JPH09226523A - 車両用ワイパ制御装置 - Google Patents

車両用ワイパ制御装置

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Publication number
JPH09226523A
JPH09226523A JP8033298A JP3329896A JPH09226523A JP H09226523 A JPH09226523 A JP H09226523A JP 8033298 A JP8033298 A JP 8033298A JP 3329896 A JP3329896 A JP 3329896A JP H09226523 A JPH09226523 A JP H09226523A
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JP
Japan
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wiper
switch
wiping mode
intermittent wiping
state
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Application number
JP8033298A
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English (en)
Inventor
Kouki Imaeda
功旗 今枝
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイパスイッチにより間欠払拭モードが選択
されたときにワイパによる払拭動作を直ちに開始させる
という即動機能を、そのワイパスイッチの切換操作状態
の如何に拘らず常に発揮できるようにすること。 【解決手段】 ワイパスイッチ21が間欠払拭モード位
置INTにある状態では、第1のトランジスタ31が、
コンデンサ33の充放電に応じた第2のトランジスタ3
2のオンオフにより間欠的にオンされて、各オン期間に
リレースイッチ30aの接点(c−a)間を通じてワイ
パモータ22に通電される。ワイパスイッチ21がオフ
位置OFFへ切換えられたときには、放電抵抗34の端
子電圧が第2のダイオード36により電源ライン+Bの
電圧レベルにクランプされた状態が解除されて、コンデ
ンサ33の充電電荷が第1のダイオード35及び放電抵
抗34を通じて小時定数にて放電されるようになり、そ
の後にワイパスイッチ21が間欠払拭モード位置INT
へ操作されたときに、第1のトランジスタ31が直ちに
オンされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパの間欠払拭
動作時のインターバル時間をコンデンサの放電期間に基
づいて決定するように構成された車両用ワイパ制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用ワイパ制御装置の一例
として図2に示すような回路構成を備えたものがある。
即ち、この図2において、車載バッテリ1からイグニッ
ションスイッチ2及びワイパスイッチ3などを介して通
電されるワイパモータ4は、高速回転端子H、低速回転
端子L及びコモン端子Cを備えた構成となっており、ワ
イパのミスト動作時、間欠払拭動作時及び低速払拭動作
時に低速回転端子Lを介して通電され、ワイパの高速払
拭動作時に高速回転端子Hを介して通電される。
【0003】上記ワイパスイッチ3は、ミスト位置MI
ST、停止位置OFF、間欠払拭モード位置INT、低
速払拭モード位置LO、高速払拭モード位置HIへそれ
ぞれ切換え可能な構成となっている。この場合、ワイパ
スイッチ3は、接点T1〜T5を備えており、上記した
各位置MIST、OFF、INT、LO、HIへそれぞ
れ切換えられた状態では、接点T1〜T5間を、図中に
「○−○」印で示すように選択的に接続する。尚、ワイ
パスイッチ3は、間欠払拭モード位置INTとオフ位置
OFF及び低速払拭モード位置LOとの各間で切換えら
れるときには、図中に「×−×」印で示すように接点T
