JPH09219547A - 磁気抵抗素子 - Google Patents

磁気抵抗素子

Info

Publication number
JPH09219547A
JPH09219547A JP8048068A JP4806896A JPH09219547A JP H09219547 A JPH09219547 A JP H09219547A JP 8048068 A JP8048068 A JP 8048068A JP 4806896 A JP4806896 A JP 4806896A JP H09219547 A JPH09219547 A JP H09219547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elements
magnetoresistive
pattern
sub
magnetoresistive element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8048068A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Murata
好隆 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8048068A priority Critical patent/JPH09219547A/ja
Publication of JPH09219547A publication Critical patent/JPH09219547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度も高くかつ精度も良く、小型化が図れる
磁気抵抗素子の提供をその課題としている。 【解決手段】 基板上に4個の磁気抵抗素子R1,R
2,R3,R4を配置して、これらをブリッジに組むこ
とによって構成する磁気抵抗素子10において、基板上
で対向する各磁気抵抗素子同士のパターンのセンター
A,C及びB,Dをそれぞれ一致するように構成すると
ともに、該パターンをシングルパターンとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの周囲等に
配置してその回転を検出し周波数ジェネレータ等の制御
をおこなうための磁気抵抗素子に関し、特にブリッジを
形成する各磁気抵抗素子のパターンに特徴を有する磁気
抵抗素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗素子(MR素子)とは、導体中
の磁気抵抗効果を応用したもので、その基本原理は磁気
エネルギーによって導体中の内部抵抗が変化する現象を
利用したものである。
【0003】磁気抵抗素子としては、化合物半導体と強
磁性体金属の2種類が実用化されており、化合物半導体
としてはInSb、GaAsなどがあり、強磁性体金属としては
パーマロイなどがある。磁気に対する抵抗の変化は化合
物半導体と強磁性体金属とは逆になるが、いずれも磁気
感度が非常に低いので磁気抵抗素子単体で使うことはほ
とんどなく、一般的にはバイアス用磁石、高ゲインのオ
ペアンプと併用されている。
【0004】磁気抵抗素子は、ホール素子などと異なり
2端子構造であるので扱いやすいのではあるが、単一素
子では温度依存性が高く実用上問題がある。そこで、複
数の磁気抵抗素子を同一基板上に設け、差動的に温度補
償をおこなうようにしている。
【0005】例えば、2個の磁気抵抗素子を直列につな
ぎ、一方の素子から出力を取り出すようにしたものがあ
り、この形式のものは単一のものに比べ格段に温度特性
が改善される。また、4個の磁気抵抗素子をブリッジに
組んだものでは、温度特性の改善のみならず、磁気感度
も向上している。
【0006】図3には、同一基板上に4個の磁気抵抗素
子Ra,Rb,Rc,Rdをブリッジに組んだシングル
パターンによるものが示されている。このような、パタ
ーン形状にすると、基板の大きさの割には、各素子のパ
ターン幅を広く取ることができるので、高感度の磁気抵
抗素子を得ることができる。
【0007】ところで、ブリッジを構成する各素子R
a,Rb,Rc,Rdのパターンのセンター(中心位
置)をそれぞれA,B,C,Dとすると、素子Raのセ
ンターAと素子RcのセンターCとはずれがあり、同様
に素子RbのセンターBと素子RdのセンターDにもず
れがある。
【0008】このような場合、この磁気抵抗素子全体に
かかる磁界の強さが位置によって不均衡になると、対向
する素子Ra,Rc、あるいはRb,Rdの抵抗値の変
化が異なり高い精度を得ることができない。また、外部
からの磁気的ノイズもキャンセルすることができないこ
とにもなる。
【0009】そこで、図4に示すように、ダブルパター
ンを用いて素子Ra,RcとRb,Rdのパターンのセ
ンターA,C、B,Dを同じ位置にして、高精度を得る
ようにしたものもある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ダブルパタ
ーンにすると、パターン幅が狭くなるので、今度は感度
が低くなるという問題が発生する。また、パターン幅を
広げると、基板全体を大きくしなければならず、センサ
ーとして使用する磁気抵抗素子の取り付けスペース等の
問題が生じてくる。
【0011】本発明は、感度も高くかつ精度も良く、小
型化が図れる磁気抵抗素子の提供をその課題としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に4個
の磁気抵抗素子を配置して、これらをブリッジに組むこ
とによって構成する磁気抵抗素子において、基板上で対
向する各磁気抵抗素子同士のパターンのセンターをそれ
ぞれ一致するように構成するとともに、該パターンをシ
ングルパターンとしたことを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明は、上述のように構成されているので、
