JP2005070956A - 施設管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】施設内における座席の稼働率を容易に取得できるようにする。
【解決手段】施設内に配置された複数の卓にそれぞれ割当てられた卓識別情報に対応してその卓の席数を記憶する座席情報メモリを設ける。また、使用状態にある卓の卓識別情報と客数とを検知する手段と、施設内に配置された全ての卓が使用状態にある満席を検知する手段とを設ける。そして、満席が検知されると、使用状態にある卓の客数と座席情報メモリに記憶されている各卓の席数とから施設内の席稼働率を算出し、この算出された席稼働率を記憶し出力処理する。
【選択図】図12
【解決手段】施設内に配置された複数の卓にそれぞれ割当てられた卓識別情報に対応してその卓の席数を記憶する座席情報メモリを設ける。また、使用状態にある卓の卓識別情報と客数とを検知する手段と、施設内に配置された全ての卓が使用状態にある満席を検知する手段とを設ける。そして、満席が検知されると、使用状態にある卓の客数と座席情報メモリに記憶されている各卓の席数とから施設内の席稼働率を算出し、この算出された席稼働率を記憶し出力処理する。
【選択図】図12
Description
本発明は、レストラン,喫茶店,待合室等の施設の座席状況等を管理する施設管理装置に関する。
レストラン等の飲食店向けの施設管理装置として、従来、店舗内に複数配置されている卓(テーブル)のレイアウト情報と、現時点における各卓の座席情報(利用可能,利用中等)とを管理する座席管理部を設け、この座席管理部で管理される現時点における各卓の座席情報をモニタの画面に表示可能として、利用可能な卓の場所とその卓の座席数とを容易に確認できるようにした技術がある(例えば、特許文献1参照)
このような技術を採用することにより、来店した顧客をその人数に応じて利用可能な卓にスムーズに案内することができる。また、大人数のグループ客が来店した際には空いている複数の卓を近付けて1つの卓とすることがあるが、このような場合にも迅速に対応することができる。
特開2003−006300号
このような技術を採用することにより、来店した顧客をその人数に応じて利用可能な卓にスムーズに案内することができる。また、大人数のグループ客が来店した際には空いている複数の卓を近付けて1つの卓とすることがあるが、このような場合にも迅速に対応することができる。
ところで、例えば家族やカップル等のグループ客が多いレストランでは、様々な人数のグループ客に対応できるように座席数の異なる複数の卓を店内に配置している。ただし、各卓の座席数の組合せが適切なものであるか否かは店舗レイアウトの責任者や店長の判断に任されていた。このため、人数の少ない客が席数の多い卓を占有してしまったために座席数には余裕があるにも拘らず満席となることがあった。
このような問題を解決するには、座席の稼働率を常時把握して各卓の座席数の組合せ等を適切なものにする必要があった。しかし従来は、座席の稼働率を容易に取得する術がなかったので、稼働率の低い状況が続いても見過ごされてしまう懸念があった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、施設内における座席の稼働率を容易に確認することができ、稼働率の低い状況が見過ごされるのを未然に防ぐことができる施設管理装置を提供しようとするものである。
本発明は、施設内に配置された複数の卓にそれぞれ割当てられた卓識別情報、例えば卓番号に対応してその卓の席数を記憶する席数記憶手段を設ける。また、使用状態にある卓の卓識別情報と客数とを検知する使用卓検知手段と、施設内に配置された全ての卓が使用状態にある満席を検知する満席検知手段とを設ける。そして、満席検知手段によって満席が検知されると、使用卓検知手段によって検知されている使用状態にある卓の客数と席数記憶手段により記憶されている各卓の席数とから施設内の席稼働率を算出し、この算出された席稼働率を処理、例えば保存処理や出力処理するようにしたものである。
斯かる手段を講じた本発明によれば、施設内における座席の稼働率を容易に確認することができ、稼働率の低い状況が見過ごされるのを未然に防ぐことができる施設管理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、説明の便宜上、図1に示すように、店内に5つの食卓(テーブル)1,2,3,4,5が配置されたレストランの注文管理システムに本発明を適用した場合である。
なお、この実施の形態は、説明の便宜上、図1に示すように、店内に5つの食卓(テーブル)1,2,3,4,5が配置されたレストランの注文管理システムに本発明を適用した場合である。
各食卓1〜5には、それぞれ卓識別情報としてNo.1からNo.5までの食卓番号が割当てられている。食卓番号No.1の食卓1は6人掛けであり、食卓番号No.2,3及び5の食卓2,食卓3及び食卓5はいずれも4人掛けであり、食卓番号No.4の食卓4は2人掛けである。食卓番号No.1,3及び5の食卓1,食卓3及び食卓5は、いずれも動かすことができない固定卓であり、食卓番号No.2及び4の食卓2及び食卓4は、いずれも動かすことが可能な可動卓である。
