JP2001002005A - 再閉止可能なジッパーの梱包への適用方法 - Google Patents

再閉止可能なジッパーの梱包への適用方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＨＦＦＳ及びＶＦＦＳ装置で製作された梱包
への再閉止可能なジッパーの取付のための単純化された
方法を提供する。 【解決手段】 再閉止可能なジッパーの梱包への取付方
法が提供される。一対の向き合うフィルムの伸長部が、
梱包の開口においてシール上の梱包に形成される。該再
閉止可能なジッパーがその後、梱包のフィルム伸長部の
間に挿入され、それにシールされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、再閉止可能な梱包
の分野に関する。より特別には、本発明は、水平型フォ
ームフィルシール（ＨＦＦＳ）装置及び垂直型フォーム
フィルシール（ＶＦＦＳ）装置により前に製作された梱
包への再閉止可能なジッパーの適用方法に関する。
【０００２】
【従来技術】ＨＦＦＳ及びＶＦＦＳ装置により製作され
た再閉止可能な梱包は、従来技術において良く知られて
いる。例えば、米国特許第４，８７６，８４２号はＨＦ
ＦＳ装置により再閉止可能な梱包を製作する方法を開示
しており、一方で米国特許第４，９０９，０１７号、第
４，６５５，８６２号及び第４，８９４，９７５号はＶ
ＦＦＳ装置により再閉止可能な梱包を製作する方法を開
示する。これらの従来技術の方法はしかし、特定の環境
において不十分であると証明されている。特に、開示さ
れた方法は、梱包の形成、充填及びシールにおいて、梱
包材料に再閉止可能なジッパーを取り付ける必要がある
ことからかなり複雑である。この複雑さは実用におい
て、複雑で高価な機械の使用をしばしば次々に必要とす
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は従っ
て、ＨＦＦＳ及びＶＦＦＳ装置で製作された梱包への再
閉止可能なジッパーの取付のための単純化された方法を
提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この目的は、従来技術に
より開示される梱包の形成、充填及びシールにおいてよ
りむしろ、ＨＦＦＳ又はＶＦＦＳ装置により梱包が形成
され、充填され更にシールされた後に、再閉止可能なジ
ッパーが梱包に取り付けられることにより実現される。
基本的には、一対の向き合うフィルム伸長部は、梱包開
口部においてシールの上の各梱包に形成される。再閉止
可能なジッパーはその後、梱包のフィルム伸長部の間に
挿入され、それにシールされる。この方法において、再
閉止可能なジッパーは、梱包が形成され、充填され更に
シールされた後に、梱包に容易に取り付けられることが
出来る。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明について、同一の番号が同
一の要素を表示する添付図面を頻繁に参照すると共に、
ここで詳細に記述する。図１は、コンベアベルト等の輸
送機構１２により、特定の方向（右へ）に移動する一組
の個別の梱包１０を示す。個別の梱包は、熱プラスチッ
クフィルム又は任意の適当な梱包材料から製作されてお
り、どこか上流でＨＦＦＳ又はＶＦＦＳ装置（図示され
ていない）のいずれかにより形成され、充填され、シー
ルされる。梱包１０は、梱包１０が垂直で安定した位置
に保持されることを確保する２基のガイド１４、１６に
より案内される。
【０００６】各梱包１０は、各々の側部にクロスシール
１８を、更に梱包口部にピールシール２０を具備する。
梱包がＨＦＦＳ又はＶＦＦＳ装置によりどのように形成
されたかにより、梱包は底部シール２２を有しても良
い。
【０００７】図２に示すように、各梱包は、ピールシー
ル上で上に伸長する第１と第２のフィルム伸長部２４、
