JP2011154703A - トランスレーション・エージェント・サーバ - Google Patents

トランスレーション・エージェント・サーバ Download PDF

Info

Publication number
JP2011154703A
JP2011154703A JP2011041371A JP2011041371A JP2011154703A JP 2011154703 A JP2011154703 A JP 2011154703A JP 2011041371 A JP2011041371 A JP 2011041371A JP 2011041371 A JP2011041371 A JP 2011041371A JP 2011154703 A JP2011154703 A JP 2011154703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
conversion
edi
business
user system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011041371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4975170B2 (ja
Inventor
Masaya Mori
雅也 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Research Institute Ltd
Original Assignee
Japan Research Institute Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Research Institute Ltd filed Critical Japan Research Institute Ltd
Priority to JP2011041371A priority Critical patent/JP4975170B2/ja
Publication of JP2011154703A publication Critical patent/JP2011154703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4975170B2 publication Critical patent/JP4975170B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

【目的】利用者システムの運用場所の変更に対する,EDIシステムの運行管理作業を簡易にする。
【構成】受信者システム2の運用場所が移動した場合,その受信者システム2からトランスレーション・エージェント・サーバ3に,受信者システム2の論理アドレスと物理アドレスがシステムメッセージ39として通知される。トランスレーション・エージェント・サーバ3は,システムメッセージ39を受信すると,利用者アドレス情報部24中の上記受信者システム2の論理アドレスと物理アドレスとを確認する。受信者システム2の物理アドレスが違っていることが検知されると,利用者アドレス情報部24の更新が行われる。
【選択図】図2

Description

本発明は,行政府間,企業間,行政府企業間で行われる電子データ交換のシステムのためのトランスレーション・エージェント・サーバに関する。
通商産業省の「電子計算機相互運用環境整備委員会」(平成元年)の定義によると,EDI(Electronic Data Interchange )とは,「異なる組織間で取引のためのメッセージを通信回線を介して標準的な規約(可能な限り広く合意された各種規約)を用いて,コンピュータ(端末を含む)間で交換すること」である。すなわち,EDIは,企業等の組織間での商談,取引を成立させるために必要な情報を,コンピュータと通信回線を使って,標準的な規約に基づいて当事者間で交換することである(「EDIの基礎」産業情報化推進センター発行)。EDIシステムは,すなわち,そのEDIの概念をシステム化したものである。
従来から構築されているEDIシステムは,各種規約に基づいたメッセージの変換機能,通信回線を介した通信機能,およびその運用にかかわる登録機能・照会機能をもつものである。このため,当事者間で標準的な規約に基づく取り決めを前もって行わなければEDIを導入することができなかった。
EDIシステムの導入形態には,EDIセンタを準備して,このEDIセンタを介して,当事者間(クライアント・エージェント・コンピュータ)をつなげる形態(集中管理)と,当事者(クライアント・エージェント)のおのおのにEDIセンタと同様の機能を備えさせて,当事者間を直接につなげる形態(分散管理)がある。
集中管理の場合,EDIセンタと相手先間の運行状態の把握ができないという運用上の問題がある。また,分散管理の場合,当事者間の標準的規約が当事者おのおので管理されるため,変更があったときに当事者間の整合性を確保しなければならないという運用管理上の問題があった。