図2は、可動卓である食卓4を固定卓である食卓3側に運んで合体させた状態を示しており、これにより、食卓3と食卓4は6人掛けのテーブルとして機能する。
図3は、可動卓である食卓2を固定卓である食卓1側に運んで合体させた状態を示しており、これにより、食卓1と食卓2は10人掛けのテーブルとして機能する。
図4は、食卓4を食卓1側に運んで合体させるとともに、食卓2を食卓5側に運んで合体させた状態を示しており、これにより、食卓1と食卓4及び食卓2と食卓5は、いずれも8人掛けのテーブルとして機能する。
図3は、可動卓である食卓2を固定卓である食卓1側に運んで合体させた状態を示しており、これにより、食卓1と食卓2は10人掛けのテーブルとして機能する。
図4は、食卓4を食卓1側に運んで合体させるとともに、食卓2を食卓5側に運んで合体させた状態を示しており、これにより、食卓1と食卓4及び食卓2と食卓5は、いずれも8人掛けのテーブルとして機能する。
さて、本実施の形態では、固定卓である食卓1,食卓3及び食卓5のそれぞれ可動卓と接合可能な側に、無線タグリーダ6A,6B,6Cを取り付けている。また、可動卓である食卓2及び食卓4のそれぞれ固定卓と接合可能な両側に、無線タグ7A,7B,7C,7Dを貼り付けている。
無線タグリーダ6(6A,6B,6C)と無線タグ7(7A,7B,7C,7D)の構成の主要部を図5のブロック図にて示す。無線タグリーダ6は、上位装置とのインターフェイス部61と、制御部62と、制御部62から与えられるデータを無線通信に適した変調信号に変調する変調部63と、変調信号を増幅してアンテナ64から問合せ電波として放射させる送信アンプ64と、アンテナ64で受信した電波信号を増幅する受信アンプ66と、増幅された電波信号からデータを復調して制御部62に与える復調部67とから構成されている。制御部62は、上位装置からインターフェイス部61を介して起動が指令されると所定のデータを周期的に変調部63に送出し、復調部67にて復調されたデータを取込むとそのデータをインターフェイス部61を介して上位装置に送出する。
無線タグ7は、アンテナ71で受信した変調電波の整流と安定化を行なうことにより各部に電源を供給する電源生成部72と、上記変調電波を復調して制御部75へ送出する復調部73と、制御部75から送出されたデータを変調してアンテナ71に送出する変調部74と、復調部73で復調されたデータのメモリ76への書込みや、メモリ76から送信データを読み出して変調部74へ送出する制御部75と、不揮発性のメモリ76とから成されている。メモリ76には、当該無線タグ7の製造段階で製造業者により割当て設定された固有の無線ID(RFID)を記憶する無線IDエリア76aと、ユーザが任意のデータを書込むことができるユーザエリア76bとが形成されている。そして、食卓2に貼り付けられた無線タグ7A及び7Bのユーザエリア76bには、当該食卓2の食卓番号No.2が記憶されており、食卓4に貼り付けられた無線タグ7C及び7Dのユーザエリア76bには、当該食卓4の食卓番号No.4が記憶されている。
無線タグリーダ6のアンテナ65から放射される問合せ電波は、その周囲のごく近傍までしか到達しない。このため、図1に示すように、いずれの可動卓2,4も固定卓1,3,5と合体していないときには、各無線タグリーダ6A,6B,6Cは無線タグ7A,7B,7C,7Dのメモリ情報を読取ることができない。
これに対し、図2に示すように、可動卓4が固定卓3と合体しているときには、固定卓3に設けられた無線タグリーダ6Bによって可動卓4の一方の側に設けられた無線タグ7Cのメモリ情報(RFID,食卓番号No.4)が読取られる。同様に、図3に示すように、可動卓2が固定卓1と合体しているときには、無線タグリーダ6Aによって無線タグ7Aのメモリ情報(RFID,食卓番号No.2)が読取られる。また、図4の場合には、無線タグリーダ6Aによって無線タグ7Cのメモリ情報(RFID,食卓番号No.4)が読取られるとともに、無線タグリーダ6Cによって無線タグ7Bのメモリ情報(RFID,食卓番号No.2)が読取られる。
したがって、例えば無線タグリーダ6Bが無線タグ7のメモリ情報を読取っているときには、上位装置は、固定卓3と稼動卓4とが合体していると判断できる。逆に、無線タグリーダ6Bが無線タグ7のメモリ情報を読取れなくなったときには、上位装置は、固定卓3と稼動卓4とが分離したと判断できる。
図6は本実施の形態の飲食店に導入された注文管理システムの全体構成図である。複数のハンディターミナル11は、ウェイターやウェイトレスと呼ばれる接客担当者がそれぞれ携帯し、顧客から受けた料理品の注文データを入力するために用いるものである。各ハンディターミナル11には、注文データを入力するためのキーボードや、キー入力されたデータを表示するための表示器等が設けられている。また、各ハンディターミナル11には無線回路が内蔵されており、店内の天井部等に取り付けられている無線部12との間で無線によるデータの送受信ができるようになっている。無線部12には、注文管理装置13が接続されている。
