JPH11250355A - 注文管理装置 - Google Patents

注文管理装置

Info

Publication number
JPH11250355A
JPH11250355A JP4578998A JP4578998A JPH11250355A JP H11250355 A JPH11250355 A JP H11250355A JP 4578998 A JP4578998 A JP 4578998A JP 4578998 A JP4578998 A JP 4578998A JP H11250355 A JPH11250355 A JP H11250355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
menu
ordered
order
price
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4578998A
Other languages
English (en)
Inventor
Nariyuki Hayashi
成幸 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP4578998A priority Critical patent/JPH11250355A/ja
Publication of JPH11250355A publication Critical patent/JPH11250355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メニュー商品の内容が期間によって変わる毎
に価格などの商品情報が変化する場合でも、商品情報テ
ーブルのメンテナンスを不要にする。 【解決手段】 複数の商品識別コードのうちの少なくと
も1コードを期間によって提供する商品の内容が異なる
抽象メニュー商品用のコードとする。入力部を介して入
力された商品識別コードが抽象メニュー商品用であると
き、現時点で当該抽象メニュー商品用のコードに割り当
てられている商品の商品識別コードを取得し、この商品
識別コードで商品情報テーブルを検索して対応する商品
名,価格などの商品情報を読出し、その読出した商品情
報の価格と注文数量とから注文商品の売上金額を算出し
て、出力部により注文商品の商品名,注文数量,売上金
額などを可視化出力するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、お勧め商品や日替
り商品などのように期間によって提供する商品の内容が
変化するメニュー商品を取り扱うレストラン,喫茶店,
居酒屋,ファーストフード等の飲食店向けの注文管理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファミリーレストラン等の多くの
飲食店では、客の注文したメニュー商品に関するデータ
の入力に供する無線回路を内蔵した携帯型の注文入力装
置と、この注文入力装置から無線送信されるデータを受
信する無線部を接続しこの無線部で受信したデータに基
づいて各客が注文したメニュー商品を受注処理する受注
処理装置と、この受注処理装置で受注処理したメニュー
商品の調理を厨房の調理担当者に指示する厨房装置と、
客毎に受注内容を記録したお客様伝票を印字発行する印
字装置と、客の会計を処理する会計装置とをシステム化
してなる注文管理システムが用いられている。
【0003】このような注文管理システムにおいては、
ウエイターやウエイトレスと呼ばれる接客担当者が注文
入力装置を携帯し、客席にて客からメニュー商品の注文
を受けるとそのメニュー商品の商品識別コードである品
番や注文数量等を注文入力装置のキーボードを操作して
入力する。そうすると、この注文入力装置で入力された
注文商品の品番,注文数量等のデータが無線送信され、
客席の天井等に設置された無線部で受信されて受注処理
装置に取込まれる。
【0004】受注処理装置には、複数の異なる品番(商
品識別コード)にそれぞれ対応してその品番に割り当て
られた1商品の商品名,価格などの商品情報をプリセッ
トした商品情報テーブルが設けられている。そして、こ
の受注処理装置においては、注文入力装置から品番及び
注文数量等の注文商品データが入力される毎に、その入
力データ中の品番に対応する商品名,価格などの商品情
報が前記商品情報テーブルから読出され、その読出され
た商品情報の価格と入力データ中の注文数量とから当該
注文商品の売上金額が算出される。また、1客に対して
1種類の取引番号が発番される。そして、この取引番号
に対応して当該客が注文した全注文商品の品番,注文数
量,売上金額,合計金額などのデータが記憶管理され
る。また、取引番号,全注文商品の商品名,注文数量,
売上金額,合計金額等のデータからお客様伝票の印字デ
ータが作成され印字装置に送出されて、この印字装置に
よりお客様伝票が印字発行される。さらに、各注文商品
の調理指示を行う調理指示データが作成され厨房装置に
送出されて、この厨房装置により調理担当者に調理指示
が行われる。これにより、調理担当者は受注したメニュ
ー商品の調理を開始する。また、接客担当者はお客様伝
票の内容に従い調理されたメニュー商品を配膳する。
【0005】一方、会計装置は取引番号の入力手段を有
しており、会計担当者は飲食を終えた客から会計の申し
出を受けるとその客に対して発行されたお客様伝票に印
字された取引番号を入力する。そうすると、受注処理装
置にて記憶管理されていた当該取引番号に対応する注文
商品の品番,注文数量,売上金額,合計金額などのデー
タが会計装置に取込まれ、会計装置からこのデータに基
づいてレシートが印字発行される。これにより、会計担
当者は代金の支払いと引換にレシートを客に渡して、飲
食を終えた客との取引を完了していた。
【0006】ところで、この種の飲食店のなかには、例
えば「本日のお勧め品」や「日替商品」のように抽象的
な商品名を付して、期間(日、曜日,週など)によって
提供する商品の内容を変えるメニュー商品を取り扱って
いる店がある。このような店では、他の具体的なメニュ
ー商品と同様に1つの品番(商品識別コード)を「本日
のお勧め品」や「日替商品」などの抽象的なメニュー商
品に割当て、商品情報テーブルに、該当する商品名,価
格などの商品情報をプリセットする。そして接客担当者
は、客から例えば「本日のお勧め品」の注文を受ける
と、この「本日のお勧め品」に割り当てられた品番や注
文数量等を注文入力装置から入力していた。このため、
例えばメニュー商品「本日のお勧め品」の価格等が実際
に提供される商品に対応して変更される場合には、その
都度、商品情報テーブルのメンテナンス業務を実行して
メニュー商品「本日のお勧め品」の品番に対応して設定
されている商品情報を変更していた。
【0007】また、この種の注文管理システムにおいて
は、受注処理装置または会計装置において各メニュー商
品の売上げが商品別に累積記憶されており、その記憶内
容(商品名,売上点数,売上金額等)を商品別売上レポ
ートとして印字または表示出力できるようになってい
る。そこで店の経営者は、適時この商品別売上レポート
を出力して、各メニュー商品の売行き状況などを確認し
ていた。ただしこの場合、抽象的なメニュー商品、例え
