JP2001101285A

JP2001101285A - 物品管理システム

Info

Publication number: JP2001101285A
Application number: JP27678699A
Authority: JP
Inventors: Keisuke Igarashi; 啓介五十嵐; Kazuo Akaike; 和男赤池; Yuzo Miura; 雄三三浦; Toshiro Ogawa; 俊郎小川; Yukio Otani; 幸男大谷
Original assignee: Hitachi Kokusai Electric Inc
Current assignee: Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date: 1999-09-29
Filing date: 1999-09-29
Publication date: 2001-04-13

Abstract

(57)【要約】【課題】物品の所在が容易に検出でき、従って、従来
の貸出し管理業務に加え、リアルタイムな物品の位置検
出、不正持ち出しの防止を行うことができる物品管理シ
ステムを得る。【解決手段】棚に収納される書籍１に取り付けられ、
書籍１に関する所定の情報を記憶し、かつその記憶され
た情報を無線信号として出力することができる無線ＩＣ
カード２０と、棚の適所に設けられ、無線ＩＣカード２
０からの無線信号を受信するループアンテナ３０と、ル
ープアンテナ３０より受信された信号に基づいて、無線
ＩＣカード２０からの情報を読み取るリーダ・ライタ４
０と、リーダ・ライタ４０により読み取られた情報に基
づいて書籍１の管理を行うホストＰＣ１００とを備えて
なるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、図書館等におい
て、書籍やＣＤ等の貸出物品の貸出し状況、及び所在を
管理し、更に貸出し物品の不正持ち出しを防止すること
が可能な物品管理システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図１４に示されるように、図書館等に貯
蔵されている書籍１は本棚に種類毎に分類、整理されて
いる。書籍１にはバーコード２が貼付されており、バー
コード２の書籍ＩＤをもとにホストＰＣには書籍情報フ
ァイル（書籍ＩＤ、書籍名、出版社名、貸出し会員Ｉ
Ｄ、貸出し日、返却予定日、返却日等）が作成されてい
る。また、図１５に示すように、利用者に発行される会
員証３にもバーコード３ａが貼付されており、同様に図
示しないホストＰＣには会員ＩＤをもとに会員情報ファ
イル（会員ＩＤ、氏名、住所、電話番号、運転免許証番
号、貸出し中書籍名等）が作成されている。

【０００３】利用者が書籍を借りる場合、借用したい書
籍１と会員証３を係員に渡し、係員は書籍１及び会員証
３のバーコード２，３ａをバーコードリーダで読み取
り、ホストＰＣには貸出し日、返却予定日等が入力さ
れ、書籍の貸出しが管理される。

【０００４】利用者が書籍１を返却する場合は、返却箱
に本を入れておくことによって、係員が書籍のバーコー
ド２をバーコードリーダで読み取ることにより、返却日
が入力される。その後、係員は本棚の元の場所に戻して
おく。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の書籍管
理システムにおいて、返却された書籍を本棚の元の場所
に戻す作業にはかなり時間がかかる。また、書籍の棚卸
しをする場合、一冊づつチェックをする必要があり、こ
れも膨大な作業量になる。また、利用者が特定の書籍の
借用を係員に依頼した場合において、本棚の指定位置に
書籍が収納されていない場合、係員は、その目的とする
書籍を見つけることができないという問題がある。ま
た、その書籍が館外に不正に持ち出されていた場合は、
いくら時間をかけて探しても出てくるはずもなく、無駄
な時間を費やすことになる。

【０００６】不正持ち出しを防止する対策として、ＣＤ
販売店等においては、既に実用化されているがコンデン
サとスパイラルコイルからなる無線タグを取り付けてい
る例がある。各ＣＤに無線タグを取り付けることによ
り、不正に店外に持ち出そうとすると、店の出入り口に
設置された検出器により、警告音が出される。そして、
正当に代金の支払いをした場合は、店員が無線タグを取
り外すため、店の出入り口を警告音なしに通過すること
ができるという仕組みである。

【０００７】このような対策を図書館で実施する場合、
バーコードの他に更に無線タグを貼付する必要があり、
その設備費が発生することになる。また、貸出時に無線
タグを取り外すという作業も増えることになる。