注文管理装置13は、パーソナルコンピュータまたはワークステーション等のコンピュータ機器からなり、当該飲食店が顧客に提供する各種料理品の注文,会計等を一元的に管理するもので、飲食店の管理事務室等に設置されている。注文管理装置13には、LAN(Local Area Network)14を介して、会計処理を行なうPOS(Point Of Sales)端末15や、注文伝票16を発行する伝票発行機17や、調理指示票18をそれぞれ発行する複数の厨房用印刷装置19等が接続されている。各厨房用印刷装置19は、洋食コーナー,和食コーナー,中華コーナー,喫茶コーナーというように厨房のコーナー毎に設置されている。
注文管理装置13には、当該飲食店で提供可能な各種料理品毎にそれぞれ設定された固有のメニューコードに対応して、その料理品の品目,単価,厨房ID等の料理品データが予め設定されたメニューファイル20が設けられている。また、顧客がオーダした料理品に関する情報等を記憶管理可能なオーダファイル21と、各食卓1〜5の稼働率に関する情報を記憶管理可能な稼働率蓄積ファイル22も設けられている。そして、これらのデータファイル21,22によって管理される情報を適時モニタリングできるタッチパネル付のモニタ装置23が注文管理装置13に設けられている。
また、注文管理装置13には、固定卓である各食卓1,3,5にそれぞれ設けられた無線タグリーダ6A,6B,6Cがそのインターフェイス部61を介して接続されている。すなわち注文管理装置13は、各無線タグリーダ6A,6B,6Cの上位装置として機能する。
図7は注文管理装置13の要部構成を示すブロック図である。注文管理装置13は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)31、プログラム等の固定的データが予め格納されたROM(Read Only Memory)32、可変的なデータを記憶するための各種メモリエリアが形成されるRAM(Random Access Memory)33、現在の日付及び時刻を計時する計時手段としての時計部34、LAN14に接続されるLANインターフェイス35、HDD(Hard Disk Drive)装置36を制御するHDDコントローラ37、前記タッチパネル付モニタ装置23の表示及びタッチパネル入力を制御するタッチパネルコントローラ38、前記各無線タグリーダ6A,6B,6Cからの信号を入力するI/Oポート39、前記無線部12が接続される無線部インターフェイス40等で構成されている。そしてCPU31と、ROM32,RAM33,時計部34,LANインターフェイス35,HDDコントローラ37,タッチパネルコントローラ38,I/Oポート39及び無線部インターフェイス40とは、アドレスバス,データバス等のバスライン41で接続されている。
かかる構成の注文管理装置13においては、HDD装置36に前記メニューファイル20,オーダファイル21,稼働率蓄積ファイル22等が形成されている。なお、HDD装置36は、注文管理装置13に内蔵されていてもよいし、外付されていてもよい。
RAM33には、図8に示すように、食卓情報メモリ51と、時間帯別稼働率メモリ52と、満席時稼働率メモリ53が形成されている。また、各種データを一時的に保持するためのワークメモリも形成されている。
食卓情報メモリ51には、各食卓1〜5の食卓番号(No.1〜No.5)に対応して、その食卓が固定卓であるのか可動卓であるのかを示す区分と、その食卓の定員である基本座席数とが予め設定記憶されるとともに、現座席数S1〜S5、接合卓番号T1〜T5、状態フラグF1〜F5、客数N1〜N5及び座席稼働率P1〜P5の各可変的情報を格納するためのエリアが形成されている。ここで、接合卓番号T1〜T5は、固定卓に可動卓が接合されている場合においてその可動卓の食卓番号である。また、状態フラグF1〜F5は、未使用(空卓)の状態を示すとき“0”となり、使用中の状態を示すとき“1”となり、無効状態を示すとき“2”となる。可動卓である食卓2,4は、固定卓と接合されて合体すると無効状態となる。
時間帯別稼働率メモリ52には、1営業日の営業時間を所定単位で区切った時間帯別にその時間帯の切換時刻における未使用の卓数と全客席の稼働率とを格納するためのエリアが形成されている。因みに、この実施の形態では、1営業日の営業時間を10時00分から21時00分までとし、1時間単位に区切った時間帯別に未使用卓数と全稼働率とを管理するものとする。
満席時稼働率メモリ53には、1営業日の営業時間内において、全食卓1〜5が使用中である満席状態となった時刻とその時点における全客席の稼働率とを順次格納するためのエリアが形成されている。
しかして、注文管理装置13は、CPU31が特に図9〜図13の流れ図に示す処理を実行するようにプログラムされている。すなわちCPU31は、ST(ステップ)1として時計部34にて計時されている現在時刻が予め設定されている営業日の開店前処理時刻(例えば開店10分前の時刻)になるのを待機し、開店前処理時刻となったならば、食卓情報メモリ51の全ての可変的情報S1〜S5,T1〜T5,F1〜F5,N1〜N5及びP1〜P5を“0”に初期化する。
