JPH09216642A - 合成樹脂製チャック付の袋体及び製造方法 - Google Patents

合成樹脂製チャック付の袋体及び製造方法

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JPH09216642A
JPH09216642A JP8045611A JP4561196A JPH09216642A JP H09216642 A JPH09216642 A JP H09216642A JP 8045611 A JP8045611 A JP 8045611A JP 4561196 A JP4561196 A JP 4561196A JP H09216642 A JPH09216642 A JP H09216642A
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Katsuto Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】横ガゼットを備えた合成樹脂製チャック付の袋
体において、横ガゼットの上端縁が内容物の出し入れの
際に内容物が干渉することなく、横ガゼットのない通常
のチャック付き平袋と同様に円滑な出し入れを可能とす
ると共に、構成部材点数を低減し、生産性の向上とコス
トの低減を図った。 【解決手段】内面に熱接着性樹脂層を有する表裏2枚の
胴部フィルム1a,1bの袋体1の両サイドに、内側面
が前記胴部フィルム1a,1bの内側面と熱接着性を有
する樹脂フィルムで、外側面を内にしてV字状に折り込
まれた横ガゼット4を、その上端縁4bが開口部2に位
置する雌雄爪咬合型チャック3より下方に位置する長さ
寸法で接着し、かつこの横ガゼット4の上端縁4bは前
記表裏2枚の胴部フィルム1a,1bの何れか一方の内
側面に寄せて、前記胴部フィルム内側面および横ガゼッ
ト4の内側面と熱接着性を有し、かつ前記雌雄爪咬合型
チャック3の雌雄爪3a,3bの何れか一方のチャック
を形成したチャック付シールテープ8で接着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部に雌雄爪咬
合型のチャックを備え、かつ両サイドにV字状に折り込
んだ横ガゼットが接着された合成樹脂製チャック付の袋
体及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】雌雄爪咬合型のチャックを袋体の開口部
の内側に設け、両サイドにV字状に折り込んだ横ガゼッ
トを接着した合成樹脂製チャック付の袋体は、例えば特
開平5−97151号で公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公知の横ガゼット
を有する合成樹脂製チャック付の袋体は、横ガゼットの
上端縁をチャックより下方に位置する長さ寸法とし、こ
の横ガゼットの上端の開放端縁を端縁に沿って接着シー
ルした構造であり、袋体の開口部を全幅に渡って開口幅
が大きく得られる利点がある。
【0004】しかしながら、この大きな開口は袋体の開
口部と、その近傍に限定されており、すなわち、袋体の
開口部を開口したときには、袋体のチャックより上方の
開口部は大きな開口面積が得られるが、この開口面積の
中に前記両側の横ガゼットの上端縁が突出して位置され
るので、これが内容物の出し入れの際の内容物が干渉し
て円滑な内容物の出し入れを阻害する。この干渉を避け
るために前記従来例には横ガゼットの上端縁を狭くする
ことが提案されているが、この方法によると内容物の収
容容積の減少が避けられない。
【0005】本発明の目的は、袋体の開口部は全幅に渡
って開口幅が大きく得られ、かつ内容物の大きな収容容
積が得られる横ガゼットを備えた合成樹脂製チャック付
の袋体において、横ガゼットの上端縁が内容物の出し入
れの際に内容物が干渉することなく、横ガゼットのない
