JP2004066572A - 記録媒体管理方法およびシステムならびにプログラム - Google Patents

記録媒体管理方法およびシステムならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】紙などの電子媒体ではない記録媒体に対する管理を容易にする。
【解決手段】ユニークな格納情報が対応付けされてこれを記憶している無線ICチップを実装する記録媒体の、コンピュータによる管理方法であって、コンピュータが、記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置より、記録媒体が実装する無線ICチップの格納情報を取得するステップと、取得した格納情報を、無線ICチップ毎の格納情報と記録媒体との対応を記録したデータベースに照合し、記録媒体の特定を行うステップと、特定した記録媒体について予め設定された管理内容に応じて、対応する記録媒体に対する管理処理を行うステップと、管理処理の結果を出力装置に出力するステップとを含む。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、記録媒体管理方法およびシステムならびにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィスでの書類作成はコンピュータを用いて行われることが多い。コンピュータによって作成された文書は電子データとして保存されるため、保管場所を必要としない。またデータの検索も容易であり、データを消去しても廃棄物を出さない。データの再利用も容易である。また電子メールを使えば、瞬時に複数の相手に対して文書データを送付することも可能である。そのためコンピュータ上では、書類の回覧なる行為は不要である。
【0003】
セキュリティ管理についても、パスワードによる閲覧制限やコピーガードによる複製防止、暗号化技術を用いた解読防止等、近年、急速に技術が進歩したことにより、高い信頼性が得られるようになった。このような様々な利点により、オフィスで作成される文書はコンピュータを用いて作成されることが多い。
【0004】
しかし、コンピュータ化が進んでも紙媒体による文書は依然として大量に存在する。むしろコンピュータ化が進むにつれ、紙媒体の文書があふれるようになった。この原因のひとつは、コンピュータ化により文書生産性が向上したため、オフィスにおける文書量が増大しているところ、その閲覧は紙媒体で行った方が便利であるからである。
【0005】
このように紙媒体の書類が溢れる状況の中では、日頃から書類の管理を適切に行っておくことは効率の良い業務遂行のために重要なことである。書類の管理は、通常、所定のまとまり毎に書類を分類し、ファイルすることにより行う。ファイルされた書類の検索は、インデックス等を頼りに、目視により行うしか方法はない。そのため、書類をファイルする際には、後の検索しやすさを考えて、綴じる順序や分類の分け方など、様々な工夫を行っている。このようにして作成されたファイルは所定の場所に置かれ、保管、管理される。
【0006】
しかし書類はファイル可能なものばかりではない。例えば、処理が完了していない案件に対する書類や、一時的に回覧されてきたに過ぎない書類などは、通常は机上に置かれる。また本来ファイルされるべき書類であっても、保管場所が確保できなかったり、書類整理の時間がなかったりすることにより、机上に放置されている場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、机上には書類が散乱していることが多い。従来の書類管理方法では、このような机上に散乱している書類まで管理することはできない。散乱する書類の中から目的の書類を探し出す場合は、必要な書類が見つかるまで、虱潰しに調べて行くしかない。
【0008】
また、回覧中の書類が他の書類の山の中に埋もれてしまうことも考えられる。回覧書類の管理者は、回覧期限が過ぎても書類が戻ってこない場合には、回覧者一人一人に、書類を持っていないか確認してゆかなければならなかった。
【0009】
また、業務上の処理期限が過ぎてしまった書類が、机上に散乱する書類の中に埋もれ、そのまま放置されてしまうことも考えられる。
【0010】
さらに紙媒体の文書はセキュリティ管理が困難である。例えば、企業が業務上扱う文書は基本的に極秘文書であるため、社外へ持ち出すことは規則等で禁止されているはずであるが、社員が悪意をもってすれば、物理的に持ち出すことは不可能ではない。また、極秘文書の原本管理を行ったとしても、原本が複写されたり、撮影されたりすれば、機密情報は容易に外部へ流出する。
【0011】
また、紙媒体は不要になった後にゴミとして大量に廃却される。近年、多くの企業ではISO14000の認証を取得し、厳格な環境マネジメントを行っている。例えば、紙媒体を廃却する際には、紙として再利用可能なものと、そうでないもの等に分別し、さらにそれぞれの排出量を定期的に記録する等、厳格な管理を行っている。これらの管理は、紙の廃棄量を毎日手作業で計測することにより行われているため、煩雑である上ミスも生じやすい。
【0012】
【課題を解決するための手段】
ユニークな格納情報が対応付けされてこれを記憶している無線ICチップを実装する記録媒体の、コンピュータによる管理方法であって、前記コンピュータが、記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置より、記録媒体が実装する無線ICチップの格納情報を取得するステップと、取得した格納情報を、無線ICチップ毎の格納情報と記録媒体との対応を記録したデータベースに照合し、記録媒体の特定を行うステップと、特定した記録媒体について予め設定された管理内容に応じて、対応する記録媒体に対する管理処理を行うステップと、前記管理処理の結果を出力装置に出力するステップと、を含むことを特徴とする。
その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、実施例の欄及び図面により明らかにされる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
本発明による記録媒体管理方法の一態様は、ユニークな格納情報が対応付けされてこれを記憶している無線ICチップを実装する記録媒体の、コンピュータによる管理方法であって、前記コンピュータが、記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置より、記録媒体が実装する無線ICチップの格納情報を取得するステップと、取得した格納情報を、無線ICチップ毎の格納情報と記録媒体との対応を記録したデータベースに照合し、記録媒体の特定を行うステップと、特定した記録媒体について予め設定された管理内容に応じて、対応する記録媒体に対する管理処理を行うステップと、前記管理処理の結果を出力装置に出力するステップと、を含むこととできる。
