JPH0662192B2 - レ−ザ−記録体用収納ボツクス - Google Patents

レ−ザ−記録体用収納ボツクス

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JPH0662192B2
JPH0662192B2 JP13984185A JP13984185A JPH0662192B2 JP H0662192 B2 JPH0662192 B2 JP H0662192B2 JP 13984185 A JP13984185 A JP 13984185A JP 13984185 A JP13984185 A JP 13984185A JP H0662192 B2 JPH0662192 B2 JP H0662192B2
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JP
Japan
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laser recording
box
storage space
heat
temperature
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JP13984185A
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JPS621178A (ja
Inventor
英昭 望月
Original Assignee
望月株式会社
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Publication date
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  • Packaging For Recording Disks (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、近年レコードに代わって使用されているコン
パクトディスクあるいはビデオに代わって使用されてい
るレーザーディスク(以下コンパクトディスクおよびレ
ーザーディスクをともにレーザー記録体と略称する)を
収納保管するためのボックスに関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 近年に至ってレコード、テープに代わって、コンパクト
ディスクあるいはレーザーディスクと称されるレーザー
記録体が用いられ始めている。このレーザー記録体は、
雑音が少なくクリアな音あるいは画面が得られ、しかも
レコード、テープなどに比べて小型でしかも記録容量も
大きいことから最近の普及率は著しく増大している。
ところでレーザー記録体は、音情報あるいは画像情報を
ディスクの表面にビットの形で記録し、このディスクに
レーザー光線を照射して、その反射光を読取ることによ
って音あるいは画像を再生するデジタル方式の音あるい
は画像ソースである。
このようなレーザー記録体は、プラスチック基板と、こ
の基板に蒸着された金属反射膜とからなり、この金属反
射膜上にはビットが形成されているが、レーザー記録体
の厚さは約1.2mm程度であって、半径方向のビット間
隔は約1.6μm程度となるように構成されている。と
ころがこのレーザー記録体に熱が加わると、このビット
間隔等が微妙に変化したり、基板であるプラスチック層
が熱的に歪んだりする恐れが生じ、音あるいは画像の再
生が忠実にできないという問題点がある。たとえばこの
レーザー記録体を40〜50℃の温度条件下に長時間放
置すると再生時に音の歪みが生じ、60〜70℃以上に
なると不可逆的な音の歪みが生じる恐れがある。
一方、レーザー記録体に記録された情報の読取りすなわ
ち再生は、従来のように温度がほぼ一定に保たれた屋内
ばかりではなく、行動範囲の拡大に伴なって自動車内、
屋外などに広がりつつある。
ところでこのようなレーザー記録体に記録された情報の
読取りは、レコード針などを用いることなくレーザー光
線により行うため、雑音が生じにくくクリアな音あるい
は画像が再生できるが、冷房装置のない車両あるいは真
夏の屋外などのように、高温状態が長時間続く可能性が
ある場所に保管することは前述のごとくレーザー記録体
が高温度に弱いため好ましくない。
したがって、夏期等の高温時にレーザー記録体を閉め切
った状態の自動車内に長時間放置することはレーザー記
録体に記録された情報を損う恐れがあり、車両の駐車時
にはカーエアコンをかけたままとしなけばならず、レー
ザー記録体の保管管理には面倒な点がある。
また、レーザー記録体を閉め切った室内に放置する場合
には、室内は夏期には40℃以上の高温となることがあ
り、レーザー記録体が高温にさらされて悪影響を受ける
恐れもある。特に記録として長期間保存すべきレーザー
記録体の保管には充分な注意が必要である。さらに夏期
においては海岸、湖畔などにおいてレーザー記録体を楽
しもうとすることがあるが、その際にはレーザー記録体
に直接日光が当ったりあるいはレーザー記録体が高温に
さらされたりする恐れがある。これを防止するため、レ
ーザー記録体の収納ボックスが必要であろうと考えられ
る。
ところで単にレーザー記録体をプラスチック製などの収
納ボックスに収納したのでは収納ボックスが40℃以上
の高温となってレーザー記録体に悪影響が及ぼされるこ
とがあることが本発明者らによって見出された。このた
め上記のような問題点を解決しうるレーザー記録体収納
