JP5817325B2 - 調理器 - Google Patents

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本願発明は、電気的な加熱手段を備えた調理器に関し、さらに詳しくは同一の調理メニューにおいて、強火、弱火等の異なる火力に設定できるようにした調理器の構成に関するものである。
従来から、調理用途が異なる複数枚の鍋を備え、必要に応じて調理器本体に掛け替えて使用するようにした、いわゆるグリル鍋等の調理器がある(特許文献1を参照)。
また、これとは別に、ヒータ等の電気的な加熱手段を備えた調理器本体に対し、ヒータによって直接加熱される主たる鍋を中心として、それに種々の異なる調理用途に応じた調理器具を組み合わせることによって、おでん、ゆで卵、煮もの、蒸しもの等の多種類の調理を行えるようにした多用途型の調理器も存在する(特許文献2を参照)。
特開2005−342416号公報 特開2003−265314号公報
以上のような各種の用途に対した調理器の場合、その調理メニューの一例として、上述のように「蒸しメニュー」の調理を行えるようにしたものもある。
この「蒸しメニュー」には、例えば「バンバンジー」のように強火で調理する方が良いものと、「茶わん蒸し」のように、弱火の方が好ましいもの(弱火でないと玉子部分に巣ができてしまう)がある。
したがって、これら「蒸しメニュー」の調理を行う場合には、まず蒸しものスイッチをON操作して蒸しメニューを選択した後、その時の調理メニューの種類に応じて、最適な火力設定(強火/弱火の選択設定)を行う。
そして、これによりヒータがONになり、やがて調理容器内の水が沸とうして蒸気が出始める。
そこで、この状態になると、ユーザーは蓋を取って調理容器内に所定の具材を入れることになる。
この場合、これまでの構成では、メニュー選択時の火力設定の段階で強火/弱火の何れかが設定されると、強火の場合には強火で、弱火の場合には弱火で昇温工程に入り、蒸気が出るまで当該設定された通りの火力で加熱を行う制御シーケンスとなっている。
したがって、強火メニューの場合は早期に蒸気が出るが、弱火メニューの場合には、最初から火力が弱いため、蒸気が出るようになるまでに長い時間がかかり、他の家事を同時に行っているようなユーザーにとっては、待ち時間が長く、具材投入のタイミングを失してしまうようなことも起こり得て、水が不足するケースも想定される。
本願発明は、以上のような問題を解決するためになされたもので、少なくとも蒸気が出るようになるまでは、強火メニュー/弱火メニューの何れであるかにかかわらず、常に強火で昇温、温調等を行ない、蒸気が出てユーザーが具材を投入したことなど調理タイマーの設定により確認されると、その時点から初めてメニュー選択時に設定された火力に戻り、強火メニューは強火で、弱火メニューは弱火で昇温、温調工程に入るようにすることにより、弱火メニューの場合にも強火メニューの場合と全く同様に速やかに蒸気を発生させることができるようにした調理器を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、電気的な加熱手段を有する調理器本体と、該調理器本体に対してセットされ、上記加熱手段によって加熱されて所定の調理を行う主たる容器と、該主たる容器に対してセットされ、当該主たる容器に対する加熱力を利用して他の調理を行う調理器具とを備え、複数の調理メニューの調理を可能にするとともに、所定の調理メニューにおいて複数レベルの火力設定を可能としてなる調理器であって、上記所定の調理メニューの内の火力レベルの設定を異にする複数の調理の調理制御シーケンスは、何れの場合にも、調理開始後、調理タイマーが設定されるまでは、火力レベルを共通にする同一の制御内容で制御されるとともに、調理タイマーが設定されると、個々の調理の調理制御シーケンスに応じた加熱レベルの火力で制御されるようになっていることを特徴としている。
