JPH08235556A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁界変調記録方式による高転送レート信号の
記録を可能とする。 【構成】 ディスク装着位置における光磁気ディスクＤ
が回転することにより発生する空気流を受けて浮上する
スライダー７にディスク装着側端面に開口する凹溝９を
設けた。このため、ディスク回転時に発生する空気流が
スライダー７の凹溝９内を通過してスライダー７の冷却
効果を高めることができるから、従来のようにヘッドコ
ア１１が高温にならず、ヘッドコア１１の磁気特性を維
持して記録効率の低下発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
に対して情報信号の記録・再生を行う磁界変調オーバラ
イト方式の光磁気ディスク装置に使用して好適な磁気ヘ
ッド装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、コンピュータ等のデータを保存す
る手段としては、データ保存容量が大きいこと，アクセ
スが高速であることおよび可搬性にすぐれていること等
の利点をもつことから、光磁気ディスクを記録媒体とし
た記録装置が使用されるようになっている。

【０００３】現在まで、この種の記録装置は、光変調記
録方式あるいは磁界変調記録方式の２種類の記録方式に
よるものが実用化されている。

【０００４】このうち光変調記録方式による記録装置に
おいては、光磁気ディスクの磁気記録材料に照射するレ
ーザー光の発生手段として用いられるレーザーダイオー
ドの駆動電流を変調し、これによって磁気記録材料をキ
ュリー温度まで加熱して活性化し、これに補助磁界を印
加して磁気記録材料の磁界方向を変えることにより、情
報が記録される。

【０００５】この光変調記録方式は、レーザーダイオー
ドの発光の立ち上がり特性が高速であることから、高い
周波数の信号を記録することに適し、このため映像信号
のように高い記録レートを必要とする分野に使用されて
いる。

【０００６】しかし、光変調記録方式では、オーバライ
トができないという問題が、すなわち既に情報が記録さ
れている光磁気ディスクに新たな情報を記録する場合に
記録済みの情報を消去してから行わなければならないと
いう問題があり、記録時の処理時間が長くなる。

【０００７】そこで、情報の記録用ヘッドのみならず消
去用ヘッドを用いて処理時間を短縮することが考えられ
るが、この場合複数の光学ブロックを必要とし、コスト
高になるという問題がある。

【０００８】なお、交換性結合膜等を用いることによ
り、オーバライトを可能とする光変調記録方式による記
録装置が提案されているが、これは光磁気膜構造が複雑
になる等の問題があり、未だ実用化には至っていない。

【０００９】一方、磁界変調記録方式による記録装置に
おいては、レーザー光によって磁気記録材料をキュリー
温度まで加熱して活性化したところに磁気コイルの磁界
を変調し、すなわち情報に対応する信号（「１」あるい
は「０」）に応じて磁気コイルの磁界方向を反転させ、
磁気記録材料の磁界方向を変えることにより、情報が記
録される。

【００１０】このような記録装置においては、前述した
光変調記録方式による記録装置と異なりオーバライトが
可能であるから、処理時間を短縮することができる。

【００１１】また、磁界変調記録方式の記録装置におい
ては、消去用ヘッドが不要であるから、コストの低廉化
を図ることができる。

【００１２】ところで、この種の磁界変調記録方式によ
る記録装置においては、補助磁界を発生する磁気コイル
に情報信号の周波数に比例した周波数をもつ電流が供給
される。

【００１３】この場合、磁気コイルのインピーダンスが
高いと、磁気コイルの周波数特性が悪くなるため、磁気
コイルの巻数を少なくしてインピーダンスを低くするこ
とが必要とされる。

【００１４】しかし、このような記録装置においては、
記録に十分な磁束を得るために磁気コイルに対して比較
的大きな電流を供給すると、磁気コイルが発熱によって
温度上昇し、記録効率が低下するという問題がある。

【００１５】このため、ディスク装着位置における光磁
気ディスクに磁気コイルをできるだけ接近させることに
より、磁気コイルに発生する補助磁界が小さくても記録
を可能にする記録装置が検討されている。

【００１６】これは、磁気コイルにおいて発生する磁界
が小さくても記録可能であれば、磁気コイルに供給する
電流が小さくて済むため、磁気コイルの発熱を抑制して
記録効率の低下発生を防止し得ると考えられるからであ
る。

