JP4482345B2 - 店舗管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファミリーレストランや居酒屋等の飲食店において、店長等の店舗管理者が店内の状況を把握し効率よく運営するのを支援するための店舗管理装置に関する。
従来のこの種の飲食店向けの店舗管理装置としては、モニタに客席のフロアレイアウトを示す画面を表示させ、この画面上で客席毎に空席なのか在席なのかを確認できるようにした空席管理装置があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−194781公報
ところで、例えば大規模なファミリーレストランでは、厨房を複数のコーナに区分し、各コーナ毎にそれぞれ異なるメニュー品目を専門的に調理するようにしている。このため、特定のコーナに注文が集中しために注文品の提供が遅れて客に不愉快な思いをさせることがあった。
そこで、注文品の提供が遅れている客席あるいは遅れそうな客席を店側が的確に把握し、客からのクレームが出る前にその客席の客に事情を説明して了承を得られるようなシステムの確立が望まれていた。
しかしながら従来の空席管理装置では、客席の状況はリアルタイムに把握できるものの、注文品の提供が遅れている客席あるいは遅れそうな客席までは把握することができなかったので、例えば混雑時において適切な対策を迅速に取ることが困難であった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、注文品の提供が遅れている客席あるいは遅れそうな客席を店側が的確に把握して、客からのクレームを未然に防止するべく対策を迅速に取ることができ、特に混雑時における効率的な店舗運営を支援することができる店舗管理装置を提供しようとするものである。
本発明は、厨房を複数のコーナに区分し、各コーナでそれぞれ異なるメニュー品目を製造する形式の飲食店で使用される店舗管理装置であって、客から注文を受けたメニュー品目に関する情報を当該客が着いている客席の識別情報とともに取得するオーダ取得手段と、このオーダ取得手段により得られた注文メニュー品目に関する情報及び客席識別情報を対応付けて記憶するオーダ情報記憶手段とを設ける。また、厨房の各コーナの中でメニュー品目の製造遅れが予測されるコーナを検出する製造遅れコーナ検出手段を設ける。そして、製造遅れコーナ検出手段によりメニュー品目の製造遅れが予測される厨房のコーナが検出されると、オーダ情報記憶手段に記憶された注文メニュー品目に関する情報及び客席識別情報からそのコーナで製造待ち状態にあるメニュー品目を注文した客が着いている客席を検出し、その客席を報知するようにしたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、注文品の提供が遅れている客席あるいは遅れそうな客席を店側が的確に把握して、客からのクレームを未然に防止するべく対策を迅速に取ることができ、特に混雑時における効率的な店舗運営を支援することができる店舗管理装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良な形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、本発明を客席フロアとして1F,2F,3Fの3フロアを有するとともに、厨房を揚げ物コーナ,焼き物コーナ,ドリンク・デザートコーナ及びサラダコーナの4つのコーナに区分してなる飲食店に適用した場合である。
図1は本発明の店舗管理機能を実現する飲食店システムの概要図であり、本システムは、店舗管理に関する各種情報処理の中枢を担うコンピュータとしてステーション1を備えている。また、接客担当の店員がそれぞれ携帯して客のオーダ内容等を入力するための端末として、無線回路内蔵のオーダエントリターミナル2を用いている。そして、店内フロアの要所に各オーダエントリターミナル2と無線による双方向通信が可能な無線機3を設け、この無線機3をステーション1に接続して、各オーダエントリターミナル2で入力され、無線送信されたデータをステーション1が取り込めるようになっている。
ステーション1には、LAN(Local Area Network)4が接続されており、このLAN4を介して、厨房のコーナ毎に設けられた厨房端末5A,5B,5C,5Dや、オーダ伝票を印字発行する伝票発行機6、会計を処理するPOS(Point Of Sales)端末7、待ち客の予約情報を入力する予約端末8等の電子機器がステーション1に接続されている。
飲食店内の客席フロア,厨房,会計場及び出入口の各所には、それぞれ監視カメラ9A,9B,9C,9Dが取付けられており、各カメラ9A〜9Dによって撮像された画像データがステーション1に供給されて、モニタ10にカラー表示されるようになっている。
モニタ10には、例えば図2に示すレイアウトの店内監視画面11が常時表示されている。この画面11は、フロア1F,2F,3F別のフロア状況表示部12,13,14(フロア状況表示部13,14は図示せず)と、実績表示部15と、カメラ画像表示部16とから構成されている。
