JP2002347908A - 資料管理システム - Google Patents

資料管理システム

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JP2002347908A
JP2002347908A JP2001152449A JP2001152449A JP2002347908A JP 2002347908 A JP2002347908 A JP 2002347908A JP 2001152449 A JP2001152449 A JP 2001152449A JP 2001152449 A JP2001152449 A JP 2001152449A JP 2002347908 A JP2002347908 A JP 2002347908A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の保管場所に収納される資料の管理を手
間をかけずに行う。 【解決手段】 近接するアンテナとの間にて静電誘導が
生じることにより情報の読み取り及び書き込みが行われ
る静電結合方式の非接触型ICラベル10を、棚50
a,50bに収納される書籍60のそれぞれに貼付し、
かつ、棚50a,50bにおいて、書籍60が棚50
a,50bに収納された状態にて非接触型ICラベル1
0に印刷形成された2つの面アンテナのうち一方の面ア
ンテナが接地された場合のみに非接触型ICラベル10
に対する情報の読み取り及び書き込みが可能となる位置
に2つのアンテナ20a,20bを設け、非接触型IC
ラベル10に形成された面アンテナに指等で触れるだけ
で、非接触型ICラベル10に書き込まれた、書籍60
を識別可能な情報を読み出し、書籍60が棚50a,5
0bから持ち出されたあるいは棚50a,50bに収納
されたことを認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書籍等の資料を管
理する資料管理システムに関し、特に、静電結合式の非
接触型ICラベルを用いた資料管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、書籍等の資料を管理する場
合、バーコードや識別番号等のような資料を管理するた
めの識別情報を書籍等の表紙あるいは裏表紙に記載した
り、あるいは、該識別情報が印字されたラベルを書籍等
の表紙あるいは裏表紙に貼付したりしている。このバー
コードや識別番号等の識別情報を書籍等の資料と対応づ
けて管理しておき、書棚等の資料の保管場所において、
書籍等の資料からバーコードや識別番号等の識別情報を
読み取ることにより、書籍等の資料の在庫管理を行って
いる。
【0003】以下に、上述したような資料の在庫管理方
法について例を挙げて具体的に説明する。
【0004】図8は、従来の資料管理方法の一例を説明
するためのフローチャートであり、資料を保管場所から
持ち出す際及び資料を保管場所に返却する際にそれぞれ
その旨を管理する方法を示す。
【0005】資料を保管場所から持ち出す場合(ステッ
プS101)、まず、持ち出される資料に記載あるいは
貼付によって付与された識別情報を読み取る(ステップ
S102)。この識別情報の読み取りは、資料に付与さ
れた識別情報がバーコード情報である場合は、専用のバ
ーコードリーダーを用いて行われ、また、資料に付与さ
れた識別情報が識別番号である場合は、管理者の目視等
によって行われる。
【0006】ステップS102において読み取られた識
別情報は、資料の在庫を管理しているホストに送られ、
ホストにおいて、送られてきた識別情報によって識別さ
れる資料が持ち出されたことが管理される(ステップS
103)。なお、ステップS102にて資料に付与され
た識別番号を管理者が目視で読み取った場合は、ホスト
に接続されている専用の端末等に管理者が読み取った識
別番号を入力し、それにより、識別情報がホストに送ら
れることになる。
【0007】これにより、ステップS102にて識別情
報が読み取られた資料が持ち出し可能となる(ステップ
S104)。
【0008】その後、持ち出した資料を返却する場合は
(ステップS105)、まず、返却される資料に付与さ
れた識別情報を読み取る(ステップS106)。この識
別情報の読み取りは、ステップS102における識別情
報の読み取りと同様に、資料に付与された識別情報がバ
ーコード情報である場合は、専用のバーコードリーダー
を用いて行われ、また、資料に付与された識別情報が識
別番号である場合は、管理者の目視等によって行われ
る。
【0009】ステップS106において読み取られた識
別情報は、資料の在庫を管理しているホストに送られ
る。ホストにおいては、送られてきた識別情報によって
識別される資料が持ち出されている状態として管理され
ているため、識別情報が送られてくると、送られてきた
識別情報によって識別される資料が返却されたことが管
理される(ステップS107)。なお、ステップS10
6にて資料に付与された識別番号を管理者が目視で読み
取った場合は、ホストに接続されている専用の端末等に
管理者が読み取った識別番号を入力し、それにより、識
別情報がホストに送られることになる。
【0010】これにより、ステップS106にて識別情
報が読み取られた資料が保管場所に返却されたことにな
る(ステップS108)。
【0011】上述した資料管理方法は、資料を保管場所
から持ち出す際及び資料を保管場所に返却する際にそれ
ぞれその旨を管理するものであるが、資料を保管場所か
ら持ち出す際及び資料を保管場所に返却する際にそれぞ
れその旨を管理せず、予め決められた日時あるいは期間
毎に資料の在庫管理を行う場合もある。
