JP5302031B2 - 注文情報管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、飲食店において注文を管理する注文情報管理システムに関する。
一般的に外食のファーストフード店では、レジカウンタにおいて注文受付処理と会計処理とを同時に行うことが多い。このような処理を行っている店舗において、来店客は、注文待ちの行列に並び、また、注文をしてから商品を渡し受けるまでそのまま待つ必要があり、サービス向上の観点や、注文受付の効率化から来店客を待たせる行為を削減することが望まれている。そして、このような観点でのサービス向上を目的に、来店客に注文入力端末を渡し、自由に注文入力を行わせることのできる技術について特許文献1に開示されている(特許文献1参照)。またオーダーの受付、代金精算を来店客自身により無人で行うための装置に関する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開2001−142975号公報 特開平9−212749号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、商品の注文の店舗店員への伝達を、注文入力端末を用いることで、行列に並ばずに行うことが可能となるが、逆に来店順の商品引渡しが保証されないという問題がある。先に店舗に来店し行列して待っているにもかかわらず、後に並んだ人が先に商品を受け取ってしまうというような不都合が発生する。
また、特許文献2の技術は、注文および代金精算と、商品引渡しを分離するため、オーダー端末の数が揃っていれば、来店客の待ち時間を減らすという効果があるが、オーダー端末が大掛かりで高価になってしまうため、設備に費用がかかってしまう。また、注文を行った後の追加・取消しが行えないという問題がある。
そこでこの発明は、レジカウンタで商品と会計を同時に行うファーストフード店等の店舗において、来店客と店員の利便性を向上させる注文情報管理システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、使用開始を検出した順番に注文待ちシーケンス番号が割り当てられる注文入力端末と、前記注文入力端末によって入力された注文情報の表示処理を行う注文情報管理装置と、を備えた注文情報管理システムであって、前記注文情報管理装置は、前記使用開始を検出した前記注文入力端末へ前記注文待ちシーケンス番号を送信する注文待ちシーケンス番号送信手段と、前記注文入力端末から前記注文待ちシーケンス番号と注文内容とを示す前記注文情報を受信する注文情報受信手段と、前記注文内容を前記注文待ちシーケンス番号順に表示領域内の先注文処理位置に表示する表示処理手段と、を備えることを特徴とする注文情報管理システムである。
また本発明は、上述の注文情報管理システムにおいて、前記注文情報管理装置の前記表示処理手段は、受信した注文情報で示される注文待ちシーケンス番号より後の注文待ちシーケンス番号の注文内容が既に前記表示領域内における早い先注文処理位置に表示されている状態であって、それら前後の二つのシーケンス番号で示される注文情報の受信時刻を比較して所定の時間以上経過していると判定した場合には、前記受信した注文情報で示される注文内容を、前記表示領域内における早い先注文処理位置に既に表示されている注文内容に続けて表示することを特徴とする。
また本発明は、上述の注文情報管理システムにおいて、前記注文入力端末は、注文待ちシーケンス番号変更指示の入力を受け付ける変更指示受付手段と、前記受け付けた注文待ちシーケンス番号を記憶する注文待ちシーケンス番号記憶手段と、を備え、前記注文情報管理装置の前記表示処理手段は、複数の前記注文入力端末から受信した注文情報が同じ注文待ちシーケンス番号を示す場合には、それらをまとめて前記表示領域内の先注文処理位置に表示することを特徴とする。
また本発明は、上述の注文情報管理システムにおいて、前記注文入力端末は、個別包装指示の入力を受け付ける個別包装指示入力受付手段と、前記受け付けた個別包装指示の情報を記憶する個別包装指示記憶手段と、を備え、前記注文情報管理装置の前記注文情報受信手段は、前記個別包装指示の情報を示す前記注文情報を受信し、前記注文情報管理装置の前記表示処理手段は、前記注文情報に前記個別包装指示の情報が含まれる場合には、前記注文内容に加えて前記個別包装指示の情報を表示することを特徴とする。
また本発明は、上述の注文情報管理システムにおいて、前記注文情報管理装置の前記表示処理手段は、同じ注文待ちシーケンス番号を示す複数の注文情報の中に前記個別包装指示の情報が含まれる場合には、個別包装指示の情報が含まれない注文情報の注文内容と、個別包装指示の情報を含む注文情報それぞれの各注文内容を、前記表示領域内の同一の注文処理順を示す先注文処理位置において分けて表示することを特徴とする。
また本発明は、上述の注文情報管理システムにおいて、前記注文情報管理装置は、調理完了情報の入力受け付けに基づいて、前記注文入力端末に前記調理完了情報を送信する調理完了情報送信手段と、前記調理完了情報の送信先の注文入力端末を示す注文入力端末識別情報を記憶する調理完了端末記憶手段と、を備え、前記注文情報受信手段は、受信した注文情報を送信した注文入力端末を示す前記注文入力端末識別情報が前記調理完了端末記憶手段に記録されている場合には、その注文情報を破棄することを特徴とする。
