JP4098324B2 - 車両用燃料タンクの配置構造 - Google Patents
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Description
車両の運転席や助手席の下には、通常、スペースがある。このスペースを有効利用して、燃料タンクを配置したので、後席の下が空く。従って、フロアパネルのうち、後席の下方を下げてキャビン内スペースを一層広くすることができる。
すなわち、運転席並びに助手席の下から床までの空きスペースを有効利用することによ って、キャビン内スペースを狭くすることなく、且つ、燃料タンクの下面レベル(地上高 )を確保することができる。
この車両1は、テールゲートを備えるとともに、キャビンとトランク室との間に仕切りがない、エンジンルームとキャビンとからなる、いわゆる2ボックスカーである。詳しくは、車両1は、車体フレーム(車体)2の前部に想像線で示すエンジン3を搭載し、前車軸4と後車軸5との間にキャビン(車室)6を有し、運転席7と助手席8(この図で運転席7の向こう側)との下方で且つ床下に燃料タンク9を配置し、車体フレーム2の上に張ったフロアパネル11で燃料タンク9を覆い、フロアパネル11の後部分をトランク部12としたものである。
図中、13は前輪、14は後輪、15は後席である。
車体フレーム2は、前部両側に前後方向に延したフロントサイドフレーム21,21と、フロントサイドフレーム21,21の前部間に掛け渡したフロントクロスメンバ22と、フロントサイドフレーム21,21の車幅方向外側に且つ斜め上部に配置し車体前後方向に延びたアッパメンバ23,23と、アッパメンバ23,23の後部に接合したサイドシル24,24と、サイドシル24,24の後部から後方へ延したリヤサイドフレーム25,25と、サイドシル24,24の後部間に掛け渡したミドルクロスメンバ26と、リヤサイドフレーム25,25の後部間に掛け渡したリヤクロスメンバ27とを、主要構成としたものである。
燃料タンク9の前後左右を囲う床下補強部材31〜34で、フロアパネル(床)11を補強する。燃料タンク9は重量物であるから、この燃料タンク9を支える部分を補強することで、床全体の重量増加を抑えつつ、剛性に富んだ床にすることができる。
ところで、車両1は前エンジン・前輪駆動方式の車両(FF車)であり、フロアトンネル16にプロペラシャフトを通さないものである。この場合のフロアトンネル16は、フロアパネル11の剛性を高める目的で設けたものである。
図中、36はフロントダンパハウジング、37,37はサイドアウトリガーである。
フロアパネル11は、キャビン側(図の上方)へ突出したフロアトンネル16と、フロアトンネル16の両側の膨出部分41,41とを一体に形成したものである。膨出部分41,41の前部・後部縦壁部43,45で、両側のサイドシル24,24間を連結したので、車体フレーム2の剛性は高まる。
(1)フロアパネル11の下面に取付けた4本の床下補強部材31〜34(この図では左右2本のみ示す。)を、燃料タンク9の下面9bよりも寸法Lだけ下まで延した。燃料タンク9の下面9bが床下補強部材31〜34の下面よりも上位にあるので、燃料タンク9が接地する心配はない。なお、4本の床下補強部材31〜34のうち、少なくとも1本が、燃料タンク9の下面9bよりも下まで延びたものであればよい。
図1に示すように、前後2列の座席を備えた車両1は、一般に、車体フレーム2の長手中央近傍に前席(運転席7と助手席8)があり、この位置に車体重心がある。運転席7と助手席8との下方に、重量物である燃料タンク9を配置したので、燃料タンク9は車体重心の近傍の低位にある。この結果、車両1の重心が下がるとともに、旋回走行時等における車両の重心点回りの慣性モーメントが低減し、車両運動性能が高まる。
(a)のように、運転席7や助手席8の下は、通常、空きスペースである。この空きスペースを有効利用して、燃料タンク9を配置した。従来は、後席15の下方で且つ床下に燃料タンクを配置していた。燃料タンク9の配置を変えたので、後席15の下が空く。従って、フロアパネル11のうち、後席15の下方を下げることができる。又は、後席15の下に広いスペースS2を確保することができる。通常は、このスペースS2を、荷物収納スペースとして有効に使用することができる。
本発明では、図1及び図6(a)に示すように、車両1は、キャビン6内に運転席7並 びに助手席8とこれらの席7,8より後方の後席15とを有したものである。
運転席7と助手席8との下方で且つ床下に燃料タンク9を配置することにより、運転席 7や助手席8の下のスペースを有効利用して、燃料タンク9を配置したので、キャビン6 内スペースを広げることができる。このため、荷物収納スペースも広くなる。
すなわち、運転席7並びに助手席8の下から床11までの空きスペースを有効利用する ことによって、キャビン6内スペースを狭くすることなく、且つ、燃料タンク9の下面レ ベル(地上高)を確保することができる。