ボックスの出現が強く望まれている。
発明の目的 本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであっ
て、周囲温度のいかんにかかわらず、レーザー記録体を
正常な状態に容易に保管でき、しかも構成が簡単で安価
なレーザー記録体用収納ボックスを提供することを目的
とする。
発明の概要 本発明は、上述した目的を達成するために、レーザー記
録体を収納する収納空間を有するボックス本体と、この
ボックス本体に取付けた蓋体とを共に断熱材により構成
し、前記ボックス本体又は蓋体た冷却素子を取付け、こ
の冷却素子の吸熱面を前記収納空間内に臨ましめるとと
もに、発熱面を導熱板を介して前記収納空間外に突出し
た放熱フィンに接続し、前記収納空間内に設けた感温素
子からの信号により前記冷却素子への給電を制御して、
前記収納空間内の温度を設定温度以下に保つように構成
したものである。
作用 このように構成すれば、所定の電源とこのレーザー記録
体収納ボックスとを接続するのみで、冷却素子が収納ボ
ックス内から吸熱し、この収納ボックス内が所定温度に
なると、感温素子により給電が切られこの収納ボックス
内が一定の温度に保管されることになる。
発明の具体的説明 以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。
第1図は、市販されているケース入りのレーザー記録体
を示す斜視図、第2図は本発明の一実施例を示す一部破
断した概略斜視図、第3図は第2図のIII−III線に沿う
断面図、第4図は同実施例の回路図である。
レーザー記録体1は、第1図に示すように、プラスチッ
ク製の扁平なケース2に収納されて市販されており、本
実施例のレーザー記録体用収納ボックス3は、このケー
ス2を立設した状態で整列して収納すものである。
このレーザー記録体用収納ボックス3は、発泡スチロー
ルなどの断熱材よりなるボックス本体4と、同様に断熱
材よりなる蓋体5とからなっている。そしてこのボック
ス本体4の内面には、必要に応じて熱伝導率のよい金属
板(図示せず)が全面あるいは一部面に貼布されていて
もよい。
このボックス本体4は底面に櫛歯状のケース支持突起6
が多数形成されるとともに上面が開放された箱状体であ
り、蓋体5はこのボックス本体4にヒンジ7を介して取
付けられ、この蓋体5の閉塞時にはボックス本体4は密
閉状態となるようになっている。
このボックス本体4の対向する側面には冷却素子8が埋
設されている。この冷却素子8は金属板電極9,10間
に半導体11(P型半導体とN型半導体)を介装したも
ので、一方の金属板電極9から他方の金属電極10に電
流を流すと、ペルチェ効果によって、一方の金属板電極
9と半導体11との接合点に熱の吸収が起り、他方の金
属電極板10と半導体11との接合点に熱の発生が起
る。この金属電極9はボックス本体4の内壁面に必要に
応じて貼布された前記金属板(図示せず)に密着させて
おけば、ボックス本体内のレーザー記録体を収納する空
間内をより均一に効率よく温度制御することができる。
したがって本実施例では、この冷却素子8の吸熱面とな
る金属板電極9がボックス本体4のケース収納空間12
に臨むように配置され、発熱側となる金属板電極10は
導熱板13と接続されている。この導熱板13は前記ボ
ックス本体4の断熱材中を挿通して伸び、このボックス
本体4から突設した放熱フィン14に接続されている。
またこの冷却素子8は第4図に示すように複数個直列に
接続されているが、この冷却素子8の電源回路15に
は、ボックス本体4のケース収納空間12内であって、
前記冷却素子8の直接的な影響を受けない位置たとえば
ボックス本体内の金属板の貼布されていない場所などに
設けた感温素子16が接続され、この感温素子16から
の信号はアンプ17に入力され、このアンプ17により
電源回路15に設けたスイッチ18と、励磁コイル19
とからなるリレー20を制御するように構成されてい
る。
上記の実施例では、ボックス本体4内にレーザー記録体
に立設した状態で整列して収納する収納ボックスが示さ
れているが、レーザー記録体1を必ずしも立設した状態
で収納ボックス3内に収納する必要はなく、場合によっ
てはレーザー記録体1を積み重ねるようにして収納ボッ
クス内に収納してもよい。この場合には、ボックス本体
4の底面に櫛歯状のケース支持突起6を設ける必要はな
く、代わりにボックス本体4の側面に櫛歯状のケース支
持突起6を設ければよい。
また上記の実施例では蓋体5はボックス本体4にヒンジ
7を介して取付けられていたが、蓋体5をボックス本体
4に着脱自在としてもよい。
次に作用を説明する。
レーザー記録体用収納ボックス3内に、レーザー記録体
それ自体あるいは、レーザー記録体用ケース2を収納し
た後に、蓋体5を閉めると、このケース収納空間12は
密閉状態となる。
この状態で収納ボックスの電源を入れると、冷却素子8
はペルチェ効果により収納空間12内に面する金属板電
源9が吸熱作用を発揮し、収納空間12内は冷却され
る。
一方、他方の金属板電源10は発熱するが、この際発生
した熱は導熱板13を介して放熱フィン14に導かれ、
この放熱フィン14より外部に放出される。
前記のようにしてボックス3内が冷却されて収納空間1
2内が所定温度になると、感温素子16がアンプ17に
電流遮断の信号を出力し、このアンプ17が励磁コイル
19を付勢してスイッチ18を切り、電流が断たれ、前
記冷却素子8の吸熱作用は停止する。
一方また収納空間12が所定温度以上になると、感温素