記所定の調理メニューが、例えば強火力レベルが必要なバンバンジーや弱火力レベルが適した茶わん蒸し調理などの蒸し調理メニューであるような場合、その調理開始から蒸気発生までの調理制御シーケンスをそれぞれ個別に設定すると、調理開始後、蒸気が発生するようになるまでの時間が大きく相違し、種々の不都合を生じる。
そこで、上記のように、そのような火力レベルの設定を異にする複数種の調理の調理メニューの調理制御シーケンスにおいて、その何れの調理にあっても、少なくとも調理開始後、蒸気が発生するようになったと判断しうる調理タイマーが設定されるまでの間は、強火力等火力レベルを共通にする同一の制御内容で制御し、速やかに蒸気が発生するようにするとともに、具材等が投入され、調理タイマーが設定されると、初めて個々の調理の調理制御シーケンスに応じた加熱レベルの火力で制御するようにする。
このようにすると、弱火力レベルでの調理メニューが選択されているときにも、調理の出来栄えに影響しない蒸気発生時までは、各調理に共通な強火力で速やかに加熱することが可能になる。
その結果、茶わん蒸し等の弱火力での調理しか行えない料理の場合にも、蒸気発生、具材投入までの待ち時間を可及的に短くし、トータルの調理時間を短縮することが可能となる。また、ユーザーにとって、具材投入時期の判断も容易になる。
さらに、調理開始後、蒸気発生までの工程の制御プログラムが共通となり、別々の内容の異なる制御プログラムとする場合に比べて、プログラム自体も簡素化することができ、低コスト化が可能となる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段では、上記第1の課題解決手段において、同一の制御内容の制御シーケンスが終了した場合には、各設定火力レベル毎の初期工程に戻るようにしたことを特徴としている。
このような構成にした場合、当該初期工程への復帰制御シーケンス自体も設定火力に関係なく共通にすることができ、強火力のみを蒸気発生工程から以後の工程に継続させる個別制御シーケンスにする場合に比べて、やはり制御プログラムが簡素化される。
以上の結果、本願発明によると、蒸しメニュー調理に適した、高機能で、使い勝手の良い調理器を提供することが可能になる。
本願発明の実施の形態にかかる調理器の全体的な構成を示す正面上方側から見た斜視図である。 同調理器の操作パネル部の正面図である。 同調理器の深鍋使用時の構成を示す前後方向中央部の切断断面図である。 同調理器の蒸しプレート使用時の構成を示す前後方向中央部の切断断面図である。 同調理器の揚げガード使用時の構成を示す前後方向中央部の切断断面図である。 同調理器の制御回路を示すブロック図である。 同調理器の「蒸しメニュー調理」の制御内容を示すフローチャートである。 同調理器の「蒸しメニュー調理」の制御内容を示すタイムチャートである。
先ず図1〜図8は、本願発明の実施の形態に係る調理器の構成と作用をそれぞれ示している。
(調理器本体の基本的な構成)
図1および図2は、同調理器本体の概観的な構成を、図3〜図5は、同調理器本体の深鍋、蒸しプレート、揚げガードを使用した各々の使用形態を、図6は、同調理器本体の制御回路の構成を示している。
この実施の形態の調理器は、ヒータプレート13を備えた調理器本体Aと該調理器本体Aの上に載置されてヒータプレート13により直接加熱される深鍋1を中心として、所望に組み合わされる蒸しプレート2、揚げガード3等の複数の調理器具とからなっている。
調理器本体Aは、上方側が開いた有底角筒状の合成樹脂製の本体ケース11の底部に金属製の遮熱板12を介して円形のヒータプレート13を設置して構成されている。ヒータプレート13の外周部内には、ヒータ14が埋め込まれており、このヒータ14が発熱することによりヒータプレート13の温度が上昇して、その上面側に載置された深鍋1を加熱する。
ヒータプレート13の中心部分には、上方から下方に貫通して底センサ嵌装孔が形成されており、該底センサ嵌装孔内に下方から上方側にバネ付勢された状態で底センサ15が昇降自在に嵌装されている。