フロア状況表示部12,13,14には、それぞれそのフロアに配置されている各客席の空席,在席等の状況を示す客席レイアウト画像17がカラー表示されている(客席状況表示手段)。また、厨房の各コーナにおける仕事量をインジケータとしてコーナ別に示す厨房レイアウト画像18と、予約端末8によって管理されている待ち客の人数を示す待ち客画像19とが、各フロア状況表示部12,13,14に共通にカラー表示されている。なお、店内監視画面11には、いずれか1つのフロア状況表示部12,13または14が表示されており、例えばモニタ10に接続されたマウス等の図示しない操作手段で画面を操作して各フロア状況表示部12,13,14のタグ12T,13T,14Tを選択することによって、フロア状況表示部12,13,14の画像を切り換えられるようになっている。
実績表示部15には、オーダエントリターミナル2によってオーダを受けた時点の時間帯別売上金額とPOS端末7によって会計を処理した時点の時間帯別売上金額とを対比して示すグラフや、各フロアでそれぞれ従事している接客担当者のオーダ回数,配膳回数,片付回数を示すグラフ等が表示されている。
カメラ画像表示部16には、各カメラ9A,9B,9C,9Dによって撮像された画像が表示されている。
図3は客席レイアウト画像17に表示される客席画像20の一例であり、(a)は客が在席している客席画像20aを示し、(b)は客が在席していない客席画像20bを示している。在席中の客席画像20aには、その客席を特定する客席コード21とともに、在席時間を示すインジケータ22が表示されている。また、メニュー品目の注文を受けていない客席には注文待ちを示すマーク[注]が表示され、配膳されていないオーダが残っている客席には未配膳を示すマーク[未]23が表示されている。在席時間インジケータ22は、不在を示す客席画像20bには表示されない。不在を示す客席画像20bのうち、片付中の客席にはマーク[片]24が表示されている。また、予約席にはマーク[予]が表示されている。
図4は厨房レイアウト画像18に表示されるコーナ別の仕事量インジケータ25の一例であり、円26の中に、仕事量インジケータ25がコーナ名27とともに表示されている。円26の外側には、そのコーナでメニュー品目の製造を担当している店員の氏名28と人物マーク29とが表示されている。
オーダエントリターミナル2は、図6のブロック図で示すように、半導体メモリ等の記憶部31、キーボード,ダッチパネル等の操作入力部32、液晶ディスプレイ等の表示部33、無線部34及び各部を制御する制御部35の各部で構成されている。記憶部31には、当該オーダエントリターミナル2を携帯して使用する接客担当(フロア担当)の店員に設定された店員コードや、当該飲食店で販売するメニュー品目のメニューコード,品目名等の情報が記憶されている。
オーダエントリターミナル2の外観構成の一例を図5に示す。このオーダエントリターミナル2は、携帯可能なブック型の本体36からなり、本体36を見開いたときの一方の面にキーボード37が設けられ、他方の面にタッチパネル付きのディスプレイ38が設けられている。キーボード37には、「新規」,「追加」,「取消」,「設定」,「席No」,「案内完了」,「配膳完了」,「片付完了」の各機能キーや、「ランチ」,「サラダ/スープ」,「パスタ」等の料理種別キー、「0」〜「9」の置数キー、確認/送信キー等が配列されている。
本実施の形態において、各フロアにそれぞれ配置された接客担当の各店員は、それぞれオーダエントリターミナル2を携帯し、予め設定キーや置数キー等を操作して、自身の店員コードを記憶部31に設定しておく。この状態で、各店員は、来店した客を空いている席まで案内する案内業務、客のオーダを受けるオーダ業務、厨房で製造されたメニュー品目を客席まで配膳する配膳業務及び客が帰った客席の皿等を片付ける片付業務等を行う。そして、案内業務を行った際には、席番号キーと置数キーとを操作して案内した客席を特定するための客席コードを入力した後、案内完了キーを操作する。オーダ業務を行った際には、オーダをした客が着いている客席の客席コードを入力した後、メニュー群キーの操作により表示されるメニューリストからオーダを受けたメニュー品目を選択し登録する。そして、登録を完了すると、確認/送信キーを操作する。配膳業務を行った際には、配膳した客席の客席コードを入力した後、配膳完了キーを操作する。片付業務を行った際には、片付け終わった客席の客席コードを入力した後、片付完了キーを操作する。
案内完了キーの操作によりオーダエントリターミナル2から無線送信される案内完了データ伝文のフォーマットを図7(a)に示し、確認/送信キーの操作により無線送信されるオーダメニューデータ伝文のフォーマットを図7(b)に示し、配膳完了キーの操作により無線送信される配膳完了データ伝文のフォーマットを図7(c)に示し、片付完了キーの操作により無線送信される片付完了データ伝文のフォーマットを図7(d)に示す。各伝文ファーマットにおいて、STNコードは、伝文の宛先であるステーション1の識別コードである。客席コードは、都度、操作入力される客席コードである。店員コードは、記憶部31に記憶されている店員コードである。案内完了データ,配膳完了データ及び片付完了データはそれぞれ異なる固定のデータである。オーダメニューデータは、オーダ入力されたメニュー品目のメニューコード及び注文数等である。これらの無線データ伝文は、無線機3で受信され、ステーション1に取れ込まれて処理される。
