JP4053931B2 - 炊飯機能付きガスコンロ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯機能付きガスコンロであって、炊飯に用いられている鍋の鍋厚判別をして炊飯のための火力制御を行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の炊飯機能付きガスコンロとしては、例えば、特許第3122380号公報に記載のものがある(特許文献1)。この炊飯機能付きガスコンロは、バーナの強火によって加熱されている鍋が温度平衡状態にある鍋底の平衡温度を温度センサによって検出し、この検出した鍋底温度である平衡温度が規定の鍋厚判別温度(114℃)以上の場合には鍋の厚さが厚いと判別され、上記平衡温度が規定の鍋厚判別温度(114℃)未満の場合には鍋の厚さが薄いと判別される。そして、この鍋厚判別結果によってバーナの火力を強火から小火に切換える時点となる火力切換え温度を、鍋厚が薄いと判別された場合(火力切換え温度:145℃)は、鍋厚が厚いと判別された場合(火力切換え温度:135℃)よりも高く設定し、この火力切換え温度に従って以後の火力制御が行われる(特許文献1の図14、図26等)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3122380号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、鍋厚判別のための平衡温度(鍋底温度)は、バーナの強火状態で検出されるため、風などの影響によってバーナの火炎の熱気が温度センサに直接作用し、上記鍋厚判別を誤判別してしまう不具合があった。すなわち、強火の場合は火炎の長さが長くなっているから、例えば、ガスコンロ付近を使用者が行き来等して風を起こすと、バーナの火炎がゆらいでその熱気が温度センサに直接作用し得る(図1中、温度センサ5と火炎fとの関係を参照。)。特に、斜め上方に向けて噴出されるバーナの火炎の向きを出来るだけ鉛直方向に近づけるようにした高熱効率のバーナにあっては、風などによって火炎の熱気が温度センサに直接作用しがちになり易い。そのため、温度センサによって検出した平衡温度が実際の鍋底温度よりも高く検出される事態が生じ、鍋厚判別に際して薄い鍋が厚い鍋であると誤判別されてしまい、正しく火力制御されなくなっておいしいご飯が炊けなくなる。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、温度センサがバーナの火炎の熱気による影響を受けずに温度平衡状態にある鍋底温度(平衡温度)そのものを正確に検出して鍋厚判別を正確に行うことができる炊飯機能付きガスコンロを実現するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の炊飯機能付きガスコンロは、鍋厚の異なる鍋を用いても炊飯が可能な炊飯機能付きガスコンロであって、所望の火力によって炊飯に用いられる鍋の鍋底を加熱するバーナと、上記バーナによって加熱されている鍋の鍋底中央に接触させて鍋底温度を検出する温度センサと、上記バーナに対して炊飯に適した火力制御を行う制御部とを備え、
上記制御部は、バーナの強火によって加熱されている鍋の温度平衡状態の間に、このバーナの火力を小火に切換えて所定時間継続後の鍋底温度を平衡温度とし、この小火状態での平衡温度を規定の鍋厚判別温度と比較して鍋厚を判別し、この鍋厚判別結果に基づいてその後の火力制御を行う制御構成としたことを特徴とするものである。
上記バーナの火力を小火に切換えることにより、小火状態では、火炎の長さが短くなって風などによっても火炎の熱気が鍋底中央の温度センサに直接作用し難くすることができる。また、小火状態を所定時間継続させることにより、温度センサが強火状態のときの火炎の熱気に加熱されていた場合でも、この温度センサを加熱状態から冷まし且つ火炎の熱気が影響していない状態に安定させることができる。従って、温度センサは、バーナの火炎の熱気による影響を受けずに温度平衡状態のときの鍋底温度(平衡温度)そのものを正確に検出することができ、そして、ここで検出された小火状態での平衡温度から鍋厚判別を正確に行うことができる。