通常のチャック付き平袋と同様に円滑な出し入れを可能
とすると共に、構成部材点数を低減し、生産性の向上と
コストの低減を図ったことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の袋体構成は、表裏2枚の胴部フィルムの両サ
イドにV字状に折り込んだ横ガゼットを接着し、開口部
の内側に雌雄爪咬合型チャックを設けた合成樹脂製チャ
ック付の袋体において、内面に熱接着性樹脂層を有する
表裏2枚の胴部フィルムの袋体の両サイドに、内側面が
前記胴部フィルムの内側面と熱接着性を有する樹脂フィ
ルムで、外側面を内にしてV字状に折り込まれた横ガゼ
ットを、その上端縁が前記チャックより下方に位置する
長さ寸法で接着し、かつこの横ガゼットの上端縁は前記
表裏2枚の胴部フィルムの何れか一方の内側面に寄せ
て、前記胴部フィルム内側面および横ガゼットの内側面
と熱接着性を有し、かつ前記雌雄爪咬合型チャックの雌
雄爪の何れか一方のチャックを形成したチャック付シー
ルテープで接着したことを特徴とする。
【0007】また、前記チャック付シールテープは、そ
の一方の片面と他方の片面とが融点の高低差を有する熱
接着性の樹脂フィルムの複層で形成されていることを特
徴とするものである。
【0008】上記目的を達成するための本発明の袋体の
製造方法は、ロール状に巻き取られた熱接着性樹脂層を
有する胴部フィルム原反を捲戻し前記熱接着性樹脂層側
を内面にして折り畳み、この折り畳み線を切り開いて上
下2枚の分離された胴部フィルムにする工程と、雌雄爪
の何れか一方のチャックが形成され雌雄爪の何れか他方
のチャックを咬合したロール状に巻き取られているチャ
ック付シールテープを捲戻して雌雄爪を分離し、前記上
下2枚の分離された胴部フィルムの間に胴部フィルムの
走行方向と併走させる工程と、前記上下に併走する何れ
か一方の胴部フィルムとチャック付シールテープとの間
に折り畳んだ横ガゼットを胴部フィルムの走行方向に対
し直交する方向から挿入する工程と、前記横ガゼットの
上端縁を前記チャック付シールテープで固定シールする
と同時に横ガゼット,チャック付シールテープ及び他方
のチャックベースを胴部フィルムに固定する工程と、胴
部フィルムの天又は底並びに両側をシールして所定の袋
寸法に切断する工程を特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1及び図2において、1は表胴部
フィルム1a及び裏胴部フィルム1bの2枚のフィルム
によって形成された袋体、2は開口部、3は前記開口部
2に沿って設けられたチャック、7は前記チャック3の
上方でチャック3と平行に線付した切り裂き予定線6と
対応するよう開口部2の両側(又は片側)に刻設した開
封用のノッチである。尚、この開封用のノッチ7は必ず
刻設するものではなく、前記切り裂き予定線6一端部に
鋏のマークと「ここからお切り下さい。」の説明印刷を
施してもよい。また勿論切り裂きや切断を必要としない
開放状態であってもよい。
【0010】4はフィルムをV字状に折り込んだ横ガゼ
ットであり、袋体1の両サイド5に接着されている。こ
の横ガゼット4は、その折り込み稜線4aが袋体1のサ
イド5の線と平行であり、横ガゼット4の上端縁4bを
前記チャック3より下方に位置する長さ寸法とし、この
横ガゼット4の上端縁4bを表胴部フィルム1a側の内
側面のみに接着4cした構造である。尚、裏胴部フィル
ム1bのみに接着してもよく、要するに、表裏2枚の胴
部フィルム1a,1bの何れか一方の片側のみに寄せて
接着することである。
【0011】前記横ガゼット4の上端縁4bを表胴部フ
ィルム1a側の内側面にのみに接着4cするについて、
前記胴部フィルム内側面及び横ガゼットの内側面と熱接
着性を有し、かつ前記雌雄爪咬合型のチャック3の雌雄
爪3a,3bの何れか一方のチャックを形成したチャッ
