JPH10333812A - 入力装置、入力方法、及び入力処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

入力装置、入力方法、及び入力処理プログラムを記録した記録媒体

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JPH10333812A
JPH10333812A JP14209797A JP14209797A JPH10333812A JP H10333812 A JPH10333812 A JP H10333812A JP 14209797 A JP14209797 A JP 14209797A JP 14209797 A JP14209797 A JP 14209797A JP H10333812 A JPH10333812 A JP H10333812A
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input
character
touch
recognized
tablet
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JP14209797A
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English (en)
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Tadahiro Takeguchi
忠寛 竹口
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ペン入力機能を備えた入力装置において、複数
の手書きの文字を順次入力している最中に、先に認識さ
れた文字に気を取られることなく、スピィーディに手書
きの文字を入力して認識表示すること。 【解決手段】メモモード処理の起動に伴ない液晶表示部
13に表示されたデータ入力画面G2において、例えば
「富士山」と手書き入力して認識させる際に、第1〜第
3ペン入力枠23a〜23cに対し、順次ペンPにより
「富」「士」「山」と手書き入力すると、個々の入力枠
23a〜23cに対するペン入力毎に、未認識文字の有無が
判断されてペン入力済みの手書き文字が順次文字認識さ
れて記憶保存される。そして、最後の手書き文字「山」
がペン入力されて一定時間が経過すると、当該最終手書
き文字「山」が認識されて記憶保存され、既に記憶され
ている一連の認識文字と共に読み出され、認識文字表示
エリア22に一括して表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば手書き文字
を認識させて入力するためのペン入力機能を備えた入力
装置、入力方法、及び入力処理プログラムを記録した記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ペン入力機能を備えた電子手帳等
の情報機器にあって、例えばメモデータやスケジュール
データの入力に際し、任意の文字を入力するには、ペン
入力画面上でペン入力した手書きの文字を認識させて入
力している。
【0003】前記ペン入力画面には、例えば3〜4文字
分の手書きエリアを示す入力枠が表示され、ユーザは、
この数文字分の入力枠の個々の枠内に、順次任意の文字
を1文字ずつペンで手書き入力していくもので、この場
合、1つの入力枠に対するペン入力が終わる都度、当該
入力枠にペン入力表示された手書き文字の認識処理が実
行され、その認識候補文字が前記手書きエリアに並行す
る認識文字表示エリアに表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のペン入力機能では、数文字分のペン入力枠が表示さ
れていても、1つの入力枠に対するペン入力が終わる都
度、その認識候補文字が並行表示されてしまうため、例
えばユーザが2文字目あるいは3文字目のペン入力操作
をしている最中に1文字目の認識候補文字が表示される
ことになり、ユーザは、並行表示された認識候補文字が
所望の文字として認識されたか否かに拘らずその認識結
果に気を取られてしまう。
【0005】従って、ユーザは、全ての入力枠に対する
ペン入力が終わる以前に、誤った認識文字等の再入力を
