JPH0539004A - 自走洗車機 - Google Patents

自走洗車機

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JPH0539004A
JPH0539004A JP19529091A JP19529091A JPH0539004A JP H0539004 A JPH0539004 A JP H0539004A JP 19529091 A JP19529091 A JP 19529091A JP 19529091 A JP19529091 A JP 19529091A JP H0539004 A JPH0539004 A JP H0539004A
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JP
Japan
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vehicle
bodies
car wash
washed
car
Prior art date
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Application number
JP19529091A
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English (en)
Inventor
Shigeya Tamatsu
滋哉 玉津
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Honda Motor Co Ltd
HTK Engineering Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Honda Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通常の自動車と同様に走行して移動することが
でき、洗車業者やその顧客にとって時間的あるいはスペ
ース的な制約を受けずに容易に活用することができる洗
車機を提供する。 【構成】車幅方向に分割可能な一対の半車体2,2から
成る車体1と、両半車体2,2を連結する連結手段3
と、各半車体2を支持する走行輪4と、各走行輪4を走
行位置と車幅方向に向く位置とに操舵する操舵手段6
と、各走行輪を駆動する走行駆動手段5と、両半車体
2,2に車幅方向に延在して支持された上面洗車ブラシ
19を有する上面洗車手段7と、各半車体2にそれぞれ
上下方向に延在して支持された一対の側面洗車ブラシ2
7,27を有する側面洗車手段8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の洗車を行う洗車機は、
通常、自動車が進入可能な開口部の上部及び両側部に、
それぞれ車体の車幅方向に延在する上面洗車ブラシと、
上下方向に延在する一対の側面洗車ブラシとを備えてお
り、洗車に際しては、開口部に自動車を進入させた状態
で、自動車あるいは洗車機本体を車体の前後方向に移動
させながら、上面洗車ブラシ及び両側面洗車ブラシをそ
れぞれ自動車上面部及び両側面部に接触さてこれらの洗
車ブラシにより車体を洗車するようにしている。
【0003】そして、従来、この種の洗車機は、ガソリ
ンスタンド等の特定の箇所に設置されている。
【0004】しかしながら、従来の洗車機は、上記のよ
うに、ガソリンスタンド等の特定の箇所に設置されるよ
うになっているために、スペース上の制約を受けて設置
箇所が限定されるという不都合があった。
【0005】また、使用者は、洗車機の設置箇所まで自
動車を運転して洗車を行わなければならず、このため、
多忙な使用者にとっては時間的な制約を受けて気軽に洗
車を行うことができないと共に、洗車機の設置箇所まで
自動車を運行させるのに燃料費を要し、コスト的にも不
利なものとなっていた。
【0006】この場合、上記のように洗車機の設置箇所
が限定されるために、近所に洗車機が設置されていない
ことも多く、このような場合には、使用者にとっては特
に、時間的あるいはコスト的な制約を受けて、洗車機に
よる洗車を行い難いものとなる。
【0007】また、洗車業界においては、業者が顧客の
要望により、顧客の自宅等に人手を派遣し、手作業によ
り顧客の自動車を洗車するようにしたものもあるが、こ
のような手作業による洗車では、業者にとって、時間が
かかって効率のよいものではないと共に、人件費がかか
ってコスト的にも不利であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、通常の自動車と同様に走行して移動すること
ができ、洗車業者やその顧客にとって時間的あるいはス