このような態様で記録媒体を管理することにより、電子媒体化されていない紙媒体等をコンピュータにより管理することが可能となる。
【0014】
また、本発明による記録媒体管理方法の一態様は、前記リーダ装置より格納情報を取得するステップにおいて、複数の記録媒体に対し読取り処理を行ったリーダ装置より無線ICチップの格納情報を取得するステップと、前記記録媒体の特定を行うステップにおいて、前記取得した格納情報を前記データベースに照合し、前記複数の記録媒体のうち無線ICチップを備えるものを特定するステップと、前記管理処理を行うステップにおいて、前記特定した記録媒体を、検索対象としての記録媒体を定めた検索テーブルに照合し、検索対象であるか否か判定するステップと、前記管理処理の結果を出力するステップにおいて、前記判定結果を出力装置に出力するステップと、を含むこととできる。
このような態様で記録媒体を管理することにより、紙媒体等の電子媒体化されていない文書の検索を容易に行うことができる。また、行方不明になった紙媒体等の文書を、容易に発見することが可能となる。
【0015】
また、本発明による記録媒体管理方法の一態様は、前記読取り動作を命じるべく前記コンピュータが発した読取り要求に応じて、あるいはリーダ装置が予め記憶する前記読取り動作の実行タイミングに応じて、前記読取り動作を行ったリーダ装置より、読み取った無線ICチップの格納情報をネットワークを介して取得するステップと、前記取得した格納情報を前記データベースに照合して特定した記録媒体が、検索対象として予め定めた記録媒体であるか、前記検索テーブルに照合して判定するステップと、前記判定により検索対象の記録媒体であると判定されたならば、当該記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置を認識するステップと、認識したリーダ装置あるいは出力装置に対して、検索対象の記録媒体が前記認識したリーダ装置周辺に存在する旨を出力するステップと、を含むこととすることができる。
このような態様で記録媒体を管理することにより、コンピュータとネットワークで接続されたリーダ装置周辺にある紙媒体等の電子媒体化されていない文書を容易に発見することができる。従って、例えば回覧書類が行方不明になった場合でも、コンピュータから指令を出すことにより、回覧文書を容易に探し出すことができる。
【0016】
また、本発明による記録媒体管理方法の一態様は、前記管理処理を行うステップにおいて、前記特定した記録媒体を、機密性考慮対象たる記録媒体を予め定めた機密性テーブルに照合し、機密性考慮対象の記録媒体であるか判定するステップと、前記管理処理を行うステップにおいて、前記機密性考慮対象と判定された記録媒体について予め設定された機密管理内容に応じ、機密管理処理を行うステップと、前記機密管理処理の結果を出力装置に出力するステップと、を含むこととできる。
このような態様で記録媒体を管理することにより、紙媒体等の電子媒体化されていない文書の機密書類の管理を行うことが可能となる。
【0017】
また、本発明による記録媒体管理方法の一態様は、記録媒体の複写、撮影、送信、記録内容読取り、および通過のいずれかの処理に対応する処理装置から受信した、記録媒体実装の無線ICチップの格納情報に基づき、或いは前記機密性考慮対象たる記録媒体の検知通知に基づき、当該処理装置における機密性考慮対象の記録媒体の存在を認識するステップと、機密性考慮対象の記録媒体に対する処理装置における前記処理に際し、記録媒体に応じた機密考慮指示を前記処理装置に送信するステップと、を含むこととできる。
このような態様で記録媒体を管理することにより、電子媒体化されていない機密文書の複写、持ち出し、ファクシミリによる送信、撮影、スキャナ装置による画像読み込み等を行えないようにすることができ、書類の秘密漏洩防止が確実に行えることとなる。
【0018】
また、本発明による記録媒体管理方法の一態様は、前記読取り動作を命じるべく前記コンピュータが発した読取り要求に応じて、あるいはリーダ装置が予め記憶する前記読取り動作の実行タイミングに応じて、前記読取り動作を行ったリーダ装置より、読み取った無線ICチップの格納情報をネットワークを介して取得するステップと、前記取得した格納情報に基づき、或いはこの格納情報を記録媒体と処理期限との関係を定めた期限テーブルに照合し、記録媒体の処理期限を認識するステップと、認識した処理期限の到来に応じて、出力装置または該当記録媒体の読取り動作を行った前記リーダ装置に対し、期限通知を出力するステップと、を含むこととできる。
このような態様で記録媒体を管理することにより、処理期限の決まった文書の期限管理を確実に行うことができる。
【0019】
また、本発明による記録媒体管理方法の一態様は、記録媒体の廃棄処理に際して、この廃棄記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置より、廃棄記録媒体が実装する無線ICチップの格納情報を取得するステップと、取得した格納情報を、無線ICチップ毎の格納情報と記録媒体との対応を記録したデータベースに照合し、廃棄記録媒体の特定を行うステップと、特定した廃棄記録媒体の前記データベースにおける記録情報を消去するか、或いはデータベースにおいて廃棄処分済みである旨の情報を廃棄記録媒体に関係付けるステップと、を含むこととできる。
このような態様で記録媒体を管理することにより、書類の廃棄管理を正確に行うことが可能となる。
【0020】
また、本発明による記録媒体管理方法の一態様は、ユニークな格納情報が対応付けされてこれを記憶している無線ICチップを実装する記録媒体の管理システムであって、前記コンピュータが、記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置より、記録媒体が実装する無線ICチップの格納情報を取得するステップと、取得した格納情報を、無線ICチップ毎の格納情報と記録媒体との対応を記録したデータベースに照合し、記録媒体の特定を行うステップと、特定した記録媒体について予め設定された管理内容に応じて、対応する記録媒体に対する管理処理を行うステップと、前記管理処理の結果を出力装置に出力するステップと、を含むこととできる。
【0021】
また、本発明による記録媒体管理方法の一態様は、ユニークな格納情報が対応付けされてこれを記憶している無線ICチップを実装する記録媒体の管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータが、記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置より、記録媒体が実装する無線ICチップの格納情報を取得するステップと、取得した格納情報を、無線ICチップ毎の格納情報と記録媒体との対応を記録したデータベースに照合し、記録媒体の特定を行うステップと、特定した記録媒体について予め設定された管理内容に応じて、対応する記録媒体に対する管理処理を行うステップと、前記管理処理の結果を出力装置に出力するステップと、を含むこととできる。
