JPH09226632A - 電気自動車のボディー構造 - Google Patents
電気自動車のボディー構造Info
- Publication number
- JPH09226632A JPH09226632A JP8035148A JP3514896A JPH09226632A JP H09226632 A JPH09226632 A JP H09226632A JP 8035148 A JP8035148 A JP 8035148A JP 3514896 A JP3514896 A JP 3514896A JP H09226632 A JPH09226632 A JP H09226632A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor tunnel
- battery tray
- floor
- vehicle
- battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/005—Arrangement or mounting of seats in vehicles, e.g. dismountable auxiliary seats
- B60N2/015—Attaching seats directly to vehicle chassis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D25/00—Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
- B62D25/20—Floors or bottom sub-units
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気自動車において、バッテリを搭載するた
めに十字型にトンネルを設けたフロアパネルの剛性を確
保する。 【解決手段】 横方向フロアトンネル１６によって分断
された縦方向フロアトンネル１２の側壁３６をバッテリ
トレイ２０の側壁３８で補強する。これによって、縦方
向フロアトンネル１２の分断によって低下した前後方向
の曲げ剛性を回復することができる。
めに十字型にトンネルを設けたフロアパネルの剛性を確
保する。 【解決手段】 横方向フロアトンネル１６によって分断
された縦方向フロアトンネル１２の側壁３６をバッテリ
トレイ２０の側壁３８で補強する。これによって、縦方
向フロアトンネル１２の分断によって低下した前後方向
の曲げ剛性を回復することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロア下部にバッ
テリを搭載した電気自動車のボディー構造に関する。
テリを搭載した電気自動車のボディー構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、排気ガスを出さない、騒音が少な
いなどの理由から電気自動車の開発が行われており、一
部実用に供されている。電気自動車は、走行に必要な電
力の全て、または一部を車載されたバッテリより得て、
モータを駆動して走行する。そして、バッテリを搭載す
るために大きなスペースが要求される。特に、３ボック
スセダンなどのような通常の乗用車においては、そのス
ペースを確保することが難しく、また重いバッテリを搭
載した場合の操縦性やバッテリの交換の容易さなどを考
慮すると、車両のフロア下に吊り下げるように搭載する
ことが好ましい。
いなどの理由から電気自動車の開発が行われており、一
部実用に供されている。電気自動車は、走行に必要な電
力の全て、または一部を車載されたバッテリより得て、
モータを駆動して走行する。そして、バッテリを搭載す
るために大きなスペースが要求される。特に、３ボック
スセダンなどのような通常の乗用車においては、そのス
ペースを確保することが難しく、また重いバッテリを搭
載した場合の操縦性やバッテリの交換の容易さなどを考
慮すると、車両のフロア下に吊り下げるように搭載する
ことが好ましい。
【０００３】図３には、通常の４ドアセダンのアンダー
ボディー、特に車室部分の床となるフロアパネルの一例
が示されている。現在の乗用車のほとんどはモノコック
ボディーを採用しており、ボディーを構成する鋼板（パ
ネル）が強度部材となっている。したがって、ボディー
パネルは、凹凸や菅状部分を有する複雑な形状となって
いる。図３に示すフロアパネル１１０においても、車幅
中央部分に車両長手方向（前後方向）に伸びるフロアト
ンネル１１２を有し、この部分が前後方向における曲げ
