JP2000218976A - 回覧管理装置 - Google Patents

回覧管理装置

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JP2000218976A
JP2000218976A JP2741599A JP2741599A JP2000218976A JP 2000218976 A JP2000218976 A JP 2000218976A JP 2741599 A JP2741599 A JP 2741599A JP 2741599 A JP2741599 A JP 2741599A JP 2000218976 A JP2000218976 A JP 2000218976A
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JP2741599A
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Hirotaka Hashimoto
裕香 橋本
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回覧物を期限内に速やかに回覧させることがで
きるようにする。 【解決手段】未読者エリアデータ41として回覧対象と
する複数の人の名前が設定され、期日データ42として
各名前に対応する確認完了期日(回覧期日)が設定され
る。接触通信受信部21を介して特定の名前に対応する
認証情報(個人認証データ)を受信した場合、この認証
情報に対応する名前を未読者エリアデータ41中の複数
の名前の中から判別して、回覧が完了したものとして消
去すると共に、回覧対象としてLCD24によって表示
される未読者の名前の一覧表示中から削除する。また、
回覧対象として設定された複数の名前の中で認証情報が
受信されていない名前が確認完了期日を経過して存在す
る場合にはブザー26から警告を通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回覧物の確認完了
期日を管理する回覧管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回覧物には回覧対象とする人の
名前の一覧が記載された用紙が添付され、回覧物を読ん
だ人により自分の名前がチェックされる。回覧する順番
(回覧ルート)が決められていない場合には、回覧者一
覧の用紙に対してランダムにチェックされるので、次に
誰に回覧すべきかを迷うことが多かった。また、回覧ル
ートが決まっている場合、回覧中の人が多忙であったり
出張などの理由から、期日通りに回覧が進まず期限切れ
となってしまうこともあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
回覧物を回覧する場合には、回覧物に添付された回覧者
一覧の用紙によって管理されていた。従って、回覧者一
覧の用紙に対してチェックされた名前を参照して、次に
誰に回覧しなければならないか決める必要があったり、
不在の人のところで回覧物が滞り他の人に知られないう
ちに期限切れとなってしまうことがあった。
【0004】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、回覧物を期限内に速やかに回覧させることが
可能な回覧管理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の名前と
確認完了期日とを設定する設定手段と、特定の名前に対
応する認証情報を受信する認証情報受信手段と、前記認
証情報受信手段によって受信された認証情報に対応する
名前を、前記設定手段によって設定されている複数の名
前の中から判別する判別手段と、前記設定手段によって
設定された複数の名前のうち前記判別手段によって判別
されていない名前を表示させる表示手段と、前記設定手
段によって設定された複数の名前の中で前記判別手段に
よって判別されていない名前が、前記設定手段によって
設定された確認完了期日を経過して存在する場合に警告
を通知する通知手段を具備したことを特徴とする。
【0006】このような回覧管理装置によれば、複数の
名前と確認完了期日(回覧期日)とが設定されると、そ
の回覧の対象とする複数の名前の中で認証情報受信手段
によって受信された認証情報に対応する名前がある場合
には、この名前の人への回覧が完了したものと判別さ
れ、回覧すべき人の名前の一覧表示中から該当する名前
が除かれるので、この名前の一覧表示を参照すること
で、次に誰に回覧を回せば良いのか容易に判別できる。
また、確認完了期日が経過しても回覧されていない場合
には警告が通知されて、回覧を速やかに進めるように促
されるために、ある人のところで回覧が滞るといったこ
とが回避される。
【0007】また、前記認証情報受信手段は、人が直接
的に接触することによって入力されるデータから認証情
報を取り出すことを特徴とする。
【0008】これにより、回覧管理装置を人が手で持つ
などした時点で認証情報が取り出されるために、筆記用
具や確認印などを用いて回覧のチェックを行なう必要が
ない。
【0009】また、前記設定手段は、前記複数の名前に
対してそれぞれ確認完了期日を設定する期日設定手段を
有し、前記通知手段は、前記複数の名前ごとに、前記期
日設定手段によって設定された確認完了期日をもとに警
告を通知するか否かを判別することを特徴とする。
【0010】これにより、複数の名前のそれぞれの人に
対して確認完了期日が判別されて、確認完了期日が経過
