JPH09231003A - ペン入力電子機器 - Google Patents

ペン入力電子機器

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JPH09231003A
JPH09231003A JP3665796A JP3665796A JPH09231003A JP H09231003 A JPH09231003 A JP H09231003A JP 3665796 A JP3665796 A JP 3665796A JP 3665796 A JP3665796 A JP 3665796A JP H09231003 A JPH09231003 A JP H09231003A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タッチパネルによるデータ入力機能を備えたペ
ン入力電子機器において、ユーザ自らが定めたペンタッ
チ操作方法により、容易に特定の機能を実行すること。 【解決手段】ROM14に記憶されている各種のプログ
ラムに応じて制御部(CPU)11により実行可能な機
能を起動させるためのペンタッチパターンを、タブレッ
ト13上で実際にペンタッチしてそのタッチ間隔カウン
トデータとしてパターンメモリ17に登録させ、この
後、通常モードでの動作において、タブレット13に対
するペンタッチの操作パターンが、前記パターンメモリ
17に登録されたペンタッチパターンと一致した場合に
は、当該一致ペンタッチパターンに対応して登録された
機能の実行が指示され、その機能を司るプログラムが起
動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タッチパネルによ
るデータ入力機能を備えたペン入力電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タッチパネル式のデータ入力機能
を備えた電子機器としては、例えば電子手帳がある。す
なわち、このタッチパネル式の電子手帳では、タッチパ
ネルに表示されたアイコンをペンタッチすることで任意
の動作モードを起動させたり、任意の機能を実行させた
り、あるいはペンタッチの軌跡を手書きのイメージデー
タとして入力したり、文字認識してフォントデータとし
て入力したり、あらゆる入力処理をタッチパネルに対す
るペンタッチ操作により行なえるもので、この場合、例
えば動作モードの選択や機能の実行を行なうためのペン
タッチの操作方法は予め定められており、各種の動作モ
ードや機能をそれぞれ表現する複数のアイコンの中から
1つのアイコンを選択して1回ペンタッチ(シングルタ
ッチ)することにより行なわれる。
【0003】また、例えばある電子手帳では、一旦入力
されて表示されたデータの修正を行なう際には、修正対
象となるデータを2回ペンタッチ(ダブルクリック)す
ることにより修正機能が実行されるように定められてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のタッチパネル式のデータ入力機能を備えた電子機器
では、例えば動作モードの選択や機能の実行を行なうた
めのペンタッチの操作方法が、アイコンをシングルタッ
チするという方法に予め定められているので、その都
度、アイコン選択画面を表示させて所定のペンタッチ操
作を行なう必要があり、ユーザ自らが独自に定めたペン
タッチ操作方法によって、容易に機能選択を行なうこと
はできない問題がある。
【0005】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、ユーザ自らが定めたペンタッチ操作方法によ
り、容易に特定の機能を実行することが可能になるペン
入力電子機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
るペン入力電子機器は、ペン入力手段と、登録モードに
おいてこのペン入力手段により入力されたペン入力パタ
ーンを機器の所定動作の実行命令として記憶するパター
ン記憶手段と、実行モードにおいて前記ペン入力手段に
より入力されたペン入力パターンが前記パターン記憶手
段に記憶されているペン入力パターンと一致するか否か
を判断するパターン判断手段と、このパターン判断によ