3・T5間がショートしない構成となっている。
【0004】前記ワイパモータ4に付随して設けられた
定位置停止スイッチ5は、ワイパが待機位置にあるとき
に接点(c−b)間をオンした動作停止状態に保持され
ると共に、ワイパモータ4に一旦通電されてワイパが上
記待機位置から移動されたときに接点(c−a)間をオ
ンした動作状態に切換えられる。
【0005】リレー6は、トランスファ形のリレースイ
ッチ6a及びリレーコイル6bを備えており、リレーコ
イル6bに通電された状態でリレースイッチ6aの接点
(c−a)間をオンした状態に切換わる。第1のトラン
ジスタ7は、そのオン状態で前記リレーコイル6bの通
電路を形成するようになっており、この第1のトランジ
スタ7は、第2のトランジスタ8がオフされた状態にお
いてのみオン可能な構成となっている。
【0006】上記第2のトランジスタ8は、間欠払拭モ
ード用コンデンサ9の放電電流によってオンされる構成
となっている。また、ボリューム10は、間欠払拭モー
ド用コンデンサ9の放電時定数を調節するために設けら
れており、ダイオード11は、定位置停止スイッチ5の
接点(c−a)間がオンされた状態において、間欠払拭
モード用コンデンサ9を車載バッテリ1の出力によって
充電するために設けられている。
【0007】尚、12はウオッシャポンプモータ、13
はウオッシャスイッチ、14はウオッシャポンプモータ
12の動作時においてワイパによる払拭動作を所定時間
だけ実行するためのタイマ回路を構成するコンデンサで
ある。
【0008】上記のように構成された車両用ワイパ制御
装置においては、イグニッションスイッチ2のオン状態
でワイパスイッチ3が間欠払拭モード位置INTへ切換
えられたときには、第1のトランジスタ7のベースに対
して、車載バッテリ1からワイパスイッチ3の接点T5
・T4間→抵抗15→ダイオード16の経路で電流が供
給されて、当該トランジスタ7がオンする。すると、リ
レーコイル6bに通電されてリレースイッチ6aが接点
(c−a)間をオンするため、当該接点(c−a)間及
びワイパスイッチ3の接点T3・T2間を介してワイパ
モータ4の通電路が形成されるようになり、以てワイパ
の払拭動作が開始される。
【0009】ワイパの払拭動作が開始されたときには、
定位置停止スイッチ5が接点(c−a)間をオンした状
態に切換わる。このため、間欠払拭モード用コンデンサ
9が、当該接点(c−a)間、ダイオード11、抵抗1
7を通じて比較的小さい時定数で充電されるようにな
り、そのコンデンサ9の端子電圧がある程度上昇した時
点以降は、ボリューム10及び抵抗18を通じて第2の
トランジスタ8がオンされる。
【0010】このように第2のトランジスタ8がオンさ
れると、第1のトランジスタ7がオフされてリレーコイ
ル6bが断電されるため、リレースイッチ6aが接点
(c−b)間をオンした状態に復帰する。この場合、ワ
イパが待機位置へ戻るまでの期間は、ワイパモータ4の
通電路が定位置停止スイッチ5の接点(c−a)間及び
リレースイッチ6aの接点(c−b)間を介して保持さ
れ、ワイパが待機位置へ戻ったときには定位置停止スイ
ッチ5が接点(c−b)間をオンした状態に復帰してワ
イパモータ4が断電される。
【0011】定位置停止スイッチ5が接点(c−b)間
をオンした状態に復帰したときには、間欠払拭モード用
コンデンサ9の充電電荷が、ボリューム10などを通じ
て放電されるようになり、その放電電流が流れ続ける期
間中は第2のトランジスタ8のオン状態がそのまま保持
される。
【0012】この後に所定時間が経過して、上記間欠払
拭モード用コンデンサ9の放電電流が所定レベル以下に
低下すると第2のトランジスタ8がオフされて、第1の
トランジスタ7が再オンされるようになる。従って、こ
れ以降においては、上述したような間欠払拭モード用コ
ンデンサ9の充電及び放電に応じてワイパモータ4の通
電路が間欠的に形成されるものであり、以てワイパによ
る間欠払拭動作が継続的に行われるようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一般的には、車両用ワ
イパ制御装置にあっては、ワイパスイッチにより払拭モ