ブリッジを形成する磁気抵抗素子の全体の位置によって
異なる磁界の強さが加わっても、あるいは外部磁気ノイ
ズが加わっても、対向する素子同士はほぼ同一の抵抗変
化が起こるので、ノイズなどはキャンセルされ高精度の
測定結果を得ることができる。また、各素子のパターン
をシングルパターンで構成しているので、パター幅を広
く取ることができ、高感度にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態例によ
る磁気抵抗素子10のパターンを示すものである。図に
示すように、左端に電源Vccを印加する電源端子12
が形成されており、該端子12から直線上に延びた右端
にはGNDを接続する接地端子14が形成されている。
端子12から端子14にかけて、垂下するようにして折
り返しながら連続するパターンが形成されており、端子
12と端子14との中心位置には出力端子16が形成さ
れている。
【0015】電源端子12と出力端子16の間の垂下す
るようにして折り返す部分は2カ所あり、磁気抵抗を有
する部分で、R11,R12とR13,R14から構成
される磁気抵抗素子R1である。また、出力端子16と
接地端子14の間にも垂下するようにして折り返す部分
が2カ所あり、磁気抵抗を有する部分で、R21,R2
2とR23,R24から構成される磁気抵抗素子R2で
ある。すなわち、R1とR2は直列に接続され、両端に
電源が印加されて、中心部から出力の一端が取り出され
るように構成されている。
【0016】また、電源端子12から接地端子14にか
けて、先の磁気抵抗素子R1、R2と対向するように、
磁気抵抗素子が形成されている。すなわち、前記R11
に沿って垂下するようにして磁気抵抗を有する部分R3
1が形成されており、さらにこれに連続して前記R12
とR13の間を立ち上がるようにして折り返す部分R3
2,R33が形成されている。
【0017】さらに、この部分に連続し、前記R14に
沿って上昇する部分R34が形成されており、その終端
部分から垂下して出力端子18が形成されている。これ
らR31,R32,R33,R34により磁気抵抗素子
R3が構成されている。
【0018】この出力端子18から接地端子14までの
間は、R3のパターンと対称に形成されており、R4
1,R42,R43,R44によって磁気抵抗素子R4
が構成されている。
【0019】すなわち、本実施形態例における磁気抵抗
素子10は、4個の磁気抵抗素子R1,R2,R3,R
4によりブリッジに形成されたものであり、電源端子1
2と接地端子14との間に電源が印加され、出力は出力
端子16、18間に発生する。
【0020】そして、基板上における対向する磁気抵抗
素子R1,R3及びR2,R4を形成するパターンのセ
ンター(中心位置)A,C及びB,Dはそれぞれ基板上
で同じ位置になっている。なお、図上の斜線を引いた部
分は導電部分で、格子縞の部分は磁気抵抗効果を有する
部分である。また、図2は、この状態を等価回路で示し
たもである。
【0021】上記実施の形態例によれば、磁気抵抗素子
10全体の場所によって不均衡な磁界の強さが加わって
も、あるいは外部磁気ノイズが部分的に加わっても、対
向する素子R1、R3又はR2,R4同士は、基板上の
パターンのセンターが同じ位置なのでほぼ同一の抵抗変
化がおき、ノイズはキャンセルされ、高精度の測定結果
を得ることができる。また、各素子のパターンをシング
ルパターンで構成しているので、パター幅を広く取るこ
とができ、高感度にすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブリッジを形成する磁気抵抗素子において、対向する各
素子同士のパターンのセンターを一致するように構成す
るとともに、該パターンをシングルパターンとしたの
で、精度を良くすることができ、かつ感度も高くするこ
とができる。また、ダブルパターンと同程度の感度でよ
いのであれば、パターン幅を狭くすることができ小型化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気抵抗素子の実施の形態を示す
図である。
【図2】図1に示す磁気抵抗素子の等価回路である。
【図3】シングルパターンによりブリッジ形成された従
来の磁気抵抗素子のパターン形状である。
【図4】ダブルパターンによりブリッジ形成された従来
の磁気抵抗素子のパターン形状である。
【符号の説明】
10……磁気抵抗素子、12……電源端子、14……接
地端子、16……出力端子、18……出力端子、R1…
…磁気抵抗素子、R2……磁気抵抗素子、R3……磁気
抵抗素子、R4……磁気抵抗素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に4個の磁気抵抗素子を配置し
    て、これらをブリッジに組むことによって構成する磁気
    抵抗素子において、 基板上で対向する各磁気抵抗素子同士のパターンのセン
    ターをそれぞれ一致するように構成するとともに、該パ
    ターンをシングルパターンとしたことを特徴とする磁気
    抵抗素子のパターン。
JP8048068A 1996-02-09 1996-02-09 磁気抵抗素子 Pending JPH09219547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8048068A JPH09219547A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 磁気抵抗素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8048068A JPH09219547A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 磁気抵抗素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09219547A true JPH09219547A (ja) 1997-08-19