【0012】その場合は、予め決められた日時あるいは
期間毎に、資料に付与された識別情報を上述したような
方法等により読み取り、それにより、資料の在庫管理が
行われる。その場合、この読み取り処理において識別情
報が読み取られた資料は保管場所に存在し、識別情報が
読み取られなかった資料は保管場所から持ち出されてい
るとして管理される。
【0013】また、このような資料管理は、資料に付与
される識別情報を資料が保管されるべき書棚等の保管場
所にそれぞれに対応させて行うこともでき、その場合、
資料が保管されるべき保管場所に保管されているかどう
かを管理することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8を
用いて説明したような従来の資料管理方法においては、
資料を保管場所から持ち出す際及び持ち出した資料を保
管場所に返却する際に、資料に付与された識別情報を読
み取る必要があるため、資料を保管場所から持ち出す度
及び持ち出した資料を保管場所に返却する度毎に、資料
に付与された識別情報を読み取るための手間がかかって
しまうという問題点がある。識別情報がバーコード情報
である場合は、バーコードリーダーを用いて識別情報を
読み取らなければならず、バーコードリーダーをバーコ
ード情報にあてがう、あるいは資料のバーコード情報が
付与された面をバーコードリーダーにかざさなければな
らない。また、識別情報が識別番号である場合は、管理
者が識別番号を読み取って端末等に入力しなければなら
ない。
【0015】また、予め決められた日時あるいは期間毎
に、資料に付与された識別情報を読み取り、それによ
り、資料の在庫管理を行うものにおいては、識別情報が
資料の表紙あるいは裏表紙に記載されたり、あるいは、
該識別情報が印字されたラベルが資料の表紙あるいは裏
表紙に貼付されたりしている場合、資料が書棚等に保管
された状態で識別情報を読み取ることができず、識別情
報を読み取る度毎に資料を書棚等から出さなければなら
ないという問題点がある。
【0016】また、識別情報が資料の背表紙に記載され
たり、あるいは、該識別情報が印字されたラベルが資料
の背表紙に貼付されたりしている場合においても、識別
情報を読み取るために携帯型のバーコードリーダーを資
料のそれぞれの背表紙にあてがったり、管理者が識別情
報を読み取って端末等に入力したりしなければならず、
そのための手間がかかってしまうという問題点がある。
【0017】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、予め決めら
れた保管場所に収納される資料の管理を手間をかけずに
行うことができる資料管理システムを提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、少なくとも1つの保管場所に収納される資
料を管理する資料管理システムにおいて、前記資料の外
部から接触可能な面に貼付され、かつ、2つの面アンテ
ナを具備し、該2つの面アンテナと近接するアンテナと
の間にて静電誘導が生じることにより情報の読み取り及
び書き込みが行われる非接触型ICラベルと、前記2つ
の面アンテナ及び前記アンテナを介して前記非接触型I
Cラベルに対する情報の読み取り及び書き込みを行う情
報読取/書込手段と、前記情報読取/書込手段にて前記
非接触型ICラベルがら読み取られた情報に基づいて前
記資料を管理する管理手段とを有し、前記アンテナは、
前記保管場所内において、前記資料が当該保管場所に収
納された状態にて前記2つの面アンテナのうち一方の面
アンテナが接地された場合のみに前記非接触型ICラベ
ルに対する情報の読み取り及び書き込みが可能となる位
置に設けられていることを特徴とする。
【0019】また、前記非接触型ICラベルには、貼付
される資料を識別可能な情報が書き込まれていることを
特徴とする。
【0020】また、前記情報読取/書込手段は、前記非
接触型ICラベルに書き込まれた情報を前記アンテナを
介して読み取る際に当該アンテナによって前記情報が読
み取られる資料が収納される保管場所を識別することを
特徴とする。
【0021】また、前記情報読取/書込手段は、前記非
接触型ICラベルに書き込まれた情報を前記アンテナを
介して読み取った際に、当該非接触型ICラベルに所定
の情報を書き込むことを特徴とする。
【0022】また、前記所定の情報は、前記非接触型I
Cラベルに書き込まれた情報が前記アンテナを介して前
記情報読取/書込手段にて読み取られた日時であること
を特徴とする。
【0023】また、前記所定の情報は、前記資料が前記
保管場所から持ち出される際に予め入力される、前記資
料を前記保管場所から持ち出す利用者を識別可能な情報
であることを特徴とする。
【0024】また、前記保管場所に接地状態で設けら
れ、当該保管場所に収納される資料に貼付された前記非
接触型ICラベルに形成された前記2つの面アンテナの
うち一方の面アンテナと順次接触しながら移動可能な導
電性の検知手段を有することを特徴とする。
【0025】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、2つの面アンテナを有し、この2つの面アン
テナと近接するアンテナとの間にて静電誘導が生じるこ
とにより情報の読み取り及び書き込みが行われる静電結
合方式の非接触型ICラベルが、所定の保管場所に収納
される資料のそれぞれに貼付されている。また、この資
料が収納される棚等の保管場所においては、資料が保管
場所に収納された状態にて2つの面アンテナのうち一方
の面アンテナが接地された場合のみに非接触型ICラベ