【0007】
また、請求項2に係る発明の炊飯機能付きガスコンロは、上記制御部は、小火状態を所定時間継続させた直後にバーナの火力を元の強火に戻すようにしたことを特徴とするものである。
これにより、上記の小火状態は、加熱されている鍋の温度平衡状態の間にあって、温度平衡状態にある鍋底の平衡温度を検出するときだけの最小限度に止められるので、温度平衡状態の継続時間が炊飯に適切な長さに設定され、長くなり過ぎて炊き上がった米飯がまずくなることがない。
【0008】
また、請求項3に係る発明の炊飯機能付きガスコンロは、上記制御部は、上記鍋厚判別結果に基づいてバーナの火力を強火から小火に切換える時点となる火力切換え温度を決定するようにしたことを特徴とするものである。
これにより、鍋の温度平衡状態終了後におけるバーナの火力を強火から小火に切換える時点としては、この炊飯に用いられている鍋の鍋厚に応じた火力切換え温度を正確に決定することができる。
【0009】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に係る発明によれば、鍋の温度平衡状態の間に小火状態にして鍋底温度を検出することにより、温度センサがバーナの火炎の熱気による影響を受けずに温度平衡状態のときの鍋底温度を平衡温度として正確に検出して鍋厚判別を正確に行うことができ、従って、この鍋厚判別結果に基づいた火力制御によって鍋厚の異なる鍋を炊飯に用いても安定してかまど炊き風のおいしいご飯を炊き上げることができる。
【0010】
そして、例えば、上記バーナとして、火炎の噴射が水平方向よりも起き上がった方向に向けられて風などによって鍋底中央の温度センサに火炎の熱気が作用し易い構成のものであっても、小火状態にして鍋底温度を検出することで、火炎の熱気の影響を受けずに温度平衡状態にある鍋の平衡温度を正確に検出して鍋厚判別を正確に行うことができる。
【0011】
また、請求項2に係る発明によれば、上記制御部としては、小火状態を所定時間継続させた直後にバーナの火力を元の強火に戻すことにより、加熱されている鍋の温度平衡状態の継続時間が炊飯に適切な長さに設定され、長くなり過ぎないので、バーナの火力を強火のままで温度平衡状態の鍋底温度を検出していた従来の場合と比べても、全体の炊飯時間が長くなることもなく、しかも、炊き上がった米飯がまずくなることもない。
【0012】
また、請求項3に係る発明によれば、上記制御部としては、上記鍋厚判別結果に基づいてバーナの火力を強火から小火に切換える時点となる火力切換え温度を決定することにより、この炊飯に用いられている鍋の鍋厚に応じた火力切換え温度を正確に決定することができるので、鍋厚の異なる鍋を用いても安定してかまど炊き風のおいしいご飯を炊き上げることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、この実施の形態による炊飯機能付きガスコンロ1は、上面に2つのコンロ部2a,2bを有し、各コンロ部2a,2bにそれぞれ標準バーナ3と強火力バーナ4とを設けている。標準バーナ3(以下、単に「バーナ3」という。)を設けるコンロ部2aには、五徳に載置された鍋nの鍋底中央に接触して鍋底温度を検出する温度センサ5が設けられている。このバーナ3は、温度センサ5を中心にして囲むように火炎fを環状に噴出させる外炎式のものであるが、火炎fの噴出方向が水平方向よりも起き上がった方向に向けられて高熱効率を実現させている。そのため、バーナ3の強火状態では、火炎fと温度センサ5との距離が比較的近くなっている。なお、この炊飯機能付きガスコンロ1は、上記バーナ3を設けるコンロ部2aにて炊飯が行われる。
【0014】