り前記ペン入力手段により入力されたペン入力パターン
が前記パターン記憶手段に記憶されているペン入力パタ
ーンと一致すると判断された際に、当該ペン入力パター
ンを命令として機器の所定動作を実行する動作実行手段
とを具備したことを特徴とする。
【0007】つまり、本発明に係わるペン入力電子機器
では、登録モードにおいて、例えば複数回のペン入力に
伴なう各ペン入力相互間の時間間隔データからなるペン
入力パターンが機器の所定動作の実行命令としてパター
ン記憶手段に記憶され、実行モードにおいて、ペン入力
手段により入力されたペン入力パターンが前記パターン
記憶手段に記憶されているペン入力パターンと一致する
と判断された際には、当該ペン入力パターンを命令とし
て機器の所定動作が実行されることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明のペン入力電子機器
の実施形態に係わる電子手帳の電子回路の構成を示すブ
ロック図である。
【0009】この電子手帳は、制御部(CPU)11を
備えている。制御部(CPU)11は、液晶表示部12
の表示画面上に重ねて設けられたタブレット13からの
入力信号に応じてROM14に予め記憶されているシス
テムプログラムを起動させ、このシステムプログラムに
従って回路各部の動作制御を行なうもので、制御部(C
PU)11には、前記液晶表示部12、タブレット1
3、ROM14の他、時計回路15、RAM16、パタ
ーンメモリ17が接続される。
【0010】タブレット13は、ペンPによりタッチさ
れた位置に対応する電圧信号を発生し、そのペンタッチ
位置に対応する液晶表示部12の表示画面上でのX,Y
座標を検出するもので、このタブレット13により検出
されたペンタッチ位置の座標データが制御部11に与え
られることで、制御部11では、そのときの液晶表示部
12に対する表示データに基づきタッチ操作の内容が判
断される。
【0011】ROM14には、この電子手帳の全体の動
作を司るシステムプログラムが予め記憶されると共に、
スケジュールデータの登録/検索を行なうスケジュール
モード、メモデータの登録/検索を行なうメモモード、
名刺データの登録/検索を行なう名刺モード、電話帳デ
ータの登録/検索を行なう電話帳モード等、各種の動作
モードを個々に司るサブプログラム、また、各動作モー
ドにて実行可能な機能とその機能の実行を指示するペン
タッチの操作パターンとを関係付けるペンタッチパター
ン登録処理プログラム及びペンタッチ入力判定処理プロ
グラム等も予め記憶される。
【0012】時計回路15は、内蔵される発振回路によ
る発振信号に基づき計時動作するもので、この時計回路
15の計時動作により得られる計時信号は、制御部(C
PU)11に与えられる。
【0013】RAM16には、スケジュールデータが登
録されるスケジュールデータレジスタ、メモデータが登
録されるメモデータレジスタ、名刺データが登録される
名刺データレジスタ等、各種の手帳データが登録される
データレジスタが備えられると共に、制御部(CPU)
11による各回路の制御動作に応じて入出力される各種
のデータが一時的に記憶されるワークエリア等が備えら
れる。
【0014】パターンメモリ17には、ペンタッチパタ
ーンの登録処理に従って、各種の機能に個々に対応させ
て設定したペンタッチの入力パターンが、ペンタッチ相
互の時間間隔に対応するカウント値のパターンとして登
録される。
【0015】つまり、ペンタッチパターンは、例えばn
回のペンタッチに伴なう個々のタッチ間時間間隔がカウ
ントされ、n回目のペンタッチまでに得られた(n−
1)つ分の各カウント値の連続パターンとして登録され
る。
【0016】次に、前記構成による電子手帳の動作につ
いて説明する。図2は前記電子手帳におけるペンタッチ
パターンの登録処理に伴なう操作表示状態を示す図であ
る。
【0017】例えばメニュー選択により、ペンタッチパ
ターンの登録を指示すると、図2(A)に示すように、
登録対象となる機能を選択するための機能選択画面が表
示されるもので、この機能選択画面において、「ヘル
プ」機能を起動させるためのペンタッチパターンの登録
を行なうために、「ヘルプ」をペンタッチして指定する
と、図2(B1)に示すように、「ヘルプ」起動用のタ
ッチパターン入力画面が表示される。