ルに対する情報の読み取り及び書き込みが可能となる位
置に上記アンテナが設けられている。
【0026】非接触型ICラベルは、資料の外部から接
触可能な面に貼付されているため、資料を保管場所から
持ち出すあるいは保管場所に収納する場合、非接触型I
Cラベルに形成された2つの面アンテナのうち一方の面
アンテナに指等で触れると、指等で触れた面アンテナが
接地状態となる。
【0027】これにより、非接触型ICラベルに書き込
まれた情報が読み取られることになるため、非接触型I
Cラベルに該非接触型ICラベルが貼付される資料を識
別可能な情報を書き込んでおけば、利用者が、資料を保
管場所から持ち出すあるいは保管場所に収納する際に、
非接触型ICラベルに形成された2つの面アンテナのう
ち一方の面アンテナに指等で触れるだけで、その資料が
保管場所から持ち出されたあるいは保管場所に収納され
たことが認識される。
【0028】また、非接触型ICラベルに書き込まれた
情報を読み取る際に情報が読み取られる資料が収納され
る保管場所を識別可能とすれば、資料が所定の保管場所
に収納されているかどうかが認識される。
【0029】また、非接触型ICラベルに書き込まれた
情報が読み取られる際に、その日時あるいは、資料を保
管場所から持ち出す利用者を識別可能な情報を非接触型
ICラベルに書き込めば、この非接触型ICラベルに書
き込まれた情報を読み取ることにより、その資料の持ち
出し及び返却履歴を知ることができる。
【0030】また、保管場所に接地状態で設けられ、当
該保管場所に収納される資料に貼付された非接触型IC
ラベルに形成された2つの面アンテナのうち一方の面ア
ンテナと順次接触しながら移動可能な導電性の検知手段
を用いれば、予め決められた日時あるいは期間毎に書籍
の在庫管理を行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0032】図1は、本発明の資料管理システムの実施
の実施の一形態を示す図であり、(a)は概念図、
(b)はブロック構成図である。
【0033】図1(a)に示すように本形態において
は、資料である書籍60が収納される保管場所である棚
50a,50bのそれぞれに、書籍60の背表紙に貼付
され、書籍60を識別可能な情報が書き込まれたICラ
ベル10との間にて静電誘導を生じさせる2つのアンテ
ナ20a,20bが設けられており、さらに、アンテナ
20a,20bを介してICラベル10に対する情報の
読み取り及び書き込みを行う情報読取/書込手段である
リーダ/ライタ30と、棚50a,50bに収納される
べき書籍60に関する情報を管理する管理手段であるホ
スト40とが設けられている。なお、本形態において
は、説明を簡単にするために書籍60が収納される棚の
数を2段とし、さらに、上段の棚50aには書籍60が
全面に収納され、下段の棚50bには書籍60が全く収
納されていないものとする。
【0034】また、図1(b)に示すように、リーダ/
ライタ30は、アンテナ20a,20bを介してICラ
ベル10に電源及び情報を読み取るあるいは情報を書き
込むための所定の周波数のクロック信号を供給する発信
変調回路31と、アンテナ20aを介してICラベル1
0に対する情報の読み取りを行う受信復調回路32と、
ホスト40に対する情報のやりとりを行うI/F部33
とから構成されており、また、ホスト40は、棚50
a,50bに収納されるべき書籍60に関する情報が格
納された資料情報データベース42と、資料情報データ
ベース42に格納された情報とリーダ/ライタ30にて
ICラベル10から読み取られた情報とに基づいて棚5
0a,50bに収納される書籍60を管理する管理部4
1とから構成されている。
【0035】ここで、書籍60に貼付されるICラベル
10の動作原理について詳細に説明する。
【0036】図2は、図1に示したICラベル10の動
作原理を説明するための図であり、(a)は構造を示す
図、(b)は(a)に示した2つの面アンテナ12a,
12bを介して情報の読み取りあるいは書き込みが行わ
れる場合の動作を示す図、(b)は(a)に示した1つ
の面アンテナ12aのみを介して情報の読み取りあるい
は書き込みが行われる場合の動作を示す図である。
【0037】図2(a)に示すように本形態におけるI
Cラベル10においては、紙等のベース材13上に所定
の間隔を有して2つの面アンテナ12a,12bが印刷
形成されており、この2つの面アンテナ12a,12b
を跨ぐように、面アンテナ12a,12bを介して所定
の情報の書き込み及び読み取りが可能なICチップ11
が搭載されている。
【0038】図2(a)に示したようなICラベル10
に対する情報の書き込みあるいは読み取りを、ICラベ
ル10に印刷形成された2つの面アンテナ12a,12
bを介して行う場合は、図2(b)に示すように、リー
ダ/ライタ30内の発信変調回路31によって所定の電
源を発生させると、リーダ/ライタ30に接続された2
つのアンテナ20a,20bが正の電荷と負の電荷とを
それぞれ帯びる。
【0039】この状態でICラベル10に印刷形成され
た面アンテナ12a,12bをアンテナ20a,20b
に近接、対向させると、アンテナ20a,20bが帯び
た電荷によって、面アンテナ12a,12bに正の電荷
あるいは負の電荷が誘導される。例えば、発信変調回路
31にて発生した電源によってアンテナ20aが正の電
荷を帯び、アンテナ20bが負の電荷を帯びた場合は、
アンテナ20aが帯びた正の電荷によって面アンテナ1
2aには負の電荷が誘導されるとともに、アンテナ20
bが帯びた負の電荷によって面アンテナ12bには正の
電荷が誘導される。また、発信変調回路31にて発生し
