JP2001114405A - 物品探索支援システム - Google Patents

物品探索支援システム

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JP2001114405A
JP2001114405A JP29416399A JP29416399A JP2001114405A JP 2001114405 A JP2001114405 A JP 2001114405A JP 29416399 A JP29416399 A JP 29416399A JP 29416399 A JP29416399 A JP 29416399A JP 2001114405 A JP2001114405 A JP 2001114405A
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JP29416399A
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Yasunori Oda
保憲 黄田
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書類等の物品の探索を容易にする。 【解決手段】 各書類107に識別情報を含んだRFI
D105を取り付ける。このRFID105から識別情
報を読み取るためのリーダライタ100のアンテナ10
0aを、保管部106の一方端に取り付ける。保管部1
06内にある書類の識別情報は、リーダライタ100で
読み取られる。管理コンピュータ102は、この読取結
果から、そのとき保管部106内にある書類を把握する
と共に、書類が保管部106内の書類列の左端に返却さ
れると仮定して、保管部106内の書類の配列順序を推
定する。管理コンピュータ102は、ユーザから探索対
象の書類の指定を受けると、その書類が保管部106内
にあるかを求めて表示すると共に、ある場合は保管部1
06内の全書類の中でのその書類の配列順位を前記配列
順序から求め、その書類の探索を助けるための情報とし
て表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが物品を探
索する際にその助けとなる情報を提供するためのシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】個人の書類や書籍などは机上や書棚に乱
雑に置かれており、必要な時に必要な物を探すのに相当
な時間をかけねばならなかった。このようなことを避け
るのに、それぞれの書類や書籍などを分類整理して、異
なった場所に置くことが昔から言われている。しかしな
がら、このような分類整理の実践は容易でない。
【0003】それを解決する方法として、野口悠紀雄氏
がその著書『超整理法』(中公新書,1993)のなかで、日
ごろ使う書類などを使用した順番の時系列に並べること
を主張した。これは、一塊の書類をタイトルが書かれた
袋などにいれ、書棚のある一定の場所に置き、取り出し
たものは必ず並べられている書類の例えば、左端に戻す
ようにしたものである。このようにするとごく最近に使
ったものや、良く使われるものは常に左端の方にかたま
り、検索する際も左端から始めると必要とする書類は経
験的に早く発見できる。
【0004】しかしながら、この方法は、書類を入れる
袋類を作ったり、そのタイトルや日付を入れるという労
力を要する。また、実際のところ、利用者はある程度の
分類をしたがるものであり、必ずしも最近使ったものか
ら時系列的に並べることが整理・検索においてもっとも
有効とは限らない。また、この方法を常に実行すること
は利用者にかなりの強い意志が必要である。だからとい
って、分類して、完全に一定の順番に書類を並べる方式
は、もっと強い意志と習慣化を要する。
【0005】このように書類その他の物品の整理整頓や
検索は、個人の工夫や努力による部分が大きく、それを
支援するようなツールとしては、パーソナルコンピュー
タ等で利用されるデータベースソフトウエア等がある程
度である。しかし、これも所有物品の目録を作って検索
するという程度にしか役に立たず、その物品がどの棚に
あるのか、棚のどの辺にあるのか、など、実際にその物
品を探すのに有益な位置情報などはデータベースからは
得られない。もちろん、データベースに各々の配置位置
を登録しておき、ユーザが各書籍を必ず各々の所定位置
に返却するようにするならば、データベースから物品の
位置を得ることも可能であるが、これでは上述した分類
と同様の作業をユーザに課すことになり、ユーザを煩雑
さから開放することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決するためになされたものであり、ユーザが分類
整頓作業等の煩雑な作業を行わない場合でも、物品の探
索を容易にできるようにその探索作業を支援するシステ
ムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る物品探索支援システムは、一意的な識
別情報を保持するデータキャリアが取り付けられた物品
を配列して保管可能な物品保管手段と、前記物品保管手
段内に存在する物品に取り付けられた前記データキャリ
アから前記識別情報を読み取る読取手段と、前記読取手
段の読取結果に基づき前記物品保管手段内に保管されて