【０００８】本発明では、上述した従来の技術における
問題点に鑑み、例えば無線ＩＣカードのような非接触式
情報記憶媒体を貸出用の書籍等の物品に取り付けること
により、従来の貸出し管理業務に加え、リアルタイムな
物品の位置検出、不正持ち出しの防止を行うことができ
る物品管理システムを提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、所定の収納場所に収納される物品に取
り付けられ、該物品に関する所定の情報を記憶し、かつ
その記憶された情報を無線信号として出力することがで
きる非接触式情報記憶媒体と、前記収納場所の適所に設
けられ、前記非接触式情報記憶媒体からの無線信号を受
信するアンテナと、前記アンテナより受信された信号に
基づいて、前記非接触式情報記憶媒体からの情報を読み
取るリーダと、前記リーダにより読み取られた情報に基
づいて前記物品の管理を行う管理手段とを備えてなるも
のである。

【００１０】このような構成によれば、物品の所在が容
易に検出でき、従って、従来の貸出し管理業務に加え、
リアルタイムな物品の位置検出、不正持ち出しの防止を
行うことができる。

【００１１】また、本発明において、前記アンテナは複
数の所定箇所に設けられ、これらのアンテナを切替えて
前記非接触式情報記憶媒体からの無線信号を受信するた
めのアンテナ切替器を備えているものである。

【００１２】このような構成によれば、多数の物品に関
する管理処理を順次行っていくことができる。

【００１３】また、本発明において、前記アンテナ切替
器は少なくとも二つ以上のアンテナを同時に動作させる
ものである。

【００１４】このような構成によれば、物品の位置がい
ずれかのアンテナ方向に偏っていても、強い電波を受け
るいずれか一方のアンテナより無線情報を捉えることが
できる。また、非接触式情報記憶媒体がアンテナからの
電磁エネルギを得て駆動するような場合において、アン
テナから受ける電磁波エネルギが非接触式情報記憶媒体
に加算されて受信され、弱い電磁波でも必要なエネルギ
を得ることができる。

【００１５】また、本発明において、前記管理手段は物
品の棚卸し管理を行うものである。

【００１６】このような構成によれば、多数の物品が収
納された棚からの棚卸し作業が容易となり、省力化が図
れる。

【００１７】また、本発明において、前記物品は棚に配
列された書籍であり、前記非接触式情報記憶媒体の前記
書籍への取付位置が該書籍に対してランダムとされてい
るものである。

【００１８】このような構成によれば、非接触式情報記
憶媒体同士の電磁結合の度合いを低減することができ
て、アンテナによる検出距離を大きくすることができ
る。

【００１９】また、本発明において、前記物品は棚に配
列された書籍であり、前記アンテナはブック型ボックス
に収納されたループアンテナである。

【００２０】このような構成によれば、書籍間にブック
型ボックスを挿入するだけでループアンテナの取付が行
われるので、ループアンテナの取付が容易となり、ま
た、美感を損なうこともない。

【００２１】また、本発明は、物品に取り付けられ、該
物品に関する所定の情報を記憶し、かつその記憶された
情報を無線信号として出力することができる非接触式情
報記憶媒体と、前記非接触式情報記憶媒体に情報を書き
込むための無線信号を送出し、また、前記非接触式情報
記憶媒体からの無線信号を受信するためのアンテナと、
前記非接触式情報記憶媒体への書き込み情報を前記ア
ンテナに出力し、また前記アンテナで受信された非接触
式情報記憶媒体からの情報を読み取るリーダ・ライタ
と、前記リーダ・ライタにより書き込みされた情報およ
び読み取られた情報に基づいて前記物品の貸出し管理を
行う貸出管理手段とを備えてなるものである。

【００２２】このような構成によれば、物品の貸出し管
理が容易となり、省力化を図ることができる。

【００２３】また、本発明は、物品に取り付けられ、該
物品に関する所定の情報を記憶し、かつその記憶された
情報を無線信号として出力することができる非接触式情
報記憶媒体と、所定の場所に設けられ、前記非接触式情
報記憶媒体からの無線信号を受信するためのアンテナ
と、前記アンテナからの送出無線信号を出力し、また前
記非接触式情報記憶媒体からの受信無線信号から情報を
読み取るリーダと、前記リーダにより読み取られた情報
に基づいて前記物品の不正持ち出しを監視する不正持ち
出し監視手段とを備えてなるものである。