そして、その上端側センサ面を深鍋1の底面1aに伝熱性良く圧接することにより、深鍋1内の水や煮物、また油などの温度を検出して後述するマイコン制御ユニット30に入力する。
一方、外ケース11の正面側下部寄り位置には、図1、図2に示すように、液晶等の表示部18を備えたボックス構造の操作パネル部19が設けられている。
この実施の形態の調理器は、例えば(1)煮もの、(2)焼もの、(3)鍋もの、(4)揚げもの、(5)蒸しもの、の少なくとも5種類の調理を行う機能を備えており、それらの各機能を選択することができるように、例えば煮ものスイッチ21、焼ものスイッチ22、鍋ものスイッチ23、揚げものスイッチ24、蒸しものスイッチ25が設けられている。
そして、それらの何れかが選択されてON操作されると、対応する調理メニューの調理制御シーケンスがマイコンにより選択設定されて調理が行われるが、その際に、具体的な調理メニューに応じて、またユーザーの好みに応じて所定の火力レベル、例えば(a)強火、(b)中火、(c)弱火の複数段階の火力レベルの調節が行えるようになっている。
この火力調節は、当該メニューの操作スイッチをメニュー選択の後に操作することによってなされ、同メニュースイッチを1回押すと(a)強火、もう1回押すと(b)中火、さらにもう1回押すと(c)弱火に設定されるようになっており、表示部18の所に三角形状の指示マーカー26で表示されるようになっている。
なお、この実施の形態の場合、蒸しものの場合には、(a)強火と(c)弱火との2段階のみの選択セットが可能となっており、(b)の中火はセットされないようになっている。
また、この実施の形態の場合、調理タイマー機能が具備されており、例えば(1)煮ものと(5)蒸しものの場合には、例えば煮もの1分〜120分、(5)蒸しもの1分〜40分の範囲で加熱調理の時間が設定できるようになっている。そのための調理タイマースイッチ27も設けられており、同スイッチ27により加熱調理時間が設定されると、設定された時間が表示部18に数字で表示される。
さらに、以上の各種設定を取り消したい場合、取消スイッチ28を押して取り消し、再設定することも可能である。
他方、深鍋1は、図3〜図5に示すように、外ケース11と同様に全体として有底の丸角筒構造に形成されており、直接調理器本体A内のヒータプレート13上に設置して使用され、それ単体として例えば図3に示すように煮もの用の鍋として使用される場合には、その上部側開口部に直接蓋4が冠合される。
すなわち、深鍋1は、上部側開口部周縁に、所定の幅のリブ構造のフランジ部1bとその内周側の蓋等係合用段部1cが形成されており、後者の蓋等係合用段部1c部分に蓋4のフラットな外周縁部4a部分が係合されて安定した状態に蓋4が冠合されるようになっている。
また、上記フランジ部1b部分には、その左右両側に位置して深鍋1を持ち運ぶ時の把手1d,1dが取り付けられている。
蓋4は、上記外周縁部4aより内側に所定幅の外周部分4bが耐熱性のある合成樹脂材、それよりも内側所定幅部分が耐熱性ガラス等の透明体部分4cとなっており、中央部の円柱体状の把手取付部4dが耐熱性の合成樹脂材となっている。透明体部分4cの内周側端部は、把手取付部4d部中央に嵌装されて固定一体化されている。
そして、同把手取付部4dには、片手把持用の把手4eが少し外周方向上方に伸びる状態で一体に成型されている。
また、上記把手取付部4d部分には、深鍋1内から外部に連通した蒸気排出孔5が設けられている。深鍋1内の沸とう時の蒸気および蒸気圧は、この蒸気排出孔5から排出される。
次に、この深鍋1には、例えば図4に示すように、蒸しプレート(蒸し鍋)2が組み合わせて使用され、これによって上述した「蒸しメニュー」調理を行うことができる。
この蒸しプレート2は、全体として深鍋同様の形状をしており、その上端側開口部には、同様の形状、寸法で、リブ構造のフランジ部2b、蓋係合段部2cが設けられており、上述の蓋4が全く同様に冠合される。また、把手2d,2dも設けられている。