ペース的な制約を受けずに容易に活用することができる
洗車機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、車幅方向に分割可能に結合された一対の
半車体から成る車体と、両半車体の分割時にこれらの間
に被洗車車両が進入可能な位置で両半車体を連結する連
結手段と、各半車体を支持し、少なくとも前後方向に向
く位置及び車幅方向に向く位置の間で操舵可能に設けら
れた走行輪と、各走行輪を走行位置と車幅方向に向く位
置とに操舵する操舵手段と、両半車体が結合された状態
で前記車体を走行させるべく各走行輪を駆動すると共
に、被洗車車両を洗車する際に、各走行輪が車幅方向に
向けられた状態で両半車体をこれらの間に被洗車車体が
進入可能な位置に分割・移動させるべく各走行輪を駆動
する走行駆動手段と、前記両半車体の分割状態でこれら
の間に進入する被洗車車両の上面部を洗車すべく両半車
体に車幅方向に延在して支持された上面洗車ブラシを有
し、前記両半車体の結合時に前記車体内に格納可能に設
けられた上面洗車手段と、前記両半車体の分割状態でこ
れらの間に進入する被洗車車両の両側面部を洗車すべく
各半車体にそれぞれ上下方向に延在して支持された一対
の側面洗車ブラシを有し、前記両半車体の結合時に前記
車体内に格納可能に設けられた側面洗車手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、前記両半車体が結合されてい
る状態では、前記上面洗車ブラシや側面洗車ブラシ等は
前記車体内に格納されており、この状態では、前記走行
駆動手段により、前記各走行輪を駆動することにより、
通常の自動車と同様に走行することが可能となる。
【0011】一方、前記被洗車車両の洗車を行う際に
は、まず、前記操舵手段により前記各走行輪が車幅方向
に向く位置に操舵され、次いで、前記走行駆動手段によ
り、各走行輪が駆動され、これにより、各半車体は車幅
方向で互いに逆方向に移動して分割され、この分割状態
で被洗車車両が両半車体の間の箇所に進入される。
【0012】この時、両半車体は前記連結手段により連
結されており、また、前記両半車体に支持された上面洗
車ブラシは、両半車体間で被洗車車両の上面部に対向し
て車幅方向に延在する。さらに、各半車体に支持された
各側面洗車ブラシは、被洗車車両の各側面部に対向して
上下方向に延在する。
【0013】そして、かかる状態において、前記上面洗
車手段により上面洗車ブラシを介して被洗車車両の上面
部が洗車されると共に、前記側面洗車手段により各側面
洗車ブラシを介して被洗車車両の各側面部が洗車され
る。
【0014】かかる洗車の後には、前記と逆に両半車体
が再び結合され、この時、上面洗車ブラシや側面洗車ブ
ラシ等は前記車体内に格納される。
【0015】
【実施例】本発明の自走洗車機の一例を図1乃至図3に
従って説明する。図1は該自走洗車機の説明的斜視図、
図2は該自走洗車機の平面視における作動説明図、図3
は該自走洗車機の背面視における作動説明図である。
【0016】図1で、1は車幅方向に分割可能な左右一
対の半車体2,2から成る車体、3は両半車体2,2を
連結する連結手段、4は車体1を支持する走行輪、5は
走行輪4を駆動する走行駆動手段、6は走行輪4を操舵
する操舵手段、7は被洗車車両W(図2及び図3に示
す)の上面部の洗車を行う上面洗車手段、8は被洗車車
両Wの側面部の洗車を行う側面洗車手段である。
【0017】図1は両半車体2,2を結合した状態を示
すものであり、この場合、半車体2,2はその結合状態
で、例えば通常の1BOX形状の自動車と同様の箱形の
車体1を構成するように形成され、車体1の中心線上で
左右に分割可能とされている。そして、走行輪4は、通
常の自動車と同様に、左右一対づつ設けられ、各半車体
2の前後部を支持している。
【0018】走行駆動手段5は、各走行輪4の車軸に同
心に連結された走行用モータ9を備え、この走行用モー
タ9の回転駆動力により各走行輪4を回転駆動して車体
1を走行せしめるようにしている。この場合、車体1内
には、図示しないバッテリが搭載されており、各走行用
モータ9は、車体1内の前部に搭載されたコントローラ
10の制御により、バッテリから給電されて駆動され
る。
【0019】操舵手段6は、各走行輪4の位置で垂直姿
勢で配置された操舵用モータ11を備え、各操舵用モー
タ11はその駆動軸11aが走行用モータ9を固設した
取付部材12に結合されている。そして、各操舵用モー
タ11は、前記コントローラ10の制御により、その回
転駆動力を走行用モータ9及び走行輪4に付与し、これ
により、走行輪4を駆動軸11aの回りに操舵するよう
にしている。
