JPH092277A - 不整面を走行できる台車機構 - Google Patents

不整面を走行できる台車機構

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JPH092277A
JPH092277A JP15584095A JP15584095A JPH092277A JP H092277 A JPH092277 A JP H092277A JP 15584095 A JP15584095 A JP 15584095A JP 15584095 A JP15584095 A JP 15584095A JP H092277 A JPH092277 A JP H092277A
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Haruo Hoshino
春夫 星野
Eiji Muro
英治 室
Hayao Aoyanagi
隼夫 青柳
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大突起乗り越え可能な不整面を走行できる台
車機構を提供する。 【構成】 1点以上の支持車輪を有する小剛フレーム1
8,19を複数水平ヒンジ20連結してなる接地階部1
7の上位に、必要に応じて最終的に一対にまで集約の一
部剛止によって不倒にされた所定丈のリンク支持柱架構
の積層を介して、一葉の設備搭載用剛フレーム35を支
持するとして、大突起にも屈曲順応する接地階部17上
に当該屈曲を吸収して架構し得るリンク支持柱架構を介
して設備搭載用剛フレーム35を支持し得るものとし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不整面を走行できる台
車機構に関する。
【0002】
【従来の技術】支持車輪の全ての接地が均等に確保され
る建築作業現場等の不整面走行用の台車の提案として
は、特開平3−61168号,特開平4−92786号
がある。特開平3−61168号のものは、図5に示さ
れる。同図において、台車剛フレーム1の一端部には車
輪2が設けられ、他端部の下面には取付部3が設けら
れ、当該取付部3には前後に一対の車輪4,5を配した
小プレート6上面の被取付部7が軸支8され、該プレー
ト6は回動可能に取り付いている。この構成により、障
害物9に対して小プレート6が衝突するときは、先ず車
輪4側が上方に回動しながら乗り越え、次いで車輪5側
が上方に回動しながら乗り越えることができる。
【0003】また、車輪2が障害物9に対して衝突する
ときは、軸支8を中心に台車剛フレーム1の車輪2側が
上方に回動しながら乗り越える。この間全ての車輪2,
4,5は確実に接地している。また、特開平4−927
86号のものは図6に示される。同図において、10は
台車の前後方向略中央部下面に左右2輪づつ配備された
ホイールインモータと、台車の前後方向下面には左右2
輪づつ配備されたキャスタとから成り、駆動輪としての
2輪のホイールインモータに左右輪別の速度差をつける
ことによって台車の直進及び旋回状態を制御するように
した無人台車における剛フレームであって、この剛フレ
ーム10の前後方向略中央部下面にホイールインモータ
11が左右2輪づつ配備されている。又、剛フレーム1
0の前後方向下面には第1のキャスタ12と第2のキャ
スタ13とが各2輪づつ配備されている。第1のキャス
タ12の上端部には、第1のリンク14の一端部14a
が固定されており、該第1のリンク14は、剛フレーム
10の中央方向の斜め上方に延びて、他端部14bがホ
イールインモータ11の上端部に固定されている。
【0004】他方の第2のキャスタ13の上端部には、
第2のリンク15の一端部15aが固定されており、該
第2のリンク15は、第1のリンク14と同様に剛フレ
ーム10の中央方向の斜め上方に延びて、他端部15b
が前記第1のリンク14の他端部14bの上方に位置し
ており、上記他端部14bと他端部15bとの間に第3
のリンク16が配設されている。
【0005】更に上記第1のリンク14の略中央部に位
置する支点14cと、第2のリンク15の略中央部に位
置する支点15cは剛フレーム10に対して揺動自在に
軸支されている。しかして、走行中に第1のキャスタ1