していればそれぞれの場合において警告が通知される。
【0011】また、前記期日設定手段は、最終の確認完
了期日までの日数をもとに前記複数の名前に対するそれ
ぞれの確認完了期日を求めることを特徴とする。
【0012】これにより、複数の名前に対して逐次、確
認完了期日を指定することなく、最終の確認完了期日ま
での日数を複数の名前の人に対して適当に割り当てられ
て、各名前に対する確認完了期日が設定される。
【0013】また、前記期日設定手段によって設定され
た確認完了期日に応じた、前記複数の名前に対する回覧
順を変更する変更手段を具備したことを特徴とする。
【0014】これにより、再度、回覧させたい場合、す
なわち確認完了期日を再度設定するような場合に、前記
複数の名前に対する回覧順を変更することができる。
【0015】また、前記変更手段は、特定の名前に対す
る回覧の順番を、前記複数の名前に対する回覧順の任意
の順番の指定に応じて変更することを特徴とする。
【0016】これにより、特定の名前に対する回覧の順
番が、設定済みの複数の名前に対する回覧順の中で指定
された順番に応じて、例えば挿入するようにして変更さ
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態に係わる回覧管
理装置の外観構成を示す図である。図1では回覧管理装
置を電子回覧クリップ10として構成したものである。
【0019】電子回覧クリップ10は、例えばA4サイ
ズよりも若干大きいサイズの回覧ボード11の一辺に取
り付けられており、回覧ボード11との間に回覧の文書
12(例えば紙媒体)を挟み込むことができるようにバ
ネ部材が設けられている。
【0020】電子回覧クリップ10の上面部(回覧の文
書12の表面と同じ側)には、表示入力部14、ブザー
16、設定キー18が設けられている。
【0021】表示入力部14は、後述する図3に示すよ
うに、例えば透明なタッチパネル23がLCD(液晶デ
ィスプレイ)24の表示画面上に重ね合わされて構成さ
れたもので、表示と共に例えば指先による直接的な接触
によって座標データの入力が可能なデバイスである。表
示入力部14では、回覧の対象とする複数の人(回覧
者)の名前と、それぞれの回覧者への回覧期日(確認完
了期日)の日付または回覧された回覧日の日付とが対応
付けて表示され、さらに回覧されていない回覧者(未読
者)の名前と、既に回覧が済んでいる回覧者(既読者)
の名前とが、それぞれ「未読」エリアと「既読」エリア
に分けて表示される。また、表示入力部14では、必要
に応じてメッセージなどの表示が行われる。さらに、表
示入力部14からは、名前が表示された何れかの領域内
の座標データが入力されることによって特定の回覧者を
選択する指示が入力される。
【0022】ブザー16は、回覧期日を経過しても観覧
が済んでいない回覧者がいる場合に、アラームを発する
ために用いられる。
【0023】設定キー18は、回覧者と、それぞれの回
覧者に対する回覧期日を設定するための設定処理の実行
を指示するためのキーである。
【0024】また、電子回覧クリップ10は、筐体表面
に対して人が直接的に接触することによって、筐体表面
に設けられた接触電極を介してデータを入力する接触通
信受信部21(図3)が設けられている。接触通信受信
部21がデータの受信対象とする筐体表面の範囲(接触
電極の配設範囲)は、表示入力部14の表示入力面の範
囲と一致していても良いし、筐体表面の任意の範囲とす
ることができる。接触通信受信部21のデータ受信対象
範囲が表示入力部22の表示入力面と一致している場
合、回覧者によって表示入力面上が指先などによって押
されると、接触通信受信部21によるデータ入力とタッ
チパネル23によるデータ入力が同時に行われる。な
お、接触通信受信部21によるデータ受信の詳細につい
ては後述する。
【0025】図2は電子回覧クリップ10の利用形態の
一例を示している。図2に示すように、電子回覧クリッ
プ10は、人が直接的に接触することによってデータを
入力することができ、例えば回覧者の体に接触するよう
にして身につけられている携帯型小型電子機器19に記
録されたデータを受信することができる。
【0026】携帯型小型電子機器19は、例えば腕時計
のような形態によって構成され、腕と接触する部分に接
触電極が設けられている。携帯型小型電子機器19から
電子回覧クリップ10に対して送信されるデータとして
は、例えば回覧の内容を確認したことを示すと共に回覧
者で有ることを識別させるための携帯型小型電子機器1
9に固有の個人認証データ(認証情報)がある。
【0027】携帯型小型電子機器19に記録されたデー
タを、人体を介して電子回覧クリップ10に入力する方
法としては、例えば人体の自然の電気伝導性を利用して
微少電流を流すことで電子データを伝送する方法があ
る。
【0028】図3は本発明の実施の形態に係わる電子回
覧クリップ10の電子回路の構成を示すブロック図であ
る。電子回覧クリップ10は、各種の記録媒体に記録さ
れたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラム
によって動作が制御される小型のコンピュータによって
構成することができる。
【0029】図3に示すように電子回覧クリップ10
は、CPU20、接触通信受信部21、表示入力部22
(タッチパネル23、LCD24)、時計25、通知部
26、設定キー27、ROM28、RAM29を含んで
構成されている。
【0030】CPU20は、電子回覧クリップ10全体
