JPH09228691A - 鋼管柱の継手装置 - Google Patents

鋼管柱の継手装置

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JPH09228691A
JPH09228691A JP5668696A JP5668696A JPH09228691A JP H09228691 A JPH09228691 A JP H09228691A JP 5668696 A JP5668696 A JP 5668696A JP 5668696 A JP5668696 A JP 5668696A JP H09228691 A JPH09228691 A JP H09228691A
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JP
Japan
Prior art keywords
diameter pipe
flange
pipe
holes
collar ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP5668696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Mori
隆 森
Mitsugi Otsuki
貢 大槻
Atsushi Shibata
厚志 柴田
Kenji Nobori
健次 昇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼管柱の建柱における鋼管接続の施工能率の
向上と費用の低減を図る。 【解決手段】 下側の大径管5の上部に上側の小径管1
を接続する継手において、小径管1の方には、その下端
部に傘形状のフランジ2を嵌合固定する。このフランジ
2には多数の凹欠部3,3とボルトの挿通孔4,4が設
けられている。また、大径管5の方には、その上端に多
数のネジ孔を設けた鍔縁6が固定されている。大径管5
の鍔縁6の上に小径管1のフランジ2を接合して挿通孔
4,4から締付ボルト8,8を通してネジ孔7,7に螺
合して緊締する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断面積の異なる複数の
異径鋼管を接続して形成する鋼管柱の継手装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場やゴルフ練習場等では、コース
の内外や敷地の周囲に支柱を立設し、支柱間にネットを
張り渡して、ゴルフボールが外部に飛散するのを防止し
ている。
【0003】この支柱は、一般に、下側にある鋼管を大
径とし上側にある鋼管を小径とした複数本の異径鋼管を
接続したものが使用されており、その接続方法として
は、フランジ式と差し込式とがある。フランジ式は、各
鋼管の端部にフランジを固定し、そのフランジを互いに
ボルトで締結するものであり、また、差し込み式は、下
側の鋼管の上部に上側の鋼管の下部を挿入して、それら
両管をコンクリート等により結合するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フランジ式の
ものは補強用のリブを多数取り付ける必要があるため、
加工費がかさむことや、フランジが鋼管より外方に突出
して体裁が悪かったり、或はネットを降ろすときにフラ
ンジが邪魔になる、といった欠点がある。また、差し込
み式のものは、充填材の養生期間中は作業を進行できず
施工能率が悪いとともに、繰り返し荷重に対する耐力が
不足するおそれがある等の欠点がある。
【0005】本発明は、上記従来の問題点にかんがみな
されたもので、施工能率のよいフランジによる接続方式
において、加工費が少なくてすみ、体裁がよいとともに
ネットの降下が円滑に行えるようにした鋼管柱の継手装
置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、請求項1の装置は、下側の大径管5
の上部に上側の小径管1を接続する鋼管柱の継手におい
て、小径管1には、その下端部外周に、鋳造により傘形
筒状に形成するとともに、周方向に間隔をおいて多数の
凹欠部3,3とその凹欠部3内に上下方向のボルトの挿
通孔4を設けたフランジ2を嵌合固定し、他方、大径管
5の方には、その上端に、上記挿通孔4に対応してネジ
孔7を設けた鍔環6を固定し、小径管1のフランジ2を
大径管5の鍔環6に接合して、各挿通孔4より挿入した
締付ボルト8を鍔環6のネジ孔7に螺合して緊締したこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2の装置は、下側の大径管5
の上部に上側の小径管1を接続する鋼管柱の継手におい
て、小径管1には、その下端部外周に、鋳造により、傘
形筒状部11及びその下側に、傘形筒状部11の下端外径よ
り小径とした脚筒部12を一体に形成するとともに、脚筒
部12の周方向に間隔をおいて、水平方向のネジ孔13の多
数を放射状に設けたフランジ10を嵌合固定し、他方、大
径管5の方には、その上端に、上記のネジ孔13と対応し
て、多数の水平方向のボルトの挿通孔16を設けた鍔環14
を固定し、小径管1のフランジ10の脚筒部12を鍔環14に
嵌合するとともに、傘形筒状部11を鍔環14上に接合し、
各挿通孔16より挿入した締付ボルト8を脚筒部12のネジ
孔13に螺合して緊締したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図5は本発明の第1
の実施例を示したものであり、図6〜図8は本発明の第
2の実施例を示したものである。
【0009】まず、本発明の第1の実施例について説明
する。図1〜図5において、1は小径管(上側鋼管)
で、その下端より少し上方位置の外周には、傘形筒状の
フランジ2が嵌合され溶接固定されている。このフラン
ジ2は、鋳造により一体成形されており、外周は、上端
部が小径管1とほぼ同径で、下端部が後述する大径管
(下側鋼管)5とほぼ同径とされた上向きのテーパー面
2aに形成されており、テーパー面2aには、周方向に
所定の間隔をおいて多数の凹欠部3,3が設けられてい
るとともに、各凹欠部3,3の中央部より、フランジ2
を上下に貫通してボルトの挿通孔4,4が設けられてい
る。
【0010】また、5は大径管(下側鋼管)で、その上
端には、外径を大径管5の外径とほぼ同径とし、内径を
上記小径管1の下端部が挿入できる径とした鍔環6が溶