ば「本日のお勧め品」の売上状況は容易に確認できる
が、お勧め品として客に実際に提供した商品の内容まで
は分からなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のこの
種の注文管理システムにおいては、期間によって提供す
る商品の内容が変わるメニュー商品を抽象的な商品名を
付して同一の商品識別コードで管理しようとすると、提
供する商品の内容の変化に応じて価格などの商品情報が
変化する場合には、その都度、受注処理装置が有する商
品情報テーブルのメンテナンス業務を実行して抽象的メ
ニュー商品の商品識別コードの商品情報を変更しなけれ
ばならない面倒があった。また、メニュー商品別に売上
データを記録した商品別売上レポートを受注処理装置か
ら適時出力でき、このレポートから期間によって提供す
る商品の内容が変化するメニュー商品の売れ行き状況は
分かるが、客に実際に提供した商品の内容までは分から
ないので、例えばお勧め品としてどのような商品を提供
すると売上げが良いのかを知りたい場合には、別途日々
のお勧め品の内容を調べなければならなず、手間を要し
ていた。
【0009】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、期間によって提供
する商品の内容が変化するメニュー商品を抽象的な商品
名を付して同一の商品識別コードで管理でき、しかも商
品名が抽象的なメニュー商品の価格などの商品情報が提
供する商品の内容が異なる毎に変化しても商品情報テー
ブルのメンテナンスを不要にできる注文管理装置を提供
しようとするものである。また、上記目的に加えて、期
間によって提供する商品の内容が変化するメニュー商品
の売れ行き状況のみならずどのような商品を実際に提供
したかまでも容易に確認できる商品別売上レポートを発
行できる注文管理装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、複数の異なる商品識別コードにそれぞれ対応してそ
のコードに割り当てられた1商品の商品名,価格などの
商品情報をプリセットした商品情報テーブルを有する注
文管理装置において、複数の商品識別コードのうちの少
なくとも1コードを期間によって提供する商品の内容が
異なる抽象メニュー商品用のコードとする。そして、入
力部を介して注文商品の商品識別コード及び注文数量が
入力されると、その入力された商品識別コードが抽象メ
ニュー商品用のコードか否かを判断し、抽象メニュー商
品用のコードであれば現時点で当該抽象メニュー商品用
のコードに割り当てられている商品の商品識別コードを
取得し、この商品識別コードで商品情報テーブルを検索
して対応する商品名,価格などの商品情報を読出し、そ
の読出した商品情報の価格と注文数量とから注文商品の
売上金額を算出して、出力部から注文商品の商品名,注
文数量,売上金額などを可視化出力するようにしたもの
である。これにより、入力部から抽象メニュー商品の商
品識別コードと注文数量とを入力すると、その抽象メニ
ュー商品用の商品識別コードが当該抽象メニュー商品と
して実際に提供される商品の商品識別コードに変換され
る。そして、この商品識別コードで商品情報テーブルが
検索されて対応する商品名,価格などの商品情報が読出
され、この商品情報に基づいて受注処理される。したが
って、抽象メニュー商品が実際に提供する商品の名称や
価格等に基づいて受注処理されるので、実際に提供する
商品の内容が変化しそれに応じて抽象メニュー商品の価
格も実際に提供する商品の価格に合せて変更される場合
でも商品情報テーブルの設定内容を変更する必要がな
い。
【0011】また本願請求項2記載の発明は、前記請求
項1記載の発明において、抽象メニュー商品用の商品識
別コードに割り当てられる商品の価格変更情報を予め記
憶する。そして、入力部を介して入力された注文商品の
商品識別コードが抽象メニュー商品用のコードであると
き、商品情報テーブルから読出した現時点で当該抽象メ
ニュー商品用のコードに割り当てられている商品の商品
識別コードに対応する商品情報の価格をその価格変更情
報に基づいて変更してから売上金額を算出して、印字部
により注文商品の商品名,注文数量,売上金額などを記
録紙に印字出力するようにしたものである。これによ
り、実際に提供する商品の内容が変化したことに応じて
抽象メニュー商品の価格が実際に提供する商品の価格以
外に変更される場合でも商品情報テーブルの設定内容を
変更する必要がない。
【0012】また本願請求項3記載の発明は、前記請求
項1記載の発明の出力部として、メニュー商品を注文し
た客に対して発行される伝票を印字出力される伝票印字
部と、受注したメニュー商品の調理指示データを出力す
る厨房出力部とがあるものにおいて、抽象メニュー商品
用の商品識別コードに対して抽象的な名称情報を予め設
定する。そして、入力部を介して入力された注文商品の
商品識別コードが抽象メニュー商品用のコードであると
き、伝票印字部に対しては注文商品の商品名を抽象的な
名称情報に置換してから出力させ、厨房出力部に対して
は注文商品の商品名をそのまま出力させるようにしたも
のである。これにより、抽象メニュー商品を注文した客
に対して発行される伝票には、実際に提供される商品の
名称でなくその抽象メニュー商品に該当する抽象的な名
称が印字されるので、客の注文した内容と一致し、客が
戸惑うことはない。他方、厨房の調理担当者に対して出
力される調理指示データとしては実際に提供する商品の
名称が出力されるので、調理担当者は調理すべきメニュ
ー商品を正確に把握できる。
【0013】さらに本願請求項4記載の発明は、前記請
求項1記載の発明に、注文商品の売上金額を商品別に累
積記憶する手段と、この手段により商品別に累積記憶さ
れた売上累積金額を商品情報テーブルに設定されている
該当商品の商品名と対応付けてレポート出力する手段と
を設ける。そしてレポート出力する際には、抽象メニュ
ー商品用の商品識別コードに割り当てられた商品の商品
名及び売上累積金額を他の商品と区別して出力するよう
にしたものである。これにより、抽象メニュー商品用の
商品識別コードに割り当てられた商品及びその商品の売
上累積金額が他の商品と区別されてレポート出力される
ので、抽象メニュー商品として実際に提供された商品の
商品名及びその商品の売上累積金額が一目で分かる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態では、曜日
毎に提供する商品の内容が異なる抽象メニュー商品「お
勧め品」を取り扱うレストランに適用する場合について
説明する。
【0015】図1はかかるレストラン向けの注文管理装
置の全体図であって、客の注文したメニュー商品に関す
るデータの入力に供する無線回路を内蔵した携帯型の注
文入力装置1と、この注文入力装置1から無線送信され
るデータを受信する無線部2を接続しこの無線部2で受
信したデータに基づいて各客が注文したメニュー商品を
受注処理する受注処理装置3とを備えている。また、こ
の受注処理装置3で受注処理したメニュー商品の調理を
厨房の調理担当者に指示する複数台の厨房装置4a,4
bと、客毎に受注内容を記録したお客様伝票を印字発行