各厨房端末5A〜5Dは同一構成であり、その要部を図8のブロック図で示す。すなわち厨房端末5A〜5Dは、タッチパネル付のディスプレイ41と、このディスプレイ41を制御するコントローラ42とからなり、コントローラ42は、ディスプレイ41に表示させる画像データを記憶する画像メモリ43、タッチパネル信号によりメニュー品目の製造完了を検知する製造完了検知部44、半導体メモリ等の記憶部45、LAN4に接続される通信部46及びこれらを制御する制御部47等で構成されている。記憶部45には、各厨房端末5A〜5D毎に、それぞれ設置されている厨房コーナを識別するための厨房コーナコードが予め記憶されている。
各厨房端末5A〜5Dは、それぞれ厨房のコーナ毎にそのコーナで製造するメニュー品目のうち、客からオーダを受けたメニュー品目のリストをタッチパネル付ディスプレイ41に表示させるものであり、各厨房コーナの製造担当である店員は、このディスプレイ41に表示されたリストに従い、メニュー品目を製造(調理)する。そして、製造を完了する毎に、ディスプレイ41をタッチ操作してリストから削除する。このとき、製造完了検知部44は、ディスプレイ41からのタッチパネル信号により製造を完了したメニュー品目を認識し、制御部47に通知する。制御部47は、製造完了検知部44からの通知に応じて図9に示すフォーマットの製造完了データ伝文を作成し、通信部46から送信する。
図9において、STNコードは伝文の宛先であるステーション1の識別コードである。厨房コーナコードは、記憶部45に記憶されている厨房コーナコードである。メニューコードは、製造を完了したメニュー品目のメニューコードである。客席コードは、製造を完了したメニュー品目をオーダした客の客席コードである。この製造完了データ伝文は、LAN4を伝送され、ステーション1に取れ込まれて処理される。
POS端末7は、図10のブロック図で示すように、半導体メモリ等の記憶部51、キーボード,スキャナ等の操作入力部52、オペレータ用及び客用の表示部53、レシート印字等を行う印字部54、LAN4に接続される通信部55及びこれらを制御する制御部56の各部で構成されている。記憶部51には、当該POS端末7を識別するためのPOSコードが予め記憶されている。
操作入力部52には、客席コード入力手段57が設けられており、会計担当の店員は、飲食を終えた客がその飲食代金の会計を申し出ると、その客が着いていた客席の客席コードを入力する。すると、制御部56は、図11に示すフォーマットの会計入力データ伝文を作成し、通信部55から送信する。
図11において、STNコードは伝文の宛先であるステーション1の識別コードである。POSコードは、記憶部51に記憶されているPOSコードである。客席コードは、都度、客席コード入力手段57によって入力される客席コードである。この会計入力データ伝文は、LAN4を伝送され、ステーション1に取れ込まれて処理される。これにより、ステーション1からは、当該客席コードの客席に着いていた客のオーダデータがLAN4経由で与えられるので、制御部56は、このオーダデータに基づき売上情報を記憶部51にメモリ処理する。また、印字部54を動作させて、レシートを印字発行するものとなっている。
ステーション1は、図12のブロック図で示すように、ハードディスク等に形成されたデータベース部61、半導体メモリ等のメモリ部62、前記モニタ10に表示させる画像データを記憶する画像メモリ63、前記無線機3が接続される無線機インターフェイス64、現在の日時を計時する時計部65、LAN4に接続される通信部66、各監視カメラ9A〜9Dの撮像動作を制御するカメラ制御部67及びこれらを制御する主制御部68等で構成されている。メモリ部62には、当該ステーション1を識別するためのSTNコードが記憶されている。またメモリ部62には、警告ログデータを蓄積するための警告ログファイル69が形成されている。
データベース部61には、店員データベース70,メニューデータベース71,フロアデータベース72,客席データベース73,厨房データベース74等の各種データベースが保存されている。
店員データベース70には、各店員毎に、図13に示すように、その店員の識別情報である店員コードと、氏名と、その店員の担当部署(接客担当,厨房担当など)を示す担当部署コード及びその部署での作業実績データとが1レコードとして記憶されている。接客担当の店員に対しては、その店員が配置されたフロアのフロアコードが担当部署コードとして設定されており、作業実績データとしてオーダ回数,配膳回数及び片付回数が累計記憶される。また、厨房担当等の店員に対しては、その店員が配置された厨房コーナの厨房コーナコードが担当部署コードとして設定されており、作業実績データとして製造品目数が累計記憶される。
