JPH0863923A - 光磁気記録装置の磁気ヘッド - Google Patents

光磁気記録装置の磁気ヘッド

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JPH0863923A
JPH0863923A JP20067594A JP20067594A JPH0863923A JP H0863923 A JPH0863923 A JP H0863923A JP 20067594 A JP20067594 A JP 20067594A JP 20067594 A JP20067594 A JP 20067594A JP H0863923 A JPH0863923 A JP H0863923A
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JP
Japan
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magneto
slider
magnetic
optical disk
recording
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JP20067594A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kanaguchi
政弘 金口
Kan Ebisawa
観 海老澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スライダの耐磨耗性と放熱性の両方を上げて高
転送レートを達成する。 【構成】スライダ14は光磁気ディスク5と接触する下
部側に例えばセラミックなど耐磨耗性に優れた材質で成
形された摺動部20が設けられ、その上面側に例えば銅
など熱伝導率が高くて放熱性に優れた材質で成形された
放熱部21が設けられている。ヘッドコア15は放熱部
21に接着されている。したがって、この磁気ヘッド1
では、スライダ14が光磁気ディスク5と接触しても磨
耗を最小限に抑えることができる。その上ヘッドコア1
5に巻回されたコイルに高周波電流を流しても、コイル
に発生した熱が放熱部21を介して空気中に速やかに放
熱されるので高温になることがない。このため、記録に
十分な磁束密度を得ることが可能になり、高転送レート
の記録が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク装置な
どに適用して好適な光磁気記録装置の磁気ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどのデータを保存する手
段として、最近ではMO(光磁気)ディスクを用いた光
磁気ディスク装置が使用されるようになってきた。これ
は、MOディスクが大容量性、アクセスの高速性、可搬
性などに優れているからである。光磁気ディスク装置の
記録方式としては、光変調記録方式と磁界変調記録方式
とがある。
【0003】光変調記録方式では、光ディスクに照射す
るレーザ光の発生手段として用いられるレーザダイオー
ドの駆動電流が変調され、これによってレーザ光がオン
又はオフになる。レーザ光がオンになると光磁気ディス
クの磁気記録材料が加熱されて活性化し、これに補助磁
界が加わって磁界の方向が変わることにより情報が記録
される。この光変調記録方式では、レーザダイオードの
発光の立ち上がり及び立ち下がり波形が良いため、高い
周波数の信号を記録することが可能であり、高転送レー
トを達成することができる。そのため、映像信号のよう
に高い記録レートを必要とする分野に使用されている。
【0004】一方、磁界変調記録方式では、上述の光変
調方式と異なり情報に対応する信号の「1」、「0」に
応じて磁気コイルの磁界方向を反転させる、すなわち、
磁界を変調して光磁気ディスクの磁気記録材料の磁界の
方向を変えることにより情報を記録する。したがって、
OVER−WRITEが可能であり、また、原理的にM
Oディスク上に記録されたピット形状がきれいになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の光変調
記録方式ではOVER−WRITEができないという問
題がある。すなわち、既に情報が記録されているMOデ
ィスクに新たな情報を記録する場合、記録済みの情報を
一旦消去してから再度新たな情報を記録しなければなら
ないから処理時間が長くなる。更に、情報の消去用とし
て記録用とは別の光学系ブロックを必要とするのでコス
トアップになるなどの問題がある。OVER−WRIT
Eが可能な光変調記録方式も提案されているが、MOデ
ィスクの構造が複雑になるなどの問題があり、まだ実用
化には至っていない。
【0006】また、磁界変調記録方式では、補助磁界を
発生する磁気コイルに情報の信号に比例した周波数の電
流を流すようになっている。このとき、磁気コイルのイ
ンピーダンスが高いと磁気コイルの周波数特性が悪くな
るので、磁気コイルの巻き数を減らしてインピーダンス
を下げ、これによって、高い周波数にも適合するように
している。しかし、記録に十分な磁束密度を発生するよ
うに比較的大きな電流を流すと、磁気コイルの温度が上
昇して記録効率が低下するなどの問題があった。
【0007】このため、磁界変調記録方式を採用してい
る光磁気ディスク装置では、磁気コイルを光磁気ディス
クにできるだけ近付けることにより磁気コイルに発生す
る補助磁界が弱くても記録可能にする方法が検討されて
いる。すなわち、磁気コイルに発生する補助磁界が小さ
くても記録できれば、磁気コイルに流す電流も小さくて
すみ、磁気コイルの発熱を小さく抑えることができるか
らである。磁気コイルを光磁気ディスクに近付ける方法
として、図4に示すようなフライング方式の磁気ヘッド
1がある。
【0008】この磁気ヘッド1においては、例えばリニ
アモータの可動部にアームとしての弾性を有するロード
ビーム12が取り付けられている。ロードビーム12の