ク付シールテープ8で接着されている。尚、図例では説
明の便宜上で雌爪3aが形成されているチャック付シー
ルテープ8とする。
【0012】また、横ガゼット4の上端縁4bをチャッ
ク付シールテープ8で接着した側の表胴部フィルム1a
と対接する横ガゼットフィルムを横ガゼット4の上端縁
4bから袋体1の両サイド5に向かって表胴部フィルム
1aに斜め接着4dしてもよい。尚、図1のL2は袋体
1の開口部2の全幅を示す。
【0013】前記横ガゼット4の上端縁4bはチャック
3の下方に位置されているため、袋体1の開口部2は、
その全幅Lに渡って大きく開口する。しかも、横ガゼッ
ト4の上端縁4bを表胴部フィルム1a側の内側面のみ
にチャック付シールテープ8で接着4cしているため、
横ガゼット4の上端縁4bは接着されている表胴部フィ
ルム1a側の内面側に偏って表胴部フィルム1a側の内
側面と平行に位置し、横ガゼットのない通常のチャック
付き平袋と同様の開口状態となり、内容物が横ガゼット
4の上端縁4bに干渉することなく円滑な出し入れが得
られる。
【0014】また、前記横ガゼット4の上端縁4bを接
着した側の表胴部フィルム1aと対接する横ガゼットフ
ィルムを横ガゼット4の上端縁4bから袋体1の両サイ
ド5に向かって表胴部フィルム1aに斜め接着4dする
ことにより、表胴部フィルム1aと横ガゼット4の上端
縁4bとの三角コーナー隙間が潰され、内容物、特に粉
体等の取り出しに際し、三角コーナー隙間に侵入して取
り出しが阻害されることを防止する。
【0015】製造上の容易化の点で次のような複層フィ
ルムによって構成されている。すなわち、表裏胴部フィ
ルム1a,1bは図3で示すように、外側フィルム10
aと内側フィルム10bとによる複層構成となってお
り、また横ガゼット4は図5、図6及び図7で示すよう
に外側フィルム11aと内側フィルム11bとによる複
層構成となっている。
【0016】そして、内側を構成する胴部フィルムの内
側フィルム10bと横ガゼットの内側フィルム11b
は、10bと10b夫々または10bと11b相互に熱
接着性が良好な樹脂層、例えば低密度ポリエチレン(以
下LDPEと略称する。)、ポリプロピレン,エチレン
酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略称する。)によっ
て形成され、一方外側を構成する胴部フィルムの外側フ
ィルム10aと横ガゼットの外側フィルム11aは、前
記内側を構成するフィルムを熱接着するのと同一条件下
では熱接着しないような、例えばポリエステル(以下P
ETと略称する。),ポリアミド,紙,アルミ箔その他
から耐熱性,防気性,遮光性,保香性,機械的強度など
の所望の性能を包装袋に付与するため選定した単層ある
いは複層の資材により形成される。
【0017】前記チャック付シールテープ8は図4,図
5及び図9で示すように、その一方の片面8aは熱接着
性を有し融点の高い例えば直鎖状低密度ポリエチレン
(以下LLDPEと略称する。)で、他方の片面8bは
前記一方の片面8a側より融点が低く、かつ前記横ガゼ
ット4の内側フィルム11bと表胴部フィルム1aの内
側フィルム10bと熱接着性が良好な例えばEVAまた
はLDPEとの複層である。
【0018】上記の表裏胴部フィルム1a,1b,横ガ
ゼット4及びチャック付シールテープ8の複層構成によ
って、各熱接着を必要とする部位では熱接着性が良好な
フィルム同士が融合接着され、熱接着をしてはいけない
部位ではその条件下では接着しないようになっている。
【0019】すなわち、図3で示すように、袋体1のサ
イド5は内側フィルム10bの熱接着性が良好なフィル
ム同士で融合接着され、図5で示すように、横ガゼット
4とチャック付シールテープ8端とが介装された袋体1
のサイド5では、表胴部フィルム1a側は表胴部フィル
ム1aの内側フィルム10b,横ガゼット4の内側フィ