た電源によってアンテナ20aが負の電荷を帯び、アン
テナ20bが正の電荷を帯びた場合は、アンテナ20a
が帯びた負の電荷によって面アンテナ12aには正の電
荷が誘導されるとともに、アンテナ20bが帯びた正の
電荷によって面アンテナ12bには負の電荷が誘導され
る。
【0040】このように、面アンテナ12a,12bに
電荷が誘導されることによりICチップ11内に電流が
流れ、それにより、ICチップ11に対する情報の読み
取りあるいは書き込みが行われることになる。
【0041】上述したように、本形態におけるICラベ
ル10は、表面に印刷形成された面アンテナ12a,1
2bとリーダ/ライタ30に接続されたアンテナ20
a,20bとによってコンデンサを形成し、このコンデ
ンサの動作原理を用いて内部に電流を発生させ、情報の
読み取りあるいは書き込みが行われる静電結合方式の非
接触型ICラベルである。
【0042】そのため、リーダ/ライタ30に接続され
たアンテナ20a,20bとICラベル10に印刷形成
された面アンテナ12a,12bとがそれぞれ対向しな
いように配置された場合、アンテナ20a,20bが正
と負の電荷をそれぞれ帯びても面アンテナ12a,12
bに誘導される電荷が安定せず、それにより、通信可能
距離が短くなってしまう。
【0043】そこで、図2(c)に示すように、ICラ
ベル10に印刷形成された面アンテナ12a,12bの
いずれか一方を指で触れる等して接地し(図2において
は面アンテナ12bを接地)、他方の面アンテナ12a
のみを用いて情報の送受信を行う技術が用いられてい
る。これにより、リーダ/ライタ30に接続されたアン
テナ20a,20bに対するICラベル10の設置方向
の制限が緩やかとなり、通信距離を延ばすことができ
る。
【0044】本形態においては、図1(a)に示すよう
に、書籍60が棚50a,50bに収納されている場
合、リーダ/ライタ30に接続されたアンテナ20a,
20bと、書籍60に貼付されたICラベル10に印刷
形成された面アンテナ12a,12bとが互いに対向し
ないように配置されることになる。棚50a,50bに
設けられたアンテナ20a,20bは、この状態におい
て、書籍60に貼付されたICラベル10に対する情報
の読み取り及び書き込みを行うことができないような位
置に配置されている。
【0045】以下に、上記のように構成された資料管理
システムにおける資料管理方法について説明する。
【0046】図3は、図1に示した資料管理システムに
おける資料管理方法の一例を説明するためのフローチャ
ートである。
【0047】書籍60を保管場所の棚50aから持ち出
す場合(ステップS1)、所望の書籍60を棚50aか
ら取り出すために利用者が資料60の背表紙に貼付され
たICラベル10に印刷形成された面アンテナ12a,
12bのうちいずれか一方の面アンテナに触れると(ス
テップS2)、利用者が触れた面アンテナが接地され、
それにより、上述したような原理によってICラベル1
0とアンテナ20a,20bとの通信可能距離が延び
る。ここで、棚50aに設けられたアンテナ20a,2
0bは、この状態において、書籍60に貼付されたIC
ラベル10に対する情報の読み取り及び書き込みを行う
ことができる位置に配置されている。それにより、利用
者が触れたICラベル10に書き込まれた、書籍60を
識別可能な情報がアンテナ20aを介してリーダ/ライ
タ30内の受信復調回路32にて読み取られる(ステッ
プS3)。なお、ICラベル10に書き込まれた情報
は、利用者がICラベル10の面アンテナに触れること
により受信復調回路32にて読み取られるが、その読み
取りが、利用者が書籍60を持ち出すあるいは返却する
際のみに意識的にICラベル10の面アンテナに触れる
ことにより行われるようにするために、面アンテナの面
積を狭くしたり、面アンテナのうち利用者が触れること
が可能な領域の面積を狭くしたりすることが好ましい。
【0048】ステップS3において読み取られた識別情
報は、リーダ/ライタ30内のI/F部33を介して、
書籍60の在庫を管理しているホスト40に送られ、ホ
スト40内の管理部41において、送られてきた識別情
報によって識別される書籍60が持ち出されたことが資
料情報データベース42に格納され、管理される(ステ
ップS4)。
【0049】その後、利用者が持ち出した資料を返却す
る場合は(ステップS5)、利用者が、資料60の背表
紙に貼付されたICラベル10に印刷形成された面アン
テナ12a,12bのうちいずれか一方の面アンテナに
触れながら資料60を棚50aに収納すると(ステップ
S6)、利用者が触れた面アンテナが接地され、それに
より、上述したような原理によってICラベル10とア
ンテナ20a,20bとの通信可能距離が延び、利用者
が触れたICラベル10に書き込まれた、書籍60を識
別可能な情報が20aを介してリーダ/ライタ30内の
受信復調回路32にて読み取られる(ステップS7)。
【0050】ステップS7において読み取られた識別情
報は、I/F部33を介して、書籍60の在庫を管理し
ているホスト40に送られる。ホスト40においては、
送られてきた識別情報によって識別される書籍60が持
ち出されている状態として資料情報データベース42に
格納されて管理されているため、識別情報が送られてく
ると、送られてきた識別情報によって識別される書籍6
0が返却されたことが管理部41において管理される
(ステップS8)。
【0051】なお、上述した資料管理方法においては、
書籍60が棚50aから持ち出されたあるいは返却され
たことを検出、管理するだけのものであるが、書籍60
が返却される際、書籍60が所定の棚に返却されたかど