の制御を司るもので、ROM28に記憶されたプログラ
ムを実行することにより各種の処理を実行する。例えば
CPU20は、ROM28に記憶された回覧処理プログ
ラム31を実行することにより、回覧物の期日管理を行
なう管理処理を実行することができる。また、CPU2
0は、接触通信処理プログラム30を実行することによ
り、接触通信受信部21を介してデータを受信する接触
通信受信部21は、CPU20による制御のもとで動作
するもので、人体との接触電極を備え(図示せず)、人
体を通して伝送された所定のデータを含む信号(接触受
信信号)を接触電極から受信して、人体特有の雑音信号
などを除去して本来送信されたデータを取り出す。な
お、接触通信受信部21は、携帯型小型電子機器19を
身につけていない人に触れられた場合でも接触されたこ
とを検知することができる。
【0031】表示入力部22(表示入力部14)は、例
えば透明なタッチパネル23がLCD(液晶ディスプレ
イ)24の表示画面上に重ね合わされて構成されたもの
で、表示と共に例えば指先による直接的な接触によって
座標データの入力が可能なデバイスである。CPU20
は、表示入力部22から入力された座標データをもと
に、LCD24における特定の表示領域に対する選択指
示で有ることを判別する。例えば、LCD24において
表示した回覧者の名前、回覧期日などの何れが選択され
たかを判別する。なお、図1における設定キー18を表
示入力部14と別に設けているが、設定キー18につい
ても表示入力部14によって入力されるようにしても良
い。
【0032】時計25は、現在の日時を表す時計データ
を提供するもので、回覧者ごとの回覧期日の設定や回覧
期日が過ぎているか否かを判定する場合などに参照され
る。
【0033】通知部26は、回覧者の中で回覧期日が経
過した人がいる場合に、警告を通知するために用いられ
るもので、例えばブザー16から所定の音によるアラー
ムを出力させる。
【0034】設定キー27(設定キー18)は、回覧者
と、それぞれの回覧者に対する回覧期日を設定するため
の設定処理の実行を指示するためのキーである。
【0035】ROM28は、CPU20によってアクセ
スされるプログラムやデータが記憶されるもので、例え
ば接触通信受信部21によるデータ受信を制御するため
の接触通信処理プログラム30や、回覧物の期日管理を
行なう管理処理を実現するための回覧処理プログラム3
1等のプログラムが記憶されている。
【0036】RAM29は、CPU20が接触通信処理
プログラム30、回覧処理プログラム31などのプログ
ラムを実行することにより用いられる各種データが必要
に応じて一時的に記憶される。RAM29に格納される
各種データ40〜46については動作の説明の中で詳細
に説明する。また、RAM29には、作業用のデータを
一時的に記憶するためのワークエリアが必要に応じて設
けられる。
【0037】図4は、図2中に示す携帯型小型電子機器
19の電子回路の構成を示すブロック図である。携帯型
小型電子機器19は、各種の記録媒体に記録されたプロ
グラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって
動作が制御される小型のコンピュータによって構成する
ことができる。
【0038】図4に示すように携帯型小型電子機器19
は、CPU50、接触通信発信部51、LCD54、時
計55、入力部56、メモリ58を含んで構成されてい
る。
【0039】CPU50は、携帯型小型電子機器19全
体の制御を司るもので、メモリ58に記憶されたプログ
ラムを実行することにより各種の処理を実行する。例え
ばCPU50は、メモリ58に記憶されたPIM(pers
onal information manager)プログラム61を実行する
ことにより、PIMデータ(スケジュール,住所録,メ
モなどの個人情報)を管理する個人情報管理処理を実行
する。
【0040】接触通信発信部51は、CPU50の制御
のもとで、メモリ58に記憶された個人認証データ60
を送信するもので、人体との接触電極(図示せず)を備
え、送信すべきデータを所定の信号に変換して接触電極
から発信する。接触通信発信部51は、接触電極が人体
と接触されている場合には、常時、個人認証データ60
を含む信号を送出しているものとする。
【0041】LCD(液晶ディスプレイ)54は、各種
処理に応じた表示を行なう。
【0042】時計55は、現在の日時を表す時計データ
を提供するもので、PIMデータの作成、管理等を実行
する場合などに参照される。
【0043】入力部56は、携帯型小型電子機器19に
対するコマンドやデータ等を入力する。
【0044】メモリ58は、CPU20によってアクセ
スされるプログラムやデータが記憶されるもので、携帯
型小型電子機器19(携帯型小型電子機器19の所有
者)に固有の個人認証データ(認証情報)が記憶されて
いる。また、メモリ58には、個人情報管理処理を実現
するためのPIMプログラム61、個人情報管理処理に
よって管理されるPIMデータ62などが記憶される。
【0045】図5は、図3に示す電子回覧クリップ10
のRAM29において管理される接触による個人認証デ
ータ40の具体例を示している。図5に示すように、R
AM29には、接触通信受信部21によって受信された
個人認証データに対応する回覧者の名前を判別するため
に、個人認証データと名前とが対応付けられた接触によ
る個人認証データ40が記憶される。
【0046】この接触による個人認証データ40は、電
子回覧クリップ10に対して予め何らかの方法(記憶媒