【0022】
さらに、前記記載の記録媒体管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態とすることもできる。
【0023】
【実施例】
本実施例におけるシステムの構成を図1に示す。
ID管理センタ100は、無線ICチップ301の取り付けられた書類300の管理を行う機関である。書類300の管理は、無線ICチップ301に記憶されている格納情報に基づいて行う。サーバ101はデータベース102を備えている。データベース102には無線ICチップ301の識別番号毎に、書類300に関する様々な情報が記録されている。
【0024】
無線ICチップ301は、外部から無線信号を認識すると、チップ上のメモリに記録されているデータを無線により送信する機能を有する。無線ICチップ301はRFID(Radio Frequency IDentification)チップとも呼ばれるが、マイクロメートル単位の大きさしかないことが特徴である。そのため、用紙製造時に紙の中に漉き込んでしまうことが可能である。
【0025】
無線ICチップ301は、内部にCPU(Central Processing Unit)、メモリ、及びアンテナを備えている。アンテナが外部から無線信号を受けると、その無線信号のエネルギーを電力源として動作し、メモリに記憶されたデータをアンテナから送信する。メモリに記憶されるデータ(格納情報)は128ビット長であり、無線通信のためのヘッダ情報の他、当該無線ICチップ301の固有の識別番号を含む。識別番号は、無線ICチップ301の製造時に書き込まれるものであり、無線ICチップ301毎にユニークに割り当てられる。
【0026】
上記の通り、無線ICチップ301はマイクロメートル単位の大きさしかないため、用紙を製造する際に紙の内部に漉き込むことが可能である。無線ICチップが漉き込まれた用紙300は、内部に無線ICチップ301が漉き込まれている以外普通の用紙と何ら変わらない。そのため、用紙への筆記や印刷など、通常の使用形態においてはなんらの支障は無い。また、無線ICチップ301が漉き込まれずに製造された用紙302に対しては、後からシール等により無線ICチップ301を取り付けることも可能である。
【0027】
ID管理センタ100は、無線ICチップ301の識別番号に基づいて書類300を管理するための機関である。サーバ101はネットワークを介して相互にコンピュータ200と接続されている。サーバ101は、コンピュータ200を通じて、書類300の登録や問い合わせ、その他のリクエストを受け付ける。しかし、サーバ101は、コンピュータ200と何ら区別が必要なものではない。サーバ101はコンピュータ200である。相互にネットワークで結合されているコンピュータ200の内、ID管理センタ100に設置されるものを、説明の便宜上サーバ101と呼んでいるに過ぎないものである。本実施例においてはID管理センタ100に設置されるコンピュータ200をサーバ101と呼ぶが、サーバ101はコンピュータ200である。
【0028】
リーダ装置202は、コンピュータ200に接続され、無線ICチップ301の識別番号を読み取る。リーダ装置202は、コンピュータ200からの指示に応じて無線信号を出力し、それに応答した無線ICチップ301からの無線信号を受信する機能を有している。リーダ装置202は卓上置きの形態とすることもできるし、ハンドヘルド型の形態とすることもできる。さらにはコンピュータ200に内蔵されている形態とすることも可能である。また、1台のコンピュータ200に複数台備えられているようにすることも可能である。
【0029】
書類300の登録は、以下のようにして行われる。まず、リーダ装置202によって無線ICチップ301の識別番号が読み取られる。この識別番号は、コンピュータ200からネットワークを経由してID管理センタ100のサーバ101に送られる。サーバ101は、データベース102を検索して同一の識別番号が既に登録されていないかを確認する。未登録である場合は、サーバ101はコンピュータ200に未登録であることを通知する。コンピュータ200は、新規に登録する書類300に関する情報を入力するための画面を表示し、入力された情報を無線ICチップ301の識別番号と合わせてサーバ101に送信する。サーバ101は、これらの情報をデータベース102に追加する。これで書類300の登録が完了する。
【0030】
コンピュータ200により入力される書類300に関する情報は、例えば当該書類の作成された日付、書類名称、書類番号、書類作成者、処理期限、作成部署、書類登録者、用紙サイズ等である。また、当該書類のイメージデータも登録されるようにすることもできる。この場合、イメージデータの読み込みは、リーダ装置202にイメージ読み込み機能を持たせることにより、リーダ装置202により行うこともできるし、別途のスキャナ装置等により行うこともできる。上記のようにして、ID管理センタ100のデータベース102には無線ICチップ301の識別番号毎に書類300に関する情報が登録される。
【0031】
次に、本実施の形態における書類の登録、廃棄の概要を図2に示す。また、フローチャートを図3に示す。
無線ICチップ301はマイクロメートル単位の大きさであるので、紙を製造する際に用紙の中に漉き込んでしまうことが可能である(ステップA10)。そのため、用紙購入時にはすでに、用紙の内部に無線ICチップ301が取り付けられている。もし、無線ICチップ301が漉き込まれていない用紙を購入した場合には、後から無線ICチップ301を用紙に貼り付けることも可能である。無線ICチップ301の取り付けられた用紙300は、1枚1枚、使用者名や用紙サイズ等をID管理センタ100に登録する(ステップA20)。1枚1枚行うのが煩雑な場合には、用紙購入時の束に対して、一括してリーダ装置202で識別番号を読み取り、登録を行うことも可能である。登録される使用者名は、個人名とすることも可能であるし、使用部署名とすることも可能である。用紙サイズや日付等も合わせて登録しておく。
【0032】
登録が済んだ用紙300は、通常の用紙と同様に使用することができる。つまり、筆記、描画、印刷等が可能である。用紙を折り曲げることも可能である。無線ICチップ301が漉き込まれている以外、普通の紙と何ら異なるところが無いからである。例えば文書をコンピュータを使って作成する場合には、文書作成後(ステップA30)、無線ICチップ301の漉き込まれた用紙300にプリンタを使って印字する。しかし誤記等が見つかり、修正が必要な場合もある。この場合は、誤記を含む文書が印刷された用紙は不要となる。最終的に必要な用紙は、修正箇所のない文書が印刷された用紙のみである。このように、用紙300は使用後、廃棄されるものと、保存されるものとに分類される(ステップA40)。