いる物品群を求める保管物品検出手段と、ユーザから探
索対象の物品の識別情報の指定を受け付ける探索対象指
定手段と、指定された探索対象物品が前記物品保管手段
内に保管されているか否かを前記保管物品検出手段の検
出結果から判定し、前記ユーザに対してその判定結果を
回答する物品有無判定手段と、を有することを特徴とす
る。
【0008】この構成では、データキャリアを有する物
品が物品保管手段内にあれば、読取手段で検知される。
したがって、その読取結果から物品保管手段内にある物
品群を把握することができ、システムはユーザの指定し
た探索対象物品がその物品保管手段内にあるか否かを回
答することができる。対象物品が物品保管手段内にない
場合に、ユーザがその中を探す手間が省ける。
【0009】好適な態様では、システムは、前記物品保
管手段内に保管されている物品群の配列順序を、物品が
所定の返却規則に従って前記物品保管手段に返却された
という仮定の下で推定する物品順序推定手段と、指定さ
れた探索対象物品の前記物品保管手段内での概略所在位
置を、前記物品順序推定手段で推定した配列順序から推
定し、前記ユーザに回答する物品位置推定手段とを有す
る。
【0010】返却規則は、例えば物品保管手段内の物品
配列の末尾に必ず返却する、などである。このような規
則を仮定することで、物品順序推定手段は物品保管手段
内での物品の配列順序を求めることができる。物品位置
推定手段は、この配列順序に基づき、例えば各物品は同
じ厚さを持つ等の仮定などを行って、探索対象の物品の
概略所在位置を推定し、これをユーザに回答する。ユー
ザは、この概略所在位置の情報により、探すべき場所を
絞り込むことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態と略す)を図面を参照して説明する。
【0012】[実施形態1]図1は、この実施形態のシ
ステム構成を概略的に示す図である。本実施形態及び以
下の各実施形態では、書類や書籍などの保管や探索支援
のためのシステムを例にとって説明するが、このような
システムの適用分野が書類等に限定されないことは、以
下の説明から了解されるであろう。
【0013】各書類107には、ID番号等の識別情報
を記憶したRFID105が貼付される。RFIDは、
非接触型のICカード/タグの一種であり、データ処理
及び記憶用のICチップとアンテナとを備え、無線周波
数の電波を用いて外部とデータのやり取りを行う。RF
ID105に記憶される識別情報は、各書籍107ごと
に異なる一意的なものである。なお、RFID105に
は、識別情報の他、その書籍のタイトルや要約などのデ
ータを記憶させることもできる。
【0014】なお、RFID−リーダ・ライタのシステ
ムは、その使用周波数や通信可能距離に応じて、密着型
(〜1mm)、近接型(〜数10mm)、近傍型(〜
1.2m前後)、マイクロ波型(〜12m前後)の4つ
の規格がある。本実施形態では、近傍型又はマイクロ波
型を利用するものとする。
【0015】書類には、冊子になっているもの(書籍)
とそうでないものとが含まれ、前者の場合、RFID1
05は、例えば書類107の裏表紙などに貼付される。
一方、冊子になっていない書類は、関連するものを例え
ば大封筒に入れるなどして予めまとめておき、この大封
筒にRFID105を貼付しておく。もちろん、このよ
うな大封筒自体に書き込みをすることは可能である。こ
こでは、そのような冊子(書籍)、あるいは大封筒にま
とめられた1単位を「書類」と呼ぶ。なお、RFID1
05は、電源内蔵型のものでも良いが、小型化を図るな
らばリーダライタ100からの質問波から電力を得て動
作する受動型のものがよい。
【0016】書類107は、RFID105から記憶デ
ータの読み出しを行うリーダライタ100が取り付けら
れた保管部106に保管される。保管部106は、例え
ば書棚やロッカーなどである。なお、保管部106は、
書類107を一列に配列して保管できるものであればよ
く、場合によっては単なる箱でもよい。リーダライタ1
00のアンテナ100aは、この保管部106の右端又
は左端、すなわち書類107の配列方向の一方の端部に
設けられる。
【0017】リーダライタ100は、アンテナ100a
から一定時間間隔ごとに質問波を発し、これに対する各
書類107のRFID105からの応答波を受信する。
リーダライタ100は、保管部106の全域をカバーで
きるだけの出力の質問波を発する。したがって、書類1
07が保管部106内にあれば、その識別番号を含んだ
RFID105からの応答波を検出することができる。
【0018】リーダライタ100は、ケーブル又はLA
Nなどを介して管理コンピュータ102に接続されてお
り、RFIDの読取を行うごとに、その読取結果を管理
コンピュータ102に送信する。管理コンピュータ10
2は、それら書類107を管理し、ユーザからの問合せ
に応じて書類の有無や在りかなどを回答する。管理コン
ピュータ102には、管理データベース103が接続さ
れている。管理データベース103には、管理対象の各
書類107に関する情報が記憶される。
【0019】図2及び図3に、管理データベース103
の管理情報の一例を示す。図2は書類107の管理情報
であり、各書類107ごとにこのレコードが登録され
る。このレコードは、当該書類の識別情報(書類ID)