【００２４】このような構成によれば、物品の不正持ち
出しの監視が容易となり、その省力化が図れる。

【００２５】また、本発明において、前記非接触式情報
記憶媒体は電磁波エネルギを受けて電力を得ることがで
き、記憶された所定の情報を無線信号として発信するこ
とができる無線ＩＣカードであり、前記アンテナは前記
電磁波エネルギを前記無線ＩＣカードに供給することが
できるものである。

【００２６】このような構成によれば、各非接触式情報
記憶媒体毎に電源を設けることがなく、非接触式情報記
憶媒体の構成を簡易、小型なものとすることができ、多
数の物品管理が容易となる。

【００２７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本発明の実施の形態では、
物品管理システムとして、書籍の管理システムに例をと
って説明する。図１は書籍を示す斜視図、図２は書籍を
開いた状態を示す斜視図、図３は書籍が整理される本棚
を示す斜視図である。図１、図２に示すように書籍１の
表紙２０ａ、或いは表紙裏面２０ｂやその対向紙面２０
ｃに無線ＩＣカード２０を貼付する。また、図３に示さ
れるように、本棚８０の各棚（８１〜８６）にはそれぞ
れループアンテナ３０ａ〜３０ｆが配置されている。

【００２８】図４はブック型ループアンテナ３０Ａを示
す斜視図であり、ブック型ループアンテナ３０Ａはブッ
ク状ボックス３１内にループ状に設けられたループアン
テナ３２と、ブック状ボックス３１に設けられループア
ンテナ３２が接続されるコネクタ３３とを備えて構成さ
れている。なお、このループアンテナは図５に示すよう
にブックエンド型ボックス３５内にループアンテナ３２
を設けてなるブックエンド型ループアンテナ３０Ｂとし
て本を固定できるようにしてもよい。

【００２９】また、本棚８０の適所、例えば上側にはリ
ーダ・ライタ４０及びアンテナ切替器５０が設置されて
おり、アンテナ切替器からは６本のケーブル６１〜６６
が接続され、ケーブル６１〜６２はそれぞれ棚８１〜８
６のループアンテナ３０ａ〜３０ｆのコネクタ３２（図
４参照）に接続されている。各棚８１〜８６の幅はＸで
あり、ブック型ループアンテナ３０ａ〜３０ｆが各棚８
１〜８６の略中心に配置され左右３冊づつの書籍を制御
する。無線ＩＣカード２０は、図６に示すようにループ
アンテナ３０ａ〜３０ｆより送出される電磁波の磁界レ
ベルがスレッショルドレベルＡ以上で確実に動作するも
のである。なお、図６において、３０ａ−１はループア
ンテナ３０ａで検出される磁界の強さを示している。

【００３０】そして、アンテナ切替器５０により棚８１
のループアンテナ３０ａが動作し、次に棚８２のループ
アンテナ３０ｂが動作し、このようにアンテナ切替器５
０によりループアンテナ３０ａ〜３０ｆは棚毎に順番に
制御される。また、棚毎にリーダ・ライタ４０を設置す
ると、本例では６つのリーダ・ライタが必要になるが、
アンテナ切替器５０は不要となる。しかし、常時書籍を
監視する必要はなく、設備費を考慮するとアンテナ切替
器５０を使用した方がよい。

【００３１】また、本棚の各棚が長い場合は、図７に示
されるように各棚８７〜８９に二つのブック型ループア
ンテナ３０（３０ｇ〜３０ｌ）を配置する方法も考えら
れる。ここで、一例として、図７に示される各棚８７〜
８９は、それらの長さがｙであり、それぞれのブック型
ループアンテナ３０ｇ〜３０ｌは、各アンテナを中心に
ｘの距離の無線ＩＣカードを動作させて、該無線ＩＣカ
ードを検出可能とすれば、図７の場合、各棚８７〜８９
の中心の所定範囲ｚに属する２冊の本が検出できないこ
とになる。しかし、図８に示すように、磁界３０ｇ−１
と３０ｈ−１が合成され、点線Ｂのようにスレッショル
ドレベルＡ以上になるために、無線ＩＣカードを動作さ
せることができて検出出可能となり、より多くの書籍を
検出することができるという効果を有する。

【００３２】なお、この場合、アンテナ切替器４０とル
ープアンテナ３０ｇ〜３０ｌ間のケーブル６１〜６６の
長さを含めて範囲ｚでの位相が同位相となるように調整
してある。