次に、CPU31は、番号カウンタaを一旦“0”にリセットした後、ST2としてこの番号カウンタaを“1”だけカウントアップする。そして、ST3としてこの番号カウンタaが全食卓数(この実施の形態では5)を超えたか否かを判断し、超えていないことを確認した場合には、ST4として食卓情報メモリ51から食卓番号が番号カウンタaの値と一致するデータの区分を取得して、当該食卓番号aの食卓が固定卓なのか可動卓なのかを判断する。そして固定卓の場合には、ST5として当該食卓番号aの食卓に設けられている無線タグリーダ6が無線タグデータを読取っているか否かを調べる。これに対し、可動卓の場合には、ST6として食卓情報メモリ51から食卓番号aのデータの状態フラグFaを取得し、“2”(無効状態)であるか否かを判断する。
ここで、食卓番号aの食卓が可動卓でありかつ無効状態であったときには、CPU31はST2の処理に戻り、番号カウンタaをさらに“1”だけカウントアップして、ST3以降の処理を繰返す。
一方、食卓番号aの食卓が固定卓でありかつその食卓に設けられた無線タグリーダ6が無線タグ7のデータを読取っていない場合、または食卓番号aの食卓が可動卓でありかつ無効状態でなかった場合には、CPU31は、食卓情報メモリ51から食卓番号aのデータの基本座席数Xaを取得する。そして、この基本座席数Xaを食卓番号aのデータの現座席数Saとして食卓情報メモリ51にセットする。また、食卓番号aのデータの接合卓番号Taを“0”とする。しかる後、ST2の処理に戻り、番号カウンタaをさらに“1”だけカウントアップして、ST3以降の処理を繰返す。
食卓番号aの食卓が固定卓でありかつその食卓に設けられた無線タグリーダ6が無線タグ7のデータを読取っている場合には、CPU31は、食卓情報メモリ51から食卓番号aのデータの基本座席数Xaを取得する。そして、この基本座席数Xaを食卓番号aのデータの現座席数Saとして食卓情報メモリ51にセットした後、ST7として無線タグリーダ6によって読取られた無線タグデータから食卓番号bを取得する。ここで、無線タグデータから食卓番号bを取得できなかった場合には、可動卓に設けられている無線タグ7以外の無線タグのデータを当該無線タグリーダ6が読取っているので、ST2の処理に戻り、番号カウンタaをさらに“1”だけカウントアップして、ST3以降の処理を繰返す。
ST7にて無線タグデータから食卓番号bを取得した場合には、CPU31は、食卓情報メモリ51における食卓番号aのデータの接合卓番号Taを無線タグ7から読取った食卓番号bに変更する。また、食卓情報メモリ51から食卓番号bのデータの基本座席数Xbを取得する。そして、この基本座席数Xbを食卓番号aのデータの現座席数Saに加算する。さらに、食卓番号bのデータの接合卓番号Tbを“0”とし、かつ状態フラグFbを“2”とする。しかる後、ST2の処理に戻り、番号カウンタaをさらに“1”だけカウントアップして、ST3以降の処理を繰返す。
こうして、番号カウンタaをカウントアップする毎にST3以降の処理を繰り返し実行する。そして、番号カウンタaが全食卓数を超えたならば、CPU31は、図10に具体的に示す営業中処理に移行する。
以上の処理により、食卓情報メモリ51には、開店前における店内の各卓1〜5のレイアウトに応じて現座席数S1〜S5,接合卓番号T1〜T5及び状態フラグF1〜F5の各データがセットされる。
営業中処理を開始すると、CPU31は、ST8として各無線タグリーダ6の出力変化有無を判断する。また、ST9として現時刻が予め設定されている稼働率管理時刻に達したか否かを判断する。また、ST10として注文データが入力されているか否かを判断する。また、ST11として会計要求データが入力されているか否かを判断する。
CPU31は、以上、ST8〜ST11の各判断処理を、ST12として現時刻が予め設定されている閉店後処理時刻(例えば閉店10分後の時刻)に達するまで繰り返し実行する。
しかして、この営業中処理のST8にていずれかの無線タグリーダ6の出力に変化があることを検知した場合には、CPU31は、図11に具体的に示す現座席数設定処理を実行する。すなわち、無線タグリーダ6の出力変化が無線タグ検知の状態から無線タグ非検知の状態への変化であった場合には、CPU31は、その状態変化があった無線タグリーダ6の識別情報から当該無線タグリーダ6が設けられている食卓の食卓番号cを判別する。そして、食卓情報メモリ51から食卓番号cのデータの基本座席数Xcを取得し、この基本座席数Xcを食卓番号cのデータの現座席数Scとしてセットする。また、食卓情報メモリ51から食卓番号cのデータの接合卓番号Tc(便宜上、dとする)を取得する。そして、食卓情報メモリ51における食卓番号dのデータの状態フラグFdを“0”とする。また、当該食卓番号dのデータの接合卓番号Tdも“0”として、現座席数設定処理を抜ける。
これに対し、無線タグリーダ6の出力変化が無線タグ非検知の状態から無線タグ検知の状態への変化であった場合には、CPU31は、その状態変化があった無線タグリーダ6の識別情報から当該無線タグリーダ6が設けられている食卓の食卓番号eを判別する。また、その無線タグリーダ6で読取った無線タグデータから食卓番号fを取得する。ここで、無線タグデータから食卓番号fを取得できなかった場合には、可動卓に設けられている無線タグ7以外の無線タグのデータを当該無線タグリーダ6が読取ったので、現座席数設定処理を抜ける。