ルム11bの熱接着性を有するフィルム同士で融合接着
される。
【0020】また、裏胴部フィルム1b側は、裏胴部フ
ィルム1bの内側フィルム10bとチャック付シールテ
ープ8の一方の片面8aとが融合接着され、チャック付
シールテープ8の他方の片面8bと横ガゼット4の内側
フィルム11b及び表胴部フィルム1aの内側フィルム
10bとが融合接着されて、横ガゼット4の外側フィル
ム11aの対接部分は非接着となる。
【0021】さらに、斜め接着4dは図6で示すよう
に、横ガゼット4の内側フィルム11bが表胴部フィル
ム1a側の内側フィルム10bに融合接着される。
【0022】袋体1が内容物によって図2で示すように
膨満し、横ガゼット4が拡開してその機能を果たしてい
る状態において、チャック付シールテープ8によって横
ガゼット4の上端縁4bの表胴部フィルム1a側の内側
面への接着強度を確保し、かつ前記斜め接着4dにより
チャック付シールテープ8による固定部分への応力集中
を緩和する。
【0023】前記チャック付シールテープ8は、例えば
次のような形態が用いられる。すなわち、図8で示すよ
うに、広幅のシールテープ8に雌爪チャック3a(又は
雄爪チャック3b)を一体成形した構成である。また、
他方の雄爪チャック3b(又は雌爪チャック3a)は広
幅のシールテープ8より幅の狭いチャックベース12と
した形態である。
【0024】さらに、図9で示すように、広幅のシール
テープ8に雌爪チャック3a(又は雄爪チャック3b)
を一体成形し、他方の雄爪チャック3b(又は雌爪チャ
ック3a)のチャックベース12も広幅のシールテープ
8と同じ幅とし、チャック付シールテープ8は、その片
面8aは熱接着性を有し融点の高い例えばLLDPE
で、他方の片面8bは前記一方の片面8a側より融点が
低く、かつ前記横ガゼット4の内側フィルムと表胴部フ
ィルム1aの内側フィルムと熱接着性が良好な例えばE
VAまたはLDPEとの複層にする。
【0025】また、他方の雄爪チャック3b(又は雌爪
チャック3a)のチャックベース12も同様に、その片
面12aは熱接着性を有し融点の高い例えばLLDPE
で、他方の片面12bは前記一方の片面12a側より融
点が低く、裏胴部フィルム1bの内側フィルムと熱接着
性が良好な例えばEVAまたはLDPEとの複層にす
る。
【0026】さらに、図10で示すように、広幅のシー
ルテープ8に雌爪チャック3a(又は雄爪チャック3
b)を一体成形し、他方の雄爪チャック3b(又は雌爪
チャック3a)のチャックベース12も広幅のシールテ
ープ8と同じ幅とし、これらのシールテープ8とチャッ
クベース12を雌爪チャック3aと雄爪チャック3bが
袋体1の開口部2より上方に突出して位置した状態で、
シールテープ8は横ガゼット4の上端縁4bを固定シー
ルして表胴部フィルム1aに融合接着し、チャックベー
ス12は裏胴部フィルム1bに融合接着した形態であ
る。
【0027】前記チャック付シールテープ8は、雌雄爪
3a,3bの何れか一方の爪と横ガゼット4の上端縁4
bを固定シールするテープとが合体した1つの部材であ
るため、次のような利点を有している。
【0028】すなわち、袋体の開口部に設けられている
雌雄爪咬合型チャックは、胴部フィルムと雌雄爪を押し
出し成形した一体の形態と、胴部フィルムとは別個に雌
雄爪をチャックベースに設けたチャックを押し出し成形
し、これを製袋工程で胴部フィルムに融合接着する後付
のものとが一般的であり、本発明のような横ガゼット4
を備えた袋体では上記後者の胴部フィルムとは別個の雌
雄爪咬合型チャックが採用される。
【0029】従って、上記一般的な雌雄爪咬合型チャッ
クでは、本発明のように横ガゼット4の上端縁4bを固
定シールする場合、そのシールテープと雌雄爪咬合型チ
ャックとの別個の2つの部材が必要であり、これらシー
ルテープと雌雄爪咬合型チャックとの別個の製造と、製