に対する強度部材となっている。また、フロアパネル１
１０にはフロントシート１１４を取り付ける取付け部１
１６が設けられている。フロアトンネル１１２はフロン
トシート１１４および乗員の重量を支えており、この面
から十分な剛性が要求される。さらに、フロアトンネル
１１２の上部には、シフトレバーやパーキングブレーキ
レバーなどが、取り付け部１１８，１２０に取り付けら
れる。したがって、フロアトンネル１１２には十分な剛
性が要求される。また、前述のフロントシート１１４が
取り付けられた状態でその前方および後方は、乗員の足
が置かれる足元スペース１２２である。
ボディー、特に車室部分の床となるフロアパネルの一例
が示されている。現在の乗用車のほとんどはモノコック
ボディーを採用しており、ボディーを構成する鋼板（パ
ネル）が強度部材となっている。したがって、ボディー
パネルは、凹凸や菅状部分を有する複雑な形状となって
いる。図３に示すフロアパネル１１０においても、車幅
中央部分に車両長手方向（前後方向）に伸びるフロアト
ンネル１１２を有し、この部分が前後方向における曲げ
に対する強度部材となっている。また、フロアパネル１
１０にはフロントシート１１４を取り付ける取付け部１
１６が設けられている。フロアトンネル１１２はフロン
トシート１１４および乗員の重量を支えており、この面
から十分な剛性が要求される。さらに、フロアトンネル
１１２の上部には、シフトレバーやパーキングブレーキ
レバーなどが、取り付け部１１８，１２０に取り付けら
れる。したがって、フロアトンネル１１２には十分な剛
性が要求される。また、前述のフロントシート１１４が
取り付けられた状態でその前方および後方は、乗員の足
が置かれる足元スペース１２２である。
【０００４】エンジンにより走行する従来の自動車にお
いては、燃料タンクは後部座席の下に配置すれば、多く
の場合十分な容量を得ることができる。しかしながら、
前述のように電気自動車においては、たくさんのバッテ
リをフロア下に搭載する必要がある。図３に示すような
従来のセダンのフロアパネルの下の全面にバッテリを搭
載すれば、それだけ車高が上がってしまう。そこで、図
４に示すフロアパネル１３０のように、前後に延びるフ
ロアトンネル１３２の他に、フロントシートの下の部分
にも左右方向に延びるトンネル１３４を設けて、この部
分にもバッテリを搭載することが考えられる。フロント
シート１１４の前後に、バッテリ搭載部分を設けないの
は、ここは乗員の足が置かれる足元スペース１３６を設
ける必要があるためである。
いては、燃料タンクは後部座席の下に配置すれば、多く
の場合十分な容量を得ることができる。しかしながら、
前述のように電気自動車においては、たくさんのバッテ
リをフロア下に搭載する必要がある。図３に示すような
従来のセダンのフロアパネルの下の全面にバッテリを搭
載すれば、それだけ車高が上がってしまう。そこで、図
４に示すフロアパネル１３０のように、前後に延びるフ
ロアトンネル１３２の他に、フロントシートの下の部分
にも左右方向に延びるトンネル１３４を設けて、この部
分にもバッテリを搭載することが考えられる。フロント
シート１１４の前後に、バッテリ搭載部分を設けないの
は、ここは乗員の足が置かれる足元スペース１３６を設
ける必要があるためである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、電気自
動車においてバッテリを搭載するスペースを確保するた
めに、図４に示すように、フロアパネル１３０に十字に
交差するフロアトンネル１３２，１３４を設けた場合、
縦方向のフロアトンネル１３２、特にその側壁１３８
は、横方向のフロアトンネルによって分断されてしま
い、フロアパネル１３０の十分な剛性が確保できないと
いう問題があった。
動車においてバッテリを搭載するスペースを確保するた
めに、図４に示すように、フロアパネル１３０に十字に
交差するフロアトンネル１３２，１３４を設けた場合、
縦方向のフロアトンネル１３２、特にその側壁１３８
は、横方向のフロアトンネルによって分断されてしま
い、フロアパネル１３０の十分な剛性が確保できないと
いう問題があった。
【０００６】フロアパネル１３０の剛性が十分でない
と、フロントシート１１４や乗員の重量を支持できず、
また車体の前後方向の剛性を十分に確保することができ
なくなる。
と、フロントシート１１４や乗員の重量を支持できず、
また車体の前後方向の剛性を十分に確保することができ
なくなる。