しかし、一方その筒状の側壁部の所定高さ位置には、深鍋1の蓋係合段部1c部分に係合する係合段部2eが設けられており、図4のように深鍋1の底部1aと底部2a間に所定の上下高さの水留め用の空間を保った状態で深鍋1内に嵌合されて支持される。そして、蒸しプレート2の底部2a部分には、多数の蒸気穴2f,2f・・・が形成されている。
したがって、上記深鍋1底部1a上の水留め空間中に留められた水Wがヒータプレート13からの熱により加熱されて沸とうすると、該沸とうによる高温の蒸気が蒸しプレート2の底部2aの蒸気穴2f,2f・・・から蒸しプレート2内に侵入して、蒸しプレート2内の蒸し調理物を蒸し上げる。
さらに、上記深鍋1内に、例えば図5に示すように、揚げもの用の天ぷら油Oを入れると、串あげ等の揚げものの調理を行うこともできる。
この場合、調理物を入れた時に油Oが飛び散るので、これを防止するために、図示のような筒状の揚げガード3を組み合わせて使用する。
この揚げガード3は、その筒体部3aの天板3b側の内周部に外径よりも所定寸法幅が小さい開口部3cを形成するとともに、下端側開口部外周のフランジ部3dを上記深鍋1側開口部の蓋等係合用段部1c上に係合したものとなっている。
このような構成の場合、深鍋1の開口部の開口径に比べて揚げガード3の開口部3cの径が小さく、しかも高さも高くなっており、残された天板3b部分が油面開口面部の覆い部となるので、油の飛び散りが確実に阻止される。
この揚げガード3の開口面部分には、揚げ網が掛け渡され(セットされ)る。
(制御回路部分の概略的な構成)
次に図6は、本実施の形態の調理器の制御回路の構成を示している。
図中、符号30は所定のビット数を有し、かつ所定の容量のメモリ(RAM)35を備えたマイコン制御ユニットである。
このマイコン制御ユニット30には、上述した各種操作スイッチ21〜27からの操作入力データ、底センサ15の温度検出信号、サーモスタット34の動作信号等が入力されるようになっている。
また、それら入力データに基いて処理した所定の表示データを表示部18にマーク、数値など所望の形態で表示する。
また、マイコン制御ユニット30は、AC電源回路31を介したAC電源をDC電源に変換したマイコン電源回路32の電源で動作し、上記操作スイッチ21〜26によって設定された調理メニュー、火力、調理時間に応じた調理シーケンスに基いて、ヒータ駆動回路33を介してヒータ14のON,OFFおよびON状態における加熱出力の制御を行う。
(蒸しメニュー選択時における調理制御シーケンス)
先にも述べたように、「蒸しメニュー」には、(イ)例えば「バンバンジー」のように強火で調理する方が良いものと、(ロ)「茶わん蒸し」のように、弱火の方が好ましいもの(弱火でないと玉子部分に巣ができてしまう)がある。
したがって、これら「蒸しメニュー」の調理を行う場合には、まず蒸しものスイッチ25をON操作して蒸しメニューを選択した後、その時の調理メニューの種類に応じて、具体的に火力設定(強火/弱火の選択)を行う。
そして、これにより上記ヒータ14がONによなり、図8のタイムチャートの昇温工程1に入り、同昇温工程1から昇温工程2に進み、やがて深鍋1内の水が沸とうして蒸気が出始める。
蒸気が出始めると、上述した蓋4の透明部4cが曇り、蒸気排出孔5から蒸気が出るようになるので、ユーザーは容易に認識することができる。
そこで、この状態になった段階でユーザーは、蓋4を取って所定の具材を入れることになる。
ところで、この場合、従来の構成では、メニュー選択時の火力設定の段階で強火/弱火の何れかが設定されると、強火の場合には強火で、弱火の場合には弱火で昇温に入り、蒸気が出るまで当該設定された火力で加熱を行う制御シーケンスとなっている。
したがって、強火メニューの場合は早期に蒸気が出るが、弱火メニューの場合には、最初から火力が弱いため、蒸気が出るようになるまでに長い時間がかかり、他の家事を同時に行っているようなユーザーにとっては、待ち時間が長く、具材投入のタイミングを失してしまうようなことも起こり得て、水が不足するケースも想定される。