する印字装置5と、客の会計を処理する会計装置6とを
備えている。そして店の事務所に設置される受注処理装
置3に、厨房にそれぞれ設置される第1,第2の厨房装
置4a,4bと、接客担当者の控え場に設置される印字
装置5と、店のレジに設置される及び会計装置6とをL
AN(Local Area Network)回線7で接続して、システ
ム化を図っている。ここに、携帯型の注文入力装置1は
本発明の受注処理装置における入力部として機能し、厨
房装置4a,4b及び印字装置5は出力部として機能す
る。
【0016】各注文入力装置1は、ウエイターやウエイ
トレスと呼ばれる接客担当者が客から注文を受けたメニ
ュー商品の商品識別コードである品番や注文数量などを
入力するのに供するもので、例えば図2に示す如く左右
に開く見開き型をなし、その一方の面に各種メニュー商
品の品番をそれぞれプリセットした複数の品番キーを配
し、他方の面に置数キー、電源キー,追加キー,取消キ
ー,送信キー,登録キー,卓キー,人数キー,担当キ
ー,シフトキー等を配したキーボード11を備えてい
る。また、複数の品番キーのうちの1キー11aを抽象
メニュー商品「お勧め品」の品番を割り当てた「お勧
め」キーとしている。
【0017】受注処理装置3は、コンピュータを主体に
構成しており、図4に示すように、制御部本体としてC
PU(Central Processing Unit )30を搭載してい
る。また、プログラムなどの固定的データを予め格納し
たROM(Read Only Memoly)31、各種データの記憶
エリアを形成するRAM(Random Access Memoly)3
2、現在の日付,曜日及び時刻を計時する時計部33の
他、前記LAN回線7を通じて行うデータ通信を制御す
るLANコントローラ34、FDD(Floppy DiskDrive
)装置の駆動を制御するFDDコントローラ35、H
DD(Hard Disc Drive )装置の駆動を制御するHDD
コントローラ36、フルキーボードなどのキーボードが
接続されるキーボードインタフェース37、CRTディ
スプレイなどのディスプレイ装置が接続されるディスプ
レイインタフェース38、前記無線部2で受信したデー
タを取込む無線部インタフェース39等を搭載してい
る。そして前記CPU30に、ROM31,RAM3
2,時計部33,LANコントローラ34,FDDコン
トローラ35,HDDコントローラ36,キーボードイ
ンタフェース37,ディスプレイインタフェース38及
び無線部インタフェース39の各部をアドレスバス,デ
ータバス等のバスラインで接続している。
【0018】そしてこの受注処理装置3は、本発明の受
注処理機能を実現するために、HDD装置に組み込まれ
たハードディスク上に、図5に示すように、[001]
〜[999]の各品番にそれぞれ対応してその品番に割
り当てられた1メニュー商品の商品名,価格,出力先厨
房コード及び区分フラグの商品情報をプリセットした商
品情報テーブル50を記憶している。前記出力先厨房コ
ードは、対応するメニュー商品の調理指示データを出力
する厨房装置4a,4bを指定するコードであり、この
実施の形態では第1の厨房装置4aを出力先に指定する
コードを[KP01]とし、第2の厨房装置4bを出力
先に指定するコードを[KP02]としている。前記区
分フラグは、対応するメニュー商品がお勧め品か否かを
識別するフラグであり、この実施の形態ではお勧め品の
とき“1”とし、お勧め品以外のとき“0”としてい
る。また、この実施の形態では、品番[999]をお勧
め品用の品番とし、商品名として抽象的な名称情報[お
勧め品(XXXX)]を設定し、区分フラグとしてお勧
め品用の品番であることを示す“2”を設定している。
なお、お勧め品用品番には価格及び出力先厨房コードは
設定しない。
【0019】またこの受注処理装置3は、同じくハード
ディスク上に、図6に示すように、月曜日から日曜日ま
での曜日別に抽象メニュー商品「お勧め品」として客に
提供するメニュー商品の品番と、価格変更情報としてそ
の商品の通常価格(商品情報テーブル50に設定された
価格)からの値引額とを予め設定したお勧め品設定テー
ブル60を記憶している。なお、前記商品情報テーブル
50とお勧め品設定テーブル60は、適時、キーボード
インタフェース37を介して接続されるキーボードのキ
ー操作によりFDD装置に挿着されたフロッピーディス
クに記録された最新のテーブルデータに上書き更新され
る。
【0020】さらにこの受注処理装置3は、RAM32
に、図7,図8に示すように、取引実績メモリ71、単
品売上実績メモリ72、お勧め品番メモリ73、お勧め
値引額メモリ74、取引番号カウンタメモリ75、金額
合計器メモリ76、第1,第2の調理指示ファイルメモ
リ77,78及び伝票印字ファイルメモリ79を形成し
ている。前記取引実績メモリ71は、当日来店した全客
の注文実績(注文商品データ,合計金額)を卓番号,人
数及び担当者とともに取引番号別に蓄積記憶するメモリ
である。前記単品売上実績メモリ72は、当日の間に受
注した全商品の商品別売上実績(売上点数,売上金額)
を品番,メニュー商品名,価格及び区分フラグとともに
蓄積記憶するメモリである。前記お勧め品番メモリ73
は、当日に本日のお勧め品に設定されたメニュー商品の
品番を記憶するメモリである。前記お勧め値引額メモリ
74は、本日のお勧め品に設定されたメニュー商品の値
引額を記憶するメモリである。前記取引番号カウンタメ
モリ75は、客毎に発番される一連の取引番号を計数す
るカウンタメモリである。前記金額合計器メモリ76
は、1取引として受注した商品の合計金額を演算するメ
モリである。前記第1の調理指示ファイルメモリ77
は、第1の厨房装置4aに出力する調理指示データ(品
番,メニュー商品名,数量)を取引番号,卓番号,担当
者コード,日付及び時刻とともに記憶するメモリであ
る。前記第2の調理指示ファイルメモリ78は、第2の
厨房装置4bに出力する調理指示データ(品番,メニュ
ー商品名,数量)を取引番号,卓番号,担当者コード日
付及び時刻とともに記憶するメモリである。前記伝票印
字ファイルメモリ79は、印字装置5により印字する商
品明細データ(品番,メニュー商品名,価格,数量,金
額)を取引番号,卓番号,人数,担当者コード,合計金
額,日付及び時刻とともに記憶するメモリである。
【0021】しかして、この受注処理装置3は、開店前
の立上げ業務において、RAM32に形成した前記各メ
モリ71〜79をクリアする初期化処理を行った後、C
PU30が自動的に図9の流れ図に示すお勧め品設定処
理実行するようにプログラムを構成している。すなわち
CPU30は、先ず、時計部33にて計時されている当
日日付を読込み曜日を取得する。次に、お勧め品設定テ
ーブル60を検索して当該曜日に対応する品番及び値引
額を読込む。
【0022】ここで、当該曜日に対応して品番が設定さ
れていた場合には、その品番をお勧め品番メモリ73に
格納し、値引額をお勧め値引額メモリ74に格納する。
しかる後、商品情報テーブル71に設定されている各品
番に対応した商品情報レコードのうち、上記お勧め品番
メモリ73に格納した品番に対応する商品情報レコード
の区分フラグを“1”に設定する。また、他の品番に対
応する商品情報レコードで区分フラグが“1”であった
