JP3159792B2 - 記録ヘッド - Google Patents

記録ヘッド

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JP3159792B2
JP3159792B2 JP19090192A JP19090192A JP3159792B2 JP 3159792 B2 JP3159792 B2 JP 3159792B2 JP 19090192 A JP19090192 A JP 19090192A JP 19090192 A JP19090192 A JP 19090192A JP 3159792 B2 JP3159792 B2 JP 3159792B2
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剛 八森
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アイワ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データのバックアッ
プ装置などに使用される光ディスクを用いたデータの記
録再生装置などに適用して好適な記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどのデータをバックアッ
プする装置として、光ディスクを使用したデータ記録再
生装置(光ディスク装置)が知られている。
【0003】光ディスク上にディジタルデータを記録す
る場合にはデータ書き込み用の半導体レーザの他に、記
録ヘッドなるものが使用される場合がある。これは半導
体レーザを光ディスク面に照射して記録すべきエリアを
所定温度(キューリー点)以上にした状態で記録ヘッド
に記録すべき極性の電流を与えることによってそのディ
ジタル信号に合うような磁区を形成するためである。
【0004】図7はその一例を示すデータ記録再生装置
10の説明図であって、11は光ディスク、12は半導
体レーザを内蔵した光ピックアップ装置である。光ピッ
クアップ装置12が光ディスク11の下面側に位置して
いるときはこれと対峙する上面に記録ヘッド20が配さ
れる。そして、端子14に供給されたディジタル信号に
よって光ディスク11の所定エリアにその情報が記録さ
れる。
【0005】記録ヘッド20は光ピックアップ装置12
に連動して移動するようにも構成することができるが、
光ピックアップ装置12との位置関係を正確に保持しな
がら移動させることが非常に困難であるので、通常は固
定式となっている。
【0006】記録ヘッド20が固定式であるために、こ
れは図8に示すように構成されている。図8において、
16は記録できる最内周、17はその最外周を示すとす
れば、それらに囲まれる半径の領域18が記録エリアと
なる。3.5インチの光ディスクであるときには、記録
エリア18の長さはほぼ16mmである。
【0007】この記録エリア長をカバーするように単一
の記録ヘッド20が構成されるもので、図9にも示すよ
うにE字状の磁気ヨーク21が使用され、その中心ヨー
ク21aがギャップとなるようにコイル22が巻回され
る。
【0008】記録ヘッド20はその中心ヨーク21aが
光ディスク11の面を所定の間隙を保持して対峙するよ
うに配されるものであるから、図8は光ディスク11の
下面側から描いた図である。
【0009】記録エリア18を覆うような長さの固定式
記録ヘッド20を使用した場合でも、レーザが照射され
る位置は局所的であるので所定の記録エリアにのみディ
ジタル信号を記録することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】固定式の記録ヘッド2
0を使用する場合、電力効率化のためにこの記録ヘッド
20がカバーする領域はできるだけ狭い方が好ましい。
例えば、図8のように記録長をRとし、記録幅をWとし
たときには、Rは16mm以上、Wはヘッドの取り付け
誤差、光ピックアップのビーム位置誤差を含む幅である
ことが好ましい。そのような記録幅Wとなるように磁気
ヨーク21の厚みなどが選定されている。そして、記録
面に与えるべき磁界の強さは16000A/mから32
000A/mの範囲に収まるように規定されている。ま
た光ディスク11の記録面から記録ヘッド20までの間
隙は回転時にディスクと記録ヘッドが絶対こすらないよ
うな距離に設定される。
【0011】このような条件下で、上述の記録磁界を得
るには記録ヘッド20の消費電力は2W以上となり、こ
れがため記録ヘッド20の発熱は非常に大きい。図10
は記録ヘッド使用時間と記録ヘッド取り付け場所におけ
る温度上昇との関係を示すグラフであって、使用開始後
僅かの時間で温度が30度近く上昇してしまうことが判
る。この温度上昇は光ディスク11の回転数が早い場合
よりも遅い方が著しいことが判る。
【0012】記録ヘッド20の使用中にこのような温度
上昇があるため、通常はファンを取り付け、装置内部温
