JP2981047B2 - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

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JP2981047B2
JP2981047B2 JP4011214A JP1121492A JP2981047B2 JP 2981047 B2 JP2981047 B2 JP 2981047B2 JP 4011214 A JP4011214 A JP 4011214A JP 1121492 A JP1121492 A JP 1121492A JP 2981047 B2 JP2981047 B2 JP 2981047B2
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登 笹
勉 佐藤
辰也 戸村
薫 寺村
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアーサンドイッチ型
光情報記録媒体又は密着貼り合わせ型光情報記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光情報記録媒体はスピンドルとの
接着方式がマグネット或いはメカニカルによる場合、少
なくともスピンドルとの接着面が磁性体により構成され
た中心芯出し部材(ハブ)が装着されている。エアーサ
ンドイッチ型光情報記録媒体の一例を図5に基づいて説
明する。まず、情報書込面1を内面側に位置させた二枚
の基板2が設けられ、これらの基板2は内周スペーサ3
と外周スペーサ4とを介して所定の間隔をおいて一体化
されており、内部空間5は密封されている。これらの基
板2は、その材質がPMMAやPCであり、例えば、P
Cの場合には、その熱伝導率が、0.5×10~3cal・cm~
1・s~1・deg~1である。
【0003】しかして、前記基板2の中心には、材質が
Feの二つのハブ6が互いに密着して設けられている。
これらのハブ6は、軸部7とフランジ部8とよりなり、
前記フランジ部8は、前記基板2に密着している。そし
て、Feの熱伝導率は、常温で0.10〜0.15cal・cm
~1・s~1・deg~1 である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように形成された
光情報記録媒体は、通常は常温状態で保管されている。
そして、その使用時にドライブ装置にセットすると、ド
ライブ装置は高温状態に有り、スピンドルからハブ6に
熱が伝わり、基板2の内周部領域の温度が急激に上昇す
る。すなわち、ハブ6の熱伝導率は、前述のように0.
10〜0.15cal・cm~1・s~1・deg~1 と非常に高く、
スピンドルの熱を基板2に伝える。しかしながら、基板
2の熱伝導率は、前述のようにPCの場合に0.5×1
0~3cal・cm~1・s~1・deg~1と非常に低く、ハブ6のフ
ランジ部8との接触部の温度上昇が高くてもその熱が周
囲に伝熱されない。したがって、基板2の中心部分のみ
高温化し、複屈折の値も場所によって変化して記録/再
生特性に悪影響を及ぼしている。すなわち、記録時のパ
ワー変動や再生時の読み出し不良が発生する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
エアーサンドイッチ型光情報記録媒体又は密着貼り合わ
せ型光情報記録媒体において、光情報が書き込まれる基
板の中心に完全面密着する2つのハブを設け、前記基板
より熱伝導率の高い材質による熱伝導補償部材を前記ハ
ブと前記基板とに密着させて設けたものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、熱伝導補償部材
を熱伝導率の異なる複数の物質により形成したものであ
る。
【0007】請求項3に記載の発明は、熱伝導補償部材
をその中心から外周に向かうにつれて厚みが薄くなるよ
うに形成したものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、熱伝導補償部材
を基板の全面にわたって設けたものである。
【0009】請求項5に記載の発明は、エアーサンドイ
ッチ型光情報記録媒体又は密着貼り合わせ型光情報記録
媒体において、光情報が書き込まれる基板の中心に完全
面密着する2つのハブを設けるとともに前記ハブの周辺
近傍にカートリッジとの耐擦傷性を向上させるためのス
リップシートを設け、このスリップシートの下に前記基
板より熱伝導率の高い材質による熱伝導補償部材を前記
ハブと前記基板とに密着させて設けたものである。
【0010】
【作用】高温のドライブ装置に投入した時に、ハブ部分
が高温のスピンドルから熱を受けても熱伝導補償部材を
介して大きな面積を持って放熱を行わせ、かつ、基板の
広い範囲に熱を伝達することができ、これにより、基板
の温度分布に極端な段差が発生することがなく、記録/
再生特性に悪影響を及ぼすことを防止することができ、
熱伝導補償部材を熱伝導率の異なる複数の物質により形
成すること、熱伝導補償部材をその中心から外周に向か
うにつれて厚みが薄くなるように形成すること、熱伝導
補償部材を基板の全面にわたって設けること等の手段を
採用することにより、スピンドルから伝熱される熱を基
板に有効に分散させることができ、また、カートリッジ
との耐擦傷性を向上させるためのスリップシートの下に
熱伝導補償部材を設けることにより、外観を損なうこと
もないように構成したものである。
【0011】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1に基づいて説明
する。基本的な構造は、図5に示したものと同様である
ので、同一符号を用い、また、その説明も省略する。本
実施例は、ハブ6のフランジ部8の外周面に密着させる
とともに基板2の外面に密着させた熱伝導補償部材9を
設けたものである。この熱伝導補償部材9は、基板2の
熱伝導率よりも高い熱伝導率を有していることが必要で
ある。好ましくは、基板2とハブ6との持つ熱伝導率の
中間の熱伝導率を持つ材料が望ましい。
【0012】このような構成において、常温で保管され
ていた光情報記録媒体をドライブ装置にセットした場合
に、高温のスピンドルにハブ6が接触して熱を受け、そ
のハブ6は熱伝導率が高いため、急速に高温化するが、
ハブ6に蓄積された熱は、熱伝導補償部材9を介して拡
散され、熱の放射断面積が大きいことから放熱効果を向
上させるとともに基板2に対する熱伝導も大きな接触面
積を介して行われ、これにより、基板2の温度上昇も局