うかを検出することもできる。
【0052】図4は、図1に示した資料管理システムに
おける資料管理方法の他の例を説明するためのフローチ
ャートである。なお、本例においては、棚50a,50
b毎に棚50a,50bを識別可能な棚IDが付与され
ており、ICラベル10に書き込まれた情報が読み取ら
れたアンテナ20aによって棚50a,50bが識別さ
れるものとする。
【0053】書籍60を保管場所の棚50aから持ち出
す場合(ステップS11)、所望の書籍60を棚50a
から取り出すために利用者が資料60の背表紙に貼付さ
れたICラベル10に印刷形成された面アンテナ12
a,12bのうちいずれか一方の面アンテナに触れると
(ステップS12)、利用者が触れた面アンテナが接地
され、それにより、上述したような原理によってICラ
ベル10とアンテナ20a,20bとの通信可能距離が
延び、利用者が触れたICラベル10に書き込まれた、
書籍60を識別可能な情報がアンテナ20aを介してリ
ーダ/ライタ30内の受信復調回路32にて読み取られ
る(ステップS13)。なお、面アンテナの面積や面ア
ンテナのうち利用者が触れることが可能な領域の面積
は、上述したものと同様に狭くすることが好ましい。
【0054】また、ICラベル10に書き込まれた情報
が読み取られたアンテナ20aによって棚IDが検出さ
れる(ステップS14)。
【0055】ステップS13において読み取られた識別
情報及びステップS14にて検出された棚IDは、I/
F部33を介して、書籍60の在庫を管理しているホス
ト40に送られ、ホスト40内の管理部41において、
送られてきた識別情報によって識別される書籍60が棚
IDによって識別される棚50aから持ち出されたこと
が資料情報データベース42に格納され、管理される
(ステップS15)。
【0056】その後、利用者が持ち出した資料を返却す
る場合は(ステップS16)、利用者が、資料60の背
表紙に貼付されたICラベル10に印刷形成された面ア
ンテナ12a,12bのうちいずれか一方の面アンテナ
に触れながら資料60を棚50aに収納すると(ステッ
プS17)、利用者が触れた面アンテナが接地され、そ
れにより、上述したような原理によってICラベル10
とアンテナ20a,20bとの通信可能距離が延び、利
用者が触れたICラベル10に書き込まれた、書籍60
を識別可能な情報がアンテナ20aを介してリーダ/ラ
イタ30内の受信復調回路32にて読み取られる(ステ
ップS18)。
【0057】また、ICラベル10に書き込まれた情報
が読み取られたアンテナ20aによって棚IDが検出さ
れる(ステップS19)。
【0058】ステップS18において読み取られた識別
情報及びステップS19にて検出された棚IDは、I/
F部33を介して、書籍60の在庫を管理しているホス
ト40に送られる。ホスト40においては、送られてき
た識別情報によって識別される書籍60が持ち出されて
いる状態として資料情報データベース42に格納されて
管理されているため、識別情報が送られてくると、送ら
れてきた識別情報によって識別される書籍60が棚ID
によって識別される棚50aに返却されたことが管理部
41において管理される(ステップS20)。
【0059】これにより、書籍60が持ち出される際の
棚と書籍が返却された棚とが識別されるため、書籍60
が持ち出された棚に返却されているかどうかを検出する
ことができる。
【0060】なお、上述した資料管理方法においては、
書籍60が棚50aから持ち出されたあるいは返却され
た際に、その書籍60が持ち出されたあるいは返却され
たかを検出、管理するだけのものであるが、書籍60が
棚50aから持ち出されたあるいは返却された際にその
日時を書籍60の背表紙に貼付されたICラベル10に
書き込み、他の装置によって、書籍60の持ち出し履歴
を知ることもできる。
【0061】図5は、図1に示した資料管理システムに
おける資料管理方法の他の例を説明するためのフローチ
ャートである。
【0062】書籍60を保管場所の棚50aから持ち出
す場合(ステップS21)、所望の書籍60を棚50a
から取り出すために利用者が資料60の背表紙に貼付さ
れたICラベル10に印刷形成された面アンテナ12
a,12bのうちいずれか一方の面アンテナに触れると
(ステップS22)、利用者が触れた面アンテナが接地
され、それにより、上述したような原理によってICラ
ベル10とアンテナ20a,20bとの通信可能距離が
延び、利用者が触れたICラベル10に書き込まれた、
書籍60を識別可能な情報がアンテナ20aを介してリ
ーダ/ライタ30内の受信復調回路32にて読み取られ
る(ステップS23)。なお、面アンテナの面積や面ア
ンテナのうち利用者が触れることが可能な領域の面積
は、上述したものと同様に狭くすることが好ましい。
【0063】ステップS23において読み取られた識別
情報は、I/F部33を介して、書籍60の在庫を管理
しているホスト40に送られ、ホスト40内の管理部4
1において、送られてきた識別情報によって識別される
書籍60が持ち出されたことが資料情報データベース4
2に格納され、管理される(ステップS24)。
【0064】また、リーダ/ライタ30内の発信変調回
路31において、書籍60が持ち出された日時がアンテ
ナ20bを介してICラベル10に書き込まれる(ステ
ップS25)。
【0065】その後、利用者が持ち出した資料を返却す
る場合は(ステップS26)、利用者が、資料60の背
表紙に貼付されたICラベル10に印刷形成された面ア
ンテナ12a,12bのうちいずれか一方の面アンテナ
に触れながら資料60を棚50aに収納すると(ステッ