【0018】この場合、タッチパターン入力画面には、
5個のタッチ対象点をそれぞれ白丸で囲んで配列したモ
デルパターン18が表示されるもので、このモデルパタ
ーン18として配列された5個のタッチ対象点のうちの
任意のタッチ対象点を、例えば左から順次ペンタッチし
て指定すると、ペンタッチされたタッチ対象点は黒丸表
示で示される。
【0019】例えば前記モデルパターン18における5
個のタッチ対象点の第1,第3,第4のタッチ対象点を
ペンタッチし、「登録」アイコンをペンタッチすると、
第1タッチ点と第3タッチ点との間の2区間分に相当す
るタッチ時間間隔と、第3タッチ点と第4タッチ点との
間の1区間分に相当するタッチ時間間隔とが、カウント
データの連続パターンとして入力され、「ヘルプ」起動
コマンドに対応するペンタッチパターンとしてパターン
メモリ17に登録される。
【0020】なお、図2(B2)に示すような、タッチ
パターン入力画面のように、前記モデルパターン18を
表示せずに、空白領域の所望の位置でペンタッチ操作を
行ない、そのタッチ時間間隔に相当するカウントデータ
の連続パターンを、ペンタッチの座標情報と共に、前記
同様「ヘルプ」起動コマンドに対応するペンタッチパタ
ーンとしてパターンメモリ17に登録してもよい。
【0021】例えば前記図2(B2)に示すタッチパタ
ーン入力画面の右下のエリアで2回連続したペンタッチ
「・・」を行なうと、そのタッチ位置に対応する右下エ
リアの座標データと共に、第1〜第2タッチ時間間隔に
相当するカウントデータが、「ヘルプ」起動コマンドに
対応するペンタッチパターンとしてパターンメモリ17
に登録される。
【0022】次に、前記ペンタッチパターンの登録処理
に従って機能起動用ペンタッチパターンがパターンメモ
リ17に登録された状態で、当該登録機能をペンタッチ
操作により起動する場合の動作について説明する。
【0023】図3は前記電子手帳によるペンタッチ入力
判定処理を示すフローチャートである。図4は前記電子
手帳のペンタッチ入力判定処理に伴なうペンタッチ入力
処理を示すフローチャートである。
【0024】図5は前記電子手帳のペンタッチ入力処理
に伴なうタッチパターン判定処理を示すフローチャート
である。液晶表示部12の表示画面に重ねて設けた透明
のタブレット13に対して、ペンPによるペンタッチが
なされ、そのペンタッチ位置に対応する座標データが制
御部(CPU)11に与えられると、図3におけるペン
タッチ入力判定処理が起動され、まず、図4におけるペ
ンタッチ入力処理に移行する(ステップSA)。
【0025】すなわち、前記タブレット13により検出
されたタッチ位置座標データが制御部(CPU)11に
与えられることで、ペン入力による割り込みの状態とな
り、そのタッチ位置座標データがRAM16内のペン入
力バッファに書き込まれると、時計回路15からの計時
信号に応じてタイマカウンタが起動され、ペンタッチ時
点からの時間経過に相当するカウントデータがRAM1
6内のタイマデータレジスタに逐次更新されて書き込ま
れる(ステップA1→A2)。
【0026】ここで、2回目のペンタッチが無いままの
状態で、前記RAM16内のタイマデータレジスタに書
き込まれるカウントデータに基づき一定時間以上(例え
ば5秒以上)経過したと判断されると、今回のペンタッ
チは前記ペンタッチパターンの登録処理に伴ない登録さ
れた特定の機能の実行のためのペンタッチではないと判
断されるので、前記タブレット13から制御部(CP
U)11に与えられたタッチ位置座標データに応じて通
常のペン入力に伴なう各種の動作が実行される(ステッ
プA3→A4→S1→S2→S3)。
【0027】一方、前記ステップA4において、RAM
16内のタイマデータレジスタに書き込まれるカウント
データに基づき、初回のペンタッチ時点から一定時間が
経過したと判断される前に、2回目のペンタッチが検出
されると、図5におけるタッチパターン判定処理に移行
する(ステップA4→A3→AB)。
【0028】すなわち、例えば2回目のペンタッチが検
出されると、その時点で、前記RAM16内のタイマデ
ータレジスタに書き込まれている1回目と2回目のペン
タッチ時間間隔に相当するカウントデータが読み出さ
れ、同RAM16内のタッチパターンレジスタに記憶さ
れると共に、4回目のペンタッチがなされたか否か判断