無線タグデータから食卓番号fを取得した場合には、食卓番号eの固定卓に食卓番号fの可動卓が接合されたので、CPU31は、食卓情報メモリ51における食卓番号eのデータの接合卓番号Teを無線タグ7から読取った食卓番号fとする。また、食卓情報メモリ51から食卓番号fのデータの基本座席数Xfを取得する。そして、この基本座席数Xfを食卓番号eのデータの現座席数Seに加算する。さらに、食卓番号fのデータの状態フラグFfを“2”としたならば、現座席数設定処理を抜ける。
次に、営業中処理のST10にて注文データの入力を検知した場合のCPU31の処理について説明する。はじめに、注文データについて図14及び図15を用いて説明する。
図14はハンディターミナル11のキーボードを示しており、このキーボードには、各料理品のメニューコードがプリセットされた複数のメニューキー81の他、新規キー82,追加キー83,伝票キー84,卓番号キー85,人数キー86,担当者キー87,伝送キー88,「0」〜「9」の置数キー89等の各種キーが配設されている。
接客担当者は、客から新規の注文を受けると、新規キー82を操作する。続いて、置数キー89と卓番号キー85を操作して当該客が着いている食卓の食卓番号を入力し、また、置数キー89と人数キー86を操作して当該客の人数を入力し、さらに、置数キー89と担当者キー87を操作して自身の担当者コードを入力する。しかる後、メニューキー81を操作して当該客から注文を受けた料理品のメニューコードを入力する。そして、入力し終えたならば、伝送キー88を操作して注文データの送信を指令する。そうすると、当該ハンディターミナル11においては、キー入力されたデータにより、図15に示す如く食卓番号,人数,担当者コード及び注文メニュー明細データからなる新規注文データが作成され、無線送信される。
また接客担当者は、客から追加の注文を受けた場合には、追加キー83を操作する。続いて、置数キー89と伝票キー84を操作して当該客に対して発行済の注文伝票の伝票番号する。しかる後、メニューキー81を操作して当該客から注文を受けた料理品のメニューコードを入力する。そして、入力し終えたならば、伝送キー88を操作して注文データの送信を指令する。そうすると、当該ハンディターミナル11においては、キー入力されたデータにより、伝票番号及び注文メニュー明細データからなる追加注文データが作成され、無線送信される。こうして、ハンディターミナル11から無線送信された新規注文データや追加注文データは無線部12で受信され、注文管理装置13に与えられる。
注文管理装置13のCPU31は、無線部12を介して注文データが入力されると、ST13としてこの注文データが新規注文データであるか追加注文データであるかを判断する。そして、新規注文データであった場合には、その新規注文データから食卓番号kを取得し、食卓情報メモリ51から当該食卓番号kのデータの状態フラグFkを調べる。ここで、ST14として状態フラグFkが“0”以外の場合には、食卓番号kが既にオーダ済の食卓若しくは無効扱いされている食卓の番号なので、接客担当者に食卓番号の入力ミスを伝えるエラー応答処理を実行する。
状態フラグFkが“0”の場合には、CPU31は、新規の伝票番号を発番するとともに、メニューファイル20を参照して注文を受けた料理品の合計データを算出する。そして、図16に示すように、伝票番号をキーとして注文データ及び合計データをオーダファイル21に追加格納する。また、伝票発行機17に注文伝票印字データを送出して、注文伝票16を印字発行させる。さらに、注文を受けた料理品を調理する厨房の厨房用印刷装置19に調理指示票印字データを送出して、調理指示票18を印字発行させる。しかる後、CPU31は、食卓情報メモリ51における食卓番号kのデータの状態フラグFkを“1”とする。また、食卓番号kのデータの客数Nkを当該注文データの人数とする。
その後、CPU31は、ST15として食卓情報メモリ51における各食卓番号のデータの状態フラグF1〜F5を参照して、各食卓1〜5が全て使用状態にある満席か否かを判断する。ここで、状態フラグF1〜F5の少なくとも1つが“0”の場合には満席でないと判断し、全てが“1”か“2”の場合には満席であると判断する。満席であると判断した場合には、満席時稼働率算出処理を実行して注文データ入力処理を終了し、満席でないと判断した場合には、満席時稼働率算出処理を実行せずに注文データ入力処理を抜ける。
満席時稼働率算出処理の詳細を図12の流れ図に示す。注文データが入力された結果、満席になると、CPU31は、先ず、時計部34にて計時されている現時刻を読出し、時刻メモリTMに一時格納する。また、稼働率メモリP及び卓数メモリRを“0”にクリアする。なお、時刻メモリTM,稼働率メモリP及び卓数メモリRは、RAM33のワークメモリである。
次に、CPU31は、番号カウンタaを一旦“0”にリセットした後、この番号カウンタaを“1”だけカウントアップする。そして、この番号カウンタaが全食卓数を超えたか否かを判断し、超えていないことを確認した場合には、CPU31は以下の処理を実行する。すなわち、食卓情報メモリ51から食卓番号が番号カウンタaの値と一致するデータの状態フラグFaを取得する。そして、状態フラグFaが“1”であった場合には、当該食卓番号aの食卓は使用中なので、食卓情報メモリ51から食卓番号aの客数Naと現座席数Saとを取得し、下記(1)式により、食卓番号aの食卓の座席稼働率Pa(%)を算出して、食卓情報メモリ51に格納する。
