JPH09217379A - 作業機のアウトリガ装置 - Google Patents

作業機のアウトリガ装置

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Publication number
JPH09217379A
JPH09217379A JP2356396A JP2356396A JPH09217379A JP H09217379 A JPH09217379 A JP H09217379A JP 2356396 A JP2356396 A JP 2356396A JP 2356396 A JP2356396 A JP 2356396A JP H09217379 A JPH09217379 A JP H09217379A
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JP
Japan
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outrigger
leader
reader
attached
mounting portion
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Pending
Application number
JP2356396A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihisa Kosuge
規央 小菅
Hitoshi Takahashi
仁 高橋
Susumu Kagawa
進 賀川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Komatsu Est Corp
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu Est Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Komatsu Est Corp filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2356396A priority Critical patent/JPH09217379A/ja
Publication of JPH09217379A publication Critical patent/JPH09217379A/ja
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーダのチルト動作時にアウトリガを再セッ
トしなくとも良いし、リーダの左右支持力及び前回りモ
ーメントの支持力を大きくする。 【解決手段】 車体2の前部に取付けたリーダ取付体4
にリーダ12を取付け、このリーダ取付体4におけるリ
ーダ12にリーダ12の左右一側、左右他側に設けられ
た一側突出部31、他側突出部32に一側アウトリガ3
8、他側アウトリガ42をそれぞれ取付ける。これによ
ってリーダ12のチルト動作時に一側、他側アウトリガ
38,42が傾くことがないから再セットしなくとも良
いし、リーダ12の左右両側で支持してリーダ12の左
右支持力を大きくできるし、リーダ12と一側・他側ア
ウトリガ38,42を前後方向に同一位置として前回り
モーメントの支持力を大きくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟弱地盤をセメン
トミルクを注入しながら掘削して掘削土をセメントミル
クを混合・撹拌して柱状に地盤改良する柱状地盤改良機
や、軟弱地盤にオーガにて穴を掘削し、コンクリート製
等の杭を建込み又は圧入する杭打機、地盤にオーガによ
り穴を掘削する穴掘機等の作業機における機械本体を作
業時に安定して支持するアウトリガ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】柱状地盤改良機、杭打機、穴掘削機など
の作業機は機械本体の前部にリーダを設け、このリーダ
に沿って掘削・混合・撹拌部材、オーガ、ビット等の作
業具を上下動自在としたものである。この作業機におい
ては作業時に機械本体を安定して支持するためにアウト
リガ装置を備えている。
【0003】例えば、リーダの下端部に左右一対のアウ
トリガを取付けた第1のアウトリガ装置や、機械本体の