【００１７】従来、この種の記録装置には、図６に示す
ようにフライング型の磁気ヘッドを有する磁気ヘッド装
置を備えたものが採用されている。

【００１８】この記録装置の磁気ヘッド装置を同図に基
づいて説明すると、同図において、符号５１はディスク
装着位置における光磁気ディスクＤの径方向に進退する
ヘッドキャリッジ、５２はこのヘッドキャリッジ５１上
にビーム一端部をベース５３に接着させスペーサブロッ
ク５４を介して片持ち支持されビーム幅がベース側端部
から反ベース側端部（ビーム自由端部）に向かって狭小
となる平面視略台形状のロードビーム、５５はこのロー
ドビーム５２のビーム自由端部に断面視略コ字状のフレ
クシャ５６を介して弾性保持されディスク装着位置にお
ける光磁気ディスクＤの記録面に対応するスライダー、
５７はこのスライダー５５に設けられ補助磁界を発生す
るための磁気コイル５８およびこの磁気コイル５８を巻
回してなるヘッドコア５９を有するフライング型の磁気
ヘッドである。

【００１９】また、６０は前記スペーサブロック５４に
前記ベース５３および前記ロードビーム５２を固定する
ための取付ねじ、６１は前記ロードビーム５２の両側縁
に折り曲げ形成されディスク装着位置と反対側に突出す
るビーム補強用の立ち上がり片である。

【００２０】このように構成された磁気ヘッド装置にお
いては、光磁気ディスクＤの回転によって発生する空気
流を受けてスライダー５５が光磁気ディスクＤの記録面
から１０μｍ程度浮上する。

【００２１】

【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の磁気
ヘッド装置においては、光磁気ディスクＤへの接触によ
るスライダー５５の摩耗を抑える必要から、スライダー
５５に高耐摩耗性を有する例えばチタン酸カリウム等の
セラミック材が使用されており、このためスライダー５
４の放熱性が比較的悪く（セラミック材の熱伝導率は
０．２〜０．３Ｊ／ｃｍ・ｓ・Ｋ程度である）、電流供
給によって磁気コイル５８で発生した熱が磁気ヘッド５
７（ヘッドコア５９）およびスライダー５５に蓄積され
ていた。

【００２２】この結果、ヘッドコア５９が温度上昇して
高温になると、ヘッドコア５９の磁気特性劣化によって
記録効率が低下し、磁界変調記録方式によって映像信号
等の高転送レート信号を記録することができないという
問題があった。

【００２３】なお、ヘッドコア５９の温度がキュリー点
を越えると、磁束が全く発生せず、記録不可能となるこ
とがある。

【００２４】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ヘッドコアの磁気特性を維持して記録効率の低
下発生を防止することができ、もって磁界変調記録方式
によって高転送レート信号を記録することができる磁気
ヘッド装置を提供するものである。

【００２５】

【課題を解決するための手段】本発明（請求項１）に係
る磁気ヘッド装置は、ディスク装着位置におけるディス
クが回転することにより発生する空気流を受けて浮上す
るスライダーにディスク装着側端面に開口する凹溝を設
けたものである。

【００２６】本発明の別の第２発明（請求項２）に係る
磁気ヘッド装置は、ディスク装着位置におけるディスク
が回転することにより発生する空気流を受けて浮上する
スライダーにヘッドコアを保持する放熱部材を装着する
と共に、この放熱部材の装着側からディスク装着側に向
かって貫通するスリットを設けたものである。

【００２７】本発明の別の第３発明（請求項３）に係る
磁気ヘッド装置は、ディスクが回転することにより発生
する空気流を受けて浮上するスライダーにスライダー幅
方向両側に開口する貫通孔を設けたものである。

【００２８】

【作用】本発明（請求項１）においては、ディスク回転
時に発生する空気流がスライダーの凹溝内を通過する。

【００２９】本発明の別の第２発明（請求項２）におい
ては、ディスク回転時に発生する空気流がスライダーの
スリットを通過して放熱部材に至る。

【００３０】本発明の別の第３発明（請求項３）におい
ては、ディスク回転時に発生する空気流がスライダーの
貫通孔内を通過する。

【００３１】

【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。

【００３２】図１は本発明に係る磁気ヘッド装置の全体
を示す斜視図である。

【００３３】同図において、符号１で示すものはディス
ク装着位置における光磁気ディスクＤの径方向に進退す
るヘッドキャリッジで、リニアモータ（図示せず）の可
動体（図示せず）に取り付けられている。