この実施の形態の制御シーケンスは、以上のような問題を解決するためになされたもので、少なくとも蒸気が出るようになるまでは、強火メニュー/弱火メニューの何れであるかにかかわらず、強火で昇温、温調等を行ない、蒸気が出てユーザーが具材を投入し、調理時間設定タイマーをセットしたことが確認されると、その時点から初めてメニュー選択時に設定された火力、すなわち強火メニューは強火、弱火メニューは弱火での昇温、温調工程に入るようにしている。
このようにすると、弱火メニューの場合にも強火メニューの場合と全く同様に速やかに蒸気を発生させるようにすることができ、ユーザーは具材投入の時機を逸することもなくなる。もちろん、トータルの調理時間も短縮される。
また、少なくとも蒸気発生までの制御プログラムの簡素化にもつながる。
なお、図8のタイムチャートは、蒸しメニュー加熱調理制御の昇温工程〜温調工程終了時までの基本特性を示すものであり、より具体的には、上記蒸し強火設定シーケンスと蒸し弱火設定シーケンスでは、個々の加熱出力、加熱時間、温調出力、温調時間が異なる。
しかし、以下に述べる制御では、それら個別の値を問題にする必要はないので、この基本特性を用いて共通に説明する。
以下、これらのことを前提として、同制御の内容について説明する。
すなわち、同制御開始後、まずステップS1で上述した各操作スイッチ21〜27の操作データを読み込む。
続いてステップS2で、今回選択された調理メニューが「蒸しメニュー」であるか否かの判定を行う。その結果、「蒸しメニュー」でない場合には、同制御を終える。
これに対して、選択された調理メニューが「蒸しメニュー」であった場合には、上記メニュー選択時になされた火力設定が強火であったか、弱火であったか、つまり選択された蒸し調理メニューが強火メニューであるか、弱火メニューであるかに関係なく、常にステップS3の蒸し強火での昇温工程(図8の昇温工程1,昇温工程2)に進み、同昇温工程での強火加熱制御を実行する。
この結果、速やかに蒸気が出るようになるので、次に実際に同蒸気が発生してユーザーが具材を投入し、それに対応して調理タイマーを設定したか否かを判定する(ステップS4)。
その結果、YESの時は、ステップS5,S6の蒸し強火での温調工程、調理タイマー設定判定をジャンプして本来の火力設定が、蒸し強火であったか、蒸し弱火であったかの判定制御に進む(ステップS7)。
他方、蒸し強火での昇温工程(昇温工程1、昇温工程2)を経てもなお、調理タイマーの設定がなされなかった場合には、未だ蒸気が発生していないか、または蒸気は出ているが、ユーザーが調理タイマーを設定していないか、設定し忘れた可能性があるので、そのまま蒸し強火での温調工程(温調工程1、温調工程2)に進み(ステップS5)、再度蒸気発生、具材投入による調理タイマーの設定確認を行う(ステップS6)。
この結果、同温調工程の段階で、具材が投入され、調理タイマーが設定された場合には、上述のステップS4でYESの場合と同様にステップS7の本来の具体的なメニューに応じた設定火力の判定動作に進む。
他方、この温調工程の段階でも、今なお調理タイマーが設定されていない時は、ステップS15に進んで、蒸し調理メニューに対応して予じめ設定されている所定のオートオフ時間(40分)が経過しているか否かを判定し、同時間が経過していると判定された場合には、ステップS11に進んでヒータ14をOFFにし、制御を終える(オートオフ制御)。
この実施の形態の場合、上述の如く、蒸し強火の場合はもちろん、蒸し弱火の場合にも、調理タイマーがセットされるまでは、蒸し強火の加熱制御が行われる。
したがって、通常の蒸しメニューで深鍋1内に入れられる水の量の場合、もし調理タイマーのセットを忘れたりすると、略40分で蒸し水が蒸発して消失してしまうことになり、調理不能となる。
そこで、上記所定時間は、この40分に設定されており、40分経つと一旦オートオフして待機状態に戻し、新たな水の注入、調理開始を待つ。
これにより、深鍋1の底に水道水中のミネラル成分が付着することをも回避することができる。