また本発明は、上述の注文情報管理システムにおいて、前記注文情報管理装置は、所定の処理を契機に注文キャンセル不可情報と、注文キャンセル不可対象の前記注文入力端末を示す注文入力端末識別情報を対応付けて記憶する注文キャンセル不可情報記憶手段と、受信した注文情報を送信した注文入力端末を示す前記注文入力端末識別情報が前記注文キャンセル不可情報記憶手段に記録されている場合には、その注文情報を破棄することを特徴とする。
本発明によれば、注文内容を注文待ちシーケンス番号順に、表示装置3の表示領域における先注文処理位置に順に並べて表示されることとなるが、これにより、来店して注文入力端末2を受け取った順に、各来店客のグループの注文が調理されることとなる。したがって、来店客はレジカウンタに並ばなくとも商品を注文できるようになり、来店客の注文待ちの行列に並ぶ煩わしさを解消することができるとともに、来店した順番に調理した商品を受け取ることが可能となる。
また本発明によれば、来店客の1グループに複数の注文入力端末2が渡された状況において、そのグループの中のある注文入力端末2での注文入力が他の注文入力端末2での注文入力よりも遅くなってしまった場合でも、特定の人のみの商品受け渡しの準備が遅れてしまうという不具合を解消することができる。
また本発明によれば、注文情報管理装置1は、調理完了情報を注文入力端末2へ送信するまで、つまりある注文入力端末2から受信した注文情報による注文の調理が完了するまで、その注文入力端末2からの追加の注文情報を受け付けることができるようになる。これにより、来店客は、一度注文が完了したとしても、レジスタ5の前に並ばずに、再度注文入力端末2を用いて追加注文を行うことができるようになる。
注文情報管理システムの構成を示すブロック図である。 注文情報管理装置と注文入力端末の機能ブロック図である。 注文管理システムの処理フローを示す第1の図である。 注文入力画面の表示例を示す第1の図である。 注文入力画面の表示例を示す第2の図である。 表示装置に表示される注文受付画面を示す図である。 注文情報管理装置の処理フローを示す図である。 シーケンス番号発行テーブルを示す図である。 調理完了テーブルを示す図である。 会計完了テーブルを示す図である。
以下、本発明の一実施形態による注文情報管理システムを図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による注文情報管理システムの構成を示すブロック図である。
この図で示すように注文情報管理システムは、飲食物等の商品の注文を管理する注文情報管理装置1、来店客自身が注文入力操作を行うための注文入力端末2、調理場などに設けられた注文情報を表示する表示装置3、注文情報を印刷するプリンタ4、注文の会計処理を行うレジスタ5により構成されている。そして注文情報管理装置1と注文入力端末2とは無線の通信ネットワークにより接続されており、また、注文情報管理装置1と表示装置3、プリンタ4、レジスタ5のそれぞれは有線、または無線の通信ネットワークにより接続されている。なお、注文情報管理装置1、表示装置3、プリンタ4、は飲食物の調理を行う調理場側等に設置されているものであり、例えば、調理担当者は表示装置3に表示された注文内容や、プリンタ4で印刷された注文内容を確認して飲食物の調理を行う。
図2は注文情報管理装置と注文入力端末の機能ブロック図である。
この図が示すように注文情報管理装置1は、注文入力端末2、表示装置3、プリンタ4、レジスタ5等の他の装置と無線通信を行う通信処理部11、注文情報管理装置1の各処理部を制御する制御部12、注文入力端末2の電源投入時に当該注文入力端末2に宛てて注文待ちシーケンス番号を送信するシーケンス番号送信部13、注文情報を表示装置3などの表示部に表示させる表示処理部14、調理完了情報を注文入力端末2へ送信する調理完了情報送信部15、注文情報、端末識別情報、シーケンス番号等を含む各種情報を記憶する記憶部16を備えている。
また図2で示すように注文入力端末2は、注文情報管理装置1と無線通信を行う通信処理部21、注文入力端末2の各処理部を制御する制御部22、液晶画面などの表示部に情報を表示する表示処理部23、注文情報管理装置1より受信した注文待ちシーケンス番号の変更を受け付ける処理を行うシーケンス番号変更受付部24、注文内容の個別包装の指示の入力を受け付ける個別包装指示入力受付部25、各種情報を記憶する記憶部26、電源投入を確認し入力開始可能となったことを示す情報(入力開始情報)を注文情報管理装置1へ送信する入力開始情報送信部27、入力キーやタッチパネルなどの入力部から注文情報を受け付けて注文情報管理装置へ送信する注文情報受付部28を備えている。
そして、本実施形態の注文情報管理システムにおいて、注文情報管理装置1は、注文入力端末2から入力開始情報を受信し、その注文入力端末2への注文待ちシーケンス番号を発行し、その注文入力端末2を識別する注文入力端末識別情報と共に注文待ちシーケンス番号を記憶部16に記憶する。そして当該注文入力端末2へ注文待ちシーケンス番号を送信し、注文入力端末2から注文待ちシーケンス番号と注文内容とを少なくとも示す注文情報を受信する。注文情報管理装置1は、注文内容を注文待ちシーケンス番号順に表示装置3の表示領域内の先注文処理位置に表示する処理を行う。
また、本実施形態の注文情報管理システムにおいて注文情報管理装置1は、受信した注文情報の注文待ちシーケンス番号より後の注文待ちシーケンス番号の注文内容が既に受信されて表示領域内における早い先注文処理位置に表示されている状態であって、遅く受信した注文情報の受信時刻が、先に受信した表示済みの注文情報の受信時刻から所定の時間以上経過していると判定した場合、遅く受信した注文情報で示される注文内容を、先注文処理位置に既に表示されている注文内容の後に続けて表示する処理を行う。