【0033】
保存される用紙は保存登録される(ステップA50)。保存登録は、用紙の識別番号をリーダ装置202で読み取った上で、保存登録の日付や用紙の使用者、登録書類の名称等をコンピュータ200から入力することにより行われる。書類のイメージデータも登録するようにすることも可能である。このような保存登録の手続きを行った後、書類を紙媒体として保管する(ステップA60)。一方、廃棄される文書は廃棄登録される(ステップA70)。廃棄登録は、用紙の識別番号をリーダ装置202で読み取った上で、廃棄登録の日付や廃棄処分者等をコンピュータ200から入力することにより行われる。なお、廃棄登録を1枚1枚行うのが煩雑である場合は、例えば、廃棄用紙回収箱を準備しておき、定期的に一括してリーダ装置202で用紙の識別番号を読み取った上で、一括して廃棄登録するようにすることも可能である。
【0034】
このように登録管理を行うことにより、例えば手書きメモ等、従来電子媒体化が困難であったものでも紙媒体として管理を容易に行うことが可能となる。
また、廃棄登録をおこなうことにより、ISO14000に代表される環境マネジメントが容易かつ確実に行えるようになる。用紙の使用量及び廃棄量は、常にID管理センタ100のデータベース102に記録されているからである。
【0035】
次に、上記の登録処理を行うためのコンピュータシステム上での処理の流れを図4に示す。
コンピュータ200は、書類300の登録の要求を受け付けると(ステップB10)、リーダ装置202から無線信号を出力する。その無線信号に対して無線ICチップ301から応答があった場合には、応答を受け付け、識別番号を読み取る(ステップB20)。この識別番号は、コンピュータ200からネットワークを経由してID管理センタ100のサーバ101に送られる(ステップB30)。
【0036】
サーバ101は、送信された識別番号に基づき、データベース102を検索して、データベース102に記録されている当該識別番号のデータを抽出する(ステップB40、ステップB50)。サーバ101は、抽出したデータをコンピュータ200に送信する(ステップB60)。もし、データベース102上に当該識別番号と同一の識別番号を見つけることができなかった場合には、サーバ101はコンピュータ200に未登録であることを通知する(ステップB60)。
【0037】
コンピュータ200は、サーバ101からデータを受信し(ステップB70)、画面上にデータの内容を表示する(ステップB80)。未登録の場合や、一部登録されていないデータがある場合は、当該データの欄は空欄のまま画面上に表示される。続いて、上記表示した内容についての入力を受け付ける(ステップB90)。未登録のため空欄で表示された部分に入力があった場合には、当該入力のあったデータを受け付ける。また、すでに登録されているデータについて修正の入力があったばあいには、当該データの変更を受け付ける。入力データが確定すると、コンピュータ200は、サーバ101にデータを送信する(ステップB100)。サーバ101は、これらのデータを受信し、データベース102を更新する(ステップB110、ステップB120)。以上により書類300の登録が完了する。
【0038】
用紙を廃棄登録(ステップA70)する場合には、ステップB90において、用紙を廃棄する旨の入力を行えばよい。この場合、サーバ101は、データベース102上の当該識別番号に関するデータに、廃棄済みの旨の記録を行う。または、当該識別番号に関するデータをデータベース102から消去するようにすることも可能である。
【0039】
次に、本実施の形態における書類検索の方法を示すための図を図5に示す。また、フローチャートを図6に示す。
机上に乱雑に置かれたままになっている書類の山の中から、必要な書類を探し出すのは大変な労力が必要である。本実施の形態における書類検索方法では、リーダ装置202を書類の山にかざすように近づけることにより、目的の書類の場所を探し出すことができる。
【0040】
まず、探し出したい書類に付せられた無線ICチップ301の固有識別番号を調査する(ステップC10)。調査は、コンピュータ200からID管理センタ100のデータベース102にアクセスして、書類名称等のデータに基づき固有識別番号を特定することにより行う。もちろん、初めから識別番号が分かっている場合は調査を行う必要はない。続いて、目的の書類の識別番号をコンピュータ200に入力する(ステップC20)。リーダ装置202を書類の山の上にかざす(ステップC30)と、リーダ装置202から発信される無線信号に応答して、各無線ICチップ301から識別番号が発信される。コンピュータ200は、無線ICチップ301から発信された識別番号の中から、目的の識別番号と一致するものがあるか否かをチェックし、一致するものがあった場合にはブザーを鳴らす(ステップC40)。
【0041】
ブザーが鳴った場合は、その書類の山の中から目的の書類を探す(ステップC50)。書類の山が大きい場合には、その書類の山をさらに複数の山に分けて、それぞれの山に対して再びリーダ装置202をかざしてゆくようにして、山を徐々に小さくしてゆけば、目的の書類は見つけだすことが容易にできる。一方、ステップC40において、ブザーが鳴らなかった場合は、その書類の山には目的の書類は存在しないから、別の山を探せばよい(ステップC70)。
【0042】
全ての書類の山を探し終えても(ステップC60)ブザーが鳴らなかった場合は、書類は机上にはない。この場合は、目的の書類は他の場所にあるから、コンピュータ200からID管理センタ100にアクセスして、サーバ101に接続された他のコンピュータ200に対してネットワーク経由で目的の書類を探すようにする。この場合は、後述する回覧書類の検索と同一の手順で行う。
【0043】
なお、ステップC40において、ブザーを鳴らすのはリーダ装置202であるとすることも可能である。また、ブザーを鳴らすのではなく、表示灯を発光させたり、リーダ装置202を振動させる等、様々な形態をとることが可能である。
【0044】
次に、上記の検索処理を行うためのコンピュータシステム上での処理の流れを図7に示す。
コンピュータ200は、書類300の検索の要求を受け付けると(ステップD10)、当該書類300にユニークに付番された識別番号を特定するための画面を表示し、入力を受け付ける(ステップD20)。識別番号を特定するために入力されるデータは、例えば、書類番号や書類作成者、書類名等である。コンピュータ200は、入力されたデータをID管理センタ100のサーバ101へ送信する(ステップD30)。