ードが選択されたときには、ワイパによる払拭動作が直
ちに開始されるという所謂即動機能が要求されており、
このような即動機能は、ワイパスイッチにより間欠払拭
モードが選択された場合にも同様に必要となる。
【0014】しかしながら、上記した従来の車両用ワイ
パ制御装置のように、ワイパの間欠払拭動作時のインタ
ーバル時間を、間欠払拭モード用コンデンサ9の放電期
間に基づいて決定する構成としたものでは、上記コンデ
ンサ9の放電が終了するまでの期間は第1のトランジス
タ7をオンできないという事情があり、これが上記のよ
な即動機能を阻害する原因となっていた。
【0015】即ち、実際の使用上においては、ワイパを
間欠払拭動作させている状態から、ワイパスイッチ3を
オフ位置OFFへ切換えてワイパの動作を停止させた直
後に、ワイパスイッチ3を間欠払拭モード位置INTへ
戻すという操作が行なわれることが往々にしてある。
【0016】ところが、図2のような構成では、間欠払
拭モード用コンデンサ9の放電が終了していない期間
に、ワイパスイッチ3をオフ位置OFFへ一旦切換えた
後に間欠払拭モード位置INTへ戻すという操作が行な
われたときには、直ちにワイパの間欠払拭動作が開始さ
れないことになる。このため、例えば、ボリューム10
により間欠払拭動作時のインターバル時間が10秒に設
定されていたときには、ワイパスイッチ3の切換操作タ
イミングの如何によっては、最大で10秒近くもワイパ
の払拭動作が開始されない場合があって、即動機能を全
く期待できないものであり、この点が未解決の課題とな
っていた。
【0017】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ワイパスイッチにより間欠払拭モー
ドが選択されたときにワイパによる払拭動作を直ちに開
始させるという即動機能を、そのワイパスイッチの切換
操作状態の如何に拘らず常に発揮できるようになる車両
用ワイパ制御装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ワイパの払拭動作開始後から当該ワイパが
待機位置へ戻るまでの期間だけ動作されてワイパモータ
の通電路形成状態を保持する定位置停止スイッチが設け
られたワイパを制御するための車両用ワイパ制御装置に
おいて、動作状態でオンされる常開接点を有したスイッ
チング手段と、オンされたときに前記スイッチング手段
を動作状態に切換える第1のスイッチング素子と、オン
されたときに前記第1のスイッチング素子を強制的にオ
フさせる第2のスイッチング素子と、間欠払拭モード位
置へ操作された状態で電源電圧を前記第1のスイッチン
グ素子に印加することにより当該スイッチング素子をオ
ンさせる第1接点回路、及び間欠払拭モード位置或いは
オフ位置へ操作された各状態で前記スイッチング手段の
常開接点を介した前記ワイパモータの通電路を形成する
第2接点回路を有したワイパスイッチと、前記定位置停
止スイッチが動作された期間に電源出力により当該定位
置停止スイッチを介して充電されると共に、その充電電
荷を定位置停止スイッチが動作停止されたときに放電す
るように設けられ、その端子電圧が所定レベル以上ある
期間は前記第2のスイッチング素子をオン状態に保持す
る間欠払拭モード用コンデンサと、前記ワイパスイッチ
が間欠払拭モード位置以外へ操作された状態で前記間欠
払拭モード用コンデンサの充電電荷を小時定数にて放電
するための放電抵抗と、前記間欠払拭モード用コンデン
サから前記放電抵抗に至る放電経路に順方向に介在され
た第1のダイオードと、前記ワイパスイッチが間欠払拭
モード位置へ操作された期間に前記放電抵抗の端子電圧
を電源電圧レベルにクランプする第2のダイオードとを
備えた構成としたものである。
【0019】このような構成によれば、ワイパスイッチ
が間欠払拭モード位置以外へ操作されている場合には、
間欠払拭モード用コンデンサの充電電荷が放電抵抗を通
じて放電された状態となって第2のスイッチング素子が
オフされるため、第1のスイッチング素子はオン可能な
状態にある。
【0020】この状態から、ワイパスイッチが間欠払拭
モード位置へ操作された場合には、そのワイパスイッチ
が有する第1接点回路が、電源電圧を第1のスイッチン