従来のEDIを用いたデータ通信の運用では,転送手順やデータの変換方式の層において標準的な規約が定められており,取引者間でその規約から選択し,適用する部分,独自で取り決める部分を調整してEDI規約を作り,それに基づいてEDIを行っている。
具体的には,準備作業として「EDI規約の取り決め」及び「導入と運用に関して手続と取り決め」,業務開始後は「EDI規約の管理」及び「EDIの運行状況の管理と障害時の対応」が調整項目としてある。この4項目がEDIの導入や運用を困難なものにしている。
「EDI規約の取り決め」及び「導入と運用に関しての手続と取り決め」は,接続者相互間の調整を必要とし,導入までの時間の長期化と複雑化を招き,EDI導入を困難としていた。特にEDIの取引関係が複数者(N)対複数者(M)の場合,個々の「EDI規約の管理」が複数となり運用管理を困難なものにしていた。
その解決策として,「EDI規約の管理とその統一化」を実現するためにEDIセンタをデータ交換の中間におき,そこで集中管理させる方法が現在とられている。しかし,導入面において,標準に準拠することにより軽減はされるが接続者相互間のデータ変換方式の取り決め(マッピング)という接続者間の調整はなくならなかった。また,接続者は対EDIセンタとの接続となるため,EDIセンタとの間での障害しか認識できず,EDIの相手先がEDIセンタとの間で障害になったことを検知できないため,障害を短時間で発見することはできなかった。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので,ネットワークを介しながらも取り決めに基づいて複数者間で行われるEDIの仕組みにおいて,導入と運用の簡易性を併せ持つエージェント技術を利用したEDIシステムを提供することを目的とする。
この発明によるエージェント・サーバ・システムは,送信者と受信者の間で電子データ交換を行うためのEDIシステムにおいて,EDIの変換で取り扱うデータ項目を共通辞書として管理するデータ辞書部と,利用者がデータ辞書部からデータ辞書の提供を受ける辞書提供手段と,利用者のトランスレーション・ルールを格納管理する変換センタテーブル部と,利用者からの変換方式の申請を受け付ける変換方式登録手段と,データ辞書部と変換センタテーブル部の整合性を管理する変換管理手段と,利用者とその所在地・利用環境を管理するアドレス情報部と,利用者のデータを利用者の手元まで届ける転送管理手段と,利用者の処理・運行状況を保管する履歴ログ部と,変換・転送の運行状況をログとして管理するログ管理手段とを備え,利用者がEDIを利用する際のデータ辞書の集中管理と利用者への提供,変換センタテーブルでの個別変換ごとの情報登録と集中管理,利用者のネットワーク情報の集中管理,利用者の送信データを受信相手先へ送り届けるための転送制御,及び運行状況のログの蓄積とその管理によりEDIシステム全体の利用情報を集中管理することを特徴とする。
この発明によるエージェント・クライアント・システムは,送信者と受信者の間で電子データ交換を行うためのEDIシステムにおいて,利用者がデータ辞書のダウンロードを要求するとデータ辞書をサーバより受け取り利用者に渡す辞書引渡手段と,利用者の業務システムとデータ辞書との変換方式を登録管理する変換管理手段と,変換方式を保管する個別変換テーブル部と,業務システムからの業務データのフォーマット変換とトランスレーション・エージェント・サーバへのデータの送信を行うEDI送信変換手段と,トランスレーション・エージェント・サーバからの業務データの受信と業務データのフォーマット変換を行い業務システムに業務データを提供するEDI受信変換手段と,利用者が変換・転送の運行状況をログとして検索できる運行管理手段とを備え,利用者がEDIを利用する際の設計,利用申請及び送受信業務の窓口機能として,利用開始時には変換設計のための利用者へのデータ辞書の引渡,変換方式の登録,変換テーブルの管理を行い,利用時には業務システムからの業務データをクライアント側で変換・受け渡しを行い,エラーを検出した際にはエラーを通知する機能をもつことにより利用者がEDIを導入・利用する際の簡易性を高め,利用者毎の個別機能を分散管理することを特徴とする。
さらにこの発明は,送信者と受信者の間で電子データ交換を行うためのEDIトランスレーション・システムに関するものであり,このシステムは上記のサーバ・システムとクライアント・システムとを含み,EDIのサーバとしての集中管理機能とクライアントとしての分散管理機能を,エージェント技術と簡易な運用プロトコルを併せ持つことにより融合したトランスレーション機能であることを特徴とする。