また、炊飯機能付きガスコンロ1の前面には、グリル部6、バーナ3,4およびグリルバーナ(図示せず)の点火ボタン7a,7b,7c、バーナ3,4およびグリルバーナの火力調節レバー8a,8b,8cおよび操作パネル部9が設けられている。操作パネル部9には、各調理の目的に応じてバーナ3を火力制御するための、炊飯スイッチ91、揚げ物スイッチ92、湯沸しスイッチ93等が設けられている。
【0015】
また、この炊飯機能付きガスコンロ1は、炊飯に適した火力制御を行わせるための制御部(図示せず)が内蔵されている。この制御部は、上記炊飯スイッチ91の押圧操作によって上記バーナ3を炊飯に適した火力に制御するものであるが、火力調節レバー8a自体を調節するものではなく、内部のガス分岐管の電磁弁(図示せず)を開閉させる。すなわち、電磁弁を開にするとバーナ3の火力は火力調節レバー8aの設定位置による火力に設定され、電磁弁を閉にするとバーナ3の火力は火力調節レバー8aとは無関係に小火(約400Kcal/h)に設定される。
【0016】
そして、炊飯を行う場合は、強火(約1100Kcal/h)で始める必要があるので、前面には、火力調節レバー8aがこの火力に対応する炊飯位置80を示す太線が描かれ且つ「炊飯」と表示されている(図1中、拡大部を参照。)。従って、使用者は、炊飯を行う場合、火力調節レバー8aを手動で上記炊飯位置80に移動させることとなる。なお、点火ボタン7aや炊飯スイッチ91の押圧操作によって火力調節レバー8aがメカ機構等で自動的に上記炊飯位置80に移動されるようにしてあってもよい。
【0017】
次に、図2を参照しながら、この炊飯機能付きガスコンロ1の炊飯動作を説明する。なお、この炊飯動作は、上記制御部によって動作制御される。
まず、操作パネル部9の炊飯スイッチ91およびバーナ3の点火ボタン7aの押圧操作によって制御部が炊飯のための火力制御を実行し、これにより、この炊飯機能付きガスコンロ1での炊飯が開始される。すると、S1においてバーナ3の火力が強火(約1100Kcal/h)にされる。なお、この強火は、火力調節レバー8aによって調節された火力であって、火力調節レバー8aが上記炊飯位置80に設定されているものとする。
【0018】
次いで、動作がS2に移行され、温度センサ5の検出温度が平衡検知開始温度である90℃以上となったか否かの判別が繰り返し行われる。なお、ここでは平衡検知開始温度を90℃とするが、これに限らず、加熱されている鍋nが温度平衡状態に至る可能性が出てくる温度、例えば、100℃(水の沸点)未満で適宜に設定してもよい。
【0019】
そして、温度センサ5の検出温度が90℃以上に達すると、動作がS3に移行され、強火で加熱されている鍋nが温度平衡状態(鍋内の沸騰状態)に至ったか否かの平衡検知判定が繰り返しなされる。この平衡検知は、例えば、図3に示すように、15秒毎に温度センサ5の温度データをサンプリングし、次の条件1および条件2を満たした場合に鍋nが温度平衡状態に至ったと判定される。
【0020】
【数1】
Figure 0004053931
【0021】
【数2】
Figure 0004053931
【0022】
なお、ここで、TNは最新の温度データである。TN-2はTNの2回前の温度データでる。TE3は3回目に条件1を満足したときのTNである。TSは最初に条件1を満足したときのTN-2である。
そして、鍋nが温度平衡状態になったと判定されると、以下の鍋厚判別における動作が実行される(S4〜S9)。
【0023】
まず、S4〜S6において、鍋nの温度平衡状態における鍋底温度である平衡温度の検出が行われる。すなわち、鍋nの温度平衡状態が検知されると、この温度平衡状態の間にバーナ3の火力が強火から小火に切換えられ(S4)、引き続き、この小火状態が所定時間(小火時間)t継続され(S5)、この所定時間t経過後における小火状態の鍋底温度が温度センサ5によって検出される(S6)。このときに検出された鍋底温度が小火状態での平衡温度となる。なお、上記所定時間tは、120秒に設定されている。