【0045】
サーバ101は、送信されたデータを検索条件としてデータベース102を検索して、条件に一致するデータを抽出する(ステップD40、ステップD50)。サーバ101は、抽出したデータをコンピュータ200に送信する(ステップD60)。もし、データベース102上に当該条件に一致するデータを見つけることができなかった場合には、サーバ101はコンピュータ200にその旨を通知する(ステップD60)。
【0046】
コンピュータ200は、サーバ101からデータを受信し(ステップD70)、画面上にデータの内容を一覧にして表示する(ステップD80)。条件に一致するデータが無かった場合には、その旨が表示される。その場合は条件を変えて再度やり直す(ステップD90)。続いて、上記画面に表示した一覧の中から目的の書類が選択されると(ステップD100)、当該選択されたデータの識別番号を検索テーブルに登録し(ステップD110)、リーダ装置202から無線信号を出力する。検索テーブルは検索対象の書類の識別番号を一覧にしたものであり、コンピュータ200が備える記憶装置上に作成される。その無線信号に対して無線ICチップ301から応答があった場合には、応答を受け付け、識別番号を読み取る(ステップD120)。読み取った識別番号を検索テーブルに登録された識別番号を比較し、一致していた場合は(ステップD130)、ブザーを出力する(ステップD140)。このように本実施の形態に係る方法によれば、目的の書類を容易に探し出すことができる。
【0047】
次に、本実施の形態における回覧書類を検索するための方法を示すための図を図8に示す。また、フローチャートを図9に示す。
回覧書類は紛失すると探すのに苦労する。誰が持っているのか一人一人に確認してゆかなければならないからである。最悪の場合、持っている本人すら自分が持っていることを自覚していない場合もある。回覧書類を持っている人を特定することが出来さえすれば、目的の書類を手に入れることは容易である。山積みの書類の中に回覧書類が埋もれているとしても、上述した書類の検索方法により検索を行えば、見つけることは容易だからである。
【0048】
回覧書類を探す場合の手順について、図9のフローチャートに従って説明する。
まず、書類を回覧する前に、回覧担当者は回覧書類にシール等で無線ICチップ301を貼り付けておく(ステップE10)。なお、回覧書類に初めから無線ICチップが漉き込まれている場合には貼り付け作業は不要である。次に、回覧書類の内容を、無線ICチップ301の識別番号と共にデータベース102に登録しておく(ステップE20)。登録は、リーダ装置202により回覧書類に貼り付けた無線ICチップの識別番号を読み取った上で、コンピュータ200から行う。登録する内容は、例えば回覧文書のタイトルや回覧期限、回覧エリア、回覧責任者等である。以上の登録作業を行った上で、書類を回覧に出す(ステップE30)。
【0049】
無事に回覧書類が回覧責任者の手元に戻ってくれば問題は無いが、回覧中に急に回覧書類が必要になった場合や、回覧書類が期限を過ぎても戻って来ず、行方不明になった場合などには(ステップE40)、回覧書類に貼り付けられた無線ICチップの識別番号を特定し(ステップE50)、回覧エリア内のコンピュータ200に対して検索の指示を行う(ステップE60)。識別番号の特定は、コンピュータ200からID管理センタ100のデータベース102にアクセスして、回覧前に登録したデータに基づき検索することにより調べることができる。
【0050】
検索指示を受けた回覧エリア内のコンピュータ200は、それぞれリーダ装置202から無線を発信し、周辺に置かれた書類の無線ICチップからの識別番号の応答を受ける(ステップE70)。応答のあった全ての識別番号の中から目的の回覧書類の識別番号を一致するものを発見したコンピュータ200は、ブザーを出力する(ステップE80)。また、検索要求を出したコンピュータ200に回覧書類の場所を表示するようにすることもできる。その後は、回覧書類を発見したコンピュータ200の周辺を探すことにより、行方不明になっている回覧書類を容易に見つけだすことができる(ステップE90)。
【0051】
次に、上記回覧書類の検索処理を行うためのコンピュータシステム上での処理の流れを図10及び図11に示す。
コンピュータ200は、回覧書類300の検索の要求を受け付けると(ステップF10)、当該書類300にユニークに付番された識別番号を特定するための画面を表示し、入力を受け付ける(ステップF20)。識別番号を特定するために入力されるデータは、例えば、回覧書類の管理者名や回覧期限等である。コンピュータ200は、入力されたデータをID管理センタ100のサーバ101へ送信する(ステップF30)。
【0052】
サーバ101は、送信されたデータを検索条件としてデータベース102を検索して、条件に一致するデータを抽出する(ステップF40、ステップF50)。サーバ101は、抽出したデータをコンピュータ200に送信する(ステップF60)。もし、データベース102上に当該条件に一致するデータを見つけることができなかった場合には、サーバ101はコンピュータ200にその旨を通知する(ステップF60)。
【0053】
コンピュータ200は、サーバ101からデータを受信し(ステップF70)、画面上にデータの内容を一覧にして表示する(ステップF80)。条件に一致するデータが無かった場合には、その旨が表示される。その場合は条件を変えて再度やり直す(ステップF90)。続いて、上記画面に表示した一覧の中から目的の回覧書類が選択されると(ステップF100)、当該選択されたデータの識別番号を検索テーブルに登録する(ステップF110)。検索テーブルは検索対象の回覧書類の識別番号を一覧にしたものであり、コンピュータ200が備える記憶装置上に作成される。
【0054】
次に、書類の回覧エリアから想定される検索範囲の入力を受け付ける(ステップF120)例えば、回覧書類が一つの部内で回覧されるものである場合は、部内のコンピュータ200を検索範囲として指定する。コンピュータ200は、指定された検索範囲内のコンピュータ200に対して、リーダ装置202を用いて書類の識別番号の読み取りを指示する(ステップF130)。識別番号の読み取り指示を受けたコンピュータ200は、それぞれリーダ装置202から無線信号を出力する(ステップF140)。その無線信号に対して無線ICチップ301から応答があった場合には、応答を受け付け、識別番号を読み取る(ステップF150)。読み取られた識別番号は、読み取り指示を出したコンピュータ200に送信される(ステップF160)。
【0055】