２６を有する。伸長部２４、２６は、それぞれ第１と第
２の梱包壁２８、３０の部分である。伸長部２４、２６
はお互いにシールされないで、簡単に分離出来る。梱包
１０がコンベアベルト１２により輸送されるので、ジッ
パー３４のチェーン（鎖）３２は梱包１０の伸長部２
４、２６の間に供給される。ジッパーチェーン３２は、
再閉止可能な梱包産業において使用されていて当業者に
良く知られる多数の機構のいずれかの１つにより供給で
きる。
【０００８】各ジッパー３４は、第１と第２のインター
ロック（かみ合い）式の閉止要素３６、３８及び第１と
第２の閉止要素３６、３８のそれぞれから伸長する第１
と第２のフランジ４０、４２を具備する。ジッパーはま
たスライダー（滑り）４４を具備しており、必要に応じ
てジッパー３４の解放と閉止を容易に行う。
【０００９】ジッパー３４が与えられた梱包の伸長部２
４、２６の間に供給された後に、第１と第２のジッパー
フランジ４０、４２が、一対のシールバー５０の水平部
５２により、梱包の伸長部２４、２６に対するそれらの
長さに沿ってそれぞれシールされる。同時にシールバー
５０の垂直部５４は、ジッパー端部５６、５８を横切る
端部シールを形成する。図３に示すように、シールバー
５０の垂直部５４はピールシール２０を越えて伸長する
ので、梱包１０の一体性を確保する。垂直なシールバー
部５４はまた、ジッパー端部５６、５８でジッパーの閉
止要素３６、３８を共に強く押しつけてシールするの
で、ジッパー３４は使用中に分離することがない。更
に、スライダー４４を具備する場合に、垂直部５４は、
スライダー４４がジッパーの端部から滑って離れること
を防止するジッパー３４上の端部止めを形成するように
構成できる。これとは別に、これらのスライダー端部止
めは、事前に適用されていても良い。
【００１０】ジッパー３４が梱包１０にシールされた後
に、それは切断ステーション６０でチェーン３２内の次
のジッパーから簡単に切断される。再閉止可能なジッパ
ー３４を有する完成された梱包６２は、その後取り外さ
れる。
【００１１】ジッパーチェーン３２の供給が困難な状態
において、ジッパーチェーン３２の案内及びバッグの壁
に関してのジッパーチェーン３２の位置決めのためのガ
イドレールを提供することは好都合である。その様なガ
イドレール６４を図４に示す。図４に示されるように、
ガイドレールはジッパーフランジ４０、４２間に設置さ
れる。一対のシールバー６６はその後、伸長部に対して
フランジをシールするように配置される。ガイドレール
６４は、ジッパーフランジ４０、４２がお互いにシール
（接着）しないことの確保、及びシール温度を慎重に制
御することを不要にすることの追加の利益を提供する。
ガイドレール６４が存在するので、但し図３の様に、同
時に端部シールを形成できない。端部シールは、ガイド
レール６４を越えた下流のどこかの第２のシールステー
ションで形成されなければならない。
【００１２】図５に示すように、梱包のチェーンに対し
てジッパーを取り付けることも可能である。熱形成式Ｈ
ＦＦＳ装置又は同等装置のどこか上流で前に製作された
充填されるトレイ等の梱包７０のチェーン６８は、ＨＦ
ＦＳ装置からの出力であって、一対の駆動ローラ７１に
より動かされる。各梱包７０は、上部壁７４にシールさ
れた下部壁７２から形成される。図９に示すように、上
部壁７４は４箇所７６、７８、８０、８２で下部壁７２
にシールされる。口８４におけるシール８２はピールシ
ールの形態を形成する。図１の梱包と同様に、壁の伸長
部８６、８８は、ピールシール８２を越えて形成され
る。壁伸長部８６、８８はお互いにシールされず、ジッ
パーの挿入のために簡単に分離出来る。
【００１３】梱包のチェーン６８は、ＨＦＦＳ装置から
の出力であり、駆動ローラ７１により動かされるので、
壁伸長部８６、８８を分離する３基の分離部材９０が具
備される。その後、再閉止可能なジッパー９２は連続的