袋時においてはシールテープと雌雄爪咬合型チャックと
をそれぞれ胴部フィルムに対して精度よく位置決めして
融合接着する繁雑な製造とコストの問題がある。
【0030】しかし、上記本発明による横ガゼット4の
上端縁4bを固定シールするテープと雌雄爪咬合型チャ
ックとが合体した1つの部材チャック付シールテープ8
では、構成部材点数が低減され、生産性の向上とコスト
の低減が図られる。
【0031】また、チャック付シールテープ8によって
横ガゼット4の上端縁4bの表胴部フィルム1a側の内
側面への接着強度を確保し、袋体内部からの圧力等によ
り咬合しているチャックに作用する応力集中をチャック
付シールテープ8が受け持つため、チャック部分の破袋
が防止される。
【0032】上記本発明の袋体の製造方法は図11及び
図12で示すように、ロール状に巻き取られた熱接着性
樹脂層を有する胴部フィルム原反20を捲戻し前記熱接
着性樹脂層側を内面にして折り込み板21で2つ折りに
折り畳み、この折り畳み線を切り裂き刃22で切り開い
て上下2枚の分離された胴部フィルム1a,1bにす
る。
【0033】この上下2枚の分離された胴部フィルム1
a,1bを送りロールによって上下に大きく拡開して走
行し、雌雄爪の何れか一方のチャックが形成され雌雄爪
の何れか他方のチャックを咬合したロール状に巻き取ら
れているチャック付シールテープ8及び他方のチャック
ベース12を前記拡開した胴部フィルム1a,1bの間
に配置し、これを捲戻して雌雄爪を分離して前記上下2
枚の分離された胴部フィルム1a,1bの間に胴部フィ
ルム1a,1bの走行方向と併走させる。
【0034】前記上下に併走する何れか一方の胴部フィ
ルム1a,1bとチャック付シールテープ8との間に、
折り込み具23で折り畳み、かつカッター24によって
定寸に切断された横ガゼット4を胴部フィルム1a,1
bの走行方向に対し直交する方向から挿入して仮付け
し、さらに、シールバー26a,26bにより横ガゼッ
ト4の上端縁4bを前記チャック付シールテープ8で固
定シールすると同時に横ガゼット,他方のチャックベー
ス12及びチャック付シールテープ8を胴部フィルム1
a,1bに固定する。
【0035】その後は、チャック咬合具27によって雌
雄爪3a,3bを咬合し、以下は周知の製袋方法の通
り、胴部フィルム1a,1bの天又は底並びに両側をシ
ールして所定の袋寸法に切断して製品とする。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によると、横ガゼッ
ト用の上端縁を袋体の開口部のチャック下方位置で止め
置き、横ガゼット上端縁を表裏2枚の胴部フィルムの何
れか一方の内側面に寄せてチャック付シールテープによ
ってシール接着した構成であるから、横ガゼットの上端
縁は片側の胴部フィルムの内面のみに接着された形態と
なり、袋体の開口部を開口したときには、開口部は全幅
に渡って開口幅が得られると共に、横ガゼットの上端縁
が内容物の出し入れの際に内容物が干渉することなく、
横ガゼットのない通常のチャック付き平袋と同様に円滑
な出し入れができ、しかも内容物の大きな収容容積が得
られる。
【0037】また、チャック付シールテープは、雌雄爪
の何れか一方の爪と横ガゼットの上端縁を固定シールす
るテープとが合体した1つの部材であるため、構成部材
点数が低減され、本発明の製造方法により製袋が容易で
あり生産性の向上とコストの低減が図られる。
【0038】さらに、チャック付シールテープによって
横ガゼットの上端縁の表胴部フィルム側の内側面への接
着強度を確保し、袋体内部からの圧力等により咬合して
いるチャックに作用する応力集中をチャック付シールテ
ープが受け持つため、チャック部分の破袋が防止される
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明袋体の一部破断正面図
【図2】本発明袋体の膨満状態の斜視図