読み取り指示を出したコンピュータ200は、受信した識別番号を、検索テーブルに登録された識別番号と比較する(ステップF170、ステップF180)。一致するものが見つかった場合は、その識別番号を読み取ったコンピュータ200を特定する情報をエリア内のコンピュータ200に対して送信する(ステップF190、ステップF200)。目的の回覧書類の識別番号を読み取ったコンピュータ200は、ブザーを出力して処理を終了する(ステップF210、ステップF220)。その他のコンピュータ200は、そのまま処理を終了する。このように本実施の形態に係る方法によれば、回覧中の書類が行方不明になっても容易に探し出すことが可能となる。
【0056】
次に、本実施の形態における書類の機密管理方法を示すための図を図12に示す。また、フローチャートを図13に示す。
ID管理センタ100のサーバ101は、ネットワーク103を通じてコンピュータ200、及び処理装置と接続されている。処理装置は、複写機204、チェックゲート205、カメラ207、ファクシミリ送受信機208、及びスキャナ209である。処理装置はリーダ装置202を備えており、書類に取り付けられた無線ICチップ301の識別番号を読み取る機能を有する。処理装置はケーブル等によりネットワークに接続される形態とすることもできるし、無線でネットワークと接続される形態とすることもできる。チェックゲート205は、建物の出入り口のドア206付近に設置されており、機密書類がチェックゲート205を通過しようとすると、ブザーを吹鳴し、持ち出し禁止である旨を通知する。同時にドア206を施錠することにより、機密書類の持ち出しを防止する。コンピュータ200は、ID管理センタ100のデータベース102から機密保持書類のリストを入手し、処理装置が識別番号を読み取った書類が機密書類でないかをチェックしている。
【0057】
本実施例に係る機密保持管理の手順は、まずコンピュータ200からID管理センタ100のデータベース102にアクセスして、機密書類の識別番号を登録することから行う(ステップG10)。登録の内容は、機密書類の識別番号、書類管理者、機密レベル、及び機密保持期限等である。機密のレベルは、書類の内容に応じて、例えば、建物外への持ち出し以外は認めるレベルや、建物外への持ち出しはもちろん、複写機204による複写、ファクシミリ208による送信、カメラ207による撮影、スキャナ209による読み取りのいずれも禁止するレベルまで、いくつかのレベルを決めることができる。
【0058】
続いて、建物内に設置された複写機204等の処理装置は、書類を複写、撮影、送信、記録内容を読み取る際に、あるいは通過させる際に識別番号を読み取り、ネットワークで接続されたコンピュータ200に送信する(ステップG20)。コンピュータ200は、送信された識別番号から、当該書類が機密文書でないかを調べ(ステップG30)、処理装置へ送信する。機密文書であった場合には(ステップG40)、処理装置は、機密レベルに応じて、ブザーを鳴らしたり、書類の複写、撮影、送信、読み取りを中止したり、あるいは書類の通過を阻止したりする(ステップG50)。
【0059】
次に、書類の機密管理を行うためのコンピュータシステム上での処理の流れを図14に示す。
コンピュータ200は、定期的にサーバ110に対して機密書類のリストの要求を送信している(ステップH10)。サーバ101は要求を受信すると(ステップH20)、データベース102を検索して機密書類として登録されているデータを抽出し(ステップH30)、抽出したデータをコンピュータ200に送信する(ステップH40)。コンピュータ200は、サーバ101から機密文書に関するデータを受信すると(ステップH50)、機密性テーブルを更新する(ステップH60)。機密性テーブルは機密文書として管理が必要な書類の識別番号や機密レベル等を一覧にしたものであり、コンピュータ200が備える記憶装置上に作成される。
【0060】
一方、複写機204等の処理装置は、リーダ装置202から書類の識別番号を読み取ると(ステップH70)、読み取った識別番号をコンピュータ200に送信する(ステップH80)。コンピュータ200は、受信した識別番号を、機密性テーブルに登録された識別番号と比較する(ステップH90、ステップH100)。一致するものが見つかった場合は、機密性テーブルから機密性レベルを特定し(ステップH110)、機密保持のための動作内容を決定する(ステップH120)。機密性テーブルに登録された識別番号と一致するものが見つからなかった場合は(ステップH100)、機密保持の動作は不要であると決定する(ステップH130)。コンピュータ200は、上記のようにして処理装置が行うべき動作を決定し(ステップH120、ステップH130)、処理装置に送信する(ステップH140)。処理装置は、コンピュータ200が決定した処理内容に従って動作する(ステップH150、ステップH160)。このように本実施の形態に係る方法によれば、機密書類の管理を確実に行うことが可能となる。
【0061】
次に、本実施の形態における書類の期限管理方法を示すための図を図15に示す。またフローチャートを図16に示す。
図15において、担当者A(400)が抱える書類A(304)と、担当者B(401)が抱える書類B(305)は、処理期限を過ぎた書類である。オフィスにおいては各担当者401〜404の机上は書類であふれており、処理期限の過ぎた書類が書類の山に埋もれてしまうことは十分に考えられる。この場合、担当者A(400)、担当者B(401)が処理期限の過ぎた書類が山の中に埋もれていることに気付くか、他者からの催促を受けるまでは、それらの書類は放置されることになる。
【0062】
本実施の形態における書類の期限管理は、まずあらかじめ書類の処理期限を登録することにより行う(ステップJ10)。登録は、リーダ装置202で書類の識別番号を読み取った上で、処理期限や、書類の名称、担当者等をデータベース102に登録することにより行う。次にコンピュータ200からID管理センタ100のサーバ101にアクセスし、処理期限の過ぎた書類に関するリストを入手し、期限テーブルとして保存する(ステップJ20)。続いて処理期限の過ぎた書類を検索するエリアを指定して、コンピュータ200から指定エリア内の他のコンピュータに対して、リーダ装置により書類の識別番号読み取りを指示する(ステップJ30)。エリア内のコンピュータ200は識別番号を読み取り(ステップJ40)、読み取り要求を行ったコンピュータ200に送信する。読み取り要求を行ったコンピュータ200は、受信した識別番号を期限テーブルに登録されている識別番号と比較し、処理期限の過ぎた書類があった場合には担当者に通知を行う(ステップJ50、ステップJ60)。通知は、担当者宛に電子メールを送付することもできるし、担当者のコンピュータ200の警告ブザーを鳴らすようにすることもできる。
【0063】
次に、書類の期限管理を行うためのコンピュータシステム上での処理の流れを図17及び図18に示す。