ものを“0”に変更する。これに対し、当該曜日に対応
して品番が未設定であった場合には、商品情報テーブル
71に設定されている各品番に対応した商品情報レコー
ドのうち、区分フラグが“1”であったものを“0”に
変更する。
【0023】以上でお勧め品設定処理が終了し、それ以
後、受注処理装置3は商品注文データの受注処理を実行
可能となる。すなわち受注処理装置3は、CPU30が
無線部インタフェース39を介して商品注文データ伝文
が入力されるのを待機し、入力される毎に図10に示す
受注処理を開始するようにプログラムを構成している。
【0024】なお、上記商品注文データ伝文は注文入力
装置1から無線送信され、無線部2で受信されて該受注
処理装置3に入力される。すなわち、各接客担当者はそ
れぞれ注文入力装置1を携帯しており、客からメニュー
商品の注文を受けると、新規注文か追加注文かを判断す
る。そして新規注文の場合には、自身のIDコード,客
が着いている卓(テーブル)の卓番号及び客の人数をキ
ー入力する。追加注文の場合にはその客に対してすでに
発行されているお客様伝票に印字された取引番号を入力
する。しかる後、注文を受けた商品の品番と注文数量を
キー入力する。そしてこの1客に着いている客からの注
文商品について品番と注文数量を全て入力し終えたなら
ば、送信キーを入力する。そうすると、新規注文の場合
には図3(a)に示すフォーマットの商品注文データ伝
文が作成され、追加注文の場合には図3(b)に示すフ
ォーマットの商品注文データ伝文が作成されて、無線送
信される。なお、伝文フォーマットにおいて項目「伝文
種別」は、その注文伝文が新規注文伝文か追加注文伝文
か注文取消伝文かを識別するコードである。こうして、
各注文入力装置1から無線送信された注文商品データ伝
文が例えば客席の天井部に取り付けられた無線部2によ
って受信されると、通信ケーブルを介して受注処理装置
3に入力されるようになっている。
【0025】さて、受注処理装置3のCPU30は、無
線部インタフェース39を介して商品注文データ伝文を
受信すると、図10に示す受注処理を開始する。先ず、
その受信伝文が新規注文の注文商品データ伝文なのか追
加注文の注文商品データ伝文なのかを項目「伝文種別」
から判断する。ここで、新規注文の商品注文データ伝文
の場合には、取引番号カウンタメモリ75に記憶してい
る取引番号を+1更新した後、その取引番号と受信伝文
中の卓番号,人数,担当者コード及び全ての注文商品デ
ータを取引実績メモリ71に追加格納する。また、金額
合計メモリ76を“0”にクリアする。これに対し、追
加注文の商品注文データ伝文の場合には、受信伝文中の
取引番号で取引実績メモリ71を検索し、同一取引番号
の取引実績データに受信伝文中の注文商品データを追加
する。また、金額合計器メモリ76に同一取引番号の取
引実績データにおける合計金額データを格納する。
【0026】しかる後、各調理指示ファイルメモリ7
7,78と伝票印字ファイルメモリ79をクリアしたな
らば、図11に具体的に示す注文商品データ解析処理を
実行する。この注文商品データ解析処理は、受信伝文中
の全ての注文商品データについて個々に実行する。すな
わちCPU30は、受信伝文から1つの注文商品データ
(品番,注文数量)を取得すると、先ず、商品情報テー
ブル50を検索してその注文商品データを形成する品番
の商品情報レコード(品番,メニュー商品名,価格,出
力先厨房コード,区分フラグ)を読込む。次に、当該商
品情報レコードの区分フラグを調べる。
【0027】ここで、区分フラグがお勧め品でないこと
を示す“0”であった場合には、お勧め品でないメニュ
ー商品の受注なので、当該商品情報レコードの価格に該
当する注文商品データを形成する注文数量を乗算して売
上金額を算出する。そして、当該商品情報レコードの品
番,メニュー商品名,価格,区分フラグと、注文数量
(売上点数)と、算出した売上金額とから売上実績レコ
ードを作成し、この売上実績レコードを単品売上実績メ
モリ72に追加格納する。ただし、このとき、単品売上
実績メモリ72にすでに同一品番の売上実績レコードが
格納されていた場合には、そのレコードの売上点数及び
売上げ金額に今回の売上実績レコードの注文数量及び売
上げ金額を加算して、今回の売上実績レコードは追加し
ない。次に、算出した合計金額を金額合計器メモリ76
に加算する。また、当該商品情報レコードの品番及びメ
ニュー商品名と注文数量とから調理指示データを作成す
る。そしてこの調理指示データを当該商品情報レコード
の出力先厨房コードに対応する調理指示ファイルメモリ
77または78に追加格納する。つまり、出力先厨房コ
ードが[KP01]であれば第1の調理指示ファイルメ
モリ77に追加格納し、[KP02]であれば第2の調
理指示ファイルメモリ78に追加格納する。さらに、当
該商品情報レコードの品番,メニュー商品名及び価格と
注文数量及び売上げ金額とから伝票印字データを作成す
る。そして、この伝票印字データを伝票印字ファイルメ
モリ79に追加格納したならば、この区分=0の品番の
注文商品データに対する解析処理を終了する。
【0028】一方、受信伝文から取得した1注文商品デ
ータの品番に対応する商品情報レコードの区分フラグが
お勧め品用品番のレコードを示す“2”であった場合に
は、お勧め品の受注なので、お勧め品番メモリ73を調
べる。そして、お勧め品番メモリ73にメニュー商品の
品番が設定されていない(品番=000)場合には、お
勧め品が存在しないにも拘わらずお勧め品の注文登録が
行われたので、受注不可エラーとし、送信元の注文入力
装置1に通知する。
【0029】お勧め品番メモリ73にお勧め品として設
定されたメニュー商品の品番が格納されていた場合に
は、該当する注文商品データの品番を上記お勧め品番メ
モリ73に格納されたメニュー商品の品番に変換する。
次に、商品情報テーブル50を再度検索して変換後の品
番の商品情報レコード(品番,メニュー商品名,価格,
出力先厨房コード,区分フラグ)を読込む。そして、こ
の読込んだ商品情報レコードの区分フラグが“1”であ
ることを確認したならば、ステップP1として先に商品
情報テーブル70から読込んだ区分フラグが“2”の商
品情報レコードにおけるメニュー商品名[お勧め品(X
XXX)]のXXXXの部分に、後に商品情報テーブル
70から読込んだ区分フラグが“1”の商品情報レコー
ドのメニュー商品名を代入して伝票用商品名を作成す
る。また、後に商品情報テーブル70から読込んだ区分
フラグが“1”の商品情報レコードの価格をお勧め値引
額メモリ74に格納されている値引額だけ値引する。
【0030】しかる後、値引後の価格に該当する注文商
品データを形成する注文数量を乗算して売上金額を算出
する。そして、後に商品情報テーブル70から読込んだ
区分フラグが“1”の商品情報レコードの品番,メニュ
ー商品名,価格,区分フラグと、注文数量(売上点数)
と、算出した売上金額とから売上実績レコードを作成
し、この売上実績レコードを単品売上実績メモリ72に
追加格納する。この場合も前記と同様に、単品売上実績
メモリ72にすでに同一品番の売上実績レコードが格納
されていた場合には、そのレコードの売上点数及び売上
げ金額に今回の売上実績レコードの注文数量及び売上げ