また、本実施形態の注文情報管理システムにおいて、注文入力端末2は、注文待ちシーケンス番号変更指示の入力を受け付け、その受け付けた注文待ちシーケンス番号を記憶する。そして、注文情報管理装置1は、複数の注文入力端末2から受信した注文情報が同じ注文待ちシーケンス番号を示す場合には、それらをまとめて表示領域内の先注文処理位置に表示する。ここで、注文情報管理装置1は、注文入力端末2から、注文入力端末識別情報と共に記憶している注文待ちシーケンス番号とは異なる注文待ちシーケンス番号を受信することとなる。このため注文情報管理装置1は、記憶部16に記憶されている注文待ちシーケンス番号を、受信した注文待ちシーケンス番号に書き換える処理も行う。
また、本実施形態の注文情報管理システムにおいて注文入力端末2は、個別包装指示の入力を受け付けると、その受け付けた個別包装指示の情報を記憶する。そして、注文情報管理装置1は、個別包装指示の情報を示す注文情報を注文入力端末2から受信した場合、注文内容に加えて個別包装指示の情報を表示する。さらに、注文情報管理装置1は、同じ注文待ちシーケンス番号を示す複数の注文情報の中に個別包装指示の情報が含まれる場合には、個別包装指示の情報が含まれない注文情報の注文内容と、個別包装指示の情報を含む注文情報それぞれの各注文内容を、表示装置3の表示領域内の同一の注文処理順を示す先注文処理位置において分けて表示する処理を行う。
また、本実施形態の注文情報管理システムにおいて注文情報管理装置1は、調理完了情報の入力受け付けに基づいて、注文入力端末2に調理完了情報を送信し、調理完了情報の送信先の注文入力端末を示す注文入力端末識別情報を記憶部16に記憶する。そして、注文情報管理装置1は、注文情報を受信した際、当該注文情報を送信した注文入力端末の注文入力端末識別情報を、調理完了を示す注文入力端末識別情報として記憶しているか否かを確認し、記憶している場合にはその注文情報を破棄する処理を行う。
また本実施形態の注文情報管理システムにおいて注文情報管理装置1は、所定の処理を契機に注文キャンセル不可情報と、注文キャンセル不可対象の注文入力端末2を示す注文入力端末識別情報を対応付けて記憶部16に記憶する。そして、注文情報管理装置1は、注文情報を受信した際、当該注文情報を送信した注文入力端末の注文入力端末識別情報を、注文キャンセル不可対象に対応付けて記憶しているか否かを確認し、記憶している場合には、その注文情報を破棄する処理を行う。
このような処理により本実施形態の注文情報管理システムは、レジカウンタで商品と会計を同時に行うファーストフード店等の店舗において、来店客と店員の利便性を向上させる処理を行う。
次に、注文情報管理システムの処理の詳細について説明する。
図3は注文管理システムの処理フローを示す第1の図である。
図3より、まず店舗に来店した来店客は、レジカウンタや入り口などに待機している店員から注文入力端末2を渡し受ける。来店客はこの注文入力端末2を用いて注文を入力するよう店員から指示される。このとき店員や来店客が注文入力端末2の電源を投入するか、もしくは、何らかのキーをタッチしてサスペンド状態から復帰させると、注文入力端末2が使用開始を検出して起動する(ステップS101)。すると、注文入力端末2の入力開始情報送信部27は、通信処理部21を介して入力開始情報を送信する(ステップS102)。この入力開始情報には注文入力端末2の注文入力端末識別情報である端末IDが格納されている。
この入力開始情報を注文情報管理装置1の通信処理部11が受信すると、注文情報管理装置1のシーケンス番号送信部13は、注文待ちシーケンス番号を生成し(ステップS103)、その注文待ちシーケンス番号と入力開始情報に格納されている注文入力端末2の端末IDとを対応付けて、記憶部16のシーケンス番号発行テーブル(図8)に登録する(ステップS104)。そして注文情報管理装置1のシーケンス番号送信部13は、生成した注文待ちシーケンス番号を、入力開始情報を送信した注文入力端末2へ送信する(ステップS105)。なお、注文待ちシーケンス番号の生成は、例えば、既に生成した他の注文入力端末2に送信した注文待ちシーケンス番号を記憶しておき、その番号に1を加えるようにすればよい。即ち、入力開始情報を受信した順番が分かる情報であればよい。
そして、注文入力端末2が注文待ちシーケンス番号を注文情報管理装置1から受信すると、注文入力端末2の制御部22は注文待ちシーケンス番号を記憶部26に格納する(ステップS106)。そして、注文入力端末2の表示処理部23が注文待ちシーケンス番号を含む注文入力画面を液晶などの表示部に表示する(ステップS107)。
なお、来店客の1つのグループの人数が多い場合や複数家族である場合などには、その来店客のグループに対して複数の注文入力端末2を店員が渡す可能性がある。その場合、上述の処理により1グループであるにもかかわらず、当該グループに渡された複数の注文入力端末2に別々の注文待ちシーケンス番号が割り当てられてしまうこととなる。このような場合に備え、注文入力端末2は注文待ちシーケンス番号の変更を受け付けることのできる処理部(シーケンス番号変更受付部24)を備えている。例えば注文入力端末2の表示部には、注文待ちシーケンス番号の変更受付ボタンが表示されており、これを店員や来店客自身が押下することにより、シーケンス番号変更受付部24は注文待ちシーケンス番号変更処理の開始を検出し、表示処理部23にシーケンス番号変更画面の表示を指示する。この画面には変更後の注文待ちシーケンス番号の入力を促す入力欄などが表示されており、店員や来店客は、注文入力端末2の入力キー(テンキーなど)を押下することにより、この欄に他の注文入力端末2に割り当てられた注文待ちシーケンス番号を入力し、登録の指示を入力する。これにより、シーケンス番号変更受付部24は、新たな注文待ちシーケンス番号の入力を受け付け、電源投入後に既に記憶部26に記憶した注文待ちシーケンス番号を、シーケンス番号変更画面の入力欄に入力された注文待ちシーケンス番号に書き換える。これにより、複数台の注文入力端末2の表示部に表示される注文待ちシーケンス番号が同一となる。