【0024】
このように、バーナ3の火力を小火に切換えるのは、小火状態では、火炎fの長さが短くなって風などによっても環状に配置した火炎fの熱気が中央の温度センサ5に直接作用し難くなるからである。また、小火状態を所定時間t(120秒)継続させるのは、仮に強火状態のとき火炎fの熱気によって温度センサ5が加熱されていた場合であっても、上記温度センサ5を加熱状態から冷まさせ且つ火炎fの熱気が影響していない状態に安定させることができるからである。従って、この小火状態のときの温度センサ5は、バーナ3の火炎fの熱気による影響を受けずに温度平衡状態にある鍋底温度(平衡温度)そのものを正確に検出することができる。
【0025】
なお、小火への切換えは、鍋nの温度平衡状態の間に小火状態を所定時間t継続できる時点であれば、特に限定されず、例えば、温度平衡状態を検知してから一定時間経過した時でもよいし、また、温度平衡状態を検知した直後でもよい。
【0026】
また、上記小火状態とする所定時間(小火時間)tは、120秒に設定されているが、上述のように、温度センサ5を火炎fの熱気が影響していない状態に安定させることができる必要かつ十分な時間であれば、適宜に設定することができる。
【0027】
このように、上記小火状態は、加熱されている鍋nの温度平衡状態の間にあって、温度平衡状態にある鍋底の平衡温度を検出するときだけの最小限度に止められるので、温度平衡状態の継続時間が炊飯に適切な長さに設定され、長くなり過ぎて炊き上がった米飯がまずくなることがない。なお、炊飯に適切な温度平衡状態の継続時間は、例えば、20分間程度が最も好ましい時間とされる。
【0028】
次に、S7〜S9において、この炊飯に用いられている鍋nの鍋厚判別と、この鍋厚判別結果によるバーナ3の火力切換え時点の設定とが行われる。
すなわち、上記S6において温度センサ5で検出した上記小火状態での平衡温度が107℃以上か否かによってこの炊飯に用いられている鍋nの鍋厚判別が行われる(S7)。この107℃の温度は、鍋厚判別のための規定の鍋厚判別温度Kである。
【0029】
そして、上記平衡温度が規定の鍋厚判別温度Kの107℃以上であれば、この炊飯に用いられている鍋nの鍋厚が厚いと判別され、動作をS8に移行し、S8において平衡状態終了後にバーナ3の火力を強火から小火に切換える時点の火力切換温度Tkを135℃に設定する。一方、上記平衡温度が規定の鍋厚判別温度Kの107℃未満であれば、この炊飯に用いられている鍋nの鍋厚が薄いと判別され、動作をS9に移行し、S9において上記火力切換え温度Tkを145℃に設定する。このように、鍋厚判別は、平衡状態終了後にバーナ3の火力を強火から小火に切換える時点としての火力切換え温度Tkを設定するための一種のフラグとなるものである。
【0030】
なお、ここでは、鍋厚判別温度Kを107℃とするが、これに限定されず設置されるバーナ3の燃焼能力や種類等に応じて実験等により適宜に設定してもよい。また、この火力切換え温度Tkは、鍋厚が薄いと判別された場合は鍋厚が厚いと判別された場合よりも高く設定される限りにおいて、具体的にそれぞれ何℃にするかは、実験等によって適宜に設定することができる。
【0031】
そして、上記火力切換え温度Tkが決定されると、動作が次のS10に移行され、鍋厚判別のために小火状態にされたバーナ3の火力を元の強火に戻し、その後の所望の火力制御が続行される。すなわち、鍋nの温度平衡状態終了後に、温度センサ5で検出する鍋底温度が上記火力切換え温度Tkに達すると、バーナ3の火力を強火から小火に切換え、この小火による炊飯を所定時間(例えば、8分)だけ行う。そして、この小火の炊飯を終えると、直ちにバーナ3を消火するか、または微小時間(例えば、15秒)だけ火力を強火にして炊き絞めを行ってから消火する等の火力制御が行われる。
【0032】