したくなり、結局、スピィーディな文字入力操作が妨げ
られる問題がある。
【0006】一方、全ての入力枠に対するペン入力が終
わってから、該入力枠に表示された複数の手書き文字を
一括して文字認識し表示処理するものも考えられている
が、複数の手書き文字を一括して文字認識すると、該認
識処理に長い時間を要し、この場合もスピィーディな文
字入力操作が妨げられる問題がある。
【0007】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、複数の手書きの文字を順次入力している最中
に、先に認識された文字に気を取られることなく、スピ
ィーディに手書きの文字を入力して認識表示することが
可能になる入力装置、入力方法、及び入力処理プログラ
ムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る入力装置は、表示部と、この表示部の表示画面上に重
ねて設けられた透明のタブレットと、このタブレットに
対しタッチされた位置を検出するタッチ位置検出手段
と、前記タブレットに対するタッチ入力に伴ない前記タ
ッチ位置検出手段により検出されたタッチ位置の軌跡を
前記表示部の表示画面に表示させるタッチ位置表示手段
と、前記タブレットに対するタッチ入力に伴ない前記タ
ッチ位置検出手段により検出されたタッチ位置の検出デ
ータを認識して対応したキャラクタに変換するタッチデ
ータ認識手段と、このタッチデータ認識手段により認識
変換されたキャラクタを記憶する認識キャラクタ記憶手
段と、前記タブレットに対するタッチ入力の終了を判断
する入力終了判断手段と、この入力終了判断手段により
前記タブレットに対するタッチ入力の終了が判断された
際に、前記認識キャラクタ記憶手段に記憶されたキャラ
クタを前記表示部の表示画面に表示させる認識キャラク
タ表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】つまり、本発明に係わる入力装置では、表
示部の表示画面上に重ねて設けられた透明のタブレット
に対し、タッチ入力を行なうと、タッチされた位置を前
記表示画面に対応させて検出するタッチ位置検出手段に
より検出されたタッチ位置の軌跡が、前記表示部の表示
画面に表示されると共に、前記タッチ位置検出手段によ
り検出されたタッチ位置の検出データが認識されて対応
したキャラクタに変換され認識キャラクタ記憶手段に記
憶される。そして、前記タブレットに対するタッチ入力
の終了を判断する入力終了判断手段により、前記タブレ
ットに対するタッチ入力の終了が判断された際に、前記
認識キャラクタ記憶手段に記憶されている認識キャラク
タが前記表示部の表示画面に表示されるので、一連のタ
ッチ入力が行なわれる中で、該タッチ入力データは順次
認識されてキャラクタに変換記憶され、この認識変換キ
ャラクタは、前記一連のタッチ入力が終わって初めて一
括表示されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の入力装置の実施形
態に係わる電子手帳装置の電子回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【0011】この電子手帳装置は、コンピュータ等から
なる制御部(CPU)11を備えている。制御部(CP
U)11は、キー入力部12から入力されるキー入力デ
ータや、液晶表示部13の表示画面上に重ねて設けられ
たタブレット14から位置検出回路15を介して入力さ
れるタッチペンPによるタッチ位置データに応じて、R
OM16に予め記憶されているシステムプログラムを起
動させ、あるいは外部記録媒体20に予め記憶されてい
る手帳装置制御用プログラムを記録媒体読み取り部19
により読み取らせて起動させ、RAM17をワークメモ
リとして回路各部の動作制御を行なうものである。
【0012】この制御部(CPU)11には、前記キー
入力部12、液晶表示部13、タブレット14、位置検
出回路15、ROM16、RAM17、記録媒体読み取
り部19が接続される他、前記液晶表示部13は表示駆
動回路18を介して接続される。
【0013】キー入力部12には、本電子手帳装置の電
源の投入/遮断を行なうための「ON/OFF」キー1
2a、及びメモデータの入力・検索・表示を行なうため
のメモモード、スケジュールデータの入力・検索・表示