と、それに付属する当該書籍の各種情報からなる。それ
ら付属情報の中には、その書類の検索などのためのキー
ワードや、著者(作成者)などの書誌情報、その書類が
持ち出された回数を示すアクセス回数、及びその書類の
現在の状態を示すステータス(S)などが含まれる。ア
クセス回数はある一定期間の間に書類が何回、保管部1
06から持ち出されたかを記録するものであり、その一
定期間が過ぎるごとにリセットされて0になる。ステー
タスSは、当該書類107が保管部106に保管されて
いるか否かの2値の状態である。図3は、書類107の
持出管理情報であり、当該書類のIDと、持出履歴情報
とを含んでいる。持出履歴は、当該書類が持ち出された
日時(年月日、場合によっては時刻まで)のリストであ
り、システムが当該書類の保管部106からの持出を検
出するごとに、その日時がそのリストに追加される。な
お、持出日時の記録を年月日でとどめるか、時刻まで含
めるかなどの詳細は、本システムの利用形態に応じて定
めればよい。管理データベース103では、このような
情報が、例えばリレーショナルデータベースの形式で保
存されている(ただし、リレーショナルデータベースに
限定されるわけではない)。
【0020】リーダライタ100は、一定間隔(例えば
数ミリ秒ごと、数秒ごとなど)ごとに質問波を発し、そ
の質問波に対する保管部106内の各書類107のRF
ID105からの応答波を検出する。そして、このよう
にして検出した各書類107の識別情報を例えば配列や
ベクトルの形で管理コンピュータ102に送信する。管
理コンピュータ102は、リーダライタ100から定期
的に送られてくるこの読取結果の情報に基づき、保管部
106内にどの書類107が保管されているかをその都
度認識する。そして、前回認識時の保管書類群と今回認
識した保管所類群との相違から、保管部106に返却さ
れた書類、及び保管部106から持ち出された書類を認
識する。すなわち、前回にはなかった識別情報が増えて
いた場合はそれに対応する書類が返却され、前回あった
識別情報がなくなっている場合は、それに対応する書類
が持ち出されたと判断できる。書類が持ち出されたと判
断すると、管理コンピュータ102は、データベース1
03における当該書類の持出記録情報(図3参照)の持
出履歴にそのときの時刻を最新の持出日時として付け加
えるとともに、書類管理情報(図2参照)の「ステータ
ス」を「持出中」に変え、アクセス回数を1増やす。ま
た、書類が返却されたと判断すると、管理コンピュータ
102は、書類管理情報(図2)の「ステータス」を
「保管中」に変更する。
【0021】また、管理コンピュータ102は、この返
却、持出の判断に基づき、保管部106内に保存されて
いる書類107の配列リストを更新する。この配列リス
トは、書類107の保管部106内での配列順序を表す
リストであり、保管部106内の書類107の識別情報
(ID)がその配列順に従って並べられたものである。
【0022】この実施形態では、書類107の返却場所
を保管部106の一方の端(例えば図1で、アンテナ1
00aのある左端)に限定する。すなわち、返却される
書類107は、保管部106内の書類107群の配列の
一方端に置かれるようにする。ユーザはこの返却規則を
守るようにする。こうすることにより、保管部106に
は、その返却場所を先頭として返却日時が新しい順に書
類107が配列されることになる。
【0023】管理コンピュータ102は、書類107の
返却を検知する度に、その書類の識別情報をそのリスト
の先頭に追加する。また、書類107が持ち出されたこ
とを検知すると、その書類の識別情報を配列リストから
削除する。このようなリスト管理により、返却規則が守
られていれば、配列リストは保管部106内の書類10
7群の配列順序を表すものとなる。
【0024】このようにして、管理コンピュータ102
は、返却が一定の規則に従って行われているとの仮定の
下で、保管部106内の書類107群の配列順序を常に
推定している。
【0025】管理コンピュータ102は、ユーザの書類
探索を支援する機能を有している。すなわち、管理コン
ピュータ102は、管理している配列リストの情報を用
いて、ユーザの要求する書類の保管の有無やその概略所
在位置(保管されている場合)などを求め、この情報を
ユーザに提供する。この処理手順を図4を用いて説明す
る。
【0026】管理コンピュータ102は、ユーザから書
類の探索を要求するコマンドを受け取ると(S10)、
探索条件入力用のUI(ユーザインタフェース)画面を
表示する(S12)。このUI画面には、例えば図5に
示すような探索条件選択メニューが表示される。このメ
ニューで、例えば「持出日順」は、管理コンピュータ1
02が管理している書類群を、持出日の順(最終持出日
の新しい順又は古い順)にソートして一覧表示させるた
めの指示ボタンである。このボタンが選択される(S1
4)と、管理コンピュータ102はいずれの順に表示す
るかの選択をユーザに求め、選択された順序に従ってデ
ータベース103で管理されている各書類の書名やその
最終持出日時などを一覧表示する(S16)。「持出頻
度順」は、持出頻度(アクセス回数(図2))の順にソ
ートした書類一覧を、「重要度順」は、予め設定された
各書類の重要度の順にソートした書類一覧を表示させる
ためのボタンである。また、「キーワード検索」ボタン