プS27)、利用者が触れた面アンテナが接地され、そ
れにより、上述したような原理によってICラベル10
とアンテナ20a,20bとの通信可能距離が延び、利
用者が触れたICラベル10に書き込まれた、書籍60
を識別可能な情報がアンテナ20aを介してリーダ/ラ
イタ30内の受信復調回路32にて読み取られる(ステ
ップS28)。
【0066】ステップS28において読み取られた識別
情報は、I/F部33を介して、書籍60の在庫を管理
しているホスト40に送られる。ホスト40において
は、送られてきた識別情報によって識別される書籍60
が持ち出されている状態として資料情報データベース4
2に格納されて管理されているため、識別情報が送られ
てくると、送られてきた識別情報によって識別される書
籍60が返却されたことが管理部41において管理され
る(ステップS29)。
【0067】また、リーダ/ライタ30内の発信変調回
路31において、書籍60が返却された日時がアンテナ
20bを介してICラベル10に書き込まれる(ステッ
プS30)。
【0068】これにより、利用者は、書籍60を持ち出
した際に、ICラベル10に書き込まれた情報を読み取
ることができる専用の装置を用いて、ICラベル10に
書き込まれた情報を読み取れば、書籍60の持ち出し履
歴を知ることができる。
【0069】また、上述した資料管理方法において、書
籍60を持ち出した利用者を識別可能な情報を該書籍6
0の背表紙に貼付されたICラベル10に書き込むこと
も考えられる。
【0070】図6は、図1に示した資料管理システムに
おける資料管理方法の他の例を説明するためのフローチ
ャートである。
【0071】書籍60を保管場所の棚50aから持ち出
す場合(ステップS31)、利用者は、該利用者を識別
可能な情報が書き込まれた記録媒体を該記録媒体に書き
込まれた情報を読み取ることが可能な装置(不図示)に
よって読み取らせる(ステップS32)。なお、この記
録媒体においては、非接触型のICカードや接触型のI
Cカードや磁気カード等、利用者を識別可能な情報の書
き込み及び読み取りが可能なものであればその種類は問
わない。
【0072】次に、所望の書籍60を棚50aから取り
出すために利用者が資料60の背表紙に貼付されたIC
ラベル10に印刷形成された面アンテナ12a,12b
のうちいずれか一方の面アンテナに触れると(ステップ
S33)、利用者が触れた面アンテナが接地され、それ
により、上述したような原理によってICラベル10と
アンテナ20a,20bとの通信可能距離が延び、利用
者が触れたICラベル10に書き込まれた、書籍60を
識別可能な情報がアンテナ20aを介してリーダ/ライ
タ30内の受信復調回路32にて読み取られる(ステッ
プS34)。なお、面アンテナの面積や面アンテナのう
ち利用者が触れることが可能な領域の面積は、上述した
ものと同様に狭くすることが好ましい。
【0073】ステップS34において読み取られた識別
情報は、I/F部33を介して、書籍60の在庫を管理
しているホスト40に送られ、ホスト40内の管理部4
1において、送られてきた識別情報によって識別される
書籍60が持ち出されたことが資料情報データベース4
2に格納され、管理される(ステップS35)。
【0074】また、リーダ/ライタ30内の発信変調回
路31において、ステップS32にて不図示の装置によ
って読み取られた、利用者を識別可能な情報がアンテナ
20bを介してICラベル10に書き込まれる(ステッ
プS36)。
【0075】その後、利用者が持ち出した資料を返却す
る場合は(ステップS37)、利用者が、資料60の背
表紙に貼付されたICラベル10に印刷形成された面ア
ンテナ12a,12bのうちいずれか一方の面アンテナ
に触れながら資料60を棚50aに収納すると(ステッ
プS38)、利用者が触れた面アンテナが接地され、そ
れにより、上述したような原理によってICラベル10
とアンテナ20a,20bとの通信可能距離が延び、利
用者が触れたICラベル10に書き込まれた、書籍60
を識別可能な情報がアンテナ20aを介してリーダ/ラ
イタ30内の受信復調回路32にて読み取られる(ステ
ップS39)。
【0076】ステップS39において読み取られた識別
情報は、I/F部33を介して、書籍60の在庫を管理
しているホスト40に送られる。ホスト40において
は、送られてきた識別情報によって識別される書籍60
が持ち出されている状態として資料情報データベース4
2に格納されて管理されているため、識別情報が送られ
てくると、送られてきた識別情報によって識別される書
籍60が返却されたことが管理部41において管理され
る(ステップS40)。
【0077】これにより、利用者は、書籍60を持ち出
した際に、ICラベル10に書き込まれた情報を読み取
ることができる専用の装置を用いて、ICラベル10に
書き込まれた情報を読み取れば、今まで書籍60を持ち
出した利用者の履歴を知ることができる。
【0078】なお、図3〜図6を用いて説明した資料管
理方法においては、書籍60が棚50a,50bに収納
されている状態で、利用者が書籍60の背表紙に貼付さ
れたICラベル10の面アンテナに触れることにより、
ICラベル10に書き込まれた情報が読み取られ、書籍
60の持ち出しあるいは返却が管理されているが、図書
館等のように書籍60の持ち出し及び返却を管理するカ
ウンターが設けられている場合は、このカウンターにお
いて、アンテナ20a,20bと同様の機能を有するも
のをカウンター内に設け、書籍60が持ち出されるある
いは返却される際に、カウンターにいるオペレータが書
籍60の背表紙に貼付されたICラベル10の面アンテ
