JPH0610434Y2 - 小型電子式計算機 - Google Patents
小型電子式計算機Info
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- JPH0610434Y2 JPH0610434Y2 JP1987153887U JP15388787U JPH0610434Y2 JP H0610434 Y2 JPH0610434 Y2 JP H0610434Y2 JP 1987153887 U JP1987153887 U JP 1987153887U JP 15388787 U JP15388787 U JP 15388787U JP H0610434 Y2 JPH0610434 Y2 JP H0610434Y2
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- key
- unit
- calculation
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Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は複数の演算項目からなるプログラムを実行す
る小型電子式計算機に関する。
る小型電子式計算機に関する。
従来、キー入力部から入力された数値および演算コード
に基づいて演算を実行し、この演算コードをプログラム
記憶部に記憶すると共に、この演算コードを参照して再
実行が可能な所謂ラーンプログラム付小型電子式計算機
が考えられている。そして、この種の小型電子式計算機
は例えば第2図に示すような売上計算を行なう場合に利
用される。
に基づいて演算を実行し、この演算コードをプログラム
記憶部に記憶すると共に、この演算コードを参照して再
実行が可能な所謂ラーンプログラム付小型電子式計算機
が考えられている。そして、この種の小型電子式計算機
は例えば第2図に示すような売上計算を行なう場合に利
用される。
この場合、第2図(a)に示すA店の売上計算を実行す
ると共に演算コードをプログラムし、このプログラムを
利用して第2図(b)に示すB店の売上計算を行なうも
のである。ところで、B店においては、品目ハを販売し
ていないため、この部分の売上計算は不要である。しか
しながら、A店のプログラムを使用するために、品目ハ
のデータを入力しなければならず、単価「0」、数量
「0」の入力が必要であった。
ると共に演算コードをプログラムし、このプログラムを
利用して第2図(b)に示すB店の売上計算を行なうも
のである。ところで、B店においては、品目ハを販売し
ていないため、この部分の売上計算は不要である。しか
しながら、A店のプログラムを使用するために、品目ハ
のデータを入力しなければならず、単価「0」、数量
「0」の入力が必要であった。
したがって、従来の計算機では不要な演算項目について
もデータを入力しなければならず、キー操作に無駄があ
るという不都合があった。
もデータを入力しなければならず、キー操作に無駄があ
るという不都合があった。
この考案は上記のような実情に鑑みてなされたもので、
その目的はプログラム記憶部に記憶されたプログラムの
うちデータの不要な演算項目の実行を簡単な操作でスキ
ップすることができる小型電子式計算機を提供すること
にある。
その目的はプログラム記憶部に記憶されたプログラムの
うちデータの不要な演算項目の実行を簡単な操作でスキ
ップすることができる小型電子式計算機を提供すること
にある。
この考案はこのような目的を達成するために、実行省略
キーを設け、この実行省略キーが操作されたときにポイ
ンタ制御手段によりプログラム記憶部のアドレスを指定
するポインタを次の演算項目に対応するアドレスに進め
るようにしたことを特徴とする。
キーを設け、この実行省略キーが操作されたときにポイ
ンタ制御手段によりプログラム記憶部のアドレスを指定
するポインタを次の演算項目に対応するアドレスに進め
るようにしたことを特徴とする。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は全体の回路構成を示すブロック図である。同図
において、1はキー入力部であり、数値データを入力す
るためのテンキー1a、四則演算やイコールなどの演算
コードを入力するためのファンクションキー1b、プロ
グラムの実行を指定するリピート(REPEAT)キー