される(ステップB1,B2)。
【0029】この場合、まだ、2回目のペンタッチなさ
れた状態であるので、4回目のペンタッチは未だである
と判断され、前記RAM16内のタイマデータレジスタ
に書き込まれるカウントデータが初期化されて、前記2
回目のペンタッチ時点からの経過時間に相当するタイマ
カウンタのカウントが開始される(ステップB2→B
3)。
【0030】この後、前記2回目のペンタッチ時点から
一定時間が経過したと判断される前に、3回目のペンタ
ッチが検出されると、その時点で、前記RAM16内の
タイマデータレジスタに書き込まれている2回目と3回
目のペンタッチ時間間隔に相当するカウントデータが読
み出され、同RAM16内のタッチパターンレジスタに
記憶されると共に、4回目のペンタッチがなされたか否
か判断される(ステップB4→B5→B4→B1,B
2)。
【0031】この場合、まだ、3回目のペンタッチなさ
れた状態であるので、4回目のペンタッチは未だである
と判断され、前記RAM16内のタイマデータレジスタ
に書き込まれるカウントデータが初期化されて、前記3
回目のペンタッチ時点からの経過時間に相当するタイマ
カウンタのカウントが開始される(ステップB2→B
3)。
【0032】そして、この後、前記3回目のペンタッチ
時点から一定時間が経過したと判断される前に、4回目
のペンタッチが検出され、3回目と4回目のペンタッチ
時間間隔に相当するカウントデータが前記RAM16内
のタッチパターンレジスタに記憶されて4回目のペンタ
ッチがなされたと判断された場合(ステップB4→B5
→B4→B1,B2→B6)、あるいは、前記3回目の
ペンタッチ時点から4回目のペンタッチがなされずに一
定時間以上経過したと判断された場合(ステップB4→
B5→B6)には、前記RAM16内のタッチパターン
レジスタに記憶された4回のペンタッチに伴なう各タッ
チ時点間の3つのタイマカウントデータからなるタッチ
パターン、あるいは、3回のペンタッチに伴なう各タッ
チ時点間の2つのタイマカウントデータからなるタッチ
パターンと、パターンメモリ17に登録されているペン
タッチパターンとが比較され、入力されたタッチパター
ンと一致する登録されたペンタッチパターンが存在する
か否か判断される(ステップB6,B7)。
【0033】ここで、前記RAM16内のタッチパター
ンレジスタに記憶された今回の一連のペンタッチに伴な
うタッチパターンが、パターンメモリ17に登録されて
いるペンタッチパターンと一致すると判断された場合に
は、この一致判断されたペンタッチパターンに対応付け
て登録されている特定の機能の実行が指示されたと判定
され、その登録機能が実行される(ステップB7→A6
→S1→「登録機能実行」)。
【0034】一方、前記RAM16内のタッチパターン
レジスタに記憶された今回の一連のペンタッチに伴なう
タッチパターンが、パターンメモリ17に登録さててい
る何れのペンタッチパターンとも一致しないと判断され
た場合には、今回のペンタッチは前記パターンメモリ1
7に登録された特定の機能の実行のためのペンタッチで
はないと判断されるので、前記ペンタッチに伴ないタブ
レット13から制御部(CPU)11に与えられたタッ
チ位置座標データに応じて通常のペン入力に伴なう各種
の動作が実行される(ステップB7→A6→S1→S2
→S3)。
【0035】図6は前記電子手帳による電話帳モードで
のペンタッチ入力判定処理に伴なう操作表示状態を示す
図である。例えば前記図2(A)及び図2(B1)にて
示したように、ペンタッチパターンの登録処理に伴な
い、ペンタッチ「・ ・・」に対応するカウントデータ
が「ヘルプ」起動コマンドに対するペンタッチパターン
としてパターンメモリ17に登録されている状態で、図
6(A)に示すように、電話帳モードにおける氏名一覧
の表示画面において、ペンPにより「・ ・・」とペン
タッチすると、前記図3〜図5におけるペンタッチ入力
判定処理に基づき、今回入力されたペンタッチパターン
「・ ・・」がパターンメモリ17に登録されている
「ヘルプ」起動コマンドに対するペンタッチパターンと
一致すると判定され、当該「ヘルプ」機能が起動され
て、図6(B)に示すように、電話帳モードにおけるH
ELP画面の表示が実行される。
【0036】一方、例えば前記図2(A)及び図2(B