が押された場合、管理コンピュータ102はユーザに検
索キーワードの入力を促し、これに応じて入力されたキ
ーワードを持つ書類をデータベース103から検索し、
検索された書類の一覧を表示する。また、同様に、ユー
ザが必要な書類の名称(書名)又はその一部を指定して
書名検索を行うこともできる。ユーザは、このようにし
て得られた検索結果の書類の一覧表示から、所望の書類
を指定する。
【0027】例えば図6は、最終持出日が新しい順にソ
ートした結果を示す一覧表示の例である。ユーザは、こ
の一覧表示から、所望の書類をマウス等で選択指定す
る。この指定を受け取った管理コンピュータ102は
(S18)、前述の配列リストを検査し(S20)、指
定された書類のIDがあるかを判定する(S22)。指
定された書類のIDがなければ、その文書が現在保管部
106内にないことを報せる表示がなされる(S2
4)。この場合、ユーザは、保管部106を探す手間を
省いて、他の場所を探せばよい。指定された書類のID
が配列リストに在れば、管理コンピュータ102は、当
該書類のIDの配列リスト中での順位を求め、この順位
からその書類の保管部106内での概略所在位置を求め
て表示する(S26)。この概略所在位置の情報は、保
管部106内の特定の場所や範囲を示すものであっても
よいし、保管部106内の書類の配列の中での相対的な
位置(順位)であってもよい。要は、ユーザがその書類
を探す場所を絞り込むのに役に立つ情報であればよい。
管理コンピュータ102は、配列リストから、保管部1
06内の書類の総数やその中での指定書類の順位を求め
るなどし、これに基づいてその指定書類の概略所在位置
に関する情報を求めて表示する。
【0028】例えば、図7は、書類配列中の順位を当該
書類の概略位置として示す表示例であり、保管部106
内の112冊の書類の中の左から65冊目が目的とする
書類であることを示している。また、図8は、この相対
順位を棒グラフでアナログ的に示した表示例である。ア
ナログ的な表示は、直感的にわかりやすいという利点が
ある。ユーザは、このような表示から、保管部106内
の書類群の中央少し右寄り部分を中心に探せばよいと判
断できる。
【0029】また、書類の平均的な厚みを仮定し(予め
コンピュータ102に登録しておく)、指定書類の順位
(すなわち保管部106の左端又は右端から指定書類ま
での冊数)とその厚みから、指定書類が存在すると推定
される位置を求めて、それを概略所在位置として表示
(例えば図8と同様の表示形態)することも可能であ
る。この場合、保管部106内での概略的な位置を示す
ためのマークを保管部106に設けておき、求めた位置
に対応するマークを表示するようにすれば、よりユーザ
にわかりやすくなる。例えば、図9に示すように、保管
部内の位置を示すスケール108を保管部106に設
け、管理コンピュータ102は、指定書類の推定概略位
置に対応するスケール108の値を表示するなどの方式
である。スケールの代わりに、保管部106を各エリア
ごとに色分けしたり、番号・記号を与えたりし、指定書
類の推定位置に対応するエリアの色や番号などをマーク
として表示するようにしてもよい。色分けは、濃淡や色
相のグラデーションにより行うことにより、書類を探す
べき位置がユーザにとってわかりやすくなる。
【0030】このように、本実施形態によれば、各書類
107にRFID105を取り付け、保管部106に設
けたリーダライタ100で保管部106内に存在する書
類107を常に把握することができるので、ユーザが探
索している書類107がその保管部106内にあるか否
かを確実に知ることができ、保管部106にない書類を
探してしまうというような無駄をなくすことができる。
また、ユーザは書類を保管部106の左端(又は右端)
に返却するという簡単な規則を守るだけで、管理コンピ
ュータ102により所望の書類の概略所在位置を知るこ
とができるので、保管部106内の書類を端から順に調
べていくという煩雑な作業をせずに済む。また、返却規
則も、分類別に所定の位置に返すなどという面倒な作業
を要求しないので、実現が比較的容易である。
【0031】なお、以上の実施形態において、S16の
探索結果の一覧表示の際に、各書類が現在保管部106
に保管されているか否かのステータスも表示(書類管理
情報(図2)のステータスから判別可能))するように
することも可能であり、この場合はユーザはその一覧表
示から書類の在・不在を判断できるので、S22やS2
4の処理は不要となる。
【0032】また、以上の例では、リーダライタ100
は常に一定間隔で質問波を発して保管部106内の書類
を確認したが、この代わりに保管部106に人が近づい
たことを感知するセンサ(例えば赤外線センサ)を設
け、このセンサで人が保管部106の近くにいることが
検出されている間のみ、質問波を一定間隔で発して書類
の出し入れを監視することもできる。
【0033】[実施形態2]この実施形態では、保管部
106が複数のユーザで共用される場合を考え、どのユ
ーザが書類を持ち出したかを記録して探索に役立てるシ
ステムを説明する。システムの全体的な構成は上記実施
形態1(図1)とほぼ同じであり、異なる点はユーザに
もRFIDを携帯させ、書類持出の際にどのユーザが持
ち出したかをそのRFIDから識別してデータベース1