1c、プログラムに使用されるデータを入力するための
入力(ENT)キー1d、演算結果データの合計演算を
指示するためのトータル(TOTAL)キー1e、実行
中のプログラムにおける特定の演算項目の実行を省略す
るように指示するための実行省略(NOP)キー1fを
備えている。そして、キー入力部1からのキー入力信号
はキー判別部2に送られる。
において、1はキー入力部であり、数値データを入力す
るためのテンキー1a、四則演算やイコールなどの演算
コードを入力するためのファンクションキー1b、プロ
グラムの実行を指定するリピート(REPEAT)キー
1c、プログラムに使用されるデータを入力するための
入力(ENT)キー1d、演算結果データの合計演算を
指示するためのトータル(TOTAL)キー1e、実行
中のプログラムにおける特定の演算項目の実行を省略す
るように指示するための実行省略(NOP)キー1fを
備えている。そして、キー入力部1からのキー入力信号
はキー判別部2に送られる。
このキー判別部2は、キー入力部1から送られたキー入
力信号を判別し、テンキー1aが入力されたときは、そ
の数値コードを入力データレジスタ3に送り、ファンク
ションキー1bおよびキー1c〜1fが入力されたとき
は、それらのキーコードを制御部4に送出する。
力信号を判別し、テンキー1aが入力されたときは、そ
の数値コードを入力データレジスタ3に送り、ファンク
ションキー1bおよびキー1c〜1fが入力されたとき
は、それらのキーコードを制御部4に送出する。
入力データレジスタ3は、キー判別部2から送られた数
値データを一旦記憶し、演算部5に送出する。
値データを一旦記憶し、演算部5に送出する。
制御部4は各種制御プログラムを記憶したROMやタイミ
ング回路等によって構成されるもので、キー判別部2か
ら送られるキー入力データに応じて演算部5に対して演
算命令およびこの演算命令に対応する演算コードをプロ
グラムさせるプログラム命令を出力する。
ング回路等によって構成されるもので、キー判別部2か
ら送られるキー入力データに応じて演算部5に対して演
算命令およびこの演算命令に対応する演算コードをプロ
グラムさせるプログラム命令を出力する。
演算部5は、制御部4からの命令に基づいて演算を実行
すると共に、実行される演算コードを発生し、プログラ
ム記憶部6に送出する。また、演算部5は演算に必要な
複数のレジスタ(図示せず)を備えており、入力データ
レジスタ3に記憶された数値データを読み込んで演算を
実行し、数値データおよびファンクションデータを表示
部7、印字部8に夫々送出する。
すると共に、実行される演算コードを発生し、プログラ
ム記憶部6に送出する。また、演算部5は演算に必要な
複数のレジスタ(図示せず)を備えており、入力データ
レジスタ3に記憶された数値データを読み込んで演算を
実行し、数値データおよびファンクションデータを表示
部7、印字部8に夫々送出する。
上記プログラム記憶部6は、第3図に示すように演算部
5から送出される演算コードを記憶するエリアと、この
演算コードに伴なって置数があったか否かを示す置数フ
ラグを記憶するエリアを備え、アドレス制御部9のポイ
ンタ9aによってアドレスが指定される。
5から送出される演算コードを記憶するエリアと、この
演算コードに伴なって置数があったか否かを示す置数フ
ラグを記憶するエリアを備え、アドレス制御部9のポイ
ンタ9aによってアドレスが指定される。
このアドレス制御部9は、アドレスを指定するためのポ
インタ9aを備えており、制御部4からの命令に応じて
ポインタ9aの内容を更新する。
インタ9aを備えており、制御部4からの命令に応じて
ポインタ9aの内容を更新する。
また上記プログラム記憶部6に記憶された演算コードは
演算部5に読出されて演算を指定すると共に、連続演算
判断部10に対しては演算コードと置数フラグの両方が
プログラム記憶部6から読出されて送出される。
演算部5に読出されて演算を指定すると共に、連続演算
判断部10に対しては演算コードと置数フラグの両方が
プログラム記憶部6から読出されて送出される。
この連続演算判断部10は、プログラム記憶部6から読
出された演算コードおよび置数フラグに基づいて、プロ
グラムされた演算が連続しているか否かを判断すること
により、一連の演算項目の区切りを検出するものであ
る。この連続演算判断部10は第4図に示すように構成
されている。
出された演算コードおよび置数フラグに基づいて、プロ