【０００７】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、フロア下にバッテリを搭載するため
に、互いに交差する縦方向と横方向のフロアトンネルを
設けた場合においても、十分な車体剛性を確保すること
のできる電気自動車のボディー構造を提供することを目
的とする。
されたものであり、フロア下にバッテリを搭載するため
に、互いに交差する縦方向と横方向のフロアトンネルを
設けた場合においても、十分な車体剛性を確保すること
のできる電気自動車のボディー構造を提供することを目
的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる電気自動車のボディー構造は、互
いに交差する縦方向フロアトンネルと横方向フロアトン
ネル内に、当該フロアトンネルの形状に適合するバッテ
リトレイに納められたバッテリを搭載する電気自動車に
おいて、横方向のフロアトンネルによって分断された縦
方向フロアトンネルの側壁の間を前記バッテリトレイの
一部によって掛け渡したものである。
めに、本発明にかかる電気自動車のボディー構造は、互
いに交差する縦方向フロアトンネルと横方向フロアトン
ネル内に、当該フロアトンネルの形状に適合するバッテ
リトレイに納められたバッテリを搭載する電気自動車に
おいて、横方向のフロアトンネルによって分断された縦
方向フロアトンネルの側壁の間を前記バッテリトレイの
一部によって掛け渡したものである。
【０００９】本発明は以上のような構成を有しており、
横方向のフロアトンネルによって分断された縦方向のフ
ロアトンネルの側壁をバッテリトレイの一部によって掛
け渡し、分断によって弱くなった部分を補強し、低下し
た剛性を回復させることができる。
横方向のフロアトンネルによって分断された縦方向のフ
ロアトンネルの側壁をバッテリトレイの一部によって掛
け渡し、分断によって弱くなった部分を補強し、低下し
た剛性を回復させることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電気自動車
のボディー構造の好適な実施の形態について図面に従っ
て説明する。図１には、本実施形態の構成が示されてい
る。本実施形態のボディーのフロアパネル１０は、車両
の前後方向に延びる縦方向フロアトンネル１２と、フロ
ントシート１４の下部に設けられ、車両の左右方向に延
びる横方向フロアトンネル１６を有している。エンジン
により走行する従来の乗用車とは異なり、エンジンを搭
載していない電気自動車においては、縦方向フロアトン
ネル１２内に排気管を通す必要がなく、また駆動モータ
を車両フロントに配し、前輪を駆動輪とする、いわゆる
ＦＦ駆動とすれば、ドライブシャフトも通す必要がな
い。したがって、この縦方向フロアトンネル１２内にバ
ッテリを搭載することが可能である。また、乗員がシー
トに腰掛けたときに、この乗員の足が置かれる足元スペ
ース１８が確保されれば、その他の床面は高くすること
ができる。すなわち、フロントシート１４の下は床面を
高くすることができ、左右のフロントシートの下の床面
を高くして横方向フロアトンネル１６を形成し、ここに
バッテリを搭載することができる。さらに、エンジンを
搭載していない電気自動車においては、燃料タンクも必
要ないので、通常燃料タンクのあるリアシート下部にも
バッテリを搭載することができる。
のボディー構造の好適な実施の形態について図面に従っ
て説明する。図１には、本実施形態の構成が示されてい
る。本実施形態のボディーのフロアパネル１０は、車両
の前後方向に延びる縦方向フロアトンネル１２と、フロ
ントシート１４の下部に設けられ、車両の左右方向に延
びる横方向フロアトンネル１６を有している。エンジン
により走行する従来の乗用車とは異なり、エンジンを搭
載していない電気自動車においては、縦方向フロアトン
ネル１２内に排気管を通す必要がなく、また駆動モータ
を車両フロントに配し、前輪を駆動輪とする、いわゆる
ＦＦ駆動とすれば、ドライブシャフトも通す必要がな
い。したがって、この縦方向フロアトンネル１２内にバ
ッテリを搭載することが可能である。また、乗員がシー
トに腰掛けたときに、この乗員の足が置かれる足元スペ
ース１８が確保されれば、その他の床面は高くすること
ができる。すなわち、フロントシート１４の下は床面を
高くすることができ、左右のフロントシートの下の床面
を高くして横方向フロアトンネル１６を形成し、ここに
バッテリを搭載することができる。さらに、エンジンを
搭載していない電気自動車においては、燃料タンクも必
要ないので、通常燃料タンクのあるリアシート下部にも