この発明によるトランスレーション・エージェント・サーバは,送信者システムと,受信者システムと,トランスレーション・エージェント・サーバとから構成されるEDIシステムにおいて用いられる上記トランスレーション・エージェント・サーバである。共通データ項目を記憶したデータ辞書部,上記送信者システムから送信されるデータのデータ項目と上記データ辞書部に記憶された共通データ項目との対応関係を記述した第1の対応関係データおよび上記データ辞書部に記憶された共通データ項目と上記受信者システムに送信すべきデータのデータ項目との対応関係を記述した第2の対応関係データを記憶した変換テーブル,上記送信者システムから送信されるデータ項目を含むデータを受信する受信手段,上記変換テーブルに記憶された第1の対応関係データに基づいて,上記送信者システムから送信されたデータのデータ項目を上記データ辞書部に記憶された共通データ項目に変換する第1の変換手段,上記変換テーブルに記憶された第2の対応関係データに基づいて,上記第1の変換手段によって変換された共通データ項目を,受信者システムに送信すべきデータのデータ項目に変換する第2の変換手段,ならびに上記第2の変換手段によって変換された受信者システムに送信すべきデータのデータ項目を含むデータを上記受信者システムに送信する送信手段を備えている。
この発明による他のトランスレーション・エージェント・サーバは,送信者システムと,受信者システムと,トランスレーション・エージェント・サーバとから構成されるEDIシステムにおいて用いられるものであって,第1のデータ・フォーマットのデータを第2のデータ・フォーマットのデータに変換する第1の変換手段,第2のデータ・フォーマットのデータを第3のデータ・フォーマットのデータに変換する第2の変換手段,上記送信者システムから送信される第1のデータ・フォーマットのデータを受信する受信手段,および上記受信手段によって受信された第1のデータ・フォーマットのデータを上記第1の変換手段によって第2のデータ・フォーマットのデータに変換し,第2のデータ・フォーマットのデータを上記第2の変換手段によって第3のデータ・フォーマットのデータに変換し,上記第3のデータ・フォーマットのデータを上記受信者システムに送信する送信手段を備えている。
さらにこの発明は,上述のトランスレーション・エージェント・サーバを制御する方法も提供する。
トランスレーション・エージェント・システムの構成を示すブロック図である。 図1に示すトランスレーション・エージェント・システムを詳細に示すブロック図である。
以下,この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は,EDI(Electronic Data Interchange )トランスレーション・エージェント・システムの全体構成を,図2は,図1に示すEDIトランスレーション・エージェント・システムの詳細をそれぞれ示す。
EDIトランスレーション・エージェント・システム(以下,EDIシステムという)は,トランスレーション・エージェント・サーバ3と,このトランスレーション・エージェント・サーバ3にネットワークを介して接続された送信者システム1と,受信者システム2とを含む。一般には,複数台の送信者システム1および複数台の受信者システム2が,1台のトランスレーション・エージェント・サーバ3に接続される。ここでは,説明の便宜上,1台の送信者システム1と1台の受信者システム2がトランスレーション・エージェント・サーバ3に接続されている。送信者システム1は業務システム6と,設計・変換登録システム4と,トランスレーション・エージェント・クライアント5とを持つ。受信者システム2も業務システム9と,設計・変換登録システム7と,トランス・エージェント・クライアント8とを持つ。送信者システム1と受信者システム2がネットワークを介して,トランスレーション・エージェント・サーバ3を利用して業務データを交換する。
トランスレーション・エージェント・サーバ3はフォーマット情報,利用者の交換情報と接続者の接続情報を集中管理する。トランスレーション・エージェント・クライアント5,8は,送信者と受信者のEDI導入利用の支援と利用者毎の交換情報を分散管理する。トランスレーション・エージェント・サーバ3と,トランスレーション・エージェント・クライアント5,8とが連動してEDIの電子データ交換処理とその管理とが行われる。
最初に送信者は送信業務の分析を行い,EDIの送信者システム1の使用する規約を設計し,設計した規約を設計・変換登録システム4に登録する。
受信者も受信業務の分析を行い,EDIの受信者システム2の使用する規約を設計し,設計した規約を設計・変換登録システム7に登録する。
送信者と受信者の個々の登録業務が完了すると,トランスレーション・エージェント・サーバ3と送信者側のトランスレーション・エージェント・クライアント5及び受信者側のトランスレーション・エージェント・クライアント8との間で連動が可能となり,送信者システム1の業務システム6と受信者システム2の業務システム9はEDIシステムを利用したデータ交換を行うことができる。
具体的な詳細フローをEDIの導入から運行管理までの流れに基づき図2を参照して説明する。
まず,EDIを導入する際の詳細フローを説明する。
送信者システム1ではEDIを導入する際,変換ルールを設計し,その変換ルールを設計変換登録システム4に登録する作業から開始する。
設計変換登録に際し,まず,辞書引渡手段17に業務のID毎のデータ辞書を申請する。データ辞書は,トランスレーション・エージェント・システムとして管理され,情報は各利用者が共通で使用する項目集の役割を果たし,業務のID毎で提供される。
辞書引渡手段17は,業務のID毎のデータ辞書を辞書提供手段26に要求し,データ辞書部22から業務のID毎のデータ辞書を受け取り,設計変換登録システム4にデータ辞書を提供する。