【0020】この場合、走行輪4は、操舵手段6による
操舵により、車幅方向に向く位置に操舵可能とされ、こ
の操舵状態においても、走行用モータ9により駆動可能
とされている。そして、各走行輪4を車幅方向に向けた
状態でこれらを駆動することにより、半車体2,2が車
幅方向に分離可能とされている。
【0021】前記連結手段3は、車体1内の上部に上下
に間隔を存して配置された一対のX字形のリンク13,
13を備えている。
【0022】各リンク13は、概略、車体1の前後方向
に延在する一対のリンクアーム14a,14bの中央部
を互いに枢着したものであり、上側のリンク13の各リ
ンクアーム14a,14bの前端部は、それぞれ右側の
半車体2及び左側の半車体2のルーフの前部に枢着さ
れ、下側のリンク13の各リンクアーム14a,14b
の後端部は、それぞれ右側の半車体2及び左側の半車体
2のルーフの後部に枢着されている。そして、上側のリ
ンク13のリンクアーム14aの後端部は、左側の半車
体2のルーフにその後部から前部側に向かって前後方向
に延在して取付けられたリニアモータ15に接続され、
このリンクアーム14aと対となるリンクアーム14b
の後端部は、右側の半車体2のルーフにその後部から前
部側に向かって前後方向に延在して取付けられたガイド
レール16に係着されている。
【0023】これと同様に、下側のリンク13のリンク
アーム14aの前端部は、左側の半車体2のルーフにそ
の前部から後部側に向かって前後方向に延在して取付け
られたリニアモータ17に接続され、このリンクアーム
14aと対となるリンクアーム14bの後端部は、右側
の半車体2のルーフにその後部から前部側に向かって前
後方向に延在して取付けられたガイドレール18に係着
されている。
【0024】かかる構成により、連結手段3は半車体
2,2の上部を連結している。そして、この連結手段3
においては、半車体2,2を分割すべく各走行輪4を車
幅方向に向けて駆動する際に、コントローラ10の制御
により、各走行輪4の駆動と同期して両リニアモータ1
5,17が作動されるようになっており、この時、上側
のリンク13のリンクアーム14a,14bの後端部が
前端部を支点として互いに車幅方向に離反する側に揺動
しつつ前進すると共に、下側のリンク13のリンクアー
ム14a,14bの前端部が後端部を支点として互いに
車幅方向に離反する側に揺動しつつ後進し、これによ
り、図2に示すように、半車体2,2の上部の前部及び
後部をそれぞれリンク13,13により連結しつつ車幅
方向に分離させるようにしている。
【0025】図1において、前記上面洗車手段7は、車
体1内の後部に車幅方向に延在して配置された大略ロー
ラ状の上面洗車ブラシ19と、これを両半車体2,2に
支持する一対のシリンダ20,20とを有し、上面洗車
ブラシ19は、その外周面にはブラシ材が植設され、そ
の中心軸21の回りに回動自在とされている。
【0026】両シリンダ20,20は、車体1内の後部
の両側、すなわち、各半車体2,2内の後部に各半車体
2,2の下部から上面洗車ブラシ19の中心軸21に向
かって略上下方向に延在して設けられており、そのピス
トンロッド20a,20aが上面洗車ブラシ19の中心
軸21の両端部に枢着されている。
【0027】そして、各シリンダ20は、その本体の下
端部が支軸22を介して各半車体2に枢支され、支軸2
2の回りに車幅方向に揺動自在とされている。
【0028】かかる構成により、上面洗車ブラシ19
は、その中心軸21の両端部がシリンダ20,20を介
して半車体2,2に支持され、さらに、両シリンダ2
0,20のピストンロッド20a,20aの伸縮によ
り、昇降自在とされている。そして、両半車体2,2を
分離する際には、図3に示すように、各シリンダ20
が、互いに相手方に向かって支軸22の回りに揺動する
ことにより、両半車体2,2の間の箇所に配置されるこ
ととなる。この場合、両シリンダ20,20は、図示し
ないガイド機構により、等角度づつ支軸22の回りに揺
動するようになっており、従って、上面洗車ブラシ19
は、両半車体2,2の間の略中央箇所に配置されること
となる。
【0029】尚、上面洗車ブラシ19の内部には、図示
しないモータが内蔵されており、このモータの駆動によ
り、上面洗車ブラシ19が中心軸21の回りに回動され
る。
【0030】また、上面洗車ブラシ19の中心軸21の
両端部からは、一対の取付アーム23,23が延設され
ており、この取付アーム23,23の間には、上面洗車
ブラシ19と平行に水配管24が取付けられている。
【0031】この水配管24は、例えば、右側の半車体
2の後部の下部に取付けられた貯水タンク25に図示し
ない配管ホース等を介して接続されており、貯水タンク
25に固設されたポンプ26の作動により、貯水タンク