グ素子に印加することにより当該スイッチング素子をオ
ンさせるようになり、斯様なオンに応じてスイッチング
手段が動作状態に切換えられる。
【0021】このため、上記スイッチング手段の常開接
点がオンされるのに応じて、上記常開接点及びワイパス
イッチの第2接点回路を介してワイパモータの通電路が
形成されるようになり、ワイパの払拭動作が開始され
る。
【0022】このようにワイパの払拭動作が開始された
ときには、定位置停止スイッチが動作状態となるため、
間欠払拭モード用コンデンサが電源出力により上記定位
置停止スイッチを介して充電されるようになり、これに
応じて当該コンデンサの端子電圧が所定レベル以上に上
昇したときには、第2スイッチング素子がオン状態に保
持されるようになる。
【0023】すると、第1のスイッチング素子が強制的
にオフされるため、スイッチング手段が動作停止される
ようになり、これに応じてスイッチング手段の常開接点
を介したワイパモータの通電路形成状態が解除される。
この場合、ワイパが待機位置へ戻るまでの期間には、ワ
イパモータの通電路が定位置停止スイッチを通じて形成
されるようになり、ワイパが待機位置へ戻って定位置停
止スイッチが動作停止されたときに初めてワイパモータ
が断電されるようになる。
【0024】上記のように定位置停止スイッチが動作停
止されたときには、前記間欠払拭モード用コンデンサの
充電電荷が放電されるようになり、所定時間が経過して
当該コンデンサの端子電圧が所定レベルより低くなった
ときには、第2のスイッチング素子がオフ状態に戻され
るようになる。
【0025】第2のスイッチング素子がオフされたとき
には、第1のスイッチング素子が再オンするようにな
り、従って、これ以降においては、上述したような間欠
払拭モード用コンデンサの充電及び放電に応じてワイパ
モータの通電路が間欠的に形成されるものであり、以て
ワイパによる間欠払拭動作が継続されるようになる。
【0026】上記のようにワイパが間欠払拭動作されて
いる期間、つまりワイパスイッチが間欠払拭モード位置
へ操作された期間には、放電抵抗の端子電圧が第2のダ
イオードにより電源電圧レベルにクランプされるため、
間欠払拭モード用コンデンサの充電電荷が放電抵抗を介
して放電されることはない。また、この場合において、
間欠払拭モード用コンデンサから放電抵抗に至る放電経
路には第1のダイオードが順方向に介在されているか
ら、放電抵抗のクランプ電圧が間欠払拭モード用コンデ
ンサに印加される事態が上記第1のダイオードにより阻
止されることになり、従って、間欠払拭モード用コンデ
ンサの放電動作(インターバル時間の制御動作)に悪影
響が及ぶ虞はない。
【0027】ワイパが間欠払拭動作されている状態か
ら、ワイパスイッチがオフ位置へ切換えられたときに
は、放電抵抗の端子電圧が第2のダイオードにより電源
電圧レベルにクランプされた状態が解除されるため、間
欠払拭モード用コンデンサの充電電荷が第1のダイオー
ド及び放電抵抗を通じて小時定数にて放電されるように
なる。
【0028】従って、ワイパスイッチが間欠払拭モード
位置からオフ位置へ切換えられたときには、間欠払拭モ
ード用コンデンサの端子電圧が比較的短い時間で低下し
て第2のトランジスタがオフされるようになるから、第
1のトランジスタは、ワイパスイッチが間欠払拭モード
位置からオフ位置へ切換えられた後において早期にオン
可能な状態を呈することになる。
【0029】このため、ワイパスイッチを間欠払拭モー
ド位置からオフ位置へ一旦切換えた直後に間欠払拭モー
ド位置INTへ戻すという操作が行なわれた場合であっ
ても、直ちに第1のトランジスタがオンされてワイパの
払拭動作が開始されるものである。これにより、ワイパ
スイッチにより払拭モードが選択されたときにワイパに
よる払拭動作を直ちに開始させるという即動機能を、そ
のワイパスイッチの切換操作状態の如何に拘らず常に発
揮できるようになるものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1を参照しながら説明する。即ち、図1において、ワ
イパスイッチ21は、図示しない操作レバーの操作に応
じて、ミスト位置MIST、停止位置OFF、間欠払拭