【図3】図1のB−B線拡大断面図
【図4】図1のC−C線拡大断面図
【図5】図1のD−D線拡大断面図
【図6】図1のE−E線拡大断面図
【図7】図1のF−F線拡大断面図
【図8】図1のG−G線拡大断面図
【図9】図8の他の実施例示す断面図
【図10】図8の他の実施例示す断面図
【図11】本発明の製造方法を示す要部側面図
【図12】図11の平面図
【符号の説明】
1 袋体 1a 表胴部フィルム 1b 裏胴部フィルム 2 開口部 3 チャック 3a 雌爪チャック 3b 雄爪チャック 4 横ガゼット 4a 稜線 4b 上端縁 4c 接着 4d 斜め接着 8 チャック付シールテープ 8a 融点の高い直鎖状低密度ポリエチレンの片面 8b 低密度ポリエチレンの片面 10a ポリエステルの外側フィルム(胴部フィルム) 10b 低密度ポリエチレンの内側フィルム(胴部フィ
ルム) 11a ポリエステルの外側フィルム(横ガゼット) 11b 低密度ポリエチレンの内側フィルム(横ガゼッ
ト)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏2枚の胴部フィルムの両サイドにV
    字状に折り込んだ横ガゼットを接着し、開口部の内側に
    雌雄爪咬合型チャックを設けた合成樹脂製チャック付の
    袋体において、内面に熱接着性樹脂層を有する表裏2枚
    の胴部フィルムの袋体の両サイドに、内側面が前記胴部
    フィルムの内側面と熱接着性を有する樹脂フィルムで、
    外側面を内にしてV字状に折り込まれた横ガゼットを、
    その上端縁が前記チャックより下方に位置する長さ寸法
    で接着し、かつこの横ガゼットの上端縁は前記表裏2枚
    の胴部フィルムの何れか一方の内側面に寄せて、前記胴
    部フィルム内側面および横ガゼットの内側面と熱接着性
    を有し、かつ前記雌雄爪咬合型チャックの雌雄爪の何れ
    か一方のチャックを形成したチャック付シールテープで
    接着したことを特徴とする合成樹脂製チャック付の袋
    体。
  2. 【請求項2】 前記チャック付シールテープは、その一
    方の片面と他方の片面とが融点の高低差を有する熱接着
    性の樹脂フィルムの複層で形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の合成樹脂製チャック付の袋体。
  3. 【請求項3】 ロール状に巻き取られた熱接着性樹脂層
    を有する胴部フィルム原反を捲戻し前記熱接着性樹脂層
    側を内面にして折り畳み、この折り畳み線を切り開いて
    上下2枚の分離された胴部フィルムにする工程と、雌雄
    爪の何れか一方のチャックが形成され雌雄爪の何れか他
    方のチャックを咬合したロール状に巻き取られているチ
    ャック付シールテープを捲戻して雌雄爪を分離し、前記
    上下2枚の分離された胴部フィルムの間に胴部フィルム
    の走行方向と併走させる工程と、前記上下に併走する何
    れか一方の胴部フィルムとチャック付シールテープとの
    間に折り畳んだ横ガゼットを胴部フィルムの走行方向に
    対し直交する方向から挿入する工程と、前記横ガゼット
    の上端縁を前記チャック付シールテープで固定シールす
    ると同時に横ガゼット,チャック付シールテープ及び他
    方のチャックベースを胴部フィルムに固定する工程と、
    胴部フィルムの天又は底並びに両側をシールして所定の
    袋寸法に切断する工程を特徴とする請求項1に記載の合
    成樹脂製チャック付の袋体の製造方法。
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Cited By (8)

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