JPH09216808A - シート状化粧料組成物 - Google Patents

シート状化粧料組成物

Info

Publication number
JPH09216808A
JPH09216808A JP2401296A JP2401296A JPH09216808A JP H09216808 A JPH09216808 A JP H09216808A JP 2401296 A JP2401296 A JP 2401296A JP 2401296 A JP2401296 A JP 2401296A JP H09216808 A JPH09216808 A JP H09216808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
soluble
agent
sheet
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2401296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3595056B2 (ja
Inventor
Tetsuro Kamiya
哲朗 神谷
Hidenori Yorozu
秀憲 萬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2401296A priority Critical patent/JP3595056B2/ja
Publication of JPH09216808A publication Critical patent/JPH09216808A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3595056B2 publication Critical patent/JP3595056B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (a)水溶性の粘着性シート及び(b)
水溶性保護材を積層してなるシート状化粧料組成物。 【効果】 皮膚に貼付した後、水で洗い流すことがで
き、粘着性があるにもかかわらず、取り扱い時に手指に
付着することがなく、使用性も優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート状化粧料組成
物に関し、更に詳しくは取り扱いが簡便で使用性が良好
で、かつ皮膚に貼付して使用することができ、その場合
には、当該貼付部位の保湿効果、美白効果、紫外線防止
効果、痩身効果、ひきしめ効果、しわ取り効果に優れた
シート状化粧料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚化粧料としては従来から化粧水、ク
リーム、乳液、パック、ファンデーションなど多種多様
の剤型の製品が上市されている。
【0003】化粧料の形態としては、液剤や半固形剤が
ほとんどであるが、近年、パック型の化粧料も幾つか提
案されている。例えばポリビニルアルコールあるいはポ
リビニルアルコール及び/又はポリビニルピロリドンな
どからなるパック剤があり、例えば所定の形状に成形さ
れたものを皮膚に貼って使用したり、半固形状のものを
チューブから練り出して顔などに塗り、乾かした後、剥
離しながら角質層の汚れなどを除去する製剤がある。
【0004】また、パック剤を皮膚に塗布した後、パッ
ク剤ごと洗い流しながら角質層の汚れなどを除去して、
皮膚を健やかに維持させる製剤なども上市されている。
【0005】これらの化粧料の製剤のうち、パック剤は
皮膚の古い角質層を剥離し、皮膚を活性化する効果だけ
でなく、パック剤中に種々の薬効成分を配合することに
よる様々な効果が期待されるものである。
【0006】また、パック剤の効果としては、肌を滑ら
かにしたり、皮膚に潤いを与えたり、皮膚の保湿効果を
高めたり、美白効果を与えたり、紫外線を防御したり、
肌をひきしめたり、痩身効果を与えることなどが期待さ
れている。
【0007】これらのパック剤の使用方法としては、半
固形製剤をチューブから練り出して手などで皮膚に直接
塗布する方法が一般的であるが、塗布する手間がかか
り、また、パック剤が手指に付着するなどの問題がある
ことから、剥離シートを設けてシート状に成形し、粘着
面を皮膚に貼付して使用する形態のパック剤が市販され
てきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の貼付型パック剤は、非水溶性の製剤でできてお
り、洗い流すことはできなかった。
【0009】また、従来のパック剤においては、これを
顔などに塗ったり、貼ったりするときに皮膚が濡れてい
ると、この水分によって基剤が希釈されてしまうため、
皮膚への接着が困難になるという問題があった。
【0010】従って、本発明の目的は、乾いた皮膚のみ
ならず濡れた皮膚にも貼付して用いることができ、かつ
貼り続けた後に水で簡単に洗い流すことができる極めて
使用感に優れたシート状化粧料組成物を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
乾いた皮膚のみならず濡れた皮膚に対しても、接着性の
高い、新しい水溶性の粘着基剤の研究を鋭意進めてきた
結果、従来の貼付して使用する化粧料の使用方法から形
態までを全く新しくしたシート状化粧料組成物を完成す
るに至った。
【0012】すなわち、本発明は、(a)水溶性の粘着
性シート及び(b)水溶性保護材を積層してなることを
特徴とするシート状化粧料組成物を提供するものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のシート状化粧料組成物
は、従来の貼付型化粧料における問題点、すなわち水溶
性の粘着シートに種々の薬効成分を単に配合したものを
皮膚に貼付した後に洗い流すことはできるが、非皮膚接
着面が粘着性のため、貼付中に衣類や皮膚に付着するこ
とがあるという使用上の大きな問題点を、貼付型化粧料
の非皮膚接着面に水溶性保護材を貼り合わせることによ
り、一挙に解決したものである。
【0014】本発明組成物に用いられる(a)水溶性の
粘着性シートは、水溶性であり、かつ皮膚に貼付できる
粘着性を有することが必要である。ここで粘着性とは、
本発明のシート状化粧料組成物を人の顔面の頬部分に貼
付し、貼付面を真下にして静かに放置したとき、好まし
くは最低5秒間接着し得ることをいい、外力を加えない
状態で剥がれ落ちないのが望ましい。5秒未満で剥がれ
落ちてしまう程度の接着性では皮膚に貼っても本発明の
シート状化粧料組成物の効果を十分に得ることができな
いおそれがある。
【0015】また、粘着シート(a)には水溶性高分子
及び水が配合されていることが、粘着性と水溶性を両立
させるうえで好ましい。
【0016】水溶性高分子としては、塩生成基を有する
水溶性高分子化合物、ゼラチン、ポリビニルアルコー
ル、プルラン、アクリル樹脂エマルジョンなどの乳化重
合体等が挙げられる。このうち、塩生成基を有する水溶
性高分子化合物は、濡れた肌に装着した場合でも接着性
が高いことから特に好ましい。このような水溶性高分子
化合物の塩生成基としては、酸又は、塩基の存在によ
り、塩を形成する基であれば、特に限定されず、アニオ