前部に左右一対のアウトリガを取付けた第2のアウトリ
ガ装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1のアウトリガ装置
であると、リーダを左右方向に揺動(以下チルト動作と
いう)するとアウトリガも傾いてしまうので、リーダを
チルト動作する毎にアウトリガのセットをやり直す必要
がある。具体的にはアウトリガの支持部を上昇してチル
ト動作し、その後にアウトリガの支持部を地盤に押しつ
ける操作が必要となる。
【0005】第2のアウトリガ装置であると、リーダを
チルト動作した時にアウトリガが傾くことがないので、
チルト動作時にアウトリガを再セットする必要がない。
しかしながら、リーダに沿って作業具が上下動して地盤
に貫入するので、リーダを機械本体よりも前方に突出し
て取付けて作業具と機械本体が干渉しないようにしてい
るから、機械本体に取付けた左右のアウトリガはリーダ
よりも後方寄り位置となり、リーダの左右方向支持力が
小さいものとなるし、リーダを利用してクレーン作業し
た時の前回りモーメントの支持力が小さいものとなる。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした作業機のアウトリガ装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1の発
明は、機械本体の前部寄りにリーダ12を取付け、この
リーダ12に沿って作業具を上下動自在に設けた作業機
において、前記機械本体の前部におけるリーダ12の左
右一側に一側アウトリガ取付部を前方に突出して設け、
前記機械本体の前部におけるリーダ12の左右他側に他
側アウトリガ取付部を前方に突出して設け、前記一側ア
ウトリガ取付部に一側アウトリガ38を取付け、前記他
側アウトリガ取付部に他側アウトリガ42を取付けて一
側アウトリガ38と他側アウトリガ42がリーダ12の
左右両側で、かつリーダ12と前後方向にほぼ同一位置
としたことを特徴とする作業機のアウトリガ装置であ
る。
【0008】第1の発明によれば、リーダ12をチルト
動作しても一側アウトリガ38、他側アウトリガ42が
傾くことがないので、チルト動作時にアウトリガを再セ
ットしなくても良い。また、機械本体より前方に突出し
た一側アウトリガ取付部、他側アウトリガ取付部に一側
アウトリガ38、他側アウトリガ42を、リーダ12の
左右両側で、かつリーダ12と前後方向にほぼ同一位置
に取付けたことによって、リーダ12に沿って上下動す
る作業具と機械本体が干渉することがないし、リーダ1
2の左右支持力が大きくなると共に、リーダ12を利用
してクレーン作業する時の前回りモーメントの支持力が
大きくなり、作業時の機械本体の安定性が向上する。
【0009】第2の発明は、機械本体の後部寄り左右一
側部に運転室7を取付け、機械本体の前部寄り左右他側
部にリーダ12を起立姿勢と倒伏姿勢に亘って前後方向
に揺動自在に取付け、そのリーダ12に沿って作業具を
上下動自在に設けて作業機とし、前記機械本体の前部に
おけるリーダ12の左右一側に一側アウトリガ取付部を
斜め前方に突出して設け、前記機械本体の前部における
リーダ12の左右他側に他側アウトリガ取付部を斜め前
方に突出して設けて一側アウトリガ取付部と他側アウト
リガ取付部を平面形状ほぼV字状とし、前記一側アウト
リガ取付部に一側アウトリガ38を取付け、前記他側ア
ウトリガ取付部に他側アウトリガ42を取付けて一側ア
ウトリガ38と他側アウトリガ42がリーダ12の左右
両側で、かつリーダ12と前後方向にほぼ同一位置とし
たことを特徴とする作業機のアウトリガ装置である。
【0010】第2の発明によれば、リーダ12を倒伏し
た時に機械本体の左右他側に収納されるから運転室7と
干渉することがない。また、一側アウトリガ取付部と他
側アウトリガ取付部を平面形状ほぼV字状であるから、
機械本体の左右一側部に取付けた運転室7よりオペレー
タがリーダ12下部、作業具を見る時に一側、他側アウ
トリガ取付部が邪魔にならずに作業時の視認性が向上す
る。
【0011】第3の発明は、第2の発明における他側ア
ウトリガ42を他側アウトリガ取付部に沿って斜め前後
方向に伸縮自在に設けた作業機のアウトリガ装置であ
る。
【0012】第3の発明によれば、他側アウトリガ42
を前方に伸び動作することでリーダ12より遠く離れた