メニューデータベース71には、各メニュー品目毎に,図14に示すように、そのメニュー品目の識別情報であるメニューコードと、品目名と、単価と、そのメニュー品目が製造される厨房のコーナ特定情報である厨房コーナコードと、オーダ回数,売上累計金額等のオーダ実績データとが1レコードとして記憶されている(メニュー情報記憶手段)。
フロアデータベース72には、各フロア1F,2F,3F毎に、図15に示すように、そのフロアの識別情報であるフロアコードと、フロア名と、そのフロアに設置されている客席の総数と、店内監視画面11に客席レイアウト画像17として表示されるそのフロアのレイアウト画像データと、そのフロアの現時点における在席数,未オーダ数,未配膳数等のフロア管理データとが1レコードとして記憶されている。
客席データベース73には、全フロアの客席毎に、図16に示すように、その客席の識別情報である客席コードと、客席名と、その客席が設けられているフロアのフロアコードと、その客席の定員及び禁煙席か喫煙席かを識別するステータスデータと、その客席の稼動状況データと、その客席に着いている一単位の客の入店からの滞留時間をカウントする滞留時間データと、その客席に着いている客がオーダしたメニュー品目のメニューコード,合計金額等のオーダ管理データとが1レコードとして記憶されている(オーダ情報記憶手段)。稼動状況データは、空席を“0”とし、注文待ちを“1”とし、配膳待ちを“2”とし、飲食中を“3”とし、片付中を“4”とし、予約席を“9”とする。滞留時間データは、時計部65にて計時される時刻に同期して1分毎に“1”ずつカウントアップするようになっている。なお、一単位の客とは、1つの伝票で管理される個人またはグループの客のことである。
この客席データベース73に保存された各レコードの稼動状況データにより、客席レイアウト画像17に表示される各客席の画像が決定される。すなわち、稼動状況データが空席“0”または片付中“4”若しくは予約“9”の客席は、図3(b)に示す客席画像20bとなり、その画像内に該当する客席名が表示される。また、片付中“4”の場合にはマーク[片]24が表示され、予約“9”の場合にはマーク[予]が表示される。一方、稼動状況データが注文待ち“1”または配膳待ち“2”若しくは飲食中“3”の客席は、図3(a)に示す客席画像20aとなり、その画像内に該当する客席名が表示される。また、注文待ち“1”の場合にはマーク[注]が表示され、配膳待ち“2”の場合にはマーク[未]23が表示される。また、滞留時間データが例えば15分を経過する毎にインジケータ22が左端から順番に例えば赤色になるようになっている。
厨房データベース74には、厨房の各コーナ毎に、図17に示すように、その厨房コーナの識別情報である厨房コーナコードと、コーナ名と、遅延製造数,製造実績データ及び製造必要数と、警告フラグとが1レコードとして記憶されている。製造実績データは、その厨房コーナに対して製造指示がなされたメニュー品目のメニューコード,注文受付時刻,製造完了時刻等である。製造必要数は、その厨房コーナに対して製造指示がなされたが現時点で製造が完了していないメニュー品目の数である。遅延製造数は、製造必要数の警告しきい値として任意に設定された値であり、製造必要数がこの遅延製造数を上回ると遅延警告が発生して、警告フラグがセットされるものとなっている。
しかして、オーダエントリターミナル2から無線送信される案内完了データ伝文(図7(a)を参照)を無線機インターフェイス64を介して取り込むと、主制御部68は、図19の流れ図に示す案内完了入力処理を開始する。
先ず、主制御部68は、受信伝文中の客席コードを取得し、客席データベース73を検索して、当該客席コードに対応した稼動状況データを調べる。ここで、稼動状況データが“0”(空席)または“9”(予約席)の場合には、当該客席コードの客席に対して客を案内できるので、主制御部68は、客席データベース73の当該客席コードに対応した稼動状況データを“1”(注文待ち)に変更し、滞留時間データを“0”にリセットし、オーダ管理データをクリアする。また、当該客席コードに対応して設定されたフロアコードを取得し、フロアデータベース72を検索して、当該フロアコードに対応したフロア管理データの在席数,未オーダ数及び未配膳数をそれぞれ“1”ずつ加算するものとなっている。
また、オーダエントリターミナル2から無線送信されるオーダメニューデータ伝文(図7(b)を参照)を無線機インターフェイス64を介して取り込むと(オーダ取得手段)、主制御部68は、図20の流れ図に示すオーダ入力処理を開始する。
先ず、主制御部68は、受信伝文中の客席コードを取得し、客席データベース73を検索して、当該客席コードに対応した稼動状況データを調べる。ここで、稼動状況データが“1”(注文待ち),“2”(配膳待ち)または“3”(飲食中)の場合には、当該客席コードの客席に着いている客からのオーダが可能なので、主制御部68は、客席データベース73の当該客席コードに対応したオーダ管理データに、受信伝文中のオーダメニューデータを追加する。