03に記録を残す点である。
【0034】ユーザが携帯するRFIDには当該ユーザ
のID番号等が記憶されている。リーダライタ100
は、書類107のRFID105だけでなく、ユーザが
近くにいる場合そのユーザのRFIDからの応答波も受
信し、そのID番号を認識する。したがって、リーダラ
イタ100から管理コンピュータ102へは、保管部1
06内の書類107群のID群と、その近傍にいるユー
ザのIDの読取結果(ID列)が送信されることにな
る。管理コンピュータ102は、このID列を前回のも
のと比較し、もし書類のIDとユーザのIDとが同時に
消失した場合に、その書類がそのユーザにより持ち出さ
れたと判断する。そして、データベース103における
その書類の持出管理情報に、その持ち出したユーザのI
D(持出ユーザID)を記録する。すなわち、この実施
形態では、持出管理情報は図10に示すように持出ユー
ザIDのフィールドを有し、ここに当該ユーザのIDが
記録される。
【0035】この実施形態では、あるユーザが書類を探
索したとき、その書類が実施形態1で説明した手法で保
管部106内にないと判定されたとき、持出管理情報
(図10)からその書類を現在持ち出しているユーザが
分かる。すなわち、管理コンピュータ102は、指定さ
れた書類が保管部106にない場合、データベース10
3からその書類の持出管理情報を調べ、そこに記されて
いる持出ユーザID、またはそれに対応して登録されて
いる当該ユーザの氏名、などを、例えば「指定された書
類は****さんが持出中です」などという形で表示す
る。これにより、その書類を探索しているユーザは、そ
の書類を得るための重要な手がかりを得ることができ
る。
【0036】[実施形態3]実施形態1では書類の返却場
所を保管部106の両端のどちらか一方に限定したが、
この実施形態ではそのような返却場所の制限をなくす。
【0037】この実施形態では、返却場所の制限をなく
す代わりに、書類を返却する際にユーザがその返却場所
を示す動作を行うという返却規則を採用する。すなわ
ち、書類を返却する際、一旦その書類を返却しようとす
る場所の右隣の書類を取り出した後、返却対象の書類を
その右隣の書類とともに、後者の元あった場所に返却す
るようにする。
【0038】管理コンピュータ102は、実施形態1と
同様の配列リストを管理しており、リーダライタ100
の読取結果から書類が持ち出されたことを検知すると、
配列リストからその書類のIDを削除するが、所定時間
(例えば数秒程度)の間はそのその書類IDの配列リス
ト内での位置を別途記憶しておく。そして、その所定時
間の間にその書類を含む2冊以上の書類が同時に返却さ
れたことを検知すると、配列リストにおける記憶してお
いたその書類のIDの元の位置に、それら返却された書
類のID群を挿入する。所定時間内に返却がない場合
は、その書類が単に持ち出されたものとして処理する。
【0039】この実施形態によれば、返却したい位置の
隣接書類を一旦取り出すことにより、管理コンピュータ
102に配列中での返却場所を報せることができるの
で、物理的な返却場所を固定しなくても、管理コンピュ
ータ102で保管書類の配列順序を把握することができ
る。従って、管理コンピュータ102により、実施形態
1と同様の探索支援が行える。本実施形態では、書類の
返却位置を自由に選択できるので、書類の分類別保管と
併用することができる。
【0040】なお、返却予定位置の隣の書類を完全に取
り出してしまうと、元に戻す際にその正しい位置が分か
り難くなる場合も起こり得る。このようなことを避ける
ためには、隣の書類は、完全に取り出さずに、例えば半
分だけ手前に引き出すのみにとどめるようにするなどの
対応が必要である。この場合、リーダライタ100のア
ンテナ100aは、そのような少ない変位でもRFID
が読みとれなくなるような指向性の強いものにする。ま
た、図11(保管部106を上から見た図)に示すよう
に、保管部106の手前側(図11では下側)に指向性
の強いアンテナ100bを設け、このアンテナ100b
でRFID105で半分だけ引き出された書類を検知す
ることもできる。なお図11では、アンテナ100aの
検知可能範囲はエリア110であり、アンテナ100b
の検知可能範囲がエリア112である。この場合、アン
テナ100bの検知可能範囲が保管部106内にある書
類をカバーしないようにさえすればよい。
【0041】[実施形態4]実施形態1は、保管部10
6が1つである場合の例であったが、実際の応用分野で
は複数の書棚やロッカーが存在する場合も多い。本実施
形態はそのような複数の保管部が存在する場合の例を示
す。
【0042】図12にしめすように、一つの部屋40の
中に複数の保管部41,42,43が設けられている場
合を考える。各保管部41〜43には、リーダライタ4
4,45,46がそれぞれ設けられている。これらリー
ダライタ44〜46は1つの管理コンピュータ(図示省
略)に接続されており、各自の読取結果をその管理コン
ピュータに送信する。各リーダライタ44〜46は、そ
れぞれ識別番号を付与されており、読取結果を管理コン
ピュータに送る際、リーダライタ自身の識別番号も同時
に送信する。これにより、管理コンピュータは、送られ
てきた読取結果がどの保管部41〜43のものかを認識
する。したがって、管理コンピュータは、各保管部にそ