部的に行われず、全体にわたっての温度分布がなめらか
になる。これにより、記録/再生の特性が悪くなること
を防止する。
【0013】なお、図1に示したものにおいては、熱伝
導補償部材9は単一材質のものであるが、実施に当たっ
ては、熱伝導補償部材9を熱伝導率の異なる複数の物質
により形成し、ハブ6側から熱伝導率の高い順に順次並
べて設けるようにしても良い。この場合には、熱の局部
集中を緩和することができ、例えば、PCによる基板2
の複屈折の急激な局部変化を防ぐことができる。また、
基板2の温度分布の均一化が従来よりも良くなり、早い
時間で均一な温度分布を持つ状態が達成される。
【0014】つぎに、図2及び図3に基づいて本発明の
第二の実施例を説明する。前記実施例と同一部分は同一
符号を用い説明も省略する。本実施例は、熱伝導補償部
材9の厚さを内周側から外周側に向かうにつれて順次薄
くなるように形成したものである。したがって、このよ
うな熱伝導補償部材9の形状により、急激な熱分布の緩
和を図ったものである。例えば、図3に示すものは、ハ
ブ6をアルミニュウムとし、常温状態から内部温度が5
0℃のドライブ装置内に投入した時の最内周部のジッタ
の経時変化を測定したものであり、実線が図5に示す従
来例の特性であり、点線が図2に示す実施例による特性
である。
【0015】ついで、図4に基づいて本発明の第三の実
施例を説明する。前記実施例と同一部分は同一符号を用
い説明も省略する。本実施例は、熱伝導補償部材9をカ
ートリッジとの耐擦傷性を向上させるためのスリップシ
ート10の下に設けたものである。これにより、熱伝導
補償部材9が露出せず、外観が向上する。また、実施に
当たっては、スリップシート10自体を熱伝導補償部材
として機能する材質のものを選択しても良いものであ
る。
【0016】さらに、特に図示しないが、熱伝導補償部
材9を透光性の材質のものを選択し、基板2の全面にわ
たって設けても良いものである。
【0017】なお、実施に当たっては、前述の各実施例
において、熱伝導補償部材9の設置位置を読み取り面側
のみに、或いは、記録面側のみに設けても良く、さら
に、その両方に設けても良い。また、熱伝導補償部材9
を接着層や保護層等と兼用しても良い。さらに、熱伝導
補償部材9は、ハブ6の下に形成されていてもかまわな
い。
【0018】さらに又、熱伝導補償部材9は、ハブ6の
基板2との接着部領域以外でも、また、接着部領域であ
っても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述のように、エアーサンドイ
ッチ型光情報記録媒体又は密着貼り合わせ型光情報記録
媒体において、光情報が書き込まれる基板の中心に完全
面密着する2つのハブを設け、前記基板より熱伝導率の
高い材質による熱伝導補償部材を前記ハブと前記基板と
に密着させて設けたので、高温のドライブ装置に投入し
た時に、ハブ部分が高温のスピンドルから熱を受けても
熱伝導補償部材を介して大きな面積を持って放熱させる
ことができ、かつ、基板の広い範囲に熱を伝達すること
ができ、これにより、基板の温度分布に極端な段差が発
生することがなく、記録/再生特性に悪影響を及ぼすこ
とを防止することができ、熱伝導補償部材を熱伝導率の
異なる複数の物質により形成すること、熱伝導補償部材
をその中心から外周に向かうにつれて厚みが薄くなるよ
うに形成すること、熱伝導補償部材を基板の全面にわた
って設けること等の手段を採用することにより、スピン
ドルから伝熱される熱を基板に有効に分散させることが
でき、また、カートリッジとの耐擦傷性を向上させるた
めのスリップシートの下に熱伝導補償部材を設けること
により、外観を損なうこともない等の効果を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図2】本発明の第二の実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図3】ジッタの経時変化を従来のものとの比較で示し
た特性図である。
【図4】本発明の第三の実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図5】従来の一例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
2 基板 6 ハブ 9 熱伝導補償部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺村 薫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/24 G11B 23/00 G11B 33/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアーサンドイッチ型光情報記録媒体又
    は密着貼り合わせ型光情報記録媒体において、光情報が
    書き込まれる基板の中心に完全面密着する2つのハブを
    設け、前記基板より熱伝導率の高い材質による熱伝導補
    償部材を前記ハブと前記基板とに密着させて設けたこと
    を特徴とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 熱伝導補償部材を熱伝導率の異なる複数
    の物質により形成したことを特徴とする請求項1記載の
    光情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 熱伝導補償部材をその中心から外周に向
    かうにつれて厚みが薄くなるように形成した請求項1又
    は2記載の光情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 熱伝導補償部材を基板の全面にわたって
    設けたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 エアーサンドイッチ型光情報記録媒体又
    は密着貼り合わせ型光情報記録媒体において、光情報が
    書き込まれる基板の中心に完全面密着する2つのハブを
    設けるとともに前記ハブの周辺近傍にカートリッジとの
    耐擦傷性を向上させるためのスリップシートを設け、こ
    のスリップシートの下に前記基板より熱伝導率の高い材
    質による熱伝導補償部材を前記ハブと前記基板とに密着
    させて設けたことを特徴とする光情報記録媒体。
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