JPH10200943A - 携帯型無線端末装置および移動通信システム - Google Patents

携帯型無線端末装置および移動通信システム

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JPH10200943A
JPH10200943A JP9004676A JP467697A JPH10200943A JP H10200943 A JPH10200943 A JP H10200943A JP 9004676 A JP9004676 A JP 9004676A JP 467697 A JP467697 A JP 467697A JP H10200943 A JPH10200943 A JP H10200943A
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JP
Japan
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base station
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station identification
wireless terminal
terminal device
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JP9004676A
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Yasuki Arai
康記 新井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/16Discovering, processing access restriction or access information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2603Arrangements for wireless physical layer control
    • H04B7/2606Arrangements for base station coverage control, e.g. by using relays in tunnels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯型無線端末装置が所定の位置に移動した場
合に、その旨をその携帯型無線端末装置の使用者に対し
て通知することを可能とする。 【解決手段】使用者により予め指定された基地局IDを
基地局ID記憶8bに記憶しておく。無線基地局から発
信される基地局識別情報を基地局ID受信手段13aに
よって常時または間欠的に受信し、これが基地局ID記
憶8bに記憶されている基地局IDと所定の関係(例え
ば一致)にあることが基地局ID認識手段13cにより
認識されたことに応じて、到達通知処理手段13dが例
えばサウンダ11を駆動することで、その旨を前記使用
者に対して通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ無線回線
を介して携帯型無線端末装置と通信を行なう複数の無線
基地局を分散配置してなる移動通信システムおよびこの
システムで用いられる携帯型無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の移動通信システムは一般に、図
14に示すように、複数の無線基地局CS(CS-1〜CS-
n)を分散配置し、これら複数の無線基地局CSが、そ
れぞれが形成する無線エリア(以下、カバーエリアと称
する)A(A-1 〜A-m )内に位置する携帯型無線端末装
置(以下、無線端末と称する)PS(PS-1〜PS-n)と無
線回線を介して通信するものとなっている。そして複数
の無線基地局CSはそれぞれセンタ装置CTに接続され
ており、各無線端末PSがカバーエリアAのうちのいず
れに位置しているかを管理している。
【0003】具体的には、無線端末PSは基地局装置C
Sが送信する基地局識別情報(基地局ID)を常時また
は間欠的に受信し、この受信される基地局IDがこれま
でに受信していたものと異なるものになった場合に、位
置登録要求を行なう。センタ装置CTは基地局装置CS
を介して位置登録要求を受けると、位置登録要求を行な
った無線端末PSに関する位置登録情報を更新すること
で、無線端末PSの位置を管理する。
【0004】なお、実際の移動通信システムでは、位置
登録情報のセンタ装置CTへの登録要求の頻度を減少す
るために、図15に示すように複数のカバーエリアAを
まとめて位置登録エリアA′を設定し、この位置登録エ
リアA′単位で位置登録を行なう場合もある。
【0005】以上のようにこの種の移動通信システム
は、無線端末の位置を無線エリア単位で検出することが
できるものとなっている。そして例えばPHS(Person
al Handyphone System)の場合、1つの無線エリアは半
径100m程度であるので、最大100m程度の誤差で
無線端末の位置を検出できる。
【0006】そこで近年は、移動通信システムを用い
て、無線端末の位置を無線端末の使用者や、無線端末の
使用者の管理者に対して通知するようなサービスが考え
られている。
【0007】しかしながらこの種のサービスが通知する
のは、無線端末の現在位置に関する情報のみである。従
って、無線端末の使用者が、ある目的置まで移動したこ
とを知りたい場合には、移動中に頻繁に現在位置の確認
を行なわなければならず、非常に面倒である。また、目
的地に到達した場合でも、その目的地を含む通信エリア
中において現在位置の確認を怠った場合には、目的地に
到達したことを知ることができずに通過してしまう恐れ
がある。
【0008】すなわち、例えば図16に示すように、基
地局CS-1のカバーエリアA-1 内の位置P1から基地局CS
-4のカバーエリアA-4 内の位置P2まで移動しようとし
ている場合、使用者は無線端末を介して通知される現在
位置を確認しながら移動する。そして途中のカバーエリ
アA-2 ,A-3 では所望の位置でないことを通知内容から
認識して通過し、カバーエリアA-4 内に入り、現在地が
カバーエリアA-4 であることが通知されたことで所望の
位置P2の近傍に到達したことを知る。このとき、カバ
ーエリアA-4 内に入ったのちに現在位置の確認を怠れ
ば、所望の位置P2の近傍に到達したことを知ることが
できずに、図16に破線で示すように所望の位置P2を
通過していってしまう恐れがある。
【0009】より具体的には、列車での移動中に、列車
が降車予定駅に到着したことを知りたかった場合に、前
述のようなサービスでは列車が駅に到着するたびに現在
位置の確認を行なわなければならないため、例えば眠っ
てしまった場合などに列車が降車予定駅に到着したこと
を知りたいという使用形態をとることはできない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
センタ装置により管理している携帯型無線端末装置の位
置情報を携帯型無線端末装置の使用者に対して通知する
ようにしたとしても、使用者は必要に応じて現在位置を
確認できるだけであり、確認動作を行なわない限りは移
動状況を知ることができないという不具合があった。
【0011】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、携帯型無線端
末装置が所定の位置に移動した場合に、その旨をその携
帯型無線端末装置の使用者に対して通知することができ
る携帯型無線端末装置および移動通信システムを提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明の携帯型無線端末装置は、使用者により予め
指定された基地局識別情報を記憶する基地局識別情報記
憶手段と、前記無線基地局から発信される基地局識別情
報を常時または間欠的に受信する基地局識別情報受信手
段と、この基地局識別情報受信手段により受信された基
地局識別情報が、前記基地局識別情報記憶手段に記憶さ
れている基地局識別情報と所定の関係(例えば一致)に
あるか否かを認識する基地局識別情報認識手段と、この
基地局識別情報認識手段により、前記基地局識別情報受
信手段により受信された基地局識別情報が前記基地局識
別情報記憶手段に記憶されている基地局識別情報と所定
の関係にあることが認識されたことに応じて、その旨を
前記使用者に対して通知する到達通知手段とを備えた。
【0013】このような手段を講じたことにより、使用
者により予め指定された基地局識別情報が基地局識別情
報記憶手段に登録され、この基地局識別情報記憶手段に