ン性、カチオン性、両イオン性のいずれの基であっても
よい。かかる塩生成基の具体例としては、カルボキシル
基、スルホン酸残基、硫酸残基、リン酸残基、硝酸残
基、アミノ基、アンモニウム基等が挙げられる。これら
の基は一つの化合物に2つ以上含まれていてももよい。
また、これらの化合物は、水溶性が高いことが美観上好
ましいが、濁っていても特に問題にはならない。
【0017】かかる塩生成基を有する水溶性高分子化合
物の具体例としては、ムコ多糖類であるヒアルロン酸、
ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸、コンド
ロイチン硫酸ナトリウム、ヘミセルロース類であるアル
ギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウ
ム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキ
シメチルアミロースナトリウム等が挙げられるが、合成
系のものがより好ましい。合成系のものとしては、アニ
オン性、カチオン性又は両イオン性のモノマー1種又は
2種以上を重合させたもの又は、これらのモノマーと酢
酸ビニル等のカルボン酸のビニルエステル、メチルメタ
クリレート等の(メタ)アクリル酸エステル、メチルビ
ニルエーテル等のアルキルビニルエーテル、N−ビニル
ピロリドン等のN−ビニル環状アミド、スチレンやアル
キル置換スチレン等といった塩生成基を有しない他の一
般のモノマーとの共重合体、更にこれらの重合体の混合
物が挙げられる。
【0018】アニオン性のモノマーとしては、アクリル
酸、メタアクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽
和カルボン酸モノマー、それらの無水物又はそれらの
塩;スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸等の不飽和スルホン酸モノマー
又はこれらの塩;ビニルスルホン酸、アシッド・ホスホ
キシエチル(メタ)アクリレート等の不飽和リン酸モノ
マー等が挙げられる。
【0019】カチオン性のモノマーとしては、ジメチル
アミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタ
クリレート、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、
ジメチルアミノプロピルメタアクリルアミド等のジアル
キルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は
(メタ)アクリルアミド類;ジメチルアミノスチレン、
ジメチルアミノメチルスチレン等のジアルキルアミノ基
を有するスチレン類;4−ビニルピリジン、2−ビニル
ピリジン等の、ビニルピリジン類;又はこれらをハロゲ
ン化アルキル、ハロゲン化ベンジル、アルキル若しくは
アリールスルホン酸又は硫酸ジアルキル等の公知の4級
化剤を用いて4級化したもの等が挙げられる。
【0020】両イオン性のモノマーとしては、N−(3
−スルホプロピル)−N−アクリロイルオキシエチル−
N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−(3−ス
ルホプロピル)−N−メタクリロイルアミドプロピル−
N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−(3−カ
ルボキシメチル)−N−メタクリロイルアミドプロピル
−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−(3−
スルホプロピル)−N−メタクリロイルオキシエチル−
N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−カルボキ
シメチル−N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−
ジメチルアンモニウムベタインなどが挙げられる。
【0021】尚、これらの高分子化合物の塩生成基がイ
オン化されていない場合は、既存の酸、例えば塩酸、硫
酸等の無機酸;酢酸、プロピオン酸、乳酸、コハク酸、
グリコール酸等の有機酸、又は塩基、例えば、トリメチ
ルアミン、トリエチルアミン等の3級アミン類;アンモ
ニア、水酸化ナトリウム等により、中和し、イオン化す
ることが好ましい。
【0022】これらの塩生成基を有する水溶性高分子化
合物のうち、皮膚に対する刺激性の低さと製剤化のしや
すさの両面で優れているものとしては、カチオン性のモ
ノマーの1種又は2種以上を重合させたもの、又はこれ
らのモノマーと両イオン性のモノマーや塩生成基を有し
ない他の一般のモノマーとの共重合体、更にこれらの重
合体の混合物が挙げられる。
【0023】また、カチオン性のモノマーの中で好まし
いものとしては、ジメチルアミノエチルアクリレート、
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド、ジメチルアミノプロピルメタ
アクリルアミド等のジアルキルアミノ基を有する(メ
タ)アクリル酸エステル又は、(メタ)アクリルアミド
類;これらをハロゲン化アルキル、ハロゲン化ベンジ
ル、アルキル若しくはアリールスルホン酸又は硫酸ジア
ルキル等の公知の4級化剤を用いて4級化したものが挙
げられる。これらのうち、特に、ジメチルアミノエチル
メタクリレートとその4級化物;ジメチルアミノプロピ
ルアクリルアミドの4級化物、又は、これらモノマーの
1種又は2種以上と上述のモノマーとの共重合体、又は
その混合物が挙げられる。
【0024】また、これらの塩生成基を有する水溶性高
分子化合物の分子量は、成形性の点から1万から150
万の範囲のものが好ましく、特に10万から100万の
ものが好ましい。
【0025】これらの塩生成基を有する水溶性高分子化
合物は、粘着シート(a)中に1〜99重量%(以下、
単に%という)、好ましくは、5〜99%配合すること
ができる。
【0026】また、ゼラチンとしては、加水分解して分
子量を20000〜100000にしたものから通常の
分子量300000付近の高分子量のゼラチンまでがよ
り好ましい。また、高分子ゼラチンと低分子ゼラチンを
適当にブレンドして用い、溶解性をコントロールするこ
とも好ましい方法の一つである。分子量が20000以
下の低分子ゼラチンは、ゲル化能が低く、高分子ゼラチ
ンとの併用が好ましい。これらゼラチンの配合量として
は、粘着シート(a)中に1〜70%が好ましく、5〜
40%が溶解性や成形性の点において更に好ましい。
【0027】ポリビニルアルコールは、水溶性を高める
為に、部分ケン化物が好ましいが、イタコン酸や各種の
化合物で修飾された変性ポリビニルアルコールを用いて
も問題はない。ポリビニルアルコールの配合量として
は、粘着シート(a)中に1〜60%が好ましく、5〜
30%が溶解性や成形性の点において更に好ましい。
【0028】また、粘着シート(a)は、水分量をコン
トロールすることにより粘着性を発現できるが、完全に
乾燥させてしまうと接着性がなくなり、また、水分量が
多すぎると成形性や安定性が保てなくなることがあり、
好ましくない。粘着シート(a)の水分量としては0.