設計変換登録システム4は,辞書提供手段26から提供されたデータ辞書を参照し,業務データとデータ辞書の付き合わせを行い,データ辞書の利用項目の決定と業務データとデータ辞書の変換方式の決定を行う。たとえば,業務データ中の項目に「売上製品番号」という項目があり,データ辞書中に「製品番号」という項目があるとする。データ辞書中の「製品番号」が利用項目として決定され,業務データ中の「売上製品番号」についてのデータを,「製品番号」についてのデータに変換することが決定される。
設計変換登録システム4において,変換方式(データ辞書の利用項目番号と業務データの項目番号と業務のID)を変換管理手段18に申請する。
変換管理手段18は,申請された変換方式を個別変換テ−ブル部20に登録するとともに変換方式登録手段27には管理要求を行い,設計変換登録システム4には変換IDを発行し,以降,そのIDでデータ辞書の利用項目番号と送信者の業務データの項目番号の変換方式を認識することができる。
変換方式登録手段27は変換方式と利用者を変換センタ・テーブル部23に登録し,また,利用者アドレス情報部24にトランスレーション・エージェント・クライアント5の物理アドレスと論理アドレスを登録する。
受信者システム2もEDIを導入する際,変換ルールの設計,設計変換登録システム7への登録の作業から開始する。
設計変換登録に際し,まず,辞書引渡手段34に業務のID毎のデータ辞書を申請する。
辞書引渡手段34は,業務のID毎の辞書を辞書提供手段26に要求し,データ辞書部22から業務のID毎のデータ辞書を受け取り,設計変換登録7にデータ辞書を提供する。
設計変換登録システム7は,データ辞書を参照し,業務データとデータ辞書の付き合わせを行い,データ辞書の利用項目の決定と業務データとデータ辞書の変換方式の決定を行う。たとえば,業務データ中の項目に「買上製品番号」という項目があり,データ辞書中に「製品番号」という項目があるとする。データ辞書中の「製品番号」が利用項目として決定され,「製品番号」についてのデータを,業務データ中の「買上製品番号」に変換することが決定される。
設計変換登録システム7は変換方式(データ辞書の利用項目番号と業務データの項目番号と業務のID)を変換管理手段35に申請し,変換管理手段35は,それを個別変換テ−ブル部37に登録するとともに変換方式登録手段27に管理要求を行う。
変換方式登録手段27は変換方式と利用者を変換センタテーブル部23に登録し,また,利用者アドレス情報部24にトランスレーション・エージェント・クライアント8の物理アドレスと論理アドレスを登録し,これにより,送信者と受信者のEDIが可能となる。
変換方式は,利用者毎にクライアントで分散管理され,そのクライアントで管理されている情報をサーバでも集中管理する方式をとる。
上記は送信者,受信者とも新規に開始するときのフローであるが,このシステムの特徴として,送信者と受信者の業務データの交換は,両者の変換管理手段への登録が完了していることのみが条件で,同期をとる必要はなく,すでに変換管理手段への登録が完了している業務であれば,データ交換の業務相手先が増えても一切作業はなく,また変換方式の変更時も業務相手先の変換方式には影響を及ぼさず,さらに接続者相互間のデータ変換方式の取り決めを必要としない「EDI規約の取り決め」と複雑な「導入と運用に関しての手続と取り決め」から解放された方式となる。
次に,送信者と受信者が相互間でEDIを行う際のトランスレーション・エージェントの動作フローを示す。
送信者側の業務システム6が作成した業務データと変換IDをEDI送信変換手段19に送信依頼すると,EDI送信変換手段19は変換IDにて個別変換テーブル部20から,変換IDを含む変換テーブルを検索し,検索された変換テーブルで業務データをエージェント内標準のフォーマットへ変換し,転送管理手段30を転送する。たとえば,業務システム6において作成される業務データが,業務システム6の独自のフォーマットによって作成されている場合に,EDI送信変換手段19は,その独自のフォーマットをXML(eXtensible Markup Language)フォーマットに変換する。XMLフォーマットの業務データが,転送管理手段30に転送される。
標準フォーマットは,ヘッダー部とデータ部で構成され,ヘッダー部には,EDI送信変換手段19の論理アドレス,EDI受信変換手段36の論理アドレス,送信時間,業務のIDがセットされ,データ部には,業務データとその項目情報とデータ辞書の利用項目番号が設定される。
トランスレーション・エージェント内では,この標準フォーマットで業務データは転送される。
転送管理手段30は標準フォーマットのヘッダー部のEDI受信変換手段36の論理アドレスから利用者アドレス情報部24に依頼して物理アドレスを受け取り,その物理アドレスからEDI受信変換手段36に業務データを転送する。
EDI受信変換手段36では,標準フォーマットのヘッダー部のEDI受信変換手段36の論理アドレスが自分宛の業務データであることを確認する。