金額を加算して、今回の売上実績レコードは追加しな
い。次に、算出した合計金額を金額合計器メモリ76に
加算する。また、当該区分フラグが“1”の商品情報レ
コードの品番及びメニュー商品名と注文数量とから調理
指示データを作成する。そしてこの調理指示データを、
前記と同様に、当該区分フラグが“1”の商品情報レコ
ードの出力先厨房コードに対応する調理指示ファイルメ
モリ77または78に追加格納する。さらに、当該区分
フラグが“1”の商品情報レコードの品番及び価格と、
前記ステップP1の処理で作成した伝票用商品名と、注
文数量及び売上げ金額とから伝票印字データを作成す
る。そして、この伝票印字データを伝票印字ファイルメ
モリ79に追加格納したならば、この区分=2の品番の
注文商品データに対する解析処理を終了する。なお、お
勧め品番メモリ73に格納されたメニュー商品の品番で
商品情報テーブル70を検索して読込んだ商品情報レコ
ードの区分フラグが“1”でなかった場合には、前記お
勧め品設定処理の異常なので、システムエラーとして通
知する。
【0031】また、受信伝文から取得した1注文商品デ
ータの品番に対応する商品情報レコードの区分フラグが
お勧め品に設定されたメニュー商品のレコードを示す
“1”であった場合には、お勧め品に設定されたメニュ
ー商品の受注なので、前述したステップP1以降と同一
の処理を実行して、この区分=1の品番の注文商品デー
タに対する解析処理を終了する。
【0032】こうして、受信伝文中の全ての注文商品デ
ータについて解析処理を終了したならば、CPU30
は、該当する取引番号(新規注文の場合には取引番号カ
ウンタメモリ75のカウント値,追加注文の場合には受
信伝文中の取引番号)と、受信伝文中の卓番号及び担当
者コードと、時計部33から読込んだ日付及び時刻とを
ヘッダデータとして第1,第2の調理指示ファイルメモ
リ77,78にセットする。ただし、前記注文商品デー
タ解析処理を実行した結果、調理指示データが1つも格
納されなかった調理指示ファイルメモリには上記ヘッダ
データをセットしない。次に、CPU30は、上記ヘッ
ダデータの取引番号,卓番号,担当者コード,日付及び
時刻と受信伝文中の人数とを伝票印字ファイル79にセ
ットする。しかる後、LANコントローラ34を制御し
て、第1の調理指示ファイルメモリ77にデータが格納
されている場合にはそのデータを第1の厨房装置4aに
伝送し、第2の調理指示ファイルメモリ78にデータが
格納されている場合にはそのデータを第2の厨房装置4
bに伝送する。また、同じくLANコントローラ34を
制御して、伝票印字ファイルメモリ79に格納されてい
るデータを印字装置5に伝送したならば、受注処理を終
了する。
【0033】因みに、調理指示ファイルメモリ77,7
8のデータを受信した第1,第2の厨房装置4a,4b
は、従来周知の厨房装置と同様に、受信データに基づい
て例えば図12に示すフォーマットの調理指示票81を
印字発行する。なお、第1,第2の厨房装置4a,4b
は、受信データをディスプレイに表示出力して、調理担
当者にメニュー商品の調理開始を指示してもよい。ま
た、伝票印字ファイルメモリ79のデータを受信した印
字装置5も、従来周知の印字装置と同様に、受信データ
に基づいて例えば図13に示すフォーマットのお客様伝
票82を印字発行する。
【0034】こうして、受注処理装置3においては、各
注文入力装置1から商品注文データ伝文が入力される毎
に前記受注処理が繰返し実行される。そして、その都
度、各厨房装置4a,4bからは調理指示票81が印字
発行され、印字装置5からはお客様伝票82が印字発行
される。また、取引実績メモリ71には取引毎に卓番
号,人数,担当者コード,当該取引の全注文商品データ
及び合計金額が取引番号別に記憶され、単品売上実績メ
モリ72には受注処理した各メニュー商品の売上累積点
数及び売上累積金額が商品名,価格,区分フラグととも
に品番別に記憶される。なお、会計装置6において入力
手段によりお客様伝票82に印字された取引番号が入力
されると、受注処理装置3の取引実績メモリ71から該
当取引番号の取引実績データがLAN回線7を通じて会
計装置6に読込まれ、合計金額が会計装置6の表示部に
表示されるとともに、当該会計装置6のプリンタにより
レシートが印字発行される。
【0035】また、この受注処理装置3は、前記受注処
理が実行されていない状態で例えばキーボードインタフ
ェース37を介して接続されるキーボードのキー操作に
より日計点検業務が選択されると、CPU30が図14
の流れ図に示す日計レポート出力処理を実行するように
プログラムを構成している。すなわちCPU30は、先
ず、金額合計器メモリ76を“0”クリアする。また、
伝票印字ファイルメモリ79もクリアする。次に、単品
売上実績メモリ72に蓄積記憶されている単品売上実績
レコードを品番の小さい順に並べ換える。
【0036】しかる後、単品売上実績メモリ72の先頭
レコードから順に1レコードずつ読込み、そのレコード
の品番,メニュー商品名,価格,売上点数及び売上金額
を順次伝票印字ファイルメモリ79にセットする。この
とき、区分フラグが“1”に設定されていたレコードに
ついては、メニュー商品名の先頭にお勧め品であること
を特定するマーク[*]を付加して格納する。また、当
該レコードの売上金額を金額合計器メモリ76に加算す
る。
【0037】上記単品売上実績メモリ72に格納された
全てのレコードについて上記処理を完了したならば、C
PU30は、時計部33から日付及び時刻を読込み、金
額合計器メモリ76の合計金額データとともに伝票印字
ファイルメモリ79にセットする。しかる後、LANコ
ントローラ34を制御して、伝票印字ファイルメモリ7
9に格納されているデータを印字装置5に伝送したなら
ば、この日計レポート出力処理を終了する。これによ
り、印字装置5からは受信データに基づいて例えば図1
5に示すフォーマットのメニュー商品別売上日計レポー
ト83が印字発行される。
【0038】なお、取引実績メモリ71及び単品売上実
績メモリ72のデータは、例えば1日の営業が終了した
後の閉店業務において自動的にハードディスクに書込ま
れ、保管される。
【0039】このように本実施の形態においては、予め
受注処理装置3のハードディスク上に商品情報テーブル
50とお勧め品設定テーブル60とを設定しておく。こ
うすることにより、毎営業日開店前の立上げ業務におい
て、受注処理装置3におけるお勧め品番メモリ73には
当日にお勧め品として客に提供されるメニュー商品の品
番が設定され、お勧め値引額メモリ74には当該メニュ
ー商品をお勧め品として提供する場合の値引額が設定さ
れる。また、商品情報テーブル50における当該メニュ
ー商品の区分フラグが“1”に設定され、他のメニュー
商品の区分フラグ(お勧め品用品番の区分フラグを除
く)が“0”に設定される。例えば今、商品情報テーブ
ル50及びお勧め品設定テーブル60としてそれぞれ図
5,図6に示すデータのものが設定されており、当日が
火曜日であったとする。そうすると、お勧め品番メモリ
73には品番[002]が設定され、お勧め値引額メモ
リ74には[100]が設定される。すなわち、この火
曜日は、メニュー「本日のお勧め品」として「カキフラ