次に、主制御部68は、当該客席コードに対応した稼動状況データが“1”であった場合には、客席データベース73から当該客席コードに対応して設定されたフロアコードを取得し、フロアデータベース72を検索して、当該フロアコードに対応したフロア管理データの未オーダ数を“1”だけ減算する。また、当該客席コードに対応した稼動状況データが“1”または“3”であった場合には、この稼動状況データを“2”に変更する。
次に、主制御部68は、受信伝文中のオーダメニューデータから、オーダされたメニュー品目のメニューコードを全て取得する。そして、メニューデータベース71を検索して、各メニューコード毎にそれに対応した厨房コーナコードを取得し、オーダされたメニュー品目のデータ(メニューコード,客席コード)を厨房コーナコードで振り分ける(作業コーナ判定手段)。そして、厨房コーナコード毎にその厨房コーナコードに振り分けられたメニュー品目の製造指示データ伝文を作成する。
製造指示データ伝文は、図18に示すように、厨房コーナコードを宛先とし、メモリ部62に記憶されているSTNコードとともに、当該厨房コーナコードに振り分けられた全オーダメニュー品目のデータを付加した伝文である。主制御部68は、厨房コーナコード別の製造指示データ伝文を、通信部66を介してLAN4に送信する(製造指示出力手段)。この製造指示データ伝文は、それぞれ宛先の厨房コーナコードが設定された各厨房端末5A〜5Dにて受信される。しかして、各厨房端末5A〜5Dのタッチパネル付ディスプレイ41には、オーダメニューの製造指示データが出力される。
上記製造指示データ伝文を送信後、主制御部68は、厨房コーナコード別に振り分けられた全オーダメニュー品目のメニューコード及び客席コードに、時計部65から読取った現在時刻を注文受付時刻として付加して製造実績データを作成する。そして、この厨房コーナコード別の製造実績データを厨房データベース74に厨房コーナコード別に振り分けて追加する。また、該当厨房コーナコードに対応した製造必要数に、それぞれ追加したデータ分を加算する。さらに、受信伝文中の店員コードを取得し、店員データベース70を検索して、当該店員コードに対応した作業実績データのオーダ回数を“1”だけ増加させる。しかる後、主制御部68は、後述する厨房警告判定処理を実行するものとなっている。
また、厨房端末5A〜5DからLAN4経由で送信される製造完了データ伝文(図9を参照)を通信部66を介して取り込むと(製造完了メニュー取得手段)、主制御部68は、図21の流れ図に示す製造完了入力処理を開始する。
先ず、主制御部68は、受信伝文中の厨房コーナコードを取得し、厨房データベース74を検索して、当該厨房コーナコードに対応して保存された製造実績データから、受信伝文中のメニューコード及び客席コードが一致しかつ製造完了時刻が未設定のデータを抽出する。そして、時計部65にて計時されている現在時刻をこのデータの製造完了時刻としてセットする。また、該当厨房コーナコードに対応した製造必要数を“1”だけ減算する。次に、主制御部68は、店員データベース70を検索して、担当部署コードとして当該厨房コーナコードを設定している店員コードを取得する。そして、この店員コードに対応した作業実績データの製造品目数を“1”だけ加算する。しかる後、主制御部68は、後述する厨房警告判定処理を実行するものとなっている。
また、オーダエントリターミナル2から無線送信される配膳完了データ伝文(図7(c)を参照)を無線機インターフェイス64を介して取り込むと、主制御部68は、図22の流れ図に示す配膳完了入力処理を開始する。
先ず、主制御部68は、受信伝文中の客席コードを取得し、客席データベース73を検索して、当該客席コードに対応した稼動状況データを調べる。ここで、稼動状況データが“2”(配膳待ち)の場合には、当該客席コードの客席に着いている客がオーダしたメニュー品目の配膳が完了したので、主制御部68は、この稼動状況データを“3”(飲食中)に変更する。また、主制御部68は、客席データベース73から当該客席コードに対応して設定されたフロアコードを取得し、フロアデータベース72を検索して、当該フロアコードに対応したフロア管理データの未配膳数を“1”だけ減算する。さらに、受信伝文中の店員コードを取得し、店員データベース70を検索して、当該店員コードに対応した作業実績データの配膳回数を“1”だけ増加させるものとなっている。
また、POS端末7からLAN4経由で送信される会計入力データ伝文(図11を参照)を通信部66を介して取り込むと、主制御部68は、図23の流れ図に示す会計入力処理を開始する。
先ず、主制御部68は、受信伝文中の客席コードを取得し、客席データベース73を検索して、当該客席コードに対応した稼動状況データを調べる。ここで、稼動状況データが“3”(飲食中)の場合には、当該客席コードの客席に着いている客が飲食を終えて会計を申し出たので、主制御部68は、この稼動状況データを“4”(片付中)に変更する。また、当該客席コードに対応した滞留時間データのカウントアップを停止させる。次に、主制御部68は、客席データベース73から当該客席コードに対応して設定されたフロアコードを取得し、フロアデータベース72を検索して、当該フロアコードに対応したフロア管理データの在席数を“1”だけ減算する。また、客席データベース73から当該客席コードに対応して管理されているオーダ管理データを取得し、通信部66からLAN4経由でPOS端末7へ送信するものとなっている。