体、通信など)によって提供されているものとする。ま
た、RAM29に記憶される個人認証データは、回覧対
象とする回覧者に対する個人認証データのみを記憶する
ようにしても良いが、本実施形態では回覧の対象となる
可能性のある全ての人についての個人認証データが予め
登録されているものとする。
【0047】次に、前述した構成による電子回覧クリッ
プ10の動作について、図6、図7、及び図8に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。図6乃至図8
は、電子回覧クリップ10による回覧処理プログラム3
1を実行することにより実現される処理を示すフローチ
ャートである。図6乃至図8に記載した各機能を実現す
るプログラムは、CPUが読み取り可能なプログラムコ
マンドの形態でROM28などの記憶媒体に記録されて
いる。
【0048】CPU20は、回覧処理プログラム31を
起動することによって、図6Aに示すメイン処理を実行
する。まず、CPU20は、表示処理を実行して、LC
D24において初期画面を表示させる。ここで、回覧者
と回覧期日の設定がされていない場合には、設定キー1
8に対する指示によって設定処理を実行させることがで
きる(ステップA2,A3)。
【0049】設定キー18が押されることにより回覧者
と回覧期日の設定処理の実行が指示されると、CPU2
0は、図6Bのフローチャートに示す回覧者、回覧期日
設定処理を開始する。
【0050】まず、設定処理では回覧者の名前を入力す
る回覧者入力処理を実行する(ステップB1)。電子回
覧クリップ10に対しては、表示入力部22(タッチパ
ネル23)に対する操作によって回覧対象とする回覧者
の名前を入力することができる。回覧者の名前は、例え
ばLCD24においてソフトウェアキーボード(文字一
覧表)を表示し、その中から任意の文字を指定させて、
かな漢字変換することにより入力したり、予め登録され
た複数の名前を一覧表示してその中から回覧者に該当す
る名前を選択させることにより入力するなど、各種の入
力方法を用いることが可能である。
【0051】CPU20は、入力された回覧者の名前の
データをRAM29に未読者エリアデータ41として記
憶すると共に、その人数(N)のデータを一時的に記憶
する。また、CPU20は、未読者エリアデータ41を
もとにして、表示入力部14(LCD24)によって表
示される画面中の「未読」エリアにおいて回覧者の名前
を表示させる。
【0052】同様にして、他の回覧者の名前が入力され
ると、CPU20は、入力された名前を「未読」エリア
に順次追加して一覧表示させる(ステップB2,B
1)。
【0053】回覧者の名前の入力が完了すると、次に回
覧期日を設定するための期日入力処理を実行する(ステ
ップB3)。電子回覧クリップ10に対しては、表示入
力部22(タッチパネル23)に対する操作によって回
覧期日を入力することができる。回覧期日は、例えばL
CD24においてソフトウェアテンキーボード(数字一
覧)を表示し、その中から任意の数字を指定させること
により入力する。ここでは、回覧開始日と回覧最終期日
とを表す数字列が入力されるものとする。なお、回覧開
始日を本日として、回覧最終日のみを入力するようにし
ても良い。
【0054】CPU20は、期日入力処理によって回覧
開始日と回覧最終期日とが決められると、回覧対象とし
て設定された各回覧者(未読者)ごとの期日の計算処理
を、図7Cに示すフローチャートに従って実行する(ス
テップB4)。
【0055】まず、CPU20は、回覧が終了していな
い未読者の人数(N)を調べる(ステップC1)。
【0056】CPU20は、時計25から得られる現在
の日時を示す時計データを取得し、この時計データと指
定された回覧最終期日を示す期日データとを比較して、
本日から回覧最終期日までの日数を計算して求める(ス
テップC2)。
【0057】さらに、CPU20は、回覧最終期日まで
の日数を未読者の人数(N)で等分して、一人当たりの
回覧に費やすことが可能な日数を算出する(ステップC
3)。この時、ステップC2において算出された回覧最
終期日までの日数から、回覧に費やすことができない日
数を予め減算しておくようにしても良い。例えば、ある
会社において、土日祭日が休みであるために回覧を進め
ることができない場合には、現在から回覧最終期日まで
の間に存在する土日祭日の日数を予め減算してから一人
当たりの日数を算出する。この場合、電子回覧クリップ
10には、土日祭日等の回覧できない日がいつであるか
判別することができるカレンダーのデータが記憶されて
いるものとする。
【0058】CPU20は、複数の未読者について一人
ずつ処理を行なうための、特定の未読者を示す変数nを
初期値1に設定し(ステップC4)、未読者エリアデー
タ41として記憶されている1番目の未読者の回覧期日
を求め(ステップC5)、その回覧期日を期日データ4
2として1番目の未読者と対応付けてRAM29に記憶
させる(ステップC6)。すなわち、1番目の未読者の
回覧期日は、ステップC3で求めた、一人当たりの日数
を本日の日付に加算することにより求められる。
【0059】以下、CPU20は、変数nの値を順次1
加算しながら(ステップC7)、全ての未読者について
の回覧期日の設定が完了するまで(ステップC8)、順
次、ステップC3で求めた一人当たりの日数を加算して
いくことにより、それぞれの未読者に対する回覧期日を
求めて(ステップC5)、各未読者と対応付けて未読者
エリアデータ41として登録していく(ステップC