【００３４】２は後述する磁気ヘッドをそのビーム一方
側端部に弾性保持してなる板金製のロードビームで、ビ
ーム他方側端部にベース３を接着させ前記ヘッドキャリ
ッジ１にスペーサブロック４を介して片持ち支持されて
おり、ビーム幅方向寸法がビーム支持端部からビーム自
由端部に向かって狭小となる平面視略台形状の板ばねに
よって形成されている。

【００３５】このロードビーム２の両側縁一部には、デ
ィスク装着位置と反対側に突出するビーム補強用の立ち
上がり片５，６が一体に折り曲げ形成されている。

【００３６】７はディスク装着位置における光磁気ディ
スクＤの記録面ｄに対応するスライダーで、前記ロード
ビーム２のビーム自由端部に断面視略コ字状のフレクシ
ャ８を介して弾性保持されており、前記光磁気ディスク
Ｄが回転することにより生じる空気流によって浮上し得
るように構成されている。

【００３７】このスライダー７には、ディスク装着側端
面に開口しかつ前記キャリッジ１の進退方向に並列する
断面視略矩形状の凹溝９が複数個設けられている。

【００３８】１０はヘッドコア１１および磁気コイル１
２を有するフライング型の磁気ヘッドで、前記スライダ
ー７に組み込まれており、磁界を発生し得るように構成
されている。

【００３９】この磁気ヘッド１０のヘッドコア１１は、
前記スライダー７の片側端縁であって前記ロードビーム
２の支持側端縁にガラス融着されており、全体がディス
ク装着位置側に開口する断面視略コ字状のフェライト材
によって形成されている。

【００４０】一方、この磁気ヘッド１０の磁気コイル１
２は、コイル中間部が前記ヘッドコア１１の反コア取付
側端部に巻回され、かつ各コイル引き出し線側端部が半
田によって前記スライダー７上のターミナル（図示せ
ず）に結線されている。

【００４１】なお、１３は前記スペーサブロック４に前
記ベース３およびロードビーム２を固定するための取付
ねじである。

【００４２】このように構成された磁気ヘッド装置にお
いては、ディスク回転時に発生する空気流のうち光磁気
ディスクＤの記録面ｄに近い最速の空気流がスライダー
７の凹溝９内を通過する。

【００４３】この場合、凹溝９の溝底のみならず溝壁が
空気流を受けるため、スライダー７が空気流を受ける表
面積は凹溝９が無いスライダーと比較して広くなり、ス
ライダー７の冷却効果を高めることができる。

【００４４】したがって、本実施例においては、従来の
ようにヘッドコア１１が高温にならないから、ヘッドコ
ア１１の磁気特性を維持することができ、記録効率の低
下発生を防止することができる。

【００４５】また、本実施例において、磁気ヘッド１０
がフライング型の磁気ヘッドであることは、記録に十分
な磁束を得るために磁気コイル１２に供給する電流を小
さい電流に設定することができる。

【００４６】なお、本実施例においては、凹溝９の断面
視形状が略矩形である場合を示したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えばＶ字形あるいは半円形
等他の断面視形状であってもよいことは勿論である。

【００４７】この他、本実施例においては、光磁気ディ
スク装置に適用する例を示したが、本発明はこれに限定
適用されず、磁気ディスク装置にも実施例と同様に適用
可能である。

【００４８】次に、本発明の別の第２発明につき、図２
および図３を用いて説明する。

【００４９】図２および図３は本発明の別の第２発明に
係る磁気ヘッド装置を示す分解斜視図と断面図で、同図
において図１と同一の部材については同一の符号を付
し、詳細な説明は省略する。

【００５０】同図において、符号２１で示すものは例え
ば銅系金属製の放熱部材で、各幅方向寸法が互いに異な
る上下方端面２１ａ，２１ｂとこれら両上下方端面２１
ａ，２１ｂに連接する傾斜側面２１ｃ，２１ｄを有する
断面視略台形状のスライダー取付片からなり、前記フレ
クシャ８の下方端面に接着されている。

【００５１】この放熱部材２１には前記ロードビーム２
の支持側端縁であって一方の側部において開口する切欠
き２２が形成されており、この切欠き２２内に前記ヘッ
ドコア１１が接着されている。

【００５２】２３はディスク装着位置における光磁気デ
ィスクＤの記録面ｄに対応するスライダーで、前記放熱
部材２１の下方端部に接着されており、ディスク装着位
置における光磁気ディスクＤが回転することにより生じ
る空気流によって浮上し得るように構成されている。