れぞれどのような書類が存在するかを検知することがで
きる。また、実施形態1や3におけるものと同様に返却
規則を定めておけば、各保管部ごとに、実施形態1や3
と同様の処理でその保管書類の配列順序を把握すること
ができる。
【0043】したがって、ユーザが探索対象の書類を指
定した場合、管理コンピュータは、その書類がどの保管
部にあるか、あるいはどの保管部にもないか、を判定
し、その結果をユーザに報せることができる。これによ
りユーザの書類探しの手間は大幅に軽減される。また、
保管部の中のどの辺にあるかを実施形態1で示したのと
同様に表示するようにすれば、ユーザの探索の手間は更
に軽減される。
【0044】この手法は、複数の段を持つ書棚やロッカ
ーにも適用可能である。すなわち、各段ごとにリーダラ
イタを設け、そのリーダライタで対応する段の保管書類
を検知することにより、探索対象の書類がどの段に存在
するか(あるいはその段のどの辺に存在するか)を求め
てユーザに報知することができる。
【0045】また、ポータブル・アンテナやモーバイル
PCを組み合わせることによって、机の上に縦置きにさ
れた書類中の探索対象書類の概略位置を、モーバイルP
Cのディスプレーに表示することも出来る。
【0046】[実施形態5]この実施形態は、不要書類
の処分をユーザに示唆するための構成である。
【0047】本実施形態では、管理コンピュータ102
(図1参照)は、ユーザが書類の一覧表示を要求した
際、データベース103の書類管理情報(図2)のアク
セス回数や持出管理情報(図3)の持出履歴の最新の持
出日時などを参照し、例えば「最近3ヶ月間アクセスさ
れていない」、「過去1年間でのアクセス回数が3回以
下である」など、不要書類を判定するための所定の条件
を満足する書類があるか否かを調べる。そして、そのよ
うな不要条件を満足する書類があれば、一覧表示上で、
その書類をハイライト表示したり色を変えて表示したり
など、他と区別して表示する。不要書類の判定条件は、
予めユーザ等が管理コンピュータに登録しておく。
【0048】ユーザは、この表示により、不要書類の候
補を知ることができ、それらが不要な書類かどうかを判
断して廃棄などの処置をとることができる。
【0049】[実施形態6]実施形態1で求められる対
象書類の概略所在位置は、保管書類中の配列順位から求
めたものであり、物理的な「位置」とは厳密には異な
る。本実施形態では、保管書類の物理的な「位置」もあ
る程度ユーザに分かるようにして、探索の更なる容易化
を図る。
【0050】本実施形態では、図13に示すように、書
類に取り付けるRFID105に複数のループアンテナ
120,122,124(この例では3個)を設ける。
各アンテナ120〜124はそれぞれ径と巻数が異な
り、この結果、通信可能距離が各アンテナごとに異なっ
ている。各アンテナ120〜124は、それぞれ異なる
IDを記憶したICチップ120a〜124aに接続さ
れている。
【0051】リーダライタ100(図1参照)は、マル
チリード機能を有し、それら通信距離の異なる3種類の
アンテナ(通信距離の短い順に、短距離、中距離、長距
離アンテナと呼ぶ)からの応答波を区別して受信できる
ものとする。
【0052】1つの書類について見れば、リーダライタ
100でのIDの検出状態には次の3種類の状態が起こ
り得る。すなわち、(1)3つのアンテナすべてのID
検出できた場合、(2)長距離アンテナと中距離アンテ
ナのIDのみが検出できた場合、(3)長距離アンテナ
のIDのみが検出できた場合、の3状態である。(1)
の状態は、短距離アンテナのIDも検出できたというこ
となので、当該書類はリーダライタ(のアンテナ)の近
くにあると判断できる。(3)の場合は、短距離及び中
距離アンテナのIDが検出できなかったので、リーダラ
イタからみて当該書類は中距離アンテナの通信距離より
遠い位置にあると判断できる。そして、(2)の場合
は、当該書類は、リーダライタから見て短距離アンテナ
の通信距離以遠、かつ中距離アンテナの通信距離以内の
範囲にあると判断できる。
【0053】このようにして、保管中の各書類ごとに、
その書類がリーダライタから見て、短距離アンテナの通
信距離内の距離範囲にあるか、短距離アンテナの通信距
離以遠且つ中距離アンテナの通信距離以内の距離範囲に
あるか、中距離アンテナの通信距離以遠の距離範囲にあ
るか、を判別することができる。
【0054】管理コンピュータ102(データベース1
03)では各書類ごとに短距離、中距離、長距離の各ア
ンテナのIDを記憶している。管理コンピュータ102
は、リーダライタ100から検出されたID群が送られ
てくると、それらを各書類ごとに整理して、各書類ごと
にどのアンテナから応答波を検知できたかを調べ、この
結果から上記の場合分けに従って、各書類がリーダライ
タ100から見て保管部106内のどの距離範囲にある
かを判定する。そして、管理コンピュータ102は、各
距離範囲ごとに、そこに含まれる書類のID群と、その
数を求める。
【0055】ユーザから探索対象の書類が指定された場
合、管理コンピュータ102は実施形態1と同様の処理
でその書類の保管部106内での配列順位を求めて表示
すると共に、保管部106の各距離範囲における書類の
数を例えば図14のようなグラフで表示する。このグラ
フでは、リーダライタから近距離、中距離、遠距離の3