位置を支持できるから、リーダ12の左右支持力を大き
くできるし、他側アウトリガ42を後方に縮み動作する
ことで機械本体の左右他側部に接近するから機械本体の
左右方向寸法が小さくなって自走あるいはトラックなど
による輸送が容易となる。
【0013】第4の発明は、前記各発明における機械本
体の後部にカウンタウエイト10を後方に突出して取付
け、このカウンターウエイト10の左右方向中間部に凹
部74を形成した作業機のアウトリガ装置である。
【0014】第4の発明によれば、カウンタウエイト1
0の重量を重くできるから、作業時の前後安定性が向上
する。またカウンタウエイト10の凹部74より人が機
械本体の後部に接近できるから、重量を重くするために
後方に大きく突出してカウンタウエイト10を取付けし
たにもかかわらず人が機械本体の後部に接近して点検、
修理等が容易に実施できる。
【0015】
【発明の実施の形態】柱状地盤改良機の全体構造を図1
と図2に基づいて説明する。走行体1に車体2が旋回機
構3により旋回自在に取付けてある。この車体2の前部
にリーダ取付体4を縦ピン5で左右揺動自在に取付けて
機械本体としてあり、そのリーダ取付体4と車体2とに
亘ってスイング用シリンダ6が連結してある。前記車体
2の左右一側部で前部寄りに運転室7が設けてあり、そ
の運転室7内に座席8が取付けてある。
【0016】前記車体2の後部寄りにはエンジン等の動
力源が取付けてあり、それらの動力源はカバー体9で覆
われている。前記車体2の後部にはカウンタウエイト1
0が取付けてあり、そのカウンタウエイト10の左右他
側部にリーダ支持台11が取付けてある。
【0017】前記リーダ取付体4にはリーダ12が起立
姿勢と倒伏姿勢とに亘って前後方向に起伏自在及び左右
方向にチルト自在に取付けてある。このリーダ12はリ
ーダ取付体4に前後方向に起伏自在及び左右方向にチル
ト自在に取付けた補助リーダ13と、このサブリーダ1
3に沿って摺動自在に取付けた主リーダ14と、サブリ
ーダ13と主リーダ14に亘って連結したスライド用シ
リンダ15より成る。
【0018】前記主リーダ14に沿ってビット回転駆動
機構16がビット上下動機構24により摺動自在に取付
けてあり、このビット回転駆動機構16で回転駆動され
るロッド17の先端部にビット18が取付けてある。前
記補助リーダ13にはウインチ19が取付けてあり、こ
のウインチ19で巻取り・繰り出しされるロープ20は
主リーダ14の上部に取付けた第1シーブ21、第2シ
ープ22を経て垂れ下るようにしてある。
【0019】柱状地盤改良機の動作を説明する。リーダ
12を図1に実線で示す起立姿勢とし、ビット回転駆動
機構16を下降しながらロッド17を回転してビット1
8により地盤を掘削し、これと同時にロッド17の中央
部にセメントミルク等の地盤改良剤を圧送して噴出口2
3より噴出して軟弱な地盤を混合撹拌することで柱状に
地盤改良する。
【0020】リーダ12を左右方向にチルトすることで
ロッド17が垂直に対して左右方向に斜めとなるから、
地盤に垂直に対して斜めに穴を掘削して地盤改良した
り、地盤が水平に対して斜めとなっている場合に地盤に
垂直に穴を掘削して地盤改良できる。
【0021】また、スイング用シリンダ6によりリーダ
取付体4を縦ピン5を中心として図2の仮想線で示すよ
うに左右に揺動することでリーダ12とともにロッド1
7、ビット18が車体2に対して左右に揺動変位するの
で、車体2を移動(走行、旋回)せずに複数の箇所を地
盤改良できるし、車体2が移動しないから座席8に座っ
たオペレータが動かないので、ビット18を見ながらリ
ーダ取付体4を揺動・停止してビット18を所定の位置
に正しく位置決めできる。しかも、車体2が移動しない
ので狭い場所で作業が容易となる。
【0022】地盤改良作業を終えて自走する時には、ウ
インチ19のロープ20を利用してロッド17をビット
回転駆動機構16から取り外し、スライド用シリンダ1
5により主リーダ14を下降して補助リーダ13と重ね
合せてリーダ12の全長を短かくする。この状態で、リ
ーダ12を図1に仮想線で示す倒伏姿勢としてリーダ支
持台11上に載置する。
【0023】次にリーダ12の取付け構造の詳細を説明
する。前記リーダ取付体4は図3に示すように、基部3
0と一側アウトリガ取付部となる一側突出部31と他側