また、オーダエントリターミナル2から無線送信される片付完了データ伝文(図7(d)を参照)を無線機インターフェイス64を介して取り込むと、主制御部68は、図24の流れ図に示す片付完了入力処理を開始する。
先ず、主制御部68は、受信伝文中の客席コードを取得し、客席データベース73を検索して、当該客席コードに対応した稼動状況データを調べる。ここで、稼動状況データが“4”(片付中)の場合には、当該客席コードが設定された客席の後片付けが完了したので、主制御部68は、この稼動状況データを“0”(空席)に変更する。しかる後、主制御部68は、受信伝文中の店員コードを取得し、店員データベース70を検索して、当該店員コードに対応した作業実績データの片付回数を“1”だけ増加させるものとなっている。
図25は前記厨房警告判定処理の要部を示す流れ図である。すなわち主制御部68は、オーダ入力処理あるいは製造完了入力処理の実行により、この厨房警告判定処理に入ると、厨房データベース74の先頭レコードから順に製造必要数Aと遅延製造数Bとを比較する。そして、製造必要数Aが遅延製造数Bを上回るレコードを検出した場合には(製造遅れコーナ検出手段)、このレコード厨房コーナコードによって特定される厨房コーナではメニュー品目の製造遅れが予測されるので、そのレコードのうち警告フラグが“1”にセットされていないレコードを取得する。そして、このレコードの警告フラグを“1”にセットする。また、現時点における店員データベース70,メニューデータベース71,フロアデータベース72,客席データベース73及び厨房データベース74の各データを、警告ログファイル69に保存する。このとき、各データベースのデータを周知の圧縮・解凍プログラムにより圧縮して保存してもよい。
一方、製造必要数Aが遅延製造数Bを下回るレコードを検出した場合には、そのレコードのうち警告フラグが“1”にセットされているレコードを取得する。そして、このレコードの警告フラグを“0”にリセットするものとなっている。
図26は、主制御部68が繰返し実行しているモニタ画面制御処理の要部を示す流れ図である。主制御部68は、このモニタ画面制御処理を繰り返し実行することによって、モニタ10に表示される店内監視画面11のフロア状況表示部12,13,14及び実績表示部15を常に最新の内容に更新するようにしている。
すなわち、主制御部68は、客席データベース73に客席コード別に記憶管理されている稼動状況データが変更されたことを検知すると、それに応じて客席レイアウト画像17に表示されている当該客席コードの客席画像20を更新する。このとき、稼動状況データが“2”(配膳待ち)から“3”(飲食中)に変更された客席の客席画像20については、警告表示中か否かを判断し、警告表示中の場合にはその警告表示を消去する。
また主制御部68は、厨房データベース74に厨房コーナコード別に記憶管理されている製造必要数が増減されたことを検知すると、それに応じて当該厨房コーナコードによって特定される厨房コーナの仕事量インジケータ25を増減する。このとき、当該厨房コーナコードに対応する警告フラグをチェックし、“1”にセットされていた場合には、当該インジケータ25の周囲の円26内を所定の色で色付けすることによって警告表示とし、逆に“0”にリセットされていた場合には円26内を無色とすることによって非警告表示とする。
また、警告フラグが“1”にセットされていた場合には、当該厨房コーナコードに対応する製造実績データの中から製造完了時刻が未設定のデータ、つまり製造未完了のデータを検出し、この製造未完了データの客席コードを取得する(遅延対象客席検出手段)。そして、この製造未完了データの客席コードに対応する客席画像20aを、他の客席コードに対応する客席画像と区別するべく警告表示として、モニタ10の監視者に報知するものとなっている(遅延対象客席報知手段)。
図27は客席画像20aの警告表示の一例であって、客席画像20aに例えば赤色の太枠80を表示させることによって、警告表示としている。
このように本実施の形態においては、モニタ10の店内監視画面11に客席レイアウト画像17を表示させ、この画像17によってそのフロアに配置されている各客席の状況、すなわち空席なのか在席なのか、また空席の場合には片付中なのか予約席なのかそれ以外なのか、在席の場合には注文待ちなのか配膳待ちなのか飲食中なのかを知らしめるようにしている。
また、厨房コーナ毎にそのコーナで製造するメニュー品目のオーダ数から製造を完了したメニュー品目の数を減算した値を製造必要数として算出し、この製造必要数が予め設定された許容量値である遅延製造数を超えた厨房コーナを、製造遅れが予測される厨房コーナとして検出する。そして、この厨房コーナで製造待ち状態にあるメニュー品目を注文した客が着いている客席を検出し、この客席を他の客席と区別して客席レイアウト画像17上で表示することによって警告を発するようにしている。したがって、警告が発せられた客席は注文品が遅れそうな客席であるのでこれを店員が認識し、速やかにその客席の客に注文品が遅れる旨の事情を説明することで、客からのクレームが発生するのを未然に防ぐことができる。