コンピュータ200は、書類300の期限管理を行う旨の要求を受け付けると(ステップK10)、処理期限の過ぎた書類300、あるいは処理期限の迫っている書類300にユニークに付番された識別番号を特定するための画面を表示し、入力を受け付ける(ステップK20)。識別番号を特定するために入力されるデータは、例えば処理期限であるが、担当者名や書類名により絞り込むことも可能である。
【0064】
コンピュータ200は、入力されたデータをID管理センタ100のサーバ101へ送信する(ステップK30)。サーバ101は、送信されたデータを検索条件としてデータベース102を検索して、条件に一致するデータを抽出する(ステップK40、ステップK50)。サーバ101は、抽出したデータをコンピュータ200に送信する(ステップK60)。
【0065】
コンピュータ200は、サーバ101からデータを受信し(ステップK70)、画面上にデータの内容を一覧にして表示する(ステップK80)。条件を変えて再度やり直すことも可能である(ステップK90)。続いて、上記画面に表示された一覧のデータの識別番号を期限テーブルに登録する(ステップK100)。
【0066】
次に、書類の検索範囲の入力を受け付ける(ステップK110)例えば、部内における処理期限超過書類を発見したい場合には、部内のコンピュータ200を検索範囲として指定する。コンピュータ200は、指定された検索範囲内のコンピュータ200に対して、リーダ装置202を用いて書類の識別番号の読み取りを指示する(ステップK120)。識別番号の読み取り指示を受けたコンピュータ200は、それぞれリーダ装置202から無線信号を出力する(ステップK130)。その無線信号に対して無線ICチップ301から応答があった場合には、応答を受け付け、識別番号を読み取る(ステップK140)。読み取られた識別番号は、読み取り指示を出したコンピュータ200に送信される(ステップK150)。
【0067】
読み取り指示を出したコンピュータ200は、受信した識別番号を、期限テーブルに登録された識別番号と比較する(ステップK160、ステップK170)。一致するものが見つかった場合は、その識別番号を読み取ったコンピュータ200を特定し(ステップK180)、エリア内のコンピュータ200に対して、期限管理の対象となっている書類に関する情報と、当該書類を発見したコンピュータの情報を送信する(ステップK190)。エリア内のコンピュータ200は、上記情報により、処理期限の迫っている書類の担当者に対して、例えば電子メールを送信して通知する。あるいはブザーを出力して通知する(ステップK200、ステップK210、ステップK220)。このように本実施の形態に係る方法によれば、処理期限の迫った書類や処理期限の過ぎた書類を放置している担当者に対して、漏らすことなく通知や警告を行うことが可能となる。
【0068】
以上、本実施の形態に係る実施例について説明したが、本願発明は上記実施例に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々に変更可能である。
【0069】
本実施の形態によれば次の効果を奏することができる。
すなわち、紙などの電子媒体ではない記録媒体をコンピュータにより管理することが可能となる。また紙などの電子媒体ではない文書の検索、期限管理、廃棄管理、及び機密管理を容易に、かつ、確実に行うことができる。さらには行方不明になった文書を、容易に発見することが可能となる。
【0070】
【発明の効果】
紙などの電子媒体ではない記録媒体に対する管理を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるシステムの構成を示す図である。
【図2】本実施の形態における書類の登録、廃棄の概要を示す図である。
【図3】本実施の形態における書類登録の手順を示すためのフローチャートである。
【図4】本実施の形態における書類登録を行うためのコンピュータシステム上での処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態における書類検索方法を示す図である。
【図6】本実施の形態における書類検索の手順を示すためのフローチャートである。
【図7】本実施の形態における書類検索を行うためのコンピュータシステム上での処理を示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態における回覧書類の検索方法を示すための図である。
【図9】本実施の形態における回覧書類検索の手順を示すためのフローチャートである。
【図10】本実施の形態における回覧書類の検索を行うためのコンピュータシステム上での処理のうち検索テーブルを作成するまでの処理を示すフローチャートである。
【図11】本実施の形態における回覧書類の検索を行うためのコンピュータシステム上での処理のうち検索テーブルに基づいて検索を行う処理を示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態における書類の機密管理方法を示すための図である。
【図13】本実施の形態における書類の機密管理の手順を示すためのフローチャートである。
【図14】本実施の形態における書類の機密管理を行うためのコンピュータシステム上での処理を示すフローチャートである。
【図15】本実施の形態における書類の期限管理方法を示すための図である。
【図16】本実施の形態における書類の期限管理の手順を示すためのフローチャートである。
【図17】本実施の形態における書類の期限管理を行うためのコンピュータシステム上での処理のうち期限テーブルを作成するまでの処理を示すフローチャートである。
【図18】本実施の形態における書類の期限管理を行うためのコンピュータシステム上での処理のうち期限テーブルに基づいて書類管理を行う処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 ID管理センタ
101 サーバ
102 データベース
103 ネットワーク
200 コンピュータ
202 リーダ装置
203 リーダ装置の走査
204 複写機
205 機密保持チェックゲート
206 出入口
207 カメラ
208 ファクシミリ送受信機
209 スキャナ
300 無線ICチップ付き記録媒体
301 無線ICチップ
302 記録媒体
303 回覧書類
304 処理期限超過書類A
305 処理期限超過書類B
400 担当者A
401 担当者B
402 担当者C
403 担当者D

Claims (10)

  1. ユニークな格納情報が対応付けされてこれを記憶している無線ICチップを実装する記録媒体の、コンピュータによる管理方法であって、
    前記コンピュータが、記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置より、記録媒体が実装する無線ICチップの格納情報を取得するステップと、