1〜50%が好ましく、更には1〜25%が好ましい。
【0029】また、粘着シート(a)には必要に応じ
て、ポリオール類も添加することができる。ポリオール
を添加することにより、可塑剤的な効果が得られ、膏体
の柔軟性や成形性を高めるうえで有用である。ここでポ
リオールとしては、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、グリセリン、ソルビトール、
マンニトール、サッカロース、ジグリセリンなどが挙げ
られるが、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール、マンニトールが好まし
い。これらのポリオールは1種又は2種以上を組み合わ
せてもよく、配合量は粘着シート(a)に1〜80%が
好ましく、1〜50%が更に好ましい。
【0030】本発明の水溶性の粘着シート(a)の厚さ
は5〜10000μmが好ましく、更には10〜500
0μmが好ましく、20〜1000μmが特に好まし
い。
【0031】本発明における水溶性保護材(b)として
は水溶性フィルム、水溶性不織布、水溶性織布、又は水
溶性不織布もしくは水溶性織布に水溶性フィルムを積層
したものが好ましく、水溶性の粘着シート(a)の片表
面に貼りつけられる。材質としては、ゼラチン、ポリビ
ニルアルコール、プルランなどからなるフィルム、不織
布、織布が挙げられるが、ポリビニルアルコールに酢酸
ビニルとオレフィンやカルボン酸ビニル等のビニルモノ
マーとの共重合体変性物を混合したり、ポリビニルアル
コールに水溶性又は水分散性のブロック共重合体を混合
したり、イタコン酸、マレイン酸等の化合物を共重合さ
せた変性ポリビニルアルコール誘導体等が挙げられる。
また、ゼラチンや水溶性の蛋白質やデキストリンやプル
ラン等の多糖類等を用いた変性ポリビニルアルコールを
用いても良いし、必要であればポリビニルアルコールを
適当な方法で変性させ、ゼラチンや水溶性の蛋白質やデ
キストリンやプルラン等の多糖類等との混合性を高めて
用いてもよい。すなわち、水溶性保護材(b)として
は、それ自体に粘着性がなく、水溶性の粘着シート
(a)の片方の面が保護でき、フィルム状に成形ができ
ればよい。また、浴水に対する溶解性や安定性を向上さ
せるための添加物や変性方法についてはもちろん、加工
形態も問われない。
【0032】また、ポリビニルアルコールを繊維状に加
工して不織布加工や紡績加工を施したシートも本発明の
水溶性の粘着シート(a)の片方の面が保護できるの
で、好ましい例としてあげることができる。ポリビニル
アルコールを繊維状に加工するにあたって、必要な変性
や添加物の条件等は、上記ポリビニルアルコールのフィ
ルムに準じており、それ自体に粘着性がなく、冷水〜温
水に溶け、粘着性シート(a)の保護ができれば、許容
されることはいうまでもない。ポリビニルアルコールを
繊維状に加工して不織布加工や織布加工を施したシート
の例としては特開平7−42019号、特開平5−32
1105号、特開平3−86530号、特開平3−27
9410号、特開平3−199408号、特開平2−1
12406号などで示された、水溶性ポリビニルアルコ
ール系繊維が挙げられる。すなわち、低温での水溶性や
溶解速度、水分散性に優れ、また、高湿度状態において
も、収縮率が大きくなく、縮まない性質の不織布や織布
が好ましい。
【0033】水溶性保護材(b)は、冷水〜温水に溶
け、粘着性シート(a)の保護ができれば、なるべく薄
い方が、好ましい。フィルムの厚さとしては、1〜30
00μmが好ましく、更には10〜1000μmが好ま
しい。またフィルムや不織布表面に適当なエンボス加工
を加えて、溶解性等を高めたものも本発明の目的からし
て好ましいことはいうまでもない。
【0034】本発明のシート状化粧料組成物に配合する
ことによって効果を明確に体感し得る成分としては、保
湿剤、美白剤、紫外線防止剤、痩身剤、血行促進剤、抗
炎症剤、収斂剤、しわ形成予防・改善剤、冷感剤、温感
剤などが挙げられる。
【0035】保湿剤としては、グリセリン、特開平2−
115117号公報に記載されているようなセラミド又
はその類似構造物質、コレステリルエステル、ソルビト
ール、キシリトール、グリセリン、マルチトール、プロ
ピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,
4−ブチレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリ
ウム、乳酸、乳酸ナトリウム、ポリオキシプロピレン脂
肪酸エステル、ポリエチレングリコール等が挙げられ
る。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用い
ることができる本発明においては、これらのうちグリセ
リン、セラミド誘導体、コレステリルエステルが特に好
ましい。
【0036】これらの保湿剤のシート(a)への配合量
は0.01〜50%が好ましく、0.5〜20%が特に
好ましい。
【0037】美白剤としては、カミツレ、アルブチン、
コウジ酸、ビタミンC及びビタミンC誘導体、アラント
イン、ビタミンE誘導体、グリチルリチン、アスコルビ
ン酸誘導体、パンテティン酸誘導体、プラセンタエキス
等が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を
組合せて用いることができる。本発明においては、これ
らのうちカミツレ、アルブチン、コウジ酸が特に好まし
い。
【0038】これらの美白剤のシート(a)への配合量
は0.01〜20%が好ましく、0.5〜5%が特に好
ましい。
【0039】紫外線防止剤には紫外線吸収剤と紫外線防
御剤とがあり、紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、ヒドロキシ
メトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒド
ロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシ
ベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、テトラヒドロキ
シベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物;パラア
ミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ
安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミ
ル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等のパラアミ
ノ安息香酸系化合物;パラメトキシケイ皮酸イソプロピ
ル、パラメトキシケイ皮酸エチル、メトキシケイ皮酸オ
クチル、4−メトキシケイ皮酸−2−エトキシエチル、
パラメトキシケイ皮酸カリウム、パラメトキシケイ皮酸
ナトリウム等のメトキシケイ皮酸系化合物;サリチル酸
オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチ
ル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ジプロ
ピレングリコール、サリチル酸ミリスチル、サリチル酸
メチル等のサリチル酸系化合物;ウロカニン酸、ウロカ
ニン酸エチル、アントラニル酸メチルなどが挙げられ
る。これらは1種を単独で又は2種以上を組合せて用い
ることができる。本発明においては、これらのうちパラ
アミノ安息香酸エステル類、メトキシケイ皮酸エステル
類、オキシベンゾンが特に好ましい。