以上の火力制御が終了しバーナ3が消火されると、上記制御部による炊飯動作がすべて完了する。なお、この炊飯完了時に炊飯完了を知らせる報知(ブザー、ランプ、音声等)を行うようにしてもよい。
【0033】
以上のように、この実施の形態による炊飯機能付きガスコンロ1によれば、鍋厚判別のための鍋nの平衡温度を検出するに際して、強火から小火に切換えて小火状態にして鍋底温度を検出するようにしているので(S4〜S6)、温度センサ5は、バーナ3の火炎fの熱気による影響を受けずに温度平衡状態のときの鍋底温度(平衡温度)そのものを正確に検出することができる。従って、この小火状態で検出した平衡温度から鍋厚判別(S7)を正確に行うことができ、この鍋厚判別結果に基づいた火力切換え温度Tkの決定(S8,S9)やその後の火力制御(S10)を正しく実行させることができる。よって、鍋厚の異なる鍋を炊飯に用いても安定してかまど炊き風のおいしいご飯を炊き上げることができる。
【0034】
特に、火炎fの噴出方向が水平方向よりも起き上がって出来るだけ鉛直方向に近づけた構成の高熱効率バーナ3では、強火の熱気が温度センサ5に作用しがちであるが、小火状態で平衡温度を検出することにより、この平衡温度を正確に検出して鍋厚判別を正確に行うことができる点で有益である。
【0035】
また、上記制御部は、小火状態を所定時間t継続させた直後にバーナ3の火力を元の強火に戻してその後の火力制御を行うので(S10)、上記小火状態は、加熱されている鍋nの温度平衡状態の間にあって温度平衡状態にある鍋底温度を検出するときだけの最小限度に止められる。これにより、温度平衡状態の継続時間が炊飯に適切な長さに設定され、長くなり過ぎて炊き上がった米飯に芯が残ったりべちゃ付く等といったまずくなることがない。従って、バーナ3の火力を強火のままで平衡温度(鍋底温度)を検出していた従来のものと比べても全体の炊飯時間が長くなることもなく、しかも、炊き上がった米飯がまずくなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による炊飯機能付きガスコンロを示す正面図である。
【図2】実施の形態による炊飯機能付きガスコンロの制御部による炊飯動作を示すフローチャートである。
【図3】鍋の温度平衡状態を検知するための処理を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 炊飯機能付きガスコンロ
3 標準バーナ
4 強火力バーナ
5 温度センサ
7a,7b,7c 点火ボタン
8a,8b,8c 火力調節レバー
9 操作パネル部
91 炊飯スイッチ
f 火炎
n 鍋

Claims (3)

  1. 鍋厚の異なる鍋を用いても炊飯が可能な炊飯機能付きガスコンロであって、所望の火力によって炊飯に用いられる鍋の鍋底を加熱するバーナと、上記バーナによって加熱されている鍋の鍋底中央に接触させて鍋底温度を検出する温度センサと、上記バーナに対して炊飯に適した火力制御を行う制御部とを備え、
    上記制御部は、バーナの強火によって加熱されている鍋の温度平衡状態の間に、このバーナの火力を小火に切換えて所定時間継続後の鍋底温度を平衡温度とし、この小火状態での平衡温度を規定の鍋厚判別温度と比較して鍋厚を判別し、この鍋厚判別結果に基づいてその後の火力制御を行う制御構成としたことを特徴とする炊飯機能付きガスコンロ。
  2. 請求項1に記載の炊飯機能付きガスコンロにおいて、
    上記制御部は、小火状態を所定時間継続させた直後にバーナの火力を元の強火に戻すようにしたことを特徴とする炊飯機能付きガスコンロ。
  3. 請求項2に記載の炊飯機能付きガスコンロにおいて、
    上記制御部は、上記鍋厚判別結果に基づいてバーナの火力を強火から小火に切換える時点となる火力切換え温度を決定するようにしたことを特徴とする炊飯機能付きガスコンロ。
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