イ定食」が通常価格より100円値引されて900円で
客に提供されることになる。
【0040】この状態で、客が「ハンバーグランチ」と
「本日のお勧め品」の2品をそれぞれ1点ずつ注文した
とする。そうすると、接客担当者は、注文入力装置1の
キーボード11を操作して、卓番号,人数,担当者コー
ドを入力後、「ハンバーグランチ」の品番[001]が
プリセットされた品番キーと注文数量[1]のテンキー
を入力し、さらに「本日のお勧め品」の品番[999]
がプリセットされた品番キー11aと注文数量[1]の
テンキーを入力する。その後、送信キーを入力する。こ
うすることにより、当該注文入力装置1から新規注文の
注文商品データ伝文が無線送信され、無線部2で受信さ
れて、受注処理装置3に取込まれる。そして、受注処理
装置3において受注処理が実行される。
【0041】この受注処理において、「ハンバーグラン
チ」の注文商品データは、品番[001]の商品情報レ
コードの区分フラグが“0”なので、当該商品情報レコ
ードの価格「900」でそのまま売上登録処理される。
そして、第1の調理指示ファイルメモリ77に品番[0
01],メニュー商品名「ハンバーグランチ」,数量
[1]の調理指示データが格納され、伝票印字ファイル
メモリ79に品番[001],メニュー商品名「ハンバ
ーグランチ」,価格[900],数量[1],金額[9
00]の伝票印字データが格納される。
【0042】一方、「本日のお勧め品」の注文商品デー
タは、品番[999]の商品情報レコードの区分フラグ
が“2”なので、注文商品データの品番[999]がお
勧め品番メモリ73に設定されている品番[002]に
変換される。そして、この品番[002]の商品情報レ
コードが読出され、当該レコード中の価格[1000]
がお勧め値引額メモリ74に設定されている値引額[1
00]だけ値引されて、価格[900]で売上登録処理
される。そして、第2の調理指示ファイルメモリ78に
品番[002],メニュー商品名「カキフライ定食」,
数量[1]の調理指示データが格納される。また、伝票
印字ファイルメモリ79に品番[002],メニュー商
品名「本日のお勧め品(カキフライ定食)」,価格[9
00],数量[1],金額[900]の伝票印字データ
が格納される。
【0043】その結果、第2の厨房処理装置4bから
は、図13に示すフォーマットでカキフライ定食1点の
調理指示票81が印字発行される。また、第1の厨房装
置4aからは、同様なフォーマットでハンバーグランチ
1点の調理指示票が印字発行される。さらに、印字装置
5からは、図13に示すフォーマットでお客様伝票82
が印字発行される。
【0044】また、受注処理装置3に接続されるキーボ
ードを操作して日計点検業務を選択しその実行を指令す
ると、単品売上実績メモリ72に蓄積記憶されている単
品売上実績データに基づいて、印字装置5から、図15
に示すフォーマットでメニュー商品別売上日計レポート
83が印字発行される。このとき、品番[002]の売
上実績データは区分フラグが“1”なので、対応するメ
ニュー商品名「カキフライ定食」の先頭にお勧め品であ
ることを特定するマーク[*]が印字される。
【0045】このように本実施の形態によれば、期間に
よって提供する商品の内容が変化するメニュー商品を抽
象的な商品名「本日のお勧め品」を付して同一の品番
[999]で管理することができる。そしてこの場合に
おいて、この品番[999]の「本日のお勧め品」が注
文登録された場合には実際に提供されるメニュー商品の
品番を取得し、その品番に対応する商品情報で受注処理
するので、商品の内容が変わって価格や出力先厨房コー
ドが変化しても、商品情報テーブル50に設定された各
メニュー商品の商品情報を変更する必要はない。また、
「本日のお勧め品」としてメニュー商品を提供する場合
に商品情報テーブル50に設定されている通常の価格よ
り値引して販売する運用を実施する場合でも、お勧め品
設定テーブル60にそれぞれ「本日のお勧め品」として
提供されるメニュー商品の品番に対応して値引額を設定
しておけば対応でき、やはり商品情報テーブル50に設
定された該当メニュー商品の価格を変更する必要はな
い。
【0046】また「本日のお勧め品」が注文登録された
場合に、厨房装置4a,4bから印字発行される調理支
持票81には、「本日のお勧め品」として実際に提供す
るメニュー商品名(この場合「カキフライ定食」)が印
字されるので、厨房の調理担当者は調理すべきメニュー
商品を正確に把握できる。
【0047】またその一方で、印字装置5から印字発行
されるお客様伝票82には、「本日のお勧め品」のよう
な抽象的な名称が「お勧め(カキフライ定食)」のよう
に実際に提供されたメニュー商品名とともに印字され
る。したがって、客の注文した内容と一致し、客が戸惑
うことはない。
【0048】さらに、日計点検業務において印字装置5
を介して印字発行されるメニュー商品別売上日計レポー
ト83には、当日にお勧め品として提供されたメニュー
商品(この場合は「カキフライ定食」)の商品名に特定
のマーク[*]が付加されて他の商品と区別されるの
で、このレポート83からお勧め品として実際に提供さ
れた商品の商品名及びその商品の売上累積金額が一目で
分かる。
【0049】なお、本実施の形態では、注文商品の商品
識別コード(品番)および注文数量を入力する入力部と
して携帯型の注文入力装置を適用し、かつ、注文商品の
商品名,注文数量,売上金額などを可視化出力する出力
部として厨房装置4a,4b及び印字装置5を適用し
て、これらと受注処理装置3とを無線及び有線で接続し
てシステム化した注文管理装置を示したが、例えば受注
処理装置3のキーボードインタフェース37に接続され
るキーボードから注文商品の商品識別コード(品番)お
よび注文数量を入力し、ディスプレイインタフェース3
8に接続されるディスプレイに注文商品の商品名,注文
数量,売上金額などを可視化出力する単体の注文管理装
置にも本発明は適用できるものである。
【0050】また、本実施の形態では日計レポート83
を印字装置5で印字出力したが、会計装置6のレシート
プリンタを用いてレシート用紙に印字出力することも可
能である。また、受注処理装置3にプリンタインタフェ
ースを設け、このプリンタインタフェースにプリンタを
接続して、このプリンタで日計レポート83をプリント
アウトしてもよい。
【0051】この他、受注処理装置3にホストコンピュ
ータをオンラインで接続し、このホストこピュータから
のダウンロードによって商品情報テーブル50やお勧め
品設定テーブル60を受注処理装置3のハードディスク
やRAMに設定する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1記載の
発明によれば、期間によって提供する商品の内容が変化
するメニュー商品を抽象的な商品名を付して同一の商品
識別コードで管理でき、しかも商品名が抽象的なメニュ
ー商品の価格などの商品情報が提供する商品の内容が異
なる毎に変化しても商品情報テーブルのメンテナンスを
不要にできる注文管理装置を提供できる。また、本願請
求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果