Pa=(Na/Sa)×100 …(1)
また、この座席稼働率Paを稼働率メモリPに加算する。さらに、卓数メモリRに“1”を加算する。状態フラグFaが“1”でない、つまり無効状態を示す“2”であった場合には、上記処理は実行しない。
また、この座席稼働率Paを稼働率メモリPに加算する。さらに、卓数メモリRに“1”を加算する。状態フラグFaが“1”でない、つまり無効状態を示す“2”であった場合には、上記処理は実行しない。
しかる後、CPU31は、番号カウンタaをさらに“1”だけカウントアップする。そして、番号カウンタaが全食卓数を超えたか否かを判断する。
こうして、番号カウンタaが全食卓数を超えたならば、CPU31は、稼働率メモリPの値を卓数メモリRの値で除算して全稼働率を求める。すなわち、使用状態にある食卓毎の稼働率の平均を全稼働率として求める。そして、この全稼働率を時刻メモリTMの満席時刻とともに満席時稼働率メモリ53に格納したならば、満席時稼働率算出処理を抜ける。
次に、営業中処理のST11にて会計要求データの入力を検知した場合のCPU31の処理について説明する。はじめに、会計要求データについて図17を用いて説明する。
図17は会計要求データのフォーマットである。会計要求データは、会計要求コマンドに注文伝票の伝票番号が付加されており、POS端末15にて生成される。すなわち、POS端末15の操作者は、飲食を終えた客から会計の申し出を受けると、その客に対して発行された注文伝票の伝票番号をキー操作する。すると、この伝票番号が付加された会計要求データがLAN14を経由して注文管理装置3に与えられる。
注文管理装置13のCPU31は、LAN14を介して会計要求データが入力されると、そのデータ中の伝票番号でオーダファイル21を検索して、当該伝票番号をキーに格納されている注文データの食卓番号kを取得する。そして、食卓情報メモリ51から当該食卓番号kのデータの状態フラグFkを調べる。ここで、ST16として状態フラグFkが“1”でない場合には、会計待ちでない食卓の伝票番号を入力した誤操作なので、エラー応答処理を実行する。
状態フラグFkが“1”の場合には、CPU31は、オーダファイル21から当該伝票番号をキーに格納されている注文データと合計データとを読み出し、LAN14を経由してPOS端末15に送信して、会計処理を実行させる。しかる後、CPU31は、食卓情報メモリ51における食卓番号kのデータの状態フラグFkを“0”に戻す。また、食卓番号kのデータの人数Nkを“0”に戻したならば、会計データ入力処理を抜ける。
次に、営業中処理のST9にて現在時刻が稼働率管理時刻に達したときのCPU31の処理について説明する。ここで、稼働率管理時刻は、時間帯別稼働率メモリ52に設定されている時間帯の切換時刻(11:00,12:00,13:00,…,21:00)である。
すなわちCPU31は、時計部34にて計時されている現在時刻が上記稼働率管理時刻に達する毎に、図13に具体的に示す時間帯稼働率算出処理を実行する。まず、稼働率メモリP,空卓メモリQ及び卓数メモリRを“0”にクリアする。なお、空卓メモリQも稼働率メモリP及び卓数メモリRと同様にRAM33のワークメモリである。
次に、CPU31は、番号カウンタaを一旦“0”にリセットした後、この番号カウンタaを“1”だけカウントアップする。そして、この番号カウンタaが全食卓数を超えたか否かを判断し、超えていないことを確認したならば、CPU31は以下の処理を実行する。すなわち、食卓情報メモリ51から食卓番号が番号カウンタaの値と一致するデータの状態フラグFaを取得する。そして、状態フラグFaが“0”であった場合には、当該食卓番号aの食卓は未使用なので、食卓情報メモリ51における食卓番号aのデータの稼働率Paを“0”とする。また、空卓メモリQと卓数メモリRにそれそれ“1”を加算する。
これに対し、状態フラグFaが“1”であった場合には、当該食卓番号aの食卓は使用中なので、食卓情報メモリ51から食卓番号aのデータの客数Naと現座席数Saとを取得する。そして、前記(1)式により、食卓番号aの食卓の座席稼働率Pa(%)を算出して、食卓情報メモリ51に格納する。また、この座席稼働率Paを稼働率メモリPに加算する。さらに、卓数メモリRに“1”を加算する。状態フラグFaが“2”であった場合には、当該食卓番号aの食卓は無効状態なので、上記処理も実行しない。
しかる後、CPU31は、番号カウンタaをさらに“1”だけカウントアップする。そして、番号カウンタaが全食卓数を超えたか否かを判断する。
こうして、番号カウンタaが全食卓数を超えたならば、CPU31は、稼働率メモリPの値を卓数メモリRの値で除算して全稼働率を求める。すなわち、未使用状態にある食卓と使用状態にある食卓の各稼働率の平均を全稼働率として求める。そして、この全稼働率を空卓メモリQの未使用卓数とともに時間帯別稼働率メモリ52の該当する時間帯エリアに格納したならば、時間帯別稼働率算出処理を抜ける。