記憶されている基地局識別情報と所定の関係にある基地
局識別情報が基地局識別情報受信手段により受信される
ようになったら、その旨が到達通知手段によって前記使
用者に対して通知される。従って、使用者が移動しよう
とする目的地にて受信可能な基地局識別情報を基地局識
別情報記憶手段に登録しておくことにより、その目的地
に対して所定の関係にある位置まで移動すれば、その旨
の通知がなされる。
【0014】なお、基地局識別情報認識手段が認識する
所定の関係としては、 (1) 基地局識別情報受信手段により受信された基地局識
別情報と、前記基地局識別情報記憶手段に記憶されてい
る基地局識別情報との一致。
【0015】(2) 基地局識別情報受信手段により受信さ
れた基地局識別情報と、前記基地局識別情報記憶手段に
記憶されている基地局識別情報に対応する無線基地局に
隣接する無線基地局に対して設定された基地局識別情報
との一致。
【0016】(3) 基地局識別情報受信手段により受信さ
れた基地局識別情報と、前記基地局識別情報記憶手段に
記憶されている基地局識別情報に対応する無線基地局ま
での距離が予め設定された閾値以上である無線基地局に
対して設定された基地局識別情報との一致。
【0017】(4) 基地局識別情報受信手段により受信さ
れた基地局識別情報と、前記基地局識別情報記憶手段に
記憶されている基地局識別情報に対応する無線基地局ま
での距離が予め設定された閾値以下である無線基地局に
対して設定された基地局識別情報との一致。などが考え
られる。
【0018】さらに、基地局識別情報認識手段は、基地
局識別情報受信手段により受信された基地局識別情報
が、基地局識別情報記憶手段に記憶されている基地局識
別情報と複数種類の所定の関係のうちのいずれかの関係
にあるか否かを認識するものとし、かつ到達通知手段
は、前記基地局識別情報認識手段により、前記基地局識
別情報受信手段により受信された基地局識別情報が前記
基地局識別情報記憶手段に記憶されている基地局識別情
報と複数種類の所定の関係のうちのいずれかの関係にあ
ることが認識されたことに応じて、該当する関係の種類
を前記使用者に対して通知することも考えられる。
【0019】また本発明の携帯型無線端末装置は、前記
基地局識別情報記憶手段へは、基地局識別情報の登録指
定がなされたことに応じ、その時に基地局識別情報受信
手段が受信している基地局識別情報を基地局識別情報記
憶制御手段により記憶するようにした。
【0020】このような手段を講じたことにより、使用
者は通知を必要とする場所で受信可能な基地局識別情報
を知らなくても、1度その場所にて登録指定を行なうだ
けで、基地局識別情報の登録を行なうことができる。
【0021】また本発明の携帯型無線端末装置は、前記
基地局識別情報記憶手段へは、無線回線を介して基地局
識別情報通知要求手段により所定の基地局識別情報管理
装置に対して送信した所定の通知要求情報に対して無線
回線を介して前記基地局識別情報管理装置から通知され
た基地局識別情報を基地局識別情報記憶手段により記憶
するようにした。
【0022】このような手段を講じたことにより、使用
者は通知を必要とする場所で受信可能な基地局識別情報
を知らなくても、またその場所に行かなくても、基地局
識別情報管理装置に問い合わせることで所望の基地局識
別情報を取得し、登録することができる。
【0023】また本発明の移動通信システムは、任意の
位置にて受信可能な基地局識別情報の通知を要求するた
めの所定の基地局識別情報通知要求情報が前記携帯型無
線端末装置から送信され、前記複数の無線基地局のいず
れかを介して与えられたことに応じ、その基地局識別情
報通知要求情報にて指定された位置での通信を担当する
無線基地局の基地局識別情報を判定する要求基地局識別
情報判定手段と、この要求基地局識別情報判定手段によ
り判定された基地局識別情報を前記基地局識別情報通知
要求情報の送信元の携帯型無線端末装置に対して通知す
る基地局識別情報通知手段とを備えた例えばセンタ装置
などの基地局識別情報管理装置を設けた。
【0024】このような手段を講じたことにより、携帯
型無線端末装置からの問い合わせに応じて、その携帯型
無線端末装置に対して基地局識別情報を通知することが
できる。
【0025】また本発明の移動通信システムは、携帯型
無線端末装置と、分散配置され、それぞれ無線回線を介
して前記携帯型無線端末装置と通信を行なう複数の無線
基地局と、この複数の無線基地局のそれぞれに接続され
た例えばセンタ装置などの基地局識別情報管理装置とを
有してなり、前記携帯型無線端末装置に、使用者により
指定された目的地と所定の関係にある位置に到達したこ
との通知を要求するための所定の到達通知要求情報を無
線回線を介して送信する到達通知要求手段とを設けると
ともに、前記基地局識別情報管理装置に、通知要求記憶
手段と、前記携帯型無線端末装置から送信された前記到
達通知要求情報が前記無線基地局を介して与えられたこ
とに応じて、その到達通知要求情報の送信元の携帯型無
線端末装置と、その通知要求情報に示された目的地とを
互いに対応させて前記通知要求記憶手段に記憶させる通
知要求記憶制御手段と、前記携帯型無線端末装置との通
信を担当する無線基地局が前記複数の無線基地局のいず
れであるかを管理する無線端末位置管理手段と、前記通
知要求記憶手段に目的地とともに記憶された携帯型無線
端末装置との通信を担当すると前記無線端末位置管理手
段により判断された無線基地局が、当該携帯型無線端末
装置に対応付けて前記通知要求記憶手段に記憶された目
的地と所定の関係にあるか否かを認識する通知要否認識
手段と、この通知要否認識手段による認識の結果、所定
の関係にあると認識されたことに応じ、該当する携帯型
無線端末装置の使用者に対してその旨の通知を行なう到
達通知手段とを設けた。
【0026】このような手段を講じたことにより、携帯
型無線端末装置から基地局識別情報管理装置に対して、
使用者により指定された目的地に関する所定の到達通知
要求情報が与えられ、これに応じて基地局識別情報管理
装置にて到達通知要求情報の送信元の携帯型無線端末装
置と、その通知要求情報に示された目的地とを互いに対
応させて通知要求記憶手段に記憶することで、基地局識
別情報管理装置に上記到達通知要求が登録される。そし
て、基地局識別情報管理装置にて各携帯型無線端末装置
の位置を管理しておき、その位置が登録された目的地と
所定の関係となると、その携帯型無線端末装置の使用者
に対してその旨の通知がなされる。
【0027】なお、基地局識別情報認識手段が認識する
所定の関係としては、 (1) 通知要求記憶手段に目的地とともに記憶された携帯
型無線端末装置との通信を担当すると無線端末位置管理
手段により判断された無線基地局と、当該携帯型無線端
末装置に対応付けて前記通知要求記憶手段に記憶された
目的地に位置する携帯型無線端末装置との通信を担当す
る無線基地局との一致。
【0028】(2) 通知要求記憶手段に目的地とともに記
憶された携帯型無線端末装置との通信を担当すると無線
端末位置管理手段により判断された無線基地局と、当該
携帯型無線端末装置に対応付けて前記通知要求記憶手段
に記憶された目的地に位置する携帯型無線端末装置との
通信を担当する無線基地局に隣接する無線基地局との一
致。
【0029】(3) 通知要求記憶手段に目的地とともに記
憶された携帯型無線端末装置との通信を担当すると無線
端末位置管理手段により判断された無線基地局と、当該
携帯型無線端末装置に対応付けて前記通知要求記憶手段
に記憶された目的地に位置する携帯型無線端末装置との
通信を担当する無線基地局までの距離が予め設定された
閾値以上である無線基地局との一致。
【0030】(4) 通知要求記憶手段に目的地とともに記
憶された携帯型無線端末装置との通信を担当すると無線
端末位置管理手段により判断された無線基地局と、当該
携帯型無線端末装置に対応付けて前記通知要求記憶手段
に記憶された目的地に位置する携帯型無線端末装置との
通信を担当する無線基地局までの距離が予め設定された
閾値以下である無線基地局との一致。などが考えられ
る。
【0031】さらに、通知要否認識手段は、通知要求記
憶手段に目的地とともに記憶された携帯型無線端末装置
との通信を担当すると無線端末位置管理手段により判断
された無線基地局が、当該携帯型無線端末装置に対応付
けて前記通知要求記憶手段に記憶された目的地と複数種
類の所定の関係のうちのいずれかの関係にあるか否かを
認識するものとし、かつ到達通知手段は、前記通知要否
認識手段により、通知要求記憶手段に目的地とともに記
憶された携帯型無線端末装置との通信を担当すると無線
端末位置管理手段により判断された無線基地局が、当該
携帯型無線端末装置に対応付けて前記通知要求記憶手段
に記憶された目的地と複数種類の所定の関係のうちのい
ずれかの関係にあることが認識されたことに応じて、該