【００３３】また、図７では、図３と同様に、本棚８０
には、リーダ・ライタ４０及びアンテナ切替器５０が設
置されており、アンテナ切替器５０からは６本のケーブ
ル６１〜６６が接続され、ケーブル６１〜６６はそれぞ
れ棚８７〜８９のループアンテナ３０ｇ〜３０ｌのコネ
クタ３２に接続される。そして、アンテナ切替器５０に
より、まずループアンテナ３０ｇ、３０ｈが動作し、次
にループアンテナ３０ｉ、３０ｊが動作し、最後にルー
プアンテナ３０ｋ〜３０ｌが動作する。本実施例では、
各棚にループアンテナが二つ設けられる場合について説
明をしたが、必要に応じて三つ以上にしても良い。

【００３４】次に、無線ＩＣカード２０の書籍１への貼
付方法を図９を用いて説明する。無線ＩＣカード２０は
書籍１の所定の６箇所４〜９の内の任意の１箇所にラン
ダムに添付する。これは、例えば数冊の書籍１を重ね
て、全て９の位置に無線ＩＣカード２０を貼付した場
合、無線ＩＣカード２０内部のコイル同士の電磁結合の
度合いが大きくなり、これにより、ブック型ループアン
テナから検出することができる距離が短くなってしまう
という問題を解消するためである。

【００３５】少ないブック型ループアンテナでより多く
の書籍を検出するためには、前述したように、無線ＩＣ
カード２０をランダムに書籍に貼付し、できるだけ重な
らないようにすることで、検出距離を延ばすことが可能
となる。

【００３６】図１０は本システムの構成を示すブロック
図である。以下、システムの構成及び動作を棚卸し検索
方法の場合について詳述する。ホストＰＣ１００には、
図１３（ａ）〜（ｃ）に示されるような、書籍情報ファ
イル１０１、会員情報ファイル１０２、棚卸し情報ファ
イル１０３がデータベースとして作成されて設けられて
いる。書籍情報ファイル１０１、会員情報ファイル１０
２は従来例と同じである。ホストＰＣ１００には、本棚
に設置されたリーダ・ライタ４０及びアンテナ切替器５
０、ループアンテナ３０が接続されている。

【００３７】なお、リーダ・ライタ４０は図１１に示す
ように、通信インターフェース４１、制御部４２、デー
タ変調部４３、データ復調部４４から構成されている。
制御部４２は通信インターフェース４１を介してホスト
ＰＣ１００に接続されており、ホストＰＣ１００から書
籍情報の読み取り要求が行われる。そして、データ変調
部４３からは書籍ＩＤ読み取りのためのコマンドによっ
て変調された信号がアンテナ切替器５０を介してループ
アンテナ３０から送信される。

【００３８】図１２に書籍１に貼付されている無線ＩＣ
カード２０のブロック構成を示している。この無線ＩＣ
カード２０はループアンテナ３０から送信された電磁波
信号をコイル及びコンデンサからなる共振回路２１によ
り受信し、受信した信号によって電源生成部２２から制
御部２３，メモリ２６に電力供給がなされる。従って無
線ＩＣカード２０は電池を持たずに動作が可能である。
そして、制御部２３はデータ復調部２４によって復調さ
れた読み取りコマンドに基づいてメモり２６の書籍ＩＤ
を読み出し、データ変調部２５により変調された信号を
共振器２１から送出する。

【００３９】読み取られた書籍ＩＤはリード・ライタ４
０からホストＰＣ１００に送られる。棚卸し情報ファイ
ルは図１０（ｃ）のように、棚番号、書籍ＩＤ、書籍名
が固定データとして入力されている。棚卸し検索を行う
と書籍情報ファイル１０１と比較し、貸出し中の書籍は
貸出し会員ＩＤ、返却日が入力される。また、棚番号と
検索された収納棚が異なる場合、棚エラー欄に表示され
るので、係員は容易に正規の場所に戻すことができる。
そして、棚の何処にもなく、貸出し中でもない場合、紛
失欄に表示される。開館中は館内で使用している場合も
あるので、閉館後に棚卸し検索すれば正確な紛失結果が
分かる。