【0040】また、紫外線防御剤としては、酸化チタ
ン、酸化ジルコニウム、酸化鉄などが挙げられる。これ
らは、その紫外線防御能を高めるために微粒子化、シリ
コン、ジルコニア・アルミナ等による表面処理や複合化
処理を施したものを用いることが好ましい。
【0041】これらの紫外線防止剤のシート(a)への
配合量は0.01〜20%が好ましく、0.1〜5%が
特に好ましい。
【0042】痩身剤としては、アミノフィリン、テオフ
ィリン、カフェイン等のキサンチン誘導体;イソプロテ
レノール、ドブタミン、サルブタモール及びこれらの塩
等のβアドレナリン作用興奮薬;ヨヒンビン、フェント
ラミン、エルゴタミン及びこれらの塩等のα2アドレナ
リン作用抑制薬;アムリノン、ミルリノン及びこれらの
塩等のビピリジン誘導体;コショウ、アレチアザミ、ノ
アザミなどが挙げられる。これらは1種を単独で又は2
種以上を組合せて用いることができる。本発明において
は、これらのうちアミノフィリン、イソプロテレノー
ル、アレチアザミ、ノアザミが特に好ましい。
【0043】これらの痩身剤のシート(a)への配合量
は0.01〜20%が好ましく、0.1〜5%が特に好
ましい。
【0044】血行促進剤としては、シャクヤク、トウ
キ、センキュウ、チョウジ、センブリ、ソウジュツ、チ
ンピ、ユーカリ、ローズマリー、カラシナ、トウガラ
シ、カッコン、ビャクジュツ、カノコソウ、ケイガイ、
コウボク、トウヒ、ニンジン、ケイヒ、ハッカ、サンシ
シ、ショウブ、ガイヨウ、オウレン、オウバク、イチョ
ウ等の生薬及びその抽出エキス;ニコチン酸ベンジル、
ニコチン酸トコフェロール、ニコチン酸メチル、トコフ
ェロール、3−オクチルフタリド等が挙げられる。これ
らは1種を単独で又は2種以上を組合せて用いることが
できる。本発明においては、これらのうちイチョウ、ユ
ーカリ、3−オクチルフタリドが特に好ましい。
【0045】これらの血行促進剤のシート(a)への配
合量は0.0001〜20%が好ましく、0.1〜5%
が特に好ましい。
【0046】抗炎症剤としては、サリチル酸メチル、サ
リチル酸グリコール、インドメタシン、イブプロフェ
ン、アラントイン、塩化リゾチーム、グアイアズレン、
γ−オリザノール、酢酸トコフェロール、グリチルリチ
ン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸
及びその塩が挙げられる。これらは1種を単独で又は2
種以上を組合せて用いることができる。本発明において
は、これらのうちγ−オリザノル、グリチルリチン酸ジ
カリウムが特に好ましい。
【0047】これらの抗炎症剤のシート(a)への配合
量は、0.001〜5%が好ましく、0.1〜2%が特
に好ましい。
【0048】収斂剤としては、ミョウバン、酸化亜鉛、
タンニン酸、水酸化アルミニウム、塩化ナトリウム、塩
化マグネシウム等が挙げられる。これらは1種を単独で
又は2種以上を組合せて用いることができる。本発明に
おいては、これらのうちミョウバン、タンニン酸が特に
好ましい。
【0049】これらの収斂剤のシート(a)への配合量
は、0.01〜20%が好ましく、0.1〜10%が特
に好ましい。
【0050】しわ形成予防・改善剤としては、エストラ
ジオール及びそのエステル、エストロン、エチニルエス
トラジオール等の卵胞ホルモン;レチン酸及びその誘導
体(特開平6−249585号公報等)、アスコルビン
酸誘導体(特開昭61−30510号、61−1526
13号公報等)、ビタミンE(特開昭62−1951
号、62−87506号公報等)、γ−アミノ酪酸誘導
体(特開昭62−255405号、特開平2−6281
0号公報等)などが挙げられる。これらは1種を単独で
又は2種以上を組合せて用いることができる。本発明に
おいては、これらのうちエストラジオール及びそのエス
テル、エストロン、エチニルエストラジオールが特に好
ましい。
【0051】これらのしわ形成予防・改善剤のシート
(a)への配合量は0.0001〜10%が好ましく、
0.1〜2%が特に好ましい。
【0052】冷感剤と温感剤は単独で配合してもよく、
これらを組合せて配合してもよい。冷感剤としては、l
−メントール、カンファー、チモール等が挙げられる。
【0053】これらの冷感剤のシート(a)への配合量
は0.01〜20%が好ましく、0.1〜10%が特に
好ましい。
【0054】また温感剤としては、トウガラシチンキ、
トウガラシエキス、トウガラシ末、ノナン酸バニリルア
ミド、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸メチル、ニコチ
ン酸フェニル、ニコチン酸トコフェロールなどのニコチ
ン酸誘導体、カプサイシン、オランダガラシエキス、サ
ンショウエキス、ショウキョウエキス、カンタリエキス
等が挙げられる。
【0055】これらの温感剤のシート(a)への配合量
は0.0001〜20%が好ましく、0.0005〜5
%が特に好ましい。
【0056】本発明の化粧料組成物に洗浄剤として界面
活性剤を配合すると、シャンプー剤、洗顔料等として好
適な化粧料組成物を得ることができる。界面活性剤とし
ては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルエーテ
ル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、α
−スルホ脂肪酸エステル塩、アミノ酸系界面活性剤、リ
ン酸エステル系界面活性剤、スルホコハク酸エステル系
界面活性剤等のアニオン性界面活性剤;スルホベタイン
型界面活性剤、カルボベタイン型界面活性剤、アルキル
アミンオキシド、イミダゾリン型界面活性剤等の両性界
面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、アルカノー
ルアミド及びそのアルキレンオキシド付加物、多価アル
コールと脂肪酸とのエステル類、ソルビタン脂肪酸エス
テル類、アルキルサッカライド系界面活性剤などの非イ
オン性界面活性剤;モノ又はジ直鎖長鎖アルキル第4級
アンモニウム塩、モノ又はジ分岐型直鎖長鎖アルキル第
4級アンモニウム塩などのカチオン性界面活性剤を挙げ
ることができ、これらは1種又は2種以上を適宜選択し
て用いることができる。これらのなかでも化粧料がシャ
ンプーの場合には、皮膚や毛髪に対する刺激性を考慮し
て、アミノ酸系界面活性剤、リン酸エステル系界面活性
剤、スルホコハク酸エステル系界面活性剤、イミダゾリ
ン型界面活性剤、アルキルサッカライド系界面活性剤を
組合せて用いることが好ましい。
【0057】これらの界面活性剤のシート(a)への配
合量は0.1〜40%が好ましく、1〜20%が特に好
ましい。
【0058】本発明のシート状化粧料組成物は、粘着シ
ート(a)に通常化粧料に処方される汎用原料を配合す
ることができる。また、生薬、色素、香料、顔料、ビタ
ミン類、酵素、ラノリン等の動物油脂類及びその誘導
体、ホホバ油等の植物油脂類及びその誘導体、シリコー
ン類、各種無機塩類及び無機化合物、有機酸類等も配合
することができるが、配合できる化粧品原料は下記に例
示されるものに限定されるものではない。
【0059】(ア) 無機化合物及び無機塩類 塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫化カリウム、硫化
ナトリウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、硝酸
カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、亜硫化
鉄、メタケイ酸、無水ケイ酸、中性白土、チオ硫酸ナト
リウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウ
ム、リン酸ナトリウム、リン酸水素カルシウム、臭化カ
リウム、消石灰、次亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸カルシ
ウム、水酸化ナトリウム、雲母末、ホウ酸、ホウ砂、炭
酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネ
シウム等。
【0060】(イ) 有機酸、エステル類及びその塩類 アジピン酸、安息香酸、リンゴ酸、酒石酸、マロン酸、
クエン酸、乳酸、フマル酸、コハク酸等。
【0061】(ウ) 生薬、漢方薬、ハーブ類 ジャスミン、オウゴン、ブクリョウ、ドクカツ、マツブ
サ、ビャクシ、ジュウヤク、樟脳、サフラン、ウイキョ
ウ、カン皮、モモの葉、メリッサ、マロニエ、アルニ
カ、セージ、ボタンピ、ハコベ草、仙鶴草、キササゲ、
パセリ、甘茶、甘逐、連銭草、柿の葉、千金子、浮き
草、延命草、タイム、カワラヨモギ、アロエ、オウゴ
ン、オウバク、カンゾウ、キキョウ、キクカ、キョウニ
ン、クマザサ、ゲンチアナ、コンフリー、サンザシ、ク
チナシ、ドクダミ、シラカバ、セイヨウノコギリソウ、
クワ、トウキンセンカ、トウニン、ノバラ、ビワ、ベニ
バナ、ムクロジ、ヤグルマギク、ユリ、ヨクイニン、レ
イシ、レンギョウ等。
【0062】(エ) 精油、香料類 ハッカ油、ジャスミン油、樟脳油、ヒノキ油、トウヒ
油、リュウ油、ミカン油、オレンジ油、ユズ油、ショウ
ブ油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バ
ラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント
油、セージ油、ベルガモット油、菖蒲油、パイン油、シ
ネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネロー
ル、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラ
ニオール、フェニルエチルアルコール、ベンジルアセテ
ート、スピラントール、ピネン、テルペン系化合物等。
【0063】(オ) 油脂類 ヌカ油、米ヌカエキス、オリーブ油、大豆油、ホホバ
油、アボガド油、アーモンド油、ゴマ油、パーシック
油、ヤシ油、ヒマワリ油、ヒマシ油、カカオ油、ミンク
油、牛脂、豚脂、魚脂、月見草油、ローズヒップ油等の
天然油脂及びこれらを水素添加して得られる硬化油やグ
リセライド誘導体。カルナバロウ、ミツロウ、ラノリン
等のワックス類。流動パラフィン、パラフィン、ワセリ
ン、パラフィンマイクロクリスタリンワックス、セレシ
ン、ブリスタン、スクワラン等の炭化水素類。ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリ
ン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸。ラウリルアル
コール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オ
レイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロー
ル、2-エキシルデカノール等の高級アルコール及びその
エステル誘導体。オクタン酸セチル、オクタン酸トリグ
リセライド、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン
酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン
酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、アジ
ピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸
デシル、イソステアリン酸コレステロール、POEソル
ビット脂肪酸エステル等のエステル類。
【0064】(カ) シリコーン類 ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、アミノ変性シリコーン、アルコール変性シリコー
ン、脂肪族アルコール変性シリコーン、ポリエーテル変
性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シ
リコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン
等。
【0065】(キ) 色素類 青色1号、青色2号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、
緑色4号、緑色204号、黄色202号の(1)等の厚
生省令により定められたタール色素別表I及びIIの色
素、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、アントラ
キノン、コチニール、カンタキサンチン、紅花等の植品
添加物としてて認められている天然色素等。
【0066】(ク)ビタミン類 ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD、ビ
タミンE等
【0067】(ケ)微粉体 一般に化粧用粉体と称されるもので、アクリル樹脂、ス
チレン樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ナイロン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル,PE
T,ポリテトラフルオロエタン等の高分子、この高分子
化合物のコポリマー、ケイ酸カルシウム、天然ケイ酸ア
ルミニウム、合成ケイ酸アルミニウム、ゼオライト、タ
ルク、カオリン、マイカ、ベントナイト、セリサイト、
シリカ、バーミキュライト、雲母、雲母チタン、酸化マ
グネシウム、硫酸バリウム、群青等。
【0068】(コ)一重項酸素消去剤又は抗酸化剤 α−カロチン、β−カロチン、γ−カロチン、リコピ
ン、クリプチキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチン、
イソゼアキサンチン、ロドキサンチン、クロセチン等の
カロチノイド;1,4−ジアザジクロロオクタン、2,
5−ジメチルフラン、2−メチルフラン、2,5−ジフ
ェニルフラン、1,3−ジフェニルイソベンゾフラン、
ヒスチジン、トリプトファン、メチオニン、アラニン又
はそのアルキルエステル、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ブチルヒドロキシアニソール、エピカテキン、エピ
ガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキ
ンガレート等のタンニン類;ルチン等のフラボノイド
等。
【0069】(サ)その他 湯の花、イオウ、カゼイン、サリチル酸ナトリウム、入
り糠、脱脂粉乳、尿素、アミノ酸類等を配合することが
できる。
【0070】更に、本発明の化粧料組成物は、上記した
もの以外にも、必要に応じて殺菌防腐剤(例えばメチル
パラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチル
パラベン、安息香酸エステル、ソルビン酸、トリクロサ
ン、トリクロロカルバン等)、金属封鎖剤(例えばED
TA、NTA等)、蛋白分解酵素、抗ふけ剤(ジンクピ
リチオン、オクトロピックス等)、浸透促進剤(ベンジ
ルアルコール、ベンジルオキシエタノール等)、電解
質、pH調整剤(乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエ
ン酸ナトリウム等の緩衝剤など)などを配合できる。
【0071】本発明のシート状化粧料組成物を調製する
には、例えば、水溶性の粘着シート(a)はポリマーに
精製水を加えて膨潤させた後、必要に応じてグリセリン
など可塑剤を添加し、薬効成分を配合したものを、水平
の板の上に1〜2mmに展延し、60〜120℃で半熟乾
燥させ、厚さ40μm程度のポリビニルアルコールのフ
ィルムや水溶性不織布などの水溶性保護材(b)を積層
し、冷却後、適当な大きさに裁断して製することができ
る。工業的には、例えば、剥離性の高い適当なフィルム
に粘着性シート(a)を塗膏し、乾燥工程を経て、水溶
性保護材(b)を積層して製することができる。
【0072】本発明のシート状化粧料組成物は、気密性
の包装材料に包装して保存するのが、湿度による品質低
下を防止するうえで好ましい。水蒸気の透過性バリアー
の程度としては、40℃、80%RH保存条件下での包
装品の重量変化がほとんど生じないものが好ましく、同
条件下での6ケ月保存後の変化としては、重量が製品の
包装単位で±5%以内であることが本発明のシート状化
粧料組成物の包装材料として好ましい。気密性の包装材
料の材質としては、セロファン、防湿セロファン、ポリ
プロピレン、ナイロン、ポリエステル、塩化ビニリデ
ン、塩化ビニル、ポリカーボネイト、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチレン、
アイオノマー、ポリビニルアルコール、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチ
レン・エチルアクリレート共重合体、ポリメチルペンテ
ン、ポリスチレン、アルミ箔などが好ましい例として挙
げられる。このうち、特にポリプロピレン、塩化ビニリ
デン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、リニ
ア低密度ポリエチレン、アルミ箔をラミネートしたフィ
ルムは、水蒸気の透過性バリアーが高く、気密性の包装
材料の構成フィルムとして好ましい。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、水溶性の粘着シート及
び水溶性保護材を積層することにより、皮膚に貼付した
後、水で洗い流すことができ、粘着性があるにもかかわ
らず、取り扱い時に手指に付着することがなく、使用性
に優れたシート状化粧料組成物を得ることができる。ま
た、本発明のシート状化粧料組成物は、粘着層に機能的
な薬効成分を配合することにより、局所の補湿効果や循
環改善効果や美白効果や肌の引き締め効果、痩身効果な
どを高めることが可能となった。従来のパック剤と異な
り、本発明のシート状化粧料組成物は、そのもの全てが
水に溶けるため、使用後に基剤を剥がす手間が省け、使
用感に優れたものである。
【0074】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0075】製剤例 (実施例1〜7)表1に示した処方に従い、表2に示し
た各ポリマーに精製水を加え、室温で膨潤させた後、攪
拌しながら表1に示した残りの各成分を加え、混和した
後、表面をシリコン処理したポリエチレンフィルム上
に、厚さ約1.5mmのシート状に展延した。展延後、1
10℃の乾燥機に入れ、乾燥中に経時的にサンプルを採
取し、水分量をカールフィッシャー法で測定し、展延し
た膏体の水分含量が約15%になるように半熟乾燥し
た。半熟乾燥物の表面に特開平7−42019号に係る
水溶性不織布((株)クラレ製水溶性不織布(ポリビニ
ルアルコール、重合度1700、繊維の太さ15μm、
不織布の厚さ280μm、目付50g/m2))にポリ
ビニルアルコールのフィルム(重合度1500、厚さ1
0μm)を貼り合わせたシート(水溶性保護材)を積層
し、10×7cmに裁断し、アルミ箔をラミネートしたポ
リエチレンフィルム製の袋に装填した。
【0076】(比較例1〜7)上記製剤例と同様に、表
1に示した処方に従い、表2に示した各ポリマーに精製
水を加え、室温で膨潤させた後、攪拌しながら表1に示
した残りの各成分を加え、混和した後、表面をシリコン
処理したポリエチレンフィルム上に、厚さ約1.5mmの
シート状に展延した。展延後、110℃の乾燥機に入
れ、乾燥中に経時的にサンプルを採取し、水分量をカー
ルフィッシャー法で測定し、展延した膏体の水分含量が
約15%になるように半熟乾燥した。非水溶性のポリエ
チレン製不織布(厚さ:300μm)を積層し、10×
7cmに裁断し、アルミ箔をラミネートしたポリエチレン
フィルム製の袋に装填した。
【0077】(比較例8〜13)上記製剤例と同様に、
表1に示した処方に従い、表2に示した各ポリマーに精
製水を加え、室温で膨潤させた後、攪拌しながら表1に
示した残りの各成分を加え、混和した後、表面をシリコ
ン処理したポリエチレンフィルム上に、厚さ約1.5mm
のシート状に展延した。展延後、110℃の乾燥機に入
れ、乾燥中に経時的にサンプルを採取し、水分量をカー
ルフィッシャー法で測定し、展延した膏体の水分含量が
約15%になるように半熟乾燥した。10×7cmに裁断
した。膏体の両面に粘着性があり、使用時には一方の粘
着面を皮膚に貼り、剥離フィルムを剥がして用いた。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】試験例1 製剤例に従って調製された本発明のシート状化粧料組成
物について、被験者5名を用いて、乾いた肌(顔)及
び、石鹸で洗浄後の肌(顔)に貼って使用試験を行な
い、使用感について評価した。この官能試験結果を表3
に示す。
【0081】
【表3】
【0082】上記試験結果からも明らかなように、本発
明のシート状化粧料組成物は肌に対して良好な接着性が
高く、洗い落としやすく、しっとり感に優れ、また、貼
付時もべたべたせず使用感の良好な製剤であることが分
かった。これに対して比較例1〜7は洗浄時に溶け残り
が生じ、ゴミが発生し、使い勝手の悪いものであった。
また、比較例8〜13は皮膚に貼付後、手指や衣類に膏
体が付着し、使用感が非常に悪いものであった。
【0083】美白剤(実施例8、13、15)、痩身剤
(実施例9、12、14)、スキンケア剤(実施例1
0、16)、しわとり剤(実施例11)、血行促進剤
(実施例17)を製造した。
【0084】(実施例8〜12)次表に示す成分のうち
ポリビニルピロリドンを精製水に膨潤させ、プロピレン
グリコール、グリセリン、その他の成分を配合し、混和
した後、表面をシリコン処理したポリエチレンフィルム
上に、厚さ約1.5mmのシート状に展延した。展延後、
110℃の乾燥機に入れ、乾燥中に経時的にサンプルを
採取し、水分量をカールフィッシャー法で測定し、展延
した膏体の水分含量が約10%になるように半熟乾燥し
た。半熟乾燥物の表面に水溶性ポリビニルアルコールフ
ィルム(ポリビニルアルコール水溶液にグリセリン10
%を添加し乾燥して製した)を積層し、10×7cmに裁
断した後、アルミ箔をラミネートしたポリエチレンフィ
ルム製の袋に装填した。
【0085】
【表4】
【0086】(実施例13〜17)次表に示す成分のう
ちプルランを精製水に膨潤させ、プロピレングリコー
ル、グリセリン、その他の成分を配合し、混和した後、
表面をシリコン処理したポリエチレンフィルム上に、厚
さ約1.5mmのシート状に展延した。展延後、110℃
の乾燥機に入れ、乾燥中に経時的にサンプルを採取し、
水分量をカールフィッシャー法で測定し、展延した膏体
の水分含量が10%になるように半熟乾燥した。半熟乾
燥物の表面にプルランフィルム(プルラン水溶液にグリ
セリン2%を添加し乾燥して製した)を積層し、10×
7cmに裁断した後、アルミ箔をラミネートしたポリエチ