度が異常に上昇しないように冷却しているが、このファ
ンを取り付けることによって今度は外部の塵埃などを装
置内部に吸引してしまうので、空気取入れ口などにはフ
ィルタを取り付けるなどの処置をしなければならない。
【0013】このように記録ヘッド20の温度上昇を抑
えるために種々の対策を講じる結果装置のコストがアッ
プするなどの問題を惹起している。
【0014】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、発熱を抑えることができる記
録ヘッドを提案するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、光ディスクに対する記録ヘッ
ドであって、共通ヨークと、この共通ヨークに対して左
右交互に分岐し、その先端が前記光ディスク側に折曲し
た分岐ヨークから一体成形されたヨーク部と、前記ヨー
ク部の複数の分岐ヨークのそれぞれにコイルを配するこ
とにより構成され、前記光ディスクの半径方向に対して
複数に分割されかつ左右交互に位置するように配置され
た記録ヘッド素子とを備えていることを特徴とするもの
である。
【0016】
【作用】図1のように3個の記録ヘッド素子20A,2
0B,20Cによって記録ヘッド20が構成される。記
録ヘッド素子20A,20B,20Cは光ディスク11
の半径方向に対して交互に配列され、図5に示すように
光ピックアップ装置12が読み取る位置に応じて記録ヘ
ッド素子が選択的に切り替え駆動される。
【0017】そうすると、ディジタル信号の記録中は3
個ある記録ヘッド素子の何れか1つしか駆動されないた
め、実質的に電力消費が1/3に抑えられることにな
り、それに伴って発熱も1/3以下になる。この程度の
発熱では冷却用のファンは要らない。
【0018】
【実施例】続いて、この発明に係る記録ヘッドの一例を
データ記録再生装置に適用した場合について図面を参照
して詳細に説明する。
【0019】図1はこの発明に係る記録ヘッド20の一
例を示すもので、この例では3個の記録ヘッド素子20
A,20B,20Cで記録ヘッド部23が構成されてい
る。この発明では同図に示すように複数の記録ヘッド素
子を構成する場合において、夫々の記録ヘッド素子が互
いに磁気的に干渉しないようにするため、光ディスク1
1の半径方向に対して左右交互に位置するように記録ヘ
ッド素子20A,20B,20Cが構成される。
【0020】そのため、図2に示すような変形E字状の
磁気ヨーク25が使用される。図において、25aは中
心に位置する共通ヨークであって、その長さLは記録エ
リア18の長さRにほぼ等しい。この共通ヨーク25a
に対して左右に分岐ヨーク25b,25c,25dが交
互で互いが重ならないように一体成形されたものが使用
される。
【0021】この磁気ヨーク25を使用して図1および
図2に示すように対応する部所にコイル26A,26
B,26Cが巻回されて、互いに独立した記録ヘッド素
子20A,20B,20Cが構成される。記録ヘッド素
子20Aにあって、分岐ヨーク25bの長さLbがその
素子のギャップ長となり、共通ヨーク25aの板厚がギ
ャップ幅となる。他の記録ヘッド素子20B,20Cも
同様である。
【0022】このように構成された記録ヘッド20が図
4に示すように光ディスク11の半径方向に沿って配さ
れる。そして、記録ヘッド素子20Aは記録エリア18
のうち最内周16から1/3のエリアを記録エリアとし
て受け持ち、記録ヘッド素子20Cは最外周17から1
/3のエリアを記録エリアとして受け持ち、そして記録
ヘッド素子20Bそれの残りのエリアを記録エリアとし
て受け持つ。
【0023】光ディスク11の半径方向に対して直列的
に配された各記録ヘッド素子20A,20B,29Cに
は図5に示すような制御回路32,33,34が設けら
れ、光ピックアップ装置12の移動位置に応じて選択的
にディジタル信号が出力されるように制御される。
【0024】そのため、光ピックアップ装置12で読み
取られたデータのうちアドレス情報がアドレスリード回
路31で解析され、その出力が対応する制御回路32,
33,34に供給される。制御回路32,33,34の
夫々には端子35より消去信号が、端子36より記録す
べきディジタル信号が供給されており、受け持ち記録エ
リアに対応する制御回路のみ消去信号および記録ディジ
タル信号が出力されて記録ヘッド素子に供給されるよう
になされる。
【0025】例えば、図5のように光ピックアップ装置
12が中央の記録エリアに対応した位置まで移動したと
きにはそのアドレス情報から制御回路33のみ動作状態
となり、消去信号と記録すべきディジタル信号とが記録
ヘッド素子20Bに供給されて、データ記録処理が実行
される。記録ヘッド素子には、光ディスクのトラックま
たはセクターアドレス情報を元に、記録信号に対応した
極性の電流が供給される。
【0026】記録ヘッド20を複数に分割して使用した
場合には、その分個々の記録ヘッド素子自体が小型化さ
れるので同じ磁界の強さを得るにもこれに供給する電流