に加えて、実際に提供する商品の内容が変化したことに
応じて抽象メニュー商品の価格が実際に提供する商品の
価格以外に変更される場合でも商品情報テーブルの設定
内容を変更する必要がなく、効率良く値引などのサービ
スを実施できる注文管理装置を提供できる。また、本願
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効
果に加えて、抽象メニュー商品を注文した客に対して発
行される伝票には、実際に提供される商品の名称でなく
その抽象メニュー商品に該当する抽象的な名称を印字で
き、客が戸惑うことがない上、厨房の調理担当者に対し
て出力される調理指示データとしては実際に提供する商
品の名称を出力でき、調理指示を正確にできる注文管理
装置を提供できる。さらに、本願請求項4記載の発明に
よれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、抽象メニ
ュー商品用の商品識別コードに割り当てられた商品及び
その商品の売上累積金額を他の商品と区別してレポート
出力でき、抽象メニュー商品として実際に提供された商
品の商品名及びその商品の売上累積金額を一目で確認で
きる注文管理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるレストラン向け
の注文管理装置の全体図。
【図2】 同注文管理装置で用いる注文入力装置に搭載
されたキーボードを示す図。
【図3】 同注文管理装置において注文入力装置から無
線送信される注文商品データ伝文のフォーマットを示す
図。
【図4】 同注文管理装置で用いる受注処理装置の要部
構成を示すブロック図。
【図5】 同受注処理装置が記憶する商品情報テーブル
の構成図。
【図6】 同受注処理装置が記憶するお勧め品設定テー
ブルの構成図。
【図7】 同受注処理装置のRAMに形成する主要なメ
モリを示す図。
【図8】 同受注処理装置のRAMに形成する主要なメ
モリを示す図。
【図9】 同受注処理装置のCPUが実行するお勧め品
設定処理の手順を示す流れ図。
【図10】同受注処理装置のCPUが実行する受注処理
の手順を示す流れ図。
【図11】図10に示す注文商品データ解析処理を具体
的に示す流れ図。
【図12】図10に示す処理で厨房装置から印字発行さ
れる調理指示票の一例を示す図。
【図13】図10に示す処理で印字装置から印字発行さ
れるお客様伝票の一例を示す図。
【図14】同受注処理装置のCPUが実行する日計レポ
ート出力処理の手順を示す流れ図。
【図15】図14に示す処理で印字装置から印字発行さ
れる日計レポートの一例を示す図。
【符号の説明】
1…注文入力装置 3…受注処理装置 4a,4b…第1,第2の厨房装置 5…印字装置 30…CPU 50…商品情報テーブル 60…お勧め品設定テーブル 81…調理指示票 82…お客様伝票 83…メニュー商品別売上日計レポート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる商品識別コードにそれぞれ
    対応してそのコードに割り当てられた1商品の商品名,
    価格などの商品情報をプリセットした商品情報テーブル
    を有し、入力部を介して注文商品の商品識別コードおよ
    び注文数量が入力されると、その入力された商品識別コ
    ードに対応する商品名,価格などの商品情報を前記商品
    情報テーブルから読出し、その読出した商品情報の価格
    と前記注文数量とから前記注文商品の売上金額を算出し
    て、出力部から前記注文商品の商品名,注文数量,売上
    金額などを可視化出力する注文管理装置において、 前記複数の商品識別コードのうちの少なくとも1コード
    を期間によって提供する商品の内容が異なる抽象メニュ
    ー商品用のコードとし、前記入力部を介して注文商品の
    商品識別コード及び注文数量が入力されると、その入力
    された商品識別コードが前記抽象メニュー商品用のコー
    ドか否かを判断し、抽象メニュー商品用のコードであれ
    ば現時点で当該抽象メニュー商品用のコードに割り当て
    られている商品の商品識別コードを取得し、この商品識
    別コードで前記商品情報テーブルを検索して対応する商
    品名,価格などの商品情報を読出し、その読出した商品
    情報の価格と前記注文数量とから前記注文商品の売上金
    額を算出して、前記出力部から前記注文商品の商品名,
    注文数量,売上金額などを可視化出力するようにしたこ
    とを特徴とする注文管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の注文管理装置において、
    前記抽象メニュー商品用の商品識別コードに割り当てら
    れる商品の価格変更情報を予め記憶し、前記入力部を介
    して入力された注文商品の商品識別コードが前記抽象メ
    ニュー商品用のコードであるとき、前記商品情報テーブ
    ルから読出した現時点で当該抽象メニュー商品用のコー
    ドに割り当てられている商品の商品識別コードに対応す
    る商品情報の価格を前記価格変更情報に基づいて変更し
    てから売上金額を算出して、前記出力部から前記注文商
    品の商品名,注文数量,売上金額などを可視化出力する
    ようにしたことを特徴とする注文管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の注文管理装置において、
    前記出力部はメニュー商品を注文した客に対して発行さ
    れる伝票を印字出力される伝票印字部と、受注したメニ
    ュー商品の調理指示データを出力する厨房出力部とがあ
    り、かつ、前記抽象メニュー商品用の商品識別コードに
    対して抽象的な名称情報を予め設定し、前記入力部を介
    して入力された注文商品の商品識別コードが前記抽象メ
    ニュー商品用のコードであるとき、前記伝票印字部に対
    しては前記注文商品の商品名を前記抽象的な名称情報に
    置換してから出力させ、前記厨房出力部に対しては前記
    注文商品の商品名をそのまま出力させるようにしたこと
    を特徴とする注文管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の注文管理装置において、
    前記注文商品の売上金額を商品別に累積記憶する手段
    と、この手段により商品別に累積記憶された売上累積金
    額を前記商品情報テーブルに設定されている該当商品の
    商品名と対応付けてレポート出力する手段とを有し、こ
    の手段によりレポート出力する際には、前記抽象メニュ
    ー商品用の商品識別コードに割り当てられた商品の売上
    累積金額を他の商品と区別して出力するようにしたこと
    を特徴とする注文管理装置。