Family

ID=12793042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8048068A Pending JPH09219547A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 磁気抵抗素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09219547A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000008695A1 (fr) * 1998-08-07 2000-02-17 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Capteur magnetique et son procede de production
JP2007078700A (ja) * 1998-08-07 2007-03-29 Asahi Kasei Corp 半導体磁気抵抗装置
US7372119B2 (en) 2001-10-01 2008-05-13 Asahi Kasei Microsystems Co., Ltd. Cross-shaped Hall device having extensions with slits
US7388268B2 (en) 2002-01-15 2008-06-17 Asahi Kasei Electronics Co., Ltd. Compound semiconductor multilayer structure, hall device, and hall device manufacturing method
US7843190B2 (en) 2005-12-16 2010-11-30 Asahi Kasei Emd Corporation Position detection apparatus
US11543470B2 (en) 2020-07-21 2023-01-03 Tdk Corporation Magnetic sensor

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000008695A1 (fr) * 1998-08-07 2000-02-17 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Capteur magnetique et son procede de production
US6590389B1 (en) 1998-08-07 2003-07-08 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Magnetic sensor, magnetic sensor apparatus, semiconductor magnetic resistance apparatus, and production method thereof
JP2007078700A (ja) * 1998-08-07 2007-03-29 Asahi Kasei Corp 半導体磁気抵抗装置
US7372119B2 (en) 2001-10-01 2008-05-13 Asahi Kasei Microsystems Co., Ltd. Cross-shaped Hall device having extensions with slits
US7388268B2 (en) 2002-01-15 2008-06-17 Asahi Kasei Electronics Co., Ltd. Compound semiconductor multilayer structure, hall device, and hall device manufacturing method
US7843190B2 (en) 2005-12-16 2010-11-30 Asahi Kasei Emd Corporation Position detection apparatus
US11543470B2 (en) 2020-07-21 2023-01-03 Tdk Corporation Magnetic sensor
US11686787B2 (en) 2020-07-21 2023-06-27 Tdk Corporation Magnetic sensor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6949927B2 (en) Magnetoresistive magnetic field sensors and motor control devices using same
US5521501A (en) Magnetic field sensor constructed from a remagnetization line and one magnetoresistive resistor or a plurality of magnetoresistive resistors
US5621320A (en) Magnetoresistance type sensor device for detecting change of magnetic field
US7859255B2 (en) Matching of GMR sensors in a bridge
JP6520896B2 (ja) 磁気センサ用インダクタンス素子及びこれを備える磁気センサ
US20030128031A1 (en) Magnetoresistive sensor
CN116087588B (zh) 一种抗外场干扰的电流传感器
JP6384677B2 (ja) 電流センサ
JPH09219547A (ja) 磁気抵抗素子
CN114236436A (zh) 一种amr磁阻结构
JPS58101483A (ja) 磁気抵抗素子
WO2006065631A1 (en) Millivolt output circuit for use with programmable sensor compensation integrated circuits
JP3016468B2 (ja) 磁電変換装置
JP3308123B2 (ja) 磁気抵抗効果センサ
JP2715879B2 (ja) 磁気抵抗素子
JP3643222B2 (ja) 磁気抵抗効果素子及び磁気リニア測定装置
JP2002006016A (ja) 磁気センサ
JPH03296616A (ja) 磁気センサ
JP2862466B2 (ja) 磁気抵抗素子
JPH0329875A (ja) 強磁性体磁気抵抗素子
JPS6012579B2 (ja) 回転検出装置
JPH0267983A (ja) 磁気抵抗素子
JPH09287909A (ja) 磁気式位置センサ
JPH02259418A (ja) 磁気センサ
JPH1194590A (ja) 磁気センサ