そして、来店客は注文入力端末2に注文内容を入力し、その注文内容の入力を注文入力端末2の注文情報受付部28が受け付ける(ステップS108)。例えば、注文入力画面には、注文待ちシーケンス番号のほか、注文メニュー、注文数指定欄、確認ボタン、送信ボタン、個別包装指示ボタンなどが選択可能・入力可能に表示されており、来店客は注文入力端末2の入力キーなどの入力手段や表示画面内の各種ボタンなどを操作して、注文入力を行う。そして、注文内容が確定した後に、確認、および送信ボタンを選択することにより、注文情報受付部28が注文情報を生成し、通信処理部21を介してその注文情報を送信する(ステップS109)。注文情報には注文メニュー、注文数、注文待ちシーケンス番号、端末IDが少なくとも格納されている。
ところで、来店客は複数の端末を用いて注文を入力した場合には、それぞれの注文入力端末2において入力した注文ごとに個別に包装をするよう指示することができる。この処理は注文入力画面において、個別包装指示ボタンを来店客が押下することにより、個別包装指示入力受付部25が個別包装指示を受けた旨を示す情報を記憶部26に登録する。そして、注文入力端末2の注文情報受付部28は、注文情報の生成時に、個別包装指示を受けた旨を示す情報が記憶部26に記録されている場合には、個別包装を示す情報を格納した注文情報を生成し、注文情報管理装置1へ送信する処理を行う。
これにより、注文情報管理装置1は、受信した注文情報に基づいて、注文受付管理画面を表示装置3へ出力する。
図4、5は、ステップS107〜S109において注文入力端末2の表示画面に表示される注文入力画面の表示例である。
図4が示すように、注文入力端末2の表示部には、注文待ちシーケンス番号、個別包装の有無の表示、注文メニュー、確認ボタン、送信ボタン、などが表示されている。またこのほか、個別包装指示ボタンや、注文数入力欄、などが表示される。
図5は注文入力が完了し確認ボタンを押下することで注文内容一覧を表示した画面を示している。この図で示すように注文内容一覧の画面には、注文したメニューの内容とその内訳金額、合計金額などが表示される。
なお、注文入力端末2は、注文情報を注文情報管理装置1へ送信後、追加・変更の注文入力も行うことも可能である。例えば、注文入力端末2に追加・変更の注文入力を行うための操作ボタンを設け、そのボタンを押下することで、追加・変更の注文入力を行う入力画面が表示され、後はステップS107以降の処理を行うようにすることで、追加・変更の注文入力を行うことができる。
また、注文入力端末2は、注文情報を注文情報管理装置1へ送信後、注文キャンセルを行うことも可能である。例えば、注文入力端末2に注文キャンセル入力を行うための操作ボタンを設け、そのボタンを押下することでキャンセル入力を行う入力画面が表示され、キャンセル入力がなされると、その情報が注文情報管理装置1へ送信されるようにすることでキャンセル処理を行うことができる。
次に、注文情報管理装置1の処理および表示装置3の表示画面の詳細について説明する。図6は表示装置3に表示される注文受付画面を示す図である。
図6が示すように、表示装置3に表示される注文受付画面は、複数の注文入力端末2から受信した注文情報の注文内容を、その注文内容を格納した注文情報の注文待ちシーケンス番号順に表示領域内の先注文処理位置に順に表示するものである。図6の例では、第一段(上段)の左から右方向に順に、次に第二段(下段)の左から右方向に順に先注文処理位置が決定されており、第一段(上段)の左端の注文情報表示枠に表示された注文内容が一番先に調理されるべき注文内容、その右隣が2番目に調理されるべき注文内容、、、という風に解釈される。この先注文処理位置に順番で表示された注文内容の順に、調理担当者は飲食物の調理を行う。1つの注文情報表示枠には、少なくとも注文待ちシーケンス番号と、グループ名と、注文情報受信時刻と、注文内容が表示される。注文内容が1つの注文情報表示枠で収まらない場合には、隣の注文情報表示枠にも続けて表示される。図6にはa〜iの注文内容が表示されているが、詳細は後述する。
図7は注文情報管理装置1の処理フローを示す図である。
表示装置3は注文情報管理装置1による下記の処理フローの結果を受けて注文受付画面を表示する。注文情報管理装置1は、注文入力端末2より注文情報を受信する(ステップS701)。このとき注文情報管理装置1は、既に他の注文入力端末2から受信した注文情報に基づく注文内容を表示装置3に表示しているものとする。なお、表示装置3に過去に受信した注文情報に基づく注文内容を表示していない場合には、受信した注文情報の注文内容と注文待ちシーケンス番号や注文情報受信時刻などの他の属性情報をそのまま、先頭の先注文処理位置に表示すればよい。過去の注文情報に基づく注文内容が表示されている場合、注文情報管理装置1の表示処理部14は、新たに受信した注文情報から注文待ちシーケンス番号を読み取り(ステップS702)、この注文待ちシーケンス番号と同じ番号が、現在表示装置3に既に表示している注文内容に対応付けられた注文待ちシーケンス番号内にあるか否かを比較する(ステップS703)。同一注文待ちシーケンス番号が存在する場合は、同一グループに複数の注文入力端末2を貸し出した場合や、後から追加・変更注文を行う場合などがある。現在表示装置3に既に表示している注文内容に対応付けられた注文待ちシーケンス番号内に同一番号が無い場合、表示されている注文内容に対応付けられている注文待ちシーケンス番号のうち、最も遅い注文待ちシーケンス番号を比較対象と設定し(ステップS704)、その比較対象と設定した注文待ちシーケンス番号と比較する(ステップS705)。