グラムされた演算が連続しているか否かを判断すること
により、一連の演算項目の区切りを検出するものであ
る。この連続演算判断部10は第4図に示すように構成
されている。
第4図において、10aは今回の演算コードおよび置数
フラグを記憶するラッチであり、制御部4からの信号φ
Aによりラッチ動作を行なう。また、10bは次回の演
算コードおよび置数フラグを記憶するラッチであり、制
御部4からの信号φBによりラッチ動作を行なう。上記
ラッチ10aに記憶された演算コードはデコーダ10c
に送られる。このデコーダ10cはラッチ10aから送
られた演算コードをデコードし、演算コードが乗算コー
ド「×」、または除算コード「÷」のときは"0"を出力
し、それ以外は"1"を出力するものである。このデコー
ダ10cの出力はアンドゲート10dの一方の入力端に
供給される。
フラグを記憶するラッチであり、制御部4からの信号φ
Aによりラッチ動作を行なう。また、10bは次回の演
算コードおよび置数フラグを記憶するラッチであり、制
御部4からの信号φBによりラッチ動作を行なう。上記
ラッチ10aに記憶された演算コードはデコーダ10c
に送られる。このデコーダ10cはラッチ10aから送
られた演算コードをデコードし、演算コードが乗算コー
ド「×」、または除算コード「÷」のときは"0"を出力
し、それ以外は"1"を出力するものである。このデコー
ダ10cの出力はアンドゲート10dの一方の入力端に
供給される。
また、ラッチ10bに記憶された置数フラグはアンドゲ
ート10dの他方の入力端に供給される。つまり、ラッ
チ10bの置数フラグが"1"のときはアンドゲート10
dの他方入力端に“1”が入力されるものである。
ート10dの他方の入力端に供給される。つまり、ラッ
チ10bの置数フラグが"1"のときはアンドゲート10
dの他方入力端に“1”が入力されるものである。
上記アンドゲート10dの出力は判断出力として制御部
4に入力される。そして制御部4はアンドゲート10d
の出力が“0”のとき連続演算であると判断し、“1”
のとき非連続演算であると判断する。つまり、ラッチ1
0aに乗算コードおよび除算コード以外の演算コードが
記憶されてデコーダ10cが“1”を出力し、かつラッ
チ10bの置数フラグが“1”の場合のみ、非連続演算
として判断される。
4に入力される。そして制御部4はアンドゲート10d
の出力が“0”のとき連続演算であると判断し、“1”
のとき非連続演算であると判断する。つまり、ラッチ1
0aに乗算コードおよび除算コード以外の演算コードが
記憶されてデコーダ10cが“1”を出力し、かつラッ
チ10bの置数フラグが“1”の場合のみ、非連続演算
として判断される。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第5図は、第2図に示した売上計算を行なう場合のキー
操作と印字例とを示すものである。この場合、キー操作
としては第2図(a)の「A店の売上計算」をプログラム
することから始める。このとき、プログラム記憶部6に
は何も記憶されていないものとする。
操作と印字例とを示すものである。この場合、キー操作
としては第2図(a)の「A店の売上計算」をプログラム
することから始める。このとき、プログラム記憶部6に
は何も記憶されていないものとする。
まず、第5図(1)に示すようにキー入力部1により、テ
ンキー1aおよびファンクションキー1bを操作し、品
目イの単価である数値データ「10」と乗算命令「×」を
入力する。これにより、テンキー1aの操作信号はキー
判別部2に送出され、テンキー1aであることが判別さ
れ、数値データ「10」は入力データレジスタ3に記憶さ
れる。また、ファンクションキー1bの操作信号はキー
判別部2により判別され、制御部4に送出される。これ
により、制御部4は演算部5に対して乗算命令「×」を
出力する。
ンキー1aおよびファンクションキー1bを操作し、品
目イの単価である数値データ「10」と乗算命令「×」を
入力する。これにより、テンキー1aの操作信号はキー
判別部2に送出され、テンキー1aであることが判別さ
れ、数値データ「10」は入力データレジスタ3に記憶さ
れる。また、ファンクションキー1bの操作信号はキー
判別部2により判別され、制御部4に送出される。これ
により、制御部4は演算部5に対して乗算命令「×」を
出力する。
演算部5は入力データレジスタ3の内容を読み込むと共