【００５３】このスライダー２３の下方端面にはディス
ク装着位置における光磁気ディスクＤの記録面ｄに対応
するディスク着座面２３ａが形成されており、上方端面
には前記下方端面１１ｂに対接する水平面２３ｂと前記
傾斜側面２１ｃ，２１ｄに対接する傾斜側面２３ｃ，２
３ｄが形成されている。

【００５４】そして、このスライダー２３には、前記デ
ィスク着座面２３ａに開口しかつ前記水平面２３ｂおよ
び前記両傾斜側面２３ｃ，２３ｄに開口する複数のスリ
ット２４が設けられている。

【００５５】すなわち、これらスリット２４は、前記キ
ャリッジ１の進退方向に並列しかつ前記放熱部材２１の
装着側からディスク装着位置に向かって貫通する複数の
スリットによって構成されている。

【００５６】このように構成された磁気ヘッド装置にお
いては、ディスク回転時に発生する空気流のうち光磁気
ディスクＤの記録面ｄに近い最速の空気流がスライダー
２３のスリット２４内を通過する。

【００５７】この場合、放熱部材２１がスリット２４を
通過した空気流を受けるため、放熱部材２１を冷却する
ことができる。

【００５８】また、放熱部材２１にヘッドコア１１が接
着されているため、磁気コイル１２において発生した熱
がヘッドコア１１を介して放熱部材２１に伝達され、こ
の放熱部材２１から周囲に放散される。

【００５９】したがって、本実施例においては、従来の
ようにヘッドコア１１が高温にならないから、ヘッドコ
ア１１の磁気特性を維持することができ、記録効率の低
下発生を防止することができる。

【００６０】また、本実施例において、磁気ヘッド１０
がフライング型の磁気ヘッドであることは、記録に十分
な磁束を得るために磁気コイル１２に供給する電流を小
さい電流に設定することができる。

【００６１】なお、本実施例においては、光磁気ディス
ク装置に適用する例を示したが、本発明はこれに限定適
用されず、磁気ディスク装置にも実施例と同様に適用可
能である。

【００６２】また、本発明におけるスリットの断面視形
状および個数等は、前述した実施例に限定されるもので
ないことは勿論である。

【００６３】次に、本発明の別の第３発明につき、図４
および図５を用いて説明する。

【００６４】図４および図５は本発明の別の第３発明に
係る磁気ヘッド装置の全体と要部を示す斜視図で、同図
において図１と同一の部材については同一の符号を付
し、詳細な説明は省略する。

【００６５】同図において、符号３１で示すものはディ
スク装着位置における光磁気ディスクＤの記録面ｄに対
応するスライダーで、前記フレクシャ８の下方端面に接
着されており、ディスク装着位置における光磁気ディス
クＤが回転することにより生じる空気流によって浮上し
得るように構成されている。

【００６６】このスライダー３１には、スライダー幅方
向両側に開口し前記キャリッジ１の進退方向に並列する
複数の貫通孔３２が設けられている。

【００６７】これら貫通孔３２は、前記光磁気ディスク
Ｄの周方向に延在する断面視円形状の長孔によって形成
されている。

【００６８】このように構成された磁気ヘッド装置にお
いては、ディスク回転時に発生する空気流のうち光磁気
ディスクＤの記録面ｄに近い最速の空気流がスライダー
３１の貫通孔３２内を通過する。

【００６９】この場合、貫通孔３２の内面が空気流を受
けるため、スライダー３１が空気流を受ける表面積は貫
通孔３２が無いスライダーと比較して広くなり、スライ
ダー３１の冷却効果を高めることができる。

【００７０】したがって、本実施例においては、従来の
ようにヘッドコア１１が高温にならないから、ヘッドコ
ア１１の磁気特性を維持することができ、記録効率の低
下発生を防止することができる。

【００７１】また、本実施例において、磁気ヘッド１０
がフライング型の磁気ヘッドであることは、記録に十分
な磁束を得るために磁気コイル１２に供給する電流を小
さい電流に設定することができる。

【００７２】なお、本実施例においては、貫通孔３２の
断面視形状が略円形である場合を示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば矩形等他の断面視
形状であってもよいことは勿論である。