ナに触れ、それにより、書籍60の持ち出しあるいは返
却を管理することも考えられる。また、アンテナ20
a,20bと同様の機能を有するものにICラベル10
を対向させて近接させることによって、ICラベル10
に書き込まれた情報を読み取り、それにより、書籍60
の持ち出しあるいは返却を管理することも考えられる。
【0079】(他の実施の形態)本発明においては、上
述した実施の形態のように、書籍60を保管場所から持
ち出す際及び書籍60を保管場所に返却する際にそれぞ
れその旨を管理するものに限らず、予め決められた日時
あるいは期間毎に書籍60の在庫管理を行うことも考え
られる。
【0080】図7は、本発明の資料管理システムの他の
実施の形態を示す図である。
【0081】図7に示すように本形態においては、図1
に示したものに対して、棚50a,50b毎に、書籍6
0が並べられる方向に延びるレール72a,72bがそ
れぞれ設けられており、さらに、このレール72a,7
2b上を移動可能に構成され、レール72a,72b上
を移動する際に一端が書籍60の背表紙に貼付されたI
Cラベルに印刷形成された面アンテナ12a,12b
(図2参照)のうち一方の面アンテナと接触状態となっ
てレール72a,72b上を移動する導電性の検知針7
1が接地された状態で設けられている。この検知針71
は、外部に設けられた制御装置70の制御によってレー
ル72a,72b上を移動する。
【0082】上記のように構成された資料管理システム
においては、予め決められた日時あるいは期間毎に、制
御装置70の制御によって、検知針71がレール72
a,72b上を移動する。
【0083】検知針71は、レール72a,72b上を
移動する際に、一端が書籍60の背表紙に貼付されたI
Cラベルに印刷形成された面アンテナ12a,12b
(図2参照)のうち一方の面アンテナと接触した状態で
レール72a,72b上を移動する。そのため、検知針
71の先端は、筆状のものや、検知針71の移動方向に
書籍60の背表紙に沿って湾曲する板状のもの等が考え
られる。また、書籍60の背表紙との距離に応じて伸縮
自在のものであってもよい。
【0084】検知針71は接地された状態であるため、
検知針71が書籍60の背表紙に貼付されたICラベル
に印刷形成された面アンテナ12a,12b(図2参
照)のうち一方の面アンテナと接触すると、検知針71
が接触した面アンテナが接地され、それにより、上述し
たような原理によってICラベル10とアンテナ20
a,20bとの通信可能距離が延び、検知針71が接触
したICラベル10に書き込まれた、書籍60を識別可
能な情報がアンテナ20aを介してリーダ/ライタ30
内の受信復調回路32にて読み取られる。
【0085】識別可能な情報が読み取られた書籍60は
棚50a,50bに存在し、識別可能な情報が読み取ら
れなかった書籍60は棚50a,50bに存在せず持ち
出されていると判断される。
【0086】これにより、棚50a,50bに収納され
る書籍60の在庫管理を容易に行うことができる。
【0087】なお、上述した実施の形態においては、管
理される資料として書籍60を例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限らず、ICラベル10が貼付可能に構
成され、かつ、ICラベル10が貼付された面が一面に
なるように保管場所に並べることが可能なものであれば
適用することができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したようの本発明においては、
2つの面アンテナを有し、この2つの面アンテナと近接
するアンテナとの間にて静電誘導が生じることにより情
報の読み取り及び書き込みが行われる静電結合方式の非
接触型ICラベルが、所定の保管場所に収納される資料
のそれぞれに貼付されており、かつ、この資料が収納さ
れる棚等の保管場所には、資料が保管場所に収納された
状態にて2つの面アンテナのうち一方の面アンテナが接
地された場合のみに非接触型ICラベルに対する情報の
読み取り及び書き込みが可能となる位置に上記アンテナ
が設けられているため、資料を保管場所から持ち出すあ
るいは保管場所に収納する場合、非接触型ICラベルに
形成された2つの面アンテナのうち一方の面アンテナに
指等で触れるだけで、非接触型ICラベルに書き込まれ
た、資料を識別可能な情報が読み出されることになり、
その資料が保管場所から持ち出されたあるいは保管場所
に収納されたことが認識され、予め決められた保管場所
に収納される資料の管理を手間をかけずに行うことがで
きる。
【0089】また、非接触型ICラベルに書き込まれた
情報を読み取る際に情報が読み取られる資料が収納され
る保管場所を識別可能とすれば、資料が所定の保管場所
に収納されているかどうかを認識することができる。
【0090】また、非接触型ICラベルに書き込まれた
情報が読み取られる際に、その日時あるいは、資料を保
管場所から持ち出す利用者を識別可能な情報を非接触型
ICラベルに書き込む構成としたものにおいては、この
非接触型ICラベルに書き込まれた情報を読み取ること
により、その資料の持ち出し及び返却履歴を知ることが
できる。
【0091】また、保管場所に接地状態で設けられ、当
該保管場所に収納される資料に貼付された非接触型IC
ラベルに形成された2つの面アンテナのうち一方の面ア
ンテナと順次接触しながら移動可能な導電性の検知手段
を有する構成としたものにおいては、予め決められた日
時あるいは期間毎に検知手段を用いて書籍の在庫管理を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の資料管理システムの実施の実施の一形