バッテリを搭載することができる。
【００１１】本実施形態のボディー構造においては、バ
ッテリは、フロアパネルの縦方向フロアトンネルと横方
向フロアトンネル内およびリアシートの下部に搭載され
る。すなわち、バッテリは、フロアパネルの前後、左右
の中央部に形成される十字型の部分とこれの後方に連な
る部分に搭載される。また、バッテリは全体を一体とし
て積み降ろしすることが作業上好ましく、このために複
数個のバッテリがバッテリトレイ２０に納められてい
る。このバッテリトレイ２０は、前述の搭載部分の形状
に適合した形状を有している。すなわち、バッテリトレ
イ２０は、車両前後方向に貫き、縦方向フロアトンネル
１２とリアシート下の部分で前記縦方向フロアトンネル
の延長部分の形状に適合した幹部分２２と、横方向フロ
アトンネル１６の左右のフロントシートの下の部分の形
状に適合し、幹部２２の左右に延びる前枝部２４と、リ
アシートの下の部分の形状に適合し、幹部２２の左右に
延びる後枝部２６を有している。前記のバッテリトレイ
幹部２２が前後方向に貫いているので、バッテリトレイ
２０の前後方向の剛性が確保されている。また、左右の
前枝部２４を連結するように、幹部２２の内部に仕切り
壁２８が設けられており、後枝部２６に関しても、同様
に仕切り壁３０が設けられている。これらの仕切り壁に
よってバッテリトレイ２０の左右方向の剛性が確保され
ている。
ッテリは、フロアパネルの縦方向フロアトンネルと横方
向フロアトンネル内およびリアシートの下部に搭載され
る。すなわち、バッテリは、フロアパネルの前後、左右
の中央部に形成される十字型の部分とこれの後方に連な
る部分に搭載される。また、バッテリは全体を一体とし
て積み降ろしすることが作業上好ましく、このために複
数個のバッテリがバッテリトレイ２０に納められてい
る。このバッテリトレイ２０は、前述の搭載部分の形状
に適合した形状を有している。すなわち、バッテリトレ
イ２０は、車両前後方向に貫き、縦方向フロアトンネル
１２とリアシート下の部分で前記縦方向フロアトンネル
の延長部分の形状に適合した幹部分２２と、横方向フロ
アトンネル１６の左右のフロントシートの下の部分の形
状に適合し、幹部２２の左右に延びる前枝部２４と、リ
アシートの下の部分の形状に適合し、幹部２２の左右に
延びる後枝部２６を有している。前記のバッテリトレイ
幹部２２が前後方向に貫いているので、バッテリトレイ
２０の前後方向の剛性が確保されている。また、左右の
前枝部２４を連結するように、幹部２２の内部に仕切り
壁２８が設けられており、後枝部２６に関しても、同様
に仕切り壁３０が設けられている。これらの仕切り壁に
よってバッテリトレイ２０の左右方向の剛性が確保され
ている。
【００１２】さらに、バッテリトレイ２０の所定の部分
には、これをフロアパネル１０に固定するための固定フ
ランジ３２が設けられている。固定フランジ３２にはボ
ルトが貫通するための貫通孔が設けられており、このボ
ルトがフロアパネル１０下部の前記固定フランジに対応
する部分に設けられた取付け部３４に捩じ込まれること
によって、バッテリトレイ２０がフロアパネル１０の下
部に固定される。
には、これをフロアパネル１０に固定するための固定フ
ランジ３２が設けられている。固定フランジ３２にはボ
ルトが貫通するための貫通孔が設けられており、このボ
ルトがフロアパネル１０下部の前記固定フランジに対応
する部分に設けられた取付け部３４に捩じ込まれること
によって、バッテリトレイ２０がフロアパネル１０の下
部に固定される。
【００１３】図２には、バッテリトレイ２０が取り付け
られたボディーを、下から見上げた状態が示されてい
る。ただし、バッテリトレイの底板に関しては省略され
ている。バッテリトレイ２０がフロアパネル１０に固定
されると、固定フランジ３２a，３２b ，３２c ，３２
d と取付け部３４a ，３４b ，３４c ，３４d がそれぞ
れ強固に結合され、これらの固定フランジの間のバッテ
リトレイの側壁が、フロアトンネルの交差部分で分断さ
れた側壁にかけ渡されることとなる。すなわち、縦方向
フロアトンネル１２の側壁３６が横方向フロアトンネル
１６によって分断された部分に、バッテリトレイの幹部
２２の側壁３８が、取付け部３４a と取付け部３４b 、
および取付け部３４c と取付け部３４d に掛け渡された
状態となる。また、横方向フロアトンネル１６に関して
も同様に、前述の仕切り壁２８が分断された側壁４０
を、取付け部３４a と取付け部３４c 、および取付け部
３４bと取付け部３４d に掛け渡す状態となる。これに
