JPH09224282A - 簡易型携帯電話端末装置及び受信端末装置 - Google Patents

簡易型携帯電話端末装置及び受信端末装置

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JPH09224282A
JPH09224282A JP8053980A JP5398096A JPH09224282A JP H09224282 A JPH09224282 A JP H09224282A JP 8053980 A JP8053980 A JP 8053980A JP 5398096 A JP5398096 A JP 5398096A JP H09224282 A JPH09224282 A JP H09224282A
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JP8053980A
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Shizuo Adachi
静雄 足立
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、簡易な構成で目的地付近に近づいた
ことを的確にユーザに伝えるようにする。 【解決手段】本発明は、複数の基地局装置間をハンドオ
ーバして通話する簡易型携帯電話システムにおける簡易
型携帯電話端末装置において、受信手段が得た識別情報
がメモリに記憶された特定の基地局装置の識別情報と一
致した場合に所定の通知手段を駆動させてユーザに知ら
せることにより、ユーザは目的地付近に近づいたことを
的確に認識することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図6) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易型携帯電話端
末装置及び受信端末装置に関し、例えば簡易型携帯電話
システムのPHS端末に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、PHS(Personal Handy-phone Sy
stem) は、自動車電話等の携帯電話機の基地局装置が半
径 1.5〜数 [Km] の広範囲なエリアをカバーするのに
対して、多数の基地局装置で半径 100〜 300 [m] 程度
の範囲をカバーするようになされている。これにより、
PHSは携帯電話機に比べてPHS端末の送信電力を減
少させ、小型化あるいは電池の長寿命化を図ることがで
きる。
【0004】また、PHSでは公衆回線網に接続された
コードレスホンとして利用できると共に、屋外などでは
デイジタル回線網に接続した基地局装置(CS)と無線
通信することによりPHS端末として利用でき、さらに
2端末間ではトランシーバとしても利用することができ
る。この場合、PHSでは基地局装置との無線通信状況
が悪化した場合、無線通信状況が良い他の基地局装置が
あれば、その基地局装置に通話相手を切り換える(ハン
ドオーバ)ことにより品質の良い通話を維持することが
できる。
【0005】すなわち、PHSは基地局装置が設置され
ているエリア内であつて、かつ当該基地局装置の電波が
届くところであれば、どこででも通話することができ
る。このようなPHSをより有効利用するために、PH
S端末にはタイマ機能が設けられている。PHSでは、
ユーザがタイマ機能を利用して電車に乗車するときに下
車駅に到着する時刻に合わせてタイマをセツトし、ユー
ザが乗車中に寝てしまつても指定した時刻がくるとアラ
ームが鳴つたり、バイブレータが振動することにより、
ユーザに気付かせて乗り越し防止に役立てるように利用
することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
PHSにおいては、所望の時刻又は時間に合わせてタイ
マをセツトすることにより、アラームを鳴らしたりバイ
ブレータを振動させたりしていたために、ユーザは電車
に乗車する度ごとにPHS端末のタイマを必ずセツトし
なければならず、操作が面倒であるという問題があつ
た。
【0007】また、このPHSでは所望の時刻に合わせ
てタイマをセツトしていたために、電車が早く着き過ぎ
たり遅れた場合に、アラームやバイブレータが下車駅近
辺で作動せずに下車駅のはるか手前や下車駅を通り過ぎ
て作動してしまうという問題があつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で目的地付近に近づいたことを的確にユ
ーザに伝える使い勝手の良い簡易型携帯電話端末装置及