次に,ヘッダー部の業務のIDから個別変換テーブル部37を検索し,その検索した変換テーブルを利用して標準フォーマットのデータ部の業務データを業務システム9向けのフォーマットに変換してEDI受信変換手段36内に蓄積される。たとえば,EDI受信変換手段36によって,XML(eXtensible Markup Language)フォーマットの業務データが,業務システム9において用いられている独自のフォーマットに変換される。業務システム9の独自のフォーマットは,業務システム6の独自のフォーマットと同じものであっても,異なるものであってもよい。
受信者の業務システム9はEDI受信変換手段36に業務のIDで受取要求を行い,業務データをEDI受信変換手段36から受け取ることができる。
受信者システム2が受信者システム2に業務データを渡す際にエラーが発生した場合の動作フローを次に示す。
EDI受信変換手段36が業務システム9に業務データを渡す際にエラーが発生した場合,EDI受信変換手段36はエラー情報をシステムメッセージ39で転送管理手段30に通知する。
転送管理手段30は,送信者システム1のEDI送信変換手段19にシステム・メッセージ40としてエラー情報を通知するとともに,業務システム9のEDI受信変換手段36のエラー情報をログ管理手段29に通知し,ログ管理手段29は履歴ログ部25に受信者システム2のEDI受信変換手段36でエラーが発生した情報を蓄積する。
送信者システム1の業務システム6は,EDI送信変換手段19からシステム・メッセージ41でエラー情報の通知を受け取ることにより受信者に業務データが到着しなかったことを認識することができ,EDIの相手先とEDIセンタとの間で障害になったことを検知できなかった集中管理を行った際の課題を解決することができるようになる。
さらに,受信者や送信者のエラー情報など運行状況は,履歴ログ部25に蓄積管理させることにより,業務システム9が受信者システムのトランスレーション・エージェント・クライアント8でエラーが発生した情報を確認することができる。
業務システム9は,運行管理手段38に履歴ログの照会の行うと,運行管理手段38はログ管理手段29に履歴ログの提供を依頼する。
ログ管理手段29は履歴ログ部25より履歴ログを抽出して運行管理手段38に履歴ログの提供を行い,運行管理手段38は業務システム9へ履歴ログの提供を行う。
業務システム9は,履歴ログの情報を解析することにより,業務システム9とトランスレーション・エージェント・クライアント8の間の問題点の発見が可能となり,その問題点に対処することで運用性の向上を図ることができる。
送信者システム1の業務システム6の業務変更により作成する業務データのフォーマットが変更された場合の送信者システム1,受信者システム2の運用フローを次に示す。
送信者システム1の業務システム6で業務変更により作成する業務データの構成が変った場合,設計変換登録4で変更後の業務データとデータ辞書の付き合わせを行い,データ辞書の利用項目番号の変更と業務データの項目番号とデータ辞書の利用項目番号の変換方式の変更の決定を行う。
設計変換登録4において,変換方式(データ辞書の利用項目番号と業務データの項目番号と業務のID)の変更を変換管理手段18に申請する。
変換管理手段18は,更新後の変換方式を個別変換テーブル部20に更新するとともに変換方式登録手段27に変換方式と利用者にて更新要求を行い,以降,変換IDでのデータ辞書の利用項目番号と送信者の業務データの項目番号の変換方式が更新後の方式で利用できるようになる。
送信者システム1の業務システム6が作成した業務データと変換IDをEDI送信変換手段19に送信依頼すると,EDI送信変換手段19は変換IDにて個別変換テーブル部20を検索し,検索された変換テーブルで業務データをエージェント内標準のフォーマットへ変換し,転送管理手段30を転送する。
転送されるデータは項目の変更された業務データではあるが,トランスレーション・エージェント内で標準フォーマットに変換されて転送されるため,トランスレーションエージェントサーバ3,受信者側のトランスレーション・エージェント・クライアント8は変更前と変らず変換蓄積され,送信者システム1のフォーマット変更の影響を受けない。
このように,送信者システム1が業務システム6の変更で業務データのフォーマットが変更される際にも,受信システム2は一切変更なく,送信者システム1の変更のみで対処が可能とし,変更があった場合の当事者間の整合性の確保しなければならないという「EDIの規約の管理」の課題を解決し,運用性を高めている。
受信者システム2が運用場所を移動してEDIを再開する場合の受信者システム2の運用フローとトランスレーション・エージェントの動作フローを次に示す。
受信者システム2が運用場所を移動する場合に受信者システム2のトランスレーション・エージェント・クライアント8を停止・再起動する際,起動通知のシステムメッセージ39が転送管理手段30に送信される。
その際,受信者システム2の論理アドレスと物理アドレスがシステムメッセージ39の情報として通知され,転送管理手段30は,そのシステムメッセージ39に基づき利用者アドレス情報部24から受信者システム2の論理アドレスと物理アドレスの確認を行う。
転送管理手段30は,利用者アドレス情報部24から受信者システム2の物理アドレスが違っていることを検知して物理アドレスの更新を行う。