に、数値データおよび乗算命令に対応する演算コード
「×」を表示部7、印字部8に送出する。また演算部5
は乗算命令に対応する演算コードおよび置数フラグ
“1”をプログラム記憶部6のアドレス「01」に記憶さ
せる。
に、数値データおよび乗算命令に対応する演算コード
「×」を表示部7、印字部8に送出する。また演算部5
は乗算命令に対応する演算コードおよび置数フラグ
“1”をプログラム記憶部6のアドレス「01」に記憶さ
せる。
次に、第5図(2)に示すように、品目イの数量である数
値データ「20」と加算命令「+」が入力されると、上記
同様に、数値データ「20」はキー判別部2、入力データ
レジスタ3を介して演算部5に読み込まれる。また、加
算命令「+」はキー判別部2を介して制御部4に送出さ
れる。制御部4は加算命令の入力により、アドレス制御
部9のポインタ9aを「+1」更新させ、「02」とする。
そして制御部4は加算命令を演算部5に出力する。
値データ「20」と加算命令「+」が入力されると、上記
同様に、数値データ「20」はキー判別部2、入力データ
レジスタ3を介して演算部5に読み込まれる。また、加
算命令「+」はキー判別部2を介して制御部4に送出さ
れる。制御部4は加算命令の入力により、アドレス制御
部9のポインタ9aを「+1」更新させ、「02」とする。
そして制御部4は加算命令を演算部5に出力する。
演算部5は数値データ「20」および演算コード「+」を
表示部7、印字部8に送出すると共に、演算コード
「+」および置数フラグ“1”をプログラム記憶部6の
アドレス「02」に記憶させる。そして、演算部5は加算
命令の入力により「10×20」の演算を実行し、その
結果「200」を表示部7、印字部8に送出すると共
に、図示しない合計レジスタ(演算部5に内蔵する)に
加算する。
表示部7、印字部8に送出すると共に、演算コード
「+」および置数フラグ“1”をプログラム記憶部6の
アドレス「02」に記憶させる。そして、演算部5は加算
命令の入力により「10×20」の演算を実行し、その
結果「200」を表示部7、印字部8に送出すると共
に、図示しない合計レジスタ(演算部5に内蔵する)に
加算する。
以下同様に、第5図(3)ないし(9)に示すようにキー操作
すると、演算が実行されると共に演算コードおよび置数
フラグが第3図に示すようにプログラム記憶部6のアド
レス「03」ないし「09」に記憶される。ここで、第5図
(9)に示すトータル(TOTAL)キー1eについて
は、数置データは入力されないが、置数フラグ“1”が
記憶される。
すると、演算が実行されると共に演算コードおよび置数
フラグが第3図に示すようにプログラム記憶部6のアド
レス「03」ないし「09」に記憶される。ここで、第5図
(9)に示すトータル(TOTAL)キー1eについて
は、数置データは入力されないが、置数フラグ“1”が
記憶される。
以上のキー操作により、第2図(a)に示す「A店の売上
計算」を行なう一連の演算が実行されると共に、それら
の演算コードが第3図に示すようにプログラム記憶部6
に記憶されたことになる。
計算」を行なう一連の演算が実行されると共に、それら
の演算コードが第3図に示すようにプログラム記憶部6
に記憶されたことになる。
次に、プログラム記憶部6に記憶されたプログラムを再
実行するために、第5図(10)に示すようにリピート(R
EPEAT)キー1cを操作する。
実行するために、第5図(10)に示すようにリピート(R
EPEAT)キー1cを操作する。
このリピートキー1cの操作信号はキー判別部2を介し
て制御部4に入力される。これにより制御部4はアドレ
ス制御部9のポインタ9aをスタート位置「01」に設定
し、数値データの入力を待つ。また制御部4は演算部5
に対して命令を出力し、印字部8でリピート演算を示す
記号「−−−−R」の印字を行なわせる。
て制御部4に入力される。これにより制御部4はアドレ
ス制御部9のポインタ9aをスタート位置「01」に設定
し、数値データの入力を待つ。また制御部4は演算部5
に対して命令を出力し、印字部8でリピート演算を示す
記号「−−−−R」の印字を行なわせる。
ここで、「B店の売上計算」を実行するために、第5図
(11)に示すように、品目イの単価「10」をテンキー1a
により入力し、入力(ENT)キー1dを操作する。こ
の入力キー1dの操作により、アドレス制御部9のポイ
ンタ9aの指定に応じてプログラム記憶部6のアドレス