当する関係の種類を該当する携帯型無線端末装置の使用
者に対して通知することも考えられる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態につき説明する。なお、以下の各実施形態は、い
ずれもPHSなどの移動通信システムの各無線基地局
が、携帯型無線端末装置の移動管理を行なうために自己
の基地局識別情報(基地局ID)を常時送信しているこ
とに着目し、この基地局IDを監視することで現在位置
を認識するようにし、携帯型無線端末装置が予め登録さ
れた目的地などの所定の位置へと移動した際にその旨を
使用者に対して通知するものである。
【0033】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
実施形態に係る携帯型無線端末装置の要部構成を示す機
能ブロック図である。
【0034】この図に示すように本実施形態に係る携帯
型無線端末装置は、アンテナ1、無線部2、モデム部
3、チャネルコーデック部4、通話部5、受話部6、送
話部(M)7、メモリ部8、操作部9、表示部10、サ
ウンダ11、バイブレータ12および無線端末制御部1
3からなる。
【0035】無線基地局から送信されて到来した無線搬
送波信号は、アンテナ1で受信されたのち無線部2の高
周波スイッチ(SW)2aを介して受信部2bに入力さ
れる。この受信部2bでは、上記受信された無線搬送波
信号が、周波数シンセサイザ2cで水晶発振器2dの発
信信号から発生された受信局部発振信号とミキシングさ
れて受信中間周波信号または受信ベースバンド信号に周
波数変換される。
【0036】上記受信部2bから出力された受信中間周
波信号または受信ベースバンド信号は、モデム部3に入
力され、ディジタル復調(π/4シフトQPSK復調)
が行なわれ、これによりディジタル通話信号が再生され
る。
【0037】チャネルコーデック部4では、上記モデム
部3から出力されたディジタル通話信号から、自局に割
り当てられたタイムスロット(無線端末制御部13より
指示される)に挿入されているディジタル通話信号が抽
出され、この抽出されたディジタル通話信号が通話部5
へと与えられる。またチャネルコーデック部4では、上
記モデム部3から出力されたディジタル通話信号から制
御チャネルに割り当てられたタイムスロットのデータが
取り出され、これが無線端末制御部13に与えられる。
【0038】通話部5は、ADPCMトランスコーダ5
aとPCMコーデック5bとからなる。チャネルコーデ
ック部4から与えられたディジタル通話信号は、ADP
CMトランスコーダ5aでADPCM復号が行なわれた
のちにPCMコーデック5bでデコードが行なわれて、
例えばスピーカよりなる受話部6を駆動して受話音声を
出力するためのアナログ音声信号に変換され、受話部6
に与えられる。
【0039】これに対し、例えばマイクロホンよりなる
送話部7に入力された送話音声は、この送話部7におい
てアナログ音声信号に変換されて通話部5に与えられ
る。通話部5にてアナログ音声信号は、PCMコーデッ
ク5bでディジタル送話信号に変換されるとともに、A
DPCMトランスコーダ5aでADPCM符号化が施さ
れたのち、チャネルコーデック部4へと与えられる。
【0040】チャネルコーデック部4では、上記ADP
CMトランスコーダ5aから出力されたディジタル通話
信号が無線端末制御部13により指示されたタイムスロ
ットに挿入されて、モデム部3に入力される。モデム部
3では、上記ディジタル通話信号により高周波信号がデ
ィジタル変調されて変調波信号が出力され、この変調波
信号は無線部2の送信部2eに入力される。
【0041】送信部2eでは、上記変調された変調波信
号が周波数シンセサイザ2cから発生された送信局部発
振信号とミキシングされることにより、無線端末制御部
13より指示された無線チャネル周波数にアップコンバ
ートされ、さらに所定の送信電力レベルに増幅される。
そして、この送信部2eから出力された無線搬送波信号
は高周波スイッチ2aを介してアンテナ1から送信され
る。
【0042】メモリ部8、操作部9、表示部10、サウ
ンダ11およびバイブレータ12は、それぞれ無線端末
制御部13に接続されている。メモリ部8は、無線端末
制御部13が各種の処理を行なう上で必要となるデータ
を保持しておくためのものである。このメモリ部8の記
憶領域の一部は、端末の動作に必要な種々のパラメータ
を記憶するためのパラメータ記憶領域8aおよび目的地
として指定された基地局IDを記憶しておくための基地
局ID記憶領域8bとに設定されている。
【0043】操作部9は、使用者が発呼や着信応答、ダ
イヤル番号入力、終話等の操作を行うための機能キーと
テンキーを備えており、使用者による指示入力を受付け
るためのものである。
【0044】表示部10は、無線端末制御部13の制御
の下に使用者に対して報知すべき種々の情報を可視表示
するためのものである。サウンダ11は、着信音などの
各種信号音を発生するためのものである。
【0045】バイブレータ12は、着信などを使用者に
通知するための振動を無線端末制御部13の制御の下に
発生するものである。無線端末制御部13は、例えばマ
イクロコンピュータを主制御回路として有したものであ
り、各部を総括制御することによって携帯型無線端末装
置としての動作を実現するものである。この無線端末制
御部13は、携帯型無線端末装置における周知の一般的
な制御手段に加えて、基地局ID受信手段13a、基地
局ID記憶制御手段13b、基地局ID認識手段13c
および到達通知処理手段13dを有している。
【0046】ここで基地局ID受信手段13aは、チャ
ネルコーデック部4にて抽出され、与えられるデータの
中から基地局IDを取り出す。基地局ID記憶制御手段
13bは、例えば操作部9での所定の指示操作によって
目的地の登録指定がなされた際に基地局ID受信手段1
3aによって取り出されている基地局IDを目的地の基
地局IDとして基地局ID記憶領域8bに記憶させる。
【0047】基地局ID認識手段13cは、基地局ID
受信手段13aによって取り出される基地局IDが、基
地局ID記憶領域8bに記憶された基地局IDに一致す
るか否かの認識を行なう。
【0048】そして到達通知処理手段13dは、基地局
ID認識手段13cにより取り出される基地局IDが、
基地局ID記憶領域8bに記憶された基地局IDと一致
することが基地局ID認識手段13cにより認識された
ことに応じて、目的地が含まれるカバーエリアに到達し
たこと、すなわち目的地の近傍に到達したことを使用者
に対して通知するための処理を行なう。
【0049】次に以上のように構成された携帯型無線端
末装置(無線端末)の動作につき説明する。まず使用者
は、目的地をカバーエリアとする無線基地局の基地局I
Dを登録するための指示操作を操作部9にて行なう。
【0050】これは、目的地をカバーエリアとする無線
基地局の基地局IDが予め分かっていれば、その基地局
IDを直接的に入力指定すればよい。そしてその時に無
線端末制御部13は、その指定された基地局IDを、基
地局ID記憶領域8bに記憶させる。
【0051】しかし使用者が目的地の基地局IDを知ら
ない場合、その目的地に事前に行くことがある場合に
は、その目的地において基地局IDの自動登録を指定す
るための指示操作を操作部9にて行なう。
【0052】すなわち、例えば図2に示すように地点P
11と地点P12との間を何度も往復する場合で、一方
の地点P11を目的地として登録したい場合、使用者は
地点P11に無線端末PS11をもって行き、そこで基
地局IDの自動登録を指定するための指示操作を操作部
9にて行なう。
【0053】そうすると無線端末制御部13は、その時
に基地局ID受信手段13aにより取り出される基地局
IDを、基地局ID記憶制御手段13bが基地局ID記
憶領域8bに記憶させる。従って、当該目的地P11を
含むカバーエリアA11を形成する無線基地局CS11
が送信する基地局IDが目的地の基地局IDとして登録
されることになる。なお、このときに登録した基地局I
Dを表示部10にて表示するようにしておけば、使用者
はその基地局IDを覚えておき、後で同一の位置を目的
地として登録する場合には、その覚えておいた基地局I
Dを指定することができる。
【0054】さて、以上のようにして目的地の基地局I
Dが基地局ID記憶領域8bに登録された状態で無線端
末制御部13は、基地局ID受信手段13aにより常時
または断続的に基地局IDの取り出しを行なう。そして
本無線端末がいずれかの無線基地局のカバーエリアに位
置していて基地局IDが取得できた場合には、その新た
に取得した基地局IDが基地局ID記憶領域8bに登録
されている基地局IDと同一であるか否かを基地局ID
認識手段13cが認識する。