6)。
【0060】なお、ステップC5において各未読者に対
する回覧期日を求める際に、ステップC3で求めた一人
当たりの日数を直前の未読者に対して求めた日に加算し
た結果、それに該当する日が回覧することができない日
(土日祭日等)であった場合には、その回覧できない日
数分をさらに加算することで、未読者に対する回覧期日
を決定する。この際、前述したカレンダーのデータを参
照することで、回覧できない日、及び日数を求めるもの
とする。
【0061】図9(1)には、回覧者とそれぞれに対す
る回覧期日が設定された場合の表示入力部14において
表示される回覧者の名前及び日付(回覧期日)の一例を
示している。図9(1)に示す例では、11人の回覧者
が登録され、その名前が「未読エリア」において一覧表
示されている。また、回覧開始日が「11月10日」、
最終回覧期日が「12月10日」として入力されること
で各回覧者に対して回覧期日が決定され、それぞれの回
覧者の氏名の表示と対応付けて表示されている。
【0062】こうして、回覧者とそれぞれの回覧期日が
設定されると、電子回覧クリップ10を用いた回覧が開
始される。電子回覧クリップ10を用いた回覧では、回
覧者が手などで直接、電子回覧クリップ10にタッチ
(接触)するだけで回覧の確認あるいは回覧順の変更を
指示することができる。
【0063】以下、電子回覧クリップ10(回覧ボード
11)が人体にタッチされた場合の処理について説明す
る。
【0064】電子回覧クリップ10は、回覧者及び回覧
期日の設定が完了した後、人体にタッチされたことを接
触通信受信部21により検知すると、このタッチした人
の名前を検知する処理を、図7Dに示すフローチャート
に従って実行する(図6、ステップA5)。
【0065】CPU20は、接触通信受信部21によっ
て人によるタッチを検出されると、所定のデータを含む
接触受信信号であるか否かを判別する(ステップD
1)。
【0066】すなわち、CPU20は、接触受信信号か
ら雑音信号などを除去した結果、携帯型小型電子機器1
9から送信された所定のデータ(個人認証データ60)
が含まれていた場合には、RAM29に接触受信信号デ
ータ45として保存する(ステップD2)。以下、この
接触受信信号データ45に対応する名前が、回覧者とし
て設定された名前に含まれているか否かを判別する。
【0067】すなわち、CPU20は、接触受信信号デ
ータ45と、接触による個人認証データ40としてRA
M29に記憶されている複数の個人認証データ(図5参
照)とを順次比較していくことによって、接触受信信号
データ45に該当する個人認証データがあるか否かを判
別する(ステップD4,D5,D6)。
【0068】ここで、接触による個人認証データ40と
して記憶されている個人認証データに、接触受信信号デ
ータ45と該当するデータが存在した場合、CPU20
は、この該当した個人認証データに対応する名前を検知
名前データ46としてRAM29に保存する(ステップ
D10)。
【0069】一方、人体によるタッチがあったものの接
触受信信号がなかった場合(所定のデータが含まれてい
なかった場合)には、CPU20は、LCD24におい
て回覧者一覧表示中の自分の名前にタッチすることを促
すメッセージを表示させる(ステップD7)。
【0070】このメッセージの表示に対して、名前の一
覧表示中の何れかの領域に対してタッチパネル23から
座標データの入力があった場合(ステップD8)、CP
U20は、入力された座標データをもとに指定された名
前を判別し(ステップD9)、その名前を検知名前デー
タ46としてRAM29に格納する(ステップD1
0)。
【0071】こうしてタッチした人の名前を検知する処
理(図7D)によって、電子回覧クリップ10にタッチ
した人の名前を検知すると、CPU20は、その人の名
前が「未読」エリアの未読者一覧に表示されている名前
であるか、未読者エリアデータ41を参照することによ
って判別する(図6、ステップA6)。すなわち、回覧
対象として設定されている複数の回覧者の中で未読の人
によってタッチされ、回覧の内容の確認が行われたこと
を示す指示が入力されたか否かを判別する。
【0072】ここで、未読者一覧において表示された名
前であった場合には、CPU20は、図8Eのフローチ
ャートに示す既読処理を実行する。
【0073】すなわち、CPU20は、未読者エリアデ
ータ41からタッチした未読者の名前のデータを消去す
ると共に、この消去した名前のデータを既読者エリアデ
ータ43に追加する(ステップE1)。また、CPU2
0は、時計25を参照して今日の日付を判別し、この日
付のデータを既読者エリアデータ43に追加した名前の
データと対応付けて、回覧日データ44としてRAM2
9に記憶する。
【0074】次に、CPU20は、残りの未読者につい
て各未読者ごとの回覧期日の計算処理を実行して、残り
の未読者に対するそれぞれの回覧期日を求め、未読者エ
リアデータ41に残された各未読者のデータと対応付け
て期日データ42として記憶させる(ステップE2)。
すなわち、CPU20は、図7Cのフローチャートに示
す各未読者ごとの期日の計算処理にしたがって、前述と
同様にして未読者に対する回覧期日の設定を行なう。
【0075】こうして、未読者に対して回覧期日を再設
定することにより、例えば、回覧が回覧期日前に速やか
に進んでいる場合には、残りの未読者に対する回覧の期
日に余裕を持たせることができる。
【0076】CPU20は、更新された未読者エリアデ
ータ41と既読者エリアデータ43に応じて、LCD2