モード位置INT、低速払拭モード位置LO、高速払拭
モード位置HIへそれぞれ切換え可能な構成となってい
る。この場合、ワイパスイッチ21は、接点T1〜T5
を備えており、上記した各位置MIST、OFF、IN
T、LO、HIへそれぞれ切換えられた状態では、接点
T1〜T5間を、図中に「○−○」印で示すように選択
的に接続する。尚、ワイパスイッチ21は、間欠払拭モ
ード位置INTと、オフ位置OFF及び低速払拭モード
位置LOとの各間で切換えられるときには、図中に「×
−×」印で示すように接点T3・T5間がショートしな
い構成となっている。
【0031】また、ワイパスイッチ21において、間欠
払拭モード位置INTへ操作された状態で互いに接続さ
れた状態となる接点T4・T5間が本発明でいう第1接
点回路に相当し、間欠払拭モード位置INT或いはオフ
位置OFFへ操作された各状態で互いに接続された状態
となる接点T2・T3間が本発明でいう第2接点回路に
相当する。
【0032】上記ワイパスイッチ21にあっては、接点
T1がワイパモータ22の高速回転端子Hに接続され、
接点T2が当該ワイパモータ22の低速回転端子Lに接
続される。この場合、ワイパモータ22の共通端子はグ
ランド端子に接続される。また、ワイパスイッチ21の
接点T3、T4及びT5は、制御回路ユニット23の端
子23a、23b及び23cにそれぞれ接続され、特に
接点T5は、電源ライン+Bにも接続される。尚、上記
電源ライン+Bには、車載バッテリ24からイグニッシ
ョンスイッチ25を介して給電される構成となってい
る。
【0033】ウインドウオッシャスイッチ26は、オン
位置ONへ操作された期間のみ接点T6及びT7間を橋
絡するモーメンタリ形のもので、その接点T6は電源ラ
イン+Bに接続され、接点T7は、制御回路ユニット2
3の端子23dに接続されると共に、ウオッシャポンプ
モータ27を介してグランド端子に接続される。
【0034】上記制御回路ユニット23は、前記端子2
3a〜23dの他に端子23e〜23hを備えており、
端子23eは周知構成の定位置停止スイッチ28の共通
接点cに接続され、端子23fはグランド端子に接続さ
れる。また、端子23g及び23h間には、ワイパの間
欠払拭動作時におけるインターバル時間調節用のボリュ
ーム29が接続される。
【0035】この場合、上記定位置停止スイッチ28
は、ワイパが待機位置にあるときに接点(c−b)間を
オンした動作停止状態に保持されると共に、ワイパモー
タ22に一旦通電されてワイパが上記待機位置から移動
されたときに接点(c−a)間をオンした動作状態に切
換えられるものであり、その常開接点aが電源ライン+
Bに接続され、常閉接点bがグランド端子に接続され
る。
【0036】さて、制御回路ユニット23には、ワイパ
モータ22の通電路を形成するためのリレー30(本発
明でいうスイッチング手段に相当)、このリレー30の
動作を制御するためのnpn形トランジスタ31(本発
明でいう第1のスイッチング素子に相当)、この第1の
トランジスタ31を強制的にオフさせるためのnpn形
トランジスタ32(本発明でいう第2のスイッチング素
子に相当)、ワイパの間欠払拭モード時におけるインタ
ーバル時間を決定する間欠払拭モード用コンデンサ3
3、放電抵抗34、第1のダイオード35、第2のダイ
オード36などが設けられる。
【0037】上記リレー30が有するトランスファ形の
リレースイッチ30aは、その共通接点cが端子23a
に接続されると共に、常開接点a及び常閉接点bがそれ
ぞれ端子23c及び23eに接続される。
【0038】第1のトランジスタ31は、そのコレクタ
がリレー30のリレーコイル30bを介して端子23c
(リレースイッチ30aの常開接点a)に接続され、エ
ミッタが抵抗37を介して端子23fに接続される。
尚、トランジスタ31のコレクタと端子23fとの間に
は過電圧保護のための図示極性の定電圧ダイオード38
が接続される。また、上記第1のトランジスタ31にあ
っては、そのベース・エミッタ間に抵抗39が接続され
ると共に、ベースがダイオード40を逆方向に介して前
記第2のトランジスタ32のコレクタに接続される。
【0039】第2のトランジスタ32は、コレクタが抵