および電圧が小さくなるから単体の消費電力も当然に少
なくなり、それに伴って発熱量も抑えることができる。
原理的には単一の記録ヘッド構成よりも分割数分の1と
なるから、冷却ファンやフィルタなど冷却手段を備える
必要がなくなる。
【0027】図6はこの発明に係る記録ヘッド20の他
の例であって、図は4分割構成が例示されている。この
場合においても、隣接する記録ヘッド素子同士が互いに
干渉しないように、例えば、図のように夫々の記録ヘッ
ド素子20A〜20Dが配列されて構成される。分割数
が多くなればなるほど夫々の記録ヘッド素子からの発熱
が少なくなるから好都合である。しかし、光ディスク1
1が3.5インチタイプのものである場合には、分割数
は3若しくは4が適当である。
【0028】この発明に係る記録ヘッドは適用される光
ディスクのサイズやデータ記録再生装置の用途などには
制限されない。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る記録ヘッ
ドでは、光ディスクの半径方向に対して交互にしかも互
いに干渉しないように複数に分割した記録ヘッド素子で
その記録ヘッド部を構成したものである。
【0030】これによれば、各記録ヘッド素子での消費
電力を削減できるから個々の発熱量を抑えることが可能
になる。その結果、装置内部での温度上昇を効果的に抑
えられるため従来のような冷却手段などを全廃できる。
これはデータ記録再生装置のコストダウンに大きく寄与
する。
【0031】また、ヨーク部が共通ヨークと、この共通
ヨークに対して左右交互に分岐した分岐ヨークから一体
成形されているので、ヨーク部の製造が容易であると共
に、分岐ヨークに配されるコイルが互いに干渉しないの
でコイルの巻回も容易であり、すなわち記録ヘッド素子
の製造が容易であり、またヨーク部で効果的に放熱する
こともできる。更に、共通ヨークと分岐ヨークの折曲し
た先端間に磁束が発生するので損失が少なく、磁界が強
いという効果がある。したがって、この発明はコンピュ
ータデータのバックアップ装置として用いられるデータ
記録再生装置などに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る記録ヘッドの一例を示す平面図
である。
【図2】磁気ヨークの斜視図である。
【図3】図1の一部断面図である。
【図4】記録ヘッドの使用例を示す図である。
【図5】この発明を適用したデータ記録再生装置の要部
の系統図である。
【図6】この発明に係る記録ヘッドの他の例を示す平面
図である。
【図7】データ記録再生装置の説明図である。
【図8】光ディスクと記録ヘッドとの関係を示す図であ
る。
【図9】記録ヘッドの断面図である。
【図10】記録ヘッド使用時の温度上昇状態を示す特性
図である。
【符号の説明】 10 データ記録再生装置 11 光ディスク 12 光ピックアップ装置 20 記録ヘッド 20A〜20D 記録ヘッド素子 25 磁気ヨーク 25a 共通ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−303701(JP,A) 特開 平5−109142(JP,A) 特開 平4−117648(JP,A) 特開 平3−203801(JP,A) 特開 平3−171456(JP,A) 特開 平2−137050(JP,A) 特開 平1−194111(JP,A) 特開 昭63−237241(JP,A) 特開 昭62−108544(JP,A) 特開 昭62−110646(JP,A) 特開 昭61−11901(JP,A) 特開 昭61−214257(JP,A) 特開 平2−252102(JP,A) 実開 平2−11502(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 11/105 G11B 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに対する記録ヘッドであっ
    て、 共通ヨークと、この共通ヨークに対して左右交互に分岐
    し、その先端が前記光ディスク側に折曲した分岐ヨーク
    から一体成形されたヨーク部と、 前記ヨーク部の複数の分岐ヨークのそれぞれにコイルを
    配することにより構成され、前記光ディスクの半径方向
    に対して複数に分割されかつ左右交互に位置するように
    配置された記録ヘッド素子とを備えていることを特徴と
    する記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記複数に分割された記録ヘッド素子に
    は、光ディスクのトラックまたはセクターアドレス情報
    を基に、記録信号に対応した極性の電流が供給されるよ
    うになされたことを特徴とする請求項1に記載の記録ヘ
    ッド。
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