4の表示画面上で「未読」エリアと「既読」エリアのそ
れぞれにおいて、未読者一覧と既読者一覧とを再表示さ
せる。また、CPU20は、未読者一覧中の各名前に対
応して、再設定した回覧期日の日付を表示させると共
に、既読者一覧中の名前に対応して、回覧日データ44
に記憶させた日付のデータに応じた日付を表示させる。
【0077】図9(2)には、図9(1a)に示す未読
者一覧中に未読者として名前が表示されている「山田」
さんにより、「11月10日」に電子回覧クリップ10
がタッチされた場合の表示例を示している。図9(2
a)に示すように、「未読」エリアから「山田」さんの
名前が消去されて、その代わりに図9(2b)に示すよ
うに、「既読」エリアにおいて「山田」さんの名前が表
示されている。また、「山田」さんの名前に対応付け
て、図9(2d)に示すように回覧日の日付「11月1
0日」が表示されている。
【0078】同様にして、図9(2a)に示す未読者一
覧中に回覧者として名前が表示されている「斉藤」さん
により、「11月12日」に電子回覧クリップ10がタ
ッチされると、図9(3a)に示すように、「未読」エ
リアから「斉藤」さんの名前が消去されて、その代わり
に図9(3b)に示すように、「既読」エリアにおいて
「斉藤」さんの名前が表示されると共に、「斉藤」さん
の名前に対応付けて図9(3d)に示すように、回覧日
の日付「11月12日」が表示されている。
【0079】このように、回覧対象とする複数の回覧者
について、回覧が済んでいない未読者と回覧が済んでい
る既読者とを、それぞれのエリアに分けて一覧表示する
ので、未読者一覧表示を参照することで未読者が誰であ
るか容易に判別できるので、次に誰に回覧すれば良いか
迷うことがない。
【0080】一方、図6、ステップA6の処理におい
て、タッチした人の名前が未読者一覧になかった場合、
CPU20は、その人の名前が「既読」エリアの既読者
一覧に表示されている名前であるか、既読者エリアデー
タ43を参照することによって判別する(ステップA
8)。
【0081】ここで、既読者一覧において表示された名
前であった場合には、CPU20は、さらにタッチ位置
が表示入力部14によって未読者一覧が表示された「未
読」エリア内であるか否か、タッチパネル23から入力
される座標データをもとにして判別する(ステップA
9)。すなわち、既読者として設定されている人によっ
て「未読」エリアがタッチされることで、再度、回覧さ
れるように未読者として再設定する指示が入力されたか
否かを判別する。
【0082】ここで、タッチした人の名前が既読者一覧
になかった場合、あるいはタッチ位置が「未読」エリア
でなかった場合には特別な処理を行わないでステップA
1に戻る。
【0083】これに対し、タッチした人の名前が既読者
一覧にあり、かつタッチ位置が「未読」エリアであった
場合には、CPU20は、図8Fのフローチャートに示
す回覧順の変更処理を実行する(ステップA10)。
【0084】回覧順の変更処理では、まず、CPU20
は、既読者エリアデータ43からタッチした既読者の名
前のデータを消去すると共に、「既読」エリアに表示さ
れた既読者一覧からその名前を消去する(ステップF
1)。
【0085】CPU20は、「未読」エリアにおいてタ
ッチされた位置をタッチパネル23から入力された座標
データをもとにして判別し、タッチ位置において名前が
表示されていた未読者を検知する。すなわち、未読者と
して再設定する際の回覧の順番の指定を入力する。
【0086】本実施形態では、タッチ位置によって指定
された未読者の前に回覧順を再設定するものとし、CP
U20は、未読者エリアデータ41中の指定された未読
者のデータの前に、タッチした既読者の名前のデータを
追加挿入すると共に、この未読者として追加した名前の
データを既読者エリアデータ43から削除する(ステッ
プF3)。
【0087】次に、CPU20は、追加挿入された未読
者を含む残りの各未読者ごとの回覧期日の計算処理を実
行して、残りの未読者に対するそれぞれの回覧期日を求
め、未読者エリアデータ41中の各未読者のデータと対
応付けて期日データ42として記憶させる(ステップF
4)。すなわち、CPU20は、図7Cのフローチャー
トに示す各未読者ごとの期日の計算処理にしたがって、
前述と同様にして未読者に対する回覧期日の設定を行な
う。
【0088】こうして、既読者として設定されている人
が「未読」エリアに表示された未読者一覧の部分をタッ
チすることで、再度、回覧されるように未読者として再
設定することができ、またタッチ位置によって未読者の
一覧の中で回覧順を任意に指定することができる。
【0089】図10(4)には、図9(3b)に示す既
読者一覧中に既読者として名前が表示されている「斉
藤」さんにより、未読者一覧中の未読者「立花」さんの
名前がタッチされた場合の表示例を示している。図10
(4b)に示すように、「既読」エリアから「斉藤」さ
んの名前が消去されて、その代わりに図10(4a)に
示すように、「未読」エリアにおいて「斉藤」さんの名
前が「立花」さんの名前の前に挿入されている。また、
「斉藤」さんが未読者として追加挿入されたことによっ
て、「斉藤」さんを含む残りの未読者に対して回覧期日
が再設定されて、それぞれの名前に対応付けて、図10
(4c)に示すように回覧日の日付が表示されている。
図10(4c)に示す例では回覧期日の再設定により、
「立花」「五十嵐」「篠田」「前田」に対する回覧期日
が変更されている。
【0090】なお、前述した図9を用いた説明では、未