【0055】そして、新たに取得した基地局IDが基地
局ID記憶領域8bに登録されている基地局IDと同一
であったら、無線端末制御部13は到達通知処理手段1
3dにより到達通知動作を行なう。この到達通知動作
は、表示部10におけるLCD表示、表示部10におけ
るランプ点灯、サウンダ11による着信音鳴動、サウン
ダ11による着信音とは異なる音色の目的地到着通知音
の鳴動、受話部6からの音声メッセージ出力、あるいは
バイブレータ12による振動発生などのいずれか任意の
もの、またはそれらの組み合わせによって行なう。ある
いは上記以外の方法を任意に用いることもできる。
【0056】かくして本実施形態によれば、使用者によ
り予め登録された基地局IDが設定された無線基地局の
カバーエリアに位置し、上記登録された基地局IDと同
一の基地局IDが取得できるときには、使用者に対して
目的地の近傍に到達した旨の通知が行われる。
【0057】従って使用者は、この通知によって、目的
地の近傍に到達したことを知ることができる。また本実
施形態では、無線端末の若干の構成変更で実現でき、移
動通信網側は従来のままの構成で良いので、既存の移動
通信網を用いて容易に実現できる。
【0058】(第2の実施の形態)ところで前記第1実
施形態の無線端末であると、目的地をカバーエリアに含
む無線基地局の基地局IDを無線端末の使用者が予め知
っているか、あるいは目的地に行って自動登録を行なわ
なければならず、初めて行く場所を目的地とし、かつそ
の目的地をカバーエリアに含む無線基地局の基地局ID
を無線端末の使用者が知らなかった場合には、目的地近
傍への到達を通知する機能を使用することができない。
【0059】そこで以下に、上記不具合を解消できる移
動通信システムにつき説明する。図3は本実施形態に係
る移動通信システムの網側の構成を示す図である。この
図において、20で示すものはセンタ装置であり、各無
線端末に関する各種の管理(位置管理など)を行なうと
ともに、無線基地局CS(CS-1〜CS-n)を介して無線端
末との間に形成される通信パスおよび公衆網NTを介し
て設定される通信パスとを任意に交換接続することで、
無線端末と任意の通話相手との間での通話を可能とする
ものである。
【0060】この図に示すようにセンタ装置20は、公
衆網インタフェース部(公衆網IF部)21、基地局イ
ンタフェース部(基地局IF部)22、交換部23、顧
客管理データベース24、位置登録データベース25、
基地局データベース26およびセンタ制御部27を有し
てなり、公衆網インタフェース部21、基地局インタフ
ェース部22、交換部23、顧客管理データベース2
4、位置登録データベース25および基地局データベー
ス26は、それぞれセンタ制御部27に接続されてい
る。
【0061】公衆網インタフェース部21は、公衆網N
Tに複数の公衆回線C(C-1 〜C-m)を介して接続され
ており、この公衆網NTとの間のインタフェースをとる
ための周知の各種機能を有するものである。
【0062】基地局インタフェース部22は、無線基地
局CS(CS-1〜CS-n)が接続されており、この無線基地
局CSとの間のインタフェースをとるための周知の各種
機能を有するものである。
【0063】交換部23は、無線基地局CS(CS-1〜CS
-n)を介して無線端末との間に形成される通信パスおよ
び公衆網NTを介して設定される通信パスを任意に交換
接続するものである。
【0064】顧客管理データベース24は、顧客(無線
端末の使用者)の個々の利用料金や契約内容などの顧客
情報を保持している。位置登録データベース25は、無
線端末を呼び出すための呼び出しエリアを知るためのデ
ータを登録する。
【0065】基地局データベース26は、各無線基地局
CSのそれぞれの基地局IDに対応付けて、各無線基地
局CSのそれぞれのカバーエリアの形成地域を示した情
報を保持している。
【0066】センタ制御部27は、例えばマイクロコン
ピュータを主制御回路として有したものであり、センタ
装置20の各部を総括制御してセンタ装置としての動作
を実現するものである。このセンタ制御部27は、無線
端末の位置管理を行なう位置登録処理手段27aのよう
なセンタ装置における周知の制御手段に加えて、要求基
地局ID判定手段27bおよび基地局ID通知手段27
cを有している。
【0067】ここで要求基地局ID判定手段27bは、
無線端末から基地局IDの通知要求を受けた場合に、そ
の通知要求で示された地点を含むカバーエリアを形成す
る無線基地局の基地局IDを基地局データベース26を
参照して判定する。
【0068】また基地局ID通知手段27cは、要求基
地局ID判定手段27bにより判定された基地局IDを
通知要求の要求元の無線端末に対して通知する処理を行
なう。
【0069】さて、以上のような構成のセンタ装置20
によって管理される本実施形態の移動通信システムで使
用される無線端末は、基本的には前記第1実施形態に示
した構成をなすが、無線端末制御部13に代えて図4に
示す無線端末制御部14を設けている。
【0070】この無線端末制御部14は、例えばマイク
ロコンピュータを主制御回路として有し、無線端末制御
部13と同様に無線端末の各部を総括制御することによ
って携帯型無線端末装置としての動作を実現するもので
ある。この無線端末制御部14は、携帯型無線端末装置
における周知の一般的な制御手段に加えて、基地局ID
受信手段13a、基地局ID認識手段13c、到達通知
処理手段13d、基地局ID通知要求手段14aおよび
基地局ID記憶制御手段14bを有している。すなわち
無線端末制御部14は、前記第1実施形態の無線端末制
御部13における基地局ID記憶制御手段13bに代え
て基地局ID記憶制御手段14bを設けるとともに、基
地局ID通知要求手段14aを付加したものとなってい
る。
【0071】ここで基地局ID通知要求手段14aは、
使用者が目的地の登録を要求するときに、目的地の指定
を受け、その目的地をを含むカバーエリアを形成する無
線基地局の基地局IDの通知をセンタ装置20に対して
要求する処理を行なう。
【0072】また基地局ID記憶制御手段14bは、基
地局ID通知要求手段14aによって行なった要求に対
してなされた通知で示される基地局IDを目的地の基地
局IDとして基地局ID記憶領域8bに格納する処理を
行なう。
【0073】次に以上のように構成された移動通信シス
テムの動作につき説明する。まず無線端末における目的
地への到達の通知は、前述した第1実施形態の場合と同
様な処理が無線端末制御部14の基地局ID受信手段1
3a、基地局ID認識手段13cおよび到達通知処理手
段13dによってなされることで実現される。
【0074】このとき、目的地への到達の判定は基地局
ID記憶領域8bに目的地として登録されている基地局
IDを用いてなされることも前述した第1実施形態と同
様であるが、基地局ID記憶領域8bへの基地局IDの
登録の仕方が異なっている。
【0075】すなわち、使用者が目的地の登録開始を操
作部9での所定の指示操作によって指示すると、無線端
末制御部14はセンタ装置20との通信手順に入り、使
用者が指定する目的地を示した基地局ID通知要求を基
地局ID通知要求手段14aによりセンタ装置20に対
して出力する。
【0076】具体的には、図5に示すように地点P21
に位置している無線端末PS21の使用者が地点P22
へと移動しようとしており、その地点P22を含むカバ
ーエリアA22を形成する無線基地局CS22の基地局
IDを目的地として登録したい場合、その旨の指示入力
を無線端末PS21に対して行なうと、無線端末PS2
1が現在地P21を含むカバーエリアA21を形成して
いる無線基地局CS21を介してセンタ装置20に対し
て地点P22を現す情報を示した基地局ID通知要求を
出力し、無線基地局CS22の基地局IDの問い合わせ
を行なう。
【0077】なお目的地の指定には、経緯度、郵便番
号、住所、あるいは電話番号などの情報を用いることが
できる。あるいは、センタ装置20から無線端末に対し
て地図情報を与えるようにしておき、かつ無線端末では
センタ装置20から与えられた地図情報を表示部10に
表示するとともに、その地図上で目的地の指定を受付
け、該当する位置情報をセンタ装置20に返送するよう
にすることもできる。また、利用者の持つ他の端末から
情報を転送してもよい。転送の方法も有線による接続、
赤外線または無線による接続等いろいろな方法が考えら
れる。そして目的地の指定に実際に用いる情報はこれら
各種の情報のうちの任意のものであって良いが、用いる
情報から基地局IDを検索できるようにセンタ装置20
の基地局データベース26に保持させる情報を構成して
おく。
【0078】さてセンタ装置20では、無線端末から基
地局ID通知要求を受けると、その通知要求に示された
目的地を含むカバーエリアを形成する無線基地局の基地
局IDを基地局データベース26を検索することで要求
基地局ID判定手段27bが判定する。すなわち、前述
の無線端末PS21からの通知要求に対して、基地局デ
ータベース26から目的地P22に基づいて、無線基地
局CS22の基地局IDを判定する。
【0079】そしてこのように判定した基地局IDを、
通知要求の要求元、すなわち上記例では無線端末PS2
1に対して、基地局ID通知手段27cにより通知する
(基地局IDの配信)。
【0080】一方、無線端末PS21において無線端末
制御部14は、センタ装置20に対する通知要求を行な
ったのち、基地局IDが通知されるのを待つ。従って、
上述のようにセンタ装置20から基地局IDが通知され
ると、この基地局IDを基地局ID記憶制御手段14b
が基地局ID記憶領域8bに記憶させる。従って、使用
者が所望する無線基地局CS22の基地局IDが目的地
の基地局IDとして登録されることになる。
【0081】そして、この状態で使用者が無線端末PS
21を携帯して目的地P22の近傍に移動し、無線基地
局CS22が送信する基地局IDが無線端末PS21で
受信されるようになると、前述した第1実施形態の場合
と同様にして使用者に対する到達通知が無線端末PS2
1によりなされる。
【0082】かくして本実施形態によれば、使用者が目
的地を含むカバーエリアを形成する無線基地局の基地局
IDを知らなかった場合でも、その目的地に出向いて登
録を行なうことなしに、任意の位置で目的地の基地局I
Dの登録を行なうことができる。
【0083】(第3の実施の形態)これまでの2つの実
施形態では、いずれも無線端末において目的地近傍へ到
達したことの判定およびその旨の使用者への通知を行な
うものとなっているが、このような機能はセンタ装置側
に持たせることも可能である。
【0084】そこで以下に、このような構成をなした移
動通信システムにつき説明する。図6は本実施形態に係
る移動通信システムの網側の構成を示す図である。な
お、図3と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
【0085】この図において、30で示すものはセンタ
装置であり、前記第2実施形態におけるセンタ装置20
と同様に、各無線端末に関する各種の管理(位置管理な
ど)を行なうとともに、無線基地局CS(CS-1〜CS-n)
を介して無線端末との間に形成される通信パスおよび公
衆網NTを介して設定される通信パスとを任意に交換接
続することで、無線端末と任意の通話相手との間での通
話を可能とするものである。
【0086】この図に示すようにセンタ装置30は、公
衆網インタフェース部(公衆網IF部)21、基地局イ
ンタフェース部(基地局IF部)22、交換部23、顧
客管理データベース24、位置登録データベース25、
基地局データベース26、通知登録データベース31お
よびセンタ制御部32を有してなる。すなわちセンタ装
置30は、前記第2実施形態におけるセンタ装置20と
ほぼ同様な構成をなすが、センタ制御部27に代えてセ
ンタ制御部32を設けるとともに、通知登録データベー
ス31を新たに設けたものとなっている。
【0087】通知登録データベース31は、無線端末か
ら要求された到達通知要求の内容を示す情報を記憶して
おくものである。なお、この通知登録データベース31
には、同時期に複数の無線端末からの到達通知要求がな
されている場合に対応するために、図7に示すように複
数の登録テーブルが設定されている。
【0088】センタ制御部32は、例えばマイクロコン
ピュータを主制御回路として有し、センタ制御部27と
同様にセンタ装置20の各部を総括制御してセンタ装置
としての動作を実現するものである。このセンタ制御部
32は、無線端末の位置管理を行なう位置登録処理手段
27aのようなセンタ装置における周知の制御手段に加
えて、到達通知要求記憶制御手段32a、到達通知要否
認識手段32bおよび到達通知手段32cを有してい
る。
【0089】ここで到達通知要求記憶制御手段32a
は、無線端末から到達通知要求がなされた場合に、その
到達通知要求の内容を、その到達通知要求を行なった無
線端末に対応付けて通知登録データベース31に記憶さ
せる。
【0090】到達通知要否認識手段32bは、通知登録
データベース31に登録された到達通知要求にて指定さ
れている目的地を含むカバーエリア内に、その目的地を
指定する到達通知要求を行なった無線端末が位置してい
るか否かを、位置登録処理手段27aおよび位置登録デ
ータベース25により管理された各無線端末の位置を参
照して判定し、該当するものがある場合に到達通知の必
要ありと認識する。
【0091】さらに到達通知手段32cは、到達通知要
否認識手段32bによって到達通知の必要ありと認識さ
れたことに応じて、該当する無線端末に対して目的地近
傍に到達した旨の通知を実行するように指示する。
【0092】さて、以上のような構成のセンタ装置30
によって管理される本実施形態の移動通信システムで使
用される無線端末は、基本的には前記第1実施形態に示
した構成をなすが、無線端末制御部13に代えて図8に
示す無線端末制御部15を設けている。
【0093】この無線端末制御部15は、例えばマイク
ロコンピュータを主制御回路として有し、無線端末制御
部13と同様に無線端末の各部を総括制御することによ
って携帯型無線端末装置としての動作を実現するもので
ある。この無線端末制御部15は、携帯型無線端末装置
における周知の一般的な制御手段に加えて、到達通知要
求手段15aおよび到達通知実行手段15bを有してい
る。
【0094】到達通知要求手段15aは、使用者により
指定された目的地を示した到達通知要求をセンタ装置3
0に対して出力する。そして到達通知実行手段15b
は、センタ装置30から到達通知の実行が指示されたこ
とに応じて、目的地が含まれるカバーエリアに到達した
こと、すなわち目的地の近傍に到達したことを使用者に
対して通知するための処理を行なう。
【0095】次に以上のように構成された移動通信シス
テムの動作につき説明する。まず、使用者が目的地の登
録開始を操作部9での所定の指示操作によって指示する
と、無線端末制御部15はセンタ装置30との通信手順
に入り、使用者が指定する目的地を示した到達通知要求
を到達通知要求手段15aによりセンタ装置30に対し
て出力する。
【0096】具体的には、図9に示すように地点P31
に位置している無線端末PS31の使用者が地点P32
へと移動しようとしており、地点P32を目的地として
無線端末PS31に対して指定すると、無線端末PS3
1が現在地P31を含むカバーエリアA31を形成して
いる無線基地局CS31を介してセンタ装置30に対し
て上記指定された地点P32を示した到達通知要求を出
力する。
【0097】なお目的地の指定は、前記第2実施形態で
示したのと同様な方法を用いることができる。また本実
施形態では、目的地が含まれるカバーエリアを形成する
無線基地局の基地局IDを直接的に指定することもでき
る。
【0098】さてセンタ装置30では、無線端末から到
達通知要求を受けると、センタ制御部32が到達通知要
求記憶制御手段32aにより、その要求に示された目的
地を含むカバーエリアを形成する無線基地局の基地局I
Dを基地局データベース26を検索することで判定す
る。すなわち、前述の無線端末PS31からの要求に対
して、基地局データベース26から目的地P32に基づ
いて、無線基地局CS32の基地局IDを判定する。
【0099】そしてセンタ制御部32は到達通知要求記
憶制御手段32aにより、このように判定した基地局I
Dを、通知要求の要求元、すなわち上記例では無線端末
PS31に対応付けて、通知登録データベース31に記
憶させる。
【0100】さてこののち、使用者が無線端末PS31
を携帯して目的地P32の近傍に移動し、無線基地局C
S32が送信する基地局IDが無線端末PS31で受信
されるようになると、無線端末PS31からセンタ装置
30に対して位置登録要求がなされ、センタ装置30の
位置登録処理手段27aにより、無線端末PS31が無
線基地局CS32のカバーエリアA32に位置している
ことが把握される。
【0101】センタ装置30では、無線端末の位置登録
がなされるたびに、その無線端末に対応付けてその位置
登録先の無線基地局の基地局IDが通知登録データベー
ス31に記憶されているか否かをセンタ制御部32が到
達通知要否認識手段32bによって判断する。そして、
無線端末に対応付けて通知登録データベース31に記憶
された基地局IDと位置登録先の無線基地局の基地局I
Dが一致したならば、センタ制御部32は到達通知要否
認識手段32bによって到達通知を行なう必要があると
認識する。そうするとセンタ制御部32は、到達通知手