このように,受信者システム2が運用場所を移動した場合,物理アドレスが変ってしまい,受信者がEDIの運用者に物理アドレスの変更を依頼して作業してもらうEDIの運行管理作業を,エージェント機能で自動化することにより「EDI規約の管理」の課題に対して管理作業の簡易性を高めている。
以上のように,この発明によれば,集中管理の場合にEDIセンタとEDIの相手先との間で障害になったことを検知できないという課題,分散管理の場合に「EDI規約の取り決め」「導入と運用に関しての手続と取り決め」「EDI規約の管理」「EDIの運行状況の管理と障害時の対応」などEDIの導入と運用が複雑で困難なものであるという課題を解決し,簡便なEDIの実現を可能としている。
以上説明したように,この発明によれば,電子データ交換のための辞書と利用者情報を共通管理としてエージェントのサーバで集中管理し,利用者が電子データ交換を導入・利用する際の利用者インターフェースとなる変換申請管理機能,個別変換機能をクライアント側で分散管理し,サーバとクライアントが連動して電子データ交換を利用できる方式とした。これにより利用者が電子データ交換を利用する際の導入作業,運用作業が簡便になり,例えば個別企業間であっても容易に電子データ交換を開始することが可能となり,また新規に参加する手続きが簡易なために企業間での電子データ交換の活用範囲の拡大につながる。
1 送信者システム
2 受信者システム
3 トランスレーション・エージェント・サーバ
4,7 設計・変換登録システム
5,8 トランスレーション・エージェント・クライアント
6,9 業務システム
17,34 辞書引渡手段
18,35 変換管理手段
19,36 EDI送信変換手段
20,37 個別変換テーブル部
21,38 運行管理手段
22 データ辞書部
23 変換センタテーブル部
24 利用者アドレス情報部
25 履歴ログ部
26 辞書提供手段
27 変換方式登録手段
28 変換管理手段
29 ログ管理手段
30 転送管理手段
39,40,41 システムメッセージ

Claims (2)

  1. 送信者システムと受信者システムの間で電子データ交換を行うためのEDIシステムにおいて用いられるトランスレーション・エージェント・サーバであって
    EDIの変換で取り扱うデータ項目を共通辞書として管理するデータ辞書部と,
    利用者システムがデータ辞書部からデータ辞書の提供を受けるための辞書提供手段と,
    利用者システムのトランスレーション・ルールを格納管理する変換センタテーブル部と,
    利用者システムからの変換方式の申請を受け付ける変換方式登録手段と,
    利用者システム論理アドレスおよび物理アドレスを含む所在地・利用環境を管理するアドレス情報部と,
    一方の利用者システムからのデータを他方の利用者システムに届ける転送管理手段と,
    利用者システムの処理・運行状況を保管する履歴ログ部と,
    変換・転送の運行状況をログとして管理するログ管理手段とを備え,
    上記転送管理手段はさらに,利用者システムの運用場所が移動された場合に通知される論理アドレスと物理アドレスを含むシステムメッセージを受信し,上記システムメッセージ中の物理アドレスが上記アドレス情報部中の上記利用者システムの物理アドレスと違っていることを検知した場合に,上記アドレス情報部中の上記利用者システムの物理アドレスを更新するものである,
    トランスレーション・エージェント・サーバ。
  2. 上記転送管理手段はさらに,上記他方の利用者システムでエラーが発生した場合に通知されるエラー情報を上記一方の利用者システムに通知するとともに,上記エラー情報を上記ログ管理手段に通知するものであり,
    上記ログ管理手段はさらに,上記エラー情報を上記履歴ログ部に蓄積するものである,
    請求項1に記載のトランスレーション・エージェント・サーバ。
JP2011041371A 2000-06-29 2011-02-28 トランスレーション・エージェント・サーバ Expired - Lifetime JP4975170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011041371A JP4975170B2 (ja) 2000-06-29 2011-02-28 トランスレーション・エージェント・サーバ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000196412 2000-06-29
JP2000196412 2000-06-29
JP2011041371A JP4975170B2 (ja) 2000-06-29 2011-02-28 トランスレーション・エージェント・サーバ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001197631A Division JP5041633B2 (ja) 2000-06-29 2001-06-29 トランスレーション機能をエージェント化したediトランスレーション・システムならびにこのシステムに用いられるサーバ・システムおよびクライアント・システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011154703A true JP2011154703A (ja) 2011-08-11