抗41を介して端子23bに接続され、エミッタが前記
抵抗37を介して端子23fに接続される。また、上記
第2のトランジスタ32にあっては、ベースが抵抗42
を介して端子23gに接続されると共に、そのベース・
エミッタ間に抵抗43及びコンデンサ44の並列回路が
接続される。
【0040】前記間欠払拭モード用コンデンサ33は、
一端側(正極側)が、ダイオード45を逆方向に介して
端子23eに接続されと共に、端子23hに直接的に接
続される。また、他端側が抵抗46を介して端子23f
に接続される。
【0041】前記放電抵抗34は、ワイパスイッチ21
が間欠払拭モード位置INT以外へ操作された状態で間
欠払拭モード用コンデンサ33の充電電荷を放電するた
めのもので、一端側が前記第1のダイオード35を逆方
向に介して間欠払拭モード用コンデンサ33の正極側に
接続され、他端側が端子23fに接続される。これによ
り、第1のダイオード35は、間欠払拭モード用コンデ
ンサ33から放電抵抗34に至る放電経路に順方向に介
在された状態となる。
【0042】この場合、間欠払拭モード用コンデンサ3
3の充電電荷は、第1のダイオード35、放電抵抗3
4、抵抗46を通じて放電されるものであるが、その放
電時定数は比較的小さい値(例えば1秒以下)に設定さ
れる。また、間欠払拭モード用コンデンサ33に対する
充電は、ダイオード45及び抵抗46を通じて行なわれ
るものであるが、その充電時定数も十分に小さい値に設
定される。
【0043】前記第2ダイオード36は、ワイパスイッ
チが間欠払拭モード位置INTへ操作された期間に放電
抵抗34の端子電圧を電源電圧レベル(電源ライン+B
の電圧レベル)にクランプするためのもので、そのアノ
ード側が端子23bに接続され、カソード側が前記第1
のダイオード35のカソード側に接続される。
【0044】タイマ回路47は、ウオッシャポンプモー
タ27の動作に連動してワイパによる払拭動作を所定時
間だけ実行するためのもので、そのタイマ要素としてコ
ンデンサ47aを備えて成り、次のような構成とされて
いる。
【0045】即ち、タイマ回路47にあっては、端子2
3dと端子23fとの間に、図示極性のダイオード47
b、充電用の抵抗47c及び上記コンデンサ47aを直
列に接続すると共に、抵抗47c及びコンデンサ47a
の共通接続点を、放電用の抵抗47dを介して前記トラ
ンジスタ31のベースに接続している。尚、この場合に
おいて、抵抗47cを通じたコンデンサ47aの充電時
定数は比較的小さな値に設定されるが、抵抗47d及び
39を通じたコンデンサ47aの放電時定数は比較的大
きな値に設定される。
【0046】次に、上記構成の作用のうち、本発明の要
旨に関係した部分についてのみ説明する。今、イグニッ
ションスイッチ25のオン状態でワイパスイッチ21が
間欠払拭モード位置INT以外へ操作されている場合に
は、間欠払拭モード用コンデンサ33の充電電荷が第1
のダイオード35、放電抵抗34、抵抗46を通じて放
電された状態を呈するため、第2のトランジスタ32が
オフされた状態となり、従って第1のトランジスタ31
はオン可能な状態にある。
【0047】この状態から、ワイパスイッチ21が間欠
払拭モード位置INTへ切換えられたときには、第1の
トランジスタ31のベースに対して、電源ライン+Bか
らワイパスイッチ21の接点T5・T4間→抵抗41→
ダイオード40の経路で電流が供給されて、当該トラン
ジスタ31がオンされる。すると、リレーコイル30b
に通電されてリレースイッチ30aが接点(c−a)間
をオンされるようになる。
【0048】このため、ワイパモータ22の通電路が、
上記接点(c−a)間、ワイパスイッチ21の接点T3
・T2間及び当該ワイパモータ22の低速回転端子Lを
通じて形成されるようになり、以てワイパの払拭動作が
開始される。
【0049】このようにワイパの払拭動作が開始された
ときには、定位置停止スイッチ28が接点(c−a)間
をオンした動作状態に切換わる。このため、間欠払拭モ
ード用コンデンサ33に対し、電源ライン+Bから定位
置停止スイッチ28の接点(c−a)間、ダイオード4
5及び抵抗46を通じて比較的小さい時定数で充電され
