JP3130243B2 - 鋼管柱の建柱方法 - Google Patents

鋼管柱の建柱方法

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JP3130243B2 JP08047971A JP4797196A JP3130243B2 JP 3130243 B2 JP3130243 B2 JP 3130243B2 JP 08047971 A JP08047971 A JP 08047971A JP 4797196 A JP4797196 A JP 4797196A JP 3130243 B2 JP3130243 B2 JP 3130243B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、異径管を継ぎ合せて形
成される鋼管柱の建柱方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ゴルフ場やゴルフ練習場等では、コース
の内外や敷地の周囲に長大な支柱を立設し、支柱間にネ
ットを張り渡して、ゴルフボールが外部に飛散するのを
防止している。このような長大な支柱は、製作、運搬等
の制約から、例えば10〜15m程度の異径の鋼管をクレー
ンで吊り上げて継ぎ合せを行ない立設するようにしてい
る。そして、その継ぎ合わせ方法としては、異径鋼管を
嵌め合せてクサビ等で仮固定した後、その嵌め合せた間
隙にモルタル等の補強用充填材を充填して結合して行く
方法が採られている(一例として特開平7-71428号公報
参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の方法では、継ぎ足しする鋼管をその都度高所に吊り
上げ結合作業を進めて行くので、作業が非常に面倒であ
るばかりでなく、作業が次第に高所へと移って行くこと
から安全確保等多くの制約を受けることになる。また、
鋼管相互の結合においても、充填材の養生期間が過ぎな
ければ強度不足となるため次の鋼管の継ぎ足し作業がで
きず、建柱作業が連続的に行えないので、施工能率の悪
いものであった。 【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、継ぎ足しする異径鋼管をテレスコー
プ式に嵌め合せておき、現場で最上部の鋼管柱から引き
上げ、各鋼管柱を順次結合して行く方法により、高所作
業の制約を受けず、施工効率が高く、施工費の軽減が図
れるようにしようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、本発明は、複数の径の異なる鋼管柱
A,B,Cをテレスコープ式に挿入して、鋼管柱の複合
体Dを形成し、これを施工場所において、挿入された鋼
管柱を、その小径のものから順次引き上げ、それら鋼管
柱どうしを結合して建柱する方法において、下部鋼管柱
Aには、その上端部内に固定リブ5を突設し、また、中
間鋼管柱Bには、その上端部内に固定リブ5を突設する
とともに、その下端より少し上方部の外周に、挿入した
鋼管柱の固定リブ5と対応して仕口リブ10を突設し、そ
して、上部鋼管柱Cには、その下端より少し上方部の外
周に、挿入した鋼管柱の固定リブ5と対応して仕口リブ
10を突設し、引き上げた鋼管柱とこれを挿入した鋼管柱
の固定リブ5と仕口リブ10とを固定した後、それら鋼管
柱相互の間隙に補強用充填材14を投入して結合すること
を特徴とするものである。 【0006】 【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の態様につい
て図面を参照して説明する。図1〜図3は本発明による
建柱の過程を順次示したものであり、この実施例では、
3本の異径の鋼管柱を継ぎ合せるようにしている。 【0007】まず、使用される各鋼管柱について説明す
る。図1、図4に示すように、Aは、地盤に建込まれる
下部の鋼管柱で、所要長さ(高さ)の建込管1の上下中
間部に受板2が溶接固定され、その受板2上には、建込
管1よりは小径とした大径鋼管3が同心上に挿入、当て
止めされ、建込管1の内周に隔設された補強リブ4,4