よって、バッテリトレイ２０を強度部材として用い、縦
横のフロアトンネル１２，１６の交差する部分で低下し
た剛性を回復することができる。このとき、取付け部３
４a ，３４b ，３４c ，３４d は、縦横のフロアトンネ
ル１２，１６が交差する角部に設けられることが好まし
い。このようにすれば、フロアトンネルの側壁３６，４
０と、バッテリトレイの側壁３８および仕切り壁２８が
ぞれぞれほぼひとつの直線上に並ぶことになり、剛性が
より高くなる。
られたボディーを、下から見上げた状態が示されてい
る。ただし、バッテリトレイの底板に関しては省略され
ている。バッテリトレイ２０がフロアパネル１０に固定
されると、固定フランジ３２a，３２b ，３２c ，３２
d と取付け部３４a ，３４b ，３４c ，３４d がそれぞ
れ強固に結合され、これらの固定フランジの間のバッテ
リトレイの側壁が、フロアトンネルの交差部分で分断さ
れた側壁にかけ渡されることとなる。すなわち、縦方向
フロアトンネル１２の側壁３６が横方向フロアトンネル
１６によって分断された部分に、バッテリトレイの幹部
２２の側壁３８が、取付け部３４a と取付け部３４b 、
および取付け部３４c と取付け部３４d に掛け渡された
状態となる。また、横方向フロアトンネル１６に関して
も同様に、前述の仕切り壁２８が分断された側壁４０
を、取付け部３４a と取付け部３４c 、および取付け部
３４bと取付け部３４d に掛け渡す状態となる。これに
よって、バッテリトレイ２０を強度部材として用い、縦
横のフロアトンネル１２，１６の交差する部分で低下し
た剛性を回復することができる。このとき、取付け部３
４a ，３４b ，３４c ，３４d は、縦横のフロアトンネ
ル１２，１６が交差する角部に設けられることが好まし
い。このようにすれば、フロアトンネルの側壁３６，４
０と、バッテリトレイの側壁３８および仕切り壁２８が
ぞれぞれほぼひとつの直線上に並ぶことになり、剛性が
より高くなる。
【００１４】また、本実施形態においては、車体の曲げ
剛性がより要求される長手方向、すなわち前後方向にお
いて、バッテリトレイ２０の側壁を前端から後端まで一
部材で貫いて構成することにより、強度および耐久性を
高めている。
剛性がより要求される長手方向、すなわち前後方向にお
いて、バッテリトレイ２０の側壁を前端から後端まで一
部材で貫いて構成することにより、強度および耐久性を
高めている。
【００１５】また、固定フランジ３２をバッテリトレイ
２０の前端、後端、右端、左端に設けているので、バッ
テリトレイ２０が、フロアトンネル１２，１６の交差部
分の強度部材のみならず、ボディー全体の強度部材とし
て機能し、ボディー剛性が向上する。
２０の前端、後端、右端、左端に設けているので、バッ
テリトレイ２０が、フロアトンネル１２，１６の交差部
分の強度部材のみならず、ボディー全体の強度部材とし
て機能し、ボディー剛性が向上する。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、横方向のフロアトンネ
ルによって分断された縦方向のフロアトンネルの側壁を
バッテリトレイの一部によって掛け渡し、分断によって
弱くなった部分を補強し、低下した剛性を回復させるこ
とができる。また、補強部材として新たな部材を追加す
るのではなく、バッテリトレイの一部を強度部材として
用いることにより重量の増加、コストの増加を抑えるこ
とができる。
ルによって分断された縦方向のフロアトンネルの側壁を
バッテリトレイの一部によって掛け渡し、分断によって
弱くなった部分を補強し、低下した剛性を回復させるこ
とができる。また、補強部材として新たな部材を追加す
るのではなく、バッテリトレイの一部を強度部材として
用いることにより重量の増加、コストの増加を抑えるこ
とができる。
【図１】 本発明にかかるボディー構造の実施形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】 本実施形態のボディー構造をボディー下から
見上げた状態を示す図である。
見上げた状態を示す図である。
【図３】 従来のエンジンにより駆動される車両のボデ
ィー構造を示す斜視図である。
ィー構造を示す斜視図である。
【図４】 電気自動車において、バッテリを搭載するス
ペースを設けたボディー構造を示す斜視図である。
ペースを設けたボディー構造を示す斜視図である。
１０ フロアパネル、１２ 縦方向フロアトンネル、１
４ フロントシート、１６ 横方向フロアトンネル、１
８ 足元スペース、２０ バッテリトレイ、２２ バッ
