JP3130242B2 - 異径管の差し込み式結合方法 - Google Patents

異径管の差し込み式結合方法

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JP3130242B2 JP08027266A JP2726696A JP3130242B2 JP 3130242 B2 JP3130242 B2 JP 3130242B2 JP 08027266 A JP08027266 A JP 08027266A JP 2726696 A JP2726696 A JP 2726696A JP 3130242 B2 JP3130242 B2 JP 3130242B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、異径の鋼管柱を接続す
るため、小径管を大径管へ所要長さ挿入して、その間隙
にモルタル等の補強用充填材を充填する結合方法に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】ゴルフ場やゴルフ練習場等では、コース
の内外や敷地の周囲に支柱を立設し、支柱間にネットを
張り渡して、ゴルフボールが外部に飛散するのを防止し
ている。 【0003】上記の支柱は、一般に、下側を大径とし上
側を小径とした複数本の異径鋼管を接続したものが使用
されており、その接続は従来フランジを突き合せて行っ
ていたが、この方法では、ネットを降ろすときにフラン
ジが邪魔になるとともに、支柱の体裁も悪いことから、
近頃では、異径鋼管を嵌め合せ、両鋼管の間隙にモルタ
ル等の補強用充填材を充填して結合する方法が用いられ
るようになってきた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この充填材に
よる結合方法では、充填材の養生期間中は所定の結合強
度が期待できないため、従来は、嵌め合せた両鋼管の間
隙にクサビ等打ち込んで固定したりしていたが、このよ
うな仮固定では強度面で不安があるので、クサビ打ち込
み後早急に補強用充填材の充填を実施する必要がある。
また、補強用充填材の養生期間を過ぎなければ次の鋼管
接続ができず、建柱作業を連続的に行えないので、施工
能率の悪いものであった。 【0005】本発明は上記従来の諸問題を解決するため
になされたもので、両鋼管の嵌め合せ時の固定が強固に
でき、建柱作用が連続的に能率よく行なえる、差し込式
鋼管の結合方法を提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照にして説明すると、本発明は、異径管どうしを差し込
み式にして結合する方法において、大径管1の先端から
所要深さの内部に、該管1に挿入される小径管10の基端
を当て止めする底板3と、その上面側の管内に挿入され
た小径管10の基部が嵌入可能な突出長さを有するガイド
リブ4,4を隔設するとともに、大径管1の先端部内周
に小径管10が嵌入可能な突出長さ及び横長とした横長と
したボルト挿通孔6を有する固定リブ5,5を隔設し、
他方、小径管10には、その基端より所要高さの外周に、
該小径管10が上記大径管に挿入可能な突出長及び上記ボ
ルト挿通孔6と交差する縦長としたボルト挿通孔12を有
する仕口リブ11,11を隔設して、上記小径管10の基端部
を、大径管1の先端部内に挿入し、その基端をガイドリ
ブ4,4の内端間に嵌入して底板3に当て止めするとと
もに、小径管10の仕口リブ11,11の下部を大径管1の先
端部内に嵌入して、固定リブ5,5と仕口リブ11,11と
を、互いにそれらボルト挿通孔6,12の交差個所を通し
たボルト・ナット16,16で固定した後、大径管1の先端
部内周面と小径管10の基端部外周面との間隙に補強用充
填材20を充填することを特徴とするものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による異径管
の接続部の構造を示した縦断面図、図2は同結合要部の
縦断面、図3〜図5は大径管の要部を、図6、図7は小
径管の要部を示したものである。 【0008】図において、1は大径管(下側鋼管)で、
その先端より所要の深さ位置の管内には、下面に十字形
の補強リブ2を設けた底板3が管1の内周面に嵌合して
溶接固定されており、この底板3の上面の円周上4等分
した位置には、ガイドリブ4,4が、放射状に配置さ
れ、それぞれ溶接固定される。このガイドリブ4,4
は、その内側部に後述する小径管(上側鋼管)10の基端
部が嵌入可能な内方への突出長さにされているととも
に、ガイドリブ4,4の内側の上部は小径管10の基端部
の挿入を案内する傾斜面に形成されている。なお、上記
の補助リブ2は必ずしも設けなくてよく、また、底板3
にはド−ナツ板を用いることもできる。 【0009】また、大径管1の先端部内周には、円周上
4等分した位置に、小径管10が嵌入可能な長さ内方に突
出した固定リブ5,5が溶接固定される。この固定リブ
5,5には横長としたボルト挿通孔6が設けられる。さ
らに、大径管1の先端部内周には、吊孔18を有するガイ
ドリブ兼用の吊金具17が円周上4等分した位置に、小径
管10が嵌入可能な長さ内方に突出して設けられている。 【0010】小径管10には、その基端部より所要の高さ
において、外周面の円周上8等分位置に、上記大径管1
の上端部内に嵌入可能な長さ外方に突出する仕口リブ1
1,11が放射状に溶接固定される。そして、この仕口リ
ブ11,11は、その上部が小径管10の外周面と大径管1の
外周面とがテーパ状に連続するような傾斜面13に形成さ
れているとともに、仕口リブ11,11の下部には、上記固
定リブ5のボルト挿通孔6と交差する縦長としたボルト
挿通孔12が設けられている。また、小径管10の上記仕口
リブ11,11を設けた個所の内部には、十字形の補強リブ
15とその上下両端に固定した蓋板14,14が管内周面に嵌
合して溶接固定される。 【0011】なお、上記のガイドリブ4,4、固定リブ
5,5、仕口リブ11,11及び吊金具17,17 は、円周上4
等分及び8等分位置に設けられているが、その等分数に
ついてはこれに限定されるものではなく、少なくとも円
周上3等分位置以上であればよいが、仕口リブ11,11 は