るようになり、そのコンデンサ33の端子電圧がある程
度上昇した時点で、ボリューム29及び抵抗42を通じ
て第2のトランジスタ32がオン状態に保持される。
【0050】このように第2のトランジスタ32がオン
されると、第1のトランジスタ31が強制的にオフされ
てリレーコイル30bが断電されるため、リレースイッ
チ30aが接点(c−b)間をオンした状態に復帰す
る。
【0051】この場合、ワイパが待機位置へ戻るまでの
期間は、ワイパモータ22の通電路が定位置停止スイッ
チ28の接点(c−a)間、リレースイッチ30aの接
点(c−b)間及びワイパスイッチ21の接点T3・T
2間を介して保持され、ワイパが待機位置へ戻ったとき
には、定位置停止スイッチ28が接点(c−b)間をオ
ンした状態に復帰してワイパモータ22が断電される。
【0052】尚、この場合には、ワイパモータ22の低
速回転端子L及びコモン端子C間が、ワイパスイッチ2
1の接点T2・T3間、リレースイッチ30aの接点
(c−b)間、定位置停止スイッチ28の接点(c−
b)間を介して短絡されるようになるから、ワイパモー
タ22に制動がかけられてワイパが待機位置に確実に停
止するようになる。
【0053】上記のように定位置停止スイッチ28が接
点(c−b)間をオンした状態に復帰したときには、間
欠払拭モード用コンデンサ33の充電電荷が、ボリュー
ム29及び抵抗42、43などを通じて放電されるよう
になり、その放電電流が流れ続ける期間中は第2のトラ
ンジスタ32のオン状態がそのまま保持される。
【0054】この後に所定時間が経過して、上記間欠払
拭モード用コンデンサ33の放電電流が所定レベル以下
に低下すると第2のトランジスタ32がオフされて、第
1のトランジスタ31が再オンされるようになる。従っ
て、これ以降においては、上述したような間欠払拭モー
ド用コンデンサ33の充電及び放電に応じてワイパモー
タ22の通電路が間欠的に形成されて、ワイパによる間
欠払拭動作が継続的に行われるものであり、このときの
インターバル時間は、間欠払拭モード用コンデンサ33
の放電時定数により決まることになる。
【0055】上記のようにワイパが間欠払拭動作されて
いる期間、つまりワイパスイッチ21が間欠払拭モード
位置INTへ操作された状態にある期間には、放電抵抗
34の端子電圧が第2のダイオード36により電源ライ
ン+Bの電圧レベルにクランプされるため、間欠払拭モ
ード用コンデンサ33の充電電荷が放電抵抗34を介し
て放電されることはない。
【0056】また、この場合において、間欠払拭モード
用コンデンサ33から放電抵抗34に至る放電経路には
第1のダイオード35が順方向に介在されているから、
放電抵抗34のクランプ電圧が間欠払拭モード用コンデ
ンサ33に印加される事態が上記第1のダイオード35
により阻止されることになり、従って、間欠払拭モード
用コンデンサ33の放電動作、つまりインターバル時間
の制御動作に悪影響が及ぶ虞はない。
【0057】上記のようにワイパが間欠払拭動作されて
いる状態から、ワイパスイッチ21がオフ位置OFFへ
切換えられたときには、放電抵抗34の端子電圧が第2
のダイオード36により電源ライン+Bの電圧レベルに
クランプされた状態が解除されるため、間欠払拭モード
用コンデンサ33の充電電荷が第1のダイオード35、
放電抵抗34などを通じて小時定数にて放電されるよう
になる。
【0058】このため、ワイパスイッチ21が間欠払拭
モード位置INTからオフ位置OFFへ切換えられたと
きには、間欠払拭モード用コンデンサ33の端子電圧が
比較的短い時間で低下して第2のトランジスタ32がオ
フされるようになるから、第1のトランジスタ31は、
ワイパスイッチが間欠払拭モード位置からオフ位置へ切
換えられた後において早期にオン可能な状態を呈するこ
とになる。
【0059】従って、上記した本実施例の構成によれ
ば、ワイパスイッチ21を間欠払拭モード位置INTか
らオフ位置OFFへ一旦切換えた直後に間欠払拭モード
位置INTへ戻すという操作が行なわれた場合であって
も、直ちに第1のトランジスタ31がオンされてワイパ
の払拭動作が開始されるものである。これにより、ワイ