に分離された壁の伸長部８６、８８の間に供給される。
ローラ９４はウェッブ伸長部８６、８８の間にジッパー
９２を供給し案内するために具備される。図５の線６−
６に沿った横断面図である図６は、壁伸長部８６、８８
がどの様に分離され、ジッパー９２がどの様にそれらの
間に供給されるかを明確に示す。図７と８に示すよう
に、ジッパー９２は２基のインターロック式閉止要素９
６、９８及びそれの各々の側部で伸長する一体式のフラ
ンジ１００、１０２を具備する。選択的に、ジッパー９
２はまた、ジッパーの開放及び閉止のためにスライダー
を具備しても良い。その場合において、ジッパーフラン
ジ１００、１０２はそれらのそれぞれのインターロック
式閉止要素９６、９８の一方の側部にだけ、即ち梱包本
体に向かって伸長すると考えられる。
【００１４】ジッパー９２が壁伸長部８６、８８の間に
供給された後に、一対のローラ９９は、壁伸長部８６、
８８を共に運び、それらの間にジッパー９２を囲む。そ
の後、更に下流で、一対のシールバー１０４はジッパー
フランジ１００、１０２を壁伸長部８６、８８にシール
する。図５の線７−７に沿った横断面図である図７は、
シールの詳細を示す。シールバー１０４は、空洞１０６
を各々具備するので、インターロック式閉止要素は強く
押しつけらたり及び／又は曲げられたりしない。もしス
ライダーが使用される場合は、空洞はそれを収容するよ
うに拡大される。
【００１５】ジッパーウェッブ１００、１０２が、梱包
の壁伸長部８６、８８にシールされた後に、ジッパーは
シールバー１０８によりその端部で点シールされて、ジ
ッパーが使用中に離れないことを確保する。図５の線８
−８に沿った横断面図である図８はこの詳細を示す。シ
ールバー１０８はピールシール８２を越えて伸長して梱
包７０の一体性を確保する。最後に、完成された梱包１
１０は、切断機構１１２によりチェーンから切断され、
一方で同時に連続的な供給９２からジッパーを切断す
る。
【００１６】チェーンの中央軸１１６で連接された隣り
合う梱包の二重のチェーン１１４にジッパーを取り付け
ることも可能である。この二重のチェーンのための少な
くとも２つの可能な形態がある。図１０に示す第１の形
態では、ジッパー９２がトレイの外側で壁伸長部８６、
８８にシールされている。ジッパーは基本的に図５（チ
ェーンはページから外へ運び出されるか又は内へ運び込
まれる）で示される状態で梱包に取り付けられる。第２
の切断機構は、二重のチェーン１１４の中央軸１１６に
沿って隣り合うトレイをお互いから切断するように形成
されなければならない。図１１に示す第２の形態では、
壁伸長部８６、８８はチェーン１１４の中央軸１１６に
沿って具備される。その場合において、二重のジッパ
ー、即ち隣り合って共に連接される２基の単一のジッパ
ー１２０、１２２は、隣り合う梱包の壁伸長部８６、８
８の間に挿入される。再度、ジッパーは基本的に図５
（チェーンはページから外へ運び出されるか又は内へ運
び込まれる）に示される状態で取り付けられる。しか
し、図１０の実施の形態のように、第２の切断機構は、
二重のジッパーを２基のジッパーに切断し、チェーン軸
１１６に沿って隣り合う梱包をお互いから切断するよう
に形成されなければならない。
【００１７】この様に前述の状態で、本発明の目的は実
現される。上記に対する修正は当業者にとって自明であ
ると考えられるが、記載する請求項の範囲を越えて修正
されたような発明を含むものではないと考える。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の第１の実施の形態により梱包
に取り付けられる再閉止可能なジッパーを示す。
【図２】図２は、本発明の第１の実施の形態により梱包
にシールされる再閉止可能なジッパーの立体図を示す。
【図３】図３は、本発明の第１の実施の形態により梱包
に取り付けられる再閉止可能なジッパーの横断面図を示
す。