JP4975170B2 JP4975170B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=44540571

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001197631A Expired - Fee Related JP5041633B2 (ja) 2000-06-29 2001-06-29 トランスレーション機能をエージェント化したediトランスレーション・システムならびにこのシステムに用いられるサーバ・システムおよびクライアント・システム
JP2011041371A Expired - Lifetime JP4975170B2 (ja) 2000-06-29 2011-02-28 トランスレーション・エージェント・サーバ

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001197631A Expired - Fee Related JP5041633B2 (ja) 2000-06-29 2001-06-29 トランスレーション機能をエージェント化したediトランスレーション・システムならびにこのシステムに用いられるサーバ・システムおよびクライアント・システム

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP5041633B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7797403B2 (en) 2002-07-12 2010-09-14 Microsoft Corporation Deployment of configuration information
JP2006155081A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Fujitsu Ltd 電子データ交換プログラム、電子データ交換装置および情報処理プログラム
JP2010129071A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Akihiro Kawauchi 企業間電子商取引の接続方法
JP6380031B2 (ja) * 2014-11-14 2018-08-29 富士通株式会社 メッセージ生成プログラム,メッセージ生成装置及びメッセージ生成方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09252328A (ja) * 1996-03-14 1997-09-22 Nec Corp データ通信方法およびデータ通信システム
JPH11184943A (ja) * 1997-12-19 1999-07-09 Fujitsu Ltd 電子取引システム及び方法並びに電子取引でフォーマット変換を実行する制御プログラムを格納した記憶媒体
JPH11250355A (ja) * 1998-02-26 1999-09-17 Toshiba Tec Corp 注文管理装置
JP2000067115A (ja) * 1998-08-18 2000-03-03 Nec Corp データ配信システム及び方法
JP2000148785A (ja) * 1998-11-16 2000-05-30 Hitachi Ltd 商取引管理システム
JP2000163375A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Hitachi Ltd 複数ediシステム間でのアクセス権限管理方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0863411A (ja) * 1994-08-23 1996-03-08 Nec Corp データ通信方法及びデータ通信システム
JPH10307881A (ja) * 1997-05-08 1998-11-17 Fujitsu Ltd 電子取引装置及び電子取引でフォーマット変換を実行する制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JPH11110456A (ja) * 1997-10-08 1999-04-23 Hitachi Ltd 電子商取引システムの論理構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09252328A (ja) * 1996-03-14 1997-09-22 Nec Corp データ通信方法およびデータ通信システム
JPH11184943A (ja) * 1997-12-19 1999-07-09 Fujitsu Ltd 電子取引システム及び方法並びに電子取引でフォーマット変換を実行する制御プログラムを格納した記憶媒体