「01」から演算コード「×」が読み出され、演算部5に
入力される。なお、制御部4はこの後ポインタ9aを
「+1」更新し、「02」とする。
(11)に示すように、品目イの単価「10」をテンキー1a
により入力し、入力(ENT)キー1dを操作する。こ
の入力キー1dの操作により、アドレス制御部9のポイ
ンタ9aの指定に応じてプログラム記憶部6のアドレス
「01」から演算コード「×」が読み出され、演算部5に
入力される。なお、制御部4はこの後ポインタ9aを
「+1」更新し、「02」とする。
演算部5は演算コード「×」の入力により、入力データ
レジスタ3の数値データを読み込む。
レジスタ3の数値データを読み込む。
次に、第5図(12)に示すように、品目イの数量「25」を
入力し、入力キー1dを操作する。この操作により、上
記同様にポインタ9aの指定に応じてプログラム記憶部
6のアドレス「02」から演算コード「+」が読み出さ
れ、演算部5に入力される。演算部5は演算コード
「+」の入力により、「10×25」の演算を実行して演算
結果「250」を表示部7、印字部8に送ると共に図示
しない合計レジスタに加算する。
入力し、入力キー1dを操作する。この操作により、上
記同様にポインタ9aの指定に応じてプログラム記憶部
6のアドレス「02」から演算コード「+」が読み出さ
れ、演算部5に入力される。演算部5は演算コード
「+」の入力により、「10×25」の演算を実行して演算
結果「250」を表示部7、印字部8に送ると共に図示
しない合計レジスタに加算する。
以下同様に、第5図(13)、(14)に示すキー操作を行なっ
て品目ロの単価「30」、数量「35」を入力し「30×35」
の演算を実行する。
て品目ロの単価「30」、数量「35」を入力し「30×35」
の演算を実行する。
ここで、「B店の売上計算」においては品目ハに対する
演算は不要なので、第5図(15)に示すように実行省略
(NOP)キー1fを操作する。この実行省略キー1f
の操作により第6図に示す処理が実行される。
演算は不要なので、第5図(15)に示すように実行省略
(NOP)キー1fを操作する。この実行省略キー1f
の操作により第6図に示す処理が実行される。
まずステップS1により、ポインタ9aにより指定され
るプログラム記憶部6のアドレス(この場合、「05」)
から今回の演算コード「×」を読み出し、連続演算判断
部10に送出する。このとき、制御部4は信号φAを連
続演算判断部10に出力し、プログラム記憶部6から読
み出した演算コードをラッチ10aに記憶させる。
るプログラム記憶部6のアドレス(この場合、「05」)
から今回の演算コード「×」を読み出し、連続演算判断
部10に送出する。このとき、制御部4は信号φAを連
続演算判断部10に出力し、プログラム記憶部6から読
み出した演算コードをラッチ10aに記憶させる。
次にステップS2に進み、制御部4がポインタ9aを
「+1」更新して「06」とし、次回の演算コードを指定
させる。
「+1」更新して「06」とし、次回の演算コードを指定
させる。
このステップS2の実行後、ステップS3に進む。ステ
ップS3では、ポインタ9aの指定によりプログラム記
憶部6から次回の演算コード「+」および置数フラグ
“1”を読み出し、連続演算判断部10に送出する。こ
のとき制御部4は信号φBを連続演算判断部10に出力
し、演算コードをラッチ10bに記憶させる。
ップS3では、ポインタ9aの指定によりプログラム記
憶部6から次回の演算コード「+」および置数フラグ
“1”を読み出し、連続演算判断部10に送出する。こ
のとき制御部4は信号φBを連続演算判断部10に出力
し、演算コードをラッチ10bに記憶させる。
次いで、ステップS4に進み、今回の演算が連続演算で
あるか否かを判断する。すなわち、制御部4は連続演算
判断部10から“0”が出力されたときに連続演算であ
ると判断する。この場合、ラッチ10aには演算コード
「×」が記憶されており、デコーダ10cは“0”を出
力し、アンドゲート10dが“0”を出力するので判断
結果はYESとなる。つまり、演算コードが「×」のと
きは、演算が連続していると判断される。この判断結果
により、ステップS1の処理を再び実行する。
あるか否かを判断する。すなわち、制御部4は連続演算
判断部10から“0”が出力されたときに連続演算であ
ると判断する。この場合、ラッチ10aには演算コード
