステップ616で強火から弱火への切換え温度Tk が1
55℃に設定され、炊飯時間tj が8分に設定される。
一方、データΔt4 が40秒未満の場合にはステップ6
13に進み、火力が大きいと判断され、ステップ614
で強火から弱火への切換え温度Tk が145℃に設定さ
れ、炊飯時間tj が10分に設定される。尚、火力を判
別するための火力判別部の構成としては、図6の火力及
び炊飯量判別部157と異なり、温度センサ107と、
メモリ155が除かれた判別部149と、タイマー15
1とで十分である。ところで、火力の判別のみで火力の
切換え温度Tk と炊飯時間tj を決定しているため、炊
飯量が考慮されておらず、前述の制御フローと比べて制
御誤差が生じ易いと考えられるが、例えば炊飯量が1合
から3合の範囲しか炊かれないような場合には火力判別
のみでも十分である。
【0079】次に、ステップ617では、鍋厚兼チョイ
炊き有無判別データΔt5 以降の測定が行われる。デー
タΔt5 は、温度センサ107が130℃を測定してか
ら140℃を測定するまでにタイマー151が計測した
上昇時間である。そして、ステップ618で鍋厚兼チョ
イ炊きの有無の判別が行われ、Δt5 が10秒以上の場
合にはステップ620に進み、鍋厚は厚く、チョイ炊き
はありと設定される。ただし、チョイ炊き時間tc は1
5秒である。一方、Δt5 が10秒未満の場合にはステ
ップ619に進み、鍋厚は薄く、チョイ炊きはなしとさ
れる。
【0080】尚、ステップ618の処理を行うための鍋
厚兼チョイ炊き有無判別部173が図32に示されてお
り、鍋厚兼チョイ炊き有無判別部173は、温度センサ
107と、タイマー151と、判別部149とを含む。
鍋厚兼チョイ炊き有無判別部173と図7の鍋厚判別部
159と比較して分かるように、この構成は異なってい
る。相違は、鍋厚兼チョイ炊き有無判別部173が鍋の
温度平衡状態後の130℃から140℃まで上昇する時
間を基に鍋厚判別を行っているのに対し、図7の鍋厚判
別部159が温度平衡状態の基準となる平衡温度に基づ
いて判別している点である。ただし、図7の鍋厚判別部
159に鍋厚兼チョイ炊き有無判別部173が含まれ
て、それに対応した制御を行ってもよい。
【0081】次に、図31のステップ621、622、
623、624、625、626、627は、それぞ
れ、図15のステップ224、225、226、図16
のステップ247、248、249、251に対応して
いるため、説明を省略する。ただし、ステップ622の
弱火の火力は、約350kcal/hでなく、約300
kcal/hである。これは、ステップ611の弱火に
ついても同様である。尚、本発明の実施の形態にかかる
炊飯機能付きガスコンロとして、点火操作ボタン119
a〜c及び火力調節レバー121a〜cによるプッシュ
式のテーブルコンロを示したが、回転式のテーブルコン
ロでも良い。又、炊飯機能付きガスコンロは、テーブル
コンロに限らず、ドロップインコンロでも良い。その他
いかなるコンロでも良い。
【0082】さらに、コンロの口数は2口に限定される
ものでなく、1口でも3口でも良い。ただし、口数が減
る場合には、他の調理を行う必要性から早炊きモードが
あることが好ましい。さらに、鍋種判別、火力及び炊飯
量判別、鍋厚判別、チョイ炊き有無判別、設定モードの
切換えの制限、モード毎の炊飯時間、平衡温度が検出さ
れない場合の処理のそれぞれについて発明が成立し、そ
れぞれ個々独立して捉えることが可能である。
【0083】さらに、例えば鍋種判別で説明した内容
で、他の火力及び炊飯量判別等で適用できるものは適用
しても良い。時間情報と温度情報の説明がその一例であ
る。さらに、温度情報、時間情報等は、設定条件によっ
て変更されるべきであり、限定されるものでない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる炊飯機能付きガス
コンロの正面図である。
【図2】図1の操作パネルの拡大図である。
【図3】図1の炊飯にも用いられる標準炊きコンロの火
力調節レバー付近の拡大図である。
【図4】図1の内部構成を示した概略ブロック図であ
る。
【図5】図4の制御部内の鍋種判別のための構成を明ら
かにした概略ブロック図である。
【図6】図4の制御部内の火力及び炊飯量判別のための
構成を明らかにした概略ブロック図である。
【図7】図4の制御部内の鍋厚判別のための構成を明ら
かにした概略ブロック図である。
【図8】図4の制御部内のチョイ炊き有無判別のための