段32cによって該当する無線端末に対して到達通知の
実行を指示する。
【0102】つまり、前述のように通知登録データベー
ス31に無線基地局CS32の基地局IDが対応付けて
記憶されている無線端末PS31が無線基地局CS32
に対して位置登録されると、センタ装置30から無線端
末PS31に対して到達通知の実行が指示される。
【0103】そうすると無線端末PS31では、前述し
た第1実施形態の場合と同様にして使用者に対する到達
通知がなされる。かくして本実施形態によっても、使用
者に対して目的地の近傍に到達した旨の通知を行なうこ
とができる。
【0104】ところで前記各実施形態はいずれも、無線
端末PSが位置するカバーエリアが、目的地を含むカバ
ーエリアと一致したときに到達通知を行なうものとして
いる。しかしながら、別の条件で到達通知を行なうこと
もできるので、以下にその例をいくつか説明する。
【0105】まず、多数の無線基地局を配置して広範囲
に亙る通信可能エリアを形成する場合、各無線基地局の
勢力圏(セル)が模式的には図10に示すように形成さ
れるように各基地局が配置される。なお、各セルの中心
点に無線基地局が置かれていると考える。
【0106】この図において、例えばエリア3Cを目的
地とし、このエリア3Cの基地局IDが登録された無線
端末については、前記各実施形態ではエリア3Cに入っ
た時にのみ到達通知がなされる。
【0107】これに対して、目的地に対する近接状況を
も通知するようにもできる。すなわち、目的地であるエ
リア3Cを中心として同心円状にレベルを設定し、レベ
ル別の基地局IDを無線端末の基地局ID記憶領域8b
またはセンタ装置30の通知登録データベース31に保
存し、レベル別に通知方法を変化させることにより、目
的地に対する近接状況が利用者に伝わる。
【0108】例えばエリア3Cをレベル0、エリア3D
〜エリア3Ιをレベル1、エリア3J〜エリア3Uをレ
ベル2としてそれぞれ設定し、例えば図11に示すよう
に無線端末の基地局ID記憶領域8bまたはセンタ装置
30の通知登録データベース31に保存しておく。そし
て通知音の音量を、レベル2エリア<レベル1エリア<
レベル0エリアの関係としておけば、レベル2エリアに
入ると通知音の鳴動により通知が始まり、エリア3Cに
近付くに従って通知音が大きくなるから、無線端末の使
用者は目的地に徐々に近付いていることを知ることがで
きる。また、誤って目的地から遠ざかる方向に無線端末
の使用者が移動している場合には、通知音が小さくなっ
て行くので、目的地から遠ざかってしまっていることを
も知ることができる。
【0109】特に、前記第3実施形態のようにセンタ装
置30にて各無線端末の目的地を含むカバーエリアを形
成する無線基地局の基地局IDを保持しておき、位置登
録情報を用いて各無線端末での到達通知の実施の要否を
センタ装置30にて行なうようにした場合、図15に示
したように複数のカバーエリアで1つの位置登録エリア
を形成する場合には、無線端末が目的地を含むカバーエ
リアに他のカバーエリアから移動しても位置登録が行わ
れない場合があるため、センタ装置30が無線端末が目
的地を含むカバーエリアに到達したことを認識できない
場合がある。しかし、上述のように目的地を含むカバー
エリアの周辺のカバーエリアに入った場合でも到達通知
を行なうようにしてあれば、ある程度誤差は生じるが、
全く通知がされないという不便は解消できる。
【0110】さらに図11に示すように、到達通知の通
知方法を無線基地局毎に任意に設定できるようにしてお
くこともできる。また通知方法を記述するほかにも、鳴
動の音色、強度等、通知に関する様々な属性を記述する
ようにしてもよい。
【0111】なお、通知方法を記述するのは、図11に
示すように目的地の周囲の無線基地局の基地局IDを設
定する場合に限らず、目的地の基地局IDのみを設定す
る場合にも、図12に示すように通知方法を記述できる
ようにし、通知方法を任意に選択できるようにしておい
ても良い。
【0112】通知方法の指定は、利用者の指定したもの
をそのまま無線端末の基地局ID記憶領域8bまたはセ
ンタ装置30の通知登録データベース31に設定する場
合と、センタ装置20,30側が示す方法から無線端末
の使用者が選択したものを無線端末の基地局ID記憶領
域8bまたはセンタ装置30の通知登録データベース3
1に設定する場合の2通りが考えられる。もちろん、選
択肢が一つの時は、センタ装置20,30側の指定する
通知方法しか利用できない。
【0113】さらに図11に示すように、目的地の周囲
の基地局IDに対しては、その基地局IDを有する無線
基地局から見た目的地の無線基地局の方角を示すように
しておき、これを到達通知にて無線端末の使用者に通知
するようにすれば、目的地に到達するにはどの方向へ移
動すれば良いのかを無線端末の使用者が知ることがで
き、迷ってしまった場合などに便利である。すなわち、
簡易なナビゲーションシステムとして発展させることが
できる。
【0114】なお、この表示方法は「北西」等の方角を
示す用語でもよいが、北西といわれても利用者には基準
とすベき東西南北の方角が分からないかもしれない。こ
のため、端末のディスプレイに矢印を示すことも考えら
れる。ただし、利用者がその場で回転しても、回転に応
じた表示の変化は行われないため、混乱を招きかねな
い。従って、例えば地磁気センサなどのように何らかの
基準となる方角を検出できる装置を端末内に埋め込み、
無線端末の向きに拘りなく正しい方角を表示するように
する。
【0115】また図13に示すように、到達通知の対象
となる基地局IDのそれぞれに、その基地局IDを有す
る無線基地局の所在地を示す経緯度を設定しておき、こ
の経緯度から前述の方角を計算するようにしても良い。
さらに、このように経緯度を設定してあれば、無線端末
の現在地を含むカバーエリアを形成する無線基地局と目
的地を含むカバーエリアを形成する無線基地局との間の
距離を計算することができる。そして、この計算した距
離に応じて到達通知を行なうことができる。あうなわち
例えば、距離が一定値以下になった場合に到達通知を行
なったり、一定値以上離れると警報を出すようにした
り、あるいは距離に応じて通知方法を変えるなど、様々
な用法がある。また、この距離情報をおよその距離とし
て無線端末の表示部10上に表示することで、利用者が
目的地に到達するのを補助できる。
【0116】さらに、1つの無線端末で複数の目的地が
指定された場合には、上述のような情報を目的地数分設
定するようにすれば良い。なお、本発明は前記各実施形
態に限定されるものではない。例えば無線端末の基地局
ID記憶領域8bまたはセンタ装置30の通知登録デー
タベース31に基地局IDを保持した状態でも、使用者
の選択に応じて到達通知の機能をON/OFFできるよ
うにしても良い。
【0117】前記第1実施形態では、到達通知の対象と
なる基地局IDを複数登録可能とし、到達通知の対象と
なる基地局IDが複数登録されている場合には、そのう
ちのいずれかが受信できた時に到達通知を行うようにし
ても良い。このような構成としたときにはさらに、到達
通知の方法を基地局ID毎で異ならせるようにすること
もできる。
【0118】前記第1実施形態では、基地局IDを複数
登録可能とし、この複数登録された基地局IDのいずれ
か1つまたは複数を任意に到達通知の対象となる基地局
IDとして選択設定できるようにしても良い。
【0119】前記第1実施形態では、受信電界強度を検
出する機能を備えておき、到達通知の対象となる基地局
IDを示した信号が所定強度以上で受信できるようにな
ったことに応じて到達通知を行なうようにしても良い。
このようにすれば、到達通知を行なう位置の最大誤差
を、基地局のカバーエリアの直径程度よりも小さくする
ことが可能である。
【0120】前記第2実施形態では、無線端末からの基
地局IDの問い合わせに応じて基地局IDの通知を行な
う基地局識別情報管理装置の機能をセンタ装置20に持
たせているが、センタ装置20とは独立させて基地局識
別情報管理装置を設けるようにしても良い。
【0121】前記第3実施形態では、センタ装置30か
らの実行指示に応じて、無線端末が鳴動などの到達通知
を実行するものとなっているが、例えばセンタ装置30
から無線端末を擬似的に着信呼出しし、これに使用者が
応答したら音声メッセージなどによって到達通知を行な
うようにすることもできる。そしてこのような構成とし
た場合には、無線端末から到達通知実行手段15bを省
略することが可能となる。
【0122】また前記各実施形態では、PHSに準拠し
た携帯型無線端末装置および移動通信システムを例示し
ているが、他の方式のシステムにも本発明の適用が可能