レンフィルム製の袋に装填した。
【0087】
【表5】
【0088】(実施例18)次表に示す成分のうちプル
ランを精製水に膨潤させ、プロピレングリコール、グリ
セリン、その他の成分を配合し、混和した後、表面をシ
リコン処理したポリエチレンフィルム上に、厚さ約1.
5mmのシート状に展延した。展延後、110℃の乾燥機
に入れ、乾燥中に経時的にサンプルを採取し、水分量を
カールフィッシャー法で測定し、展延した膏体の水分含
量が10%になるように半熟乾燥した。半熟乾燥物の表
面にプルランフィルム(プルラン水溶液にグリセリン2
%を添加し乾燥して製した)を積層し、10×7cmに裁
断してシャンプー組成物を製造し、アルミ箔をラミネー
トしたポリエチレンフィルム製の袋に装填した。
【0089】
【表6】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)水溶性の粘着性シート及び(b)
    水溶性保護材を積層してなることを特徴とするシート状
    化粧料組成物。
  2. 【請求項2】 (a)水溶性の粘着性シートが、水溶性
    高分子及び水を含有するものである請求項1記載のシー
    ト状化粧料組成物。
  3. 【請求項3】 (a)水溶性の粘着性シートが、更に保
    湿剤、美白剤、紫外線吸収剤、痩身剤、血行促進剤、収
    斂剤、抗炎症剤、しわ形成予防・改善剤、冷感剤、温感
    剤及び界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上を含有
    するものである請求項1又は2記載のシート状化粧料組
    成物。
  4. 【請求項4】 (b)水溶性保護材が、水溶性フィル
    ム、水溶性不織布、水溶性織布、又は水溶性不織布若し
    くは水溶性織布に水溶性フィルムを積層したものである
    請求項1〜3のいずれか1項記載のシート状化粧料組成
    物。
  5. 【請求項5】 皮膚に貼付して、洗い流して使用するも
    のである請求項1〜4のいずれか1項記載のシート状化
    粧料組成物。
JP2401296A 1996-02-09 1996-02-09 シート状化粧料組成物 Expired - Fee Related JP3595056B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2401296A JP3595056B2 (ja) 1996-02-09 1996-02-09 シート状化粧料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2401296A JP3595056B2 (ja) 1996-02-09 1996-02-09 シート状化粧料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09216808A true JPH09216808A (ja) 1997-08-19
JP3595056B2 JP3595056B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=12126646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2401296A Expired - Fee Related JP3595056B2 (ja) 1996-02-09 1996-02-09 シート状化粧料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3595056B2 (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09295934A (ja) * 1996-05-02 1997-11-18 Nagaoka Jitsugyo Kk 美容用貼付剤
JPH09295932A (ja) * 1996-05-02 1997-11-18 Nonogawa Shoji Kk 化粧料用痩身剤組成物
JPH11116435A (ja) * 1997-10-06 1999-04-27 Nitto Denko Corp 美白化粧シートおよびその使用方法
JP2000119171A (ja) * 1998-10-12 2000-04-25 Kao Corp 崩壊性粒子
US6106818A (en) * 1998-04-27 2000-08-22 Revlon Consumer Products Corporation Method for removing dead surface cells, dirt, oil, and blackheads from the skin and related compositions and articles
JP2001335064A (ja) * 2000-05-30 2001-12-04 Kanebo Ltd シート状化粧料
KR100337193B1 (ko) * 1999-06-16 2002-05-18 차동천 시트형 화장조성물
JP2002284625A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Nippon Hypox Lab Inc 化粧料
JP2004534030A (ja) * 2001-05-14 2004-11-11 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 化粧品および医薬品を送達するためのシステム
WO2006109888A1 (ja) * 2005-04-13 2006-10-19 Shiseido Company, Ltd. 抗シワ剤
JP2007153899A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 L'oreal Sa 可溶性パッチ
WO2005070376A3 (de) * 2004-01-21 2008-01-03 Wella Ag Haarstylingfolien und verfahren zur herstellung haarfestigender produkte in folienform
JP2008503580A (ja) * 2004-06-22 2008-02-07 イーエルシー マネージメント エルエルシー 可溶性フィルム組成物
JP2008094828A (ja) * 2006-10-09 2008-04-24 Biofarm Italia Spa ヒトの皮膚に適用可能で、水と接触してゲル化可能な固体の化粧品および治療用組成物
WO2013002257A1 (ja) * 2011-06-28 2013-01-03 Jnc株式会社 皮膚外用剤フィルムおよび皮膚外用剤フィルムの製造方法
JP2014214133A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 日立化成株式会社 ナノ薄膜転写シート製品の製造方法及びその転写方法
JP2014227389A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 ロレアル 自立性美容シート
JP2014231483A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社ニチエイ 皮膚外用貼付剤
JP2018519294A (ja) * 2015-06-22 2018-07-19 ジョンソン・アンド・ジョンソン・コンシューマー・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Consumer Inc. 皮膚に有益な効果を与えるための多層局所適用物品