2もしくは第2のキャスタ13が路面上の凸部に乗り上
げた場合には、第1のリンク14及び第2のリンク15
が第3のリンク16とともに各リンクの支点14c,1
5cを回動中心として揺動して、前記凸部に起因する剛
フレーム10のピッチングを吸収する。又、駆動輪とし
てのホイールインモータ11側の輪荷重が減少すること
をなくす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】叙上、従来の台車にあ
っては段差,凹凸の不整面の走行は一応可能である。し
かし、その位差吸収能は、車輪、キャスタ取付部材の揺
動可能の範囲に限られるが、これ等は、剛フレーム1又
は10の下面に枢設され、さらには対部材端部が積重態
様に取り付けられるため、揺動範囲は著しく限定、つま
り、小段差,小凹凸にしか対応し得ない。
【0007】しかして、大突起乗り越え,床面から階段
を下る等の場合には走行させ得ないという問題点があっ
た。本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
支持車輪が大突起乗り越えに際しても確実に接地に対応
し得て、大突起乗り越えが可能な不整面を走行できる台
車機構を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における台車機構は、1点以上の支持車輪を
有する小剛フレームを複数水平ヒンジ連結してなる接地
階部の上位に、必要に応じて最終的に一対にまで集約の
一部剛止によって不倒にされた所定丈のリンク支持柱架
構の積層を介して、一葉の設備搭載用剛フレームを支持
するとしたものである。
【0009】支持車輪に代えてクローラとしても良い。
【0010】
【作用】1点以上の支持車輪を有する小剛フレームの複
数水平ヒンジ連結体は、合成効果をもって4点以上の支
持点を確保して安定する。そして、大突起乗り越えに際
しては、水平ヒンジを介した大角度を許容の屈曲で、突
起に沿った折り曲げ姿勢になって全ての支持車輪の接地
を確保する。
【0011】かかる接地階部に不倒のリンク支持柱架構
を介して支持される最上階の設備搭載用の剛フレームの
荷重は、各リンク支持柱架構を介して均等に分担され、
終局的には各支持車輪に均等に分散負担されるので車輪
の浮き上がりや突廻りが確実に解消される。小剛フレー
ム多数化によって大型化しても、不倒のリンク支持柱架
構の積層にて最終的に一対集約し得るので、肝心の剛フ
レームの支持に差し支えは生じることがない。
【0012】支持車輪を面接触のクローラに代えた場合
には接触面積の大巾な拡大化により安定性が一層高ま
る。
【0013】
【実施例】実施例について図を参照して説明する。図1
は接地階部17を最小の1対の小剛フレーム18,19
で構成した例を示す。接地階部17としての水平ヒンジ
20を介しての連結体21は矩形状をし、該水平ヒンジ
20は斜断態様に配設されている。該小剛フレーム1
8,19には、連結体21について前輪,後輪としての
支持車輪22,23と支持車輪24,25が備えられて
いる。接地階部17が最小の1対であるので、直ちにこ
の上位に一葉の設備搭載用剛フレーム35が、水平ヒン
ジ20を間に対称配位の切欠き部26,…に取り付けの
リンク支持柱群27a,27b,27c,27dを介し
て支持されている。このうち、支持柱27a,27bは
上止着点固定なるも下止着点枢止であり、支持柱27
c,27dは上下止着点枢止である。これによって、接
地階部17の折り曲げ変形を吸収しつつ、かつ、不倒に
支持できる。当然ながら、各支持柱の丈は接地階部17
の大角度の屈曲を許容し得る高さに設定される。
【0014】図2は図1と同様の接地階部17を最小の
1対の小剛フレーム18′,19′で構成した例を示
す。正方形の小剛フレーム18′の一辺に設けた凹溝2
8に長方形の小剛フレーム19′の基部を遊嵌させ、水
平ヒンジ29を介して連結している。フレーム18′に
は3点の支持車輪30,31,32が配され、フレーム
19′には1点の支持車輪33が配されている。
【0015】水平ヒンジ29を間に対称配位の設備搭載
用剛フレーム36を支持する支持柱34a,34b,3
4c,34dは34a,34bが上止着点固定,下止着
点枢止で、34c,34dが上下止着点枢止である。図