である。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形実施が可能である。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、使用者により予め指定
された基地局識別情報を記憶する基地局識別情報記憶手
段と、前記無線基地局から発信される基地局識別情報を
常時または間欠的に受信する基地局識別情報受信手段
と、この基地局識別情報受信手段により受信された基地
局識別情報が、前記基地局識別情報記憶手段に記憶され
ている基地局識別情報と所定の関係(例えば一致)にあ
るか否かを認識する基地局識別情報認識手段と、この基
地局識別情報認識手段により、前記基地局識別情報受信
手段により受信された基地局識別情報が前記基地局識別
情報記憶手段に記憶されている基地局識別情報と所定の
関係にあることが認識されたことに応じて、その旨を前
記使用者に対して通知する到達通知手段とを備えたの
で、携帯型無線端末装置が所定の位置に移動した場合
に、その旨をその携帯型無線端末装置の使用者に対して
通知することができる携帯型無線端末装置となる。
【0124】また本発明によれば、携帯型無線端末装置
と、分散配置され、それぞれ無線回線を介して前記携帯
型無線端末装置と通信を行なう複数の無線基地局と、こ
の複数の無線基地局のそれぞれに接続された例えばセン
タ装置などの基地局識別情報管理装置とを有してなり、
前記携帯型無線端末装置に、使用者により指定された目
的地と所定の関係にある位置に到達したことの通知を要
求するための所定の到達通知要求情報を無線回線を介し
て送信する到達通知要求手段とを設けるとともに、前記
基地局識別情報管理装置に、通知要求記憶手段と、前記
携帯型無線端末装置から送信された前記到達通知要求情
報が前記無線基地局を介して与えられたことに応じて、
その到達通知要求情報の送信元の携帯型無線端末装置
と、その通知要求情報に示された目的地とを互いに対応
させて前記通知要求記憶手段に記憶させる通知要求記憶
制御手段と、前記携帯型無線端末装置との通信を担当す
る無線基地局が前記複数の無線基地局のいずれであるか
を管理する無線端末位置管理手段と、前記通知要求記憶
手段に目的地とともに記憶された携帯型無線端末装置と
の通信を担当すると前記無線端末位置管理手段により判
断された無線基地局が、当該携帯型無線端末装置に対応
付けて前記通知要求記憶手段に記憶された目的地と所定
の関係にあるか否かを認識する通知要否認識手段と、こ
の通知要否認識手段による認識の結果、所定の関係にあ
ると認識されたことに応じ、該当する携帯型無線端末装
置の使用者に対してその旨の通知を行なう到達通知手段
とを設けたので、携帯型無線端末装置が所定の位置に移
動した場合に、その旨をその携帯型無線端末装置の使用
者に対して通知することができる移動通信システムとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る携帯型無線端末装
置の要部構成を示す機能ブロック図。
【図2】基地局IDの自動登録の実施状況を説明する
図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る移動通信システム
の網側の構成を示す図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る携帯型無線端末装
置における無線端末制御部の構成を示す図。
【図5】携帯型無線端末装置とセンタ装置との間での基
地局IDの問い合わせおよび基地局IDの通知の実施状
況を説明する図。
【図6】本発明の第3実施形態に係る移動通信システム
の網側の構成を示す図。
【図7】図6中の通知登録データベース31における登
録テーブルの設定状況を説明する図。
【図8】本発明の第3実施形態に係る携帯型無線端末装
置における無線端末制御部の構成を示す図。
【図9】到達通知要求および到達通知の実施状況を説明
する図。
【図10】多数の無線基地局を配置して広範囲に亙る通
信可能エリアを形成する場合の、各無線基地局の勢力圏
(セル)の形成状況を模式的に示す図。
【図11】図1中の基地局ID記憶領域8bまたは図6
中の通知登録データベース31に記憶される情報の一例
を模式的に示す図。
【図12】図1中の基地局ID記憶領域8bまたは図6
中の通知登録データベース31に記憶される情報の別の
例を模式的に示す図。
【図13】図1中の基地局ID記憶領域8bまたは図6
中の通知登録データベース31に記憶される情報のさら
に別の例を模式的に示す図。
【図14】移動通信システムの一般的な構成を示す図。
【図15】一般的な移動通信システムにおける位置登録
エリアの設定状況を示す図。
【図16】従来の位置通知サービスの不具合を説明する
図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…無線部 3…モデム部 4…チャネルコーデック部 5…通話部 6…受話部 7…送話部(M) 8…メモリ部 8a…パラメータ記憶領域 8b…基地局ID記憶領域 9…操作部 10…表示部 11…サウンダ 12…バイブレータ 13,14,15…無線端末制御部 13a…基地局ID受信手段 13b…基地局ID記憶制御手段 13c…基地局ID認識手段 13d…到達通知処理手段 14a…基地局ID通知要求手段 14b…基地局ID記憶制御手段 15a…到達通知要求手段 15b…到達通知実行手段 20…センタ装置 CS(CS-1〜CS-n)…無線基地局 NT…公衆網 21…公衆網インタフェース部(公衆網IF部) 22…基地局インタフェース部(基地局IF部) 23…交換部 24…顧客管理データベース 25…位置登録データベース 26…基地局データベース 27…センタ制御部 27a…位置登録処理手段 27b…要求基地局ID判定手段 27c…基地局ID通知手段 31…通知登録データベース 32…センタ制御部 32a…到達通知要求記憶制御手段 32b…到達通知要否認識手段 32c…到達通知手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ無線回線を介して携帯型無線端
    末装置と通信を行なう複数の無線基地局を分散配置して
    なり、かつ前記複数の無線基地局はそれぞれ、自己に対
    して設定された基地局識別情報を常時または間欠的に送
    信するものである移動通信システムにて使用される携帯
    型無線端末装置おいて、 使用者により予め指定された基地局識別情報を記憶する
    基地局識別情報記憶手段と、 前記無線基地局から発信される基地局識別情報を常時ま
    たは間欠的に受信する基地局識別情報受信手段と、 この基地局識別情報受信手段により受信された基地局識
    別情報が、前記基地局識別情報記憶手段に記憶されてい
    る基地局識別情報と所定の関係にあるか否かを認識する
    基地局識別情報認識手段と、 この基地局識別情報認識手段により、前記基地局識別情
    報受信手段により受信された基地局識別情報が前記基地
    局識別情報記憶手段に記憶されている基地局識別情報と
    所定の関係にあることが認識されたことに応じて、その
    旨を前記使用者に対して通知する到達通知手段とを具備
    したことを特徴とする携帯型無線端末装置。
  2. 【請求項2】 基地局識別情報認識手段が認識する所定
    の関係は、基地局識別情報受信手段により受信された基
    地局識別情報と、前記基地局識別情報記憶手段に記憶さ
    れている基地局識別情報との一致であることを特徴とす
    る請求項1に記載の携帯型無線端末装置。
  3. 【請求項3】 基地局識別情報認識手段が認識する所定
    の関係は、基地局識別情報受信手段により受信された基
    地局識別情報と、前記基地局識別情報記憶手段に記憶さ
    れている基地局識別情報に対応する無線基地局に隣接す
    る無線基地局に対して設定された基地局識別情報との一
    致であることを特徴とする請求項1に記載の携帯型無線
    端末装置。
  4. 【請求項4】 基地局識別情報認識手段が認識する所定
    の関係は、基地局識別情報受信手段により受信された基
    地局識別情報と、前記基地局識別情報記憶手段に記憶さ
    れている基地局識別情報に対応する無線基地局までの距
    離が予め設定された閾値以上である無線基地局に対して
    設定された基地局識別情報との一致であることを特徴と
    する請求項1に記載の携帯型無線端末装置。
  5. 【請求項5】 基地局識別情報認識手段が認識する所定
    の関係は、基地局識別情報受信手段により受信された基
    地局識別情報と、前記基地局識別情報記憶手段に記憶さ
    れている基地局識別情報に対応する無線基地局までの距
    離が予め設定された閾値以下である無線基地局に対して