【００７３】この他、本実施例においては、光磁気ディ
スク装置に適用する例を示したが、本発明はこれに限定
適用されず、磁気ディスク装置にも実施例と同様に適用
可能である。

【００７４】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスク装着位置におけるディスクが回転することにより
発生する空気流を受けて浮上するスライダーにディスク
装着側端面に開口する凹溝を設けたので、ディスク回転
時に発生する空気流がスライダーの凹溝内を通過してス
ライダーの冷却効果を高めることができる。

【００７５】したがって、従来のようにヘッドコアが高
温にならないから、ヘッドコアの磁気特性を維持するこ
とができ、記録効率の低下発生を防止し磁界変調記録方
式によって高転送レート信号を記録することができる。

【００７６】請求項２において、ディスク装着位置にお
けるディスクが回転することにより発生する空気流を受
けて浮上するスライダーにヘッドコアを保持する放熱部
材を装着すると共に、この放熱部材の装着側からディス
ク装着側に向かって貫通するスリットを設けたので、デ
ィスク回転時に発生する空気流がスライダーのスリット
を通過して放熱部材に至り、放熱部材を冷却することが
できると共に、磁気コイルにおいて発生した熱がヘッド
コアを介して放熱部材に伝達され、この放熱部材から周
囲に放散することができる。

【００７７】したがって、従来のようにヘッドコアが高
温にならないから、ヘッドコアの磁気特性を維持するこ
とができ、記録効率の低下発生を防止し磁界変調記録方
式によって高転送レート信号を記録することができる。

【００７８】請求項３において、ディスクが回転するこ
とにより発生する空気流を受けて浮上するスライダーに
スライダー幅方向両側に開口する貫通孔を設けたので、
ディスク回転時に発生する空気流がスライダーの貫通孔
内を通過してスライダーの冷却効果を高めることができ
る。

【００７９】したがって、従来のようにヘッドコアが高
温にならないから、ヘッドコアの磁気特性を維持するこ
とができ、記録効率の低下発生を防止し磁界変調記録方
式によって高転送レート信号を記録することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る磁気ヘッド装置の全体を示す斜視
図。

【図２】本発明の別の第２発明に係る磁気ヘッド装置を
示す分解斜視図。

【図３】図２の断面図。

【図４】本発明の別の第３発明に係る磁気ヘッド装置の
全体を示す斜視図。

【図５】図４の要部を示す斜視図。

【図６】従来の磁気ヘッド置を示す斜視図。

【符号の説明】

２…ロードビーム ７…スライダー ９…凹溝 １０…磁気ヘッド １１…ヘッドコア １２…磁気コイル Ｄ…光磁気ディスク

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ディスク装着位置におけるディスクの径
   方向に進退するロードビームと、 このロードビームの先端部に弾性保持され前記ディスク
   が回転することにより発生する空気流を受けて浮上する
   スライダーと、 このスライダーに取り付けられヘッドコアおよび磁気コ
   イルを有する磁気ヘッドとを備えた磁気ヘッド装置にお
   いて、 前記スライダーにディスク装着側端面に開口する凹溝を
   設けたことを特徴とする磁気ヘッド装置。
2. 【請求項２】 ディスク装着位置におけるディスクの径
   方向に進退するロードビームと、 このロードビームの先端部に弾性保持され前記ディスク
   が回転することにより発生する空気流を受けて浮上する
   スライダーと、 このスライダーに取り付けられヘッドコアおよび磁気コ
   イルを有する磁気ヘッドとを備えた磁気ヘッド装置にお
   いて、 前記スライダーに前記ヘッドコアを保持する放熱部材を
   装着すると共に、 この放熱部材の装着側からディスク装着側に向かって貫
   通するスリットを設けたことを特徴とする磁気ヘッド装
   置。
3. 【請求項３】 ディスク装着位置におけるディスクの径
   方向に進退するロードビームと、 このロードビームの先端部に弾性保持され前記ディスク
   が回転することにより発生する空気流を受けて浮上する
   スライダーと、 このスライダーに取り付けられヘッドコアおよび磁気コ
   イルを有する磁気ヘッドとを備えた磁気ヘッド装置にお
   いて、 前記スライダーにスライダー幅方向両側に開口する貫通
   孔を設けたことを特徴とする磁気ヘッド装置。
4. 【請求項４】 前記貫通孔は前記ディスクの周方向に延
   在する長孔によって形成されていることを特徴とする請
   求項３記載の磁気ヘッド装置。