アウトリガ取付部となる他側突出部32とにより平面形
状がほぼV字状となった本体33と、この本体33の基
部30に取付けたブラケット34と、本体33の他側寄
りに取付けた第1立上り部35と第2立上り部36を備
え、第1立上り部35の上部と第2立上り部36の上部
に軸挿通孔37が左右方向に向けて相対向してそれぞれ
設けてある。
【0024】前記一側突出部31は他側突出部32より
も前方に突出し、その一側突出部31の突出端に一側ア
ウトリガ38が取付けてある。前記他側突出部32内に
はガイド空洞部39が形成してあり、そのガイド空洞部
39内に中空の杆体40が摺動自在に嵌挿され、その杆
体40内部とガイド空洞部39内とに亘ってアウトリガ
スライド用シリンダ41が連結してあり、杆体40に他
側アウトリガ42が取付けてある。これにより、アウト
リガスライド用シリンダ41を伸縮することで他側アウ
トリガ42が前後に移動する。
【0025】前記リーダ取付体4は図4と図5と図6に
示すように、ブラケット34を車体2のブラケット43
に縦ピン5で左右揺動自在に取付けてあり、そのリーダ
取付体4に起伏用シリンダ44がトラニオン型式で前後
方向に向けて上下揺動自在に取付けてある。
【0026】具体的には、図3に示すように起伏用シリ
ンダ44のシリンダチューブ44aに一対の支軸45が
取付けてあり、その一方の支軸45が図4に示すように
第1立上り部35の左右方向に向う孔46に回転自在に
嵌合し、他方の支軸45が図7に示すように基部33に
取付けた下部受片47にボルト48で取付けた上部受片
49の円形凹部49aで回転自在に支承してある。
【0027】前記補助リーダ13の下部寄りには第1ア
ーム50の上部が前後方向に向う第1軸51で左右方向
に相対的に揺動自在に取付けてあり、この第1軸51は
補助リーダ13に固定してある。前記第1アーム50の
上下中間部の左右方向に向う軸孔52と前記第1・第2
立上り部35,36の軸挿通孔37とに亘って左右方向
に向う第2軸53が嵌挿されて第1アーム50がリーダ
取付体4に前後方向に揺動自在に支承されている。前記
起伏用シリンダ44のピストン杆44bが前記第1アー
ム50の下部にピン54で連結してある。
【0028】前記補助リーダ13の下端部には第2アー
ム55が固着され、この第2アーム55の下端部は第1
アーム50の下端部と左右方向に間隔を置いて相対向
し、この第2アーム55の下端部と第1アーム50の下
端部に取付けたブラケット56とに亘ってチルト用シリ
ンダ57が第1ピン58、第2ピン59で連結してあ
る。
【0029】前記第1軸51にはブラケット60が固定
され、このブラケット60と補助リーダ13に固定した
ブラケット61とに亘って補強バー62が連結してあ
る。これにより、第1アーム50に設けた第1軸51の
一端部に補助リーダ13が支持され、その第1軸51の
他端部が補強バー62を介して補助リーダ13に支持さ
れて3点支持となるので、補助リーダ13が第1軸51
に強固に支持される。
【0030】次にリーダ12の起伏動作、チルト動作を
説明する。起伏用シリンダ44のピストン杆44bを伸
縮することで第1アーム50が第2軸52を中心として
前後方向に揺動し、それによって第1軸51とともに補
助リーダ13と主リーダ14(リーダ12)が前後方向
に起伏作動する。この時、チルト用シリンダ57はリー
ダ12とともに前後方向に移動する。
【0031】前記起伏用シリンダ44のシリンダチュー
ブ44aの長手方向中間部が支軸46でリーダ取付体4
に支承されており、その支軸46は第2軸53よりも下
方に位置し、しかも起伏用シリンダ44のピストン杆4
4bが第1アーム50の下端部にピン54で連結してあ
るので、起伏用シリンダ44のピストン杆44bを伸縮
すると起伏用シリンダ44自体が支軸45を中心として
上下に揺動する。
【0032】これによって、起伏用シリンダ44の伸縮
ストロークを短かくしてリーダ12を起立姿勢と倒伏姿
勢とに揺動できるので、起伏用シリンダ44の全長を短
かくできる。
【0033】また、第1アーム50は第1立上り部35
と第2立上り部36との間に位置し、かつ第1・第2立
上り部35,36の上部に第2軸53で支承してあり、
起伏用シリンダ44は第1・第2立上り部35,36の
間に設けてあるので、第1アーム50と起伏用シリンダ
44を強固に支承できるし、起伏用シリンダ44を伸縮