2)にて示したように、ペンタッチパターンの登録処理
に伴ない、ペンタッチ「・・」に対応するカウントデー
タが、そのタッチ位置に対応する右下エリアの座標デー
タと共に「ヘルプ」起動コマンドに対するペンタッチパ
ターンとしてパターンメモリ17に登録されている状態
では、例えば電話帳モードにおける氏名一覧の表示画面
の右下エリアにおいて、ペンPにより「・・」とペンタ
ッチすると、今回入力されたペンタッチパターン「・
・」とその入力座標データがパターンメモリ17に登録
されている「ヘルプ」起動コマンドに対するペンタッチ
パターンと一致すると判定され、当該「ヘルプ」機能が
起動されて、電話帳モードにおけるHELP画面の表示
が実行される「図6(B)参照」。
【0037】この場合、前記電話帳モードにおける氏名
一覧の表示画面において、ペンPにより「・・」とペン
タッチされた場合でも、その入力座標データが表示画面
の右下エリアと異なるエリアの座標データである場合に
は、パターンメモリ17に登録されている「ヘルプ」起
動コマンドに対するペンタッチパターンとは一致せず、
「ヘルプ」機能は起動されない。
【0038】すなわち、特定機能起動のためのタッチパ
ターンの登録時と同様の操作パターンのペンタッチを、
同一の画面エリアにて行なわないと、登録機能は実行さ
れないので、関係の無いペンタッチ操作によって誤って
機能が実行されることを防止できる。
【0039】したがって、前記構成の電子手帳によれ
ば、ROM14に記憶されている各種のプログラムに応
じて制御部(CPU)11により実行可能な機能を起動
させるためのペンタッチパターンを、タブレット13上
で実際にペンタッチしてそのタッチ間隔カウントデータ
としてパターンメモリ17に登録させ、この後、通常モ
ードでの動作において、タブレット13に対するペンタ
ッチの操作パターンが、前記パターンメモリ17に登録
されたペンタッチパターンと一致した場合には、当該一
致ペンタッチパターンに対応して登録された機能の実行
が指示され、その機能を司るプログラムが起動されるの
で、例えば動作モードの選択や機能の実行を行なう際
に、その都度、アイコン選択画面を表示させて所定のペ
ンタッチ操作を行なう必要はなく、ユーザ自らが独自に
定めたペンタッチ操作方法によって、容易に機能選択を
行なうことができる。
【0040】なお、前記実施の形態では、電子手帳にお
ける特定機能起動用の命令として、ペンタッチパターン
を登録する場合について説明したが、このペンタッチパ
ターンは、ユーザ固有のタッチパターンとして登録する
ことができるので、秘密性の高い情報を読み出すための
機能起動用の命令としてペンタッチパターンを登録して
もよい。
【0041】図7は本発明のペン入力電子機器の他の実
施形態に係わる銀行端末管理装置におけるペンタッチパ
ターンの登録処理に伴なう操作表示状態を示す図であ
る。すなわち、図7(A)に示すように、銀行メニュー
の選択画面において、任意の銀行を選択して「機能」ア
イコンをペンタッチすると、図7(B)に示すように、
機能登録画面が表示される。
【0042】この機能登録画面では、口座番号の表示機
能を起動させるためのペンタッチパターン設定用のモデ
ルパターン18a、暗証番号の表示機能を起動させるた
めのペンタッチパターン設定用のモデルパターン18
b、預金額の表示機能を起動させるためのペンタッチパ
ターン設定用のモデルパターン18cがそれぞれ独立し
て表示され、種類の異なるデータ毎にユーザ固有のペン
タッチパターンを表示機能起動用の命令として登録する
ことができる。
【0043】また、前記実施の形態では、特定機能起動
用の命令としてペンタッチパターンを登録し、ペンタッ
チによる操作パターンに応じて登録機能を実行させる場
合について説明したが、各動作モードのそれぞれにおけ
る特定機能に対応させて登録したペンタッチパターン
を、一覧表示して確認できる構成としてもよい。
【0044】図8は電子手帳において登録されたペンタ
ッチパターンの一覧表示状態を示す図である。例えばメ
モモードにおいて既に登録した特定機能起動用のペンタ
ッチパターンを確認したい場合に、モードメニュー選択
画面の表示状態において、「メモ」アイコンを一定時間
以上連続してペンタッチすると、当該メモモードにおい