を行なうためスケジュールモード、電話帳データの入力
・検索・表示を行なうための電話帳モード等、各種動作
モードをメニューにした動作モード選択画面G1<図4
(A)参照>を表示させる際に操作される「メニュー」
キー12b等が備えられる。
【0014】タブレット14は、液晶表示部13の表示
画面上に重ねて設けられ、ペンPによりタッチされた位
置に応じたX方向の電圧信号とY方向の電圧信号を発生
するもので、このタブレット14から出力されるタッチ
位置に応じた電圧信号に基づき、位置検出回路15によ
り表示画面に対応させたXY座標が検出され、このタッ
チ位置座標に応じて制御部(CPU)11により操作の
内容が判断される。
【0015】これにより、制御部(CPU)11では、
位置検出回路15から転送されるペンタッチ位置の座標
検出データに応じて、液晶表示部13に対してペンタッ
チの軌跡を表示させたり、該表示部13に表示させてい
る表示データの内容からペンタッチの操作内容が判断さ
れる。
【0016】ROM16には、本電子手帳装置の電子回
路における、図2に示す全体の処理を司るシステムプロ
グラムデータが予め記憶されると共に、メモモード,ス
ケジュールモード,電話帳モード等の個々の動作モード
に対応する制御を司る複数のサブプログラム、そして、
各動作モードにおける手書き文字の入力認識に際して起
動される、図3に示すデータ入力処理プログラム等が予
め記憶される。
【0017】RAM17には、表示データ記憶部(VR
AM)17a、座標データ記憶部17b、認識候補文字
記憶部17c、メモデータ記憶部17d、スケジュール
データ記憶部17e、電話帳データ記憶部17f、タイ
マデータ記憶部17g、カーソルデータ記憶部17h、
ワークエリア17i等が確保される。
【0018】表示データ記憶部(VRAM)17aに
は、液晶表示部13に表示すべき表示データがビットマ
ップのパターンデータとして記憶される。座標データ記
憶部17bには、タブレット14に対するペンタッチに
伴ない位置検出回路15を介して検出されたXY座標デ
ータが、ペン入力の軌跡データとして記憶される。
【0019】認識候補文字記憶部17cには、前記座標
データ記憶部17bに記憶されたペン入力軌跡に対応す
る座標列データに基づいて、文字認識処理により認識さ
れた候補文字が記憶される。
【0020】メモデータ記憶部17d、スケジュールデ
ータ記憶部17e、電話帳データ記憶部17fには、各
対応する動作モードにおけるデータ入力処理に伴ない、
ペン入力されて文字認識されたメモデータ、スケジュー
ルデータ、電話帳データが、前記認識候補文字記憶部1
7cから読み出され、入力データの登録操作に応じ転送
されて記憶登録される。
【0021】タイマデータ記憶部17gには、制御部
(CPU)11に内蔵されたタイマ回路により出力され
る計時信号に基づき、予め設定された一定時間の計時デ
ータが、必要に応じ逐次更新されて記憶される。
【0022】カーソルデータ記憶部17hには、液晶表
示部13において表示するカーソルkの表示位置座標が
記憶される。ワークデータ記憶部17iには、各種動作
モードの制御処理に伴ない制御部(CPU)11にて入
出力されるデータが、必要に応じて一時的に記憶され
る。
【0023】そして、液晶表示部13には、前記キー入
力部12におけるキー入力操作やタブレット14におけ
るペンタッチ操作に従った入力データや設定データ,検
索データ等がリアルタイムに表示される。
【0024】次に、前記構成による電子手帳装置の動作
について説明する。図2は前記電子手帳装置の全体処理
を示すフローチャートである。キー入力部12の「メニ
ュー」キー12bを操作すると、メモモード,スケジュ
ールモード,電話帳モード等の動作モードを選択設定す
るためのモードアイコン<図4(A)参照:「メモ」2
1a・「スケジュール」21b・「電話帳」21c>を
配列した動作モード選択画面G1が液晶表示部13に表
示される(ステップS1→S2)。
【0025】この動作モード選択画面G1の表示状態に
おいて、任意のモードアイコンをペンPでタッチして選
択すると、選択された動作モードが設定され、その設定
動作モードに対応する制御処理プログラムが起動され初
期画面の表示状態となる(ステップS3→S4,S5→
S6,S7)。