ST12にて現在時刻が閉店後処理時刻に達したことを検知すると、CPU31は、時計部34から本日の日付を読み出す。そして、この日付とともに時間帯別稼働率メモリ52及び満席時稼働率メモリ53のデータを稼働率蓄積ファイル22に蓄積処理したならば、この営業中処理を終了する。
こうして、営業日毎に実行される営業日処理によって稼働率蓄積ファイル22に蓄積保存された時間帯別稼働率のデータや満席時稼働率のデータは、注文管理装置13の作用によりモニタ装置23に表示させることができる。また、図示しないが、注文管理装置13にプリンタを接続して、これら稼働率のデータをプリントアウトさせることも可能である。
このように本実施の形態においては、注文管理装置3は、店(施設)内に配置された複数の食卓(卓)にそれぞれ割当てられた食卓番号(卓識別情報)に対応してその食卓の現座席数(席数)等を記憶する食卓情報メモリ(席数記憶手段)51を有している。また、この注文管理装置3のCPU31は、使用状態にある食卓の食卓番号と客の人数とを注文データから検知する機能(使用卓検知手段)と、店内に配置された全ての食卓が使用状態にある満席を検知する機能(満席検知手段)と、満席が検知されると使用状態にある卓の客数と各食卓の現座席数とから店内における食卓毎の座席稼働率とその平均の全稼働率を算出する機能(稼働率算出手段)と、時計部34にて計時されている現在時刻が予め設定された稼働率管理時刻になると使用状態にある食卓の客数と各食卓の現座席数とから食卓毎の座席稼働率とその平均の全稼働率を算出する機能(稼働率算出手段)と、算出された全稼働率を稼働率蓄積ファイル22に保存したりモニタ装置23に表示したりする処理を行なう機能(稼働率処理手段)とを有している。
また、注文管理装置3のCPU31は、各固定卓にそれぞれ設けられた無線タグリーダ6の無線タグデータ検知または非検知状態から店内に配置された各食卓1〜5の合体や分離等のレイアウト変更有無を監視する機能(卓監視手段)と、食卓1〜5のレイアウト変更を検知すると、その変更後のレイアウトに従って食卓情報メモリ51に記憶されている各食卓1〜5の現座席数S1〜S5を変更する機能(席数変更手段)とを有している。
例えば今、店内における各食卓1〜5の配置が図1に示すとおりであったとする。この場合、食卓情報メモリ51には、各食卓1〜5の現座席数S1〜S5としてそれぞれ対応する基本座席数がセットされている。そして、食卓1と食卓2に3名の客が居り、食卓5に2名の客が居たとき、稼働率管理時刻、例えば11:00に達したとすると、食卓1〜食卓5の各座席稼働率P1〜P5は、順に50%,75%,0%,0%,50%となるので全稼働率35%が算出され、未使用卓数=2とともに時間帯別稼働率メモリ52の時間帯10:00〜11:00のエリアに格納される。
その後、新たに5人組の客が来店したので、図2に示すように、可動卓である食卓4を食卓3に合体させて6人掛けの卓を作ったとする。そうすると、食卓3に設けられた無線タグリーダ6Bが食卓4に設けられた無線タグ7Cのメモリ情報を読取るので、食卓情報メモリ51における食卓No.3のデータの現座席数S3が6となり、接合卓番号T3がNo.4となる。また、食卓No.4のデータの状態フラグF4が“2”となる。
この状態で、接客担当者がハンディターミナル11を操作して当該5人組の客の注文データを入力し、伝送したとすると、注文管理装置31では満席状態が検知される。これにより、満席時稼働率算出処理が実行されて、全稼働率(P1+P2+P3+P5)/4=(50%+75%+83%+50%)/4=64.5%が算出され、満席時刻とともに満席時稼働率メモリ53に記憶される。
その後、さら2人組の客が来店したとすると、満席なので客は席に着くことができない。仮に、食卓1を利用している3人組の客が食卓3を利用していたならば、5人組の客を食卓1に案内できるので、食卓4を食卓3に合体させる必要は無くなる。したがって、2人組の客を食卓4に案内することができる。この場合、満席時の全稼働率は(P1+P2+P3+P4+P5)/5=(83%+75%+75%+100%+50%)/5=76.6%となり、稼働率を高めることができる。
このように本実施の形態によれば、満席時における客席の稼働率が稼働率蓄積ファイル22に自動的に蓄積処理される。したがって、稼働率蓄積ファイル22に蓄積保存された満席時における客席の稼働率をモニタ装置23に表示させたり、プリントアウトしたりすることによって、満席時における座席の稼働率を容易に取得することができる。
また、所定時間毎の客席の稼働率も稼働率蓄積ファイル22に自動的に蓄積処理される。したがって、稼働率蓄積ファイル22に蓄積保存された所定時間毎の客席の稼働率をモニタ装置23に表示させたり、プリントアウトしたりすることによって、所定時間毎の座席の稼働率を容易に取得することができる。
しかも、本実施の形態によれば、可動卓を固定卓と合体させて1卓あたりの定員増加を図っても満員時や所定時間毎の稼働率が自動的に算出されて蓄積処理される。したがって、レストランの経営者は、表示又は印字出力された日々の稼働率を精査し、稼働率が低いときには食卓の定員を替えたりレイアウト変更をしたりする等の対策を講じることによって、稼働率の低い状況が見過ごされるのを未然に防ぐことができるようになる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。