に溶接やボルト等により固定され、或いは建込管1と大
径鋼管3との間隙に補強用充填材を充填する等により固
定されている。そして、大径鋼管3の上端部内には、周
方向に所定の間隔をおいて、ボルト挿通孔6を備えた固
定リブ5,5が内方に少し突出して設けられている。 【0008】Bは、上記大径鋼管3と結合される中間鋼
管柱で、大径鋼管3より小径でかつ同長または少し長く
形成された中径鋼管7の下端に、大径鋼管3内に遊挿で
きる程度の外径を有する嵌合板8が溶接固着されてい
る。また、中径鋼管7の上端部内には、上記同様に、ボ
ルト挿通孔6を備えた固定リブ5,5が内方に少し突出
して設けられている。そして、中径鋼管7の下端より少
し上方部の外周には、上記固定リブ5,5と対応する位
置に、ボルト挿通孔6を備えた仕口リブ10,10が、大径
鋼管3の内周部内に収まる程度の長さ突出して設けられ
ており、仕口リブ10の上部は、中径鋼管7の外周面と大
径鋼管3の内周面とがテーパー状に連続するような傾斜
面9に形成されている。 【0009】Cは、上記中径鋼管7と結合される上部鋼
管柱で、中径鋼管7より小径でかつ同長または少し長く
形成された小径鋼管11の下端に、中径鋼管7内に遊挿で
きる程度の外径を有する嵌合板12が溶接固着されてい
る。また、小径鋼管11の下端より少し上方部には、上記
中径鋼管7におけると同様に、ボルト挿通孔6を備えた
仕口リブ10,10が、中径鋼管7の内周部内に収まる程度
の長さ突出して設けられており、そして、小径鋼管11の
上端には蓋板13が固着されている。なお、上記各嵌合板
8,12は、図示の例では円板状に形成されているが、こ
れは環状に形成することもできる。 【0010】上記の各鋼管柱A,B,Cは工場で製作さ
れ、図1に示すように、下部鋼管柱Aの大径鋼管3の中
に中間鋼管柱Bを挿入し、中間鋼管柱Bの中径鋼管7の
中に上部鋼管柱Cを挿入して、テレスコープ式に抜き差
し可能に組み合せた複合体Dとされる。このような複合
体Dとするには、大径鋼管3及び中径鋼管7に対する固
定リブ5,5の取り付けは、それぞれ、中径鋼管7を大
径鋼管3に、小径鋼管11を中径鋼管7に挿入した後に行
うようにすればよい。 【0011】次に、建柱施工について説明する。施工現
場へは図1に示すような複合柱体Dとして搬入し、所定
の位置に設けられる基礎構造物Eの中に、建込管1を所
要深さに埋設して立設される。その後は、小径鋼管11の
蓋板13をクレーン(図示を略す)に接続して、図2に示
すように、上部鋼管柱Cを引き上げ、図5、図6にも示
すように、その仕口リブ10,10と中径鋼管7に突設の固
定リブ5,5とを接合させ、それらのボルト挿通孔5,
5にボルト(図示を略す)を通してナットで締め付けて
固定する。 【0012】そして、仕口リブ10,10の間から、中径鋼
管7と小径鋼管11との間隙にコンクリート等の補強用充
填材14を投入し、中径鋼管7の先端縁またはその近くま
で充填する。それによって、中間鋼管柱Bと上部鋼管柱
Cとが結合されることになる。 【0013】中間鋼管柱Bと上部鋼管柱Cの結合後は、
さらにクレーンでの吊り上げを続行すれば、図3に示す
ように中間鋼管柱Bは大径鋼管3内より引き上げられる
ことになる。そして、上記同様に、中径鋼管7の仕口リ
ブ10,10と大径鋼管3の固定リブ5.5とをボルト・ナ
ットにより結合するとともに、中径鋼管7と大径鋼管3
との間隙にコンクリート等の補強用充填材14を投入し
て、中間鋼管柱Bと下部鋼管柱Aを結合する。それによ
って、鋼管柱全体の建柱が終了することになる。 【0014】上記の建柱作業において、各鋼管柱A,
B,C相互の固定リブ5,5と仕口リブ10,10の結合と
充填材14の投入の各作業は、作業員が下部鋼管柱Aの上
端近くの高さ位置である比較的低い位置において行うこ
とができるため、従来のように作業員用のクレーンを設
置し、不安定な状態で作業を行うことなく、足場を組ん
で安全に能率よく作業を遂行できることになる。また、
各鋼管柱A,B,Cは、固定リブ5,5と仕口リブ10,
10とを固定するので、充填材14の硬化を待つことなく作