JP4578998A 1998-02-26 1998-02-26 注文管理装置 Pending JPH11250355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4578998A JPH11250355A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 注文管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4578998A JPH11250355A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 注文管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11250355A true JPH11250355A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12729057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4578998A Pending JPH11250355A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 注文管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11250355A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082845A (ja) * 2000-06-29 2002-03-22 Japan Research Institute Ltd トランスレーション機能をエージェント化したediトランスレーション・システムならびにこのシステムに用いられるサーバ・システムおよびクライアント・システム
JP2005228176A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Toshiba Tec Corp 店舗管理装置
JP2006285641A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Brother Ind Ltd 商品注文システム
JP2008217174A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Seikatsu Kyodo Kumiai Coop Sapporo コード管理システム
JP2011054198A (ja) * 2001-03-19 2011-03-17 Toshiba Corp 文書データ分析プログラム及びコンピュータによる文書データ分析方法並びに文書データ分析システム
CN103310393A (zh) * 2013-06-26 2013-09-18 苏州奇可思信息科技有限公司 新型餐饮收银系统
JP2014013596A (ja) * 2013-09-03 2014-01-23 Casio Comput Co Ltd 売上データ処理装置及びプログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082845A (ja) * 2000-06-29 2002-03-22 Japan Research Institute Ltd トランスレーション機能をエージェント化したediトランスレーション・システムならびにこのシステムに用いられるサーバ・システムおよびクライアント・システム
JP2011154703A (ja) * 2000-06-29 2011-08-11 Japan Research Institute Ltd トランスレーション・エージェント・サーバ
JP2011054198A (ja) * 2001-03-19 2011-03-17 Toshiba Corp 文書データ分析プログラム及びコンピュータによる文書データ分析方法並びに文書データ分析システム
JP2005228176A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Toshiba Tec Corp 店舗管理装置
JP4482345B2 (ja) * 2004-02-16 2010-06-16 東芝テック株式会社 店舗管理装置
JP2006285641A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Brother Ind Ltd 商品注文システム
JP2008217174A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Seikatsu Kyodo Kumiai Coop Sapporo コード管理システム
CN103310393A (zh) * 2013-06-26 2013-09-18 苏州奇可思信息科技有限公司 新型餐饮收银系统
JP2014013596A (ja) * 2013-09-03 2014-01-23 Casio Comput Co Ltd 売上データ処理装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3931632B2 (ja) 商品選択装置及び商品選択プログラム及び商品選択システム及び商品選択方法
US7797204B2 (en) Distributed personal automation and shopping method, apparatus, and process
US20050182680A1 (en) Wireless point-of-sale system and method for management of restaurants
JP2006301821A (ja) 飲食店の業務補助管理装置、業務補助管理方法及びそれを記録した記録媒体
JP2003006748A (ja) 注文管理システム
JPH10240815A (ja) 販売管理装置
JPH11250355A (ja) 注文管理装置
JPH09190479A (ja) レストランの券売データ処理システム
JP2007094779A (ja) 注文管理システム
JP2002297962A (ja) 双方向支援システム
JP4512243B2 (ja) レジスタシステム
JP3112621B2 (ja) 注文管理システム
JP4926844B2 (ja) 商品情報管理サーバ
JP5298563B2 (ja) 発券機
US7359867B2 (en) Computer system, server, and method for supporting cooking, and computer program generator
JP4909567B2 (ja) 注文データからのレポート出力方法及びそのシステム
JP3448115B2 (ja) 商品注文登録データ処理装置
JP2005157953A (ja) 食堂サービスシステム,注文表示装置,注文管理装置
JPH11250143A (ja) 注文データ処理システム
JP2930934B2 (ja) 飲食店向けサービスシステム
JP3686283B2 (ja) 商品販売登録データ処理装置
JP3264591B2 (ja) 商品受注登録データ処理装置
JPH01149171A (ja) 注文データ管理システム
JP3923854B2 (ja) 注文管理システム及び注文管理制御装置
JPH09269963A (ja) 食券方式による飲食店向けサービスシステム