比較対象とした注文待ちシーケンス番号(現在表示されている注文内容に対応付けられている注文待ちシーケンス番号のうち、最も遅い注文待ちシーケンス番号)よりも、新たに受信した注文情報の注文待ちシーケンス番号が遅い番号である場合には、その比較対象と設定した注文待ちシーケンス番号に対応付けられて表示されている注文内容の次に、新たに受信した注文情報の注文内容を表示する処理を行ない、表示装置3に情報を送出する(ステップS706)。
また、比較対象とした注文待ちシーケンス番号よりも、新たに受信した注文情報の注文待ちシーケンス番号が早い番号である場合には、両注文情報の受信時刻の時間差を確認する(ステップS707)。比較対象とした注文待ちシーケンス番号の注文情報の受信時刻と新たに受信した注文情報の受信時刻との時間差が所定の時間以内である場合、比較対象とした注文待ちシーケンス番号の注文内容の、一つ前の先注文処理位置に表示されている注文内容に対応付けられている注文待ちシーケンス番号を、新たな比較対象と設定し(ステップS708)、ステップS705に戻る。
比較対象とした注文待ちシーケンス番号の注文情報の受信時刻と新たに受信した注文情報の受信時刻との時間差が所定の時間を超える場合、ステップS706ヘ移行し、比較対象と設定した注文待ちシーケンス番号に対応付けられて表示されている注文内容の次に、新たに受信した注文情報の注文内容を表示する処理を行ない、表示装置3に情報を送出する(ステップS706)。
上記ステップS704〜708の処理を行うことで、表示装置3には、注文内容が、注文待ちシーケンス番号順に、表示装置3の表示領域における先注文処理位置に順に並べて表示される。これにより、来店して注文入力端末2を受け取った順に、各来店客のグループの注文が調理されることとなる。したがって、来店客はレジスタ5に並ばなくとも商品を注文できるようになり、来店客の注文待ちの行列に並ぶ煩わしさを解消することができるとともに、来店した順番に調理した商品を受け取ることが可能となる。
また、先に来店した客が著しく遅く注文入力を行った場合、その注文情報を注文待ちシーケンス番号の順にそのまま表示装置3の先注文処理位置に表示すると、後に来店した客の方が先に注文入力をしたにもかかわらず、先に来店し注文入力が遅かった来店客の注文の方が先に調理されることとなる。このため、ステップS707のように閾値(所定の時間。例えば5分。この時間は、店舗での調理時間等を考慮して設定してよい。)を設け、注文待ちシーケンス番号が先であっても、注文待ちシーケンス番号が後の注文情報の受信時刻から閾値を超えて遅い時刻に注文情報が受信された場合には、注文待ちシーケンス番号の順番でなく、注文情報受信時刻の順に注文内容を表示するよう処理する。これにより、来店した順番を守った調理を行いつつ、且つ、来店客を必要以上に待たせずに商品を提供することができる。
また、ステップS703で、受信した注文情報の注文待ちシーケンス番号と同じ番号が、現在表示装置3に既に表示している注文内容に対応付けられた注文待ちシーケンス番号内にある場合、受信した注文情報に個別包装を示す情報が含まれているか否かを確認する(ステップS709)。
受信した注文情報に個別包装を示す情報が含まれていない場合、既に表示されている同一注文待ちシーケンス番号の注文情報の注文内容に、受信した注文情報の注文内容を合わせて表示する処理を行ない、表示装置3に情報を送出する(ステップS710)。一方、受信した注文情報に個別包装を示す情報が含まれている場合、既に表示されている同一注文待ちシーケンス番号の注文内容の先注文処理位置の、次の先注文処理位置に、受信した注文情報の注文内容を表示する処理を行ない、表示装置3に情報を送出する(ステップS711)。これにより、個別包装を指定しなければ、同一注文待ちシーケンス番号でまとめ注文内容を表示し、個別包装を指定すれば、同一注文待ちシーケンス番号で並べて、且つ注文内容を分けて表示することができる。
ここで、注文受付画面(図6)の注文内容a〜iをより詳細に説明する。
注文内容aは、注文内容(注文メニュー名;数量)「ハンバーグS(セット);2つ、コーラ;1つ、アイスコーヒー;1つ、フライドポテト;2つ」を示しており、注文待ちシーケンス番号「0001」、グループ名「A」、注文情報受信時刻「11時47分(11:47)」の各属性情報に対応付けられて表示されている。
注文内容bは、「チーズバーガ;1つ、ホットコーヒー;1つ」を示しており、注文待ちシーケンス番号「0002」、グループ名「B」、注文情報受信時刻「11時43分(11:43)」の各属性情報に対応付けられて表示されている。注文内容bは、注文内容aよりも注文情報受信時刻が早いが、注文待ちシーケンス番号の順に先注文処理位置に表示されるため、調理順は来店客の来店順が守られている。
注文内容cは、「ハンバーグS;1つ、コーラ;1つ、フライドポテト;1つ」を示しており、注文待ちシーケンス番号「0003」、グループ名「C」、注文情報受信時刻「11時50分(11:50)」、「個別包装(個)」の各属性情報に対応付けられて表示されている。また、注文内容dは、「ハンバーグS;1つ、オレンジJ(ジュース);1つ、フライドポテト;1つ」を示しており、注文待ちシーケンス番号「0003」、グループ名「C」、注文情報受信時刻「11時50分(11:50)」、「個別包装(個)」の各属性情報に対応付けられて表示されている。