業を続行することが可能である。 【0015】なお、上記実施例では、鋼管柱の全体が3
本の鋼管柱A,B,Cにより構成されているが、これに
限ることなく、継ぎ合せる鋼管柱の数はそれ以上であっ
てもよい。また、固定リブ5,5と仕口リブ10, 10との
固定は、ボルト・ナットの緊締によらず溶接により行う
こともできる。さらに、図7に示すように、固定リブ5
の方には受杆15を突設し、仕口リブ10の方には下側に係
合凹所16を設けておき、係合凹所を受杆に掛け止めて固
定することもできるとともに、図示のように受杆に鋼管
7,11に接する受けローラ17を付加しておけば、それら
鋼管7,11の引上げにあたって、その塗装を傷つけない
ですむことになる。また、大径側の鋼管3,7の方に、
その上部の外周からボルト18を管3,7内に螺合、突入
させるようにして、小径側の鋼管7,11の嵌合板8,12
を、そのボルト18に受け止めさせるようにすることもで
きる。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
継ぎ合せる各鋼管をテレスコープ式に入れ込んだ複合柱
体を製作して施工現場に搬入し、小径の鋼管柱から順次
引き上げと鋼管柱どうしの固定を行って建柱するもので
あるから、運搬や取扱いが容易であるとともに、鋼管柱
どうしを固定する作業は、最下部の鋼管柱の高さにおい
て行うことができる。そのため、高所作業の制約を受け
ずに足場を設ける等により、安全、容易に作業ができる
とともに、施工効率及び施工経費が大巾に向上される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施態様を示し、複合鋼管柱を立設
した状態の縦断面図である。 【図2】同上部鋼管柱を引き上げ固定した状態の縦断面
図である。 【図3】同各鋼管柱の引き上げ固定を終えた状態の縦断
面図である。 【図4】各鋼管柱を分離して示した縦断面図である。 【図5】鋼管柱相互の結合部分の拡大縦断面図である。 【図6】同平断面図である。 【図7】鋼管柱結合部の他の実施例を示す斜視図であ
る。 【図8】同さらに他の実施例を示す縦断面図である。 【符号の説明】 A 下部鋼管柱 B 中間鋼管柱 C 上部鋼管柱 D 複合柱体 E 基礎構造物 1 建込管 2 受板 3 大径鋼管 4 補強リブ 5 固定リブ 6 ボルト挿通孔 7 中径鋼管 8 嵌合板 10 仕口リブ 11 小径鋼管 12 嵌合板 13 覆板 14 充填材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 昇 健次 千葉県市川市高谷新町4 株式会社クボ タ 市川工場内 (56)参考文献 実開 平4−47210(JP,U) 実開 平5−22779(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 12/00 E04H 12/08 - 12/12 E04H 12/18 E04B 1/24 E04B 1/58 503 F16B 7/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 複数の径の異なる鋼管柱をテレスコープ式に挿入して、
    鋼管柱の複合体を形成し、これを施工場所において、挿
    入された鋼管柱を、その小径のものから順次引き上げ、
    それら鋼管柱どうしを結合して建柱する方法において、
    下部鋼管柱には、その上端部内に固定リブを突設し、ま
    た、中間鋼管柱には、その上端部内に固定リブを突設す
    るとともに、その下端より少し上方部の外周に、挿入し
    た鋼管柱の固定リブと対応して仕口リブを突設し、そし
    て、上部鋼管柱には、その下端より少し上方部の外周
    に、挿入した鋼管柱の固定リブと対応して仕口リブを突
    設し、引き上げた鋼管柱とこれを挿入した鋼管柱の固定
    リブと仕口リブとを固定した後、それら鋼管柱相互の間
    隙に補強用充填材を投入して結合することを特徴とす
    る、鋼管柱の建柱方法。
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