「×」が記憶されており、デコーダ10cは“0”を出
力し、アンドゲート10dが“0”を出力するので判断
結果はYESとなる。つまり、演算コードが「×」のと
きは、演算が連続していると判断される。この判断結果
により、ステップS1の処理を再び実行する。
ステップS1では上記同様にポインタ9aが指定するプ
ログラム記憶部6のアドレス(この場合、アドレス「0
6」)から今回の演算コード「+」を読み出し、ラッチ
10aに記憶させる。
ログラム記憶部6のアドレス(この場合、アドレス「0
6」)から今回の演算コード「+」を読み出し、ラッチ
10aに記憶させる。
続いて、ステップS2によりポインタ9aを「+1」更
新し、「07」とする。
新し、「07」とする。
さらに、ステップS3において、ポインタ9aの指定に
よりプログラム記憶部6から次回の演算コード「×」お
よび置数フラグ“1”を読み出し、ラッチ10bに記憶
させる。
よりプログラム記憶部6から次回の演算コード「×」お
よび置数フラグ“1”を読み出し、ラッチ10bに記憶
させる。
次いで、ステップS4により連続演算か否かを判断す
る。この場合、ラッチ10aには演算コード「+」が記
憶されており、デコーダ10cは“1”を出力し、ラッ
チ10bには置数フラグ“1”が記憶されているので、
アンドゲート10dの入力は共に“1”となり、アンド
ゲート10dは“1”を出力する。この結果、制御部4
は連続演算ではないと判断し、ステップS5を実行す
る。つまり、今回の演算コードが「+」で、次回の演算
コードの置数フラグが“1”のときは、連続演算ではな
いと判断するのである。
る。この場合、ラッチ10aには演算コード「+」が記
憶されており、デコーダ10cは“1”を出力し、ラッ
チ10bには置数フラグ“1”が記憶されているので、
アンドゲート10dの入力は共に“1”となり、アンド
ゲート10dは“1”を出力する。この結果、制御部4
は連続演算ではないと判断し、ステップS5を実行す
る。つまり、今回の演算コードが「+」で、次回の演算
コードの置数フラグが“1”のときは、連続演算ではな
いと判断するのである。
ステップS5では、制御部4が演算部5を介して、印字
部8に「NOP」の文字を印字させる命令を与える。こ
れにより、記録紙には第5図に示すように「NOP」の
文字が印字され、演算を省略したことを使用者に示すも
のである。
部8に「NOP」の文字を印字させる命令を与える。こ
れにより、記録紙には第5図に示すように「NOP」の
文字が印字され、演算を省略したことを使用者に示すも
のである。
次に、第5図(16)、(17)に示すように品目ニに対する単
価「70」、数量「90」を入力することにより、以下同様
に「70×90」の演算を実行し、最後に合計レジスタ(図
示せず)の内容を表示および印字してプログラム演算を
終了する。
価「70」、数量「90」を入力することにより、以下同様
に「70×90」の演算を実行し、最後に合計レジスタ(図
示せず)の内容を表示および印字してプログラム演算を
終了する。
以上のように、上記実施例においては実行省略キー1f
を操作したときに、今回と次回の演算コードの内容から
演算が連続するか否かを判断し、一連の演算項目が終了
し演算が非連続となるまでポインタ9aを更新し、次の
演算項目まで進めるようにしたので、特定の演算項目の
演算を省略してプログラムを先に進めることができる。
を操作したときに、今回と次回の演算コードの内容から
演算が連続するか否かを判断し、一連の演算項目が終了
し演算が非連続となるまでポインタ9aを更新し、次の
演算項目まで進めるようにしたので、特定の演算項目の
演算を省略してプログラムを先に進めることができる。
以上詳述したように、この考案によれば実行省略キーに
よりプログラム記憶手段に記憶された複数の演算項目の
うち特定の演算項目をスキップし、次の演算項目のアド
レスまでポインタを進めることができるので、データの
入力項目がなく演算が不要なときに簡単な操作で特定の
演算項目の実行を省略するように指示できる小型電子式
計算機を提供することができる。
よりプログラム記憶手段に記憶された複数の演算項目の
うち特定の演算項目をスキップし、次の演算項目のアド
レスまでポインタを進めることができるので、データの
入力項目がなく演算が不要なときに簡単な操作で特定の
演算項目の実行を省略するように指示できる小型電子式
計算機を提供することができる。
図面は、この考案の一実施例を示すもので、第1図は回