【図４】図４は、本発明の第１の実施の形態の変化によ
り梱包に取り付けられる再閉止可能なジッパーの横断面
図を示す。
【図５】図５は、本発明の第２の実施の形態により梱包
のチェーンに取り付けられる再閉止可能なジッパーを示
す。
【図６】図６は、線６−６に沿う図５の横断面図を示
す。
【図７】図７は、線７−７に沿う図５の横断面図を示
す。
【図８】図８は、線８−８に沿う図５の横断面図を示
す。
【図９】図９は、本発明の第２の実施の形態による梱包
の立体図を示す。
【図１０】図１０は、本発明の第２の実施の形態の第１
の変化により二重の梱包のチェーンに取り付けられる２
基の再閉止可能なジッパーの横断面図を示す。
【図１１】図１１は、本発明の第２の実施の形態の第２
の変化により二重の梱包のチェーンに取り付けられる２
重の再閉止可能なジッパーの横断面図を示す。
【符号の説明】
１０…梱包 １２…輸送機構 １４…ガイド １６…ガイド １８…クロスシール ２０…ピールシール ２２…底部シール ２４…第１のフィルム伸長部 ２６…第２のフィルム伸長部 ２８…梱包壁 ３０…梱包壁 ３２…ジッパーチェーン ３４…ジッパー ３６…第１の閉止要素 ３８…第２の閉止要素 ４０…第１のフランジ ４２…第２のフランジ ４４…スライダー ５０…シールバー ５６…ジッパー端部 ５８…ジッパー端部 ６０…切断ステーション
フロントページの続き (72)発明者 ロナルド エル．ラムゼイ アメリカ合衆国，イリノイ 60564，ネイ パービル，ロバート レイン 1824

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 再閉止可能なジッパーの梱包への取付方
    法において、該方法が、 第２の壁に向き合う第１の壁を有する梱包が第１のシー
    ルにおいて共に連接しており、各該梱包の壁が、もう一
    方の梱包の壁にシールされないで且つ該第１のシールを
    越えてある距離で伸長する部分を具備する該壁を形成す
    ることと、 第２の閉止要素にかみ合う（インターロック）第１の閉
    止要素を有する再閉止可能なジッパーを形成すること
    と、 該第１と第２の梱包壁の伸長する部分の間に該再閉止可
    能なジッパーを挿入することと、 該第１と第２の閉止要素を該第１と第２の梱包壁の伸長
    する部分にそれぞれ取り付けることと、 から構成される手順を具備する再閉止可能なジッパーの
    梱包への取付方法。
  2. 【請求項２】 該第１のシールがピールシールである請
    求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】 該梱包がそれの向き合う側部でクロスシ
    ールされており、該クロスシールが該ピールシールを越
    えて伸長する請求項２に記載の方法。
  4. 【請求項４】 該第１と第２の梱包壁の伸長する部分の
    間に該再閉止可能なジッパーを挿入するように、該再閉
    止可能なジッパーを案内する手順を含む請求項１に記載
    の方法。
  5. 【請求項５】 該再閉止可能なジッパーが、向き合う第
    １と第２のジッパーフランジの間に設置される案内（ガ
    イド）レールにより案内される請求項４に記載の方法。
  6. 【請求項６】 該梱包壁が、該梱包の４つの側部でお互
    いにシールされる請求項１に記載の方法。
  7. 【請求項７】 該再閉止可能なジッパーが、該ジッパー
    の開放及び閉止のためのスライダーを具備する請求項１
    に記載の方法。
  8. 【請求項８】 該第１と第２の閉止要素が、第１と第２
    の一体式のジッパーフランジを介して該第１と第２の梱
    包壁の伸長する部分にそれぞれ取り付けられる請求項１
    に記載の方法。
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