つの距離範囲における書類の数を、濃度の濃さで区別し
て示したものである。これは保管部106における書類
の密度分布を示す。このような表示を、実施形態1の概
略所在位置の表示と組み合わせることにより、ユーザは
書類の所在位置についてより見当がつけやすくなる。
【0056】また、管理コンピュータ102にて、各距
離範囲の存在書類数を用いて、探索対象書類の概略所在
位置の精度を向上させることもできる。すなわち、実施
形態1で求めた書類の概略所在位置は、保管部106内
での当該書類の配列順位とほとんど変わらないので、各
書類の厚みに大きな差がある場合に、その位置の精度が
落ちる。これに対し、本実施形態では、リーダライタか
ら見て各距離範囲ごとにそこに存在する書類の数が分か
っているので、配列順位のみから求めた位置を、その各
距離範囲ごとの書類の分布を用いて補正することができ
る。例えば、探索対象書類の配列順位がリーダライタか
ら見て30番目であったとする。ここで、リーダライタ
から見て最も近い距離範囲の書類の数が25で、その2
番目に近い距離範囲の書類の数が12であったとする
と、その探索対象書類はその2番目に近い距離範囲の中
の5番目の位置にあると判定でき、管理コンピュータ1
02はこれに基づいて概略位置の表示を行う。これによ
れば、表示する概略位置の誤差は、各距離範囲内での誤
差まで低減される。
【0057】また、本実施形態では、探索対象の書類が
どの距離範囲にあるかが分かるので、その距離範囲のみ
をユーザに提示するようにしてもよい。この情報だけで
も、ユーザは探索範囲を絞り込むことができ、探索の手
間を軽減することができる。
【0058】なお、データキャリアに設けるアンテナの
数を3個にしたのは一例に過ぎない。アンテナの数は、
保管部を幾つの距離範囲に分けたいかに応じて決めれば
よい。
【0059】以上、本発明の好適な実施の形態を説明し
た。以上説明した実施形態では、書類に取り付けるデー
タキャリアとしてRFIDを用いたが、データキャリア
としては他のものを用いることもできる。データキャリ
アは、保管部106内で重なって配列されている状態で
も読取可能な方式のものであればどのようなものでも良
い。また、上記の実施形態では、書類の整理、探索を例
にとったが、本システムが書類に限らず、データキャリ
アが取り付け可能な物品一般に適用できることは容易に
理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る探索支援システムの概略構成図
である。
【図2】 書類管理情報のデータ構造の一例を示す図で
ある。
【図3】 持出管理情報のデータ構造の一例を示す図で
ある。
【図4】 実施形態の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】 探索条件入力のためのユーザインタフェース
の一例を示す図である。
【図6】 データベースから検索された書類の一覧表示
の例を示す図である。
【図7】 探索対象書類の概略位置を保管部内での相対
順位の形で表示した例を示す図である。
【図8】 探索対象書類の概略位置をアナログ的に表示
した例を示す図である。
【図9】 保管部に位置を示すスケールを設けた例を示
す図である。
【図10】 実施形態2における、書類を持ち出したユ
ーザを記録する持出管理情報のデータ構造の一例を示す
図である。
【図11】 実施形態3における、半分だけ引き出した
書類を検知するための構成例を示す図である。
【図12】 実施形態4における複数の保管部が存在す
る場合を示す図である。
【図13】 実施形態6における、1つのRFIDに通
信距離の異なる3個のアンテナを設けた例を示す図であ
る。
【図14】 保管部の各範囲ごとの書類の密度分布の表
示例を示す図である。
【符号の説明】
100 リーダライタ、100a アンテナ、102
管理コンピュータ、103 管理データベース、105
RFID、106 保管部、107 書類。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一意的な識別情報を保持するデータキャ
    リアが取り付けられた物品を配列して保管可能な物品保
    管手段と、 前記物品保管手段内に存在する物品に取り付けられた前
    記データキャリアから前記識別情報を読み取る読取手段
    と、 前記読取手段の読取結果に基づき前記物品保管手段内に
    保管されている物品群を求める保管物品検出手段と、 ユーザから探索対象の物品の識別情報の指定を受け付け
    る探索対象指定手段と、 指定された探索対象物品が前記物品保管手段内に保管さ
    れているか否かを前記保管物品検出手段の検出結果から
    判定し、前記ユーザに対してその判定結果を回答する物
    品有無判定手段と、 を有する物品探索支援システム。
  2. 【請求項2】 前記物品保管手段内に保管されている物
    品群の配列順序を、物品が所定の返却規則に従って前記
    物品保管手段に返却されたという仮定の下で推定する物
    品順序推定手段と、 指定された探索対象物品の前記物品保管手段内での概略
    所在位置を、前記物品順序推定手段で推定した配列順序
    から推定し、前記ユーザに回答する物品位置推定手段
    と、 を有する請求項1記載の物品探索支援システム。