注文内容c、dは、複数客からなるグループに注文入力端末2を複数個渡し、それぞれの端末から注文情報を受信した場合の例であり、注文内容の一方(注文内容c)が個別包装の指示情報を格納した注文情報に基づく注文内容の表示であり、他方(注文内容d)が個別包装の指示情報を格納していない注文情報に基づく注文内容の表示である。つまり、注文情報管理装置1の表示処理部14は、複数の注文情報に同一の注文待ちシーケンス番号が格納されていたとしても、個別包装を示す旨の情報が格納されている注文情報の内容と、個別包装を示す旨の情報が格納されていない注文情報の内容とを分けて表示する。このため、店員は個別包装する注文内容を容易に確認することができる。
なお、注文内容c、dの注文待ちシーケンス番号が0003であり、次の注文内容eのシーケンス番号は0005である。よって注文内容c、dは、注文待ちシーケンス番号0003、0004の2台の注文入力端末2のうち、0004の端末が注文待ちシーケンス番号を0003に変更されて同一グループの来店客に渡され、注文入力されたものである。
注文内容eは、「ベーコンレタス;1つ、ダブルチーズ;1つ、ホットコーヒー;1つ」を示しており、注文待ちシーケンス番号「0005」、グループ名「R」、注文情報受信時刻「12時00分(12:00)」の各属性情報に対応付けられて表示されている。ここでグループ名「R」は、来店客自ら注文入力端末2で注文入力を行ったのではなく、店員が店舗のレジスタ5から直接注文情報を入力したことを示すものである。レジスタ5から注文を入力する場合も、注文入力端末2の場合と同様で、注文入力を開始する際、レジスタ5から注文情報管理装置に入力開始情報が送信され、注文待ちシーケンス番号が割り当てられる。これにより、店舗が空いていて注文入力端末2を貸し出さなくてもレジスタ5で迅速に注文入力が可能な場合や、注文入力端末2の操作を好まない来店客へ対応する場合などにも本システムは対応することができる。
注文内容fは、「ハンバーグS;1つ、コーラ;1つ、フライドポテト;1つ、ダブルチーズS;1つ、コーラ;1つ、フライドポテト;1つ」を示しており、注文待ちシーケンス番号「0006」、グループ名「D」、注文情報受信時刻「12時05分(12:05)」の各属性情報に対応付けられて表示されている。また、注文内容gは、「チーズバーガS;1つ、アイスコーヒー;1つ、フライドポテト;1つ」を示しており、注文待ちシーケンス番号「0006」、グループ名「D」、注文情報受信時刻「12時05分(12:05)」の各属性情報に対応付けられて表示されている。
注文内容f、gは、同一の注文待ちシーケンス番号およびグループ名であるため、複数の注文入力端末2から受信した同一の来店客グループの注文情報である。注文情報管理装置1の表示処理部14は、それらをまとめて表示領域内の先注文処理位置に表示している。同一の来店客グループ内のある注文入力端末2からの受信時刻が遅い場合であっても、既に受信されて表示されている同一の来店客グループの注文情報よる注文内容に含めることで、まとめて同じ先注文処理位置に表示している。
なお、注文内容f、gの注文待ちシーケンス番号が0006であり、次の注文内容hのシーケンス番号は0009であるから、例えば、注文内容f、gで示される注文待ちシーケンス番号は3台の注文入力端末2によって送信された注文情報による注文内容の表示であることが考えられる。注文内容f、gは、注文待ちシーケンス番号0006〜0008の3台のうち0007、0008の注文待ちシーケンス番号の2台が、ともに注文待ちシーケンス番号0006に変更されて、その3台が同一グループの来店客に渡され、それら3台の注文待ちシーケンス番号0006の注文入力端末2から送信された注文情報の注文内容を一まとめにして表示している例を示している。なお、注文内容f、gは、注文情報表示枠内の注文内容表示欄の数に制限があるため、次の先注文処理位置にある注文情報表示枠内に表示している。これにより注文内容gの次の注文内容hの注文待ちシーケンス番号が0009となっている。そして、このような処理により、来店客の1グループに複数の注文入力端末2が渡された状況において、そのグループのある特定の注文入力端末2による注文入力が遅くなった場合でも、その注文入力端末2から注文した商品のみ受け渡し準備が遅れる、という不具合を解消することができる。
注文内容hは、「コーヒー;1つ」を示しており、注文待ちシーケンス番号「0009」、グループ名「E」、注文情報受信時刻「12時08分(12:08)」の各属性情報に対応付けられて表示されている。また、注文内容iは、「ハンバーグS;2つ、コーラ;1つ、アイスコーヒー;1つ、フライドポテト;2つ」を示しており、注文待ちシーケンス番号「0010」、グループ名「F」、注文情報受信時刻「12時10分(12:10)」の各属性情報に対応付けられて表示されている。
注文情報管理装置1の処理フローの説明に戻る。注文情報管理装置1の表示処理部14が、ステップS706、S710、S711のように受信した注文情報の注文内容の表示処理を完了し、例えば、表示装置3の表示部のタッチパネルにおいて調理完了の情報が入力されると、注文情報管理装置1の調理完了情報送信部15は、その調理完了した注文待ちシーケンス番号を検出し(ステップS712)、その注文待ちシーケンス番号に対応付けられて記憶部16に記録されている端末IDの示す注文入力端末2へ、その端末IDを格納した調理完了情報を送信する(ステップS713)。そして、その端末IDに調理完了を示す情報を対応付けて記憶部16の調理完了テーブル(図9)に登録する(ステップS714)。注文入力端末2の制御部22は、調理完了情報を受信して表示処理部23に調理完了および商品受取可能の情報を表示するよう指示し、表示処理部23の処理により表示部に調理完了および商品受取可能の情報が出力される。