構成を明らかにした概略ブロック図である。
【図9】図4の制御部内に設定モードの切換え部が含ま
れることを説明するための概略ブロック図である。
【図10】図4の制御部にデータが格納されていること
を説明するための図である。
【図11】この発明の実施の形態にかかる炊飯機能付き
ガスコンロの制御方法を示した第1のフロー図である。
【図12】この発明の実施の形態にかかる炊飯機能付き
機能付きガスコンロの制御方法を示した第2のフロー図
である。
【図13】この発明の実施の形態にかかる炊飯機能付き
ガスコンロの制御方法を示した第3のフロー図である。
【図14】この発明の実施の形態にかかる炊飯機能付き
ガスコンロの制御方法を示した第4のフロー図である。
【図15】この発明の実施の形態にかかる炊飯機能付き
ガスコンロの制御方法を示した第5のフロー図である。
【図16】この発明の実施の形態にかかる炊飯機能付き
ガスコンロの制御方法を示した第6のフロー図である。
【図17】この発明の実施の形態にかかる炊飯機能付き
ガスコンロの制御方法を示した第7のフロー図である。
【図18】図11のステップ207、209、210の
処理を説明するためのブロック図である。
【図19】図11のステップ207でサンプリングされ
るデータの状態を示したグラフである。
【図20】図11のステップ207、208、209、
210を説明するためのグラフである。
【図21】図11のステップ204及びステップ208
の処理を基に、ステップ213、214、215、21
6、217、218、236の処理が行われる場合を説
明するためのグラフである。
【図22】図12のステップ219以降の処理を説明す
るためのグラフである。
【図23】図13のステップ237以降の処理を説明す
るためのグラフである。
【図24】図14のステップ244以降の処理を説明す
るためのグラフである。
【図25】図16のステップ247を説明するためのグ
ラフである。
【図26】図12のステップ216をステップ302に
代えて、データΔt2 を火力及び炊飯量判別に用いた場
合を示したフローチャートである。
【図27】図16のステップ247の鍋厚の判別として
捉えた場合のフローチャートである。
【図28】図14に対応したフローチャートであって、
ステップ244を鍋厚兼チョイ炊き有無の判別として捉
えた場合のフローチャートである。
【図29】本発明の実施の形態にかかる他の炊飯機能付
きガスコンロの制御方法を示した第1のフロー図であ
る。
【図30】本発明の実施の形態にかかる他の炊飯機能付
きガスコンロの制御方法を示した第2のフロー図であ
る。
【図31】本発明の実施の形態にかかる他の炊飯機能付
きガスコンロの制御方法を示した第3のフロー図であ
る。
【図32】図30のステップ618で鍋厚兼チョイ炊き
有無の判別を行う鍋厚兼チョイ炊き有無判別部を示した
概略ブロック図である。
【符号の説明】
101・・・炊飯機能付きガスコンロ 147・・・鍋種判別部 103・・・標準バーナ 107・・・温度センサ 149・・・判別部 153・・・温度平衡状態決定手段 135・・・電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−317327(JP,A) 特開 平5−141661(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 27/00 105

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材質が異なって熱伝導率が異なる複数種
    類の鍋のうち用いられる鍋を加熱して炊飯が可能な炊飯
    機能付きガスコンロであって、 時間情報及び温度情報に基づいて前記加熱される鍋の種
    類を判別する鍋種判別手段と、前記用いられる鍋を加熱
    する加熱手段と、前記加熱手段の火力を温度平衡状態終
    了後に強火から弱火に切換える切換え手段とを備え、 前記鍋種判別手段は、 前記加熱手段で加熱される鍋の温度を測定する測定手段
    と、 前記測定手段が前記加熱される鍋の温度平衡状態前の第
    1の温度を測定してから温度平衡状態前の第2の温度を
    測定するまで上昇するのに要した上昇時間を計測する第
    1の計測手段と、 前記測定手段の測定結果に応答して、前記加熱される鍋
    の温度平衡状態とみなせる状態を決定する温度平衡状態
    決定手段と、 前記温度平衡状態決定手段が決定した温度平衡状態の平