25から水が供給されるようになっている。そして、水
配管24には、複数のノズル24aが設けられており、
後述する被洗車車両Wの洗車の際には、水配管24に供
給された水をノズル24aを介して被洗車車両Wの上面
部に供給するようにしている。
【0032】図1において、前記側面洗車手段8は、各
半車体2内の後部にそれぞれ上下方向に延在して配置さ
れた大略ローラ状の一対の側面洗車ブラシ27,27
と、各上面洗車ブラシ27の中心軸28の上端部及び下
端部から前方に向かって延設された支持アーム29,2
9とを有し、各側面洗車ブラシ27は、その外周面には
ブラシ材が植設され、その中心軸28の回りに回動自在
とされている。
【0033】この場合、各側面洗車ブラシ27の支持ア
ーム29,29の先端部はそれぞれ支軸30,30を介
して各半車体2に枢着され、該側面洗車ブラシ27と共
に支軸30,30の回りに車幅方向に揺動自在とされて
いる。
【0034】そして、上側の支持アーム29の先端部に
は、支軸30と同心にモータ31が固設されており、こ
のモータ31の駆動力により、各側面洗車ブラシ27が
支持アーム29,29と共に、支軸30,30の回りに
揺動されるようになっている。
【0035】尚、各側面洗車ブラシ27の内部には、図
示しないモータが内蔵されており、このモータの駆動に
より、各側面洗車ブラシ27がその中心軸28の回りに
回動される。
【0036】また、各側面洗車ブラシ27の支持アーム
29,29の間には、側面洗車ブラシ27と平行に水配
管32が取付けられており、この水配管32は、前記貯
水タンク25に図示しない配管ホース等を介して接続さ
れており、前記ポンプ26の作動により、貯水タンク2
5から水が供給されるようになっている。そして、水配
管32には、複数のノズル32aが設けられており、後
述する被洗車車両Wの洗車の際には、水配管32に供給
された水をノズル32aを介して被洗車車両Wの側面部
に供給するようにしている。
【0037】次に、かかる自走洗車機の作動を説明す
る。
【0038】図1において、この自走洗車機において
は、半車体2,2が結合された状態では、通常の自動車
と同様に走行することができる。
【0039】すなわち、図示しないアクセルを操作する
ことにより、コントローラ10の制御により各走行用モ
ータ9が作動されて各走行輪4が回転駆動され、これに
より車体1が走行する。
【0040】また、例えば、旋回を行う際には、図示し
ないステアリングを操作することにより、各操舵用モー
タ11が作動されて各走行輪4が左右に操舵される。
【0041】一方、この自走洗車機を洗車機として用い
る場合には、停車状態で、図示しない操作スイッチを操
作することにより、まず、各操舵用モータ11が作動さ
れて、各走行輪4が車幅方向に向く位置に操舵され、次
いで、各走行用モータ9が作動されると共に、これと同
期して前記連結手段3のリニアモータ15,17が作動
される。
【0042】この時、各走行輪4が車幅方向を向いて回
転駆動されると共に、前記連結手段3のリンク13,1
3が前記したように作動し、これにより、図2及び図3
に示すように、半車体2,2が車幅方向で互いに逆方向
に移動して分離される。
【0043】また、この時、図3に示すように、上面洗
車手段7の両シリンダ20,20が互いに相手方に向か
って等角度づつ揺動し、これにより、上面洗車ブラシ1
9が水平姿勢で半車体2,2の間の中央箇所に露出す
る。そして、この状態で、両シリンダ20,20のピス
トンロッド20a,20aが一旦、伸長され、これによ
り、上面洗車ブラシ19は上昇される。
【0044】次いで、かかる両半車体2,2の分離状態
で、被洗車車両W(本実施例では通常の自動車)が半車
体2,2の間の箇所にその前方あるいは後方から進入さ
れ、その後に、上面洗車ブラシ19が被洗車車両Wの上
面部に向かって下降されて該上面部に接触され、さら
に、図2及び図3に示すように、各側面洗車ブラシ27
が前記モータ31の作動により被洗車車両Wの側面部に
向かって揺動されて該側面部に接触される。
【0045】そして、かかる後に、上面洗車ブラシ19
及び各側面洗車ブラシ27がそれぞれ図示しない内蔵モ
ータにより回転駆動されると共に、前記ポンプ26の作
動により貯水タンク25から水配管24,32(図1参
照)に水が供給されて被洗車車両Wの上面部及び側面部
に吹きつけられ、さらに、各半車体2の各走行輪4を再
び前後方向に操舵した状態で各走行輪4を駆動すること
により、両半車体2,2が前進あるいは後進され、これ
により、被洗車車両Wの上面部及び両側面部が洗車され
る。
【0046】尚、このとき、上面洗車ブラシ19及び各
側面洗車ブラシ27には、図示しない接触センサが設け