読者一覧において表示された未読者の順番(「山田」→
「斉藤」)で回覧が回ってきた場合を示しているが、例
えば図10(4a)に示すように、回覧の順番となって
いない未読者「上田」さんに回覧が回ってきて電子回覧
クリップ10にタッチした場合でも、図10(5b)に
示すように既読者として設定される。この場合、図10
(5c)に示すように、未読者一覧から「上田」さんの
名前が消去され、残りの各未読者に対して再度、回覧期
日の設定が行われて、図10(5c)に示すように各未
読者に対応付けて日付が表示される。
【0091】このようにして、電子回覧クリップ10を
用いた回覧では、回覧者が直接、電子回覧クリップ10
にタッチするだけで、現在、誰のところに回覧されたの
か判別されて既読者として設定されるので、筆記用具や
確認印などを用いる必要がないので扱いが極めて簡単と
なる。
【0092】また、携帯型小型電子機器19に登録され
た固有の個人認証データ60を伝送させることで、誰に
よってタッチされたか判別されるので、誤って回覧済み
の確認が行われることもなく、また他の人によって自分
が既読者とされることも無いので回覧内容の承認用とし
ても利用することができる。
【0093】なお、各回覧者に対して設定された回覧期
日内に回覧が進んでいる場合には何等問題はないが、次
の回覧者が不在であったり、回覧内容が確認されること
なく机上などに放置されてしまうなどして回覧が進まな
い場合がある。本実施形態における電子回覧クリップ1
0は、このような場合に放置され続けないようにアラー
ム出力することができる。
【0094】図8Gには、アラーム出力するためのタイ
マー割込処理のフローチャートを示している。
【0095】CPU20は、時計25を参照して時計デ
ータを取得し、現在の時刻を検知している(ステップG
1)。CPU20は、検知した時刻が予め設定されてい
る時刻、すなわち回覧期日が経過しているか否かを確認
する時刻となったか否かを判別する(ステップG2)。
ここでは、予め設定されている時刻が午前9時であると
する。
【0096】CPU20は、予め設定されている時刻で
ある午前9時になったことを判別すると(ステップG
2)、RAM29に記憶された期日データ42の先頭の
データ、すなわち未読者のそれぞれに対応付けて設定さ
れた回覧期日中で最も早い回覧期日を調べて(ステップ
G3)、回覧期日が過ぎているか否かを判別する(ステ
ップG4)。この結果、回覧期日を過ぎていない場合に
はアラーム出力を行わない。
【0097】一方、回覧期日を過ぎている場合には、C
PU20は、通知部26からアラーム出力させる。
【0098】これにより、回覧ボード11(電子回覧ク
リップ10)が回覧者の机上に放置されたままであって
も、回覧期日が経過するとアラーム出力されて、回覧者
あるいは回覧ボード11(電子回覧クリップ10)が放
置されている場所の周辺にいる他の人に回覧期日が経過
したことを通知して、回覧を速やかに進めるように促す
ことができる。
【0099】なお、アラーム出力の出力形態としては、
特定の出力パターンをもった電子音や、回覧期日の経過
を知らせる文章を読み上げる音声合成された音声などあ
っても良い。
【0100】また、回覧期日が経過しているか否かを確
認する時刻は、表示入力部14を用いた操作によって任
意に入力して設定できるものとする。CPU20は、入
力された時刻を示すデータをRAM29に記憶させてお
き、タイマー割込み処理を実行する際に参照する。
【0101】また、回覧期限の経過の確認は、1日1回
に限らず複数回実行しても良く、この場合には複数の時
刻が設定されることになる。また、アラーム出力は、一
人の未読者の回覧期日に対して1回だけでなく、異なる
時刻で複数回行なうようにしても良い。この時、アラー
ム出力する毎に出力形態を変更することもでき、例えば
電子音の出力パターンの変更や、音声合成された音声に
より読み上げられる文章の内容の変更が可能である。
【0102】また、前述した説明では、複数の回覧者の
それぞれに対して設定される回覧期日がそれぞれ異なる
日となっているが、最終回覧期限までの日数が回覧者の
人数よりも少ない場合などでは、複数の回覧者に対して
同じ回覧期日を設定することも勿論可能である。
【0103】また、実施の形態として、回覧管理装置を
電子回覧クリップ10として構成した場合について説明
しているが、例えば回覧ボード11に表示入力部14、
ブザー16、設定キー18などを設ける構成としたり、
回覧ボード11に対して着脱自在な結合機構を設けた小
型情報機器として構成することも可能である。
【0104】さらに、複数の回覧者の間で移動される回
覧ボード11のような回覧物に対して適用するだけでな
く、回覧者が内容の確認のためにやって来る掲示板など
のように移動されないものに対して同様の機能を持たせ
ることができる。この場合、掲示板に触れることで、既
読者として設定され、未読者から削除されるようにす
る。
【0105】また、電子回覧クリップ10は、人が直接
的に接触することによって、携帯型小型電子機器19に
記憶されている個人認証データ60を受信して、接触し
た人の名前を判別するものとしているが、その他の方法
を用いることで電子回覧クリップ10を扱う人(回覧
者)を識別することもできる。例えば、電子回覧クリッ
プ10の所定の領域に、指先あるいは手のひらを接触さ
せるようにすることで指紋あるいは掌紋を検出し、この
指紋あるいは掌紋を識別することで特定の人を識別す
る。この場合、電子回覧クリップ10には、接触による