接固定されており、その鍔環6には、周方向に沿って、
小径管1の挿通孔4,4と対応する位置に、多数のネジ
孔7,7が設けられている。
【0011】小径管1と大径管5とを接続するには、小
径管1のフランジ2より下方に突出している下端部を大
径管5の鍔環6内に嵌め入れて、フランジ2の下面を鍔
環6の上面に接合させるとともに、挿通孔4,4とネジ
孔7,7とを合致させる。そして、各挿通孔4,4より
締付ボルト8,8を挿入してネジ孔7,7に螺合して緊
締するのである。
【0012】次に、第2の実施例について説明する。図
6〜図7において、1は小径管で、その下端部には、小
径管1に外嵌する内径を有するフランジ10が嵌合され溶
接固定されている。このフランジ10は、上半部をなす傘
形筒状部11の下側に下半部をなす円筒形の脚筒部12が鋳
造による一体成形により形成されており、傘形筒状部11
は、上端が小径管1とほぼ同径で、下端部は大径管5と
ほぼ同径とされた上向きのテーパー面10aに形成されて
おり、脚筒部12は、外径が大径管5の内径より十分小径
に形成されている。そして、脚筒部12には、その周方向
に所定の間隔をおいて、水平方向のネジ孔13の多数が放
射状に設けられている。
【0013】大径管5の方には、その上端に、外径が大
径管5の外径とほぼ同径であるとともに、内径が上記フ
ランジ10の脚筒部12を挿入できる径に形成された鍔環14
が溶接固定されており、その鍔環14には、周方向に沿っ
てフランジの脚筒部12のネジ孔13,13と対応する位置
に、ボルトの頭部が入る凹欠部15及び水平方向のボルト
の挿通孔16の多数が放射状をなして設けられている。
【0014】この実施例における小径管1と大径管5と
の接続は、小径管1のフランジ10の脚筒部12を大径管5
の鍔環14内に嵌め入れて、傘形筒状部11の下面を鍔環14
の上面に接合させるとともに、挿通孔16,16とネジ孔1
3,13とを合致させる。そして、各挿通孔16,16より締
付ボルト8,8を挿入してネジ孔13,13に螺合して緊締
するのである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大径管と小径管の接続は、大径管の上に小径管を載せて
締付ボルトを締め込むだけの簡単な作業で行うことがで
き、施工能率が良好である。そして、小径管のフランジ
は鋳造で一体成形によるものであるから、従来のフラン
ジ式のものに比べて補強用のリブを設ける必要がなく、
体裁がよいとともに、コストが大巾に低減できる。ま
た、フランジは傘形状であるため、張り渡したネットの
引き降ろしが円滑に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1の実施例を示す半部縦断側面
図である。
【図2】同平断面図
【図3】同小径管の半部縦断側面図である。
【図4】同平断面図である。
【図5】同大径管の半部縦断側面図である。
【図6】本発明装置の第2の実施例を示す半部縦断側面
図である。
【図7】同小径管の半部縦断側面図である。
【図8】同大径管の半部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 小径管 2 フランジ 2a テーパー面 3 凹欠部 4 挿通孔 5 大径管 6 鍔環 7 ネジ孔 8 締付ボルト 10 フランジ 10a テーパー面 11 傘形筒状部 12 脚筒部 13 ネジ孔 14 鍔環 15 凹欠部 16 挿通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 昇 健次 千葉県市川市塩浜1−6 株式会社クボタ 市川工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側の大径管の上部に上側の小径管を接
    続する鋼管柱の継手において、小径管には、その下端部
    外周に、鋳造により傘形筒状に形成するとともに、周方
    向に間隔をおいて多数の凹欠部とその凹欠部内に上下方
    向のボルトの挿通孔を設けたフランジを嵌合固定し、他
    方、大径管の方には、その上端に、上記挿通孔に対応し
    てネジ孔を設けた鍔環を固定し、小径管のフランジを大
    径管の鍔環に接合して、各挿通孔より挿入した締付ボル
    トを鍔環のネジ孔に螺合して緊締したことを特徴とす
    る、鋼管柱の継手装置。
  2. 【請求項2】 下側の大径管の上部に上側の小径管を接
    続する鋼管柱の継手において、小径管には、その下端部
    外周に、鋳造により、傘形筒状部及びその下側に、傘形
    筒状部の下端外径より小径とした脚筒部を一体に形成す
    るとともに、脚筒部の周方向に間隔をおいて、水平方向
    のネジ孔の多数を放射状に設けたフランジを嵌合固定
    し、他方、大径管の方には、その上端に、上記のネジ孔
    と対応して、多数の水平方向のボルトの挿通孔を設けた
    鍔環を固定し、小径管のフランジの脚筒部を鍔環に嵌合
    するとともに、傘形筒状部を鍔環上に接合し、各挿通孔
    より挿入した締付ボルトを脚筒部のネジ孔に螺合して緊
    締したことを特徴とする、鋼管柱の継手装置。
JP5668696A 1996-02-20 1996-02-20 鋼管柱の継手装置 Pending JPH09228691A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1449806A1 (de) * 2003-02-21 2004-08-25 Deere & Company Ausleger für ein Laderfahrzeug
KR101660439B1 (ko) * 2015-03-23 2016-09-27 안승범 도로시설물 지주장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1449806A1 (de) * 2003-02-21 2004-08-25 Deere & Company Ausleger für ein Laderfahrzeug
US7223061B2 (en) 2003-02-21 2007-05-29 Deere & Company Boom
KR101660439B1 (ko) * 2015-03-23 2016-09-27 안승범 도로시설물 지주장치

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