ここで、注文入力端末2は、一度注文入力を行って注文情報管理装置1に送信した後でも、調理完了までは追加・変更注文を行うことができるようになっている。注文情報管理装置1は、追加・変更注文時に注文入力端末2から送信された注文情報から端末IDを読み取り、その端末IDが記憶部16の調理完了テーブルに登録されているか否かを判定する。そして登録されている場合には、受信した注文情報を破棄する。また端末IDが記憶部16の調理完了テーブルに登録されていない場合には、受信した注文情報を受け付ける。これにより、注文情報管理装置1は、調理完了情報を注文入力端末2へ送信するまで、つまりある注文入力端末2から受信した注文情報による注文の調理が完了するまで、その注文入力端末2からの追加・変更の注文情報を受け付けることができる。そして、来店客は、一度注文が完了したとしても、レジスタ5の前に並ばずに、再度注文入力端末2を用いて追加注文を行うことができるようになる。なお注文入力端末2の制御部22は、注文情報の送信後から調理完了情報の受信までの間、メモリなどに記録されているコマーシャルの静止画像や動画像を表示部に表示する処理を行うようにしてもよい。
また、ステップS713の調理完了情報の送信に基づく注文入力端末2の調理完了および商品受取可能の情報の表示処理に基づいて、来店客は商品をレジカウンタなどで受け取る。そして、店員がレジスタ5を用いて会計処理を行う。レジスタ5は、注文入力端末2の端末IDを読み取る機能があり、この端末IDに対応付く注文情報を注文情報管理装置1から取得する。例えばレジスタ5にはバーコードのリーダが備えられており、レジスタ5は、このリーダを用いて注文入力端末2に貼られたまたは表示された端末IDを示すバーコードを読み取ることにより端末IDを検出し、この端末IDを格納した注文情報を送信要求を注文情報管理装置1へ送信する。注文情報管理装置1は端末IDに対応付けて記憶部16に記憶する注文情報をレジスタ5へ送信する。これにより、レジスタ5で注文情報内の注文内容に基づく会計処理を行う。そして、会計が完了するとレジスタ5は端末IDと会計完了を示す情報を少なくとも格納した会計完了情報を注文情報管理装置1へ送信する。
注文情報管理装置1は、この会計完了情報を受信し(ステップS715)、当該会計完了情報を、通信処理部11を介して該当の注文入力端末2へ送信するとともに(ステップS716)、会計完了テーブル(図10)に会計完了情報の送信先の注文入力端末2の端末ID(注文キャンセル不可情報)を記録する(ステップS717)。会計完了情報を受信した注文入力端末2においては、制御部22の処理により、一時的にメモリなどに記憶していた注文内容の情報が削除される。
ここで、注文入力端末2は、上述のように、注文入力を行って注文情報管理装置1に送信した後でも、会計完了までは注文キャンセルを行うことができるようになっている。注文情報管理装置1は記憶部16に注文キャンセル時に注文入力端末2から送信された注文キャンセル情報から端末IDを読み取り、その端末IDが記憶部16の会計完了テーブルに登録されているか否かを判定する。そして登録されている場合には、注文キャンセル情報を破棄する。また登録されていない場合には、注文キャンセル情報を受け付ける。これにより、注文情報管理装置1は、会計完了情報を注文入力端末2へ送信するまで、その注文入力端末2からの注文キャンセルの情報を受け付けることができるようになる。これにより、来店客は、会計完了するまで注文キャンセルをおこなうことができる。
なお、会計完了後、注文情報管理装置1はこれを受けて、シリアル番号発行テーブル、調理完了テーブル、会計完了テーブルから当該注文入力端末2に関する情報を消去する(注文情報は消去しない)。これにより、次に当該注文入力端末2が操作されたときには新規でシリアル番号が割り当てられ、新規注文入力を受け付けることが可能となる。また、注文入力端末2は、注文情報管理装置1から、会計完了の通知を受け取ることにより、保持していた注文情報を消去し、自動的に電源を切るか、もしくは、サスペンド状態に移行する。
以上、発明の実施形態について説明したが、上述の処理によれば、注文内容を注文待ちシーケンス番号順に、表示装置3の表示領域における先注文処理位置に順に並べて表示されることとなるが、これにより、来店して注文入力端末2を受け取った順に、各来店客のグループの注文が調理されることとなる。したがって、来店客はレジスタ5に並ばなくとも商品を注文できるようになり、来店客の注文待ちの行列に並ぶ煩わしさを解消することができるとともに、来店した順番に調理した商品を受け取ることが可能となる。
また本発明の実施形態によれば、来店客の1グループに複数の注文入力端末2が渡された状況において、そのグループの中のある1つの注文入力端末2を用いてグループ内の他の人よりも注文入力が遅くなってしまった特定の人のみの商品受け渡しの準備が遅れてしまうという不具合を解消することができる。
また本発明の実施形態によれば、注文情報管理装置1は、調理完了情報を注文入力端末2へ送信するまで、つまりある注文入力端末から受信した注文情報による注文の調理が完了するまで、その注文入力端末2からの追加の注文情報を受け付けることができるようになる。これにより、来店客は、一度注文が完了したとしても、レジスタ5の前に並ばずに、再度注文入力端末2を用いて追加注文を行うことができるようになる。