    衡時間を計測する第2の計測手段と、 前記第1の計測手段が計測した上昇時間に基づいて、前
    記上昇時間が所定時間以上の場合に鍋種は熱伝導率の低
    い材質であると判別し前記切換え手段に前記加熱手段の
    火力を強火から弱火に切換える指示をし、前記上昇時間
    が前記所定時間未満の場合に鍋種は熱伝導率の高い材質
    であると判別する第1の判別手段と、 前記第1の判別手段で鍋種は熱伝導率の高い材質である
    と判別された場合、 前記第2の計測手段が計測した平衡時間に基づいて、前
    記平衡時間が所定時間以上の場合に前記第1の判別手段
    での鍋種判別が正しいと判断されて鍋種は熱伝導率の高
    い材質であると判別し、前記平衡時間が前記所定時間未
    満の場合に前記第1の判別手段での鍋種判別が誤りであ
    ると判断されて鍋種は熱伝導率の低い材質であると判別
    し前記切換え手段に前記加熱手段の火力を強火から弱火
    に切換える指示をする第2の判別手段と、 前記切換え手段が切換え動作してからの経過時間を計測
    する第3の計測手段と、 前記第1の判別手段または前記第2の判別手段で鍋種は
    熱伝導率の低い材質であると判別された場合、前記第3
    の計測手段が計測した経過時間が所定時間になったこと
    に応答して前記測定手段が測定した測定温度に基づい
    て、前記測定温度が所定温度以上の場合に前記第1の判
    別手段または前記第2の判別手段での鍋種判別が正しい
    と判断されて鍋種は熱伝導率の低い材質であると判別
    し、前記測定温度が前記所定温度未満の場合に前記第1
    の判別手段または前記第2の判別手段での鍋種判別が誤
    りであると判断されて鍋種は熱伝導率の高い材質である
    と判別し前記加熱手段の火力を弱火から強火に切換える
    指示をする第3の判別手段とを含む、炊飯機能付きガス
    コンロ。
  2. 【請求項2】 材質が異なって熱伝導率が異なる複数種
    類の鍋のうち用いられる鍋をバーナで加熱して炊飯が可
    能な炊飯機能付きのガスコンロの制御方法であって、 前記加熱される鍋の種類を判別する鍋種判別ステップ
    と、前記判別された鍋の種類に応じた炊飯制御を行うス
    テップとを含み、 前記鍋種判別ステップは、 前記加熱される鍋の温度平衡状態前の第1の温度から温
    度平衡状態前の第2の温度までの上昇時間を計測して記
    憶する第1のステップと、 前記加熱される鍋の温度平衡状態とみなせる平衡時間を
    計測して記憶する第2のステップと、 前記第1のステップで記憶された上昇時間に基づいて前
    記上昇時間が所定時間以上の場合に鍋種は熱伝導率の低
    い材質であると判別し、前記上昇時間が前記所定時間未
    満の場合に鍋種は熱伝導率の高い材質であると判別する
    前記加熱される鍋の種類を判別する第3のステップと、 前記第3のステップで判別された鍋の種類が熱伝導率の
    高い材質の鍋である場合に、前記第2のステップで記憶
    された平衡時間に基づいて前記平衡時間が所定時間以上
    の場合に鍋種は熱伝導率の高い材質であると判別し、前
    記平衡時間が前記所定時間未満の場合に鍋種は熱伝導率
    の低い材質であると判別する前記加熱される鍋の種類を
    再度判別する第4のステップと、 前記第3のステップで判別された鍋の種類が熱伝導率の
    低い材質の鍋である場合、又は、前記第3のステップで
    判別された鍋の種類が熱伝導率の高い材質の鍋で、か
    つ、前記第4のステップで判別された鍋の種類が熱伝導
    率の低い材質の鍋である場合に、前記バーナの火力を強
    火から弱火に切換える第5のステップと、 前記第5のステップの切換え動作から所定時間経過後の
    前記加熱される鍋の温度を測定し、その測定温度に基づ
    いて前記測定温度が所定温度以上の場合に鍋種は熱伝導
    率の低い材質であると判別し、前記測定温度が前記所定
    温度未満の場合に前記第3のステップ、又は、前記第4
    のステップでの鍋種判別が誤りであると判断されて鍋種
    は熱伝導率の高い材質であると判別し前記バーナの火力
    を弱火から強火に切換える指示をする前記加熱される鍋
    の種類を判別する第6のステップとを含む、炊飯機能付
    きガスコンロの制御方法。
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