態を示す図であり、(a)は概念図、(b)はブロック
構成図である。
【図2】図1に示したICラベルの動作原理を説明する
ための図であり、(a)は構造を示す図、(b)は
(a)に示した2つのアンテナを介して情報の読み取り
あるいは書き込みが行われる場合の動作を示す図、
(b)は(a)に示した1つのアンテナのみを介して情
報の読み取りあるいは書き込みが行われる場合の動作を
示す図である。
【図3】図1に示した資料管理システムにおける資料管
理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1に示した資料管理システムにおける資料管
理方法の他の例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】図1に示した資料管理システムにおける資料管
理方法の他の例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】図1に示した資料管理システムにおける資料管
理方法の他の例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】本発明の資料管理システムの他の実施の形態を
示す図である。
【図8】従来の資料管理方法の一例を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 ICラベル 11 ICチップ 12a,12b 面アンテナ 13 ベース材 20a,20b アンテナ 30 リーダ/ライタ 31 発信変調回路 32 受信復調回路 33 I/F部 40 ホスト 41 管理部 42 資料情報データベース 50a,50b 棚 60 書籍 70 制御装置 71 検知針 72a,72b レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/00 H04B 1/59 H04B 1/59 G06K 19/00 H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの保管場所に収納される
    資料を管理する資料管理システムにおいて、 前記資料の外部から接触可能な面に貼付され、かつ、2
    つの面アンテナを具備し、該2つの面アンテナと近接す
    るアンテナとの間にて静電誘導が生じることにより情報
    の読み取り及び書き込みが行われる非接触型ICラベル
    と、 前記2つの面アンテナ及び前記アンテナを介して前記非
    接触型ICラベルに対する情報の読み取り及び書き込み
    を行う情報読取/書込手段と、 前記情報読取/書込手段にて前記非接触型ICラベルが
    ら読み取られた情報に基づいて前記資料を管理する管理
    手段とを有し、 前記アンテナは、前記保管場所内において、前記資料が
    当該保管場所に収納された状態にて前記2つの面アンテ
    ナのうち一方の面アンテナが接地された場合のみに前記
    非接触型ICラベルに対する情報の読み取り及び書き込
    みが可能となる位置に設けられていることを特徴とする
    資料管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の資料管理システムにお
    いて、 前記非接触型ICラベルには、貼付される資料を識別可
    能な情報が書き込まれていることを特徴とする資料管理
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の資料管理システムにお
    いて、 前記情報読取/書込手段は、前記非接触型ICラベルに
    書き込まれた情報を前記アンテナを介して読み取る際に
    当該アンテナによって前記情報が読み取られる資料が収
    納される保管場所を識別することを特徴とする資料管理
    システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の資料管理システムにお
    いて、 前記情報読取/書込手段は、前記非接触型ICラベルに
    書き込まれた情報を前記アンテナを介して読み取った際
    に、当該非接触型ICラベルに所定の情報を書き込むこ
    とを特徴とする資料管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の資料管理システムにお
    いて、 前記所定の情報は、前記非接触型ICラベルに書き込ま
    れた情報が前記アンテナを介して前記情報読取/書込手
    段にて読み取られた日時であることを特徴とする資料管
    理システム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の資料管理システムにお
    いて、 前記所定の情報は、前記資料が前記保管場所から持ち出
    される際に予め入力される、前記資料を前記保管場所か
    ら持ち出す利用者を識別可能な情報であることを特徴と
    する資料管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の資料管理システムにお
    いて、 前記保管場所に接地状態で設けられ、当該保管場所に収
    納される資料に貼付された前記非接触型ICラベルに形
    成された前記2つの面アンテナのうち一方の面アンテナ
    と順次接触しながら移動可能な導電性の検知手段を有す
    ることを特徴とする資料管理システム。
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