先端には保持部としてのコの字状に成形された変位自在
なフレクシャ13が溶着されている。フレクシャ13の
下端面には平板状のスライダ14が接着され、その端部
に補助磁界を発生するための磁極としてのヘッドコア1
5が接着されている。ヘッドコア15にはコイル16が
巻回されている。この磁気ヘッド1は、光磁気ディスク
5の回転に伴って移動する空気を受けてスライダ14が
浮上するようになっている。
【0009】しかし、このような磁気ヘッド1のスライ
ダ14の浮上量はたかだか10μm程度であり、光磁気
ディスク5の凹凸や異物の付着などによりスライダ14
と光磁気ディスク5との接触は避けられない。したがっ
て、スライダ14の磨耗を考量して材料を選定しなけれ
ばならない。そこで、スライダ14は耐磨耗性の高いチ
タン酸カリウムなどのセラミックで成形されているのが
普通である。セラミックはその熱伝導率が0.2〜0.
3J/cm・s・K程度であり、比較的放熱性が悪い。
【0010】このような放熱性の悪いスライダ14に取
り付けられたヘッドコア15のコイル16に、記録に十
分な磁束密度を発生するための高周波電流を流すと、コ
イル16に発生した熱が放熱されずに蓄積され、コイル
16及びヘッドコア15が高温になってしまうという問
題があった。この時の温度がフェライで成形されたヘッ
ドコア15のキュリー点を越えてしまうと、磁束を全く
発生することができなくなってしまい記録不可能になる
ことがある。
【0011】そこで、本発明は上述したような課題を解
決したものであって、磁界変調記録方式で高転送レート
を達成することが可能な光磁気記録装置の磁気ヘッドを
提案するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、光磁気ディスクの回転に伴って
移動する空気を受けて浮上するスライダと、上記スライ
ダに取り付けられた補助磁界発生用の磁極とを備え、上
記光磁気ディスクに磁界変調方式によって情報が記録さ
れる光磁気記録装置の磁気ヘッドにおいて、上記スライ
ダの上記光磁気ディスクとの接触部の材質と、上記磁極
の取り付け部の材質とが異なることを特徴とするもので
ある。
【0013】
【作用】図1及び図2に示すように、スライダ14は光
磁気ディスク5と接触する下部側に例えばセラミックな
ど耐磨耗性に優れた材質で成形された摺動部20が設け
られ、その上面側に例えば銅など熱伝導率が高くて放熱
性に優れた材質で成形された放熱部21が設けられてい
る。ヘッドコア15は放熱部21に接着されている。し
たがって、この磁気ヘッド1では、スライダ14が光磁
気ディスク5と接触しても磨耗を最小限に抑えることが
できる。その上、ヘッドコア15に巻回されたコイル1
6に比較的大きな高周波電流を流しても、コイル16に
発生した熱が放熱部21を介して空気中に速やかに放熱
されるので、ヘッドコア15及びコイル16が高温にな
るのを防止することができ、記録に十分な磁束密度を得
ることが可能になり、これによって高転送レートの記録
が可能になる。
【0014】
【実施例】続いて、本発明に係る光磁気記録装置の磁気
ヘッドの一実施例について、図面を参照して詳細に説明
する。なお、上述と同様な部分には同一の符号を付して
詳細な説明を省略した。
【0015】図1は、本発明の光磁気記録装置の磁気ヘ
ッド1の構成を示す。この磁気ヘッド1は例えば光磁気
ディスク装置に用いられるもので、取り付け用のベース
11、ベース11から延びるアームとしてのロードビー
ム12、ロードビーム12に溶着された保持部としての
フレクシャ13、フレクシャ13の下側に接着されたス
ライダ14及びスライダ14に接着された磁極としての
ヘッドコア15で構成されている。ヘッドコア15に
は、コイル16(図2)が巻回されている。
【0016】ベース11は、例えばリニアモータの可動
部2に取り付けられたブロック3などにビス4で固定さ
れている。リニアモータの可動部2は、光磁気ディスク
5の半径方向に沿って移動するように配置されており、
これによって、磁気ヘッド1が光磁気ディスク5の半径
方向に移動するようになっている。ロードビーム12は
適宜な弾性を有しており、スライダ14の浮上特性に対
応できるようになっている。また、フレクシャ13は全
方向に変位可能であり、光磁気ディスク5に凹凸があっ
たり或いは異物が付着していた場合でも、スライダ14
がこれに対応した姿勢をとることができる。
【0017】スライダ14は略矩形であり、図2に示す
ように光磁気ディスク5の回転に伴って移動する空気を
受けて光磁気ディスク5の盤面から所定寸法だけ浮上す
る。これで、光磁気ディスク5の回転中はスライダ14
及びヘッドコア15と光磁気ディスク5とが接触しない
ように考慮されている。
【0018】しかし、実際には光磁気ディスク5の盤面
には凹凸があり、また、異物の付着などが考えられるの
で、本例ではスライダ14が下側の摺動部20と上側の
放熱部21とに分割され、これらが例えば接着によって
張り合わされている。そして、光磁気ディスク5と接触
する摺動部20は、耐磨耗性に優れた例えばセラミック
材で成形されている。これによって、スライダ14の磨
耗を抑えることができる。一方、放熱部21としては例
えば熱伝導率が3.85J/cm・s・K程度の銅など
放熱性の高い材料が用いられている。そして、放熱部2
1の端部に例えば板状のヘッドコア15が接着されてい
る。ヘッドコア15にはコイル16が巻回されており、
このコイル16に所定の電流が流されると記録に十分な
磁束密度の補助磁界が発生する。
【0019】この磁気ヘッド1においては、コイル16
に電流が流されると発熱するが、ヘッドコア15が放熱
性の高い材質の放熱部21に接着されているので、ヘッ
ドコア15及びコイル16の熱が放熱部21を介して空
気中に速やかに放熱される。したがって、ヘッドコア1
5及びコイル16の温度を低く抑えることができるの
で、磁束密度の低下を防ぐことが可能になる。これによ
って、コイル16に比較的大きな高周波電流を流すこと
が可能になり、高転送レートの記録が可能になる。ま