られており、この接触センサにより、各ブラシ19,2
7と被洗車車両Wとの接触状態を検知することにより、
両者の接触状態が適宜、調整される。
【0047】かかる洗車後には、被洗車車両Wが半車体
2,2の間の箇所から脱出され、次いで、前記と逆の作
動により、図1に示すように、再び、半車体2,2が結
合されると共に、各ブラシ19,27が車体1内に格納
される。
【0048】このように、かかる自走洗車機において
は、半車体2,2の結合状態では、コンパクトな構成で
通常の自動車と同様に走行することができる一方、半車
体2,2を分離することにより、通常の洗車機と同様に
被洗車車両Wの洗車を行うことができ、従って、洗車業
者にとっては、車体1を駐車させるスペースを確保する
だけで、顧客の要望に応じて被洗車車両Wの駐車箇所に
出張して洗車を行うことができる一方、顧客にとって
も、洗車業者に依頼するだけで、時間的な制約を受けず
に自己の被洗車車両の洗車を行うことができる。
【0049】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の自走洗車機によれば、一対の半車体の結合状態では、
これらの内部に上面洗車手段及び側面洗車手段が格納さ
れると共に、走行手駆動手段及び操舵手段により走行輪
を駆動し、さらに操舵するようにしたことによって、コ
ンパクトな構成で通常の自動車と同様に走行して移動す
ることができる。
【0050】また、洗車を行う際には、走行輪を車幅方
向に操舵した後に、走行駆動手段により走行輪を駆動す
ることにより、両半車体を連結手段により連結した状態
で車幅方向に分割することができると共に、その分割状
態で上面洗車手段の上面洗車ブラシが両半車体の間で車
幅方向に延在し、さらに、側面洗車手段の一対の側面洗
車ブラシがそれぞれ各半車体の位置に上下方向に延在す
るようにしたことによって、両半車体の間に被洗車車両
を進入させることにより、通常の洗車機と同様に容易に
上面洗車ブラシ及び各側面洗車ブラシにより被洗車車両
の上面部及び側面部を洗車することができる。
【0051】そして、このように、両半車体を結合させ
ることにより、コンパクトな構成で通常の自動車と同様
に移動することができると共に、両半車体を分離させる
ことにより容易に通常の洗車機と同様に洗車を行うこと
ができることによって、洗車業者やその顧客にとって時
間的あるいはスペース的な制約を受けずに容易に本発明
の自走洗車機を活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走洗車機の説明的斜視図、
【図2】該自走洗車機の平面視における作動説明図、
【図3】該自走洗車機の背面視における作動説明図。
【符号の説明】
1…車体、2…半車体、3…連結手段、4…走行輪、5
…走行駆動手段、6…操舵手段、7…上面洗車手段、8
…側面洗車手段、19…上面洗車ブラシ、27…側面洗
車ブラシ、W…被洗車車両。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車幅方向に分割可能に結合された一対の半
    車体から成る車体と、両半車体の分割時にこれらの間に
    被洗車車両が進入可能な位置で両半車体を連結する連結
    手段と、各半車体を支持し、少なくとも前後方向に向く
    位置及び車幅方向に向く位置の間で操舵可能に設けられ
    た走行輪と、各走行輪を走行位置と車幅方向に向く位置
    とに操舵する操舵手段と、両半車体が結合された状態で
    前記車体を走行させるべく各走行輪を駆動すると共に、
    被洗車車両を洗車する際に、各走行輪が車幅方向に向け
    られた状態で両半車体をこれらの間に被洗車車体が進入
    可能な位置に分割・移動させるべく各走行輪を駆動する
    走行駆動手段と、前記両半車体の分割状態でこれらの間
    に進入する被洗車車両の上面部を洗車すべく両半車体に
    車幅方向に延在して支持された上面洗車ブラシを有し、
    前記両半車体の結合時に前記車体内に格納可能に設けら
    れた上面洗車手段と、前記両半車体の分割状態でこれら
    の間に進入する被洗車車両の両側面部を洗車すべく各半
    車体にそれぞれ上下方向に延在して支持された一対の側
    面洗車ブラシを有し、前記両半車体の結合時に前記車体
    内に格納可能に設けられた側面洗車手段とを備えたこと
    を特徴とする自走洗車機。
JP19529091A 1991-08-05 1991-08-05 自走洗車機 Pending JPH0539004A (ja)

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