【００４０】次に、システムの構成及び動作を貸出し処
理について説明する。図１０において、１２０は貸出し
管理部であり、リーダ・ライタ１２２は図１１のリーダ
・ライタ４０とループアンテナが一体化になったもので
あり、ループアンテナはブック型である必要はない。リ
ーダ・ライタ１２２で会員証の会員ＩＤを読み取り、書
籍１に貼付された無線ＩＣカード２０から書籍ＩＤを読
み取ることにより、図１０（ａ）〜（ｃ）の各ファイル
にデータが入力される。（ａ）で示される書籍情報ファ
イル１０１には、リーダ・ライタ１２２で読み取られた
書籍ＩＤに対応して、貸出し会員ＩＤ、貸出し日、返却
予定日が自動的に入力される。（ｂ）で示される会員情
報ファイル１０２には貸出し書籍名が入力され、（ｃ）
で示される棚卸情報ファイル１０３には貸出し会員ＩＤ
が入力されて貸出し処理が完了する。

【００４１】次に、システムの構成及び動作を不正持ち
出しの防止処理について説明する。ゲート１１１とリー
ダ・ライタ１１０がホストＰＣに接続されており、リー
ダ・ライタ１１０は図１１のリーダ・ライタ４０と同じ
構成であり、ゲート１１１はループアンテナである。利
用者が前述の貸出し処理を行った場合に、借りた書籍１
の無線ＩＣカード２０に不正持ち出し防止情報が書き込
まれる。これは、例えば１ビットの情報であり、貸出し
処理時に「１」が書き込まれ、返却時に「０」が書き込
まれるものである。

【００４２】利用者が貸出し処理を行った書籍１を持っ
てゲート１１１を通過した場合、不正持ち出し防止情報
が読み取られ、「１」であるため、警告音が発せられる
ことなくゲート１１１を通過することができる。反対に
不正に持ち出そうとした場合、ゲート通過時に「０」が
読み取られるために警告音が発生され、利用者に正規の
貸出し処理を促すことが可能になる。

【００４３】実施の形態において、棚卸し検索処理で用
いられるリード・ライタ４０はリード処理を行い、貸出
し処理で用いられるリード・ライタ１２２はリード・ラ
イト処理を行い、不正持ち出し防止処理で用いられるリ
ード・ライタ１１０はリード処理を行っている。しか
し、これらリード・ライタの構成は全て同じである。な
お、本実施の形態では図書館での書籍の貸出し管理の例
を示したが、本発明ではビデオやＣＤ等種々の物品に適
用することができる。

【００４４】

【発明の効果】上述したように、本発明は、無線ＩＣカ
ードのような非接触式情報記憶媒体を貸出用の書籍等の
物品に取り付けることにより、物品の棚卸し管理、貸出
し管理業務に加え、リアルタイムな物品の位置検出、不
正持ち出しの防止等、種々の管理を容易にでき、省力化
を行うことができる物品管理システムを提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】書籍を示す斜視図である。