路ブロック図、第2図は売上計算の例を示す図、第3図
はプログラム記憶部の構成を示す図、第4図は連続演算
判断部の詳細を示す図、第5図はプログラム演算におけ
るキー操作と印字出力を示す図、第6図は実行省略(N
OP)キーの操作による処理内容を示すフローチャート
である。 1……キー入力部、2……キー判別部、 3……入力データレジスタ、4……制御部、 5……演算部、6……プログラム記憶部、 7……表示部、8……印字部、 9……アドレス制御部、9a…ポインタ、 10……連続演算判断部。
路ブロック図、第2図は売上計算の例を示す図、第3図
はプログラム記憶部の構成を示す図、第4図は連続演算
判断部の詳細を示す図、第5図はプログラム演算におけ
るキー操作と印字出力を示す図、第6図は実行省略(N
OP)キーの操作による処理内容を示すフローチャート
である。 1……キー入力部、2……キー判別部、 3……入力データレジスタ、4……制御部、 5……演算部、6……プログラム記憶部、 7……表示部、8……印字部、 9……アドレス制御部、9a…ポインタ、 10……連続演算判断部。
Claims (1)
- 【請求項1】演算コードを入力する演算キーと、この演
算キーによって入力された演算コードが順次記憶される
プログラム記憶手段と、このプログラム記憶手段から演
算コードを順次読み出すために前記プログラム記憶手段
のアドレスを指定するアドレスポインタと、このアドレ
スポインタの指定によって読み出された演算コードの次
の演算コードが連続して演算すべき演算コードか否かを
判断する連続演算判断部と、置数キーと、演算実行キー
と、実行省略キーと、上記置数キーに続けて前記演算実
行キーが操作された際に前記ポインタの指定により前記
プログラム記憶手段に記憶されている演算コードを前記
連続演算判断部によって連続して演算すべき演算コード
でないことが判別されるまで順次読み出して演算を実行
する演算手段と、前記実行省略キーが操作された際に前
記演算手段による演算を行わずに前記連続演算判断部に
よって連続して演算すべき演算コードでないことが判別
されるまで前記アドレスポインタを進めるポインタ制御
手段とを具備したことを特徴とする小型電子式計算機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987153887U JPH0610434Y2 (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 小型電子式計算機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987153887U JPH0610434Y2 (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 小型電子式計算機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0161750U JPH0161750U (ja) | 1989-04-19 |
JPH0610434Y2 true JPH0610434Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31430123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987153887U Expired - Lifetime JPH0610434Y2 (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 小型電子式計算機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610434Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6324509Y2 (ja) * | 1981-05-06 | 1988-07-05 |
-
1987
- 1987-10-07 JP JP1987153887U patent/JPH0610434Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0161750U (ja) | 1989-04-19 |
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