た、高転送レート記録を行なうときコイル16に流す電
流を従来に比べて下げることができるので、駆動回路を
簡単にして消費電力を下げることが可能になる。
【0020】なお、上述の実施例では放熱部21を平板
とした場合について説明したが、図3に示すように放熱
部21の上面側に複数の凹溝22を設けて表面積を広く
することにより、放熱効果を上げることもできる。凹溝
22は空気の流れ方向に沿って設けると放熱効果が更に
向上する。また、本例では放熱部21として銅を用いた
が、これ以外に熱伝導率が高く放熱性の良い材質であれ
ば任意の材料を用いることが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はスライダ
の光磁気ディスクとの接触部の材質と、磁極の取り付け
部の材質とが異なるものである。したがって、本発明に
よれば、例えば光磁気ディスクとの接触部に耐磨耗性の
良い材質を用い、磁極の取り付け部に放熱性の良い材質
を用いることにより、磨耗を最小限に抑えることがで
き、しかも高周波の電流を流しても温度が上がりすぎる
ことがなくなるので、高周波電流を流すことが可能にな
り、これによって、磁界変調記録方式でも高転送レート
が可能になる。また、高転送レート記録を行なうとき磁
気ヘッドのコイルに流す電流を従来より下げることがで
きるので、駆動回路を簡単にして消費電力を下げること
が可能になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気記録装置の磁気ヘッド1を
示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】スライダ14の変形例を示す断面図である。
【図4】従来の磁気ヘッド1の断面図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 12 ロードビーム 13 フレクシャ 14 スライダ 15 ヘッドコア 16 コイル 20 摺動部 21 放熱部 22 凹溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクの回転に伴って移動する
    空気を受けて浮上するスライダと、 上記スライダに取り付けられた補助磁界発生用の磁極と
    を備え、 上記光磁気ディスクに磁界変調方式によって情報が記録
    される光磁気記録装置の磁気ヘッドにおいて、 上記スライダの上記光磁気ディスクとの接触部の材質
    と、上記磁極の取り付け部の材質とが異なることを特徴
    とする光磁気記録装置の磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記光磁気ディスクとの接触部に耐磨耗
    性の良い材質が用いられ、上記磁極の取り付け部に放熱
    性の良い材質が用いられていることを特徴とする請求項
    1に記載の光磁気記録装置の磁気ヘッド。
JP20067594A 1994-08-25 1994-08-25 光磁気記録装置の磁気ヘッド Pending JPH0863923A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20067594A JPH0863923A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 光磁気記録装置の磁気ヘッド

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JP20067594A JPH0863923A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 光磁気記録装置の磁気ヘッド

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Publication Number Publication Date
JPH0863923A true JPH0863923A (ja) 1996-03-08

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ID=16428378

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JP20067594A Pending JPH0863923A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 光磁気記録装置の磁気ヘッド

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JP (1) JPH0863923A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000072313A1 (fr) * 1999-05-19 2000-11-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Structure de support de conversion

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EP1193691A1 (en) * 1999-05-19 2002-04-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Converter support structure
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US6731587B1 (en) 1999-05-19 2004-05-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Transducer-supporting structure
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