また、客席レイアウト画像17と同一画面上に表示される厨房レイアウト画像18に厨房コーナ毎の作業量インジケータ25を表示させ、製造遅れが予測される厨房コーナの作業量インジケータ25を警告表示するようにしている。したがって、店内監視画面11を監視している店長等の店舗管理者は、この画面11上の情報から製造遅れが予測される厨房コーナも同時に特定でき、そのコーナの担当者を増員するなどの対策を迅速に講じることができるので、混雑時であっても効率的な店舗運営を容易に行えるようになる。
なお、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
例えば前記実施の形態では、厨房コーナ毎にそのコーナで製造が必要な注文メニュー品目の数を製造必要数として求め、この数が許容値である遅延製造数を超えたコーナをメニュー品目の製造遅れが予測されるコーナとして検出したが、製造遅れが予測されるコーナの検出手段はこれに限定されるものではない。
例えば、図28に示すように、厨房データベース74の厨房コーナコード別レコードに、遅延製造数の代わりに遅延時間データをそれぞれ記憶するようにする。そして、ステーション1の主制御部68が実行する厨房警告判定処理を、図29の流れ図に示す手順の処理に変更する。
すなわち主制御部68は、この厨房警告判定処理に入ると、厨房データベース74の先頭レコードから順に製造完了時刻が未設定の製造実績データの注文受付時刻からの経過時間を算出する。そして、この経過時間が遅延時間を超えている製造実績データの有無を判定する。その結果、注文受付時刻からの経過時間が遅延時間を超えている製造実績データが有るレコードを検出した場合には、そのレコードの厨房コーナコードによって特定される厨房コーナを製造遅れが予測されるコーナとして検出する。
以後は、前記実施の形態と同様で、注文受付時刻からの経過時間が遅延時間を超えている製造実績データが有るレコードのうち警告フラグが“1”にセットされていないレコードを取得し、このレコードの警告フラグを“1”にセットする。また、現時点における店員データベース70,メニューデータベース71,フロアデータベース72,客席データベース73及び厨房データベース74の各データを、警告ログファイル69に保存する。
また、注文受付時刻からの経過時間が遅延時間を超えている製造実績データが無いレコードのうち警告フラグが“1”にセットされているレコードを取得して、このレコードの警告フラグを“0”にリセットする。
このような構成を採用することによって、一定時間内に製造が完了していないメニュー品目がある厨房コーナを製造遅れが予測されるコーナとして検出することができ、この厨房コーナで製造されるメニュー品目を注文した客の客席を警告表示することができる。
また、厨房コーナ毎にそのコーナに対する単位時間あたりのオーダ数を求め、この単位時間あたりのオーダ数が一定量を超えた厨房コーナを製造遅れが予測される厨房コーナとして検出してもよい。因みに、単位時間あたりのオーダ数は、厨房データベース74に記憶されている厨房コーナコード毎のレコードから注文受付時刻が単位時間内(例えば現時刻から15分前までの間)の製造実績データの数を計数することによって求めることができる。
また、厨房端末5A〜5Dは、プリンタとバーコードスキャナを備え、プリンタからはバーコード付きのオーダメニュー製造指示伝票を印字発行し、この伝票のバーコードをスキャナでスキャニングすることで該当するオーダメニュー品目の製造完了を指示するタイプの物であってもよい。
この他、本発明が適用可能な飲食店の形式や、店内監視画面11のレイアウト及びその画面上での警告の表示方法等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
本発明の店舗管理機能を実現する飲食店システムの第1の実施の形態を示すシステム構成図。 同実施の形態においてモニタに表示される店舗管理画面の一レイアウト例を示す模式図。 同店内監視画面の客席レイアウト画像に表示される客席画像の一例を示す模式図。 同店内監視画面の厨房レイアウト画像に表示される厨房コーナ別仕事量インジケータの一例を示す模式図。 同実施の形態におけるオーダエントリターミナルの外観構成を示す模式図。 同オーダエントリターミナルの要部構成を示すブロック図。 同オーダエントリターミナルからステーションへ送信される主要なデータ伝文のフォーマットを示す模式図。 同実施の形態における厨房端末の要部構成を示すブロック図。 同厨房端末からステーションへ送信される主要なデータ伝文のフォーマットを示す模式図。 同実施の形態におけるPOS端末の要部構成を示すブロック図。 同POS端末からステーションへ送信される主要なデータ伝文のフォーマットを示す模式図。 同実施の形態におけるステーションの要部構成を示すブロック図。 同ステーションが記憶する店員データベースのレコードフォーマットを示す模式図。 