  3. 【請求項3】 前記所定の返却規則は、返却される物品
    が前記物品保管手段内の物品の配列の一方端に追加され
    るという規則であり、 前記物品順序推定手段は、 前記配列順序を前記物品保管手段内に保管されている物
    品の識別情報のリストと、 前記保管物品検出手段の検出結果の時系列変化から前記
    物品保管手段内の物品の減少を検出する度にその物品の
    識別情報を前記リストから削除し、前記保管物品検出手
    段の検出結果の時系列変化から前記物品保管手段内の物
    品の増加を検出する度にその物品の識別情報を前記リス
    トの末尾に追加する配列管理手段と、 を有し、前記リストに基づき前記配列順序を求めること
    を特徴とする請求項2記載の物品探索支援システム。
  4. 【請求項4】 前記所定の返却規則は、物品の返却予定
    位置の隣に保管されている物品を指示した後、当該物品
    をその返却予定位置に返却するという規則であり、 前記物品順序推定手段は、 前記配列順序を前記物品保管手段内に保管されている物
    品の識別情報のリストと、 前記保管物品検出手段の検出結果の時系列変化から前記
    物品保管手段内の物品の減少を検出する度にその物品の
    識別情報を前記リストから削除し、前記返却規則に従っ
    た動作によって物品が返却される度に、その物品の識別
    情報を、前記リスト内のその動作の際に返却予定位置を
    示すために指示された物品の識別情報の隣に挿入する配
    列管理手段と、 を有し、前記リストに基づき前記配列順序を求めること
    を特徴とする請求項2記載の物品探索支援システム。
  5. 【請求項5】 前記物品位置推定手段は、前記探索対象
    物品の概略所在位置をアナログ的画像で表示することを
    特徴とする請求項2記載の物品探索支援システム。
  6. 【請求項6】 前記物品保管手段内の各範囲を区別する
    ための複数のマークを前記物品保管手段に設け、 前記物品位置推定手段は、推定した探索対象物品の概略
    所在位置に対応する前記マークを示す画像を表示するこ
    とを特徴とする請求項2記載の物品探索支援システム。
  7. 【請求項7】 前記物品保管手段の近傍にいるユーザの
    識別情報を検出するユーザ識別手段と、 前記保管物品検出手段の検出結果の時系列変化から前記
    物品保管手段内の物品の減少を検出すると、そのとき前
    記ユーザ識別手段で検出したユーザが当該物品を持ち出
    した旨を記録する持ち出し記録手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の物品探索支援
    システム。
  8. 【請求項8】 前記探索対象物品が前記物品保管手段内
    にない場合、探索指示をした者に対して、前記持ち出し
    記録手段の記録情報に基づき当該物品を持ち出したユー
    ザを示す情報を報知する手段を有することを特徴とする
    請求項7記載の物品探索支援システム。
  9. 【請求項9】 複数の前記物品保管手段と、これら各物
    品管理手段にそれぞれ対応した複数の前記読取手段と、
    を備え、 前記保管物品検出手段は、前記各読取手段の読取結果に
    基づき、前記各物品管理手段ごとにそこに保管されてい
    る物品群を求め、 前記物品有無判定手段は、探索対象物品が複数の前記物
    品保管手段のいずれかに保管されている場合には、その
    物品を保管している前記物品保管手段を示す情報をユー
    ザに回答することを特徴とする請求項1記載の物品探索
    支援システム。
  10. 【請求項10】 前記保管物品検出手段の検出結果の時
    系列変化から前記物品保管手段内の物品の減少を検出す
    ると、その日時を当該物品の持ち出し日時として記録
    し、この持ち出し日時の履歴を各物品ごとに保持する持
    ち出し履歴作成手段と、 持ち出し履歴作成手段の保持する各物品の持ち出し履歴
    に基づき、各物品の持ち出し状況が所定の不要物品判定
    条件を満足するか否かを判定し、その条件を満足する物
    品があった場合、その物品を不要物品候補としてユーザ
    に報知する手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の物品探索支援
    システム。
  11. 【請求項11】 前記データキャリアに通信距離の異な
    る複数のアンテナを設けるとともに、前記読取手段はそ
    れら各アンテナからの電波を相互に区別して検出する機
    能を設け、 前記読取手段における同じ書類のデータキャリアの複数
    のアンテナからの電波の検出の有無の組合せに応じて、
    その書類が前記読取手段からみてどの距離範囲にあるか
    を判定し、これに基づき前記物品保管手段内での前記各
    距離範囲ごとの物品の分布を求める手段と、 この手段で求められた物品の分布に関する情報を、前記
    物品位置推定手段で求めた概略推定位置の情報と組み合
    わせて表示する手段と、 を更に設けたことを特徴とする請求項2記載の物品探索
    支援システム。
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