JPH11250355A (ja) * 1998-02-26 1999-09-17 Toshiba Tec Corp 注文管理装置
JP2000067115A (ja) * 1998-08-18 2000-03-03 Nec Corp データ配信システム及び方法
JP2000148785A (ja) * 1998-11-16 2000-05-30 Hitachi Ltd 商取引管理システム
JP2000163375A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Hitachi Ltd 複数ediシステム間でのアクセス権限管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5041633B2 (ja) 2012-10-03
JP4975170B2 (ja) 2012-07-11
JP2002082845A (ja) 2002-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7958515B2 (en) Publish/subscribe mechanism for web services
US7603476B1 (en) Pseudo-synchronous messaging
CN100568873C (zh) 用于发布/预订的消息传送系统和方法
US5850517A (en) Communication link for client-server having agent which sends plurality of requests independent of client and receives information from the server independent of the server
JP5085831B2 (ja) リクエストの集中及びロードバランシングのためのシステム及び方法
US7194529B2 (en) Method and apparatus for the delivery and integration of an asset management system into an existing enterprise network
CA2231684A1 (en) System and method for multi-site distributed object management environment
US20040158608A1 (en) High availability presence engine for instant messaging
JP5104591B2 (ja) バスシステム
JPS62118465A (ja) 資源情報を伝播する方法
KR20010093465A (ko) 코버플락시모듈을 이용한 다양한 프로토콜 공통 서비스를위한 분산객체 지향 통신시스템 및 그 방법
US7934218B2 (en) Interprocess communication management using a socket layer
JP4975170B2 (ja) トランスレーション・エージェント・サーバ
US8117437B2 (en) System for providing services for applications available under different protocols
US20040162918A1 (en) System and method for invoking WebDAV methods via non-WebDAV communication protocols
JP2005531856A (ja) ウインドウズ管理計測同期レポジトリプロバイダ
US6625117B1 (en) Method and apparatus for switching messages from a primary message channel to a secondary message channel in a message queuing system
JP2009508211A (ja) エンドポイントに透過な独立したメッセージ処理システム及び方法
JP2000200245A (ja) 情報利用システム及び情報利用方法
US20030056004A1 (en) Method and apparatus for the routing of messages in an asset management system
JP4893712B2 (ja) ウェブサービスシステム及びウェブサービス提供方法
JP2008021325A (ja) マルチエージェントシステム
KR100592881B1 (ko) 개방형 서비스 플랫폼을 이용한 멀티미디어 메시징 서비스제공 방법 및 장치
JPH09261225A (ja) ロードシェアシステム
KR20050066861A (ko) 라우터 이중화 실현을 위한 라우팅 엔트리 정보 이중화 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250