なお、上述の注文情報管理装置1や注文入力端末2、表示装置3、プリンタ4、レジスタ5は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・注文情報管理装置
2・・・注文入力端末
3・・・表示装置
4・・・プリンタ
5・・・レジスタ

Claims (6)

  1. 使用開始を検出した順番に注文待ちシーケンス番号が割り当てられる注文入力端末と、前記注文入力端末によって入力された注文情報の表示処理を行う注文情報管理装置と、を備えた注文情報管理システムであって、
    前記注文情報管理装置は、
    前記使用開始を検出した前記注文入力端末へ前記注文待ちシーケンス番号を送信する注文待ちシーケンス番号送信手段と、
    前記注文入力端末から前記注文待ちシーケンス番号と注文内容とを示す前記注文情報を受信する注文情報受信手段と、
    前記注文情報を受信したときに、受信した前記注文情報に含まれる前記注文内容および前記注文待ちシーケンス番号前記注文待ちシーケンス番号の早い順に表示領域内の先注文処理位置に表示する表示処理手段とを備え、
    前記表示処理手段は、受信した注文情報の注文待ちシーケンス番号が、前記表示領域内の先注文処理位置に表示されている注文情報の注文待ちシーケンス番号より先の番号である場合であって、それら注文情報の受信時刻の差異が所定の時間以上である場合、前記受信した注文情報に含まれる注文内容と注文待ちシーケンス番号とを、前記表示領域内の先注文処理位置に表示されている注文情報の後に表示する
    ことを特徴とする注文情報管理システム。
  2. 使用開始を検出した順番に注文待ちシーケンス番号が割り当てられる注文入力端末と、前記注文入力端末によって入力された注文情報の表示処理を行う注文情報管理装置と、を備えた注文情報管理システムであって、
    前記注文情報管理装置は、
    前記使用開始を検出した前記注文入力端末へ前記注文待ちシーケンス番号を送信する注文待ちシーケンス番号送信手段と、
    前記注文入力端末から前記注文待ちシーケンス番号と注文内容とを示す前記注文情報を受信する注文情報受信手段と、
    前記注文情報を受信したときに、受信した前記注文情報に含まれる前記注文内容および前記注文待ちシーケンス番号を、前記注文待ちシーケンス番号の早い順に表示領域内の先注文処理位置に表示する表示処理手段とを備え、
    前記注文入力端末は、
    注文待ちシーケンス番号変更指示の入力を受け付ける変更指示受付手段と、
    前記受け付けた注文待ちシーケンス番号を記憶する注文待ちシーケンス番号記憶手段とを備え、
    前記注文情報管理装置の前記表示処理手段は、複数の前記注文入力端末から受信した注文情報が同じ注文待ちシーケンス番号を示す場合には、それらをまとめて前記表示領域内の先注文処理位置に表示する
    ことを特徴とする注文情報管理システム。
  3. 前記注文入力端末は、
    個別包装指示の入力を受け付ける個別包装指示入力受付手段と、
    前記受け付けた個別包装指示の情報を記憶する個別包装指示記憶手段と、を備え、
    前記注文情報管理装置の前記注文情報受信手段は、前記個別包装指示の情報を示す前記注文情報を受信し、
    前記注文情報管理装置の前記表示処理手段は、前記注文情報に前記個別包装指示の情報が含まれる場合には、前記注文内容に加えて前記個別包装指示の情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の注文情報管理システム。
  4. 前記注文情報管理装置の前記表示処理手段は、同じ注文待ちシーケンス番号を示す複数の注文情報の中に前記個別包装指示の情報が含まれる場合には、個別包装指示の情報が含まれない注文情報の注文内容と、個別包装指示の情報を含む注文情報それぞれの各注文内容を、前記表示領域内の同一の注文処理順を示す先注文処理位置において分けて表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の注文情報管理システム。
  5. 前記注文情報管理装置は、
    調理完了情報の入力受け付けに基づいて、前記注文入力端末に前記調理完了情報を送信する調理完了情報送信手段と、
    前記調理完了情報の送信先の注文入力端末を示す注文入力端末識別情報を記憶する調理完了端末記憶手段とを備え、
    信した注文情報を送信した注文入力端末を示す前記注文入力端末識別情報が前記調理完了端末記憶手段に記録されている場合には、その注文情報を破棄する
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の注文情報管理システム。
  6. 前記注文情報管理装置は、
    所定の処理を契機に注文キャンセル不可情報と、注文キャンセル不可対象の前記注文入力端末を示す注文入力端末識別情報を対応付けて記憶する注文キャンセル不可情報記憶手段を備え
    受信した注文情報を送信した注文入力端末を示す前記注文入力端末識別情報が前記注文キャンセル不可情報記憶手段に記録されている場合には、その注文情報を破棄する
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の注文情報管理システム。
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