び受信端末装置を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の基地局装置間をハンドオー
バして通話する簡易型携帯電話システムにおける簡易型
携帯電話端末装置において、基地局装置からの電波を受
信して基地局装置の識別情報を得る受信手段と、複数の
基地局装置のなかからユーザが登録したい特定の基地局
装置の識別情報を記憶するメモリと、特定の基地局装置
の識別情報をメモリに記憶させるための位置登録ボタン
と、受信手段が得た識別情報がメモリに記憶された特定
の基地局装置の識別情報と一致した場合に所定の通知手
段を駆動させてユーザに知らせる制御手段とを設ける。
【0010】複数の基地局装置間をハンドオーバして通
話する簡易型携帯電話システムにおける簡易型携帯電話
端末装置において、受信手段が得た識別情報がメモリに
記憶された特定の基地局装置の識別情報と一致した場合
に所定の通知手段を駆動させてユーザに知らせることに
より、ユーザは目的地付近に近づいたことを的確に認識
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0012】図1においては、本発明によるPHS端末
1を用いたPHSの全体構成を示す。このPHSでは、
複数の基地局装置(CS)のなかのある特定エリアの基
地局装置2とPHS端末1とによつて構成されている。
基地局装置2は、PHS端末1との電波の送受信、PH
S端末1からの位置登録要求データの受信及び、位置登
録要求データに対する応答データの送信を行うRF送受
信回路3、基地局装置2自体の識別情報(以下、これを
CS−IDと呼ぶ)を記憶したメモリ4、RF送受信回
路3が受信した位置登録要求データに応じた応答データ
を送信するマイクロコンピユータ(以下、これをマイコ
ンと呼ぶ)5から構成されている。
【0013】またPHS端末1は、基地局装置2との電
波の送受信、基地局装置2に対して位置登録要求するた
め位置登録要求データの送信、及び基地局装置2からの
応答データを受信するRF送受信回路6、RF送受信回
路6で受信した電波から得た応答データに含まれている
CS−IDを登録するための位置登録ボタン7、位置登
録ボタン7で登録したCS−ID、自宅及び友人宅の電
話番号等を記憶したメモリ8、目的地付近に近づいた場
合にユーザに音で知らせるリンガー9、RF送受信回路
6、メモリ8及びリンガー9を制御するマイコン10か
ら構成されている。
【0014】すなわちPHSでは、まずユーザはアラー
ムを鳴らしたい目的地付近の基地局装置2が送信してい
る応答データに含まれたCS−IDをPHS端末1のメ
モリ8に位置登録ボタン7を押すことにより予め登録し
ておく。これによりPHSでは、PHS端末1が基地局
装置2から送信されている応答データを受信してCS−
IDを得、受信したCS−IDとPHS端末1のメモリ
8に予め登録されたCS−IDとが一致したとマイコン
10が判断した場合にリンガー9によりアラームを鳴ら
すようになされている。
【0015】従つてPHSでは、PHS端末1は目的地
付近から離れた他の複数の基地局装置から送信されてい
る応答データを受信してCS−IDを得たとしても、こ
のCS−IDがメモリ8に予め登録された基地局装置2
のCS−IDと一致することはなくアラームが鳴ること
もない。ちなみに、メモリ8には42[bit] のCS−ID
と、1件当たり最大 320[bit]( 8[bit] ×40桁)まで
電話番号を登録できるようになされている。従つてメモ
リ8には、登録する電話番号のデータを1件分減らす
と、アラームを鳴らすために登録するCS−IDを約8
ケ所分多く登録できるようになされている。
【0016】ところで、一般にCS−IDは基地局装置
2からの電波を介して得られる応答データに含まれてお
り、この応答データの構成を図2に示す。この応答デー
タは、42[bit] の発識別符号でなるCS−IDと42[bi
t] の着識別符号から構成されている。
【0017】ここで発識別符号でなるCS−IDは、P
HSを開通している事業者を識別するための9[bit] の
事業者識別符号、N[bit] の一斉呼出しエリア番号と
(33−N)[bit] の付加IDからなる33[bit] の屋外公
衆付加IDから構成されている。また、42[bit] の着識
別符号のうち28[bit] は、PS(端末)呼出符号に使用
されている。ちなみに、CS−IDは屋内の家庭内基地
局装置及び屋外の公衆基地局装置ともに42[bit] であ
る。
【0018】また一斉呼出しエリア番号とは、ある一定
の地域における複数の基地局装置に着信するデータであ
り、付加IDとは特定された最小単位の地域の例えば目
的地付近の基地局装置2に着信するデータである。すな
わち、このPHS端末1では、事業者識別符号、一斉呼
出しエリア番号及び付加IDでなるCS−IDに基づい
てアラームを鳴らすようになされている。これにより、
PHS端末1は特定された最小単位の地域の基地局装置
2が送信しているCS−IDを受信できるエリア内に入
つたときに乗り越し防止のアラームを鳴らすようになさ
れている。
【0019】次に、ユーザがこのPHS端末1を乗越し
防止のために目的地である下車駅(例えば、平塚駅)付
近の基地局装置2が送信しているCS−IDを登録する
までを処理手順RT1として図3に示す。すなわちPH
S端末1は、RT1の開始ステツプから入つてステツプ
SP1に移る。
【0020】ステツプSP1において、PHS端末1の
現在位置がアラームを鳴らしたい目的地(平塚駅)付近
であるか否かをユーザが判断する。このときPHS端末
1の現在位置が、平塚駅付近でない場合に否定結果を得
て再度ステツプSP1に戻つて処理を繰り返す。
【0021】またステツプSP1において、PHS端末
1の現在位置がアラームを鳴らしたい目的地(平塚駅)
付近である場合に肯定結果を得てステツプSP2に移
る。次にステツプSP2において、ユーザがPHS端末
1の電源を入れることにより、最寄りの基地局装置2に
位置登録要求データを送信し、自動位置登録を開始して
ステツプSP3に移る。
【0022】ステツプSP3において、PHS端末1の
現在位置が基地局装置2からの応答データを受信できる
圏内にあるか否かをマイコン7が判断する。このとき、
PHS端末1の現在位置が応答データを受信できない圏
外にある場合に否定結果を得て再度ステツプSP3に戻
り、応答データを受信できる圏内にPHS端末1が位置
するまでステツプSP3の処理を繰り返す。またステツ
プSP3において、PHS端末1の現在位置が応答デー
タを受信できる圏内にある場合に肯定結果を得てステツ
プSP4に移る。このときPHS端末1は、基地局装置
2から応答データを受信して自動位置登録を完了する。
【0023】そしてステツプSP4において、ユーザが
PHS端末1に設けられた位置登録ボタン7を押して基
地局装置2が送信しているCS−IDをメモリ8に登録
してステツプSP5に移つて処理手順RT1を終了す
る。
【0024】続いて、ユーザが上述の登録方法に基づい
て基地局装置2のCS−IDを登録したPHS端末1を
乗越し防止のために使用して、目的地(平塚駅)付近に
近づいた場合にアラームを鳴らすまでを処理手順RT2
として図4に示す。すなわちPHS端末1は、RT2の
開始ステツプから入つてステツプSP11に移る。
【0025】ステツプSP11において、PHS端末1
では現在位置が自動位置登録できる圏内にあるか否かを
マイコン10が判断する。このとき、PHS端末1は現
在位置が自動位置登録できない圏外にある場合に否定結
果を得て再度ステツプSP11に戻り、PHS端末1が
自動位置登録できる圏内に位置するまで待ち受ける。ま
たステツプSP11において、PHS端末1は現在位置
が自動位置登録できる圏内にある場合に肯定結果を得て
ステツプSP12に移る。
【0026】ステツプSP12において、PHS端末1
は移動しながら各エリアに設けられた多くの基地局装置
からの応答データに含まれているCS−IDを受信して
おり、受信したCS−IDとメモリ8に予め記憶してお
いた基地局装置2のCS−IDとが一致するか否かをマ
イコン10が判断する。このとき、PHS端末1のマイ
コン10が一致しないと判断した場合に否定結果を得て
再度ステツプSP12に戻り、受信したCS−IDとメ
モリ8に記憶しておいた基地局装置2のCS−IDとが
一致するまで処理を繰り返す。またステツプSP12に
おいて、PHS端末1が目的地(平塚駅)付近に近づい
て基地局装置2からのCS−IDを受信し、受信したC
S−IDとメモリ8に予め記憶しておいた基地局装置2
のCS−IDとが一致したとマイコン10が判断した場
合に肯定結果を得てステツプSP13に移る。
【0027】ステツプSP13において、PHS端末1
はリンガー9によりアラームを一定の時間鳴らしてユー
ザに目的地(平塚駅)付近に近づいたことを知らせてス
テツプSP14に移つて処理手順RT2を終了する。
【0028】さらに他の使用方法として、PHS端末1
が乗越し防止のアラームを鳴らすと共に自動的に自宅に
発呼させるための登録方法を処理手順RT3として図5
に示す。すなわちPHS端末1は、RT3の開始ステツ
プから入つてステツプSP21に移る。
【0029】ステツプSP21において、PHS端末1
の現在位置がアラームを鳴らしたい目的地(平塚駅)付
近であるか否かをユーザが判断する。このときPHS端
末1は、現在位置が平塚駅付近でない場合に否定結果を
得て再度ステツプSP21に戻つて処理を繰り返す。ま
たステツプSP21において、PHS端末1は現在位置
が平塚駅付近である場合に肯定結果を得てステツプSP
22に移る。
【0030】次にステツプSP22において、ユーザが
PHS端末1の電源を入れることにより、最寄りの基地
局装置2に位置登録要求データを送信し、自動位置登録
を開始してステツプSP23に移る。
【0031】ステツプSP23において、PHS端末1
の現在位置が基地局装置2からの応答データを受信でき
る圏内にあるか否かをマイコン10が判断する。このと
き、PHS端末1の現在位置が応答データを受信できな
い圏外にある場合に否定結果を得て再度ステツプSP2
3に戻り、応答データを受信できる圏内にPHS端末1
が位置するまでステツプSP23の処理を繰り返す。ま
たステツプSP23において、PHS端末1の現在位置
が応答データを受信できる圏内にある場合に肯定結果を
得てステツプSP24に移る。
【0032】そしてステツプSP24において、ユーザ
がPHS端末1に設けられた位置登録ボタン7を押して
基地局装置2からの応答データに含まれたCS−IDを
メモリ8に登録してステツプSP25に移る。
【0033】ステツプSP25において、ユーザは自宅
の電話番号あるいは自宅の電話番号が登録されてある短
縮番号をメモリ8に登録し、ステツプSP26に移つて
処理手順RT3を終了する。これにより、PHS端末1
は基地局装置2から送信されている応答データに含まれ
たCS−IDを受信し、受信したCS−IDと予めメモ
リ8に登録しておいた基地局装置2のCS−IDとが一
致した場合にリンガー9によりアラームを鳴らしてユー
ザに知らせると共に、自動的に自宅に発呼するようにな
されている。
【0034】続いて、ユーザが上述の登録方法に基づい
て基地局装置2のCS−ID及び自宅の電話番号を登録
したPHS端末1を乗越し防止のために使用して、目的
地(平塚駅)付近に近づいた場合にアラームを鳴らすと
共に自宅に自動的に発呼させるまでを処理手順RT4と
して図6に示す。すなわちPHS端末1は、処理手順R
T4の開始ステツプから入つてステツプSP31に移
る。
【0035】ステツプSP31において、PHS端末1
では現在位置が応答データを受信できる圏内にあるか否
かをマイコン10が判断する。このとき、PHS端末1
は現在位置が応答データを受信できない圏外にある場合
に否定結果を得て再度ステツプSP31に戻り、PHS
端末1が応答データを受信できる圏内に位置するまで待
ち受ける。またステツプSP31において、PHS端末
1は現在位置が応答データを受信できる圏内にある場合
に肯定結果を得てステツプSP32に移る。
【0036】ステツプSP32において、PHS端末1
は移動しながら各エリアに設けられた他の基地局装置か
らCS−IDを受信しており、受信したCS−IDとメ
モリ8に記憶しておいた基地局装置2のCS−IDとが
一致するか否かをマイコン10が判断する。このとき、
PHS端末1のマイコン10が一致しないと判断した場
合に否定結果を得て再度ステツプSP32に戻り、受信
したCS−IDとメモリ8に記憶しておいた基地局装置
2のCS−IDとが一致するまで処理を繰り返す。また
ステツプSP32において、PHS端末1が目的地(平
塚駅)付近に近づいて基地局装置2からのCS−IDデ
ータを受信し、受信したCS−IDとメモリ8に記憶し
ておいた基地局装置2のCS−IDとが一致したとマイ
コン10が判断した場合に肯定結果を得てステツプSP
33に移る。
【0037】ステツプSP33において、PHS端末1
はリンガー9によりアラームを一定の時間鳴らしてユー
ザに目的地(平塚駅)付近に近づいたことを知らせてス
テツプSP34に移る。ステツプSP34において、P
HS端末1はアラームを鳴らすと共に自宅に自動的に電
話をかけて設定した回数分だけ呼び出し、ステツプSP
35に移つて処理手順RT4を終了する。これにより、
ユーザは目的地(平塚駅)付近に近づいたことに気付く
と共に、自宅の者に迎えに来てもらう連絡や食事の用意
を頼む連絡をとることができる。かくして、ユーザはア
ラームの音で目が覚めたときにすでに自動的に自宅に電
話がかけられており、誰かが電話にでるのを待つだけで
良い。
【0038】以上の構成において、PHS端末1では、
乗り越し防止のためにユーザが目的地(平塚駅)付近の
基地局装置2が送信している応答データに含まれたCS
−IDを位置登録ボタン7を押してメモリ8に登録す
る。これによりPHS端末1は、ユーザが自宅に向かう
帰途中、電車が目的地(平塚駅)付近に近づくと、PH
S端末1が基地局装置2からのCS−IDを受信してメ
モリ8に予め記憶しておいた基地局装置2のCS−ID
と一致した場合にアラームを所定の時間だけ鳴らす。か
くして、ユーザは自宅に向かう帰途中に電車内で寝てし
まつた場合でも、目的地(平塚駅)付近に近づくとPH
S端末1が鳴らすアラームによつて目を覚ますことがで
き、乗越しを防止することができる。
【0039】またPHS端末1では、乗り越し防止のた
めにユーザが目的地(平塚駅)付近でPHS端末1の位
置登録ボタン7を押して基地局装置2のCS−IDの登
録を行つた後に、自宅の電話番号を登録する。これによ
りPHS端末1は、ユーザが自宅に向かう帰途中、電車
が目的地(平塚駅)付近に近づくとPHS端末1が基地
局装置2からのCS−IDを受信してメモリ8に予め記
憶しておいた基地局装置2のCS−IDと一致した場合
にアラームを所定の時間鳴らすと共に自動的に自宅に電
話をかける。かくして、ユーザは自宅に向かう帰途中に
電車内で寝てしまつた場合でも、目的地(平塚駅)付近
に近づくとPHS端末1が鳴らすアラームによつて目を
覚まして、アラームと同時にかけられた電話により家族
と通話して迎えに来てもらうことや食事の用意を頼むこ
とができる。
【0040】以上の構成によれば、PHS端末1では、
目的地(平塚駅)付近に近づいた場合にアラームを鳴ら
すようにしたことにより、従来のようなタイマによるア
ラームに比べて電車が早く着き過ぎたり遅れた場合でも
目的地(平塚駅)付近に来るまではアラームを鳴らさ
ず、的確に目的地付近でアラームを鳴らすことができ
る。またPHS端末1では、アラームを鳴らす方法とし
てタイマによるのではなく、基地局装置2から送信され
るCS−IDに基づいてアラームを鳴らすようにしたこ
とにより、電車に乗車する度ごとにタイマをセツトする
といつた煩雑な操作が必要なくなる。かくしてPHS端
末1は、簡易な構成で目的地付近に近づいたことを的確
にユーザに伝える使い勝手の良い簡易型携帯電話端末装
置及び受信端末装置を実現できる。
【0041】なお上述の実施例においては、音声発生手
段としてのリンガーによつてアラームを鳴らすようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、バイ
ブレータ等の振動発生手段や、発光ダイオード等の発光
手段による等の他の種々の通知手段を用いても良い。こ
の場合にも上述の実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0042】また上述の実施例においては、事業者識別
符号、一斉呼出しエリア番号及び付加IDまでのデータ
をCS−IDとして基地局装置2を識別するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、付加I
Dを除いた事業者識別符号及び一斉呼出しエリア番号ま
でのデータをCS−IDとして基地局装置2を識別する
ようにしても良い。これにより、PHS端末1は 基地
局装置2のCS−IDを受信する目的地の範囲が広くな
り、乗り越し防止のアラームを目的地に着く前に早めに
鳴らすことができ、速度の早い特急電車等に乗車してい
るときにおいても乗り越しを防止できる。
【0043】さらに上述の実施例においては、アラーム
を目的地付近で鳴らすようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、乗り換える駅がある場合に
複数の場所でアラームを鳴らすようにCS−IDを複数
登録しても良い。
【0044】さらに上述の実施例においては、PHS端
末1のアラームを鳴らして乗越し防止に使用する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、登録したCS
−ID以外のCS−IDを受信した場合にアラームを鳴
らすようにしたPHS端末を幼児に持たせ、保育園等の
敷地外から出てしまつたときの注意を促すためにアラー
ムを鳴らすようにしても良い。
【0045】さらに上述の実施例においては、PHS端
末1がメモリ8に記憶しておいた基地局装置2のCS−
IDと同じCS−IDを受信した場合にリンガー9によ
りアラームを一定の時間鳴らすようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザが止めるまで
アラームを鳴らしておくようにしても良い。これによ
り、PHS端末1は寝過ごして乗り越すことをさらに確
実に防止できる。
【0046】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数の基
地局装置間をハンドオーバして通話する簡易型携帯電話
システムにおける簡易型携帯電話端末装置において、受
信手段が得た識別情報がメモリに記憶された識別情報と
一致した場合に所定の通知手段を駆動させてユーザに知
らせることにより、ユーザは目的地付近に近づいたこと
を的確に認識し得る簡易型携帯電話端末装置及び受信端
末装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるPHSの構成を示すブ
ロツク図である。
【図2】本発明の一実施例による応答データの構成を示
す略線図である。
【図3】目的地近辺のCS−IDの登録方法を示すフロ
ーチヤートである。
【図4】PHS端末のアラームを鳴らす処理手順を示す
フローチヤートである。
【図5】目的地近辺のCS−IDの登録及び自宅の電話
番号の登録方法を示すフローチヤートである。
【図6】PHS端末のアラームを鳴らして自宅に自動で
電話をかける処理手順を示すフローチヤートである。
【符号の説明】
1……PHS端末、2……基地局装置、3、6……RF
送受信回路、4、8……メモリ、5、10……マイコ
ン、7……位置登録ボタン、9……リンガー。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の基地局装置間をハンドオーバして通
    話する簡易型携帯電話システムにおける簡易型携帯電話
    端末装置において、 上記基地局装置からの電波を受信して当該基地局装置の
    識別情報を得る受信手段と、 上記複数の基地局装置のなかからユーザが登録したい特
    定の基地局装置の識別情報を記憶するメモリと、 上記識別情報を上記メモリに記憶させるための位置登録
    ボタンと、 上記受信手段が得た上記識別情報が上記メモリに記憶さ
    れた上記特定の基地局装置の識別情報と一致した場合に
    所定の通知手段を駆動させてユーザに知らせる制御手段
    とを具えることを特徴とする簡易型携帯電話端末装置。
  2. 【請求項2】上記メモリには所定の電話番号を記憶して
    おき、上記制御手段は上記受信手段が得た上記識別情報
    と上記メモリに記憶された上記特定の基地局装置の識別
    情報とが一致した場合に、上記電話番号に自動発呼する
    ことを特徴とする請求項1に記載の簡易型携帯電話端末
    装置。
  3. 【請求項3】上記通知手段は、音声発生手段でなること
    を特徴とする請求項1に記載の簡易型携帯電話端末装
    置。
  4. 【請求項4】上記通知手段は、振動発生手段でなること
    を特徴とする請求項1に記載の簡易型携帯電話端末装
    置。
  5. 【請求項5】上記通知手段は、発光手段でなることを特
    徴とする請求項1に記載の簡易型携帯電話端末装置。
  6. 【請求項6】複数の基地局装置間をハンドオーバして通
    話する簡易型携帯電話システムにおける受信端末装置に
    おいて、 上記基地局装置からの電波を受信して当該基地局装置の
    識別情報を得る受信手段と、 上記複数の基地局装置のなかからユーザが登録したい特
    定の基地局装置の識別情報を記憶するメモリと、 上記受信手段が得た上記識別情報が上記メモリに記憶さ
    れた上記特定の基地局装置の識別情報と一致した場合に
    所定の通知手段を駆動させてユーザに知らせる制御手段
    とを具えることを特徴とする受信端末装置。
  7. 【請求項7】上記通知手段は、音声発生手段でなること
    を特徴とする請求項6に記載の受信端末装置。
  8. 【請求項8】上記通知手段は、振動発生手段でなること
    を特徴とする請求項6に記載の受信端末装置。
  9. 【請求項9】上記通知手段は、発光手段でなることを特
    徴とする請求項6に記載の受信端末装置。
JP8053980A 1996-02-15 1996-02-15 簡易型携帯電話端末装置及び受信端末装置 Pending JPH09224282A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8553661B2 (en) 2007-08-15 2013-10-08 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and arrangement in a telecommunication system to indicate characteristics of an access node to a mobile terminal

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