パスイッチ21により間欠払拭モードが選択されたとき
にワイパによる払拭動作を直ちに開始させるという即動
機能を、そのワイパスイッチ21の切換操作状態の如何
に拘らず常に発揮できるようになる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、ワイパの間欠払拭動作時のインターバル時
間を間欠払拭モード用コンデンサの放電期間に基づいて
決定する構成とする場合に、ワイパスイッチが間欠払拭
モード位置以外へ切換えられたときに上記間欠払拭モー
ド用コンデンサが直ちに放電される構成としたから、ワ
イパスイッチにより間欠払拭モードが選択されたときに
ワイパによる払拭動作を直ちに開始させるという即動機
能を、そのワイパスイッチの切換操作状態の如何に拘ら
ず常に発揮できるようになるという有益な効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図
【図2】従来例を示す回路構成図
【符号の説明】
図面中、21はワイパスイッチ、22はワイパモータ、
23は制御回路ユニット、25はイグニッションスイッ
チ、28は定位置停止スイッチ、29はボリューム、3
0はリレー(スイッチング手段)、31は第1のトラン
ジスタ(第1のスイッチング素子)、32は第2のトラ
ンジスタ(第2のスイッチング素子)、33は間欠払拭
モード用コンデンサ、34は放電抵抗、35は第1のダ
イオード、36は第2のダイオードを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパの払拭動作開始後から当該ワイパ
    が待機位置へ戻るまでの期間だけ動作されてワイパモー
    タの通電路形成状態を保持する定位置停止スイッチが設
    けられたワイパを制御するための車両用ワイパ制御装置
    において、 動作状態でオンされる常開接点を有したスイッチング手
    段と、 オンされたときに前記スイッチング手段を動作状態に切
    換える第1のスイッチング素子と、 オンされたときに前記第1のスイッチング素子を強制的
    にオフさせる第2のスイッチング素子と、 間欠払拭モード位置へ操作された状態で電源電圧を前記
    第1のスイッチング素子に印加することにより当該スイ
    ッチング素子をオンさせる第1接点回路、及び間欠払拭
    モード位置或いはオフ位置へ操作された各状態で前記ス
    イッチング手段の常開接点を介した前記ワイパモータの
    通電路を形成する第2接点回路を有したワイパスイッチ
    と、 前記定位置停止スイッチが動作された期間に電源出力に
    より当該定位置停止スイッチを介して充電されると共
    に、その充電電荷を定位置停止スイッチが動作停止され
    たときに放電するように設けられ、その端子電圧が所定
    レベル以上ある期間は前記第2のスイッチング素子をオ
    ン状態に保持する間欠払拭モード用コンデンサと、 前記ワイパスイッチが間欠払拭モード位置以外へ操作さ
    れた状態で前記間欠払拭モード用コンデンサの充電電荷
    を小時定数にて放電するための放電抵抗と、 前記間欠払拭モード用コンデンサから前記放電抵抗に至
    る放電経路に順方向に介在された第1のダイオードと、 前記ワイパスイッチが間欠払拭モード位置へ操作された
    期間に前記放電抵抗の端子電圧を電源電圧レベルにクラ
    ンプする第2のダイオードとを備えたことを特徴とする
    車両用ワイパ制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013163476A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Denso Corp ワイパ駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013163476A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Denso Corp ワイパ駆動装置

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