他方、NOの時は、上述したステップS3〜S6の動作を続けながら調理タイマーを使用しない蒸しメニュー調理を実行する。
一方、上記昇温工程又は温調工程の何れかで調理タイマーが設定された通常の場合には、上述のように、その後ステップS7で本来設定されていた火力が、強火であったか、または弱火であったかが判定される。
そして、その判定結果が強火であった場合には、同本来の火力・蒸し強火での昇温工程(昇温工程1)に戻り、蒸し強火での昇温工程(昇温工程1、昇温工程2)を実行する(ステップS8)。
また、同昇温工程での加熱が終了すると、さらに蒸し強火で温調工程(温調工程1、温調工程2)での温調加熱制御(一定温度での加熱制御)を実行する(ステップS9)。
そして、その後、ステップS10に進んで、上記蒸気発生、具材投入に対応して以後の蒸し加熱時間を設定した調理タイマーの加熱設定時間が経過したか否かを判定し、YES(経過)と判定された時は調理終了であるから、ステップS11に進んでヒータ14をOFFにして当該制御を終了する。
他方、NO(未経過)の時は、ステップS8〜S10の加熱制御を継続する。
一方、上記判定結果が弱火であった場合には、同本来の火力・蒸し弱火での昇温工程(昇温工程1)に戻り、蒸し弱火での昇温工程(昇温工程1、昇温工程2)を実行する(ステップS12)。
また、同昇温工程での加熱が終了すると、さらに蒸し弱火で温調工程(温調工程1、温調工程2)での温調加熱制御を実行する(ステップS13)。
そして、その後、ステップS14に進んで、上記蒸気発生、具材投入に対応して以後の蒸し加熱時間を設定した調理タイマーの加熱設定時間が経過したか否かを判定し、YES(経過)と判定された時は調理終了であるから、ステップS11に進んでヒータ14をOFFにして当該制御を終了する。
他方、NO(未経過)の時は、ステップS8〜S10の加熱制御を継続する。
以上のような構成の場合、調理開始後、蒸気が発生するまでの工程が、蒸し強火の場合と蒸し弱火の場合とで全く共通の制御となり、その分制御プログラムが簡素化される。
また、それら何れの場合においても、一旦蒸気が発生し、調理タイマーがセットされると、タイマーセット時の工程とは関係なく、必ず当該調理制御シーケンスの最初の加熱工程(図8の昇温工程1)に戻って以後の制御シーケンス(昇温工程2、温調工程1、温調工程2)を実行して行くようになっており、この点でも強火メニューの場合と弱火メニューの場合との制御プログラムを基本的に共通に形成している。
したがって、この点でも制御プログラムの簡素化が図られる。
(その他の実施の形態)
以上の実施の形態では、同一の調理メニューで、火加減を強弱2種に変えるケースとして、蒸しメニューの場合を例としたが、その他の調理メニューの場合にも強弱2種の火力設定を可能とした場合には、同様の制御が可能である。
1は深鍋、2は蒸しプレート、3は揚げガード、14はヒータ、30はマイコン制御ユニット、Aは調理器本体である。

Claims (2)

  1. 電気的な加熱手段を有する調理器本体と、該調理器本体に対してセットされ、上記加熱手段によって加熱されて所定の調理を行う主たる容器と、該主たる容器に対してセットされ、当該主たる容器に対する加熱力を利用して他の調理を行う調理器具とを備え、複数の調理メニューの調理を可能にするとともに、所定の調理メニューにおいて複数レベルの火力設定を可能としてなる調理器であって、上記所定の調理メニューの内の火力レベルの設定を異にする複数の調理の調理制御シーケンスは、何れの場合にも、調理開始後、調理タイマーが設定されるまでは、火力レベルを共通にする同一の制御内容で制御されるとともに、調理タイマーが設定されると、個々の調理の調理制御シーケンスに応じた加熱レベルの火力で制御されるようになっていることを特徴とする調理器。
  2. 同一の制御内容の制御シーケンスが終了した場合には、各設定火力レベル毎の初期工程に戻るようにしたことを特徴とする請求項1記載の調理器。
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