3,図4は接地階部17を大型化してリンク支持柱架構
の積層を必要とする例を示す。
【0016】すなわち、図3に示す如く1点の支持車輪
37を有する小剛フレーム38は2点の支持車輪39,
40を有する小剛フレーム41と水平ヒンジ42を介し
て連結され、当該小剛フレーム41は2点の支持車輪4
3,44を有する小剛フレーム45と水平ヒンジ46を
介して連結され、さらに、当該小剛フレーム45は1点
の支持車輪47を有する小剛フレーム48と水平ヒンジ
55を介して連結されて、全体矩形6輪の3つの屈曲部
をもつ接地階部17を構成している。かかる3つの屈曲
部をもつ基盤上に一葉の設備搭載用剛フレーム49をリ
ンク支持することは不可能であるので、リンク支持柱架
構を積層して一対にまで集約しなければならない。つま
り、接地階部17の上位に1対の小剛フレーム50,5
1を水平ヒンジ52で連結した階部53を、上下端枢止
の自在支持柱54a,54b並びに上止着点固定,下止
着点枢止の支持端54c,上下止着点枢止の支持柱54
dを介して支持する。この階部53の上位に支持する設
備搭載用剛フレーム49を支持する要領は、既述の図1
と全く同様になるので、各支持柱に同符号を付して説明
に代える。
【0017】本発明を車輪に代えてクローラ(図示省
略)とすると、面接触のため、著しく安定性が向上し、
好適である。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)大突起乗り越えに対応し得、好適である。 (2)最下部の接地階部が多屈曲化しても設備搭載に何
んら差し支えが無く、好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の台車機構の俯瞰図である。
【図2】本発明の台車機構の俯瞰図である。
【図3】本発明の台車機構の展開図である。
【図4】図3に示した台車機構の組付け完了後の俯瞰図
である。
【図5】従来の台車機構の説明図である。
【図6】従来の台車機構の説明図である。
【符号の説明】
1 台車剛フレーム 2 車輪 3 取付部 4 車輪 5 車輪 6 小プレート 7 被取付部 8 軸支 9 障害物 10 剛フレーム 11 ホイールインモータ 12 第1のキャスタ 13 第2のキャスタ 14 第1のリンク 14a リンクの一端部 14b 他端部 14c 支点 15 第2のリンク 15a 第2のリンクの一端部 15b 他端部 15c 支点 16 第3のリンク 17 接地階部 18 小剛フレーム 18′ 小剛フレーム 19 小剛フレーム 19′ 小剛フレーム 20 水平ヒンジ 21 連結体 22 支持車輪 23 支持車輪 24 支持車輪 25 支持車輪 26 切欠き部 27a リンク支持柱 27b リンク支持柱 27c リンク支持柱 27d リンク支持柱 28 凹溝 29 水平ヒンジ 30 支持車輪 31 支持車輪 32 支持車輪 33 支持車輪 34a 支持柱 34b 支持柱 34c 支持柱 34d 支持柱 35 設備搭載用剛フレーム 36 設備搭載用剛フレーム 37 支持車輪 38 小剛フレーム 39 支持車輪 40 支持車輪 41 小剛フレーム 42 水平ヒンジ 43 支持車輪 44 支持車輪 45 小剛フレーム 46 水平ヒンジ 47 支持車輪 48 小剛フレーム 49 設備搭載用剛フレーム 50 小剛フレーム 51 小剛フレーム 52 水平ヒンジ 53 階部 54a 自在支持柱 54b 自在支持柱 54c 支持端 54d 支持柱 55 水平ヒンジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1点以上の支持車輪を有する小剛フレー
    ムを複数水平ヒンジ連結してなる接地階部の上位に、必
    要に応じて最終的に一対にまで集約の一部剛止によって
    不倒にされた所定丈のリンク支持柱架構の積層を介し
    て、一葉の設備搭載用剛フレームを支持するとしたこと
    を特徴とする不整面を走行できる台車機構。
  2. 【請求項2】 支持車輪に代えてクローラを取り付けた
    請求項1記載の不整面を走行できる台車機構。
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