して上下に揺動した時に第2軸53と干渉することがな
い。
【0034】また、チルト用シリンダ57を伸縮すると
第2アーム55を介して補助リーダ13と主リーダ14
(リーダ12)が第1軸51を中心として左右方向にチ
ルト動作する。
【0035】また、リーダ12の自重は第1軸51を介
して第1アーム50で支持されるし、その第1軸51は
補助リーダ13の左右方向の中央部に設けてあり、その
第1アーム50の自重は第2軸52でリーダ取付体4で
支持されるし、チルト用シリンダ57は第1アーム50
と第2アーム55に亘って連結してあるので、リーダ1
2がチルトしていない垂直姿勢の時にチルト用シリンダ
57にはリーダ12の自重が作用しない。
【0036】これにより、リーダ12が垂直姿勢の時に
チルト用シリンダ57を伸縮する伸室、縮室用の流体圧
が高圧とならずに流体洩れが生じることがない。
【0037】また、第1軸51が補助リーダ13の左右
方向中央部に設けてあることにより、リーダ12のチル
ト中心aとロッド17、ビット18の回転中心が同一と
なる。これによって、リーダ12をチルト中心aを中心
としてチルト動作した時にビット18先端部18aの上
下移動量が少なくなり、かつ回転角に対するビット18
先端部18aの左右移動量が同一となり、ビット18先
端部18aの位置合せが容易に行える。
【0038】また、リーダ12をチルト動作した時に起
伏用シリンダ44が連結された第1アーム50は左右に
揺動しないので、起伏用シリンダ44が伸縮しない。こ
れによってリーダ12をチルト動作した時にリーダ12
が起伏動作することがない。
【0039】次にアウトリガの動作を説明する。ビット
18で地盤を掘削する時には一側アウトリガ38のシリ
ンダ70を伸長して支持板71を接地する。シリンダ4
1を伸長して他側アウトリガ42を図5,図6に仮想線
で示すように前方に突出させ、シリンダ72を伸長して
支持板73を接地する。
【0040】このようにすることで、リーダ取付体4に
おけるビット18を境として左右両側部を一側アウトリ
ガ38と他側アウトリガ42とで地盤に支持するので、
ビット18により地盤を掘削する時にリーダ取付体4が
左右に動いたりせずに安定した状態でビット18により
掘削できるし、ウインチ19によりロッド17及びビッ
ト18を吊り上げるクレーン作業を安定した状態ででき
る。
【0041】また、リーダ取付体4に一側アウトリガ3
8、他側アウトリガ42を取付けたので、一側・他側ア
ウトリガ38,42でリーダ取付体4を支持している状
態でリーダ12を起伏動作、チルト動作できるから、作
業性が向上する。
【0042】また、リーダ取付体4は平面形状がV字状
となり、一側アウトリガ38を取付けた一側突出部31
が左側に向けて斜めとなっているし、他側アウトリガ4
2を取付けた他側突出部32が右側に向けて斜めとなっ
ているので、リーダ12を車体2の左右他側部に設け、
かつ運転室7を車体2の左右一側部に設けてリーダ12
を運転室7と干渉せずに倒伏姿勢とするようにしたにも
かかわらず座席8のオペレータAがビット18を見る時
にリーダ取付体4、一側・他側アウトリガ38,42が
邪魔にならない。これによって、ビット18による掘削
部をオペレータAが目視できるから作業性が向上する。
【0043】また、他側アウトリガ42は斜め前後方向
に移動するので、作業時には斜め前方に移動してリーダ
取付体4を安定して支持できるし、自走時などには斜め
後方に移動して走行体1の外側面とほほ面一にして機械
の全幅(左右方向の寸法)を小さくできる。
【0044】次に車体2の後部の形状を説明する。図
8,図9,図10に示すように、前記車体2の後部に設
けたカバー体9は上下に回動して開閉できるようにして
あり、そのカバー体9を開放して動力源を点検・修理で
きるようにしてある。
【0045】一方、車体2の前部にリーダ12を取付け
てあるためにカウンターウエイト10を大重量として車
体2の前後バランスをとっているので、カウンターウエ
イト10が車体2の後部よりも大きく突出し、カウンタ
ーウエイト10が邪魔になって車体2の後部からカバー
体9を開閉したり、動力源に点検・修理できない。
【0046】そこで、カウンターウエイト10の左右中
間部に凹部74を形成し、この凹部74より作業者が車
体2の後部に接近してカバー体9を開閉したり、動力源
を点検、修理できるようにしてある。