個人認証データ40として指紋あるいは掌紋を識別する
ためのデータが予め用意されることになる。
【0106】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる回覧管理
装置によれば、複数の名前と確認完了期日(回覧期日)
とが設定されると、その回覧の対象とする複数の名前の
中で認証情報に対応する名前がある場合には、この名前
の人への回覧が完了したものと判別され、回覧すべき人
の名前の一覧表示中から該当する名前が除かれるので、
この名前の一覧表示を参照することで、次に誰に回覧を
回せば良いのか容易に判別できる。また、確認完了期日
が経過しても回覧されていない場合には警告が通知され
て、回覧を速やかに進めるように促されるために、ある
人のところで回覧が滞るといったことが回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる回覧管理装置の外
観構成を示す図。
【図2】電子回覧クリップ10の利用形態の一例を示す
図。
【図3】本発明の実施の形態に係わる電子回覧クリップ
10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図4】図2中に示す携帯型小型電子機器19の電子回
路の構成を示すブロック図。
【図5】図3に示す電子回覧クリップ10のRAM29
において管理される接触による個人認証データ40の具
体例を示す図。
【図6】電子回覧クリップ10でのメイン処理及び回覧
者、期日設定処理の動作を説明するフローチャート。
【図7】電子回覧クリップ10での各未読者ごとの期日
の計算処理及びタッチした人の名前を検知する処理の動
作を説明するフローチャート。
【図8】電子回覧クリップ10での既読処理、回覧順の
変更処理、及びタイマー割込処理の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図9】表示入力部14において表示される回覧者の名
前及び日付の一例を示す図。
【図10】表示入力部14において表示される回覧者の
名前及び日付の一例を示す図。
【符号の説明】
10…電子回覧クリップ、 14…表示入力部、 16…ブザー、 18…設定キー、 19…携帯型小型電子機器、 20,50…CPU、 21,51…接触通信発信部、 22…表示入力部、 23…タッチパネル、 24,54…LCD、 25,55…時計、 26…通知部、 27…設定キー、 28…ROM、 29…RAM、 30…接触通信処理プログラム、 31…回覧処理プログラム、 40…接触による個人認証データ、 41…未読者エリアデータ、 42…期日データ、 43…既読者エリアデータ、 44…回覧日データ、 45…接触受信信号データ、 46…検知名前データ、 56…入力部、 58…メモリ、 60…個人認証データ、 61…PIMプログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 G06K 19/00 Q 19/07 J // H04L 9/32 H04L 9/00 673A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の名前と確認完了期日とを設定する
    設定手段と、 特定の名前に対応する認証情報を受信する認証情報受信
    手段と、 前記認証情報受信手段によって受信された認証情報に対
    応する名前を、前記設定手段によって設定されている複
    数の名前の中から判別する判別手段と、 前記設定手段によって設定された複数の名前のうち前記
    判別手段によって判別されていない名前を表示させる表
    示手段と、 前記設定手段によって設定された複数の名前の中で前記
    判別手段によって判別されていない名前が、前記設定手
    段によって設定された確認完了期日を経過して存在する
    場合に警告を通知する通知手段を具備したことを特徴と
    する回覧管理装置。
  2. 【請求項2】 前記認証情報受信手段は、人が直接的に
    接触することによって入力されるデータから認証情報を
    取り出すことを特徴とする請求項1記載の回覧管理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記複数の名前に対し
    てそれぞれ確認完了期日を設定する期日設定手段を有
    し、 前記通知手段は、前記複数の名前ごとに、前記期日設定
    手段によって設定された確認完了期日をもとに警告を通
    知するか否かを判別することを特徴とする請求項1記載
    の回覧管理装置。
  4. 【請求項4】 前記期日設定手段は、最終の確認完了期
    日までの日数をもとに前記複数の名前に対するそれぞれ
    の確認完了期日を求めることを特徴とする請求項3記載
    の回覧管理装置。
  5. 【請求項5】 前記期日設定手段によって設定された確
    認完了期日に応じた、前記複数の名前に対する回覧順を
    変更する変更手段を具備したことを特徴とする請求項3
    記載の回覧管理装置。
  6. 【請求項6】 前記変更手段は、特定の名前に対する回
    覧の順番を、前記複数の名前に対する回覧順の任意の順
    番の指定に応じて変更することを特徴とする請求項5記
    載の回覧管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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