テリトレイ幹部、３２ 固定フランジ、３４ 取付け
部、３６ 縦方向フロアトンネル側壁、３８ バッテリ
トレイ側壁、４０ 横方向フロアトンネル側壁。
４ フロントシート、１６ 横方向フロアトンネル、１
８ 足元スペース、２０ バッテリトレイ、２２ バッ
テリトレイ幹部、３２ 固定フランジ、３４ 取付け
部、３６ 縦方向フロアトンネル側壁、３８ バッテリ
トレイ側壁、４０ 横方向フロアトンネル側壁。
Claims (1)
- 【請求項１】 互いに交差する縦方向フロアトンネルと
横方向フロアトンネル内に、当該フロアトンネルの形状
に適合するバッテリトレイに納められたバッテリを搭載
する電気自動車において、横方向のフロアトンネルによ
って分断された縦方向フロアトンネルの側壁の間をバッ
テリトレイの一部によって掛け渡した電気自動車のボデ
ィー構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8035148A JPH09226632A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 電気自動車のボディー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8035148A JPH09226632A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 電気自動車のボディー構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09226632A true JPH09226632A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12433828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8035148A Pending JPH09226632A (ja) | 1996-02-22 | 1996-02-22 | 電気自動車のボディー構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09226632A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000233648A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-08-29 | Mazda Motor Corp | 車両用バッテリの冷却構造 |
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| JP2011079411A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-21 | Suzuki Motor Corp | 車両のバッテリ冷却構造 |
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| CN103112371A (zh) * | 2011-11-10 | 2013-05-22 | 铃木株式会社 | 车辆用座椅的安装结构 |
| ITTO20120220A1 (it) * | 2012-03-14 | 2013-09-15 | Fioravanti Srl | Piattaforma portante per un autoveicolo, ed ossatura comprendente tale piattaforma |
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| DE102017205447A1 (de) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Bodenstruktur für ein elektrisch angetriebenes Kraftfahrzeug |
| CN110789620A (zh) * | 2018-07-25 | 2020-02-14 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用电池搭载地板结构 |
-
1996
- 1996-02-22 JP JP8035148A patent/JPH09226632A/ja active Pending
Cited By (14)
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