例えば前記実施の形態では、食卓毎の稼働率の平均を算出して満席時や稼働率管理時刻の全稼働率としたが、全食卓の全座席数をその時点の客の総数で除算して全稼働率を算出してもよい。また、これら以外の演算式によって稼働率を求めるものも本発明に含まれるものである。
例えば前記実施の形態では、食卓毎の稼働率の平均を算出して満席時や稼働率管理時刻の全稼働率としたが、全食卓の全座席数をその時点の客の総数で除算して全稼働率を算出してもよい。また、これら以外の演算式によって稼働率を求めるものも本発明に含まれるものである。
また、図18に示すように、時間帯別稼働率メモリ52及び満席時稼働率メモリ53にそれぞれ卓レイアウトエリア52A,53Aを増設し、稼働率を算出する都度、食卓情報メモリ51の食卓番号別データ(現座席数,接合卓No,状態フラグ,客数,稼働率)の全て若しくは一部を稼働率とともに格納するように構成してもよい。こうすることにより、稼働率蓄積ファイル22に蓄積されたデータから稼働率が低いときや高いときの食卓の配置状況等を確実に把握することができるので、より詳細な稼働率の精査を行うことができる。
また、前記実施の形態では、ハンディターミナル11から送信される注文データから使用状態にある食卓の食卓番号と客数とを検知したが、注文データ送信元の機種はハンディターミナル11に限定されるものではない。例えば、各食卓に置かれたオーダ入力装置を介して客自身によって入力された注文データから食卓番号と人数を検知しても良い。また、例えば各食卓の座席毎に人センサを設け、この人センサの出力から使用状態にある食卓の食卓番号と客数とを検知することも可能である。
また、前記実施の形態では、固定卓に無線タグリーダ6を設け可動卓に無線タグ7を設けて、食卓のレイアウト変更有無を監視するようにしたが、逆に固定卓に無線タグ7を設け、可動卓に無線タグリーダ6を設けて、食卓のレイアウト変更有無を監視するようにしてもよい。また、店内の床に食卓の位置センサを埋設し、この位置センサの出力からレイアウト変更有無を監視することも可能である。
この他、本発明を喫茶店や待合室等の施設における卓の席稼働率を管理する施設管理装置に適用する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
1〜5…食卓、6(6A〜6C)…無線タグリーダ、7(7A〜7D)…無線タグ、1…ハンディターミナル、12…無線部、13…注文管理装置、15…POS端末、20…メニューファイル、21…オーダファイル、22…稼働率蓄積ファイル、31…CPU、51…食卓情報メモリ、52…時間帯別稼働率メモリ、53…満席時稼働率メモリ。
Claims (4)
- 施設内に配置された複数の卓にそれぞれ割当てられた卓識別情報に対応してその卓の席数を記憶する席数記憶手段と、
使用状態にある卓の前記卓識別情報と客数とを検知する使用卓検知手段と、
前記施設内に配置された全ての卓が使用状態にある満席を検知する満席検知手段と、
この満席検知手段により満席が検知されると前記使用卓検知手段により検知されている使用状態にある卓の客数と前記席数記憶手段により記憶されている各卓の席数とから施設内の席稼働率を算出する稼働率算出手段と、
この稼働率算出手段により算出された満席時の席稼働率を記憶し出力処理する稼働率処理手段とを具備したことを特徴とする施設管理装置。 - 施設内に配置された複数の卓にそれぞれ割当てられた卓識別情報に対応してその卓の席数を記憶する席数記憶手段と、
使用状態にある卓の前記卓識別情報と客数とを検知する使用卓検知手段と、
現在時刻を計時する計時手段と、
前記現在時刻が予め設定された稼働率管理時刻になると前記使用卓検知手段により検知されている使用状態にある卓の客数と前記席数記憶手段により記憶されている各卓の席数とから施設内の席稼働率を算出する稼働率算出手段と、
この稼働率算出手段により算出された前記稼働率管理時刻における席稼働率を記憶し出力処理する稼働率処理手段とを具備したことを特徴とする施設管理装置。 - 前記施設内に配置された卓のレイアウト変更有無を監視する卓監視手段と、
この卓監視手段により前記卓のレイアウトが変更されたことを検知すると、その変更後のレイアウトに従って前記席数記憶手段により記憶されている各卓の席数を変更する席数変更手段と、
をさらに具備したことを特徴とする請求項1または2記載の施設管理装置。 - 卓監視手段は、レイアウト変更によって接離自在な第1の卓と第2の卓の一方に無線タグを、他方に無線タグリーダをそれぞれ設け、前記無線タグリーダで前記無線タグの情報を読取れるとき前記第1の卓と第2の卓とが合体状態にあると認識し、前記無線タグの情報を読取れないとき前記第1の卓と第2の卓とが分離状態にあると認識することを特徴とする請求項3記載の施設管理装置。
Priority Applications (1)
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