子16がこれを感知し、アンプ17に電流導通の信号を
出力し、リレー20が接続し、再度吸熱作用を開始す
る。
このように冷却素子8が収納ボックス3内において吸
熱、停止を繰返せば、この収納ボックス3内は一定温度
に保持されることになる。
なお、レーザー記録体は一般に40℃以上の温度となる
と、ビットの変形あるいは基板の変形などの悪影響を受
けることがあるため、収納空間は40℃を越えないこと
が望ましい。このため冷却素子8は、収納空間が40℃
を越えた場合に作動し始めるようにされていることが好
ましい。
本発明では、きわめてコンパクトな冷却素子8を用い
て、断熱材によって閉塞された空間を冷却するので、収
納ボックス全体がコンパクトになり、しかも感温素子を
備えているので車両に携載されたバッテリ程度の電源で
あっても充分使用することができ、従来のように駐車中
に冷房装置を運転し、車室内全体を冷却する必要もな
い。
また本発明では、電源を電池とすることもでき、電池を
使用すば持ち運び可能な収納ボックスとすることもで
き、夏期においても海岸、湖畔などにレーザー記録体を
持ち運ぶことも可能となる。さらに本発明に係る収納ボ
ックスを、家庭室内用として用いることもできることは
いうまでもない。
発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明によれば、レー
ザー記録体を収納する収納空間を有するボックス本体
と、このボックス本体に取付けた蓋体とをともに断熱材
により構成し、前記ボックス本体又は蓋体に冷却素子を
取付け、この冷却素子の吸熱面を前記収納空間内に臨ま
しめるとともに、発熱面を導熱板を介して前記収納空間
外に突設した放熱フィンに接続し、前記収納空間内に設
けた感温素子からの信号により前記冷却素子への給電を
制御して、前記収納空間内の温度を設定温度以下に保つ
ように構成したため、コンパクトで消費電力の少ないレ
ーザー記録体用収納ボックスが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はレーザー記録体を収納したケースの斜視図、第
2図は本発明の一実施例を示す一部破断した斜視図、第
3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、第4図は同実
施例の電気回路図である。 1…レーザー記録体、4…ボックス本体、 5…蓋体、8…冷却素子、12…収納空間、 13…導熱板、14…放熱フィン、 16…感温素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー記録体(1)を収納する収納空間
    (12)を有するボックス本体(4)と、このボックス
    本体(4)に取付けた蓋体(5)とをともに断熱材によ
    り構成し、前記ボックス本体(4)または蓋体(5)に
    冷却素子(8)を取付け、この冷却素子(8)の吸熱面
    を前記収納空間(12)内に臨ましめるとともに、発熱
    面を導熱板(13)を介して前記収納空間外に突設した
    放熱フィン(14)に接続し、前記収納空間(12)内
    に設けた感温素子(16)からの信号により前記冷却素
    子(8)への給電を制御して、前記収納空間内の温度を
    設定温度以下に保つように構成したことを特徴とするレ
    ーザー記録体用収納ボックス。
JP13984185A 1985-06-26 1985-06-26 レ−ザ−記録体用収納ボツクス Expired - Lifetime JPH0662192B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13984185A JPH0662192B2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26 レ−ザ−記録体用収納ボツクス

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JP13984185A JPH0662192B2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26 レ−ザ−記録体用収納ボツクス

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Publication Number Publication Date
JPS621178A JPS621178A (ja) 1987-01-07
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JP13984185A Expired - Lifetime JPH0662192B2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26 レ−ザ−記録体用収納ボツクス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2529278B2 (ja) * 1987-07-20 1996-08-28 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置

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JPS621178A (ja) 1987-01-07

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