このため、前に倒したシートバック15aの高さをトランク部12と概ね同一レベルに することができる。この結果、車両1の後部に極めて容易に、広い後部収納スペースS3 を確保することができる。従って、後部収納スペースS3を広げるために、後席15を外 す必要はない。
図6(b)に示すように、後席15は、シートクッション15bの下面をフロアパネル 11の高さまで折畳むことができる。
燃料タンク9は、フロアパネル11との間に所定の隙間δをおいて配置したものである。隙間δをおくことによって、空気を介在させたので遮音性が高まり、燃料揺動音(燃料タンク内の燃料が揺れて発する音)等がキャビン6に伝わり難い。従って、キャビン6の居住性は高まる。
サブフレーム51は、車体フレーム2の左右のサイドアウトリガー37,37に掛け渡すクロスメンバ部52と、クロスメンバ部52から後方へ二股状に延びて後部フロアフレーム32に結合する左右のビーム部53,53とからなる。
車体フレーム2に燃料タンク9を取付けるには、先ず、サブフレーム51に燃料タンク9を載せ、この燃料タンク9の左右上部に2個のバンド54,54を掛け、これらのバンド54,54をサブフレーム51にボルト55・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)で結合する。次に、サイドアウトリガー37の下面並びに後部フロアフレーム32の下面に、サブフレーム51を当て、ボルト56・・・で結合する。
この変形例の車両1は、エンジン3と電気モータ61の両方を走行用動力源とした、いわゆる、ハイブリッド型車両であり、エンジン3の近傍に電気モータ61を配置するとともに、後席15の下に電気モータ61の電力供給源(例えば、バッテリ、燃料電池)62を配置したことを特徴とする。詳しくは、運転席7と助手席8との下方で且つ床下に燃料タンク9を配置したので、後席15の下が空く。後席15の下の広いスペースS2を、電力供給源収納スペースとして有効活用した。
しかも、電力供給源62を後席15下のスペースS2に収納するので、従来の車体フレーム2をそのまま流用することができ、生産性が高まる。
さらには、燃料タンク9と電力供給源62の両方をフロア部分に配置したので、車両の重心は低い。
これ以外の構成については、上記図1〜図9に示す構成と同様であり、同一符号を付し、その説明を省略する。
ところで、燃料タンク9は上面9cを遮音板58に当てたものである。このため、フロアパネル11から燃料タンク9までの高さを小さくすることができる。
また、この図は、燃料タンク9の上面全体を遮音板58で覆ったことを示す。
他の構成については、上記図1〜図12に示す実施の形態の構成と同一であり、同一符号を付してその説明を省略する。
燃料タンク9への燃料充填系統70は、車両1の後部側部に設けた燃料注入口71から注入した燃料を、フィラーパイプ72を介して燃料タンク9へ充填し、このときに燃料タンク9内の空気をブリーザパイプ73を通じて燃料注入口71近傍へ放出させるものである。本発明は、フィラーパイプ72並びにブリーザパイプ73を、想像線にて示すフロアトンネル16を通じて、燃料注入口71から燃料タンク9まで配管したことを特徴とする。
本発明は、リヤブレーキ液パイプ87,88並びにパーキングブレーキワイヤ92,93を、フロアトンネル16に通したことを特徴とする。
また、この図は、フィラーパイプ72、ブリーザパイプ73、リヤブレーキ液パイプ87,88並びにパーキングブレーキワイヤ92,93が、フロアトンネル16を通った後にフロアパネル11の後部へ延びていることを示す。
また、フィラーパイプ72とブリーザパイプ73、リヤブレーキ液パイプ87,88並びにパーキングブレーキワイヤ92,93との取付ステイ(図示せず)を、統合させることができる。
Claims (2)
- 前車軸と後車軸との間にキャビンを有し、このキャビン内に運転席並びに助手席とこれらの席より後方の後席とを有した車両において、
前記運転席と助手席との下方で且つ床下に燃料タンクを配置し、
前記運転席と助手席との下方でフロアパネルを上方へ膨出させ、
その膨出部分で燃料タンクの上部を覆い、
前記膨出部分は、側面断面視において前側の前部縦壁部と、中間部分の水平部と、後側の後部縦壁部とからなり、
さらに、前記膨出部分は、車幅中央近傍で前後に通るフロアトンネルの左右両方の側部に設けられ、前記フロアトンネルと共に前記フロアパネルに一体に形成されており、
前記後席は、シートバックを前に倒すとともにシートクッションを下方に移動することにより折畳んだ状態で、前記後部縦壁部に臨むとともに、前に倒したシートバックの高さが、前記キャビンの後方のトランク部と概ね同一レベルとなるように構成したことを特徴とする車両用燃料タンクの配置構造。 - 前記後席は、前記シートクッションの下面をフロアパネルの高さまで折畳み可能な構成 であることを特徴とした請求項1記載の車両用燃料タンクの配置構造。
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