JP2021080302A (ja) * 2016-04-28 2021-05-27 コスメディ製薬株式会社 化粧用アルコゲルシート及びその製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102426261B1 (ko) * 2019-09-26 2022-07-29 주식회사 엘지화학 다이싱 테이프용 점착조성물 및 이를 포함하는 다이싱 테이프

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09295932A (ja) * 1996-05-02 1997-11-18 Nonogawa Shoji Kk 化粧料用痩身剤組成物
JPH09295934A (ja) * 1996-05-02 1997-11-18 Nagaoka Jitsugyo Kk 美容用貼付剤
JPH11116435A (ja) * 1997-10-06 1999-04-27 Nitto Denko Corp 美白化粧シートおよびその使用方法
US6106818A (en) * 1998-04-27 2000-08-22 Revlon Consumer Products Corporation Method for removing dead surface cells, dirt, oil, and blackheads from the skin and related compositions and articles
JP2000119171A (ja) * 1998-10-12 2000-04-25 Kao Corp 崩壊性粒子
KR100337193B1 (ko) * 1999-06-16 2002-05-18 차동천 시트형 화장조성물
JP2001335064A (ja) * 2000-05-30 2001-12-04 Kanebo Ltd シート状化粧料
JP2002284625A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Nippon Hypox Lab Inc 化粧料
JP2004534030A (ja) * 2001-05-14 2004-11-11 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 化粧品および医薬品を送達するためのシステム
WO2005070376A3 (de) * 2004-01-21 2008-01-03 Wella Ag Haarstylingfolien und verfahren zur herstellung haarfestigender produkte in folienform
US8673345B2 (en) 2004-06-22 2014-03-18 E-L Management Corp. Dissolvable film composition
JP2008503580A (ja) * 2004-06-22 2008-02-07 イーエルシー マネージメント エルエルシー 可溶性フィルム組成物
WO2006109888A1 (ja) * 2005-04-13 2006-10-19 Shiseido Company, Ltd. 抗シワ剤
JP2007153899A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 L'oreal Sa 可溶性パッチ
JP2008094828A (ja) * 2006-10-09 2008-04-24 Biofarm Italia Spa ヒトの皮膚に適用可能で、水と接触してゲル化可能な固体の化粧品および治療用組成物
WO2013002257A1 (ja) * 2011-06-28 2013-01-03 Jnc株式会社 皮膚外用剤フィルムおよび皮膚外用剤フィルムの製造方法
JP2014214133A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 日立化成株式会社 ナノ薄膜転写シート製品の製造方法及びその転写方法
JP2014227389A (ja) * 2013-05-24 2014-12-08 ロレアル 自立性美容シート
JP2014231483A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社ニチエイ 皮膚外用貼付剤
JP2018519294A (ja) * 2015-06-22 2018-07-19 ジョンソン・アンド・ジョンソン・コンシューマー・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Consumer Inc. 皮膚に有益な効果を与えるための多層局所適用物品
JP2021080302A (ja) * 2016-04-28 2021-05-27 コスメディ製薬株式会社 化粧用アルコゲルシート及びその製造方法
US11382843B2 (en) 2016-04-28 2022-07-12 Cosmed Pharmaceutical Co., Ltd. Alcogel sheet for cosmetic use, and method for producing same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3595056B2 (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3595057B2 (ja) シート状化粧料組成物
JP3595056B2 (ja) シート状化粧料組成物
EP0750905B1 (en) Patch comprising water soluble adhesive sheet
CA1336732C (en) Film-forming gels with high concentration of humectants and emollients
US6306382B1 (en) Keratotic plug remover
JP2003093152A (ja) 化粧料含浸シート
KR20090083750A (ko) 피부 가용성 터치 필름
JP2000505095A (ja) 水系皮膚化粧料
JP2003334212A (ja) 美顔用発熱体
JP3595069B2 (ja) シート状入浴剤組成物
JP3525233B2 (ja) 化粧料
JP2004075672A (ja) 含水ゲル体、該含水ゲル体の製造方法およびその用途
JPH0977650A (ja) 化粧料
JP4279372B2 (ja) 美顔用粘着性発熱シート
JPH06157237A (ja) 保湿剤及びそれを含有する化粧料、皮膚外用剤
JP2001517235A (ja) 角質栓除去剤
JPS58180408A (ja) シ−ト状パツク剤
JP3460969B2 (ja) 生体用粘着ゲルシート
JP2004065949A (ja) 発熱性粒子及び発熱性組成物、該組成物を使用した発熱性シート
EP2356962A1 (en) Efficient depilatory article
JPH0363209A (ja) シート状ヒアルロン酸またはその塩の製造法およびその利用
JP2604782B2 (ja) 化粧料
JPH1149627A (ja) 身体用発熱性組成物
JP4707221B2 (ja) エアゾール組成物
JP2001245913A (ja) 非水系温熱ゲル組成物

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040902

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees