JPH0923556A - 電力ケーブルの接続構造およびその方法 - Google Patents

電力ケーブルの接続構造およびその方法

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JPH0923556A
JPH0923556A JP7168777A JP16877795A JPH0923556A JP H0923556 A JPH0923556 A JP H0923556A JP 7168777 A JP7168777 A JP 7168777A JP 16877795 A JP16877795 A JP 16877795A JP H0923556 A JPH0923556 A JP H0923556A
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JP
Japan
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conductor
insulator
cable
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power cable
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Application number
JP7168777A
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English (en)
Inventor
Masayuki Tan
正之 丹
Seiichi Okuyama
清一 奥山
学 ▲吉▼田
Manabu Yoshida
Yoshiyuki Fujii
善之 藤井
Katsuya Yamagami
勝哉 山上
Katsunao Shinoda
勝直 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 性能に優れ、作業時間が短くて済み、狭い現
場でも大サイズの電力ケーブルの接続作業が可能な電力
ケーブルの接続構造およびその方法を提供する。 【解決手段】 第1,第2電力ケーブルのケーブル導体
の先端部を削る第1工程と、該先端部が削られた一方の
電力ケーブルに外殻となる第2補強絶縁体を遊嵌挿入す
る第2工程と、第2補強絶縁体が遊嵌挿入された電力ケ
ーブルの先端部側に内殻となる第1補強絶縁体を遊嵌挿
入する第3工程と、先端部が削られた他方の電力ケーブ
ルに内殻となる他方の第1補強絶縁体を遊嵌挿入する第
4工程と、第4工程までが終了した電力ケーブルのケー
ブル導体の先端部同士を接続導体により接続する第5工
程と、前記遊嵌挿入された2個の第1補強絶縁体を接続
部側に移動して収縮させる第6工程と、遊嵌挿入された
第2補強絶縁体を接続部側に移動し、収縮後の2個の第
1補強絶縁体を覆う第7工程とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブルの接
続構造およびその方法に関し、特に超高圧CVケーブル
等の電力ケーブルの接続構造およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超高圧CVケーブルの中間接続
(直線接続)の一手段として、押出モールドジョイント
(EMJ)が知られている。
【0003】押出モールドジョイントは、架橋剤入りポ
リエチレンコンパウンドを接続現場において可搬式小形
押出機により接続部に押し出し、冷却して成形し、外部
半導体層を取り付けた後に架橋し、最後にボックスを取
り付ける工程を備えている。この押出モールドジョイン
トは、非常に優れた性能と信頼性とを有するものの、施
工時間が長く、施工に熟練を要し、作業現場の環境管理
(ジョイントルーム内のクリーン管理)が非常に厳しい
という問題点がある。
【0004】かかる問題点の解決手段として、例えばブ
ロックモールドジョイント(BMJ)が提案されてい
る。
【0005】図3は、従来のBMJの断面図である。
【0006】図3に示すように、対向配置された電力ケ
ーブル101a,101bのケーブル絶縁体102a,
102bの先端部はペンシル状に削られ、ケーブル導体
103a,103bが露呈されている。ケーブル導体1
03a,103bの露呈部は導体接続子104で覆われ
て接続されている。前記導体接続子104の周囲を覆う
ように高圧シールド電極106が配置され、該高圧シー
ルド電極106はその周囲を覆うXLPEからなる補強
絶縁体105に埋め込まれている。
【0007】以上のような構成のBMJを組み立てるに
は、高圧シールド電極106を埋め込んだ補強絶縁体1
05を予め工場で製作しておく。そして、現場において
は、電力ケーブル101a,101bの直出しを行って
絶縁体102a,102bのペンシル状削りを行い、次
いでそれぞれの露呈したケーブル導体103a,103
bに導体接続子104を圧縮取付し、更に補強絶縁体1
05のブロックに電力ケーブル101a,101bを挿
入し、最後に導体固定治具によりケーブル接続を行って
製作作業が終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
BMJは、現場でジョイントを組み立てる際には、電力
ケーブルを少なくともジョイント長さの1/2の距離を
後退させる必要があり、大サイズのCVケーブルにBM
J工法を適用するのは極めて困難となるおそれがある。
【0009】そこで、本発明の目的は、性能に優れ、作
業時間が短くて済み、狭い現場でも大サイズの電力ケー
ブルの接続作業が可能な電力ケーブルの接続構造および
その方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、先端面が対向配置された第
1,第2電力ケーブルのケーブル導体と、該対向配置さ
れたケーブル導体を接続する接続導体と、少なくとも該
接続導体または第1,第2ケーブル導体のいずれか一方
と接触された導体接触子と、該導体接触子の両側方に配
置され収縮により前記第1,第2電力ケーブルの外皮に
それぞれ密着された第1補強絶縁体と、該第1補強絶縁
体全体を覆っていて埋め込まれた電極が前記導体接触子
に接触されるように配置された第2補強絶縁体とを備え
てなることを要旨とする。
【0011】請求項1記載の発明によれば、接続導体は
対向配置された第1,第2電力ケーブルのケーブル導体
を接続する。導体接触子は少なくとも接続導体または第
1,第2ケーブル導体のいずれか一方と接触されてい
る。この導体接触子と接続導体やケーブル導体との接触
により、ケーブル導体と次に説明する電極とが同電位と
なる。第1補強絶縁体は導体接触子の両側面側に配置さ
れ収縮により第1,第2電力ケーブルの外皮にそれぞれ
密着される。電極が導体接触子に接触するように埋め込
まれた第2補強絶縁体は、第1補強絶縁体全体を覆い、
前記埋め込まれた電極が導体接触子に接触する。
【0012】また、請求項2記載の発明は、第1,第2
電力ケーブルのケーブル導体の先端部を削る第1工程
と、該先端部が削られた一方の電力ケーブルに外殻とな
る第2補強絶縁体を遊嵌挿入する第2工程と、前記第2
補強絶縁体が遊嵌挿入された電力ケーブルの先端部側に
内殻となる第1補強絶縁体を遊嵌挿入する第3工程と、
先端部が削られた他方の電力ケーブルに内殻となる他方
の第1補強絶縁体を遊嵌挿入する第4工程と、前記第4
工程までが終了した電力ケーブルのケーブル導体の先端
部同士を接続導体により接続する第5工程と、前記遊嵌
挿入された2個の第1補強絶縁体を接続部側に移動して
収縮させる第6工程と、前記遊嵌挿入された第2補強絶
縁体を前記接続部側に移動し、前記収縮後の2個の第1
補強絶縁体を覆う第7工程とを備えたことを要旨とす
る。
【0013】請求項2記載の発明によれば、第1工程で
は第1,第2電力ケーブルのケーブル導体の先端部を削
る。第2工程では先端部が削られた一方の電力ケーブル
に外殻となる第2補強絶縁体を遊嵌挿入する。第3工程
では第2補強絶縁体が遊嵌挿入された電力ケーブルの先
端部側に内殻となる第1補強絶縁体を遊嵌挿入する。第
4工程では先端部が削られた他方の電力ケーブルに内殻
となる他方の第1補強絶縁体を遊嵌挿入する。第5工程
では前記の第4工程までが終了した電力ケーブルのケー
ブル導体の先端部同士を接続導体で接続する。第6工程
では遊嵌挿入された2個の第1補強絶縁体を接続部側に
移動して収縮させる。第7工程では遊嵌挿入された第2
補強絶縁体を接続部側に移動し、収縮後の2個の第1補
強絶縁体を覆う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を
付し、重複記載を省略する。
【0015】図1は、実施の形態の一例の断面図であ
る。
【0016】図1に示すように、対向配置された電力ケ
ーブル101a,101bは直出しされてケーブル導体
103a,103bが露呈され、該ケーブル導体103
a,103bの露呈部は導体接続管1で覆われている。
該導体接続管1はケーブル導体103a,103bの露
呈部において圧着されている。導体接続管1の外側を覆
うように高圧シールド電極接触子2が配置され、該高圧
シールド電極接触子2の左右折曲部の先端はケーブル導
体103a,103bの露呈部に接触されている。この
高圧シールド電極接触子2は上下に分割されたものを圧
着して構成されている。
【0017】高圧シールド電極接触子2の左右には、拡
径された状態から収縮状態にされた架橋剤入り絶縁材料
(例えば、EP,XLPE)からなる第1補強絶縁体3
a,3bが配置されている。高圧シールド電極接触子2
の外周面に接触して高圧シールド電極5が配置され、前
記第1補強絶縁体3a,3bおよび高圧シールド電極5
を覆うように第2補強絶縁体4が配置されている。以上
の構成によりケーブル導体103a,103bと高圧シ
ールド電極5とが同電位に維持される。
【0018】次に以上のような構成の電力ケーブルの接
続構造の製作過程を、図2を参照しつつ説明する。
【0019】現場において、先ず、図2(a)に示すよ
うに、2本の電力ケーブル101a,101bの端部を
対向配置する。次いで、図2(b)に示すように、2本
の電力ケーブル101a,101bを接続作業を行うの
に必要な角度だけ曲げる。この曲げた状態で、図2
(c)に示すように、予め工場で製作しておいた第2補
強絶縁体4を電力ケーブル102bに挿入し、次に第1
補強絶縁体3bを挿入する。前記第2補強絶縁体4には
高圧シールド電極5(図2(g)参照)が所定位置に埋
め込まれている。また、ケーブル導体103bに導体接
続管1を挿入する。更に、左方の電力ケーブル102a
に第1補強絶縁体3aを挿入する。
【0020】次いで、図2(d)に示すように、電力ケ
ーブル102a,102bをそれぞれ真っ直ぐに伸ばし
てケーブル導体103a,103bの先端面を当接さ
せ、その当接部を覆うように導体接続管1を移動し、外
側から圧着して電気的接続状態を確保する。
【0021】次いで、図2(e)に示すように、2分割
された高圧シールド電極接触子2を前記導体接続管1を
覆うようにして圧着し、第1補強絶縁体3aを矢印X1
方向に移動して高圧シールド電極接触子2の左側面に当
接させ、同様に第1補強絶縁体3bを矢印X2 方向に移
動して高圧シールド電極接触子2の右側面に当接させ
る。このように第1補強絶縁体3a,3bをそれぞれ高
圧シールド電極接触子2に当接させた状態で第1補強絶
縁体3a,3bを所定温度に加熱して収縮させると、図
2(f)に示すように、第1補強絶縁体3a,3bが電
力ケーブル101a,101bに密着して固定される。
【0022】この状態で第2補強絶縁体4を矢印X3
移動して収縮された第1補強絶縁体3a,3bを完全に
覆うよう嵌入する。このような工程を経ると図2(g)
に示すような電力ケーブルの接続構造が完成する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、各請求項記載の発
明によれば、第2補強絶縁体は工場で製造され、第1補
強絶縁体は現場において収縮され、電力ケーブルを軸方
向に移動する必要がないので、性能に優れ、作業時間が
短くて済み、狭い現場でも大サイズの電力ケーブルの接
続作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の断面図である。
【図2】同例の作業過程を示す流れ図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 導体接続管(接続導体) 2 高圧シールド電極接触子(導体接触子) 3a,3b 第1補強絶縁体 4 第2補強絶縁体 5 高圧シールド電極(電極) 101a,101b 電力ケーブル 103a,103b ケーブル導体
フロントページの続き (72)発明者 藤井 善之 千葉県富津市新富町42−1番地 株式会社 フジクラ富津工場内 (72)発明者 山上 勝哉 千葉県富津市新富町42−1番地 株式会社 フジクラ富津工場内 (72)発明者 篠田 勝直 千葉県富津市新富町42−1番地 株式会社 フジクラ富津工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端面が対向配置された第1,第2電力
    ケーブルのケーブル導体と、 該対向配置されたケーブル導体同士を接続する接続導体
    と、 少なくとも該接続導体または第1,第2ケーブル導体の
    いずれか一方と接触された導体接触子と、 該導体接触子の両側方に配置され収縮により前記第1,
    第2電力ケーブルの外皮にそれぞれ密着された第1補強
    絶縁体と、 該第1補強絶縁体全体を覆っていて埋め込まれた電極が
    前記導体接触子に接触されるように配置された第2補強
    絶縁体とを備えてなることを特徴とする電力ケーブルの
    接続構造。
  2. 【請求項2】 第1,第2電力ケーブルのケーブル導体
    の先端部を削る第1工程と、 該先端部が削られた一方の電力ケーブルに外殻となる第
    2補強絶縁体を遊嵌挿入する第2工程と、 前記第2補強絶縁体が遊嵌挿入された電力ケーブルの先
    端部側に内殻となる第1補強絶縁体を遊嵌挿入する第3
    工程と、 先端部が削られた他方の電力ケーブルに内殻となる他方
    の第1補強絶縁体を遊嵌挿入する第4工程と、 前記第4工程までが終了した電力ケーブルのケーブル導
    体の先端部同士を接続導体により接続する第5工程と、 前記遊嵌挿入された2個の第1補強絶縁体を接続部側に
    移動して収縮させる第6工程と、 前記遊嵌挿入された第2補強絶縁体を前記接続部側に移
    動し、前記収縮後の2個の第1補強絶縁体を覆う第7工
    程とを備えたことを特徴とする電力ケーブルの接続方
    法。
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