【0026】こうした動作モードの選択設定処理(ステ
ップS1〜S7)により、メモモードが選択されて設定
されると、メモデータをペン入力により文字認識させて
登録するためのデータ入力画面G2<図4(B)参照>
が初期画面として液晶表示部13に表示され、メモモー
ド処理(図3参照)が起動される(ステップS8→S
A)。
【0027】この場合、前記データ入力画面G2には、
認識された候補文字を表示させる認識文字表示エリア2
2と4文字分のペン入力枠23a〜23dが並列に確保
される。そして、認識文字表示エリア22には、ペン入
力の終了を指示するアイコン「終了」22aが配置され
る。
【0028】また、前記動作モードの選択設定処理(ス
テップS1〜S7)により、スケジュールモードが選択
されて設定されると、スケジュールデータの入力画面が
初期画面として液晶表示部13に表示され、スケジュー
ルモード処理が起動される(ステップS9→S10)。
【0029】また、前記動作モードの選択設定処理(ス
テップS1〜S7)により、電話帳モードが選択されて
設定されると、電話帳データの入力画面が初期画面とし
て液晶表示部13に表示され、電話帳モード処理が起動
される(ステップS11→S12)。
【0030】また、前記動作モードの選択設定処理(ス
テップS1〜S7)により、その他の動作モードが選択
されて設定されると、それぞれ対応する初期画面が液晶
表示部13に表示された後、対応する動作モード処理が
起動される(ステップS11→他の処理)。
【0031】図3は前記電子手帳装置におけるメモモー
ドの設定に伴ない起動されるデータ入力処理を示すフロ
ーチャートである。図4は前記電子手帳装置のメモモー
ドにおけるデータ入力処理に伴なうペン入力操作表示状
態を示す図である。
【0032】図4(A)に示すように、キー入力部12
の「メニュー」キー12bが操作されると、メモモー
ド,スケジュールモード,電話帳モード等の動作モード
を選択設定するためのモードアイコン<「メモ」21a
・「スケジュール」21b・「電話帳」21c>を配列
した動作モード選択画面G1が液晶表示部13に表示さ
れる(ステップS1→S2)。このモード選択画面G1
の表示状態において、図4(B)に示すように、モード
アイコン「メモ」21aをペンタッチすると、動作モー
ドの選択設定処理(ステップS3〜S7)により、メモ
モードが選択されて設定され、メモデータをペン入力に
より文字認識させて登録するためのデータ入力画面G2
が初期画面として液晶表示部13に表示され、図3にお
けるメモデータの入力処理が起動される(ステップS8
→SA)。
【0033】前記データ入力画面G2の表示状態におい
て、ユーザがメモデータとして「富士山」と入力したい
場合に、まず、図4(C)に示すように、第1ペン入力
枠23aに対して「富」の文字をペンPにより手書き入
力すると、RAM17内のタイマデータ記憶部17gに
てカウントされるタイムカウントデータがリセット・ス
タートされる(ステップA1→A2)。
【0034】すると、液晶表示部13におけるペン入力
位置に対応するXY座標が、タブレット14から位置検
出回路15を介して検出され、ペン入力軌跡の座標デー
タとしてRAM17内の座標データ記憶部17bに記憶
されると共に、この座標データ記憶部17bに記憶され
た座標データからなる手書き文字データが当該ペン入力
中の液晶表示部13における第1ペン入力枠23aに対
して表示される(ステップA3,A4,A5)。
【0035】そして、前記第1ペン入力枠23aに対す
る手書き文字「富」のペン入力中は、他のペン入力枠2
3b〜23dに未認識文字は存在しないと判断され、前
記ペン入力検出毎の入力位置座標の検出及び記憶・表示
処理が繰り返される(ステップA1〜A6→A1)。
【0036】この後、第1ペン入力枠23aに対する1
文字目「富」のペン入力手書き処理が終了し、続いて、
図4(D)に示すように、第2ペン入力枠23bに対し
て2文字目「士」の文字をペンPにより手書き入力する
と、前記同様に、ペン入力検出毎の入力位置座標の検出
及び記憶・表示処理が繰り返される(ステップA1〜A
5)。
【0037】この第2ペン入力枠23bに対する2文字
目「士」の手書き入力中においては、第1のペン入力枠
23aにて入力表示されている手書き文字「富」が他の
ペン入力枠における未認識文字として判断され、該ペン
入力表示された手書き文字「富」に対応して前記座標デ
ータ記憶部17bに記憶された座標列データに基づき文
字認識処理が行なわれる(ステップA6→A7)。
【0038】そして、認識された候補文字データは、認
識候補文字記憶部17cに記憶され、認識済みとなった
前記第1ペン入力枠23a内の手書き文字「富」は消去
される(ステップA8,A9)。
【0039】この際、前記認識候補文字記憶部17cに
記憶された第1認識候補文字「富」は、認識文字表示エ
リア22に対し未だ表示されない。続いて、前記第1ペ
ン入力枠23aに対する手書き文字「富」の文字認識記
憶処理が終わった時点で、前記第2ペン入力枠23bに
対する手書き文字「士」のペン入力操作が終わってない
状態では、他のペン入力枠23a,23c,23dに未
認識文字は存在しないと判断され、当該第2ペン入力枠
23bにおけるペン入力検出毎の入力位置座標の検出及
び記憶・表示処理が繰り返される(ステップA1〜A6
→A1)。
【0040】この後、前記第2ペン入力枠23bに対す
る2文字目「士」のペン入力手書き処理が終了し、続い
て、図4(E)に示すように、第3ペン入力枠23cに
対して3文字目「山」の文字をペンPにより手書き入力
すると、前記同様に、ペン入力検出毎の入力位置座標の
検出及び記憶・表示処理が繰り返される(ステップA1
〜A5)。
【0041】この第3ペン入力枠23cに対する3文字
目「山」の手書き入力中においては、第2のペン入力枠
23bにて入力表示されている手書き文字「士」が他の
ペン入力枠における未認識文字として判断され、該ペン
入力表示された手書き文字「士」に対応して前記座標デ
ータ記憶部17bに記憶された座標列データに基づき文
字認識処理が行なわれる(ステップA6→A7)。
【0042】そして、認識された候補文字データは、認
識候補文字記憶部17cに記憶され、認識済みとなった
第2ペン入力枠23b内の手書き文字「士」は消去され
る(ステップA8,A9)。
【0043】この際、前記認識候補文字記憶部17cに
記憶された第1及び第2認識候補文字「富士」は、認識
文字表示エリア22に対し未だ表示されない。続いて、
前記第2ペン入力枠23bに対する手書き文字「士」の
文字認識記憶処理が終わった時点で、前記第3ペン入力
枠23cに対する手書き文字「山」のペン入力操作が終
わってない状態では、他のペン入力枠23a,23b,
23dに未認識文字は存在しないと判断され、当該第3
ペン入力枠23cにおけるペン入力検出毎の入力位置座
標の検出及び記憶・表示処理が繰り返される(ステップ
A1〜A6→A1)。
【0044】この後、前記第3ペン入力枠23cに対す
る3文字目「山」のペン入力手書き処理が終了し、その
最終ペン入力の検出時点から一定時間の未入力状態が経
過するか、又は、ペン入力操作によりアイコン「終了」
22aがペンタッチされることで、タイマデータ記憶部
17gにて記憶されているタイムカウントデータがタイ
ムアウトしたと判断されると、前記第3ペン入力枠23
cにおいてペン入力表示された手書き文字「山」に対応
して前記座標データ記憶部17bに記憶された座標列デ
ータに基づき文字認識処理が行なわれる(ステップA1
0→A11)。
【0045】そして、認識された候補文字データは、認
識候補文字記憶部17cに記憶されると共に、当該認識
候補文字記憶部17cに既に認識記憶された各候補文字
データと共に読み出され、図4(F)に示すように、例
えば第1文字目が誤って認識された「害士山」として認
識文字表示エリア22に表示される(ステップA12,
A13,A14)。
【0046】すなわち、前記各ペン入力枠23a〜23
dに対して、所望の手書き文字をペンPにより入力して
いる最中においては、入力された個々の手書き文字が順
次認識されて認識候補文字記憶部17cに記憶されて
も、認識文字表示エリア22には表示されず、一連の手
書き文字の入力が終わって一定時間経過するか、又は、
ペン入力操作によりアイコン「終了」22aがペンタッ
チされた時点で、最終の入力文字が認識され、既に認識
された文字と共に初めて認識文字表示エリア22に配列
表示されるので、ユーザは、手書き文字の入力操作中
に、直前に認識された文字の認識状態に気が取られるこ
とはなく、一連の手書き文字のペン入力操作を速やかに
続けて行なえるようになる。
【0047】図5は前記電子手帳装置のメモモードにお
けるデータ入力処理に伴なうペン入力訂正表示状態を示
す図である。前記図4(A)〜図4(F)に示すよう
に、手書き文字として「富」「士」「山」とペン入力操
作した場合でも、誤認識により「害士山」として認識文
字表示エリア22に表示された場合に、該誤認識されて
表示された「害」を訂正入力する際に、図5(A)に示
すように、前記認識文字表示エリア22に誤認識表示さ
れた「害」を、ペンPによりタッチすると、当該誤認識
文字「害」がカーソルkにより表示指示される。
【0048】こうして、誤認識文字「害」がカーソルk
により表示指示された状態で、第1ペン入力枠23aに
おいて手書き文字「富」をペンPにより再入力すると、
前記同様に、ペン入力検出毎の入力位置座標の検出及び
記憶・表示処理が繰り返される(ステップA1〜A
5)。
【0049】この際、前記第1ペン入力枠23aに対す
る手書き文字「富」のペン入力中は、他のペン入力枠2
3b〜23dに未認識文字は存在しないと判断され、前
記ペン入力検出毎の入力位置座標の検出及び記憶・表示
処理が繰り返される(ステップA1〜A6→A1)。
【0050】この後、第1ペン入力枠23aに対する手
書き文字「富」の訂正ペン入力手書き処理が終了し、図
5(B)に示すように、ペン入力の終了を指示するアイ
コン「終了」22aがペンタッチされると、前記第1ペ
ン入力枠23aにおいてペン入力表示された訂正手書き
文字「富」に対応して前記座標データ記憶部17bに記
憶された座標列データに基づき文字認識処理が行なわれ
る(ステップA10→A11)。
【0051】そして、訂正認識された候補文字データ
「富」は、認識候補文字記憶部17cに対し、カーソル
kの座標位置に対応して訂正記憶されると共に、当該認
識候補文字記憶部17cに既に認識記憶された各候補文
字データと共に読み出され、正しい認識文字「富士山」
として認識文字表示エリア22に訂正表示される(ステ
ップA12,A13,A14)。
【0052】したがって、前記構成の電子手帳装置によ
れば、メモモード処理の起動に伴ない液晶表示部13に
表示されたデータ入力画面G2において、例えば「富士
山」と手書き入力して認識させる際に、第1〜第3ペン
入力枠23a〜23cに対し、順次ペンPにより「富」
「士」「山」と手書き入力すると、個々の入力枠23a
〜23cに対するペン入力毎に、未認識文字の有無が判
断されてペン入力済みの手書き文字が順次文字認識され
て認識候補文字記憶部17cに記憶保存される。そし
て、最後の手書き文字「山」がペン入力されて一定時間
が経過すると、当該最終手書き文字「山」が認識されて
認識候補文字記憶部17cに記憶保存され、既に記憶さ
れている一連の認識文字と共に読み出され、認識文字表
示エリア22に一括して表示されるので、前記各ペン入
力枠23a〜23dに対して、所望の手書き文字をペン
Pにより入力している最中においては、入力された個々
の手書き文字が順次認識されて認識候補文字記憶部17
cに記憶されても、認識文字表示エリア22には表示さ
れず、一連の手書き文字の入力が終わってから初めて認
識文字表示エリア22に配列表示されるようになる。
【0053】これにより、ユーザは、手書き文字の入力
操作中に、直前に認識された文字の認識状態に気が取ら
れることなく、一連の手書き文字のペン入力操作をスピ
ィーディに行ない、文字認識表示させることができるよ
うになる。
【0054】なお、前記実施形態において記載した手
法、すなわち図2のフローチャートに示す電子手帳装置
の全体処理、図3のフローチャートに示すデータ入力処
理等の各手法は、コンピュータに実行させることができ
るプログラムとして、メモリカード(ROMカード、R
AMカード等)、磁気ディスク(フロッピーディスク、
ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DV
D等)、半導体メモリ等の外部記録媒体20に格納して
配布することができる。そして、コンピュータは、この
外部記録媒体20に記録されたプログラムを記録媒体読
み取り部19によって読み込み、この読み込んだプログ
ラムによって動作が制御されることにより、前記実施形
態において説明した手書き文字の入力認識機能を実現
し、前述した手法による同様の処理を実行することがで
きる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる入力装置
によれば、表示部の表示画面上に重ねて設けられた透明
のタブレットに対し、タッチ入力を行なうと、タッチさ
れた位置を前記表示画面に対応させて検出するタッチ位
置検出手段により検出されたタッチ位置の軌跡が、前記
表示部の表示画面に表示されると共に、前記タッチ位置
検出手段により検出されたタッチ位置の検出データが認
識されて対応したキャラクタに変換され認識キャラクタ
記憶手段に記憶される。そして、前記タブレットに対す
るタッチ入力の終了を判断する入力終了判断手段によ
り、前記タブレットに対するタッチ入力の終了が判断さ
れた際に、前記認識キャラクタ記憶手段に記憶されてい
る認識キャラクタが前記表示部の表示画面に表示される
ので、一連のタッチ入力が行なわれる中で、該タッチ入
力データは順次認識されてキャラクタに変換記憶され、
この認識変換キャラクタは、前記一連のタッチ入力が終
わって初めて一括表示されるようになる。
【0056】よって、本発明によれば、複数の手書きの
文字を順次入力している最中に、先に認識された文字に
気を取られることなく、スピィーディに手書きの文字を
入力して認識表示することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置の実施形態に係わる電子手帳
装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記電子手帳装置の全体処理を示すフローチャ
ート。
【図3】前記電子手帳装置におけるメモモードの設定に
伴ない起動されるデータ入力処理を示すフローチャー
ト。
【図4】前記電子手帳装置のメモモードにおけるデータ
入力処理に伴なうペン入力操作表示状態を示す図。
【図5】前記電子手帳装置のメモモードにおけるデータ
入力処理に伴なうペン入力訂正表示状態を示す図。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU)、 12 …キー入力部、 12b…「メニュー」キー、 13 …液晶表示部、 14 …タブレット、 15 …位置検出回路、 16 …ROM、 17 …RAM、 17a…表示データ記憶部、 17b…座標データ記憶部、 17c…認識候補文字記憶部、 17g…タイマデータ記憶部、 17h…カーソルデータ記憶部、 19 …記録媒体読み取り部、 20 …記録媒体、 22 …認識文字表示エリア、 22a…「終了」アイコン、 23a〜23d…ペン入力枠、 G2 …データ入力画面、 k …カーソル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部と、 この表示部の表示画面上に重ねて設けられた透明のタブ
    レットと、 このタブレットに対しタッチされた位置を検出するタッ
    チ位置検出手段と、 前記タブレットに対するタッチ入力に伴ない前記タッチ
    位置検出手段により検出されたタッチ位置の軌跡を前記
    表示部の表示画面に表示させるタッチ位置表示手段と、 前記タブレットに対するタッチ入力に伴ない前記タッチ
    位置検出手段により検出されたタッチ位置の検出データ
    を認識して対応したキャラクタに変換するタッチデータ
    認識手段と、 このタッチデータ認識手段により認識変換されたキャラ
    クタを記憶する認識キャラクタ記憶手段と、 前記タブレットに対するタッチ入力の終了を判断する入
    力終了判断手段と、 この入力終了判断手段により前記タブレットに対するタ
    ッチ入力の終了が判断された際に、前記認識キャラクタ
    記憶手段に記憶されたキャラクタを前記表示部の表示画
    面に表示させる認識キャラクタ表示手段とを具備したこ
    とを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 前記表示部の表示画面は、前記タブレッ
    トに対するタッチ入力の対象領域と前記認識キャラクタ
    表示手段による認識キャラクタの表示領域とを示してな
    ることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 【請求項3】 前記表示部の表示画面に示してなるタッ
    チ入力の対象領域は、複数に分割された入力領域を示し
    てなり、 前記タッチデータ認識手段は、前記表示部の表示画面に
    おける複数の入力領域毎に、前記タブレットに対するタ
    ッチ入力に伴ない前記タッチ位置検出手段により検出さ
    れたタッチ位置の検出データを認識して対応したキャラ
    クタに変換することを特徴とする請求項2に記載の入力
    装置。
  4. 【請求項4】 さらに、 前記認識キャラクタ表示手段により前記表示部の表示画
    面に表示された任意の認識キャラクタを指示するキャラ
    クタ指示手段と、 前記入力終了判断手段により前記タブレットに対するタ
    ッチ入力の終了が判断された際に、前記キャラクタ指示
    手段により前記表示部の表示画面に表示された任意の認
    識キャラクタが指示されている場合には、当該指示され
    た認識キャラクタを、前記認識キャラクタ記憶手段に記
    憶されたキャラクタに変更して表示させる認識キャラク
    タ訂正表示手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3の何れか1項に記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 表示部と、この表示部の表示画面上に重
    ねて設けられた透明のタブレットと、このタブレットに
    対しタッチされた位置を検出するタッチ位置検出手段と
    を有する入力装置の入力方法であって、 前記タブレットに対するタッチ入力に伴ない前記タッチ
    位置検出手段により検出されたタッチ位置の軌跡を前記
    表示部の表示画面に表示させるタッチ位置表示ステップ
    と、 前記タブレットに対するタッチ入力に伴ない前記タッチ
    位置検出手段により検出されたタッチ位置の検出データ
    を認識して対応したキャラクタに変換するタッチデータ
    認識ステップと、 このタッチデータ認識ステップにおいて認識変換された
    キャラクタを記憶する認識キャラクタ記憶ステップと、 前記タブレットに対するタッチ入力の終了を判断する入
    力終了判断ステップと、 この入力終了判断ステップにおいて前記タブレットに対
    するタッチ入力の終了が判断された際に、前記認識キャ
    ラクタ記憶ステップにおいて記憶されたキャラクタを前
    記表示部の表示画面に表示させる認識キャラクタ表示ス
    テップとからなることを特徴とする入力方法。
  6. 【請求項6】 表示部と、タッチ入力を検出するタブレ
    ットと、このタブレットに対しタッチされた位置を検出
    するタッチ位置検出手段とを有する入力装置のコンピュ
    ータを制御するための入力処理プログラムを記録した記
    録媒体であって、 前記コンピュータを、 前記タブレットに対するタッチ入力に伴ない前記タッチ
    位置検出手段により検出されたタッチ位置の軌跡を前記
    表示部の表示画面に表示させるタッチ位置表示手段、 前記タブレットに対するタッチ入力に伴ない前記タッチ
    位置検出手段により検出されたタッチ位置の検出データ
    を認識して対応したキャラクタに変換するタッチデータ
    認識手段、 このタッチデータ認識手段により認識変換されたキャラ
    クタをメモリに記憶させる認識キャラクタ記憶手段、 前記タブレットに対するタッチ入力の終了を判断する入
    力終了判断手段、 この入力終了判断手段により前記タブレットに対するタ
    ッチ入力の終了が判断された際に、前記認識キャラクタ
    記憶手段により前記メモリに記憶されたキャラクタを前
    記表示部の表示画面に表示させる認識キャラクタ表示手
    段、として機能させるための入力処理プログラムを記録
    した記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000231449A (ja) * 1999-01-29 2000-08-22 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 手書き記録装置でページ情報を表示するためのシステムおよび方法

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