【0047】前記リーダ支持台11は、支柱75の上部
に上向コ字状の支持板76を取付けたもので、リーダ1
2を安定して支持できるようにしてある。
【0048】以上実施例では柱状の地盤改良機について
説明したが、本発明のアウトリガ装置は杭打機、穴掘削
機などにも利用できる。つまり、リーダに沿って作業具
を上下動する作業機に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す柱状地盤改良機の全体正
面図である。
【図2】柱状地盤改良機の全体平面図である。
【図3】リーダ取付体とリーダ下部の分解斜視図であ
る。
【図4】リーダ取付体の拡大正面図である。
【図5】リーダ取付体の拡大平面図である。
【図6】リーダ取付体の前面図である。
【図7】起伏用シリンダ取付部の背面図である。
【図8】車体後部の拡大正面図である。
【図9】車体後部の拡大平面図である。
【図10】車体後部の後面図である。
【符号の説明】
1…走行体 2…車体 4…リーダ取付体 6…スイング用シリンダ 7…運転室 9…カバー体 10…カウンタウエイト 12…リーダ 13…補助リーダ 14…主リーダ 15…スライド用シリンダ 16…ビット回転駆動機構 17…ロッド 18…ビット 24…ビット上下動機構 31…第1突出部 32…第2突出部 35…第1立上り部 36…第2立上り部 37…軸挿通孔 38…一側アウトリガ 41…シリンダ 42…他側アウトリガ 44…起伏用シリンダ 50…第1アーム 51…第1軸 53…第2軸 55…第2アーム 57…チルト用シリンダ 74…凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 仁 新潟県柏崎市宝町1−3 株式会社小松エ スト本社工場内 (72)発明者 賀川 進 新潟県柏崎市宝町1−3 株式会社小松エ スト本社工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械本体の前部寄りにリーダ12を取付
    け、このリーダ12に沿って作業具を上下動自在に設け
    た作業機において、 前記機械本体の前部におけるリーダ12の左右一側に一
    側アウトリガ取付部を前方に突出して設け、前記機械本
    体の前部におけるリーダ12の左右他側に他側アウトリ
    ガ取付部を前方に突出して設け、 前記一側アウトリガ取付部に一側アウトリガ38を取付
    け、前記他側アウトリガ取付部に他側アウトリガ42を
    取付けて一側アウトリガ38と他側アウトリガ42がリ
    ーダ12の左右両側で、かつリーダ12と前後方向にほ
    ぼ同一位置としたことを特徴とする作業機のアウトリガ
    装置。
  2. 【請求項2】 機械本体の後部寄り左右一側部に運転室
    7を取付け、機械本体の前部寄り左右他側部にリーダ1
    2を起立姿勢と倒伏姿勢に亘って前後方向に揺動自在に
    取付け、そのリーダ12に沿って作業具を上下動自在に
    設けて作業機とし、 前記機械本体の前部におけるリーダ12の左右一側に一
    側アウトリガ取付部を斜め前方に突出して設け、前記機
    械本体の前部におけるリーダ12の左右他側に他側アウ
    トリガ取付部を斜め前方に突出して設けて一側アウトリ
    ガ取付部と他側アウトリガ取付部を平面形状ほぼV字状
    とし、 前記一側アウトリガ取付部に一側アウトリガ38を取付
    け、前記他側アウトリガ取付部に他側アウトリガ42を
    取付けて一側アウトリガ38と他側アウトリガ42がリ
    ーダ12の左右両側で、かつリーダ12と前後方向にほ
    ぼ同一位置としたことを特徴とする作業機のアウトリガ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記他側アウトリガ42を他側アウトリ
    ガ取付部に沿って斜め前後方向に伸縮自在に設けた請求
    項2記載の作業機のアウトリガ装置。
  4. 【請求項4】 前記機械本体の後部にカウンタウエイト
    10を後方に突出して取付け、このカウンターウエイト
    10の左右方向中間部に凹部74を形成した請求項1又
    は2又は3記載の作業機のアウトリガ装置。
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