同ステーションが記憶するメニューデータベースのレコードフォーマットを示す模式図。 同ステーションが記憶するフロアデータベースのレコードフォーマットを示す模式図。 同ステーションが記憶する客席データベースのレコードフォーマットを示す模式図。 同ステーションが記憶する厨房データベースのレコードフォーマットを示す模式図。 同ステーションから厨房端末へ送信される製造指示データ伝文のフォーマットを示す模式図。 同ステーションの主制御部が実行する案内完了入力処理の要部を示す流れ図。 同ステーションの主制御部が実行するオーダ入力処理の要部を示す流れ図。 同ステーションの主制御部が実行する製造完了入力処理の要部を示す流れ図。 同ステーションの主制御部が実行する配膳完了入力処理の要部を示す流れ図。 同ステーションの主制御部が実行する会計入力処理の要部を示す流れ図。 同ステーションの主制御部が実行する片付完了入力処理の要部を示す流れ図。 同ステーションの主制御部が実行する厨房警告判定処理の要部を示す流れ図。 同ステーションの主制御部が実行するモニタ画面処理の要部を示す流れ図。 客席画像の警告表示例を示す模式図。 本発明の他の実施形態における厨房データベースのレコードフォーマットを示す模式図。 同他の実施の形態においてステーションの主制御部が実行する厨房警告判定処理の要部を示す流れ図。
符号の説明
1…ステーション、2…オーダエントリターミナル、3…無線機、4…LAN、5A〜5D…厨房端末、6…伝票発行機、7…POS端末、8…予約端末、9A〜9D…監視カメラ、10…モニタ、11…店内監視画面、12…フロア状況表示部、17…客席レイアウト画像、18…厨房レイアウト画像、25…仕事量インジケータ、68…主制御部、69…警告ログファイル、70…店員データベース、71…メニューデータベース、72…フロアデータベース、73…客席データベース、74…厨房データベース。

Claims (2)

  1. 厨房を複数のコーナに区分し、各コーナでそれぞれ異なるメニュー品目を製造する形式の飲食店で使用される店舗管理装置において、
    前記メニュー品目毎に、そのメニュー品目の識別情報と、そのメニュー品目を製造する厨房のコーナ特定情報とを1レコードとして記憶するメニューデータベースと、
    客席毎に、その客席の識別情報と、その客席の客から注文を受けた注文メニュー品目に関する情報とを1レコードとして記憶する客席データベースと、
    前記厨房のコーナ毎に、そのコーナの識別情報と、製造必要数と、前記製造必要数の警告しきい値として任意に設定される遅延製造数と、警告フラグとを1レコードとして記憶する厨房データベースと、
    客から注文を受けたメニュー品目に関する情報を当該客が着いている客席の識別情報とともに取得するオーダ取得手段と、
    このオーダ取得手段により客から注文を受けたメニュー品目に関する情報を当該客が着いている客席の識別情報とともに取得すると、前記客席データベースの当該客席識別情報を含むレコードに当該注文メニュー品目に関する情報を追加する手段と、
    この手段により追加された注文メニュー品目に関する情報で前記メニューデータベースを検索して当該注文メニュー品目を製造する厨房のコーナを特定し、前記厨房データベースの当該コーナの識別情報を含むレコードの製造必要数を加算する手段と、
    前記厨房の各コーナにおいてそれぞれ製造されたメニュー品目に関する情報を取得する製造完了メニュー取得手段と、
    この製造完了メニュー取得手段によりいずれかのコーナにおいて製造されたメニュー品目に関する情報を取得する毎に、前記厨房データベースの当該コーナの識別情報を含むレコードの製造必要数を減算する手段と、
    前記厨房データベースのレコード毎に前記製造必要数と前記遅延製造数とを比較し、製造必要数が遅延製造数を超えるレコードの警告フラグをセット状態とし、製造必要数が遅延製造数以下のレコードの警告フラグをリセット状態とする手段と、
    前記厨房データベースの前記警告フラグがセット状態にあるレコードのコーナ識別情報により特定される厨房のコーナで製造待ち状態にあるメニュー品目を注文した客が着いている客席を検出する遅延対象客席検出手段と、
    この遅延対象客席検出手段により検出された客席を報知する遅延対象客席報知手段と、
    前記厨房データベースのいずれかのレコードの警告フラグがリセット状態からセット状態に変化したとき、前記メニューデータベース、客席データベース及び厨房データベースの各データを警告ログデータとして保存する手段と、
    を具備したことを特徴とする店舗管理装置。
  2. 店内に配置された各客席をその客席が在席状態なのか空席状態なのかを区別して表示する客席状況表示手段を有し、
    前記遅延対象客席報知手段は、前記客席状況表示手段に表示される各客席のうち遅延対象客席検出手段により検出された客席を他の客席と区別して表示することにより報知する手段であることを特徴とする請求項項記載の店舗管理装置。
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