外観上からすれば多い方が効果的である。 【0012】上記構成の大径管1と小径管10は、通常工
場において製造され施工現場に搬入される。そして、ま
ず、大径管1はその吊金具17を利用してクレーン等によ
り立ち上げられ、その基端部を所要個所に置いて立設す
る。その後、小径管10をクレーン等で吊り上げて、小径
管10の基端部を大径管10の先端部内に吊金具17に案内さ
れて挿入して行く。そして、図1に示すように、小径管
10の基端縁がガイドリブ4,4の内端間に誘導されなが
ら底板3の上面に当て止めされて上下方向の位置決めが
なされるとともに、小径管10の外周面が大径管1の吊金
具17,17 の内端に沿って嵌入して、両管1,10は自動的
に同芯上に嵌合されることになる。また、この作業で
は、仕口リブ11,11の所要数のものの側面が固定リブ
5,5の側面に接するようにされ、それらのリブ5,11
に設けられたボルト挿通孔6,12は互いに交差状に重合
されることになる。 【0013】その後は、両ボルト挿通孔6,12の交差位
置にはボルトがそれぞれ挿入され、ボルト・ナット16に
より緊付け固定する。この場合、両ボルト挿通孔6,12
は、その一方が横長、他方が縦長となっているので、製
作上の誤差や施工上の誤差が多少あったとしても、その
融通性により、現場での調整が自在にでき、作業性が良
好となる。そして、大径管1の内周面と小径管10の外周
面との間隙に、仕口リブ11, 11の間からコンクリート等
の補強用充填材20を投入し、大径管1の先端縁またはそ
の近くまで充填する。この充填された充填材20の硬化に
より、大径管1の先端部と小径管10の基端部は所要の長
さにわたり一体的に強固に結合されることになる。な
お、補強用充填材20としては、コンクリートに代えて合
成樹脂等を使用することができる。 【0014】上記実施例の方法は、大径管1と小径管10
との2本の鋼管を接続するものであるが、例えば、ゴル
フ場等におけるネット張り用の鋼管柱では、2本以上の
鋼管を接続するものもある。そうした場合は、上記小径
管10の先端部にさらに小径とした管或は中実のポールを
接続することになるが、それらの各管等の接続、固定に
は、上記実施例の方法が適用できる。 【0015】また、管相互の接続、固定にあたっては、
大径管1と小径10との固定が、固定リブ5と仕口リブ11
とのボルト・ナット16による結合で行われるので、その
固定が強固にでき、したがって、補助用充填材の充填を
待たずに、次の管接続作業を進めて行くことができ、鋼
管柱の建て込みを連続的に行うことができる。 【0016】なお、上記の大径管1や小径管10は鋼管に
限らず他の金属製等の管や中実杆であってもよく、ま
た、それらの断面形は円形以外の形状であってもよい。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大径管を小径管に挿入することにより、自動的に同芯
に、そして小径管の挿入深さが決められるとともに、大
径管と小径管に予め取り付けておいた固定リブと仕口リ
ブとをボルト・ナットで固定するので、補強用充填材の
充填を待たずに鋼管柱の建て込みを連続的に行うことが
でき、施工能率が大巾に向上される。 【0018】また、接続された異径管は、補強用充填材
による固定と相互のリブをボルト・ナットで固定するこ
ととにより、強固な結合ができる。そして、接続個所に
フランジのような外方への突出部分がなく、さらに、仕
口リブの上部がテ−パ−状に加工された傾斜面となって
いるので、鋼管柱の体裁がよいばかりでなく、ゴルフネ
ット等を引き降ろすときに引っ掛かるおそれがなくな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による異径管接続部の一実施例を示す縦
断面図である。 【図2】同要部の拡大縦断面図である。 【図3】大径管の先端部の構造を示す縦断面図である。 【図4】同平面図である。 【図5】図4のA−A線断面図である。 【図6】小径管の基端部の構造を示す縦断面図である。 【図7】同平断面図である。 【符号の説明】 1 大径管 2 補強リブ 3 底板 4 ガイドリブ 5 固定リブ 6 ボルト挿通孔 10 小径管 11 仕口リブ 12 ボルト挿通孔 13 傾斜面 14 蓋板 15 補強リブ 16 ボルト・ナット 17 吊金具 18 吊孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 昇 健次 千葉県市川市塩浜1−6 株式会社クボ タ 市川工場内 (56)参考文献 特開 昭60−102448(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 12/00 E04H 12/08 E04H 12/32 E04B 1/24 E04B 1/58

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 異径管どうしを差し込み式にして結合する方法におい
    て、大径管の先端から所要深さの内部に、該管に挿入さ
    れる小径管の基端を当て止めする底板と、その上面側の
    管内周に、挿入された小径管の基部が嵌入可能な突出長
    さを有するガイドリブを隔設するとともに、大径管の先
    端部内周に小径管が嵌入可能な突出長さ及び横長とした
    ボルト挿通孔を有する固定リブを隔設し、他方、小径管
    には、その基端より所要高さの外周に、該小径管が上記
    大径管に挿入可能な突出長及び上記ボルト挿通孔と交差
    する縦長としたボルト挿通孔を有する仕口リブを隔設し
    て、上記小径管の基端部を、大径管の先端部内に挿入
    し、その基端をガイドリブ内端間に嵌入して底板に当て
    止めするとともに、小径管の仕口リブの下部を大径管の
    先端部内に嵌入して、固定リブと仕口リブとを、互いに
    それらボルト挿通孔の交差個所に通したボルト・ナット
    で固定した後、大径管の先端部内周面と小径管の基端部
    外周面との間隙に補強用充填材を充填することを特徴と
    する、異径管の差し込み式結合方法。
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