    取得した格納情報を、無線ICチップ毎の格納情報と記録媒体との対応を記録したデータベースに照合し、記録媒体の特定を行うステップと、
    特定した記録媒体について予め設定された管理内容に応じて、対応する記録媒体に対する管理処理を行うステップと、
    前記管理処理の結果を出力装置に出力するステップと、
    を含むことを特徴とする記録媒体管理方法。
  2. 前記リーダ装置より格納情報を取得するステップにおいて、複数の記録媒体に対し読取り処理を行ったリーダ装置より無線ICチップの格納情報を取得するステップと、
    前記記録媒体の特定を行うステップにおいて、前記取得した格納情報を前記データベースに照合し、前記複数の記録媒体のうち無線ICチップを備えるものを特定するステップと、
    前記管理処理を行うステップにおいて、前記特定した記録媒体を、検索対象としての記録媒体を定めた検索テーブルに照合し、検索対象であるか否か判定するステップと、
    前記管理処理の結果を出力するステップにおいて、前記判定結果を出力装置に出力するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体管理方法。
  3. 前記読取り動作を命じるべく前記コンピュータが発した読取り要求に応じて、あるいはリーダ装置が予め記憶する前記読取り動作の実行タイミングに応じて、前記読取り動作を行ったリーダ装置より、読み取った無線ICチップの格納情報をネットワークを介して取得するステップと、
    前記取得した格納情報を前記データベースに照合して特定した記録媒体が、検索対象として予め定めた記録媒体であるか、前記検索テーブルに照合して判定するステップと、
    前記判定により検索対象の記録媒体であると判定されたならば、当該記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置を認識するステップと、
    認識したリーダ装置あるいは出力装置に対して、検索対象の記録媒体が前記認識したリーダ装置周辺に存在する旨を出力するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体管理方法。
  4. 前記管理処理を行うステップにおいて、前記特定した記録媒体を、機密性考慮対象たる記録媒体を予め定めた機密性テーブルに照合し、機密性考慮対象の記録媒体であるか判定するステップと、
    前記管理処理を行うステップにおいて、前記機密性考慮対象と判定された記録媒体について予め設定された機密管理内容に応じ、機密管理処理を行うステップと、
    前記機密管理処理の結果を出力装置に出力するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体管理方法。
  5. 記録媒体の複写、撮影、送信、記録内容読取り、および通過のいずれかの処理に対応する処理装置から受信した、記録媒体実装の無線ICチップの格納情報に基づき、或いは前記機密性考慮対象たる記録媒体の検知通知に基づき、当該処理装置における機密性考慮対象の記録媒体の存在を認識するステップと、
    機密性考慮対象の記録媒体に対する処理装置における前記処理に際し、記録媒体に応じた機密考慮指示を前記処理装置に送信するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の記録媒体管理方法。
  6. 前記読取り動作を命じるべく前記コンピュータが発した読取り要求に応じて、あるいはリーダ装置が予め記憶する前記読取り動作の実行タイミングに応じて、前記読取り動作を行ったリーダ装置より、読み取った無線ICチップの格納情報をネットワークを介して取得するステップと、
    前記取得した格納情報に基づき、或いはこの格納情報を記録媒体と処理期限との関係を定めた期限テーブルに照合し、記録媒体の処理期限を認識するステップと、
    認識した処理期限の到来に応じて、出力装置または該当記録媒体の読取り動作を行った前記リーダ装置に対し、期限通知を出力するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体管理方法。
  7. 記録媒体の廃棄処理に際して、この廃棄記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置より、廃棄記録媒体が実装する無線ICチップの格納情報を取得するステップと、
    取得した格納情報を、無線ICチップ毎の格納情報と記録媒体との対応を記録したデータベースに照合し、廃棄記録媒体の特定を行うステップと、
    特定した廃棄記録媒体の前記データベースにおける記録情報を消去するか、或いはデータベースにおいて廃棄処分済みである旨の情報を廃棄記録媒体に関係付けるステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体管理方法。
  8. ユニークな格納情報が対応付けされてこれを記憶している無線ICチップを実装する記録媒体の管理システムであって、
    前記コンピュータが、記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置より、記録媒体が実装する無線ICチップの格納情報を取得するステップと、
    取得した格納情報を、無線ICチップ毎の格納情報と記録媒体との対応を記録したデータベースに照合し、記録媒体の特定を行うステップと、
    特定した記録媒体について予め設定された管理内容に応じて、対応する記録媒体に対する管理処理を行うステップと、
    前記管理処理の結果を出力装置に出力するステップと、
    を含むことを特徴とする記録媒体管理システム。
  9. ユニークな格納情報が対応付けされてこれを記憶している無線ICチップを実装する記録媒体の管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータが、記録媒体に対する読取り動作を行ったリーダ装置より、記録媒体が実装する無線ICチップの格納情報を取得するステップと、
    取得した格納情報を、無線ICチップ毎の格納情報と記録媒体との対応を記録したデータベースに照合し、記録媒体の特定を行うステップと、
    特定した記録媒体について予め設定された管理内容に応じて、対応する記録媒体に対する管理処理を行うステップと、
    前記管理処理の結果を出力装置に出力するステップと、
    を含むことを特徴とする記録媒体管理プログラム。
  10. 請求項9に記載の記録媒体管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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