【図２】書籍を開いた状態を示す斜視図である。

【図３】書籍が整理される本棚を示す斜視図である。

【図４】ブック型ループアンテナを示す斜視図である。

【図５】ブックエンド型ループアンテナを示す斜視図で
ある。

【図６】ループアンテナより送出される電磁波の磁界レ
ベルをスレッショルドレベルと共に示す図である。

【図７】棚に二つのブック型ループアンテナを配置した
状態を示す図である。

【図８】二つのループアンテナからの磁界が合成され、
点線ＢのようにスレッショルドレベルＡ以上になる様子
を示した図である。

【図９】無線ＩＣカードの書籍への貼付方法を示す図で
ある。

【図１０】実施の形態におけるシステムの全体構成を示
すブロック図である。

【図１１】リーダ・ライタの構成を示すブロック図であ
る。

【図１２】無線ＩＣカードの構成を示すブロック図であ
る。

【図１３】書籍情報ファイル、会員情報ファイル、棚卸
し情報ファイルを示す図である。

【図１４】図書館等に貯蔵されている書籍を示す斜視図
である。

【図１５】図書館等で使用される会員証を示す図であ
る。

【符号の説明】

１書籍４〜９無線ＩＣカードが貼付される位置２０無線ＩＣカード２１共振回路２２電源生成部２６メモリ３０，３０ａ〜３０ｌループアンテナ３０Ａブック型ループアンテナ３１ブック状ボックス３５ブックエンド型ボックス４０，１１０，１２２リーダ・ライタ５０アンテナ切替器１００ホストＰＣ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｋ 17/00 Ｇ０８Ｂ 13/22 ５Ｃ０８４ 19/07 Ｇ０６Ｆ 15/21 Ｚ 19/00 Ｇ０６Ｋ 19/00 ＨＧ０８Ｂ 13/22 Ｑ (72)発明者三浦雄三東京都中野区東中野三丁目14番20号国際電気株式会社内 (72)発明者小川俊郎東京都中野区東中野三丁目14番20号国際電気株式会社内 (72)発明者大谷幸男東京都中野区東中野三丁目14番20号国際電気株式会社内Ｆターム(参考） 3F022 AA11 CC02 FF01 MM08 MM22 MM32 MM35 MM70 PP04 5B035 AA00 AA13 BB09 BC00 CA23 5B049 BB15 BB25 BB60 CC27 DD04 EE05 FF03 FF04 FF08 GG03 GG06 GG07 5B058 CA15 KA40 YA01 5B065 BA09 CA01 CE01 5C084 AA03 AA09 BB33 CC35 DD07 EE07 FF02 FF27 GG05 GG07 GG09 GG13 GG18 GG39 GG43 GG52 GG57 GG71 GG74 HH01

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】所定の収納場所に収納される物品に取り
付けられ、該物品に関する所定の情報を記憶し、かつそ
の記憶された情報を無線信号として出力することができ
る非接触式情報記憶媒体と、前記収納場所の適所に設けられ、前記非接触式情報記憶
媒体からの無線信号を受信するアンテナと、前記アンテナより受信された信号に基づいて、前記非接
触式情報記憶媒体からの情報を読み取るリーダと、前記リーダにより読み取られた情報に基づいて前記物品
の管理を行う管理手段とを備えてなる物品管理システ
ム。
【請求項２】請求項１に記載の物品管理システムにお
いて、前記アンテナは複数の所定箇所に設けられ、これらのア
ンテナを切替えて前記非接触式情報記憶媒体からの無線
信号を受信するためのアンテナ切替器を備えている物品
管理システム。
【請求項３】請求項２に記載の物品管理システムにお
いて、前記アンテナ切替器は少なくとも二つ以上のアンテナを
同時に動作させる物品管理システム。
【請求項４】請求項１乃至請求項３のいずれかに記載
の物品管理システムにおいて、前記管理手段は物品の棚卸し管理を行う物品管理システ
ム。
【請求項５】請求項１乃至請求項４のいずれかに記載
の物品管理システムにおいて、前記物品は棚に配列された書籍であり、前記非接触式情
報記憶媒体の前記書籍への取付位置が該書籍に対してラ
ンダムである物品管理システム。
【請求項６】請求項１乃至請求項５のいずれかに記載
の物品管理システムにおいて、前記物品は棚に配列された書籍であり、前記アンテナは
ブック型ボックスに収納されたループアンテナである物
品管理システム。
【請求項７】物品に取り付けられ、該物品に関する所
定の情報を記憶し、かつその記憶された情報を無線信号
として出力することができる非接触式情報記憶媒体と、前記非接触式情報記憶媒体に情報を書き込むための無線
信号を送出し、また、前記非接触式情報記憶媒体からの
無線信号を受信するためのアンテナと、前記非接触式情報記憶媒体への書き込み情報を前記アン
テナに出力し、また前記アンテナで受信された非接触式
情報記憶媒体からの情報を読み取るリーダ・ライタと、前記リーダ・ライタにより書き込みされた情報および読
み取られた情報に基づいて前記物品の貸出し管理を行う
貸出管理手段とを備えてなる物品管理システム。
【請求項８】物品に取り付けられ、該物品に関する所
定の情報を記憶し、かつその記憶された情報を無線信号
として出力することができる非接触式情報記憶媒体と、所定の場所に設けられ、前記非接触式情報記憶媒体から
の無線信号を受信するためのアンテナと、前記アンテナからの送出無線信号を出力し、また前記非
接触式情報記憶媒体からの受信無線信号を情報を読み取
るリーダと、前記リーダにより読み取られた情報に基づいて前記物品
の不正持ち出しを監視する不正持ち出し監視手段とを備
えてなる物品管理システム。
【請求項９】請求項１乃至請求項８のいずれかに記載
の物品管理システムにおいて、前記非接触式情報記憶媒体は電磁波エネルギを受けて電
力を得ることができ、記憶された所定の情報を無線信号
として発信することができる無線ＩＣカードであり、前記アンテナは前記電磁波エネルギを前記無線ＩＣカー
ドに供給することができるものである物品管理システ
ム。