    設定された基地局識別情報との一致であることを特徴と
    する請求項1に記載の携帯型無線端末装置。
  6. 【請求項6】 基地局識別情報認識手段は、基地局識別
    情報受信手段により受信された基地局識別情報が、基地
    局識別情報記憶手段に記憶されている基地局識別情報と
    複数種類の所定の関係のうちのいずれかの関係にあるか
    否かを認識するものとし、 かつ到達通知手段は、前記基地局識別情報認識手段によ
    り、前記基地局識別情報受信手段により受信された基地
    局識別情報が前記基地局識別情報記憶手段に記憶されて
    いる基地局識別情報と複数種類の所定の関係のうちのい
    ずれかの関係にあることが認識されたことに応じて、該
    当する関係の種類を前記使用者に対して通知するものと
    したことを特徴とする請求項1に記載の携帯型無線端末
    装置。
  7. 【請求項7】 基地局識別情報の登録指定がなされたこ
    とに応じ、その時に基地局識別情報受信手段が受信して
    いる基地局識別情報を基地局識別情報記憶手段に記憶さ
    せる基地局識別情報記憶制御手段を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の携帯型無線端末装置。
  8. 【請求項8】 無線回線を介して、任意の位置にて受信
    可能な基地局識別情報の通知を要求するための所定の通
    知要求情報を所定の基地局識別情報管理装置に送信する
    基地局識別情報通知要求手段と、 この基地局識別情報通知要求手段により行なった要求に
    対して前記基地局識別情報管理装置から無線回線を介し
    て通知された基地局識別情報を基地局識別情報記憶手段
    に記憶させる基地局識別情報記憶制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の携帯型無線端末装置。
  9. 【請求項9】 それぞれ無線回線を介して携帯型無線端
    末装置と通信を行なう複数の無線基地局を分散配置して
    なり、かつ前記複数の無線基地局はそれぞれ、自己に対
    して設定された基地局識別情報を常時または間欠的に送
    信するものである移動通信システムにおいて、 任意の位置にて受信可能な基地局識別情報の通知を要求
    するための所定の基地局識別情報通知要求情報が前記携
    帯型無線端末装置から送信され、前記複数の無線基地局
    のいずれかを介して与えられたことに応じ、その基地局
    識別情報通知要求情報にて指定された位置での通信を担
    当する無線基地局の基地局識別情報を判定する要求基地
    局識別情報判定手段と、 この要求基地局識別情報判定手段により判定された基地
    局識別情報を前記基地局識別情報通知要求情報の送信元
    の携帯型無線端末装置に対して通知する基地局識別情報
    通知手段とを具備した基地局識別情報管理装置を備えた
    ことを特徴とする移動通信システム。
  10. 【請求項10】 携帯型無線端末装置と、 分散配置され、それぞれ無線回線を介して前記携帯型無
    線端末装置と通信を行なう複数の無線基地局と、 この複数の無線基地局のそれぞれに接続された基地局識
    別情報管理装置とを有してなり、 前記携帯型無線端末装置に、 使用者により指定された目的地と所定の関係にある位置
    に到達したことの通知を要求するための所定の到達通知
    要求情報を無線回線を介して送信する到達通知要求手段
    とを設けるとともに、 前記基地局識別情報管理装置に、 通知要求記憶手段と、 前記携帯型無線端末装置から送信された前記到達通知要
    求情報が前記無線基地局を介して与えられたことに応じ
    て、その到達通知要求情報の送信元の携帯型無線端末装
    置と、その通知要求情報に示された目的地とを互いに対
    応させて前記通知要求記憶手段に記憶させる通知要求記
    憶制御手段と、 前記携帯型無線端末装置との通信を担当する無線基地局
    が前記複数の無線基地局のいずれであるかを管理する無
    線端末位置管理手段と、 前記通知要求記憶手段に目的地とともに記憶された携帯
    型無線端末装置との通信を担当すると前記無線端末位置
    管理手段により判断された無線基地局が、当該携帯型無
    線端末装置に対応付けて前記通知要求記憶手段に記憶さ
    れた目的地と所定の関係にあるか否かを認識する通知要
    否認識手段と、 この通知要否認識手段による認識の結果、所定の関係に
    あると認識されたことに応じ、該当する携帯型無線端末
    装置の使用者に対してその旨の通知を行なう到達通知手
    段とを設けたことを特徴とする移動通信システム。
  11. 【請求項11】 到達通知手段は、通知要否認識手段に
    よる認識の結果、所定の関係にあると認識されたことに
    応じ、該当する携帯型無線端末装置の使用者に対してそ
    の旨の通知を行なうために該当する携帯型無線端末装置
    に対して通知指示を行なうものとし、 さらに前記携帯型無線端末装置に、前記到達通知手段に
    より通知指示がなされたことに応じて使用者に対する所
    定の通知動作を行なう通知実行手段を設けたことを特徴
    とする請求項10に記載の移動通信システム。
  12. 【請求項12】 通知要否認識手段が認識する所定の関
    係は、通知要求記憶手段に目的地とともに記憶された携
    帯型無線端末装置との通信を担当すると無線端末位置管
    理手段により判断された無線基地局と、当該携帯型無線
    端末装置に対応付けて前記通知要求記憶手段に記憶され
    た目的地に位置する携帯型無線端末装置との通信を担当
    する無線基地局との一致であることを特徴とする請求項
    10に記載の移動通信システム。
  13. 【請求項13】 通知要否認識手段が認識する所定の関
    係は、通知要求記憶手段に目的地とともに記憶された携
    帯型無線端末装置との通信を担当すると無線端末位置管
    理手段により判断された無線基地局と、当該携帯型無線
    端末装置に対応付けて前記通知要求記憶手段に記憶され
    た目的地に位置する携帯型無線端末装置との通信を担当
    する無線基地局に隣接する無線基地局との一致であるこ
    とを特徴とする請求項10に記載の移動通信システム。
  14. 【請求項14】 通知要否認識手段が認識する所定の関
    係は、通知要求記憶手段に目的地とともに記憶された携
    帯型無線端末装置との通信を担当すると無線端末位置管
    理手段により判断された無線基地局と、当該携帯型無線
    端末装置に対応付けて前記通知要求記憶手段に記憶され
    た目的地に位置する携帯型無線端末装置との通信を担当
    する無線基地局までの距離が予め設定された閾値以上で
    ある無線基地局との一致であることを特徴とする請求項
    10に記載の移動通信システム。
  15. 【請求項15】 通知要否認識手段が認識する所定の関
    係は、通知要求記憶手段に目的地とともに記憶された携
    帯型無線端末装置との通信を担当すると無線端末位置管
    理手段により判断された無線基地局と、当該携帯型無線
    端末装置に対応付けて前記通知要求記憶手段に記憶され
    た目的地に位置する携帯型無線端末装置との通信を担当
    する無線基地局までの距離が予め設定された閾値以下で
    ある無線基地局との一致であることを特徴とする請求項
    10に記載の移動通信システム。
  16. 【請求項16】 通知要否認識手段は、通知要求記憶手
    段に目的地とともに記憶された携帯型無線端末装置との
    通信を担当すると無線端末位置管理手段により判断され
    た無線基地局が、当該携帯型無線端末装置に対応付けて
    前記通知要求記憶手段に記憶された目的地と複数種類の
    所定の関係のうちのいずれかの関係にあるか否かを認識
    するものとし、 かつ到達通知手段は、前記通知要否認識手段により、通
    知要求記憶手段に目的地とともに記憶された携帯型無線
    端末装置との通信を担当すると無線端末位置管理手段に
    より判断された無線基地局が、当該携帯型無線端末装置
    に対応付けて前記通知要求記憶手段に記憶された目的地
    と複数種類の所定の関係のうちのいずれかの関係にある
    ことが認識されたことに応じて、該当する関係の種類を
    該当する携帯型無線端末装置の使用者に対して通知する
    ものとしたことを特徴とする請求項10に記載の移動通
    信システム。
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