て登録済みのペンタッチパターンがパターンメモリ17
から読み出されて一覧表示され、容易に確認することが
できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わるペン入力
電子機器によれば、登録モードにおいて、例えば複数回
のペン入力に伴なう各ペン入力相互間の時間間隔データ
からなるペン入力パターンが機器の所定動作の実行命令
としてパターン記憶手段に記憶され、実行モードにおい
て、ペン入力手段により入力されたペン入力パターンが
前記パターン記憶手段に記憶されているペン入力パター
ンと一致すると判断された際には、当該ペン入力パター
ンを命令として機器の所定動作が実行されるようにな
る。よって、ユーザ自らが定めたペンタッチ操作方法に
より、容易に特定の機能を実行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペン入力電子機器の実施形態に係わる
電子手帳の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記電子手帳におけるペンタッチパターンの登
録処理に伴なう操作表示状態を示す図。
【図3】前記電子手帳によるペンタッチ入力判定処理を
示すフローチャート。
【図4】前記電子手帳のペンタッチ入力判定処理に伴な
うペンタッチ入力処理を示すフローチャート。
【図5】前記電子手帳のペンタッチ入力処理に伴なうタ
ッチパターン判定処理を示すフローチャート。
【図6】前記電子手帳による電話帳モードでのペンタッ
チ入力判定処理に伴なう操作表示状態を示す図。
【図7】本発明のペン入力電子機器の他の実施形態に係
わる銀行端末管理装置におけるペンタッチパターンの登
録処理に伴なう操作表示状態を示す図。
【図8】前記電子手帳において登録されたペンタッチパ
ターンの一覧表示状態を示す図。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU)、 12 …液晶表示部、 13 …タブレット、 14 …ROM、 15 …時計回路、 16 …RAM、 17 …パターンメモリ、 18 …ペンタッチのモデルパターン、 19 …「登録」アイコン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペン入力手段と、 登録モードにおいてこのペン入力手段により入力された
    ペン入力パターンを機器の所定動作の実行命令として記
    憶するパターン記憶手段と、 実行モードにおいて前記ペン入力手段により入力された
    ペン入力パターンが前記パターン記憶手段に記憶されて
    いるペン入力パターンと一致するか否かを判断するパタ
    ーン判断手段と、 このパターン判断により前記ペン入力手段により入力さ
    れたペン入力パターンが前記パターン記憶手段に記憶さ
    れているペン入力パターンと一致すると判断された際
    に、当該ペン入力パターンを命令として機器の所定動作
    を実行する動作実行手段とを具備したことを特徴とする
    ペン入力電子機器。
  2. 【請求項2】 さらに、 複数のペン入力の対象位置が配列されたモデルパターン
    を表示するモデル表示手段を備え、 前記パターン記憶手段は、前記モデル表示手段により表
    示されたモデルパターンのペン入力対象位置に応じて前
    記ペン入力手段により入力されたペン入力パターンを機
    器の所定動作の実行命令として記憶するパターン記憶手
    段であることを特徴とする請求項1記載のペン入力電子
    機器。
  3. 【請求項3】 前記パターン記憶手段に記憶されるペン
    入力パターンは、複数回のペン入力に伴なう各ペン入力
    相互間の時間間隔データであることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載のペン入力電子機器。
  4. 【請求項4】 前記パターン記憶手段に記憶されるペン
    入力パターンは、複数回のペン入力に伴なう各ペン入力
    相互間の時間間隔データ及び入力位置データであること
    を特徴とする請求項1記載のペン入力電子機器。
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